JPS6148000B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は送風装置に関し、特に送風装置を室内
送風の他にヘアドライヤ用ノズル、衣類乾燥用袋
等のアタツチメントを接続することにより毛髪乾
燥、衣類乾燥等に適宜使用可能とした送風装置に
関するものである。

本発明は特に主吐出口と補助吐出口の送風距離
を最短にして送風をスムーズに行ない、送風調整
体による主吐出口と補助吐出口への調整の際の送
風損失を最少にして効率良く送風することができ
る送風装置を提供することを目的としたものであ
る。

上記目的を達成するために本発明の送風装置は
温風若しくは冷風を室内に吐出する主吐出口を本
体ケースに設け、該主吐出口と同送風方向で該主
吐出口の中心に位置させ温風若しくは冷風を接続
したアタツチメントに吐出する補助吐出口を上記
本体ケースに設け、該主吐出口若しくは補助吐出
口のどちらか一方に温風若しくは冷風を通風路を
介して送風するフアンを上記本体ケースに設け、
該通風路と主吐出口との間に位置し該通風路と吐
出口とを接続する主通風路及び該通風路と補助吐
出口との間に位置し該通風路と補助吐出口とを接
続する補助通風路を有する通風調整体を上記本体
ケースに回動可能に設け、該通風調整体を適宜回
動調整することにより該通風調整体の夫々の主通
風路若しくは補助通風路を上記主吐出口若しくは
補助吐出口のどちら一方に接続して上記主吐出口
若しくは補助吐出口のどちらか一方より温風若し
くは冷風を吐出させる構成にしたものである。

以下本発明の送風装置の一実施例を温風と冷風
の送風を適宜切換可能とした送風装置に実施した
場合について図面とともに説明する。

図面において、１は本体ケースであり、該本体
ケース１の背面には空気を吸入する空気吸入孔２
が設けられるとともに前面には温風若しくは冷風
を吐出する主吐出口３が設けられる。５は上記本
体ケース１内に配設される遠心式のフアンであ
り、該フアン５はモータ６により駆動されるとと
もにフアンケーシング７により所定方向に送風可
能に形成される。８はハニカム状のセラミツクヒ
ータ（半導体ヒータ）等よりなるヒータであり、
該ヒータ８は遮蔽体９とヒータ押え板１０間に
120度の間隔を置いて配設され、該ヒータ８、遮
蔽体９及びヒータ押え板１０とにより120度の間
隔を置いてなる通風路１１が形成される。１２は
通風路１１よりの送風を上記主吐出口３及び補助
吐出口１４の両方若しくはどちらか一方に通風す
る通風調整体であり、該通風調整体１２は上記
各々の通風路１１に対応する如く120度の間隔を
置いて円筒通風路１３が設けられるとともに上記
主吐出口３の中心に位置する如く温風若しくは冷
風を吐出する補助吐出口１４を有する補助通風路
１５が設けられ遮蔽体９のカバー部１６に回動可
能に配設される。１７は一端が上記補助吐出口１
４に接続される可撓性を有するホースであり、該
ホース１７の他端にはヘアドライヤノズル１８、
ヘアセツト用フード１９、多孔性の樹脂・布等よ
りなる衣類乾燥用袋２０のアタツチメントが接続
される。２１は上記主吐出口３に設けられた風向
調整板である。

第２図は上記通風調整体１２の通風経路の説明
図であり、該通風調整体１２の円筒通風路１３に
通風される矢印Ａで示す温風若しくは冷風は該円
筒通風路１３を介して主吐出口３より吐出され、
また通風調整体１２の円筒通風路１３以外に通風
される矢印Ｂで示す温風若しくは冷風は補助通風
路１５を介して補助吐出口１４より吐出される通
風経路に形成したものである。

次に上記のように構成してなる本発明の送風装
置の使用状態を説明すると、まず室内への送風の
みを行なう場合は、通風調整体１２を回転させて
該通風調整体１２の円筒通風路１３を上記ヒータ
押え板１０の通風路１１に対応させ、フアン５に
より空気吸入孔２から空気を吸入して上記ヒータ
押え板１０の通風路１１及び通風調整体１２の円
筒通風路１３を介して主吐出口３より吐出させ室
内のみの送風を行なう。この場合、ヒータ８への
通電を適宜制御してヒータ８により空気加熱した
際の温風若しくはヒータ８への通電を遮断するこ
とによる送風のみの冷風のみの送風を適宜行ない
室内の暖房等を行なう。

またヘアドライヤとして使用する場合は通風調
整体１２を回転させて該通風調整体１２の円筒通
風路１３を上記ヒータ押え板１０の通風路１１よ
り完全にずらして、該通風調整体１２の補助通風
路１５を上記ヒータ押え板１０の通風路１１に対
応させ、補助吐出口１４にホース１７の一端を取
着するとともに該ホース１７の他端にヘアドライ
ヤノズル１８を取着し、フアン５により空気吸入
孔２から空気を吸入して上記ヒータ押え板１０の
通風路１１及び通風調整体１２の補助通風路１５
を介して補助吐出口１４に送風し、該補助吐出口
１４に取着したホース１７を介してヘアドライヤ
ノズル１８より吐出させヘアドライヤとして使用
する。この場合、ヒータ８への通電を適宜制御し
てヒータ８により空気加熱した際の温風若しくは
ヒータ８への通電を遮断することによる送風のみ
の冷風の送風を適宜行ない、ヘアドライヤノズル
１８より温風若しくは冷風を適宜吐出させる。そ
してヘアセツトとして使用する場合は上記ヘアド
ライヤノズル１８の代わりにホース１７の他端に
ヘアセツト用フード１９を取着して上記と同様の
操作にて使用し、衣類乾燥機として使用する場合
は上記ヘアドライヤ１８の代わりにホース１７の
他端に衣類乾燥用袋２０を取着し衣類乾燥機とし
て使用する。

そしてまた室内の送風及びヘアドライヤノズル
１８、ヘアセツト用フード１９、衣類乾燥用袋２
０等のアタツチメントによる操作を同時に行なう
場合は通風調整体１２を回転させて該通風調整体
１２の円筒通風路１３を上記ヒータ押え板１０の
通風路１１に半分若しくは半分以上対応させ、フ
アン５により空気吸入孔２から空気を吸入して上
記ヒータ押え板１０の通風路１１より半分若しく
は半分以上を通風調整体１２の円筒通風路１３を
介して主吐出口３に送風し該主吐出口３より吐出
させるとともに上記ヒータ押え板１０の通気路１
１よりの半分若しくは半分以下を通風調整体１２
の補助通風路１５を介して補助吐出口１４に送風
し、該補助吐出口１４に取着したホース１７を介
して該ホース１７に取着したアタツチメントに送
風を行ないアタツチメントによる操作を同時に行
なう。この場合も上記と同様に、ヒータ８への通
電を適宜制御して温風と冷風の切換えを適宜行な
う。また室内の送風及びアタツチメントによる操
作を同時に行なえるようにする場合は送風容量を
大きく形成しておく。

尚、上記実施例においては送風装置として温風
と冷風の切換を適宜行なえる場合について説明し
たが、温風のみの場合についても実施することが
でき、本発明は特に上記実施例に限定されるもの
ではない。

本発明の温風装置は上記のような構成であるか
ら、簡単な構成を付加するのみで種々の用途に使
用することができ、しかも操作がきわめて簡単で
あり、その上主吐出口と同心上に位置する如く補
助吐出口を設けることにより主吐出口と補助吐出
口の送風距離を最短にすることができるとともに
送風がスムーズに行なえ、通風調整体による主吐
出口と補助吐出口への調整の際の送風損失を最少
にすることができ効率良く送風することができる
等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の送風装置の要部断面図、第２
図は第１図の通風調整体の通風経路の説明図であ
る。 図面中、３は主吐出口、１２は通風調整体、１
４は補助吐出口を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 温風若しくは冷風を室内に吐出する主吐出口
   を本体ケースに設け、該主吐出口と同送風方向で
   該主吐出口の中心に位置させ温風若しくは冷風を
   接続したアタツチメントに吐出する補助吐出口を
   上記本体ケースに設け、該主吐出口若しくは補助
   吐出口のどちらか一方に温風若しくは冷風を通風
   路を介して送風するフアンを上記本体ケースに設
   け、該通風路と主吐出口との間に位置し該通風路
   と主吐出口とを接続する主通風路及び該通風路と
   補助吐出口との間に位置し該通風路と補助吐出口
   とを接続する補助通風路を有する通風調整体を上
   記本体ケースに回動可能に設け、該通風調整体を
   適宜回動調整することにより該通風調整体の夫々
   の主通風路若しくは補助通風路を上記主吐出口若
   しくは補助吐出口のどちらか一方に接続して上記
   主吐出口若しくは補助吐出口のどちらか一方より
   温風若しくは冷風を吐出させることを特徴とする
   送風装置。