JPS61501715A - 材料懸濁物の処理方法および処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 材料懸濁物の処理方法 および処理装置 本発明は、異なる寸法の粒子たとえばリグノセルロース含有の繊維質材料を含む 材料懸濁物を連続処理するための方法および装置に関するものである。

スクリーン装置を用いて材料懸濁物から粗大粒子を分離することによシ、懸濁物 を受入部分（ａｃｃｅｐｔ　ｐｏｒｔｉｏｎ）と排斥部分（ｒｅｊｅｅｔ　ｐｏ ｒｔｉｏｎ）とく分けることができる。その後、これら部分を異なる方法で別途 に処理することができる。しかしながら、相当量の小粒子が排斥物に付随するこ とが避けられない。

この問題を解決するため、排斥物量の追加スクリーニング工程がこれら小粒子を 回収するために必要とされる。さらに、排斥物を回収しうるためには、特殊装置 も必要とされる。

本発明によれば、材料懸濁物をスクリーン装置によシ受入部分と排斥部分とに分 割し、かつ排斥部分をリファイナーに直接通して粒子の寸法を減小させる。その 後、排斥物をスクリーン装置に戻して分離を反復する。この組合せは、供給され た材料懸濁物が１００％の受入物、すなわち過大寸法の粒子を含まない懸濁物に 変換されるという独特の効果を与える。リファイナーを通過しかつスクリーン装 置に戻される分離された粗大粒子は、かくして粒子の寸法がこのスクリーン装置 を通過しうるようになるまで順次に１回または数回循環する。

リファイナーには、相対的に相互に回転しかつ拡開゛する空隙部を形成する２個 のり７アイナ一部材を設ける。この空隙部はよシ小さい直径の入口とよシ大きい 直径の出口とを有するよう設計されるので、減圧が入口に発生する。その結果、 スクリーン装置の入口側においてよシ大きい粒子が濃厚となった懸濁物（排斥物 ）は吸入されて空隙部を通過する。空隙部に対する入口に発生した流動化は、精 製をよシ効率的にするのに貢献する。

流れは、特殊手段たとえば弁および空隙部の調整手段によシ調整することができ る。

本発明によれば、たとえば回転式または固定式スクリーニングシリンダなどの異 なる種類のスクリーン装置を使用することができる。他の種類のスクリーン（振 動、脈動などのスクリーン）も想定することができる。

本発明の特徴は、後記した請求の範囲から明らかとなるであろう。

以下、添付図面を参照して本発明−例につきよシ詳細に説明する。

図示した実施例は、回転式の円錐状リファイナ一部材１０よシなるリファイナー を備え、その精製表面には溝部１２と棒体１４とを設け、その長手方向は円錐状 リファイナー表面の母線とほぼ一致する。

回転リファイナ一部材１０は固定リファイナ一部材２０と連携し、固定リファイ ナ一部材の表面は回転リファイナ一部材１０の表面と同様に設計される。リファ イナ一部材１０と２０との間に空隙部２２を形成し、この空隙部は回転リファイ ナ一部材１０を軸線方向に移動させることによシ、リファイナーの放出自移動自 在なイアリングハウジング１３内に装着されて、軸方向調整自在なカップリング １４を介しモータによって駆動されモータの軸１５をそのカップリングに接続す る。軸方向移動臼すると共にシリンダノ・ウジフグ１フ内に封入し、このシリン ダハウジングをリファイナーの固定ケーシング３０に堅固に固定する。

回転リファイナ一部材１０と固定リファイナ一部材２０との間の間隔はたとえば スエーデ／％許第２１４．７０７号明細書における公知方法で液圧サーボ弁４０ により調節され、このサーボ弁は軸方向移動自在なベアリングハウジングに装着 された検知アに調節することができる。その後、調整位置を自動的に一定に維持 して、検知アーム４４がサーボ弁４０を作動させ、これによシリンダ表面金属よ び１９内の液圧を調節かつ制御するようにする。

第１図に示した実施例は、スエーデン特許第７８０２６５３−１号明細書に開示 された種類のスクリーン装置を備える。このスクリーン装置は固定スクリーニン グシリンダ５０よシなシ、このシリンダを加圧ケーシング３０に堅固に接続する 。材料懸濁物は、調節弁６５を介し入口６４を通して供給するようにする。

スクリーニングシリンダ５０には、許容粒子寸法の粒子を通過させうるが、それ より大きい粒子の通過を防止する寸法のスリットまたは孔部を設ける。このスク リーニングシリンダ５０は外側の回転シリンダ６０により同心的に包囲され、回 転シリンダには比較的大きい供給口を設け、ここを通して加圧下に供給されかつ 強力に攪拌された材料懸濁物は粒子の分離なしに通過することができる。供給さ れた材料懸濁物は供給圧力によって粒子分離用のスクリーニングシリンダ５０の 方向へ移動され、ここで過大寸法の粒子がスクリーニングシリンダの開孔部を通 過するのを防止する。スクリーニングシリンダ５０に蓄積した過大寸法の粒子は 、一連の半径方向管状部材６６によってシリンダ表面から除去され、これら管状 部材は回転シリンダ６０に取シ付けられかつシリンダの回転に際し減圧を発生す ることＫよシ、沈降した繊維粒子をスクリーニングシリンダから除去すると共に 、回転シリンダ６０の外部の空間６３へ移動させる。

この空間６３において懸濁物は過大寸法の粒子が濃厚となシ、これら粒子はスク リーニングシリンダ５０を通過することができない。回転シリンダ６０と包囲シ リンダ６７との間の空間の方向へ供給された未処理懸濁物の軸方向の流れによシ 、粗大粒子が濃縮された懸濁物は空隙部２２の方向へ軸方向に移動する。

受入物は、弁６９を有する出口６８を介しスクリーニングシリンダ５０の内部か ら取シ出される。

第２図に示した実施例は、第４図に示したと同じ種類のりファイナ−と、異なる 種類のスクリーン装置との組み合せからなっている。このスクリーン装置はスエ ーデン特許第３５４．６７７号明細書に開示された種類の装置であシ、ここでは 固定スクリーニングシリンダ７０よシなシ、これを加圧ケーシング３０に堅固に 接続する。材料懸濁物用の調節弁７２を備えた入ロア１を設ける。スクリーニン グシリンダ７０には許容された粒子寸法の粒子を通過させうる寸法の孔部を設け る。このスクリーニングシリンダ７０をケーシング３０から離間配置して、外側 に受入室７３を形成し、そこから受入物を弁７５を備えた出ロア４を介して取シ 出すことができる。スクリーニングシリンダ７゜の内部にはこれと同心的に回転 脈動シリンダ７６を配置し、これに凹部および／または突出部の形態の表面変形 部分７７を設ける。脈動シリンダ７６の回転は、好ましくは回転リファイナー装 置１０と連携して、スクリーニングシリンダ７０に沿った流れを発生させ、この 流れは粒子の分離に好適であると同時に、孔部を綺麗に保つ。スクリーニングシ リンダ７ｏの孔部を通過しえない粒子は、スフＩ）　−二７グ表面を通過し続け て、上記のように空隙部２２に吸入される。

両実施例において、懸濁物の強力な流動化が、回転部材と回転す７アイナ一部材 １０に装着されたそれぞれ回転シリンダ６゜と脈動シリンダ７６とにより行なわ れる。このことは、排斥物が流動状態で空隙部２２に流入し、これによル精製の 効率が高まることを意味する。さらに、強力な流動化は精製に最適な濃度で精製 を行なうことを可能にする。

両実施例において、戻し導管８０はす７アイナーの放出領域２４に接続される。

この導管８０をリファイナー装置５０％７００Å口側に連結する。制御弁８１を 導管８０に設けて、循環を制御する。かくして、本発明による装置は、外部の排 斥流なしにスクリーニング手段もしくは分離手段として作用する。本発明は、材 料懸濁物の排斥部分を回収しかつ処理するための建設装置および加工装置の両者 を実質的に節約することを可能にする。したがって、本発明による装置は１０（ ｌの受入物、すなわち許容された粒子寸法を与える。処理された繊維懸濁物は出 口６８および７４を介して１００チの受入物として放出される。

流出する流れは、それぞれ弁６９および７５により制御装置８４を用いて調節さ れ、この制御装置は圧力検知装置８５に接続され、これによシ一定の液圧をケー シング３０内に維持する。

導管８０を介し循環させるのに要する圧力差は、上記したようなりファイナ−に よシ発生する。循環流は、弁８１によって制御することができる。勿論、行なう べき調節は、供給される懸濁物の品質および流を出する懸濁物の所望の品質に依 存する。

本発明は上記実施例のみに限定されないことは勿論であり、本発明の範囲内にお いて変更可能である。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）昭和６１年５り／４１日 １、特許出願の表示　ＰＣＴ／ＳＥ　８５１０００６６２、発明の名称　材料懸 濁物の処理方法および処理装置３、特許出願人 住　所　スウェーデン国、ニス−８５１９４・シュンドスヴアル（番地なし） 名　称　シュントス・デフイブラトール・アクテイエボラーグ代表者　イリュム 、レイフーウートウ 国　籍　スウェーデン国 ４、代　理　人　東京都新宿区新宿１丁目１番１４号　山田ビル（郵便番号１６ ０）電話（０３）　３５４−８６２３５、補正書の提出年月日　１９８６年１月 １７日６、添附書類の目録 請求の範囲 １、異なる寸法の粒子を含む材料懸濁物に対し、所定寸法以下の粒子（受入物） のみを通過せしめるスクリーン装置（５０，７０）によって粒子をそれぞれ受入 物と排斥物とに分離し、所定寸法より大きい粒子（排斥物）を互いに相対回転す る２つのりファイナ一部材（１０，２０）の間の空隙部（２２）から外方に導出 し且つ該空隙部通過中に直接処理して粒子寸法を小さくし、次にスクリーン装置 に戻して分離処理を反復し供給された材料懸濁物全体を所定寸法以下の粒子（受 入物）のみを含む流出材料懸濁物に変換する材料懸濁物の連続処理方法に於いて 、スクリーン装置とりファイナ一部材とに共通のハウジング（３０）内に過圧が 維持されること、及び供給された材料懸濁物がリファイナ一部材（１０，２０） から戻された粒子と共にリファイナ一部材の反対側に位置するスクリーン装置の 端部からスクリーン装置（５０，７０）に導入されること、及び再循環に必要な 圧力差が空隙部（２２）で発生する圧力増加によって生じることを特徴とする材 料懸濁物の連続処理方法。

を作用させ、これにより懸濁物の流動化を生じさせ、その結果排斥物が流動状態 で空隙部（２２）に供給されることを１＃徴とする３、材料懸濁物の供給とリフ ァイナ一部材からスクリーン装置への粒子の再循環と受入物の除去とが個別の流 量制御を伴う別々の３つの導管（夫々６４，６８．８０及び７１，７４．８０） を介して別々に行なわれることを特徴とする請求の範囲１又は２に記載の方法。

４、受入物の流量制御によってケーシング（３０）内で定圧が維持されることを 特徴とする請求の範囲１−３のいずれかに記載の方法。

５、再循環流が受入物の所望の品質に関して制御されることを特徴とする請求の 範囲１−４のいずれかに記載の方法。

６、懸濁物流入口（６４，７１）を備えた加圧ケーシング（３０）とケーシング に内蔵され所定寸法以下の粒子（受入物）を通過させ該寸法より大きい粒子（排 斥物）の通過を阻止するスクリーン装置（５０，７０）とケーシング（３０）か らの受入物流出口とを含んでおり、更に、互いに相対回転自在であり且つ互いの 間に末広形空隙部（２２）を形成する２つのりフッイナ一部材（１０，２０）を 具備し、咳空隙部の内側部分が排斥物を受容すべくスクリーン装置（５０，７０ ）の内部に直結されており、咳空隙部（２２）の外側部分が精砕した排斥物を移 送すべくスクリーン装置（５０，７０）の内部と材（１０，２０）との双方を内 蔵すること、及び、材料懸濁物と精砕され再循環された排斥物との夫々の流入口 （６４，７１，８０）がリファイナ一部材（１０，２０）の反対側に位置するス クリーン装＠　（５０゜７０）の端部と連通すること、及び、リファイナ一部材 （１０，２０）が精砕排斥物の再循環に必要な圧力差を発生するように構成され ていることを特徴とする材料懸濁物の連続処理装置。

７゜スクリーン装置（５０，７０）とりファイナ−空隙部（２２）の入口との処 で乱流を生じさせこれにより材料懸濁物を流動化するために、スクリーン装［（ ５０，７０）に接続して配置された回転部材（６０，７６）が回転自在なりフッ イナ一部材（１０）に取付けられていることを特徴とする請求の範囲６に記載の 装置。

８、空隙部（２２）での流量と排斥物の精砕度とを制御するために、回転自在な りファイナ一部材（１０）が軸方向に調整自在であることを特徴とする請求の範 囲６又は７に記載の装置。

９、材料懸濁物の供給と受入物の放出と精砕された排斥物の再循環とのために別 々の３つの導管（６４，６８，８０又は７１，７４．８０）が備えられているこ と、及び、各導管が別々のＰＥＩ　ｉｌｌ　ｍ手段（６５，６９，８１又は７２ ，７５．８１）を備えていることを特徴とする請求の範囲６−８のいずれかに記 載の装置。

１０、ケーシング（３０）に内蔵された圧力検知装置（８５）と該圧力検知装置 Ｉ　（８５）に接続された制御装置（８４）とを含んでおり、該制御装置は受入 物の流出弁（６９，７５）を調整すべく機能することを特徴とする請求の範囲６ −９のいずれかに記載の装置。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．所定寸法以下の粒子（受入物）のみを通過させうるスクリーン装置により、 それぞれ受入物と排斥物とに分離される異なる寸法の粒子を含有する材料懸濁物 の連続処理方法において、前記寸法より大きい粒子（排斥物）を放出させかつ相 対的に相互に回転する２つのリフアイナー部材の間の空隙部を通して外方へ通過 させる際に直接処理して粒子の寸法を減少させ、その後これら粒子を反復分離の ためにスクリーン装置へ戻して、供給された材料懸濁物の全体を所定寸法以下の 粒子（受入物）のみを含有する流出材料懸濁物に変換することを特徴とする前記 材料懸濁物の連続処理方法。 ２．戻し用に必要とする圧力差を、空隙部上で発生する圧力増加により発生させ ることを特徴とする請求の範囲第１項記載の方法。 ３．循環流を受入物の所望の品質に関し制御することを特徴とする請求の範囲第 １項または第２項記載の方法。 ４．排斥物を空隙部中へ流動状態で供給することを特徴とする請求の範囲第１項 乃至第３項のいずれかに記載の方法。 ５．懸濁物用の入口（６４，７１）を備えた加圧ケーシング（３０）と、ケーシ ング内に位置して所定寸法以下の粒子（受入物）を通過させると共に前記寸法よ り大きい粒子（排斥物）の通過を阻止するスクリーン装置（５０，７０）と、受 入物のためのケーシング（３０）からの出口とからなる、異なる寸法の粒子を含 有する材料懸濁物を連続処理するための装置において、ケーシング（３０）はさ らに２個のリフアイナー部材（１０，２０）を備え、これら部材は相対的に相互 に回転自在でありかつそれらの間に拡開する空隙部（２２）を形成し、その内部 を排斥物を受け入れるためにスクリーン装置（５０，７０）の入口端部に直接接 続し、さらに空隙部（２２）の外部を放出領域（２４）に開口させると共に、戻 し導管（８０）が放出領域（２４）をスクリーン装置（５０，７０）の入口部に 接続することを特徴とする前記の材料懸濁物の連続処理装置。 ６．内側リフアイナ−部材（１０）が回転自在であり、かつ外側リフアイナー部 材（２０）が固定されていることを特徴とする請求の範囲第５項記載の装置。 ７．スクリーン装置（５０，７０）に接続配置した回転部材（６０，７６）を回 転自在なリフアイナー部材（１０）に装着したことを特徴とする請求の範囲第６ 項記載の装置。 ８．回転自在なリフアイナー部材（１０）が軸方向に調節自在であつて、空隙部 （２２）を通過する流れおよび排斥物の処理程度を調節することを特徴とする請 求の範囲第６項または第７項記載の装置。 ９．弁（８１）を戻し導管（８０）に配置して、循環流を調節することを特徴と する請求の範囲第５項乃至第８項のいずれかに記載の装置。 １０．ケーシング（３０）内の圧力検知装置（８５）と、この検知装置（８５） に接続されて受入物用の出口弁（６９，７５）を調節するための制御装置（８４ ）とを備えることを特徴とする請求の範囲第５項乃至第９項のいずれかに記載の 装置。