JPS6149882A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JPS6149882A
JPS6149882A JP15544484A JP15544484A JPS6149882A JP S6149882 A JPS6149882 A JP S6149882A JP 15544484 A JP15544484 A JP 15544484A JP 15544484 A JP15544484 A JP 15544484A JP S6149882 A JPS6149882 A JP S6149882A
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layer
resin
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Naonobu Eto
直伸 江藤
Hidemasa Mori
英正 毛利
Michiaki Hida
道昭 飛田
Hirosuke Okura
大蔵 宏祐
Shunzo Kono
河野 俊三
Ryuichi Arai
竜一 新井
Mamoru Sakaki
坂木 守
Shigeo Togano
戸叶 滋雄
Kazuo Iwata
岩田 和夫
Hiromi Shibazaki
柴崎 弘美
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インクジェット記録法に好適に用いられる被
記録材に関し、特にインク受容性と記録画像の鮮明性等
に優れ、目、つ該被記録材が透光性被記録材であるとき
は、インク受容性とともに透光性に優れた被記録材に関
するや (従来の技術) インクジェット記録法は、種々のインク(記録液)吐出
方式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いて記録液
に機械的振動また変移をグーえる方式、記録液を加熱し
て発泡させ、その圧力を利用する方式等により、インク
の小滴を発生さて飛翔させ、それらの一部若しくは全部
を紙などの被記録材に付着させて記録を行うものである
が、騒音の発生が少なく、高速印字、多色印字の行なえ
る記録法として注目されている。
インクジェット記録用のインクとしては、安全性、記録
特性の面から、主に水を主成分とするものが使用され、
ノズルの目詰り防止および吐出特性の向上のために多価
アルコール等が添加されている場合が多い。
このインクジェ・ント記録法に使用される被記録材とし
とは、従来、通常の紙やインクジェット記録用紙と称さ
れる基材−1−に多孔質のインク吸収層を設けてなる被
記録材が使用されてきた。しかし、記録の高速化あるい
は多色化等、インクジェット記録装置の性能の向上と杵
及に伴ない、被記録材に対してもより高度で広範な特性
が要求されつつある。すなわち、高解像度、高品質の記
録画像を得るためのインクジェット記録法の被記緑林と
しては、 (1)インクの被記録材への定着が可及的速やかである
こと、 (2)インクドツトが重複した場合でも、後で封着した
インクが前に封着したドツト中に流れ出さないこと、 (3)インク液滴が被記録材上である程度拡散するが、
インクドツトの径が必要以上に大きくならず、所望の大
きさになること、 (4)インクドツトの形状が真円に近く、またその円周
が滑らかであること、 (5)インクドツトのOD(光学濃度)が高く、ドツト
周辺がぼやけないこと、 等の基本的諸要求を満足させる必要がある。
更に、多色インクジェット記録法によりカラー写真に匹
敵する程度の高解像度の記録画質を得るには、上記要求
性能に加え、 (6)インクの着色成分の発色性に優れたものであるこ
と、 (7)インクの色の数と同数の液滴が同一箇所に重ねて
付着することがあるので、インク定着性が特に優れてい
ること、 (8)表面に光沢があること、 (9)白色度の高いこと、 (lO)プリンターにかけたときに、スムースに搬送で
きること、 等の性能が加重して要求される。
また、インクジェット記録法による記録画像は、従来は
専ら表面画像観察用に使用されてきたが、インクジェッ
ト記録装置の性能の向−1−や杵及に伴ない表面画像観
察用以外の用途に適した被記録材が要求されつつある。
表面画像観察用以外の被記録材の用途としては、スライ
ドやOHP (オーバーヘットプロジェクタ−)笠の光
学機器により、記録画像をスクリーン等へ投影して、そ
れらの画像を観察するのに用いるもの、カラー印刷のポ
ジ版を作成する際の色分解版、液晶等のカラーディスプ
レイに用いるCMF(カラーモザイクフィルター)等が
挙げられる。
被記録材が表面画像観察用に使用される場合には、主に
記録画像の拡散光が観察されるのに対し、これらの用途
における被記録材においては主に記録画像の透過光が問
題となる。従って、透光性、特に直線透光率に優れたも
のであることが前述の一般的なインクジェット記録用の
被記録材の要求性能に加重されて要求される。
(発明が解決しようとしている問題点)しかしながら、
これら要求性能を全て満たした被記録材は未だ知られて
いないのが実状である。
また、従来の表面画像観察用の被記録材の多くは、表面
に多孔性のインク吸収層を設け、その多孔性空隙中に記
録液を吸収させ記録剤を定着させる方式を用いている。
一方、インク吸収層の表面が非多孔性の場合には、記録
実施後インク中の多価アルコール等の不揮発性成分が被
記録材表面に長時間残存し、インクの乾燥定着時間が長
いために、記録画像に接触すると衣服が汚れたり、記録
画像が損なわれたりするという欠点があった。
本発明の目的は、特にインク受容性および記録画像の鮮
明性に優れたインクジェット記録用の被記録材を提供す
ることにある。
本発明の更にもう一つの目的は、スライドやOHP等の
光学機器により記録画像をスクリーン等への投影により
観察に用いるもの、カラー印刷のポジ版を作成する際の
色分解版、あるいは液晶等のカラーディスプレイに用い
るCMF等の透過光観測用に用いることのできるインク
ジェット記録用の透光性被記録材を提供することにある
−上記および他の本発明の目的は、以下の本発明のよっ
て達成される。
(発明の開示) すなわち、本発明は、インク保持層、インク透過層およ
び微粉末層とを有してなり、インク保持層が水溶性樹脂
からなり、且つインク透過層が親水性ポリウレタン系樹
脂からなることを特徴とする被記録材である。
本発明の詳細な説明すると、本発明の被記録材は、水溶
性樹脂からなるインク保持層の上に、親水性ポリウレタ
ン系樹脂からなるインク透過層を設け、更にそのにに微
粉末層を設けることを主たる特徴としており、主として
それにより本発明の目的が達成された。
本発明の被記瀧材は、一般に支持体としての基材、その
表面に設けた水溶性樹脂からなるインク保持層、該イン
ク保持層上に設けた親水性ポリウ1/タン系樹脂製のイ
ンク透過層および最上層としての微粉末層からなるもの
であり、例えば特に好ましい主たる態様として、 (1)基材、インク保持層、インク透過層および微粉末
層のいずれも透光性であり、被記録材全体として透光性
である態様、 (2)基材、インク保持層、インク透過層および微粉末
層の少なくとも1層が不透明であり、被記録材全体とし
て不透明である態様等があげられる。
尚、上記いずれの場合においても、インク保持層に支持
体としての機能を併せ持たせてもよい。
以上の如き2種の好ましい態様を代表例として、発明を
更に詳しく説明すると、本発明で支持体として用いるこ
とのできる基材としては、透明性、不透明性等従来公知
の基材はいずれも使用でき、透明性基材として好適な例
としては、例えばポリエステル系樹脂、ジアセテート系
樹脂、トリアセテート系樹脂、アクリル系m脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイミド
系樹脂、セロハン、セルロイド等のフィルムもしくは板
およびガラス板等があげられる。また不透明性基材とし
て好ましいものとしては、例えば一般の紙、布、木材、
金属板、合成紙等の外、1−記の透明性基材を公知のf
段により不透明性化処理したものがあげられる。このよ
うな基材はその厚さが約10〜200 gmの範囲のも
のであるのが好ましい。
本発明において、本発明を第1に特徴づけるインク保持
層は、主として水性のインキを受容できる水溶性の材料
から形成されるものであって、このような材料として好
ましいものは、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、でん
ぷん、カチオンでんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソ
ー□ダ等の天然樹脂、ポリアミド、ポリアクリルアミド
、ポリビニルピロリドン、四級化ポリビニルピロリドン
、ポリエチ1/ンイミン、ポリビニルピリシリウムハラ
イド、メラミン樹脂、ポリウレタン、カルボキシメチル
セルロース、ポリビニルアルコール、カチオン変性ポリ
ビニルアルコール、ポリエステル、ポリアクリル酸ソー
ダ等の合成樹脂があげられ、更に、本発明において、最
も好ましい材料は、自重の数倍のインクを迅速且つ安定
に保持できる層を形成することができるポリビニルピロ
リドン、ポリビニルアルコールおよび/またはポリアク
リル系樹脂等の水溶性樹脂である。これらの材料の1種
以上が所望により使用される。
更に、インク保持層の強度補強および/または基材との
密着性を改善するために、必要に応じて、SBRラテッ
クス、NBRラッテクス、ポリビニルホルマール、ポリ
メチルメタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリア
クリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、フ
ェノール樹脂、アルッキド樹脂等の樹脂を−に記の水溶
性樹脂と併用してもよい。
このようなインク保持層を形成する方法としては、上記
の如きポリマーの単独あるいは混合物を、適当な溶剤に
溶解または分散させて塗−L液を調製し、該塗工液を、
例えばロールコーティング法、ロッドバーコーティング
法、エアナイフコーティング法、スプレーコーティング
法等の公知の方法により前記基材上に塗工し、その後速
やかに乾燥させる方法が好ましく、また、−]二記の如
き材料から、熱展伸法、Tダイ法等の公知の方法により
、単独のインク保持層を形成して、インク保持層に、支
持体としての機能を併せ持つようにして用いるか、ある
いは、該シートを上記基材にラミネートする方法、上記
ポリマー材料をホットメルトコーティングする方法等に
より、基材」二にインク保持層を形成してもよい。
このようにして形成されるインク保持層の厚さは、イン
クを保持できる範囲であればよく、記録するインクの量
にもよるが、0 、 l pLm以1−あれば、特に限
定されるものではない。実用的には、0.5〜30メL
mの範囲が好適である。
本発明で使用し、本発明を第2に特徴づけるインク透過
層とは、上記の如くして形成されたインク保持層1−に
設けられた親水性ポリウレタン系樹脂製の薄層であって
、その表面にインクの小滴が付着したときに、該小滴が
、互いに隣接する他の小滴と過大に重複しない程度に接
触面積を速やかに(例えば数秒間内)拡大させ、■一つ
インク保持層への浸透、およびインク保持層によるイン
クの受容を促進させる機能を有するものである。
本発明者は、−1−述の如き機能をインク保持層に賦与
すべく鋭意研究したところ、全く予想外にも、前記イン
ク保持層−Lへ、インク保持層を構成するポリマーと同
等あるいは親水性の程度の劣る親水性ポリウレタン系樹
脂からなる薄層な形成することにより、上記の機能が容
易に達成されることを知見したものである。このような
機能が、親水性のポリウレタン系樹脂は勿論のこと、例
えば水に対して殆ど溶解しない親水性ポリウレタン系樹
脂の薄層によっても達成されたことは、誠に驚くべきこ
とであった。
上記の如き機能を有するインク透過層は、インク保持層
を形成しているポリマー材料に対して同等の親水性を有
するポリウレタン系樹脂あるいは相対的に親水性の劣る
親水性のポリウレタン系樹脂により、約10pLm以下
、好ましくは約0.1〜5pmの範囲の厚さの薄層を形
成することにより達成された。
このような薄層の形成に有用な親水性ポリウレタン系樹
脂材料とは、ポリイソシアネート化合物と2個以上の活
性水素を有する化合物、例えばポリオール、ポリアミン
、ポリカルボン酸との付加重合物であって、従来公知の
ものはいずれも使用することができる。特に好ましい材
料は、ポリイソシアネート化合物と親水性ポリオール化
合物とを、NGO過剰で反応させて得られる末端NGO
ウレタンプレポリマーを使用し、該プレポリマーをイン
ク保持層」−で適当な鎖伸長剤、例えば、水、ヒドラジ
ン、低分子量ポリオール、低分子量ポリアミン、低分子
量アルコールアミン等により重合架橋させてなるもので
ある。
親水性ポリウレタンあるいはウレタンプレポリマーの形
成に有用なポリイソシアネートとしては、イソシアネー
ト基を2個有するものとして、1.2−ジイソシアネー
トエタン、1.2−ジイソシアネートプロパン、テトラ
メチレン−1,4−ジイソシアネート、ペンタメチレン
−1,5−ジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6
−ジイツシアネー1・、ノナメチレン−1,9−ジイソ
シアネート、デカメチレン−1,10−ジイソシアネー
ト、ω、ω′−ジプロピルエーテルジイソシアネート、
シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、ジシクロ
ヘキシルメタン−4,4”−ジイソシアネート、ヘキサ
ヒドロジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、ヘキ
サヒドロジフェニルエーテル−4,4′−ジイソシアネ
ート、フェニレン−1,4−ジイソシアネ−)、トルイ
レン−2,6−ジイソシアネート、トルイレン−2,4
−ジイソシアネート、1−メトキシベンゼン−2,4−
ジイソシアネート、1−クロロフェニレンジイソシアネ
ート、テトラクロロフェニレンジイソシアネート、メタ
キシリレンジイソシアネート、パラキシリレンジイソシ
アネート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネ
ート、ジフェニルスルフィド−4,4′−ジイソシアネ
ート、ジフェニルスルホン−4,4′−ジイソシアネー
ト、ジフェニルエーテル−4,4′−ジイソシアネート
、ジフェニルエーテル3,4′−ジイソシアネート、ジ
フェニルケトン−4,4′−ジイソシアネート、ナフタ
レン−1,4−ジイソシアネート、ナフタレン−1,5
−ジイソシアネート、2,4′−ビフェニルジイソシア
ネート、4.4′−ビフェニルジイソシアネート、3.
3′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニルジイソシアネ
ート、アントラキノン−2,6−ジイソシアネート、ト
リフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、アゾ
ベンゼン−4,4′−ジイソシアネート等があげられる
またインシアネート基を3個含むものとしては、例えば
下記の(I)〜(1’V)の構造式によつて示される化
合物、並びにこれらの化合物の誘導体等を挙げることが
でき、ポリウレタンまたはウレタンプレポリマーの形成
にはこれらの化合物の1種以上を所望に応じて選択し使
用することができる。
(I)0 0CN  (CH,)、NHCNH(CH,入NGO(
TI )       0 (■)            0 また、2個以にの活性水素を有する化合物として、好ま
しいものは親水性ポリオールであり、ポリオールとして
適切なものとしては、ポリエステルポリオール、ポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリエーテルポリオー
ルが挙げられ、ポリエステルポリオールは、多塩ノ、虹
酸とポリヒドロキシ化合物とから製造される化合物のこ
とであり、末端ヒドロキシポリエステルが好適である。
多塩基酸として、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、ピ
メリン酸等の飽和脂肪酸、マレイン酸、フマール酸等の
不飽和脂肪酸、フタール酸、イソフタル酸等の芳香族酸
あるいはその無水物を単独または混合し、ポリヒドロキ
シ化合物として、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル等のジオール、トリメチロールプロパン、トリメチロ
ールエタン、ヘキサントリオール、グリセリン等のトリ
オール、ソルビトール等のへキサオール等の1種又は2
種以上を混合して使用できる。
このようなポリエステルポリオールは、一般に親水性が
低いので、原料の多塩基酸の一部として不飽和基を有す
るものを使用し、ポリエステルポリオールとした後、あ
るいはポリウレタンとした後に存在する不飽和基を利用
して、スルホン酸基やカチオン性基あるいは水溶性のモ
ノマーをグラフト重合する等の公知の方法で親水性化す
るのが好ましい。
本発明に使用するポリエーテルポリオールとは1分子中
に水酸基を2個以上含み、汁つエーテル結合を有する化
合物のことであり、エチレンオキサイド(EO)、プロ
ピレンオキサイド(PO)の単独重合物又は共重合物、
およびグリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサン
トリオール等のトリオール、ソルビトール等のへキサオ
ール等の多価アルコールまたはエチレンジアミン、ベン
ゼンスルファマイト、2−アミンエタノールアミン、N
−メチルジェタノールアミン、ジエチレントリアミン、
芳香基を有するアミン等のアミンに、EOまたはPOを
任意に付加して形成されたポリオール、またはこれらの
誘導体が挙げられ、これらの1種又は2種以上を混合し
て使用出来る。ポリエステルポリエーテルポリオールと
しては、に記の如き多塩基酸とポリエーテルポリオール
を末端水酸基となるように縮合してIJられるものであ
る。
その他ポリオールとしては、例えばヒマシ油、トール油
あるいはそれらの誘導体、アクリルポリオール、ウレタ
ンポリオール笠があり、更に前述の如き低分子量の多価
アルコールもポリオール成分として使用することができ
る。更に以上の如き各種のポリオールは単独でも混合物
としても使用できるのは当然である。
また、親水性ポリウレタンの製造においては、前述の如
き低分子量ポリオール、低分子微ジアミン、低分子量の
アルコールアミン あるいは水、ヒドラジン等が鎖伸長
剤として使用される。
以1−の如き成分からなるポリウレタンまたは末端イソ
シアネートウレタンプレポリマーの調製はいずれも公知
の方法により行なうことができるが、末端イソシアネー
トウシタンプ1/ポリマーとしては、市販されているも
の、例えば、トリレンジイソシアネー)・と各種のポリ
エステルポリオール、ポリエーテルポリオールとの付加
物であって、末端イソシアネートであるプレポリマーも
当然使用することができる。
更に、ウレタンポリマーとしてはその末端NGOをブロ
フク化して安定化したブロック化つレタンプ1/ポリマ
ーでもよい。
また、このような成分からなる親水性ポリウレタンまた
はつ1/タンプレポリマーは、他のポリマー、例えば、
酢酸ビニル、アクリル酸エステル、エチ1/ン、塩化ビ
ニル、その他のビニルモノマーからなるホモポリマーあ
るいはコポリマー、および1−記の如きビニルモノマー
と各種親水性ビニルモノマーとからなるポリマー、更に
、ヒニロン、セルロース誘導体、ポリエステル、ポリア
ミド等のポリマー、および前述のインク保持層形成用親
水性ポリマーと併用することもできる。
以1−の如き、親水性ポリウレタンまたはウレタンプレ
ポリマーは、有機溶剤の溶液でもよいが、水性媒体中の
エマルジョン、有機溶剤あるいは水性媒体中の微分散体
としての形状で使用してもよい。いずれに17ても、こ
れらのポリマーは、比較的稀薄な溶液あるいは、形成さ
れる層が1−記範囲内となる濃度で使用するのが好まし
い。
L記の如き材料を使用して、インク透過層を形成する方
法は、インク保持層1−に前述の如き樹脂液を一定の厚
みに塗布後、乾燥して形成yれるが、乾燥時、または乾
燥後の処理によって形成された薄層中に微細孔を生じる
ようにするのが好ましい。
このような微細孔の薄層形成方法として好ましい方法は
、例えば、 (1)水分硬化性ウレタンプレポリマーのように、薄層
形成時に水分と反応してガスを発生し、ガスが揮散した
部分が薄層中に微細孔として残る事によって微細多孔質
層を作る方法、 (2)極性溶剤または無極性溶剤に溶解または分散させ
た1−記樹脂に、無機または有機の微粉未発泡剤を混入
または溶解させ、インク保持層」二に薄層を形成時また
は形成後、温度をかける事により、発泡させ、微細孔を
作成する方法、(3)(2)に使用される樹脂液に比較
的相溶性の悪い揮発性溶剤を撹拌により、分散、乳化ま
たは11[溶化させておき、薄層形成時、または形成後
溶剤を揮発させて微細孔を作成する方法。
(4)ト記樹脂液中に、該樹脂液中の樹脂よりも有機溶
剤あるいは水に対して溶解性の犬なる材料、例えば低分
子−材料あるいはポリマーを混合し、樹脂液から薄層を
形成後、形成された薄層またはインク受容層をそこなわ
ない有機溶剤または水によって、介在させておいた溶解
性の大なる材料を溶出きせて微細多孔性薄膜とする方法
、(5) −11uに、限外濾過膜として知られている
ポリウレタン薄層、即ち樹脂濾過膜、逆浸透薄膜、透析
膜、精密濾過膜をインク保持層1−にラミネートする方
法等、 (6)親水性ポリウレタンまたはウレタンプレポリマー
の有機溶剤または水中のエマルジョンあるいは分散体を
使用して塗工し、これらのエマルジョンや分散粒子が融
着しないか、過度には融着しない温度で乾燥して、ポリ
ウレタン粒子からなる粒子層を形成する方法、等があげ
られる。
−1−記の如き方法において、使用する水分硬化性ウレ
タンプレポリマーとしては、ポリイソシアネートとポリ
オールとをNGO過剰にして反応させた末端Ncoウレ
タンプレポリマーが好適であり、また、他の方法で使用
する揮発性溶剤としては、ベンゼン、トルエン、アセト
ン、低級アルコール、石油溶剤、水等が好適であり、ま
た無機、または有機発泡剤としては炭酸アンモニウム、
重曹、亜硝酸アンモニウム、ジニトロソペンタメチレン
テトラミン、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチ
ロニトリル、P−トルエンスルホニルヒドラジド、4,
4′−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、
ジアゾアミノベンゼン、ジフェニルスルホン−3,3′
−ジスルホニルヒドラジド等が好適であり、また(4)
の方法で使用するii7溶性材料としては、成膜材料で
ある樹脂より溶解性が大であれば、低分子材料でもポリ
マーでもよく、特にこの方法は、薄層が硬化あるいは架
橋膜であるときに好適である。また、前記(6)の方法
で使用するエマルジョンまたは分散体の粒子径は、約0
.01〜0.51Lmの範囲が好ましい。
この様にして形成された親水性ポリウレタン系樹脂から
なるインク透過層の厚みは、記録に必要なインク量にも
よるが、10gm以下であれば特に限定されるものでは
ない。実用的には0.1〜5pLmの範囲が好適である
。また、水性インクが透過後、水性インクによって透過
膜が膨潤、または溶解し、微細孔がつぶれてしまう材質
を使用して透過層を形成してもさしつかえないが、一般
的には高温高湿度下のような苛酷な状況下でも使用に供
する事ができ、目。つこのような状況下でインク保持層
を保護できるように、水性インクによって容易には膨潤
、溶解しにくい層を形成しイ11る透過層形成材料を遠
釈するのが好ましい。
l二記のようにして作られた透過層の多孔質の孔の大き
さは、水粒子径が一般的に0.2nmと考えられている
ので、0.2nm以上の孔がおいていれば充分であるが
、実際の製造上の点からは、孔の径は最少でも2nm程
度以上数角まで種々作る事ができ、このような範囲の孔
はいずれも好適であるが、loonmを越えると透明性
が低丁するので透光性の被記録材には、1100n以下
の方が良い。
以1−の如き基本的構成を有する被記録材は、そのイン
ク透過層の親水性が、インク保持層の親水性と同等ある
いは劣るにもかかわらず、被記録材は、この様なインク
透過層の存在しない従来の被記録材に比して、インク受
容性およびインク定着性が顕著に向上しているのは驚く
べきことである。
このような驚くべき効果は、水性インクが、インク保持
層へ浸透できる極微な孔がインク透過層中に無数に存在
して多孔性となっているとともに、その表面がミクロ単
位で不規則であり、その結果、付着したインク小滴が素
早くその表面で拡散して、それらの接触面積が拡大し、
目、っ無数の微細孔の毛細管現象によって、インク保持
層によるインク吸収性および定着性が顕著に促進されて
いるものである。
また、上記の被記録材は、そのインク透過層が、インク
保持層に比較して同等あるいは親水性の低いポリマーか
ら形成することができるので、例えば高温高湿の雰囲気
においても、一旦受容されたインクが表面に浸出して、
機器、オペレーターあるいは周囲を汚染することがなく
、また、高温高湿下で表面がベタついたりすることが少
ない。更に、本発明で使用し、本発明を第3に特徴づけ
る粉体とは、上記のインク透過層−トにl4される粉体
であり、被記録材をプリンターにかけた時、優れたイン
ク定着性およびスムースな搬送性を発現Sせる機能を有
するものである。
本発明者等は上述の如き機能を発現させるべく鋭意研究
の結果、ある種の粉体をインク透過層1−に付与するこ
とにより、上記機能が達成されることを知見したもので
ある。
上述の如き機能を有する粉体としては、粒径゛20JL
m以下の微粉末が好ましく、例えば、シリカ、クレー、
タルク、ケイソウ上、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム
、硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト
、アルミナ、酸化亜鉛、リトポン、サチン永ワイド等の
無機粉体が挙げられ、有機粉体としては、高級脂肪酸あ
るいはその塩、例えば、スチアリン酸、アルミニウム、
ステアリン酸カルシウム等が挙げられる。このような粉
体は、インク透過層−にに約0.01−1゜0g/m’
の範囲の割合で伺与することが好ましい。上記の如き材
料をl4するには、粉体粒子を直接付与してもJ:<、
また適当な液体(例えば水)に分散あるいは懸濁させて
付グーしてもよい。
インク透過層にL記材料を付学する方法としては、浸漬
、ハケ塗り、スプレー、ローラー塗布、静電吸着等が挙
げられる。
以]−の如き基本的構成を有する本発明の被記録材は、
インク透過層の上に粉体を有しない被記録材に比し、イ
ンク受容性、インク定着性および搬送性が顕著に向上し
ているのは驚くべきことである。
透過層−1−にl4された粉体は、粉体量およびその粉
体自身が、毛細管的空隙を多数有しており、その毛細管
現象によりインクは粉体中を速い速度で拡散し、広い面
積となって透過層に達する。そこで透過層に付′jされ
た粉体との相乗作用により、インク受容性、インク定着
性、搬送性を著しく向−1−させているものと考えられ
る。
更に、粉体が最−1一層に付学されている為に、例えば
指紋がつかない、積み重ね時のブロッキングが起こらな
い等、実用面で重要視される機能を併せて発現させるこ
とが出来るのである。
以上が本発明の基本的構成であるが、本発明の被記録材
が透光性である態様では、基材として透光性の材料を使
用し、インク保持層、インク透過層および微粉末層の形
成に際しては、それらの層も透光性を損なわない様にす
る必要がある。しかしながら、その透光性を損なわない
程度に、例えばシリカ、クレー、タルク、ケイソウ上、
炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ
酸アルミニウム、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛
、リトポン、サチンホワイト等の充填剤をインク保持層
および/またはインク透過層中に分散させることもでき
る。
本発明で言う充分な透光性とは、被記録材の直線透光率
が、少なくとも2%以」二車することを言い、好ましく
は直線透光率が10%以」−であることが望ましい。
直線透光率が2%以上であれば、例えばOHPにより記
録画像をスクリーンへ投影して観察することが可能であ
り、更に記録画像の細部が鮮明に観察されるためには、
直線透光率が10%以上であることが望ましい。
ここで言う直線透光率T(%)とは、サンプルに垂直に
入射し、サンプルを透過し、サンプルから少なくとも8
cm以」―はなれた入射光路の延長線上にある受光側ス
リットを通過し、検出器に受光yれる直線光の分光透過
率を、例えば323型日立自記分光光度計(日立製作所
製)等を使用して測定し、更にI11定された分光透過
率より、色の三刺激値のY値を求め、次式より求められ
る値である。
T=Y/Y、  X100     (1)T :直線
透光率 Y ;サンプルのY値 Yo ;ブランクのY値 従って、本発明で言う直線透光率は、直線光に対するも
のであり、拡散透光率(サンプルの後方に積分球を設け
て拡散光をも含めて透光率を求める。)や、不透明度(
サンプルの裏に、白および黒の裏当てを当ててそれらの
比から求める。)等の拡散光により透光性を評価する方
法とは異なる。
光学技術を利用した機器などで問題となるのは直線光の
挙動であるから、それらの機器で使用しようとする被記
録材の透光性を評価する−にで、被記録材の直線透光率
を求めることは、特に重要である。
例えば、OHPで投影画像を観察する場合、記録部と非
記録部とのコントラストが高く、鮮明で見やすい画像を
得るためには、投影画像における非記録部が明るいこと
、すなわち被非記録材の直線透光率がある一定以」−の
水準にあることが要求される。OHPでのテストチャー
トによる試験では、上記目的に適した画像を得るために
は、被記録材の直線透過率が2%以上、より鮮明な画像
を得るためには、好ましくは、lO%以」二であること
が必要とされ、更に好適には、50%以−ヒであること
が望ましい。従って、この目的に適した被記録材は、そ
の直線透過率が2%以」二であることが必要である。
また、本発明の被記録材が不透明である態様では、基材
、インク保持層、インク透過層および美粉末層のうち少
なくとも一層を不透明性材料を使用すればよい。
この様な態様において使用する各層の形成方法は、上記
の透明性の態様におけると同様である。
この不透明の態様においては、インク保持層およびイン
ク透過層の形成に際し、成膜性を損なわない程度に、多
量の前記充填剤を使用し、更に優れたインク受容性およ
び定着性を向上させることができる。
以−1−1本発明の被記録材の代表的な態様を例示して
本発明を説明したが、勿論本発明の被記録材はこれらの
態様に限定されるものではない。なお、いずれの態様の
場合においても、インク保持層および/またはインク透
過層には、分散剤、蛍光染料、pH調節剤、消泡剤、潤
滑剤、防腐剤、界面活性剤等の公知の各種添加剤を包含
させることができる、また、インク透過層には、更にポ
リウレタンの黄変防11−剤として、ジブチル錫マレエ
ート、ジオクチル錫メルカプタイド等の有機錫安定剤や
、ポリホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイ
ト等の如き各種の安定剤を包含させることができる。
なお、本発明の被記録材は必ずしも無色である必要はな
く、着色された被記録材であってもよい。
以上の如き本発明の被記録材は、前述の説明の通り、ま
た後述の実施例において実証する通り、インクの受容お
よび定着が顕著に改善されており、例えば、モノカラー
の場合は勿論、フルカラーの記録に際して、異色の記録
液が短時間内に同一箇所に重複して付着した場合にも記
録液の流れ出しやしみ出し現象がなく、高解像度の鮮明
で優れた発色性のある画像が得られる。また、スライド
やOHP等の光学機器により記録画像をスクリーン等へ
の投影により観察に用いる場合にも、イ・1着したイン
ク小滴が、従来の被記録材の場合と比較し、隣接する他
の領域と過度に重なり合わない程度に拡大されて定着し
ているので、透過光がより一層均−になり、すぐれた均
一濃度の投影画像を与えるものである。更に、カラー印
刷のポジ版を作成する際′の色分解版、あるいは液晶等
のカラーディスプレイに用いるCMF等、従来の表面画
像観察用以外の用途に好適に適用することができる。
以下、実施例に従って本発明の方法を更に詳細に説明す
る。なお、文中、部とあるのは重量基準である。
実施例1 透光性基材として厚さ100.腸のポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東し製)を使用し、このフィルム−
にに下記の組成の塗工液Aを、乾燥後の膜厚が1OpL
■となるようにバーコーター法により塗下し、80℃で
10分間の条件で乾燥し、インク保持層を形成した。次
いで、下記塗工液Bをインク保持層−Lに、乾燥膜厚が
Igmとなるように塗布し、次いで60℃で5分間硬化
させた後、110℃で1分間の条件で乾燥させて、微細
多孔性のインク透過層を形成し、更にその一■二に、ア
エロジルR−972(無水二酸化ケイ素、日本アエロジ
ル製:平均粒子径16mILm)を、0.1〜0.2g
/rn’の割合で塗布し、本発明の透光性被記録材を得
た。
塗工液A組成: ポリビニルアルコール (PVA−420、クラレ製)     5部ポリアク
リル酸エステル コーガムHW−7、昭和高分子製)  20部水   
                       75
部塗工液B組成; 親水性ポリウレタン (トリコートG、タイホーエ業製)   10部黄変防
Iに剤 (CHELEX−90、堺化学製)      1部ア
セトン            89部このようにして
得られた本発明の被記録材は、無色透明なものであった
実施例2 塗工液Aの組成を以下の如くにして、実施例1と同様な
方法により本発明の被記録材を得た。
塗1液へ組成; ポリビニルアルコール (PVA 220、クラ、Iy製)     5部ポリ
ビニルピロリドン (PVPK−90、GAF製)     5部水   
                         
90部実施例3 厚さ100 終mのポリエチレンテレフタレートフィル
ム(音大製)を使用し、このフィルム」二に下記の組成
の塗工液Aを、乾燥後の膜厚が100p、mとなるよう
にバーコーター法により塗工し、80℃で1時間の条件
で乾燥し、インク保持層を形成した。次いで、下記塗工
液Bをインク保持層−1−に、乾燥膜厚がlILmとな
るように塗布し、80℃で10分間乾燥させて、インク
透過層を形成し、更に、インク保持層とインク透過層と
を合せて剥#し、次いでアエロジル300(7mgm)
をハケを用いて0 、2g /rrr’の範囲の割合で
塗布し、本発明の透光性被記録材を得た。
塗工液A組成; ポリビニルアルコール (PVA  220、クラレ製)     10部水 
                         
 90部塗工液B組成; 水分散性ウレタン樹脂 (スーパーフレックス200、 第−工業製薬製)         20部水    
                      80部
実施例4 基材としてアート紙を使用し、この基材にに下記の組成
の塗工液Aを乾燥後膜厚が251部mになるようにバー
コーター法により塗工し、50℃で20分の条件で乾燥
し、インク保持層を形成し、次いで下記塗工液B−1お
よびB−2を2=1(重量比)で混合し、乾燥膜厚が、
0.51部mとなるように塗布し、70℃で5分加熱乾
燥させてインク透過層を形成し、次いで、アエロジルM
OX170(15mJLm)をo、tmg/rn’の割
合で塗布し、本発明の被記録材を得た。
塗工液A組成; 水溶性アクリル樹脂(コーガム HW−7、昭和高分子製)     20部微粉シリカ
(サイロイド #244、富士デビソン製)      5部水   
                       75
部塗工液B−1組成; ポリエステル(11esmo、phen 8’00、B
ayer )             ’ 5部ポリ
エステル(Desmophen 1100゜Bayer
 )             5部混合溶剤    
         90部(酢酸エチル/酢酸ブチル/
メチ ルセロソルブ/トルエン=1/ 1/1/l) 塗工液B、−2組成; ポリイソシアネート(コロネートL 日本ポリウレタン工業)       38部トルエン
             62部上記実施例1〜4で
得られた被記録材に対して、下記の4種のインクを用い
て、ピエゾ振動子によってインクを吐出させるオンデマ
ンド型インクジェ・ント記録ヘッド(吐出オリフィス径
65ILm、ピエゾ振動子駆動電圧70V、周波数3K
Hz)を有する記録装置を使用してインクジェット記録
を実施した。
イエローインク(組成) C,1,ダイレクトイエロー86   2部N−メチル
−2−ピロリドン  10部ジエチレングリコール  
   20部ポリエチレングリコール#200 15部
水                       5
5部マゼンタインク(Al1成) c、r、アシッドレッド35     2部N−メチル
−2−ピロリドン  10部ジエチレングリコール  
   20部ポリエチレングリコール#200 15部
水                       5
5部シアンインク(組成) C,I;ダイレクトブルー86   2部N−メチル−
2−ピロリドン  10部ジエチレングリコール   
  20部ポリエチレングリコール#200 15部水
                       55
部ブラックインク(組成) C,L、フードブラック2      2部N−メチル
−2−ピロリドン  10部ジエチレングリコール  
   20部ポリエチ1/ングリコール#200 15
部水                       
55部実施例1〜4の被記録材の評価結果を第1表に示
した。第1表における各評価項目の測定は下記の方法に
従った。
(1)インク定着時間は、記録実施後被記録材を室温下
に放置し、記録画像に指触したときに、インクが乾燥し
て指にイ・1着しなくなる時間を測定した。
(2)ドツト濃度は、JIS K 7505を印字マイ
クロドツトに応用してサクラマイクロデンシドメーター
PDM−5(小西六写真工業製)を用いて黒ドツトにつ
き測定した。
(3)OHP適性は、光学機器の代表例として測定した
もので、記録画像をOHPによりスクリーンに投影し、
目視により観察して判定したもので、非記録部が明るく
、記録画像のOD(オプチカルデンシティ)が高く、コ
ントラストの高い鮮明で見やすい投影画像の得られるも
のを0、非記録部がやや暗く、記録画像のODがやや低
く、ピッチ11]0.5+o+w、太80.25mm(
1)線が明瞭に判別できないものを△、非記録部がかな
り暗く、記録画像のODがかなり低く、ピッチ巾1mm
、太さ0.3mmの線が明瞭に判別できないものあるい
は非記録部と記録画像の見分けがつかないものをXとし
た。
(4)直線透光率は、323型日立自記分光光度計(日
立製作所製)を使用し、サンプルから受光側のマドまで
の距離を約9c+sに保ち、分光透過率を測定し、前記
(1)式により求めた。
比較例1 透光性基材として厚さ100 gmポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東し製)を使用し、こ°  のフィ
ルムに下記の塗工液Aを乾燥後の膜厚が15Jj、mと
なるようにバーコーター法により塗工し、80℃で15
分間の条性で乾婦させ、透光性被記録材を得た。
塗工液A組成; ポリビニルアルコール (PVA−220、クラレ製)     10部水  
                        9
0部この被記録材に対して、実施例1と同様なインクジ
ェット記録を実施し、記録特性を実施例1と同様にして
評価した。その結果を第1表に示した。
比較例2 塗工液A組成を以下にしたことを除き、比較例1と同様
にして透光性被記録材を得た。
塗工液組成: ゼラチン ペプタイドDBF、ニッピ製)     5部水   
                       95
部この被記録材に対して、実施例1と同様なインクジエ
ツト記録を実施し、記録特性を実施例1と同様にして評
価した。その結果を第1表に示し−自炙−1−j湿り 一実施組         −比較例−↓   名  
 旦   A    ↓   名インク定着時間 20℃ 65駅II    5秒以下 5秒以下  1
5秒   30秒    3分   10分20℃ 8
5駈H5秒以下 5秒以下  10秒   20秒  
  10分   20分直線透光率 78% 78% 
76% 77%  82% 74%ド  ッ  i−濃
 度   o、a       o、a       
ops       o、e         1.2
      1.1q一旦一旦−適−性  ○    
     ○    OOO代理人  弁理士 古 川
 勝 広 ≧ス;;Igj、、j手続補正書印釦 昭和60年 9月1g日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. インク保持層、インク透過層および微粉末層とを有して
    なり、インク保持層が水溶性樹脂からなり、且つインク
    透過層が親水性ポリウレタン系樹脂からなることを特徴
    とする被記録材。
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