JPS6147928B2 - - Google Patents

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JPS6147928B2
JPS6147928B2 JP54111588A JP11158879A JPS6147928B2 JP S6147928 B2 JPS6147928 B2 JP S6147928B2 JP 54111588 A JP54111588 A JP 54111588A JP 11158879 A JP11158879 A JP 11158879A JP S6147928 B2 JPS6147928 B2 JP S6147928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
shaped steel
sheet pile
joint part
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54111588A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5634818A (en
Inventor
Masao Ishiwatari
Teruaki Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP11158879A priority Critical patent/JPS5634818A/ja
Publication of JPS5634818A publication Critical patent/JPS5634818A/ja
Publication of JPS6147928B2 publication Critical patent/JPS6147928B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、H形断面の中心線を挾んで相対する
フランジ部の両端に、継手部をそれぞれ有するH
形鋼矢板に関するものである。
大型護岸、岸壁、山留め、仮締切り等の大型土
木工事用として、断面性能が大きく、しかも、水
密性、施工性を兼ね備えた矢板が要求されてお
り、断面性能が大きい鋼管や各種形鋼に、継手部
材を溶接した各種の矢板が提供されてきた。しか
しながら、これら矢板は、矢板本体および継手部
材を別個に製造する工程とそれらを溶接する工程
を必要とし、コスト高となる。そこで、圧延のみ
により矢板本体部と継手部が一体となつた鋼矢板
が提案されている。
圧延のみで製造できる鋼矢板の中で、断面性能
の大きいものとして断面形状がH形で、そのH形
断面の中心線を挾んで相対するフランジ部の両端
に、噛み合い継手部をそれぞれ有するH形鋼矢板
がある。
従来、このH形鋼矢板を圧延にて製造し、矢板
として使用するには、以下の問題点があつた。
H形鋼矢板の形状としては、第1図に示すよう
に、H形断面の中心線X−X′を挾んで相対する
フランジ部a,a′の両端に、それぞれ継手部bを
有する左右対称の形状のものが圧延過程での材料
の曲り等が生じにくく、製造しやすいが、圧延過
程および冷却過程における継手間隔Aのばらつき
はさけられないので、両側フランジ部a,a′の継
手部b,bを同時に噛み合わせるのは極めて難し
く、また、噛み合わせることができても材料の長
手方向での断面寸法のばらつきのため、打込抵抗
が著しく大きくなる。
そこで、たとえば第2図のように、一側フラン
ジ部aの両端にのみ継手部bを設け、他側フラン
ジ部a′の両端には継手部を設けない、いわゆる片
爪型が実用に供されている。
この片爪型H形鋼矢板の製造に際して、一般の
H形鋼に継手部材を溶接して製造する場合は問題
が少ないが、矢板本体部と継手部が一体化された
ものを圧延で製造する場合は、材料の非対称度合
が大きいため、圧延過程および冷却過程で、材料
に曲り、反り、ねじれなどを生じやすく、また、
フランジ部a,a′の長さが異なるため、圧延ライ
ンでの材料の搬送も難しい。
さらに、この片爪型H形鋼矢板を施工面から見
ると、打込は簡単であるが、材料が継手部bを中
心として回転しやすく、また、継手部bが一側フ
ランジ部aにあるだけなので、水密性を完全に得
るには十分でなく、たとえばH形鋼矢板の内側部
分cの中詰土砂を掘削して排除し、そこにコンク
リートを充填しようとする場合、土質によつては
噛み合つてないフランジ隙間dより土砕崩壊があ
り、掘削が困難であるとともに、中詰コンクリー
トを充填したとき、完全に一体化させることが難
しい。
本発明は上述した実情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、圧延過程における問題
点を解削するとともに、施工性および止水性にす
ぐれ、しかも、中詰土砂を排除し、中詰コンクリ
ートを充填したとき、強固な壁を形成することが
できるようにしたH形鋼矢板を提供しようとする
ものである。
以下、本発明を第3図に示す一実施例にもとづ
いて説明する。
H形断面の中心線X−X′を挾んで相対するフ
ランジ部1a,1bの両端に、継手部2a,2
b,2c,2dをそれぞれ有するH形鋼矢板1,
1′,1″において、前記中心線X−X′に対して
一側にある1組の継手部2a,2dをそれぞれ噛
み合い継手とし、かつそれら継手部2a,2dに
対する他の1組の継手部2b,2cをそれぞれ重
ね合わせ継手とする。
H形鋼矢板1におけるH形断面の中心線X−
X′に対して一側にある1組の継手部2a,2d
は、一方の継手部2aが、隣接するH形鋼矢板
1′の継手部2dと噛み合い、他方の継手部2d
が、隣接するH形鋼矢板1″の継手部2aと噛み
合うように構成する。
また、前記中心線X−X′に対して他側にある
1組の継手部2b,2cは、一方の継手部2b
が、隣接するH形鋼矢板1′の継手部2cと重ね
合い、他方の継手部2cが、隣接するH形鋼矢板
1″の継手部2bと重ね合うように構成する。
さらに、継手部2c,2dを中心線X−X′に
対して対称の同一形状に形成するとともに、継手
部2bには、隣接するH形鋼矢板1′の継手部2
cに形成される外側重ね合わせ面2c′に適当な隙
間3を有して重ね合わされる内側重ね合わせ面2
b′を形成し、かつ継手部2cには、隣接するH形
鋼矢板1″の継手部2bに形成される内側重ね合
わせ面2b′に適当な隙間4を有して重ね合わされ
る外側重ね合わせ面2c′を形成してなつている。
しかして、上記のように構成したH形鋼矢板
1,1′,1″において、継手部2a,2dまたは
継手部2a,2cが噛み合い、継手部2b,2c
または継手部2b,2dがH形鋼矢板1,1′,
1″の圧延上のばらつきを吸収できる程度の隙間
3,4を有する状態で重ね合わされる。
このようなH形鋼矢板1,1′,1″を打込む場
合、前記隙間3,4によつて嵌め合わせが容易で
あり、また、その隙間3,4の分だけしか材料が
回転しないので、真直ぐな矢板壁をつくりやす
く、施工性がよいとともに、1組の継手部2a,
2dまたは継手部2a,2cの噛み合わせ、H形
鋼矢板1,1′,1″の内側部分5の中詰土砂およ
び他の1組の継手部2b,2cまたは継手部2
b,2dの重ね合わせなどによるそれぞれの止水
性が相乗効果となつて完全な止水壁を構成でき
る。さらに、H形鋼矢板1,1′,1″の内側部分
5の中詰土砂を排除し、そこにコンクリートを充
填すれば、従来の片爪型H形鋼矢板のような土砂
崩壊を起こすことなく、完全に一体化して、強固
な矢板壁を構成できる。
さらに、H形鋼矢板1,1′,1″をその製造面
から見ると、継手部2a,2bの圧延の途中まで
左右対称な形状で圧延できるので、圧延上の問題
は少なく、圧延しやすい。
本発明は以上説明したように、矢板本体部と継
手部が一体化されたH形鋼矢板を圧延で製造する
場合に、従来の片爪型H形鋼矢板よりは非対称度
合が少なく、圧延しやすいものであり、圧延過程
および冷却過程で、材料に曲り、反り、ねじれな
どを生じることなく、また、フランジ部の長さを
ほぼ等しくして、圧延ラインでの材料の搬送が容
易であり、しかも、本発明のH形鋼矢板において
は、H形断面の中心線に対して一側にある1組の
継手部が噛み合い、かつそれら継手部に対する他
の1組の継手部がH形鋼矢板の圧延上のばらつき
を吸収できる程度の隙間を有する状態で重ね合わ
されるので、このようなH形鋼矢板を打込む場
合、前記隙間によつて嵌め合わせが容易であり、
また、その隙間の分だけしか材料が回転しないの
で、真直ぐな矢板壁をつくりやすく、施工性がよ
いとともに、1組の継手部の噛み合わせ、H形鋼
矢板の内側部分の中詰土砂および他の1組の継手
部の重ね合わせなどによるそれぞれの止水性が相
乗効果となつて完全な止水壁を構成でき、さら
に、H形鋼矢板の内側部分の中詰土砂を排除し、
そこにコンクリートを充填すれば、完全な一体化
により強固な矢板壁を構成できる。
なお、本発明のH形鋼矢板は、断面剛性が大き
いので、現在鋼管矢板が使用されている断面係数
8000〜12000cm3/m(鋼管矢板の直径1000〜1200
mm)のものに代えて使用できる。この場合、本発
明のH形鋼矢板は、鋼管矢板に比し、相互に一体
化される度合が大であるので、鋼管矢板よりはる
かに強固な矢板壁とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の左右対称なH形鋼矢板を示す断
面図、第2図は従来の片爪型H形鋼矢板を示す断
面図、第3図は本発明の実施例のH形鋼矢板を示
す断面図である。 1,1′,1″……H形鋼矢板、1a,1b……
フランジ部、2a,2b,2c,2d……継手
部、2b′,2b″,2b,2c′,2c″,2c,
2d′……重ね合わせ面、X−X′……H形断面の中
心線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 H形断面の中心線を挟んで相対するフランジ
    部の両端に、継手部2a,2b,2c,2dをそ
    れぞれ有するH形鋼矢板において、前記中心線に
    対して一側にある1組の継手部2a,2dをそれ
    ぞれ噛み合い継手とし、かつそれら継手部2a,
    2dに対する他の1組の継手部2b,2cをそれ
    ぞれ重ね合わせ継手とし、且つ、継手2a,2d
    は、一方の継手部2aが、隣接するH形鋼矢板の
    継手部2dと噛み合い、他方の継手部2dが、隣
    接するH形鋼矢板の継手部2aと噛み合い、継手
    部2b,2cは、一方の継手部2bが、隣接する
    H形鋼矢板の継手部2cと重ね合い、他方の継手
    部2cが、隣接するH形鋼矢板の継手部2bと重
    ね合うように構成し、さらに、継手部2c,2d
    を中心線に対して対称に同一形状に形成するとと
    もに、継手部2bには、隣接するH形鋼矢板の継
    手部2cに形成される外側重ね合わせ面に適当な
    隙間を有して重ね合わされる内側重ね合わせ面を
    形成し、かつ継手部2cには、隣接するH形鋼矢
    板の継手部2bに形成される内側重ね合わせ面に
    適当な隙間を有して重ね合わされる外側重ね合わ
    せ面を形成するとして成ることを特徴とするH形
    鋼矢板。
JP11158879A 1979-08-31 1979-08-31 H-section steel sheet pile Granted JPS5634818A (en)

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JPS5634818A JPS5634818A (en) 1981-04-07
JPS6147928B2 true JPS6147928B2 (ja) 1986-10-22

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01115431U (ja) * 1988-01-27 1989-08-03

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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