JPH1183190A - 温風涼風ファン - Google Patents

温風涼風ファン

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JPH1183190A
JPH1183190A JP24328297A JP24328297A JPH1183190A JP H1183190 A JPH1183190 A JP H1183190A JP 24328297 A JP24328297 A JP 24328297A JP 24328297 A JP24328297 A JP 24328297A JP H1183190 A JPH1183190 A JP H1183190A
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JP
Japan
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air
cool
fan
hot
flow path
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Application number
JP24328297A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yoshida
勉 吉田
Akira Okuyama
明 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面上にスペースを必要とせず、室内外観が
良好であって、温風用と涼風用とで専用機を使用する場
合よりも安価に製造できる温風涼風ファンを提供する。 【解決手段】 脱衣室(11)の室内壁面に固定されて、温
風及び涼風が選択可能な温風涼風ファン(10)であって、
複数の回転羽根を回転させることにより、空気を強制的
に移動させる回転ファン(60)と、この回転ファン(60)か
ら吹き出した空気を涼風用の流路と温風用の流路とに切
替可能な流路切替手段(70)と、温風を発生させるために
移動する空気に熱を供給するヒーター(80)とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、脱衣室に固定さ
れて、温風及び涼風が選択可能な温風涼風ファンに関す
るものである。
【0002】
【先行技術】従来、脱衣室において、建物全館の冷暖房
システムであるセントラルヒーティングを予め設置して
いない場合、脱衣室に専用の冷暖房エアコンを取り付け
ることは、費用が嵩むために稀であり、簡易移動型の扇
風機や温風ヒーター等を使用していた。すなわち、入浴
直後、浴室から出た人が涼風を得るために脱衣室内に扇
風機を配置し、この扇風機からの涼風を入浴後の身体に
浴びて涼んでいた。また、冬季においては、脱衣室の温
度が低いため、簡易型の温風ヒーター等の暖房器具を配
置することにより、暖をとっていた。
【0003】また、近年では、脱衣室の天井に取り付け
られた換気扇を利用して温風機として使用する場合があ
った。すなわち、換気扇内部の回転ファンと脱衣室との
間の流路内部にヒーターを配置して外部との流路を閉鎖
し、回転ファンを用いてヒーターが発生する熱を脱衣室
の内部に送って脱衣室内部を暖めていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した簡易
移動型の従来の扇風機や、ヒーターは、置場所にスペー
スを必要とし、狭い脱衣室では、邪魔になるという第一
の問題点があった。また、扇風機とヒーターとの二種類
の機器を脱衣室内部に配置することは、脱衣室内部の室
内外観が見苦しいものになるという第二の問題点があっ
た。
【0005】また、涼風用と温風用の二種類の機器を配
置することは、これらの各機器の内部に、モーターを有
する回転ファン等を必要とするため、同様の部品をそれ
ぞれ使用することとなって、無駄であるという第三の問
題点があった。また、上述したような天井換気扇の内部
にヒーターを取り付けたものは、温風機として使用する
場合は問題ないが、涼風用として用いようとしても、回
転ファンと脱衣室との間にヒーターが配置されているた
め、回転ファンから吹き出される空気は、ヒーターが抵
抗となって、その流速が落ちてしまい、涼風用としては
使用し難いという第四の問題点があった。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する第一乃至第三の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、床面上にス
ペースを必要とせず、室内外観が良好であって、温風用
と涼風用とで専用機を使用する場合よりも安価に製造で
きる温風涼風ファンを提供しようとするものである。こ
れに加え、請求項2記載の発明は、上記した従来の技術
の有する第四の問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、温風と涼風とのいずれにも使用
することができる上に、涼風時にヒーターが抵抗となら
ずに、流速が早い涼風を吹き出すことができる温風涼風
ファンを提供しようとするものである。
【0007】これに加え、請求項3記載の発明は、さら
に涼風の空気の流速を上げることができる温風涼風ファ
ンを提供しようとするものである。これに加え、請求項
4記載の発明は、入浴後、浴室から出た人が、頭上から
涼風を浴びることができて、さらに、温風を頭上から浴
びることができて、濡れた頭髪を乾燥可能なヘアードラ
イヤーとしても使用することができる温風涼風ファンを
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
脱衣室(11)の室内壁面に固定されて、温風及び涼風が選
択可能な温風涼風ファン(10)であって、複数の回転羽根
を回転させることにより、空気を強制的に移動させる回
転ファン(60)と、この回転ファン(60)から吹き出した空
気を涼風用の流路と温風用の流路とに切替可能な流路切
替手段(70)と、温風を発生させるために移動する空気に
熱を供給するヒーター(80)とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】なお、ここで、「複数の回転羽根を回転さ
せることにより、空気を強制的に移動させる回転ファン
(60)」とは、電動によるモーター(61)と、このモーター
(61)により回転する多数の羽根とからなり、回転する羽
根により発生する強制的な空気の流れを利用して、配管
の内部の空気をいずれかの方向に強制的に移動させるこ
とができるものであれば良いものである。具体的には、
羽根車の回転に伴って気体の遠心力を利用し、気体を圧
送するシロッコファンや、プレートファン等の遠心送風
機や、ターボブロアを含むものである。さらに、数枚の
羽根を軸に対して半径方向に取り付け、扇風機のように
気体は軸方向に流動し、遠心力によるものではなく羽根
の揚力作用による軸流送風機等も含むものである。
【0010】本発明に係る温風涼風ファン(10)は、脱衣
室(11)の室内壁面に固定されている。このため、脱衣室
(11)の床面上に温風涼風ファン(10)を載置するためのス
ペースを必要とせず、脱衣室(11)内部が狭くならず、ま
た、邪魔になることもない。また、一つの機器で、温風
用と、涼風用とを兼用することができ、それぞれ専用機
を使用する場合と比較して、脱衣室(11)内部の外観をす
っきりしたものにすることができ、良好な室内外観を得
ることができる。
【0011】さらに、温風用と涼風用とを兼用している
ため、モーターを有する回転ファン等を温風用と涼風用
とで共通して使用することができる。これにより、温風
涼風ファン(10)の製造コストを、温風用と涼風用とでそ
れぞれ専用機を使用するよりも下げることができる。請
求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の特徴点に
加え、流路切替手段(70)は、ヒーター(80)と、回転ファ
ン(60)との間に位置していることを特徴とする。
【0012】なお、ここで、流路切替手段(70)は、回転
ファンから吹き出される空気の流れを、温風用流路(50)
と、涼風用流路(40)とのいずれかの流路に案内すること
ができるものであれば良いものである。例えば、上記流
路のいずれか一方の流路を開閉自在な切替弁(71)を回転
させて閉じることにより、他方の流路へ回転ファン(60)
から吹き出される空気を案内することができるようなも
のを含むものである。
【0013】本発明は、流路切替手段(70)が、ヒーター
(80)と回転ファン(60)との間に位置している。すなわ
ち、流路切替手段(70)が、ヒーター(80)よりも、回転フ
ァン(60)により形成された空気の流れの上流側に配置さ
れている。このため、この流路切替手段(70)により案内
される涼風用の流路(40)の内部には、ヒーター(80)が存
在しないことになる。これにより、涼風用の流路(40)内
部では、ヒーター(80)が回転ファン(60)により形成され
る空気の流れを遮ったり、抵抗となるようなことがなく
て、回転ファン(60)により形成された空気の流れの速度
を落とすことなく、温風涼風ファン(10)の外に排出する
ことができる。これにより、流速が早い、快適な涼風を
得ることができる。
【0014】また、流路切替手段(70)を、ヒーター(80)
と回転ファン(60)との間に配置し、ヒーター(80)を、流
路切替手段(70)や、回転ファン(60)よりも空気の流れの
下流側に配置している。すなわち、ヒーター(80)を温風
用の流路(50)の最も下流側に配置し、ヒーター(80)を回
転ファン(60)や、流路切替手段(70)の上流側に配置して
いない。これにより、回転ファン(60)等の内部機器をヒ
ーター(80)による高温の空気で変形させることがなく、
また、温風用の流路(50)の途中で、熱が吸収されて低温
の空気になることもない。そして、温風涼風ファン(10)
から排出される直前にヒーター(80)を配置して、高温の
空気を温風涼風ファン(10)の外部に排出させることがで
き、高温の温風を得ることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記した請求項1
または請求項2記載の特徴点に加え、涼風用の流路(40)
は、排出する涼風の空気の流速を上げるために、外部と
連通する排出口(41)に向かって連続的に断面積が小さく
なるように形成されていることを特徴とする。本発明
は、涼風用流路(40)が、排出口(41)に向かって連続的に
断面積が小さくなるように形成されている。そして、涼
風用流路(40)の内部は回転ファン(60)により略一定の圧
力が発生し、略一定の体積の空気が涼風用流路(40)の内
部を移動する。そして、空気が排出口(41)側に移動する
程、涼風用流路(40)の断面積が小さくなって絞られ、絞
られた分だけ空気の移動速度が大きくなる。これによ
り、排出口(41)から排出される空気の流速を上げること
ができる。
【0016】請求項4記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、温風
涼風ファン(10)は、浴室(12)への出入りをするために浴
室(12)と脱衣室(11)との間に開口する開口部(13)上方の
壁面に固定され、温風用及び涼風用の排出口は、温風涼
風ファン(10)の下部から下方に向かって開口しているこ
とを特徴とする。
【0017】本発明は、温風涼風ファン(10)が、開口部
(13)の上方の脱衣室(11)側の壁面に固定されている。そ
して、涼風用の排出口(41)が、温風涼風ファン(10)の下
部から下方に向かって開口している。これにより、入浴
後、浴室(12)から出た人が、頭上から涼風を浴びること
ができて、身体や頭髪に付着している水分の蒸発を促進
させるとともに入浴後の火照った身体の温度を低下させ
ることができる。
【0018】また、温風用の排出口(51)が、温風涼風フ
ァン(10)の下部から下方に向かって開口している。これ
により、冬季の寒い時期に、温風を脱衣室(11)の下方に
向かって吹き出すことができて、脱衣室(11)内部の空気
を循環させることができるとともに、脱衣室(11)の下方
に暖かい空気を送給することができ、足元を暖めること
ができる。
【0019】さらに、温風涼風ファン(10)の下方から温
風を吹き出すことができるため、入浴後の人が温風涼風
ファン(10)の下方に立つと、濡れた頭髪を乾燥すること
が可能なヘアードライヤーとして使用することもでき
る。その際、ヘアードライヤーを手で持つ必要がなく、
両手を自由に使うことができるため、大変便利である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図4は、本
発明の実施の形態を示すものであり、図1は温風を発生
している状態の温風涼風ファンの概略縦断面図、図2は
涼風を発生している状態の温風涼風ファンの概略縦断面
図、図3は温風涼風ファンを取り付けた状態の外観斜視
図、図4は温風涼風ファンを取り付けた状態の外観正面
図をそれぞれ示す。
【0021】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る温風涼風ファン10は、全体形状
が略箱状であって、脱衣室11の室内壁面に固定されて、
温風及び涼風が選択可能なものである。この温風涼風フ
ァン10は、浴室12への出入りをするために浴室12と脱衣
室11との間に開口する開口部13の上方の脱衣室11側の壁
面に固定されている。
【0022】そして、温風涼風ファン10は、空気を吸入
するために脱衣室11側の正面上部に複数のスリット31か
らなる吸入口30と、この吸入口30から吸入した空気を温
風にして排出する温風排出口51と、吸入口30から吸入し
た空気を流速の早い涼風として排出する涼風排出口41と
を備えている。この温風排出口51及び涼風排出口41は、
温風涼風ファン10の下部から下方に向かって開口するよ
うに形成されている。具体的には、温風排出口51は、温
風涼風ファン10の下面に開口し、涼風排出口41は、温風
涼風ファン10の前面側の下部に開口している。そして、
涼風用流路40は、排出する涼風の空気の流速を上げるた
めに、外部と連通する涼風排出口41に向かって連続的に
断面積が小さくなるように形成されている。具体的に
は、涼風用流路40は、全体形状が略扇状であって、その
厚み方向及び幅方向ともに涼風排出口41に向かって小さ
くなるように形成されている。
【0023】そして、温風涼風ファン10は、複数の回転
羽根を回転させることにより、空気を強制的に移動させ
る回転ファン60と、この回転ファン60から吹き出した空
気を涼風用の涼風用流路40と温風用の温風用流路50とに
切替可能な流路切替手段70と、温風を発生させるために
移動する空気に熱を供給するヒーター80とを備えてい
る。
【0024】前記回転ファン60は、全体形状が略円筒状
であって、円周表面の長手方向に沿って薄い羽根が複数
本、形成され、全体が回転することにより、周囲に空気
の流れを形成するものである。なお、回転ファン60の一
端側には、モーター61が形成されており、モーター61の
回転軸が回転ファン60の中心軸に位置するように設定さ
れている。そして、モーター61の回転駆動力により、回
転ファン60が回転可能に設定されている。
【0025】前記流路切替手段70は、回転ファン60の下
方であって、ヒーター80と回転ファン60との間に位置し
ている。この流路切替手段70は、回転ファン60から吹き
出される空気の流れを、温風用流路50と、涼風用流路40
とのいずれかの流路に案内することができるものであ
る。すなわち、上記流路のいずれか一方の流路を開閉自
在な切替弁71を回転させて閉じることにより、他方の流
路へ回転ファン60から吹き出される空気を案内すること
ができるように形成されているものである。
【0026】次に、上記した実施の形態の作用及び効果
について説明する。本実施の形態に係る温風涼風ファン
10は、脱衣室11の室内壁面に固定されている。このた
め、脱衣室11の床面上に温風涼風ファン10を載置するた
めのスペースを必要とせず、脱衣室11内部が狭くなら
ず、また、邪魔になることもない。また、一つの機器
で、温風用と、涼風用とを兼用することができ、それぞ
れ専用機を使用する場合と比較して、脱衣室11の内部の
外観をすっきりしたものにすることができ、良好な室内
外観を得ることができる。
【0027】さらに、温風用と涼風用とを兼用している
ため、モーター61や、回転ファン60等の内部部品を温風
用と涼風用とで共通して使用することができる。これに
より、温風涼風ファン10の製造コストを、温風用と涼風
用とでそれぞれ専用機を使用するよりも下げることがで
きる。そして、流路切替手段70が、ヒーター80と回転フ
ァン60との間に位置している。すなわち、流路切替手段
70が、ヒーター80よりも回転ファン60により形成された
空気の流れの上流側に配置されている。このため、この
流路切替手段70により案内される涼風用流路40の内部に
は、ヒーター80が存在しないことになる。これにより、
ヒーター80が回転ファン60により形成される空気の流れ
を遮ったり、抵抗となるようなことがなくて、回転ファ
ン60により形成された空気の流れの速度を落とすことな
く、涼風を温風涼風ファン10の外に排出することができ
る。これにより、流速が早い、快適な涼風を得ることが
できる。
【0028】また、流路切替手段70を、ヒーター80と回
転ファン60との間に配置し、ヒーター80を、流路切替手
段70や、回転ファン60よりも空気の流れの下流側に配置
している。すなわち、ヒーター80を温風用の通路50の最
も下流側に配置し、ヒーター80を回転ファン60や、流路
切替手段70の上流側に配置していない。このため、ヒー
ター80により高温に加熱された空気が回転ファン60等の
内部機器に直接、当たることがなく、これらの内部機器
が高温の空気で変形することがない。これにより、温風
用の通路50の途中で、熱の大部分が他の部材に吸収され
て低温の空気になることもない。そして、温風涼風ファ
ン10から排出される直前にヒーター80を配置して、高温
の空気を温風涼風ファン10の外部に排出させることがで
き、高温の温風を得ることができる。
【0029】そして、本実施の形態において、涼風用通
路40は排出口41に向かって連続的に断面積が小さくなる
ように形成されている。そして、涼風用通路40の内部を
回転ファン60により略一定の圧力が発生すると、略一定
の体積の空気が涼風用通路40の内部を移動する。そし
て、空気が排出口41側に移動する程、涼風用通路40の断
面積が小さくなって絞られ、絞られた分だけ空気の移動
速度が大きくなる。これにより、排出口41から排出され
る空気の流速を上げることができる。
【0030】本実施の形態において、温風涼風ファン10
は、開口部13の上方の脱衣室11側の壁面に固定されてい
る。そして、涼風用の涼風排出口41は、温風涼風ファン
10の下部から下方に向かって開口している。これによ
り、入浴後、浴室12から出た人が、頭上から涼風を浴び
ることができて、身体や頭髪に付着している水分の蒸発
を促進させるとともに入浴後の火照った身体の温度を低
下させることができる。
【0031】また、温風排出口51は、温風涼風ファン10
の下部から下方に向かって開口している。これにより、
冬季の寒い時期に、温風を脱衣室11の下方に向かって吹
き出すことができて、脱衣室11内部の空気を循環させる
ことができるとともに、脱衣室11の下方に暖かい空気を
送給することができ、足元を暖めることができる。さら
に、温風涼風ファン10の下面から下方に向かって温風を
吹き出すことができるため、入浴後の人が温風涼風ファ
ン10の下方に立つと、濡れた頭髪を乾燥することが可能
なヘアードライヤーとして使用することもできる。その
際、ヘアードライヤーを手で持つ必要がなく、両手を自
由に使うことができるため、大変便利である。
【0032】なお、特に、図示していないが、開口部13
のスリット31の裏面側に防塵フィルターを配置すること
により、脱衣室11の内部の空気中の塵等を除去すること
ができ、脱衣室11内部の空気を清浄なものにすることが
できる。また、特に図示していないが、同様に開口部13
の裏面側に活性炭等を含んだ防臭フィルターを配置する
ことにより、脱衣室11の内部のいやな臭いを消臭するこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、床面上にスペースを必要とせず、
室内外観が良好であって、温風用と涼風用とで専用機を
使用する場合よりも安価に製造できる温風涼風ファンを
提供することができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、温風と涼風
とのいずれにも使用することができる上に、涼風時にヒ
ーターが抵抗とならずに、流速が早い涼風を吹き出すこ
とができる温風涼風ファンを提供することができる。請
求項3記載の発明によれば、さらに涼風の空気の流速を
上げることができる温風涼風ファンを提供することがで
きる。
【0035】請求項4記載の発明によれば、入浴後、浴
室から出た人が、頭上から涼風を浴びることができて、
さらに、温風を頭上から浴びることができて、濡れた頭
髪を乾燥可能なヘアードライヤーとしても使用すること
ができる温風涼風ファンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、温風を発生して
いる状態の温風涼風ファンを示す概略縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、涼風を発生して
いる状態の温風涼風ファンを示す概略縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、温風涼風ファン
を取り付けた状態を示す外観斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、温風涼風ファン
を取り付けた状態を示す外観正面図である。
【符号の説明】
10 温風涼風ファン 11 脱衣室 12 浴室 13 開口部 30 吸入口 31 スリット 40 涼風用流路 41 涼風排出口 50 温風用流路 51 温風排出口 60 回転ファン 61 モーター 70 流路切替手段 71 切替弁 80 ヒーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱衣室の室内壁面に固定されて、温風及
    び涼風が選択可能な温風涼風ファンであって、 複数の回転羽根を回転させることにより、空気を強制的
    に移動させる回転ファンと、 この回転ファンから吹き出した空気を涼風用の流路と温
    風用の流路とに切替可能な流路切替手段と、 温風を発生させるために移動する空気に熱を供給するヒ
    ーターとを備えたことを特徴とする温風涼風ファン。
  2. 【請求項2】 流路切替手段は、ヒーターと、回転ファ
    ンとの間に位置していることを特徴とする請求項1記載
    の温風涼風ファン。
  3. 【請求項3】 涼風用の流路は、排出する涼風の空気の
    流速を上げるために、外部と連通する排出口に向かって
    連続的に断面積が小さくなるように形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の温風涼風フ
    ァン。
  4. 【請求項4】 温風涼風ファンは、浴室への出入りをす
    るために浴室と脱衣室との間に開口する開口部上方の壁
    面に固定され、 温風用及び涼風用の排出口は、温風涼風ファンの下部か
    ら下方に向かって開口していることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3記載の温風涼風ファン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001241680A (ja) * 2000-02-24 2001-09-07 Inax Corp 脱衣室温風器
CN102213225A (zh) * 2011-04-29 2011-10-12 美的集团有限公司 具有冷暖风转换的风扇

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