JP2002538331A - スクリーニング装置 - Google Patents

スクリーニング装置

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JP2002538331A
JP2002538331A JP2000603460A JP2000603460A JP2002538331A JP 2002538331 A JP2002538331 A JP 2002538331A JP 2000603460 A JP2000603460 A JP 2000603460A JP 2000603460 A JP2000603460 A JP 2000603460A JP 2002538331 A JP2002538331 A JP 2002538331A
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バルメツト・フアイバーテツク・アクテイエボラーグ
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/02Straining or screening the pulp
    • D21D5/06Rotary screen-drums

Abstract

(57)【要約】 繊維懸濁液、好ましくはパルプ懸濁液を分離するためのスクリーニング装置であって、スクリーンハウジング(1)と、スクリーンハウジング(1)の中央に位置してスクリーン手段(7)によって取り囲まれた固定子(8)と、を具備するスクリーニング装置が開示される。スクリーン手段(7)は、回転し、スクリーンハウジング(1)を、スクリーンハウジング(1)とスクリーン手段(7)との間のスクリーンチャンバ(9)と、スクリーン手段(7)と固定子(8)との間の受入物チャンバ(10)とに分割する。固定子(8)に、ウイングが位置して吸引パルスを形成する。スクリーニング装置は、さらに、繊維懸濁液がスクリーンチャンバ(9)へ入る入口(4)と、拒絶物がスクリーンチャンバ(9)から出る拒絶物出口(6)と、受入物が受入物チャンバ(10)から出る受入物出口(5)と、を具備する。そのようなスクリーニング装置において、厚くなることと目詰まりとによって、問題が生じる。本発明は、固定子(8)に少なくとも1つのバリヤ/パルス要素(12)が位置し、これが、固定子(8)全体に沿って軸方向に延在し、固定子(8)に密着して取り付けられ、固定子(8)からスクリーン手段(7)へ延在し、そのため、受入物が実質的にバリヤ/パルス要素(12)を接線方向に通ることが防止されることによって、これらの問題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、繊維懸濁液、好ましくはパルプ懸濁液を分離するためのスクリーニ
ング装置に関する。スクリーニング装置は、スクリーンハウジングと、その中に
中央に包囲された固定子と、を具備し、固定子は固定子と共軸のスクリーン手段
によって取り囲まれ、回転シャフトを中心にして回転する。スクリーン手段は、
スクリーンハウジングの内部を、スクリーンハウジングとスクリーン手段との間
のスクリーンチャンバと、スクリーン手段と固定子との間の受入物チャンバと、
に分割する。スクリーニング装置は、さらに、パルプ懸濁液がスクリーンチャン
バへ入るための入口と、不合格品すなわち拒絶物(reject)がスクリーン
チャンバから出る拒絶物出口と、合格品すなわち受入物(accept)が受入
物チャンバから出る受入物出口とを具備する。
【0002】 そのようなスクリーニング装置は、パルプ懸濁液の粗いスクリーニングおよび
微細スクリーニングで使用され、不純物、および、たとえばコルク栓、粗い粒子
、破片、石または蒸解していないかまたは精製されていないチップ片等の、最終
製品に含まれることが望ましくない他の不純物を分別するかまたは分離するため
であることが好ましい。スクリーニング装置は、通常加圧される。
【0003】 スクリーニングされる対象のパルプ懸濁液は、入口を経由してスクリーンチャ
ンバに導入され、そこでは、認められた部分、すなわち、受入物が回転スクリー
ン手段を通って流れる。受入物は、その後、受入物出口を通って排出される。吸
引パルスを形成するために、パルス要素が固定子に設けられる。パルス要素は、
固定子およびスクリーン手段全体に沿って軸方向に沿って延在するウイングとし
て設計される。ウイングは、パルプ懸濁液がウイングと固定子との間を通ること
ができるように配列される。
【0004】 スクリーン手段を通れないパルプ懸濁液の部分(拒絶物)は、拒絶物出口を経
由して排出され、拒絶物出口は通常、スクリーンハウジングの下部部分で半径方
向出口として位置する。
【0005】 これに関する公知の問題は、たとえば、製紙パルプのスクリーニングで、スク
リーンチャンバの比較的拒絶物出口に近いパルプ懸濁液が、比較的入口に近いパ
ルプ懸濁液よりも、パルプ濃度が高いことである。これは、スクリーニングで、
パルプ懸濁液内の液体が、パルプ懸濁液の繊維よりも速い速度で、スクリーン手
段を通って移送されるという事実による。このようにして、パルプ懸濁液の脱水
が得られ、結果として懸濁液は、拒絶物出口に近づくと、ますます厚くなる。そ
れによって、厚くなった拒絶物層が、拒絶物出口近傍のスクリーン手段で得られ
る。拒絶物出口の比較的低い流れで、すなわち、低拒絶物排出で、厚さがさらに
増加する。厚い厚さで問題が発生し、すなわち、厚くなったパルプ懸濁液におけ
るスクリーンハウジングとスクリーン手段との間のモーメント移送である。これ
は、スクリーン手段に抑制効果をかけ、スクリーン手段を回転するためのエネル
ギ消費を増加させ、結果としてスクリーン手段が停止することさえありうる。厚
みを増すことが目詰まりを引き起こすこともあり、それによって、拒絶物出口を
介して拒絶物を取り除くことで問題を発生させる。今日では、できるだけ高いパ
ルプ濃度で、パルプ懸濁液をスクリーニングすることができることが望ましい。
このようにして、厚みを増すことは、大きな問題となるが、これは、スクリーン
チャンバへの導入時に既にパルプ懸濁液は高濃度であるからである。
【0006】 本発明の目的は、厚くなることに関連して述べた問題を大幅に減少するかまた
は排除する装置を示すことである。
【0007】 この目的は、導入部で説明された種類のスクリーン装置によって達成され、こ
の装置は、少なくとも1つのバリヤ/パルス要素を具備する。バリヤ/パルス要
素は、固定子に位置し、実質的に固定子全体およびスクリーン手段全体に沿って
軸方向に延在し、スクリーン手段の回転時に、スクリーンチャンバのパルプ懸濁
液に、吸引パルスに加えて圧力パルスも形成することができる。圧力パルスは、
スクリーン手段に且つ外側にスクリーン手段のパルプ懸濁液に、実質的に半径方
向に方向づけられたポンプ効果を生成し、そのため、拒絶物は、スクリーニング
の開始後に連続して既に直接的に拒絶物出口を通る。結果として、実質的に厚み
のある拒絶層は形成されず、目詰まりの危険性は大幅に削減される。このように
して、乱れなしで高パルプ濃度でスクリーニングすることが可能である。
【0008】 バリヤ/パルス要素は、先行技術のパルス要素とは反対に、固定子に密着して
取り付けられ、固定子から外側へスクリーン手段へ延在し、そのため、受入物は
、実質的にバリヤ/パルス要素を接線方向に通るのが防止される。受入物は、そ
れによって、受入物出口へ軸方向に動くか、または、圧力パルスのためスクリー
ン手段へ半径方向に動くように強制され、それによって、スクリーン手段が取り
除かれ、スクリーンチャンバ内のパルプ懸濁液がその受入物と混合され、これが
スクリーン手段を通って出る。
【0009】 上述の利点に加えて、そのようなスクリーンは、拒絶物が、たとえば、コルク
栓、粗い粒子、異物、蒸解が不完全かまたは精製されていないチップ片等の内容
に対して不均一な品質を有するときでさえ、均一な品質の受入物を産することを
証明した。
【0010】 本発明の特徴的特色は、添付の特許請求の範囲から明らかである。
【0011】 本発明は、本発明の実施形態を例示する添付の図面を参照して、下記に詳細に
説明される。
【0012】 図1のスクリーニング装置は、上部部分2を備えた加圧スクリーンハウジング
1を具備し、上部部分2は、スクリーンハウジングの下部部分3より直径が大き
い。スクリーンハウジング1の上部部分2に、実質的に接線方向の入口4が位置
し、繊維懸濁液が分離され、これはこの実施形態においてはパルプ懸濁液である
。受入物用の受入物出口5が、スクリーンハウジング1の下部部分3に実質的に
接線方向に位置する。拒絶物出口6が、上部部分2の下部側に下方に方向づけら
れ、実質的に軸方向に位置するが、下部部分3の外側から見て半径方向である。
【0013】 スクリーンハウジング1の上部部分2に、垂直ロータシャフト11を中心にし
て回転するように、回転対称スクリーン手段7が位置する。固定子8が、スクリ
ーン手段7の内部から見て半径方向に位置する。スクリーン手段7および固定子
8は、同軸に配置される。スクリーン手段7は、スクリーンハウジング1とスク
リーン手段7との間のスクリーンチャンバ9内に且つスクリーン手段7と固定子
8との間の受入物チャンバ10内に、スクリーンハウジング1の上部部分2を規
定する。
【0014】 スクリーン手段7は、パルプ懸濁液の所望の部分が通るように適切なサイズの
スクリーン開口部を具備するいずれの種類のスクリーン手段であってもよい。ス
クリーン手段は、たとえば、0.1mmから0.5mmの間の開口をスリットを
有してもよく、または、穴の直径が0.1mmから12mmの穴であってもよく
、粗いスクリーニングでは8〜10mmが好ましい。
【0015】 スクリーンハウジングの下部部分3に、受入物チャンバ10の拡張部を構成す
る下部受入物チャンバ13が位置する。
【0016】 固定子8に、4つのバリヤ/パルス要素12が対称的に位置する。バリヤ/パ
ルス要素12は、数が1つでもまたはそれ以上でもよいが、2〜8が適切であり
、3〜4がもっとも適切であり、固定子8の円周方向に対称的に配列されること
が有利である。
【0017】 バリヤ/パルス要素12は、固定子全体に沿って軸方向に延在し、固定子8に
密着して取り付けられる。固定子8からスクリーン手段7に沿ってこれへ延在す
る。バリヤ/パルス要素12とスクリーン手段7との間の距離は短くされるため
、受入物は実質的にこの間を通らない。バリヤ/パルス要素12とスクリーン手
段7との間の適切な最小距離は、4〜10mmである。受入物チャンバ10は、
それによって、複数の小さい受入物セル10、10、10および10
分割され、その各々がスクリーンハウジングの下部部分3の下部受入物チャンバ
13に連通し、それによって受入物出口5に連通する。
【0018】 図示の実施形態で、バリヤ/パルス要素12は、上から下方へまっすぐに軸方
向に延在する。受入物セル10、10、10および10にある受入物を
受入物出口5へ供給するのを助けるために、バリヤ/パルス要素12は、その代
わりに、受入物出口5への方向から見て軸方向に(この実施形態では上から下方
へ)スクリーン手段の回転方向に偏向する(deflect)ように、設計され
ることができる。これによって、受入物は、受入物出口5へより容易にガイドさ
れ、固定子8上でより低い圧力低下が得られる。
【0019】 分離されるべきパルプ懸濁液は、入口4を経由してスクリーンチャンバ9内へ
供給される。回転スクリーン手段7は、スクリーンチャンバ9のパルプ懸濁液へ
エネルギを機械的に移送し、それによって、スクリーン手段の回転方向に従い、
同時に下方へ動き、それによって、螺旋(screwing)運動でスクリーン
チャンバ7を通って下へ動く。スクリーン手段が回転すると、回転方向から見て
バリヤ/パルス要素12の後ろ側で吸引パルスが起こる。パルプ懸濁液の受け入
れられた部分は、それによって、回転するスクリーンチャンバ7を通って流れ、
受入物セル10、10、10、10の1つに入る。受入物の主要部分は
、その後、下部受入物チャンバ13へ流れ、受入物出口5を通って出る。
【0020】 スクリーン手段7の回転の間に、受入物セル10、10、10および1
内の受入物は、スクリーン手段7の回転に部分的に従う。受入物がバリヤ/
パルス要素12に近づくと、受入物の一部はスクリーン手段7を通って押し戻さ
れ、スクリーンチャンバ9内に入る。それによってスクリーン手段7は、目詰ま
りの可能性が取り除かれ、スクリーンチャンバ9内のパルプ懸濁液が受入物チャ
ンバ10からの受入物と混合される。これによって、スクリーンチャンバ9内で
パルプ懸濁液が厚くなるのが防止され、同時に、受入物チャンバ10内で同一方
向に受入物が回転するのも防止される。
【0021】 スクリーン手段7を通ることができないスクリーンチャンバ9内のパルプ懸濁
液の部分は、スクリーンチャンバ9を通って下へ螺旋運動で動き続け、拒絶物出
口6を通って出る。
【0022】 スクリーン手段7の回転時にスクリーンチャンバ9内のパルプ懸濁液に強力な
圧力パルスを生成するために、バリヤ/パルス要素12は、図3に示されるよう
に、適切に設計される。スクリーン手段7に面して、バリヤ/パルス要素12は
、パルス表面14を有し、パルス表面14とスクリーン手段7との間の距離は、
スクリーン手段の回転方向で、バリヤ/パルス要素12がスクリーン手段7にも
っとも近くに位置する点へ減少する。受入物がバリヤ/パルス要素12に近づく
と、それによって、バリヤ/パルス要素12の形状によって、スクリーン手段7
を通って出て、スクリーンチャンバ9内に入るように強制される。
【0023】 図4には、図3と同一のバリヤ/パルス要素の設計が示されるが、ここでは、
バリヤ/パルス要素は固定子8に取り付けられてはおらず、固定子8を備えた1
つのユニットとして形成されるが、当然ながらそれも可能である。
【0024】 図5は、バリヤ/パルス要素12の異なる実施形態を示し、図3のバリヤ/パ
ルス要素よりも小さなパルス表面14を有する。このバリヤ/パルス要素12は
、したがって、等しく強い圧力パルスは生成しない。図6は、バリヤ/パルス要
素12の別の異なる実施形態を示し、湾曲した金属シートとして設計される。バ
リヤ/パルス要素は、当然ながら、他の方法で設計されてもよい。
【0025】 スクリーン手段7の回転方向に面するバリヤ/パルス要素12の部分は、スク
リーン手段7へ受入物をガイドするのを助けるように設計されるべきである。こ
の表面は、固定子8の内部からスクリーン手段へ半径方向に見て、図5のように
半径方向にあるべきであるか、または、図6のようにスクリーン手段7の回転方
向に偏向すべきである。
【0026】 図示の実施形態において、固定子8、スクリーン手段7およびスクリーン手段
7外部のスクリーンハウジング1は、すべてが円筒形の形態を有する。固定子、
スクリーン手段およびそれぞれスクリーン手段外部のスクリーンハウジングの1
つまたはいくつかが、たとえば、互いに対して異なるまたは等しい角度を備えた
円錐形状を有してもよい。固定子は円筒形であれ円錐形であれ、固定子の外部に
スクリーンハウジングを形成することによって、それらの間のアクセス可能なス
ペースを変更することが可能である。たとえば、スクリーン手段を円筒形から円
錐形へ変更することによって、スクリーンチャンバのアクセス可能なスペースと
それぞれ受入物チャンバとの間の関係を変えることができる。それによって軸方
向のアクセス可能なスペースが異なる場合、受入物チャンバのスペースは受入物
出口への方向で増加しなければならず、スクリーンチャンバのスペースは入口で
最大にならなければならない。
【0027】 受入物出口、拒絶物出口および入口は、当然ながら、図示された実施形態で示
された以外のスクリーニング装置の適所に位置することができる。たとえば、受
入物出口は、スクリーニング装置の上部部分に位置することができ、入口はその
下部部分に位置することができる。拒絶物出口は、重い異物粒子の分離で重力を
使用するために、スクリーニング装置の下部部分に位置することが適切である。
【0028】 固定子の変形例で、バリヤ/パルス要素に加えて、従来の種類のパルス要素が
設けられてもよい。たとえば、4つのバリヤ/パルス要素が設けられ、その間に
普通のパルス要素が設けられてもよく、受入物はウイングと固定子との間を通る
ことができる。
【0029】 本発明によるスクリーニング装置は、当然ながら、別個にも、一般的なスクリ
ーンハウジングの他のスクリーンと組み合わせても、使用することができる。
【0030】 本発明は、当然ながら、図示の実施形態に制限されるものではなく、明細書お
よび図面を参照して、特許請求の範囲内で変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスクリーニング装置を示す図である。
【図2】 本発明によるスクリーニング装置の半径方向断面図である。
【図3】 図2におけるバリヤ/パルス要素の拡大図である。
【図4】 図3におけるバリヤ/パルス要素の別の設計を示す図である。
【図5】 バリヤ/パルス要素の別の実施形態を示す図である。
【図6】 バリヤ/パルス要素の別の実施形態を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月3日(2000.10.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 スクリーニング装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、繊維懸濁液、好ましくはパルプ懸濁液を分離するためのスクリーニ
ング装置に関する。スクリーニング装置は、スクリーンハウジングと、その中に
中央に包囲された固定子と、を具備し、固定子は固定子と共軸のスクリーン手段
によって取り囲まれ、回転シャフトを中心にして回転する。スクリーン手段は、
スクリーンハウジングの内部を、スクリーンハウジングとスクリーン手段との間
のスクリーンチャンバと、スクリーン手段と固定子との間の受入物チャンバと、
に分割する。スクリーニング装置は、さらに、パルプ懸濁液がスクリーンチャン
バへ入るための入口と、不合格品すなわち拒絶物(reject)がスクリーン
チャンバから出る拒絶物出口と、合格品すなわち受入物(accept)が受入
物チャンバから出る受入物出口とを具備する。
【0002】 そのようなスクリーニング装置は、パルプ懸濁液の粗いスクリーニングおよび
微細スクリーニングで使用され、不純物、および、たとえばコルク栓、粗い粒子
、破片、石または蒸解していないかまたは精製されていないチップ片等の、最終
製品に含まれることが望ましくない他の不純物を分別するかまたは分離するため
であることが好ましい。スクリーニング装置は、通常加圧される。
【0003】 スクリーニングされる対象のパルプ懸濁液は、入口を経由してスクリーンチャ
ンバに導入され、そこでは、認められた部分、すなわち、受入物が回転スクリー
ン手段を通って流れる。受入物は、その後、受入物出口を通って排出される。吸
引パルスを形成するために、パルス要素が固定子に設けられる。パルス要素は、
固定子およびスクリーン手段全体に沿って軸方向に沿って延在するウイングとし
て設計される。ウイングは、パルプ懸濁液がウイングと固定子との間を通ること
ができるように配列される。
【0004】 スクリーン手段を通れないパルプ懸濁液の部分(拒絶物)は、拒絶物出口を経
由して排出され、拒絶物出口は通常、スクリーンハウジングの下部部分で半径方
向出口として位置する。
【0005】 これに関する公知の問題は、たとえば、製紙パルプのスクリーニングで、スク
リーンチャンバの比較的拒絶物出口に近いパルプ懸濁液が、比較的入口に近いパ
ルプ懸濁液よりも、パルプ濃度が高いことである。これは、スクリーニングで、
パルプ懸濁液内の液体が、パルプ懸濁液の繊維よりも速い速度で、スクリーン手
段を通って移送されるという事実による。このようにして、パルプ懸濁液の脱水
が得られ、結果として懸濁液は、拒絶物出口に近づくと、ますます厚くなる。そ
れによって、厚くなった拒絶物層が、拒絶物出口近傍のスクリーン手段で得られ
る。拒絶物出口の比較的低い流れで、すなわち、低拒絶物排出で、厚さがさらに
増加する。厚い厚さで問題が発生し、すなわち、厚くなったパルプ懸濁液におけ
るスクリーンハウジングとスクリーン手段との間のモーメント移送である。これ
は、スクリーン手段に抑制効果をかけ、スクリーン手段を回転するためのエネル
ギ消費を増加させ、結果としてスクリーン手段が停止することさえありうる。厚
みを増すことが目詰まりを引き起こすこともあり、それによって、拒絶物出口を
介して拒絶物を取り除くことで問題を発生させる。今日では、できるだけ高いパ
ルプ濃度で、パルプ懸濁液をスクリーニングすることができることが望ましい。
このようにして、厚みを増すことは、大きな問題となるが、これは、スクリーン
チャンバへの導入時に既にパルプ懸濁液は高濃度であるからである。
【0006】 本発明の目的は、厚くなることに関連して述べた問題を大幅に減少するかまた
は排除する装置を示すことである。
【0007】 この目的は、導入部で説明された種類のスクリーン装置によって達成され、こ
の装置は、少なくとも1つのバリヤおよびパルス要素(バリヤ/パルス要素)を
具備する。バリヤ/パルス要素は、固定子に位置し、実質的に固定子全体および
スクリーン手段全体に沿って軸方向に延在し、スクリーン手段の回転時に、スク
リーンチャンバのパルプ懸濁液に、吸引パルスに加えて圧力パルスも形成するこ
とができる。圧力パルスは、スクリーン手段に且つ外側にスクリーン手段のパル
プ懸濁液に、実質的に半径方向に方向づけられたポンプ効果を生成し、そのため
、拒絶物は、スクリーニングの開始後に連続して既に直接的に拒絶物出口を通る
。結果として、実質的に厚みのある拒絶層は形成されず、目詰まりの危険性は大
幅に削減される。このようにして、乱れなしで高パルプ濃度でスクリーニングす
ることが可能である。
【0008】 バリヤ/パルス要素は、先行技術のパルス要素とは反対に、固定子に密着して
取り付けられ、固定子から外側へスクリーン手段へ延在し、そのため、受入物は
、実質的にバリヤ/パルス要素を接線方向に通るのが防止される。受入物は、そ
れによって、受入物出口へ軸方向に動くか、または、圧力パルスのためスクリー
ン手段へ半径方向に動くように強制され、それによって、スクリーン手段が取り
除かれ、スクリーンチャンバ内のパルプ懸濁液がその受入物と混合され、これが
スクリーン手段を通って出る。
【0009】 上述の利点に加えて、そのようなスクリーンは、拒絶物が、たとえば、コルク
栓、粗い粒子、異物、蒸解が不完全かまたは精製されていないチップ片等の内容
に対して不均一な品質を有するときでさえ、均一な品質の受入物を産することを
証明した。
【0010】 本発明の特徴的特色は、添付の特許請求の範囲から明らかである。
【0011】 本発明は、本発明の実施形態を例示する添付の図面を参照して、下記に詳細に
説明される。
【0012】 図1のスクリーニング装置は、上部部分2を備えた加圧スクリーンハウジング
1を具備し、上部部分2は、スクリーンハウジングの下部部分3より直径が大き
い。スクリーンハウジング1の上部部分2に、実質的に接線方向の入口4が位置
し、繊維懸濁液が分離され、これはこの実施形態においてはパルプ懸濁液である
。受入物用の受入物出口5が、スクリーンハウジング1の下部部分3に実質的に
接線方向に位置する。拒絶物出口6が、上部部分2の下部側に下方に方向づけら
れ、実質的に軸方向に位置するが、下部部分3の外側から見て半径方向である。
【0013】 スクリーンハウジング1の上部部分2に、垂直ロータシャフト11を中心にし
て回転するように、回転対称スクリーン手段7が位置する。固定子8が、スクリ
ーン手段7の内部から見て半径方向に位置する。スクリーン手段7および固定子
8は、同軸に配置される。スクリーン手段7は、スクリーンハウジング1とスク
リーン手段7との間のスクリーンチャンバ9内に且つスクリーン手段7と固定子
8との間の受入物チャンバ10内に、スクリーンハウジング1の上部部分2を規
定する。
【0014】 スクリーン手段7は、パルプ懸濁液の所望の部分が通るように適切なサイズの
スクリーン開口部を具備するいずれの種類のスクリーン手段であってもよい。ス
クリーン手段は、たとえば、0.1mmから0.5mmの間の開口をスリットを
有してもよく、または、穴の直径が0.1mmから12mmの穴であってもよく
、粗いスクリーニングでは8〜10mmが好ましい。
【0015】 スクリーンハウジングの下部部分3に、受入物チャンバ10の拡張部を構成す
る下部受入物チャンバ13が位置する。
【0016】 固定子8に、4つのバリヤ/パルス要素12が対称的に位置する。バリヤ/パ
ルス要素12は、数が1つでもまたはそれ以上でもよいが、2〜8が適切であり
、3〜4がもっとも適切であり、固定子8の円周方向に対称的に配列されること
が有利である。
【0017】 バリヤ/パルス要素12は、固定子全体に沿って軸方向に延在し、固定子8に
密着して取り付けられる。固定子8からスクリーン手段7に沿ってこれへ延在す
る。バリヤ/パルス要素12とスクリーン手段7との間の距離は短くされるため
、受入物は実質的にこの間を通らない。バリヤ/パルス要素12とスクリーン手
段7との間の適切な最小距離は、4〜10mmである。受入物チャンバ10は、
それによって、複数の小さい受入物セル10、10、10および10
分割され、その各々がスクリーンハウジングの下部部分3の下部受入物チャンバ
13に連通し、それによって受入物出口5に連通する。
【0018】 図示の実施形態で、バリヤ/パルス要素12は、上から下方へまっすぐに軸方
向に延在する。受入物セル10、10、10および10にある受入物を
受入物出口5へ供給するのを助けるために、バリヤ/パルス要素12は、その代
わりに、受入物出口5への方向から見て軸方向に(この実施形態では上から下方
へ)スクリーン手段の回転方向に偏向する(deflect)ように、設計され
ることができる。これによって、受入物は、受入物出口5へより容易にガイドさ
れ、固定子8上でより低い圧力低下が得られる。
【0019】 分離されるべきパルプ懸濁液は、入口4を経由してスクリーンチャンバ9内へ
供給される。回転スクリーン手段7は、スクリーンチャンバ9のパルプ懸濁液へ
エネルギを機械的に移送し、それによって、スクリーン手段の回転方向に従い、
同時に下方へ動き、それによって、螺旋(screwing)運動でスクリーン
チャンバ7を通って下へ動く。スクリーン手段が回転すると、回転方向から見て
バリヤ/パルス要素12の後ろ側で吸引パルスが起こる。パルプ懸濁液の受け入
れられた部分は、それによって、回転するスクリーンチャンバ7を通って流れ、
受入物セル10、10、10、10の1つに入る。受入物の主要部分は
、その後、下部受入物チャンバ13へ流れ、受入物出口5を通って出る。
【0020】 スクリーン手段7の回転の間に、受入物セル10、10、10および1
内の受入物は、スクリーン手段7の回転に部分的に従う。受入物がバリヤ/
パルス要素12に近づくと、受入物の一部はスクリーン手段7を通って押し戻さ
れ、スクリーンチャンバ9内に入る。それによってスクリーン手段7は、目詰ま
りの可能性が取り除かれ、スクリーンチャンバ9内のパルプ懸濁液が受入物チャ
ンバ10からの受入物と混合される。これによって、スクリーンチャンバ9内で
パルプ懸濁液が厚くなるのが防止され、同時に、受入物チャンバ10内で同一方
向に受入物が回転するのも防止される。
【0021】 スクリーン手段7を通ることができないスクリーンチャンバ9内のパルプ懸濁
液の部分は、スクリーンチャンバ9を通って下へ螺旋運動で動き続け、拒絶物出
口6を通って出る。
【0022】 スクリーン手段7の回転時にスクリーンチャンバ9内のパルプ懸濁液に強力な
圧力パルスを生成するために、バリヤ/パルス要素12は、図3に示されるよう
に、適切に設計される。スクリーン手段7に面して、バリヤ/パルス要素12は
、パルス表面14を有し、パルス表面14とスクリーン手段7との間の距離は、
スクリーン手段の回転方向で、バリヤ/パルス要素12がスクリーン手段7にも
っとも近くに位置する点へ減少する。受入物がバリヤ/パルス要素12に近づく
と、それによって、バリヤ/パルス要素12の形状によって、スクリーン手段7
を通って出て、スクリーンチャンバ9内に入るように強制される。
【0023】 図4には、図3と同一のバリヤ/パルス要素の設計が示されるが、ここでは、
バリヤ/パルス要素は固定子8に取り付けられてはおらず、固定子8を備えた1
つのユニットとして形成されるが、当然ながらそれも可能である。
【0024】 図5は、バリヤ/パルス要素12の異なる実施形態を示し、図3のバリヤ/パ
ルス要素よりも小さなパルス表面14を有する。このバリヤ/パルス要素12は
、したがって、等しく強い圧力パルスは生成しない。図6は、バリヤ/パルス要
素12の別の異なる実施形態を示し、湾曲した金属シートとして設計される。バ
リヤ/パルス要素は、当然ながら、他の方法で設計されてもよい。
【0025】 スクリーン手段7の回転方向に面するバリヤ/パルス要素12の部分は、スク
リーン手段7へ受入物をガイドするのを助けるように設計されるべきである。こ
の表面は、固定子8の内部からスクリーン手段へ半径方向に見て、図5のように
半径方向にあるべきであるか、または、図6のようにスクリーン手段7の回転方
向に偏向すべきである。
【0026】 図示の実施形態において、固定子8、スクリーン手段7およびスクリーン手段
7外部のスクリーンハウジング1は、すべてが円筒形の形態を有する。固定子、
スクリーン手段およびそれぞれスクリーン手段外部のスクリーンハウジングの1
つまたはいくつかが、たとえば、互いに対して異なるまたは等しい角度を備えた
円錐形状を有してもよい。固定子は円筒形であれ円錐形であれ、固定子の外部に
スクリーンハウジングを形成することによって、それらの間のアクセス可能なス
ペースを変更することが可能である。たとえば、スクリーン手段を円筒形から円
錐形へ変更することによって、スクリーンチャンバのアクセス可能なスペースと
それぞれ受入物チャンバとの間の関係を変えることができる。それによって軸方
向のアクセス可能なスペースが異なる場合、受入物チャンバのスペースは受入物
出口への方向で増加しなければならず、スクリーンチャンバのスペースは入口で
最大にならなければならない。
【0027】 受入物出口、拒絶物出口および入口は、当然ながら、図示された実施形態で示
された以外のスクリーニング装置の適所に位置することができる。たとえば、受
入物出口は、スクリーニング装置の上部部分に位置することができ、入口はその
下部部分に位置することができる。拒絶物出口は、重い異物粒子の分離で重力を
使用するために、スクリーニング装置の下部部分に位置することが適切である。
【0028】 固定子の変形例で、バリヤ/パルス要素に加えて、従来の種類のパルス要素が
設けられてもよい。たとえば、4つのバリヤ/パルス要素が設けられ、その間に
普通のパルス要素が設けられてもよく、受入物はウイングと固定子との間を通る
ことができる。
【0029】 本発明によるスクリーニング装置は、当然ながら、別個にも、一般的なスクリ
ーンハウジングの他のスクリーンと組み合わせても、使用することができる。
【0030】 本発明は、当然ながら、図示の実施形態に制限されるものではなく、明細書お
よび図面を参照して、特許請求の範囲内で変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスクリーニング装置を示す図である。
【図2】 本発明によるスクリーニング装置の半径方向断面図である。
【図3】 図2におけるバリヤ/パルス要素の拡大図である。
【図4】 図3におけるバリヤ/パルス要素の別の設計を示す図である。
【図5】 バリヤ/パルス要素の別の実施形態を示す図である。
【図6】 バリヤ/パルス要素の別の実施形態を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ビクストレーム,トーマス スウェーデン国、エス−857 33・スンス バル、リイセキルスベーゲン・45 Fターム(参考) 4D071 AA06 AB07 AB15 AB35 BB03 DA20 4L055 CB26 CB35 FA07 FA22 【要約の続き】 軸方向に延在し、固定子(8)に密着して取り付けら れ、固定子(8)からスクリーン手段(7)へ延在し、 そのため、受入物が実質的にバリヤ/パルス要素(1 2)を接線方向に通ることが防止されることによって、 これらの問題を解決する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維懸濁液、好ましくはパルプ懸濁液を分離するためのスク
    リーニング装置であって、 加圧スクリーンハウジング(1)と、 前記スクリーンハウジング(1)の中央に位置してスクリーン手段(7)によ
    って取り囲まれた固定子(8)であって、前記スクリーン手段(7)は回転シャ
    フト(11)を中心にして回転し、前記スクリーンハウジング(1)の内部を、
    前記スクリーンハウジング(1)と前記スクリーン手段(7)との間のスクリー
    ンチャンバ(9)と、前記スクリーン手段(7)と前記固定子(8)との間の受
    入物チャンバ(10)とに分割する固定子(8)と、 前記繊維懸濁液が前記スクリーンチャンバ(9)へ入る入口(4)と、 拒絶物が前記スクリーンチャンバ(9)から出る拒絶物出口(6)と、 受入物が前記受入物チャンバ(10)から出る受入物出口(5)とを具備して
    おり、 前記固定子(8)に、少なくとも1つのバリヤ/パルス要素(12)が位置し
    、前記固定子(8)全体および実質的に前記スクリーン手段(7)全体に沿って
    軸方向に延在し、前記固定子(8)に密着して取り付けられ、前記固定子(8)
    から前記スクリーン手段(7)へ延在し、そのため、前記受入物が実質的に前記
    バリヤ/パルス要素(12)を接線方向に通ることが防止されることを特徴とす
    るスクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記スクリーン手段(7)に面する前記バリヤ/パルス要素
    (12)は、パルス表面(14)を有し、前記パルス表面(14)と前記スクリ
    ーン手段(7)との間の距離は、前記スクリーン手段の回転方向に減少すること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記受入物出口(5)への方向に見て軸方向の前記バリヤ/
    パルス要素(12)は、前記スクリーン手段(7)の回転方向に偏向しているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記固定子(8)の内部から前記スクリーン手段(7)へ半
    径方向に見て、前記スクリーン手段(7)の回転方向に面する前記バリヤ/パル
    ス要素(12)の部分は、半径方向であるか、または、前記スクリーン手段(7
    )の回転方向に偏向していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記固定子(8)、前記スクリーン手段(7)および前記ス
    クリーン手段(7)の外側の前記スクリーンハウジング(1)は、すべて、円筒
    形の形状を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の装置
  6. 【請求項6】 前記スクリーン手段(7)は、前記受入物出口(5)への方
    向に直径が増加する円錐であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項
    に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記固定子(8)に、2〜8個の、適切には3〜4個のバリ
    ヤ/パルス要素(12)が位置することを特徴とする請求項1から6のいずれか
    一項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記バリヤ/パルス要素(12)と前記スクリーン手段(7
    )との間に最少距離は、4〜10mmであることを特徴とする請求項1から7の
    いずれか一項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか一項に記載のスクリーニング装置
    に使用される固定子であって、前記固定子(8)には少なくとも1つのバリヤ/
    パルス要素(12)が設けられ、前記固定子(8)全体に沿って延在し、前記固
    定子(8)に密着して取り付けられることを特徴とする固定子。
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