JPS6149054B2 - - Google Patents

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JPS6149054B2
JPS6149054B2 JP8432178A JP8432178A JPS6149054B2 JP S6149054 B2 JPS6149054 B2 JP S6149054B2 JP 8432178 A JP8432178 A JP 8432178A JP 8432178 A JP8432178 A JP 8432178A JP S6149054 B2 JPS6149054 B2 JP S6149054B2
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workpiece
machining
shaped electrode
rod
discharge machining
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JP8432178A
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Tetsuro Ito
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPS5511761A publication Critical patent/JPS5511761A/ja
Publication of JPS6149054B2 publication Critical patent/JPS6149054B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/06Control of the travel curve of the relative movement between electrode and workpiece
    • B23H7/065Electric circuits specially adapted therefor

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、例えばワイヤカツト放電加工方法
などによつて切削加工された被加工物の切削加工
面を、再びワイヤカツト放電加工方法などで仕上
げ加工を行う、いわゆるセカンドカツト放電加工
方法に使用する装置において、電極と被加工物と
の相対的な移動の倣い制御装置及びその倣い制御
方法に関するものである。 以下、従来から一般に使用されているワイヤカ
ツト放電加工装置の一例について、その主要な構
成および動作について第1図に示すこのワイヤカ
ツト放電加工装置の構成図によつて説明する。 第1図において、2はワイヤ電極、1は被加工
物、3はこの被加工物1を搭載したテーブルであ
る。4および5はこのテーブル3をX−Y軸方向
に、それぞれ駆動するX軸駆動モータおよびY軸
駆動モータで、このX軸およびY軸駆動モータ
4,5によつてテーブル3に搭載された被加工物
1がワイヤ電極1に対して相対的に二次元移動を
行うことが出来るような構造となつている。 6はこのX軸およびY軸駆動モータ4,5の駆
動制御装置で、この駆動制御装置6は、通常倣い
制御装置、数値制御装置あるいは電子計算機など
から構成されており、被加工物1を搭載したテー
ブル3が、ワイヤ電極2に対して相対的に所望な
軌跡を画くようにX軸およびY軸駆動モータ4,
5の駆動制御を行うためのものである。 上記ワイヤ電極2はワイヤ供給リール7から引
き出され、順に下部ワイヤガイド8、上部ワイヤ
ガイド9および給電子10を経て、テンシヨンを
常に与えられながらワイヤ巻取りリール11に巻
取られている。 30は上記ワイヤ電極2と被加工物1との間に
形成される通電加工間隙に供給される加工液、1
8はこの加工液30を貯えたタンク、19は加工
液30の送給用ポンプ、20は加工液17の噴射
ノズルである。 12は放電加工用の電源装置で、この電源装置
12は、直流電源13、スイツチング素子14、
充電電流制限抵抗15、コンデンサ16およびス
イツチング素子14のON−OFF制御用の回路1
7などから構成されている。 このように構成されたワイヤカツト放電加工装
置においては、ワイヤ電極2と被加工物1との間
に形成された通電加工間隙に、加工液30を介し
て放電を発生させながら、被加工物1を糸鋸式に
所望な輪郭形状に放電切削加工を行うものであ
る。 このワイヤカツト放電加工装置で放電切削加工
を行う場合の最大切削加工速度は、通常0.1g/
分程度で、この加工速度で加工した時の加工面の
面粗度は10〜15μRmax程度である。普通はこの
最大切削加工速度に近い速度で加工を行うが、そ
の加工面の面粗度を5μRmax程度になるように
するためには切削加工速度を5mg/分程度、すな
わち最大加工速度の1/20程度の低い切削加工速度
に落さなければならず、このように低い切削加工
速度で被加工物を糸鋸式に放電切削加工を行つて
いては、加工時間が非常に長くなり、このような
面粗度が要求される加工は実用化することが出来
なかつた。 この対策として、ワイヤカツト放電加工方法で
5μRmax以上の面粗度が要求されているような
場合には、まず、被加工物を0.1gへ/分程度の
高速度で所定の輪郭形状に糸鋸式に放電切削加工
を行つた上で、再び、所望な面粗度が得られるよ
うな切削加工速度に加工速度を落し、先に粗加工
で切削した加工面の輪郭に沿つて仕上げの加工を
行う、いわゆるセカンドカツト放電加工法と呼ば
れる仕上加工方法が提案されている。 しかしながら、このセカンドカツト放電加工方
法で仕上加工を行う場合に、被加工物1に対する
ワイヤ電極2の相対的な移動軌跡は、最初に粗加
工を行つた時に被加工物1を搭載したテーブル3
に対してワイヤ電極2が相対的に画いた軌跡と全
く同じ軌跡を画いたとしても、加工中における温
度変化などの影響によつて被加工物1が変形して
いる場合もあり、被加工物1の全周にわたつてセ
カンドカツト放電加工を行うことは困難であつ
た。 すなわち、被加工物1の加工実施中における温
度変化などの影響による変形は、通常部分的に10
〜20μ程度の形状誤差が生じており、被加工物1
の輪郭のつもりでワイヤ電極2を相対的にテーブ
ル3に対して走行させたとしても、実際には被加
工物1の輪郭とは多少のずれが生ずる部分が出来
てしまい、放電が発生してセカンドカツト放電加
工が出来る部分と、放電が発生しない加工が出来
ない部分が出来てしまうと言う欠点があつた。 さらに、被加工物1を一旦テーブル3からはず
してしまうと、再度テーブル3上のもとの位置に
被加工物1をセツトをすることはきわめて困難で
あり、特にアルミサツシユの押し出しダイスのよ
うに丸い形状の被加工物については、X−Y座標
軸に対する角度の補正を行うことが出来ず、一旦
被加工物をテーブルから取りはずしてしまうと、
再度テーブルの元の位置にセツトを行うことが出
来ないので、実際にはセカンドカツト放電加工方
法によつて仕上加工を行うことは不可能となり、
これもセカンドカツト放電加工方法の大きな欠点
の一つであつた。 この発明は以上説明したようなセカンドカツト
放電加工方法の欠点を除去し、被加工物の輪郭の
仕上加工を容易にセカンドカツト放電加工方法で
行うことが出来るようにすることを目的としたも
のである。 すなわち、この発明においては、被加工物に対
するワイヤ電極の相対的な移動の制御を、被加工
物の輪郭を直接ワイヤ電極で倣いながらセカンド
カツト放電加工を行なおうとするものである。 以下、この発明の一実施例について図によつて
説明を行う。 第2図はセカンドカツト放電加工において、ワ
イヤ電極2により直接被加工物1の輪郭を倣う原
理を説明するために、ワイヤ電極2と被加工物1
との相互関係を示すための平面図で、ワイヤ電極
2についてはその断面を示したものである。 第2図において、2A,2B,2Cおよび2D
は、被加工物1との間の相互関係が、それぞれ図
に示すように異つた関係にあるワイヤ電極であ
る。このワイヤ電極2はその中心を通る直交した
X−Y座標軸によつてその表面が4つの部分に区
分されて、その各区分をそれぞれ図に示すよう
に、第象限、第象限、第象限および第象
限と名付ける。 ワイヤ電極2Aは、被加工物1の輪郭と最も接
近している点(以下この点を接近点と言う)が、
第象限上にある場合である。つまり、この接近
点が第象限上にあるための条件は、被加工物1
の輪郭である加工線の接線方向とY軸とのなす角
度θが、0゜<θ<90゜の範囲内にある場合であ
る。 このようにワイヤ電極2Aが、被加工物1とそ
の接近点が第象限上にあるような関係にある場
合においては、ワイヤ電極2Aが被加工物1の輪
郭に接近しすぎた時には、ワイヤ電極2Aを−Y
方向に相対的に移動させて乖離させ、乖離しすぎ
た時には、ワイヤ電極2Aを+X方向に相対的に
移動させて接近させる。 この−Y方向および+X方向の相対的移動をワ
イヤ電極2Aが繰り返すことによつて被加工物1
の輪郭を、時計廻り方向(以下CW方向と言う)
に倣つて行くことが出来る。なおこの際−Y方向
および+X方向に対する相対的移動の送り量は、
細かければ細いほど、ワイヤ電極2Aと被加工物
1の輪郭との間の相対的な運動は滑らかなものに
なり、より正確に被加工物1の輪郭を正確に倣う
ことが出来るものである。 また、ワイヤ電極2Aがが被加工物1の輪郭に
接近しすぎた時には−X方向に、乖離しすぎた時
には+Y方向に、ワイヤ電極2Aを相対的に移動
すると、ワイヤ電極2Aは被加工物1の輪郭を反
時計廻り方向(以下CCW方向と言う)に倣つて
行くことが出来る。 さらに、被加工物1の輪郭との接近点が第象
限上にあるような相互関係にワイヤ電極2Bがあ
る場合には、ワイヤ電極2Bが被加工物1の輪郭
に接近しすぎた時には+X方向に、乖離しすぎた
時には+Y方向に、ワイヤ電極2Bを相対的に移
動すると、ワイヤ電極2Bは被加工物1の輪郭を
CW方向に倣つて行くことが出来、また、ワイヤ
電極2Bが被加工物1の輪郭に接近しすぎた時に
は−Y方向に、乖離しすぎた時には−X方向に、
ワイヤ電極2Bを相対的に移動することで、ワイ
ヤ電極2Bは被加工物1の輪郭をCCW方向に倣
つて行くことが出来る。 このようにして、CW方向またはCCW方向に
被加工物1の輪郭を倣つて行くに当り、各象限に
おける被加工物1に対してワイヤ電極2を相対的
に接近または乖離させるために、移動すべき方向
をまとめたものが、第1表および第2表である。
【表】
【表】 以上説明した方法によつて、ワイヤ電極2の接
近点が同一の象限内にある場合においては、ワイ
ヤ電極2自身で直接被加工物1の輪郭を倣うこと
が出来る。 しかし、第1表および第2表からも解るよう
に、ワイヤ電極2の接近点の象限が変化する位置
を通過すると、ワイヤ電極2を被加工物1の輪郭
に対して接近または乖離させるための、相対的移
動方向が異つて来るので、そのまま倣いを進めて
行くことが出来ず、接近または乖離させるため
の、相対的移動方向を変えなければならない。次
に、この接近点の象限が変化する位置を検出する
装置の一実施例について、図により説明する。 第3図はセカンドカツト放電加工を行うに当
り、事前に被加工物1の輪郭を倣うための倣い装
置の倣い部分であるスタイラス21の断面図であ
る。このスタイラス21は、ワイヤ電極2とほぼ
同径で、その中心線で直交し、X−Y座標軸と、
それぞれ平行な二つの平面で4分割され、その4
分割された各部分は相互に電気的に絶縁されてお
り、それぞれ図に示すように第象限、第象
限、第象限および第象限と命名され、この倣
い装置はスタイラス21のどの象限が直接被加工
物1の輪郭に接触して倣つているか検知出来るよ
うに構成されている。 第4図はこの倣い装置のスタイラス21で被加
工物1の輪郭を倣つている状況を示す図で、スタ
イラス21は点P1から順にP2,P3,…P8,P1
CW方向に被加工物1の輪郭に接触しながら倣つ
て行くものである。 スタイラス21が点P1からP2までの間を倣つて
いる場合には、スタイラス21の第象限が被加
工物1の輪郭に接しており、後でこの部分をセカ
ンドカツト放電加工を行う時に、ワイヤ電極2の
接近点は第象限上に存在することを意味してい
る。続いて、点P2からP3までの間を倣つている場
合は、その第象限が被加工物1の輪郭に接して
おり、この部分のセカンドカツト放電加工を行う
時には、ワイヤ電極2の接近点は第象限上にあ
ることになる。 すなわち、点P2の位置でセカンドカツト放電加
工時におけるワイヤ電極2の接近点は第象限上
から第象限上に変化するので、この点P2の座標
と、点P2通過後は接近点が第象限上にあること
を、通過駆動制御装置6内に設けられた記憶装置
に記憶をしておく。同様にして、象限の変化する
点P3,P4,…P8,P1の座標と、各点間P3−P4,P4
−P5,…,P8−P1の象限を記憶装置に記憶をしな
がら、被加工物1の輪郭全周の倣いを完了する。 この事前の倣いによつて記憶を必要とする、象
限の変化する点は、第4図に示すような自由曲線
から成る被加工物1でもわずか8点であり、かな
り複雑な輪郭形状の被加工物でも、この象限の変
化をする点はあまり多くはならず、被加工物の輪
郭形状を直接記憶するのに比べると、きわめて記
憶容量の小さい記憶装置で充分記憶することが出
来る。 以上のようにして、被加工物1の輪郭を倣つて
接近点の象限とその変化する点を記憶装置に記憶
した上で、セカンドカツト放電加工を行う倣い制
御装置の一実施例について、以下第5図によつ
て、その構成および動作についての説明を行う。 第5図において、22および23は放電加工間
隙の平均極間電圧を基準電圧と比較する電圧比較
回路である。放電加工間隙の極間電圧を抵抗24
およびコンデンサ25によつて平均化した平均極
間電圧Vgが、加工間隙の広さが適正である場合
の平均極間電圧の上限Vr2および下限Vr1とそれ
ぞれ上記電圧比較回路22および23で比較し
て、ワイヤ電極2が被加工物1から乖離しすぎて
いないか、あるいは接近しすぎていないかの判定
を行なう。 すなわち、ワイヤ電極2が被加工物1に接近し
すぎると平均極間電圧Vgが低くなり、Vg<Vr1
となるので電圧比較回路22から乖離指示信号S1
が得られる。一方、ワイヤ電極2が被加工物1か
ら乖離しすぎると平均極間電圧Vgが高くなり、
g>Vr2となるので電圧比較回路23から接近
指示信号S2が得られる。 26はこの乖離指示信号S1、接近指示信号S2
接近点の象限にしたがつて、実際にワイヤ電極2
を相対的に駆動する方向に変換する駆動方向制御
装置で、ワイヤ電極2を相対的に駆動する方向を
指示する信号S+X、S-X、S+YおよびS-Yを出力
する。 なお、この駆動方向制御装置26には、希望す
る加工方向が時計廻り(CW)、反時計廻り
(CCW)のいずれであるかを事前に入力をしてお
く必要がある。 第6図は上記駆動方向制御装置26の具体的な
構成を示す図で、ANDゲート27およびORゲー
ト28を組み合せて、上記第1表および第2表を
具体的な回路として回路化したものが使用されて
いる。 6Aは被加工物1を搭載したテーブル3のX軸
駆動モータ4およびY軸駆動モータ5の制御を上
記駆動方向制御装置26の指示により行う駆動制
御装置で、この駆動制御装置6Aには、事前の倣
いによる象限の変化する点や、その象限の変化す
る点相互間における接近点の象限を記憶しておく
記憶装置を内部に備えており、この記憶装置の記
憶内容と現在セカンドカツト放電加工を行つてい
る点の座標とから、現在のワイヤ電極2の接近点
の象限を示す信号S,S,SまたはSを
上記駆動方向制御装置26に対して出力するもの
である。 以上のように構成されたこの実施例の動作につ
いて説明すると、被加工物1の輪郭線上の接近点
の象限が変化をする位置、すなわち、点P9
P10,P11,…およびその相互間P9−P10,P10−P11
…における接近点の象限,,,…は事前に
スタイラス21を持つ倣い装置による輪郭の倣い
により検知して、駆動制御回路6A内の記憶装置
に記憶されている。 今、仮にPS点をCW方向にセカンドカツト放
電加工を行つているとすると、この部分は第象
限であるので、駆動制御装置6AからはS信号
が出力されているので、ワイヤ電極2が被加工物
1に接近しすぎると、電圧比較回路22から乖離
指示信号S1が出力され、駆動方向制御装置26か
らは+X方向にワイヤ電極2を相対的に移動させ
るS+X信号が出力され、X軸駆動モータ4が+方
向にテーブル3を駆動してワイヤ電極2を被加工
物1から乖離させるように駆動制御装置6Aが動
作するものである。 また逆に、ワイヤ電極2が被加工物1から乖離
しすぎると、電圧比較回路23から接近指示信号
S2が出力され、駆動方向制御装置26からはS+Y
信号が出力されて、駆動制御装置6Aの動作によ
りワイヤ電極2は被加工物1から乖離に接近する
ようY軸駆動モータ5が+方向にテーブル3を駆
動する。 この被加工物1に対する接近、乖離の動作をワ
イヤ電極2は繰返して点P10の位置までセカンド
カツト放電加工を行うと、駆動制御装置6Aから
S信号が出力され、ワイヤ電極2が被加工物1
に接近しすぎるとS-Y信号、乖離しすぎるとS+X
信号が駆動方向制御装置26から出力し駆動制御
装置6AでX軸駆動モータ4,Y軸駆動モータ5
を駆動しながら、点P11の位置までセカンドカツ
ト放電加工が行われる。 このようにして、被加工物1の表面をセカンド
カツト放電加工方法で仕上げ加工を行うことが出
来るが、引きつづき、この加工面をセカンドカツ
ト放電加工で2回目の仕上加工を行う時には、加
工による取代分だけ象限の変化する点の位置が移
動するので、第7図に示すように、各点をむすぶ
直線で形成された疑似図形を想定し、この疑似図
形に対するオフセツト変更を行つて、P1,P2,…
P8の諸点をP1,P2,…P8に変更するように、駆動
制御装置6A内の記憶装置の記憶を変更してやれ
ばよい。 このようにして、被加工物の輪郭に沿つてその
表面をセカンドカツト放電加工を行うことが出来
るが、さらにこの実施例の変更したものとして、
加工間隙の電圧が適正の範囲にあるとき、すなわ
ち、Vr1gr2の場合には、現在の進行方向
のベクトルを維持してワイヤ電極2を被加工物1
に対して相対的に進行させるように制御をするこ
とも出来る。なお、この進行方向のベクトルは、
セカンドカツト放電加工の当初や、象限の変化点
の直後では不明であるが、ワイヤ電極2が被加工
物1に対して相対的に乖離と接近の試行を行い、
例えば第5図に示すように△X、△Yを検知する
と、その方向を進行ベクトルとして加工を行う。
当然、この進行ベクトルは加工の進行と共にその
方向が変化するが、その場合には必ず乖離指示信
号S1または接近指示信号S2が出力され、その進行
ベクトルは補正をされて行くことになる。 また、ワイヤカツト放電加工などの棒状電極を
使用した放電加工を粗加工をそのままテーブルか
ら取りはずすことなくセカンドカツト放電加工方
法で仕上加工を行うような場合に使用する別の実
施例として、スタイラスを使用した加工前の倣い
を行わず、粗加工を行つた時のデータから直接ワ
イヤ電極の接近点の象限と、その変化する点を記
憶した上、その記憶したデータを基に上記実施例
同様被加工物の輪郭をワイヤ電極で直接倣つてセ
カンドカツト放電加工を実施することが出来る。 以上、この発明による倣い制御方法および倣い
制御装置をワイヤカツト放電加工装置に適用した
場合について説明して来たが、例えば円柱形など
の棒状電極を使用した放電加工装置に適用するこ
とも可能である。 この発明は、加工面の仕上げ加工などを行うセ
カンドカツト加工を使用する放電加工装置の電極
と被加工物との間の相対的な移動を、接近点の象
限と、その変化する位置の座標のみを事前に記憶
した上被加工物の輪郭を直接ワイヤ電極で倣つて
制御を行うようにしたことにより被加工物の加工
中における変形があつても、被加工物の全部の加
工線にわたつて、セカンドカツト放電加工による
仕上加工を行うことが出来、ワイヤカツト放電加
工など棒状電極を使用する放電加工で仕上面の特
に滑かなことが要求される加工を容易に、高能率
に行うことが出来るようになり、さらに被加工物
の輪郭形状を直接記憶するものに比べると、きわ
めて記憶容量の小さい記憶装置で充分記憶するこ
とができる。 また、この発明は被加工物の現物倣いであるの
で、加工装置テーブルの座標軸に被加工物を合せ
る必要はなく、一旦被加工物をテーブルから取り
はずしても容易に再取付けが出来ると共に、一般
の放電加工装置や一般の機械加工で製作した被加
工物の仕上加工などにも使用することが出来る。 特に一般の放電加工においては被加工物の加工
面にテーパーがついてしまうが、この発明の方法
によるセカンドカツト加工で仕上加工を行えば、
ワイヤカツト放電加工装置の垂直性がよい特長を
利用して無テーパーに仕上げを行うことも出来る
と言う効果もある。 以上説明したように、セカンドカツト加工によ
る仕上加工の応用範囲を広め、仕上前の粗さが5
μRmax程度の加工を高能率に行うことが出来る
ようになつた効果はきわめて大きいものであると
言うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来から使用されているワイヤカツト
放電加工装置の一例の構成を示す概念図、第2図
はワイヤ電極と被加工物との位置の相互関係を示
す平面図、第3図はこの発明で被加工物の輪郭を
倣うスタイラスの断面を示す平面図、第4図はス
タイラスで被加工物の輪郭を倣つている状況を示
す平面図、第5図はこの発明の実施例の構成およ
び動作を説明する図、第6図は駆動方向制御装置
の構成図、第7図は加工代拡大の方法を説明する
ための平面図である。 図中、同一符号は同一または相当部分を示し、
1は被加工物、2および2A,2B,2C,2D
はワイヤ電極、3はテーブル、4はX軸駆動モー
タ、5はY軸駆動モータ、6および6Aは駆動制
御装置、12は加工用電源、17は加工液、20
は加工液の噴射ノズル、21はスタイラス、22
および23は電圧比較回路、26は駆動方向制御
装置、27はANDゲート、28はORゲートを示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 棒状電極の軸心で直交するX,Y座標軸によ
    り4分割された各象限に応じて棒状電極と被加工
    物との相対的な移動方向を定め、この各移動方向
    に棒状電極と被加工物を相対的に移動させて、棒
    状電極の側面と被加工物との加工輪郭との間に形
    成される通電加工間隙に放電を行いながら、上記
    被加工物の加工輪郭表面を放電加工するセカンド
    カツト放電加工方法において、 被加工物の加工輪郭に最も近接している棒状
    電極の周上の位置が、上記各象限から異なつた
    象限に移行するときの被加工物の加工輪郭上の
    位置の座標をセカンドカツト放電加工前に検
    知・記録し、 棒状電極と被加工物の相対的な移動中に、棒
    状電極が上記記憶された座標位置に移動したと
    きに、各象限に定められた棒状電極の移動方向
    を選択し、 上記記憶された座標位置の点相互間は棒状電
    極により直接通電加工間隙を検出し、棒状電極
    が被加工物に接近しすぎた時は乖離するよう
    に、乖離しすぎた時は接近するように、それぞ
    れ逆行をすることなく棒状電極と被加工物との
    相対的な移動を制御する、 ことを特徴とする放電加工装置の倣い制御方
    法。 2 棒状電極が連続したワイヤ電極であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放電加工
    装置の倣い制御方法。 3 棒状電極の軸心で直交するX,Y座標軸によ
    り4分割された各象限に応じて棒状電極と被加工
    物との相対的な移動方向を定め、この各移動方向
    に棒状電極と被加工物を相対的に移動させて、棒
    状電極の側面と被加工物との加工輪郭との間に形
    成される通電加工間隙に放電を行いながら、上記
    被加工物の加工輪郭表面を放電加工するセカンド
    カツト放電加工に使用する装置において、 上記被加工物の加工輪郭をセカンドカツト放電
    加工前に倣う倣い装置と、 この倣い装置で検知した、被加工物の加工輪郭
    に最も接近している棒状電極の周上の位置が上記
    各象限から異なつた象限に移行するときの各移行
    象限と被加工物の加工輪郭上の位置の座標とを記
    憶する記憶装置と、 棒状電極と被加工物の相対的な移動中に、棒状
    電極と被加工物との間に印加される極間電圧を基
    準電圧と比較する電圧比較回路と、 この電圧比較回路による比較結果と、上記記憶
    装置に記憶された各移行象限及び被加工物の加工
    輪郭上の位置座標とから、上記棒状電極と被加工
    物との相対的な移動方向を指示する駆動方向制御
    装置と、 を備えたことを特徴とする放電加工装置の倣い
    制御装置。 4 棒状電極が連続したワイヤ電極であることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の放電加工
    装置の倣い制御装置。 5 被加工物の輪郭をセカンドカツト放電加工前
    に倣う倣い装置は、その検出部が棒状電極とほぼ
    同一の断面形状を持つたスタイラスから構成され
    たことを特徴とする特許請求の範囲第3項または
    第4項記載の放電加工装置の倣い制御装置。 6 倣い装置はスタイラスの断面形状が円形でそ
    の軸心で直交する2平面で上記スタイラスは4分
    割された上相互に絶縁されており、この4分割さ
    れたどの部分が上記被加工物の輪郭を倣つている
    か検知する装置を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第5項の放電加工装置の倣い制御装置。
JP8432178A 1978-07-11 1978-07-11 Profile control method and controller of spark erosion machine Granted JPS5511761A (en)

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