JPS6147289A - プリンタのリボン送り制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はリボンカセットに収納された印字リボンを用い
たプリンタに係わり、特に印字機構の可動領域を覆うカ
バーを開放するとリボン送りモータへの通電を遮断する
プリンタのリボン送り制御装置に関する。

［従来の技術］ コンピュータの端末機や電子タイプライタ−等に組込ま
れているプリンタの中には、印字リボン交換時における
作業能率を向上させるためにリボンカセットに収納され
た印字リボンを採用したものがある。このようなプリン
タにおいては、キャリッジに搭載された印字機構によっ
て１文字を印字用紙に印字出力する毎に、上記印字機構
に組込まれたリボンカセットのリボン巻取り軸に連結さ
れたリボン送りモータを一定量づつ回転させることによ
ってリボン送りを実行している。

一般に、１文字を印字出力したときに印字リボンがリボ
ン送りされる量を常に一定量に制御するために、上記リ
ボン送りモータはステッピングモータで構成されている
。そして、プリンタの電源が投入されると同時に上記ス
テッピングモータで構成されたリボン送りモータの各励
磁相へ回転角度位置保持用の微少電流を流してこのモー
タの軸が自由回転しないようにしている。そして、１文
字の印字出力が終了すると、リボン送りモータの駆動回
路へステップパルスを送出てしリボン送りモータを１励
磁相角だけ回転させる。リボン送りモータが回転すると
、このモータの軸に連結されたリボンカセットのリボン
巻取り軸が一定角度だけ回転して印字リボンが１文字分
だけリボン送りされる。

また、印字リボンがリボンカセット内のリボン巻取り軸
に全て巻取られてしまうと、印字機構の可動領域を覆う
カバーを開けてリボンカセットごと交換する。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら上記のようにリボンカセットに収納された
印字リボンをリボン送りモータでリボン送りするプリン
タのリボン送り制御装置においては、次のような問題が
あった。すなわち、前述したように、リボン送りモータ
には実際にリボン送リボン巻取り軸が自由回転して印字
リボンが弛むことを防止するために常に回転角度位置保
持用の微少電流が流れている。一方、印字リボンの交換
時に未使用のリボンカセットを印字機構に装着した後に
、印字リボンの先端部に取付けられているリードテープ
部分をリボン巻取り軸に巻取る場合や、弛んだ印字リボ
ンを修正する場合等において、手でもってリボン巻取り
軸に取付けられたノブを回して印字リボンをリボン巻取
り軸に巻取る必要が生じる。

しかし、リボン巻取り軸は自由回転できないようにリボ
ン送りモータにて保持されているので、手で巻取る場合
相当な力を必要とする。その結果、印字リボン交換の作
業能率が低下する問題が生じる。

本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり
、その目的とするところは、印字リボン交換時にリボン
送りモータへの通電を遮断して、リボンカセットのリボ
ン巻取り軸を手で簡単に回転できるようにして、印字リ
ボンの交換作業能率を向上できるプリンタのリボン送り
制御装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、印字機構に組込まれたリボンカセットに収納
された印字リボンをこのリボンカセットのリボン巻取り
軸に連結されたステッピングモータで構成されたリボン
送りモータにて所定量づつリボン送りするプリンタにお
いて、印字機構の可動領域を覆うカバーが開放されたこ
とを検出する検出回路を設け、この検出回路がカバーの
開放を検出したときリボン送りモータへの通電を遮断す
るようにしたものである。

［作用］ このように構成されたプリンタのリボン送り制御装置で
あれば、印字リボンの交換時に、リボンカセットを組込
んだ印字ＩＩ構を覆うカバーを開くと、リボン送りモー
タへの通電が遮断され、このリボン送りモータに連結さ
れたリボンカセットのリボン巻取り軸が自由回転状態に
なるので、リボン巻取り軸を手で簡単に回転させること
が可能になる。

［実施例〕 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第２図は本発明のプリンタのリボン送り制御装置を電子
タイプライタ−に適用した場合の電子タイプライタ−の
正面図である。すなわち、図中１は筐体であり、この筺
体１の前面にキーボード２が設けられている。このキー
ボード２には、例えば英字キー３．数字キー４．スペー
スキー５等が配列されている。また、筺体１内の上部に
は両端をこの筐体１の両側壁に支持された印字用紙をセ
ットするためのプラテン６が設けられ、このプラテン６
に平行する軸７に摺動自在に印字機構８を搭載したキャ
リッ″；９が数社けられている。したがって、キャリッ
ジ９が移動すると印字機構８もプラテン６の周面に沿っ
て軸方向に移動する。印字機構８は、例えば印字ホイー
ル、印字ホイールモータ、ハンマーソレノイド１０．印
字リボンを収納したリボンカセット１１．リボン送りモ
ータ等にて構成されている。

ざらに、筺体１の上面には塵や埃等の進入を防止するた
めに印字機構８の可動領域の大部分を覆うカバー１２が
取付けられている。

第３図は印字機構８に組込まれたリボンカセット１１お
よびリボン送りモータ１３を示す分解斜視図である。リ
ボンカセット１１の内部の一方側に未使用の印字リボン
が巻まれでいる送出し軸が内蔵され、この送出し軸から
送出された印字リボン１４はリボンカセット１１の印字
用紙に対向する先端に形成された凹部１５の一方の端部
で外部に露出し、他方の端部で再び内部に入り、リボン
巻取り軸１６に巻取られる。このリボン巻取り軸１６の
リボンカセット１１から露出した部分に、手でこのリボ
ン巻取り軸１６を回転させるための円形のノブ１７が取
付けられている。またリボン巻取り軸１６の下端には回
転軸１８が離脱自在に取付けられており、この回転軸１
８は中間ギア１９を介してステッピングモータで構成さ
れたリボン送りモータ１３の軸に連結されている。なお
、回転軸１８にも手で回転させるためのノブ２０が取付
けられている。そして、リボンカセット１１を交換する
場合、リボンカセット１１を上方に持上げると、図示す
るようにリボン巻取り軸１６が回転軸１８から離れる。

第１図は電子タイプライタ−のブロック構成図である。

図中２１はキーボード２から入力された文字コード、各
種指令に基づき各種演算処理を実行するＣＰＵであり、
このＣＰＵ２１は、アドレスバス、データバス等からな
るパスライン２２を介して１ＩＩＩｌプログラム、文字
コードに対応する印字ホイールの回転位置等の固定デー
タを記憶するＲＯＭ２３．文字コード等の可変データを
一時記憶するＲＡＭ２４．ハンマーソレノイド１０を駆
動させるハンマーソレノイド駆動回路２５．キーボード
２を制御する。さらに、ＣＰＵ２１は、カバー１２と筺
体１との間に取付けられ、カバー１２を開放すると接点
が開くマイクロスイッチ２６の信号が入力するカバー開
放検出回路２７および各モータを回転制御するモータ駆
動制御回路２８を制御する。

このモータ駆動制御回路２８には、プラテン６に連結さ
れた紙送りモータ２９．キャリッジ９を移動制御するた
めのキャリッジモータ３０．前記リボン送りモータ１３
．印字出力時にリボンカセット１１を上下にシフトさせ
るためのリボンリフトモータ３１．印字ホイールを回転
制御するための印字ホイールモータ３２等が接続されて
いる。

また、ＣＰＵ２１には電源回路３３から制御電圧が供給
される。

しかして、電子タイプライタ−の電源が投入されると、
前記ＣＰｔＪ２１は第４図の流れ図に従ってリボン送り
モータ１３の通電状態を制御するように構成されている
。すなわち、電源回路３３ｈ１ら駆動用の制御電圧が供
給されると、キャリッジ９や印字ホイールの各ホームポ
ジションへの移動。

ＲＡ　Ｍ　２４の記憶内容のクリア等の各種の初期処理
を実行したのち、Ｐｌにて印字機構８を覆うカバー１２
が開放されたか否かをカバー開放検出回路２７を介して
マイクロスイッチ２６の開閉状態を検出することによっ
て調べる。そして、カバー１２が開放されていなければ
、Ｐ２にてキーボード２から英字キー３．数字キー４等
のキー人力操作による文字コード等の印字データが入力
したか否かを調べる。印字データが入力した場合、Ｐ３
にてその印字データに対応する印字出力処理を実行する
。

印字出力処理においては、まず、印字データに含まれる
文字コードに対応する印字ホイールの回転位置をＲＯＭ
２３内から読出して、印字ホイールモータ３２を回転さ
せて該当文字コードに対応する印字ホイール上の活字が
プラテン６にセットされた印字用紙に対向する位置に来
るようにする。

同時にキャリッジモータ３０にてキャリッジ９を移動さ
せて印字ホイールの前記活字が印字用紙上の印字出力位
置に来るようにする。その後、リボンリフトモータ３１
を駆動してリボンカセット１１を印字位置まで上昇させ
た後、ハンマーソレノイド駆動回路２５を介してハンマ
ーソレノイド１０を駆動する。するとキーボード２から
キー人力された文字が印字用紙に印字出力される。そし
て、モータ駆動制御回路２８へステップパルスを入力し
てステッピングモータで構成されたリボン送りモータ１
３を１励磁相角だけ回転させる。すると第３図に示した
ようにリボン巻取り軸１６が回転して印字リボン１４が
１文字分だけリボン送りされる。

Ｐ３にて印字出力処理が終了するとＰ２へ戻り次の印字
データの入力があるか否かを調べる。印字データの入力
がなければＰｌへ戻り再びカバー１２の開閉状態を調べ
る。

Ｐｌにてカバー開放検出回路２７が、カバー１２が開放
されたことを検出すると、モータ駆動制御回路２８を介
してリボン送りモータ１３の各励磁相への回転角度位置
保持用の微少電流の通電を遮断する。するとこのリボン
送りモータ１３の回転角度位置保持が解除され、リボン
カセット１１のリボン巻取り軸１６は自由回転可能状態
になる。

そして、リボンカセット１１の交換が済んで新たなリボ
ンカセット１１が装着され、手によってノブまたはノブ
２０が回転されリボン力セツ１−１１内の印字リボン１
４が正常な状態になった後、カバー１２が閉じられると
、再びモータ駆動制御回路２８を介してリボン送りモー
タ１３の通電遮断直前の各励磁相へ回転位置保持用の微
少電流を流す。その後、数ステップパルスを印加して予
め設定された初期設定量だけリボン送りモータ１３を回
転させる。以上でカバー１２の開閉動作に対するリボン
送りモータ１３の遮断および通電制御処理を終了してＰ
２へ戻り印字データ入力の有無を調べる。

このように構成されたプリンタのリボン送り制御装置に
おいて、印字出力操作中にリボンカセット１１に収納さ
れた印字リボン１４が全部リボン巻取り軸１６に巻取ら
れてしまって、印字リボン１４をリボンカセット１１ご
と交換する場合に、印字機構８を覆うカバー１２を開く
とマイクロスイッチ２６の接点が開放してカバー開放検
出回路２７が動作する。するとモータ駆動制御回路２８
からリボン送りモータ１３の各励磁相へ通電している回
転角度位置保持の微少電流が遮断される。

したがって、リボンカセット１１のリボン巻取り軸１６
は自由回転可能状態になるので、新たなリボンカセット
１１を装着した後、印字リボン１４の先端部に取付けら
れているリードテープ部分をリボン巻取り軸１６に巻取
る場合や、弛んだ印字リボン１４を修正する場合等にお
いて、手でもってリボン巻取り軸１６に取付けられたノ
ブ１６や回転軸１８に取付けられたノブ２０を力を入れ
ずに簡単に回して印字リボン１４をリボン巻取り軸１６
に巻取ることが可能である。その結果、印字リボン交換
の作業能率を大幅に向上できる。

また、実施例においては、カバー１２が閉じられると、
自動的にリボン送りモータ１３が一定の初期設定量だけ
回転するようにしているので、たとえリボンカセット１
１の交換時に手で印字リボン１４をリボン送りすること
を忘れたとしても、必ず印字リボン１４は未使用の部分
がリボンカセット１１の前面に露出するので、印字リボ
ンの交換をより確実に実行できる。

なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。実施例においては本発明のプリンタのリボン送り装
置を電子タイプライタ−に適用した場合について説明し
たが、キーボードを持たずに外部のホストコンピュータ
から送出される文字コード等にて印字する一般のプリン
タにも適用できる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、印字リボン交換時
にリボン送りモータへの通電を遮断して、リボンカセッ
トのリボン巻取り軸を手で簡単に回転できるようにして
いるので、印字リボンの交換作業を確実にかつ能率的に
実行できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わるプリンタのリボン送
り制御装置を適用した電子タイプライタ−を示すブロッ
ク構成図、第２図は同電子タイプライタ−の正面図、第
３図は同電子タイプライタ−の印字曙構の要部を示す分
解斜視図、第４図は同電子タイプライタ−の動作を示す
流れ図である。 １・・・筐体、２・・・キーボード、３・・・英字キー
、４・・・数字キー、６・・・プラテン、８・・・印字
曙構、９・・・キャリッジ、１０・・・ハンマーソレノ
イド、１１・・・リボンカセット、１２・・・カバー、
１３・・・リボン送りモータ、１４・・・印字リボン、
１６・・・リボン巻取り軸、１７．２０・・・ノブ、１
８・・・回転軸、１９・・・中間ギア、２１・・・ＣＰ
Ｕ、２６・・・マイクロスイッチ、２７・・・カバー開
放検出回路、２８・・・モータ駆動制御回路。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字用紙がセットされるプラテンに沿って移動制御され
   るキャリッジに搭載された印字機構によって１文字を前
   記印字用紙に印字出力する毎に、前記印字機構に組込ま
   れたリボンカセットに収納された印字リボンをこのリボ
   ンカセットのリボン巻取り軸に連結されたステッピング
   モータで構成されたリボン送りモータにて所定量づつリ
   ボン送りするプリンタにおいて、前記印字機構の可動領
   域を覆うカバーが開放されたことを検出する検出回路と
   、この検出回路が前記カバーの開放を検出したとき前記
   リボン送りモータへの通電を遮断する通電遮断手段とを
   備えたことを特徴とするプリンタのリボン送り制御装置
   。