JPS6146608B2 - - Google Patents
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- JPS6146608B2 JPS6146608B2 JP53112539A JP11253978A JPS6146608B2 JP S6146608 B2 JPS6146608 B2 JP S6146608B2 JP 53112539 A JP53112539 A JP 53112539A JP 11253978 A JP11253978 A JP 11253978A JP S6146608 B2 JPS6146608 B2 JP S6146608B2
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- Japan
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- pipe
- casing pipe
- casing
- excavation
- rotary table
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Links
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- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 18
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 17
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Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、オールケーシング式リバースサーキ
ユレーシヨンドリル工法(以下RCD工法とい
う)による単一場所打ち基礎杭の施工方法に関す
る。
ユレーシヨンドリル工法(以下RCD工法とい
う)による単一場所打ち基礎杭の施工方法に関す
る。
単一の場所打ち基礎杭に鋼管パイプを入れなが
ら掘削するいわゆるオールケーシング工法の代表
的なものとして、ベノト工法がある。この工法を
採用する大きな理由は、(1)地盤が軟弱である場合
に崩壊の危険があること、(2)杭孔にいわゆる構真
柱と呼ばれる鉄骨を建て込む等のため、掘削後し
ばらく孔をあけた状態のまま放置しなければなら
ないケースでは孔の崩壊の危険があること等があ
げられる。
ら掘削するいわゆるオールケーシング工法の代表
的なものとして、ベノト工法がある。この工法を
採用する大きな理由は、(1)地盤が軟弱である場合
に崩壊の危険があること、(2)杭孔にいわゆる構真
柱と呼ばれる鉄骨を建て込む等のため、掘削後し
ばらく孔をあけた状態のまま放置しなければなら
ないケースでは孔の崩壊の危険があること等があ
げられる。
しかし、最近では公害等の環境問題が大きく取
り沙汰され、ベノト工法ではさけられない振動、
騒音についても厳しく問題にされ始めた。このた
め、オールケーシング式のRCD工法が考え出さ
れ、一部で実施されているが、掘削を進行させる
に伴つて掘削具とケーシングパイプの双方をかな
らずいつたん切り離さなければならないだけでな
く、再び接続しなければならない点にむずかしさ
があり、いかに安全でかつ確実に、そして要領よ
く行つて作業効率を上げるかという点でまだ十分
ではない。
り沙汰され、ベノト工法ではさけられない振動、
騒音についても厳しく問題にされ始めた。このた
め、オールケーシング式のRCD工法が考え出さ
れ、一部で実施されているが、掘削を進行させる
に伴つて掘削具とケーシングパイプの双方をかな
らずいつたん切り離さなければならないだけでな
く、再び接続しなければならない点にむずかしさ
があり、いかに安全でかつ確実に、そして要領よ
く行つて作業効率を上げるかという点でまだ十分
ではない。
第1図は従来のRCD工法を説明する図で、a
は既設の土砂排出用兼掘削トルク伝達用ドリルパ
イプ、a′は継ぎ足し用ドリルパイプ、bは掘削さ
れた孔の内壁に埋め込まれる既設のケーシングパ
イプ、b′は継ぎ足し用ケーシングパイプ、cはケ
ーシングパイプbの押し込み用ケーシングパワー
ジヤツキ、d,eはケーシングパイプbの外周に
締め付けた主締付バンド及び副締付バンド、c′は
ジヤツキシリンダである。第1図において、継ぎ
足し用ドリルパイプa′を既設のドリルパイプaに
継ぎ足す場合、支持金具fの一端で既設のドリル
パイプaを把持し、他端を既設のケーシングパイ
プbに固定することにより、ケーシングパイプb
の中心に既設のドリルパイプaを保持しておき、
継ぎ足し用のドリルパイプa′をドリルパイプaに
接続する。また、継ぎ足し用ケーシングパイプ
b′をクレーンで吊り下げて既設のケーシングパイ
プbに載せて接続する。そしてその後支持金具f
を除去する。このように、従来のオールケーシン
グ式RCD工法においては、継ぎ足し用ケーシン
グパイプb′の接続後に支持金具fを取り外さなけ
ればならないので、必然的にケーシングパイプb
をあまり長いものとすることはできない。従つ
て、ケーシングパイプの数を多く必要とし、継ぎ
足しの作業を頻繁に行わなければならず、作業効
率が低下するという欠点がある。また、支持金具
fを取り外す際に危険が伴う上、既設のドリルパ
イプaの固定が充分に行えないため、接続の際に
連結用ボルトに充分な締付けトルクを与えること
ができないという欠点があつた。
は既設の土砂排出用兼掘削トルク伝達用ドリルパ
イプ、a′は継ぎ足し用ドリルパイプ、bは掘削さ
れた孔の内壁に埋め込まれる既設のケーシングパ
イプ、b′は継ぎ足し用ケーシングパイプ、cはケ
ーシングパイプbの押し込み用ケーシングパワー
ジヤツキ、d,eはケーシングパイプbの外周に
締め付けた主締付バンド及び副締付バンド、c′は
ジヤツキシリンダである。第1図において、継ぎ
足し用ドリルパイプa′を既設のドリルパイプaに
継ぎ足す場合、支持金具fの一端で既設のドリル
パイプaを把持し、他端を既設のケーシングパイ
プbに固定することにより、ケーシングパイプb
の中心に既設のドリルパイプaを保持しておき、
継ぎ足し用のドリルパイプa′をドリルパイプaに
接続する。また、継ぎ足し用ケーシングパイプ
b′をクレーンで吊り下げて既設のケーシングパイ
プbに載せて接続する。そしてその後支持金具f
を除去する。このように、従来のオールケーシン
グ式RCD工法においては、継ぎ足し用ケーシン
グパイプb′の接続後に支持金具fを取り外さなけ
ればならないので、必然的にケーシングパイプb
をあまり長いものとすることはできない。従つ
て、ケーシングパイプの数を多く必要とし、継ぎ
足しの作業を頻繁に行わなければならず、作業効
率が低下するという欠点がある。また、支持金具
fを取り外す際に危険が伴う上、既設のドリルパ
イプaの固定が充分に行えないため、接続の際に
連結用ボルトに充分な締付けトルクを与えること
ができないという欠点があつた。
このため、従来のオールケーシング式リバース
サーキユレーシヨンドリル工法は、ケーシングの
継ぎ足しの都度ケーシング内に挿入されている掘
削具やドリルパイプ等を地上へ抜き去ることを余
儀なくされており、これが作業能率の向上に著る
しい障害となつている。
サーキユレーシヨンドリル工法は、ケーシングの
継ぎ足しの都度ケーシング内に挿入されている掘
削具やドリルパイプ等を地上へ抜き去ることを余
儀なくされており、これが作業能率の向上に著る
しい障害となつている。
本発明の目的は、前記の如き従来技術の問題点
を改善し、オールケーシング式工法でなければで
きない地盤や条件下において、ケーシングの継足
しの都度ケーシングパイプ内に挿入されている掘
削具やドリルパイプ等を地上へ抜き去る必要がな
く、従来より安全でしかも能率的に作業すること
ができるRCD工法を提供せんとするものであ
る。
を改善し、オールケーシング式工法でなければで
きない地盤や条件下において、ケーシングの継足
しの都度ケーシングパイプ内に挿入されている掘
削具やドリルパイプ等を地上へ抜き去る必要がな
く、従来より安全でしかも能率的に作業すること
ができるRCD工法を提供せんとするものであ
る。
前記の目的を達成するため、本発明は、掘削予
定箇所にケーシングパイプを建込んだ後、そのケ
ーシングパイプをジヤツキで支持し、かつ該ケー
シングパイプ中に回転掘削具と水中排土ポンプと
を装備したドリルパイプを挿入設置すると共に、
そのドリルパイプを前記ケーシングパイプ上に支
持したロータリーテーブルを含む掘削駆動装置と
連結し、前記ロータリーテーブルの回転駆動およ
び水中排土ポンプの駆動によりケーシングパイプ
の下端部の掘削と排土とを行ない乍ら前記ジヤツ
キを駆動してケーシングパイプおよびロータリー
テーブルを含む掘削駆動装置を一体的に下降さ
せ、かくしてケーシングパイプを所定の長さ建込
んだ後前記掘削、排土を中断し、前記ドリルパイ
プをサポートを介してケーシングパイプの中心位
置に保持し、かつ、ドリルパイプとロータリーテ
ーブルを含む掘削駆動装置との連結を一旦解除
し、回転掘削具と水中排土ポンプとを装備したド
リルパイプをケーシングパイプ内に挿入したまま
ロータリーテーブルを含む掘削駆動装置を退避さ
せ、この状態で次段のドリルパイプおよびケーシ
ングパイプを継ぎ足し、しかる後その継ぎ足した
ケーシングパイプ上にロータリーテーブルを含む
掘削駆動装置を支持すると共にその掘削駆動装置
と継ぎ足したドリルパイプとを連結し、再び掘削
を行なうという手順を繰り返しながら所望深度の
孔の掘削を行なうことを特徴とする。
定箇所にケーシングパイプを建込んだ後、そのケ
ーシングパイプをジヤツキで支持し、かつ該ケー
シングパイプ中に回転掘削具と水中排土ポンプと
を装備したドリルパイプを挿入設置すると共に、
そのドリルパイプを前記ケーシングパイプ上に支
持したロータリーテーブルを含む掘削駆動装置と
連結し、前記ロータリーテーブルの回転駆動およ
び水中排土ポンプの駆動によりケーシングパイプ
の下端部の掘削と排土とを行ない乍ら前記ジヤツ
キを駆動してケーシングパイプおよびロータリー
テーブルを含む掘削駆動装置を一体的に下降さ
せ、かくしてケーシングパイプを所定の長さ建込
んだ後前記掘削、排土を中断し、前記ドリルパイ
プをサポートを介してケーシングパイプの中心位
置に保持し、かつ、ドリルパイプとロータリーテ
ーブルを含む掘削駆動装置との連結を一旦解除
し、回転掘削具と水中排土ポンプとを装備したド
リルパイプをケーシングパイプ内に挿入したまま
ロータリーテーブルを含む掘削駆動装置を退避さ
せ、この状態で次段のドリルパイプおよびケーシ
ングパイプを継ぎ足し、しかる後その継ぎ足した
ケーシングパイプ上にロータリーテーブルを含む
掘削駆動装置を支持すると共にその掘削駆動装置
と継ぎ足したドリルパイプとを連結し、再び掘削
を行なうという手順を繰り返しながら所望深度の
孔の掘削を行なうことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を第2図乃至第11図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第2図の如く、図外クレーンに吊下げられた
ハンマーグラブバケツト1を用いて、掘削予定
箇所に所望深度まで縦孔を掘削したのち、この
孔にケーシングパイプ2をウエイト3により対
地支持された押込みジヤツキ4を介して建込
み、更にバケツト1にて1m程度のケーシング
パイプ内部地山の余掘りを行なう。
ハンマーグラブバケツト1を用いて、掘削予定
箇所に所望深度まで縦孔を掘削したのち、この
孔にケーシングパイプ2をウエイト3により対
地支持された押込みジヤツキ4を介して建込
み、更にバケツト1にて1m程度のケーシング
パイプ内部地山の余掘りを行なう。
次に、第3図の如く、下端に拡翼式の回転掘
削具5を、又、下端近くに水中排土ポンプ6を
装備したドリルパイプ7を、図外クレーンを用
いて、建込まれたケーシングパイプ2内に挿入
設置する。前記掘削具5は、その拡翼ビツト5
aの掘削作用半径が拡大変更可能に構成されて
おり、ケーシングパイプ2の下方において、そ
の内周面よりも外方の土壌をも掘削できるよう
になつている。
削具5を、又、下端近くに水中排土ポンプ6を
装備したドリルパイプ7を、図外クレーンを用
いて、建込まれたケーシングパイプ2内に挿入
設置する。前記掘削具5は、その拡翼ビツト5
aの掘削作用半径が拡大変更可能に構成されて
おり、ケーシングパイプ2の下方において、そ
の内周面よりも外方の土壌をも掘削できるよう
になつている。
次に、第4図に示す如く、前記ドリルパイプ
7の上端に、図外クレーンを利用して、第二段
目のドリルパイプ7を同芯状に継足す。この作
業は、ケーシングパイプ2の上端開口部に作業
用足場板8を掛け渡して行なう。
7の上端に、図外クレーンを利用して、第二段
目のドリルパイプ7を同芯状に継足す。この作
業は、ケーシングパイプ2の上端開口部に作業
用足場板8を掛け渡して行なう。
次に、第5図のように、前記ケーシングパイ
プ2の上端に、図外クレーンを用いて第二段目
のケーシングパイプ2を同芯状に継足す。この
作業は、ジヤツキ4の近傍に設置されたステツ
プ9上で行なう。なお、図示実施例において
は、このとき、継ぎ足したドリルパイプ7の上
端付近をサポート20を介して継ぎ足したケー
シングパイプ2の中心位置に保持した例を示し
たが、このサポート20は後述のように次段の
継ぎ足しのときに必要とするもので、必らずし
もこの段階において必要とするものではない。
プ2の上端に、図外クレーンを用いて第二段目
のケーシングパイプ2を同芯状に継足す。この
作業は、ジヤツキ4の近傍に設置されたステツ
プ9上で行なう。なお、図示実施例において
は、このとき、継ぎ足したドリルパイプ7の上
端付近をサポート20を介して継ぎ足したケー
シングパイプ2の中心位置に保持した例を示し
たが、このサポート20は後述のように次段の
継ぎ足しのときに必要とするもので、必らずし
もこの段階において必要とするものではない。
次に、第6図の如く、ケーシングパイプ2の
外周に、図外クレーンを利用して鋼製枠組足場
等の簡易櫓10を吊下げ設置する。
外周に、図外クレーンを利用して鋼製枠組足場
等の簡易櫓10を吊下げ設置する。
そして、第7図の如く第二段ケーシングパイ
プ2の上端に、図外クレーンにてロータリーテ
ーブル11を載置連結する。
プ2の上端に、図外クレーンにてロータリーテ
ーブル11を載置連結する。
次に、第8図のように、ロータリーテーブル
11を通して第二段ドリルパイプ7の上端にケ
リーバ12を、又、ケリーバ12の上端にスイ
ベルジヨイント13を連結し、かつ、スイベル
ジヨイント13に排出パイプ14の一端を接続
する。排出パイプ14の他端は、地上に設置し
た排土タンク15に接続される。タンク15に
は水中ポンプ16が具備され、このポンプ16
から延設されたリバースパイプ17が掘削孔開
口部に臨んでいる。
11を通して第二段ドリルパイプ7の上端にケ
リーバ12を、又、ケリーバ12の上端にスイ
ベルジヨイント13を連結し、かつ、スイベル
ジヨイント13に排出パイプ14の一端を接続
する。排出パイプ14の他端は、地上に設置し
た排土タンク15に接続される。タンク15に
は水中ポンプ16が具備され、このポンプ16
から延設されたリバースパイプ17が掘削孔開
口部に臨んでいる。
かかる状態で、ロータリーテーブル11を駆
動回転するとともに水中排土ポンプ6を駆動
し、更に、ケーシングパイプ2に連設したジヤ
ツキ4に対して圧油を送入する。これによつ
て、孔内に供給された水中で掘削具5がドリル
パイプ7とともに回転し、掘削を始める。掘削
された土は、濁水と共に水中排土ポンプ6にて
ドリルパイプ7、排出パイプ14を介してタン
ク15に押上げ排出され、又、この掘削、排出
に伴なつて、ケーシングパイプ2がジヤツキ4
により下降される。このケーシングパイプ2の
下降により、ロータリーテーブル11、ドリル
パイプ7、水中排土ポンプ6、掘削具5が同時
進行的に一体下降し、掘削、排土が下方に向け
て連続的に進行される。この進行中、全体が既
掘削孔内周面に対するケーシングパイプ2の摺
接案内作用により常に鉛直姿勢を保持してい
る。排出された濁水は、タンク15にてスライ
ム等の不純物が沈降分離され、清水がポンプ1
6、リバースパイプ17を介して孔内に還流さ
れる(第8図参照)。
動回転するとともに水中排土ポンプ6を駆動
し、更に、ケーシングパイプ2に連設したジヤ
ツキ4に対して圧油を送入する。これによつ
て、孔内に供給された水中で掘削具5がドリル
パイプ7とともに回転し、掘削を始める。掘削
された土は、濁水と共に水中排土ポンプ6にて
ドリルパイプ7、排出パイプ14を介してタン
ク15に押上げ排出され、又、この掘削、排出
に伴なつて、ケーシングパイプ2がジヤツキ4
により下降される。このケーシングパイプ2の
下降により、ロータリーテーブル11、ドリル
パイプ7、水中排土ポンプ6、掘削具5が同時
進行的に一体下降し、掘削、排土が下方に向け
て連続的に進行される。この進行中、全体が既
掘削孔内周面に対するケーシングパイプ2の摺
接案内作用により常に鉛直姿勢を保持してい
る。排出された濁水は、タンク15にてスライ
ム等の不純物が沈降分離され、清水がポンプ1
6、リバースパイプ17を介して孔内に還流さ
れる(第8図参照)。
ケーシングパイプ2が前記の如くして掘削さ
れた孔に所定の長さ建込まれた段階で、掘削、
排出を中断し、ドリルパイプ7とケリーバ12
との連結を一旦解除して、排出パイプ14、ス
イベルジヨイント13、ケリーバ12、ロータ
リーテーブル11などをクレーンにより吊り上
げ、第二段のドリルパイプ7と第二段のケーシ
ングパイプ2との間にサポート20を介装して
ドリルパイプ7をケーシングパイプ2の中心位
置に保持する。(図示実施例の場合には、の
工程でサポート20が取付けられているので、
ロータリーテーブル等を吊り上げるだけでよ
い。)しかる後、第三段目のドリルパイプ7を
前述のと同様にして組付け、第三段目のケー
シングパイプ2を前述のと同様にして組付
け、さらに、前記の如くして一旦退避させてお
いた水中排出パイプ14、スイベルジヨイント
13、ケリーバ12、ロータリーテーブル11
などをクレーンにより吊り上げてそのロータリ
ーテーブル11を再び第三段目のケーシングパ
イプ2上に載置連結し、ケリーバ12と第三段
目のドリルパイプ7とを連結し、この状態にお
いての作業を行なう。
れた孔に所定の長さ建込まれた段階で、掘削、
排出を中断し、ドリルパイプ7とケリーバ12
との連結を一旦解除して、排出パイプ14、ス
イベルジヨイント13、ケリーバ12、ロータ
リーテーブル11などをクレーンにより吊り上
げ、第二段のドリルパイプ7と第二段のケーシ
ングパイプ2との間にサポート20を介装して
ドリルパイプ7をケーシングパイプ2の中心位
置に保持する。(図示実施例の場合には、の
工程でサポート20が取付けられているので、
ロータリーテーブル等を吊り上げるだけでよ
い。)しかる後、第三段目のドリルパイプ7を
前述のと同様にして組付け、第三段目のケー
シングパイプ2を前述のと同様にして組付
け、さらに、前記の如くして一旦退避させてお
いた水中排出パイプ14、スイベルジヨイント
13、ケリーバ12、ロータリーテーブル11
などをクレーンにより吊り上げてそのロータリ
ーテーブル11を再び第三段目のケーシングパ
イプ2上に載置連結し、ケリーバ12と第三段
目のドリルパイプ7とを連結し、この状態にお
いての作業を行なう。
そして、その後は、のドリルパイプおよび
ケーシングパイプの継ぎ足しと単位長さの掘進
作業とを所要深度に達するまで繰返して行な
い、所要の杭穴Hを形成する。(第10図参
照) その後杭孔Hから全装置を取出し(ケーシン
グパイプ2もジヤツキ4により取出す)、杭孔
H中に鉄筋篭18を挿入設置し、かつ、トレミ
ー管19を挿入して、このトレミー管19を引
上げつつコンクリートをトレミー管9先端部よ
り噴射注入して杭体を構成する。(第11図参
照)。
ケーシングパイプの継ぎ足しと単位長さの掘進
作業とを所要深度に達するまで繰返して行な
い、所要の杭穴Hを形成する。(第10図参
照) その後杭孔Hから全装置を取出し(ケーシン
グパイプ2もジヤツキ4により取出す)、杭孔
H中に鉄筋篭18を挿入設置し、かつ、トレミ
ー管19を挿入して、このトレミー管19を引
上げつつコンクリートをトレミー管9先端部よ
り噴射注入して杭体を構成する。(第11図参
照)。
なお、上記の実施例においては、ケーシングパ
イプ2の外周に簡易櫓10を設置した例を示した
が、これはケーシングパイプの継ぎ足し作業に便
利なために使用したもので、必らずしも図示のよ
うな櫓を使用する必要はなく、要するに足場があ
れば足りる。
イプ2の外周に簡易櫓10を設置した例を示した
が、これはケーシングパイプの継ぎ足し作業に便
利なために使用したもので、必らずしも図示のよ
うな櫓を使用する必要はなく、要するに足場があ
れば足りる。
以上述べたように、本発明は、リバースサーキ
ユレーシヨンドリル工法用のロータリーテーブル
を含む掘削駆動装置をケーシングパイプの上に支
持し、その掘削駆動装置の駆動とジヤツキによる
ケーシングパイプの押し込みとを行なつてケーシ
ングパイプとそれに支持した駆動装置とを一体的
に下降させるので、ケーシングパイプによる摺接
案内作用により所期鉛直姿勢を保つて非常に高い
精度の杭穴を掘削することができるばかりでな
く、本発明においては、特に、ケーシングパイプ
およびドリルパイプの継ぎ足し時には、ドリルパ
イプをサポートを介してケーシングパイプの中心
位置に保持し、かつ、ドリルパイプとロータリー
テーブルを含む掘削駆動装置との連結を一旦解除
し、回転掘削具と水中排土ポンプとを装備したド
リルパイプをケーシングパイプ内に挿入したまま
ロータリーテーブルを含む掘削駆動装置を退避さ
せ、この状態で次段のドリルパイプおよびケーシ
ングパイプを継ぎ足し、しかる後、その継ぎ足し
たケーシングパイプ上にロータリーテーブルを含
む掘削駆動装置を支持して次の掘削を行なうの
で、従来のオールケーシング式リバースサーキユ
レーシヨンドリル工法に比較して、ドリルパイプ
およびケーシングパイプの継ぎ足し作業をきわめ
て容易にしかも迅速かつ安全に行なうことがで
き、これにより、作業能率を顕著に向上させるこ
とできる。
ユレーシヨンドリル工法用のロータリーテーブル
を含む掘削駆動装置をケーシングパイプの上に支
持し、その掘削駆動装置の駆動とジヤツキによる
ケーシングパイプの押し込みとを行なつてケーシ
ングパイプとそれに支持した駆動装置とを一体的
に下降させるので、ケーシングパイプによる摺接
案内作用により所期鉛直姿勢を保つて非常に高い
精度の杭穴を掘削することができるばかりでな
く、本発明においては、特に、ケーシングパイプ
およびドリルパイプの継ぎ足し時には、ドリルパ
イプをサポートを介してケーシングパイプの中心
位置に保持し、かつ、ドリルパイプとロータリー
テーブルを含む掘削駆動装置との連結を一旦解除
し、回転掘削具と水中排土ポンプとを装備したド
リルパイプをケーシングパイプ内に挿入したまま
ロータリーテーブルを含む掘削駆動装置を退避さ
せ、この状態で次段のドリルパイプおよびケーシ
ングパイプを継ぎ足し、しかる後、その継ぎ足し
たケーシングパイプ上にロータリーテーブルを含
む掘削駆動装置を支持して次の掘削を行なうの
で、従来のオールケーシング式リバースサーキユ
レーシヨンドリル工法に比較して、ドリルパイプ
およびケーシングパイプの継ぎ足し作業をきわめ
て容易にしかも迅速かつ安全に行なうことがで
き、これにより、作業能率を顕著に向上させるこ
とできる。
第1図は従来から行なわれているオールケーシ
ング式リバースサーキユレーシヨンドリル工法に
おけるケーシングパイプとドリルパイプの継ぎ足
し状態を示す説明図である。第2図乃至第11図
は本発明にかかるオールケーシング式リバースサ
ーキユレーシヨンドリル工法の実施の一例を示す
各工程の説明用断面図である。 2……ケーシングパイプ、4……ジヤツキ、5
……回転掘削具、6……水中排土ポンプ、7……
ドリルパイプ、11……ロータリーテーブル、1
2……ケリーバ、13……スイベルジヨイント、
14……排出パイプ、15……排土タンク、16
……水中ポンプ、17……リバースパイプ、20
……サポート。
ング式リバースサーキユレーシヨンドリル工法に
おけるケーシングパイプとドリルパイプの継ぎ足
し状態を示す説明図である。第2図乃至第11図
は本発明にかかるオールケーシング式リバースサ
ーキユレーシヨンドリル工法の実施の一例を示す
各工程の説明用断面図である。 2……ケーシングパイプ、4……ジヤツキ、5
……回転掘削具、6……水中排土ポンプ、7……
ドリルパイプ、11……ロータリーテーブル、1
2……ケリーバ、13……スイベルジヨイント、
14……排出パイプ、15……排土タンク、16
……水中ポンプ、17……リバースパイプ、20
……サポート。
Claims (1)
- 1 掘削予定箇所にケーシングパイプを建込んだ
後、そのケーシングパイプをジヤツキで支持し、
かつ該ケーシングパイプ中に回転掘削具と水中排
土ポンプとを装備したドリルパイプを挿入設置す
ると共に、そのドリルパイプを前記ケーシングパ
イプ上に支持したロータリーテーブルを含む掘削
駆動装置と連結し、前記ロータリーテーブルの回
転駆動および水中排土ポンプの駆動によりケーシ
ングパイプの下端部の掘削と排土とを行ない乍ら
前記ジヤツキを駆動してケーシングパイプおよび
ロータリーテーブルを含む掘削駆動装置を一体的
に下降させ、かくしてケーシングパイプを所定の
長さ建込んだ後前記掘削、排土を中断し、前記ド
リルパイプをサポートを介してケーシングパイプ
の中心位置に保持し、かつ、ドリルパイプとロー
タリーテーブルを含む掘削駆動装置との連結を一
旦解除し、回転掘削具と水中排土ポンプとを装備
したドリルパイプをケーシングパイプ内に挿入し
たままロータリーテーブルを含む掘削駆動装置を
退避させ、この状態で次段のドリルパイプおよび
ケーシングパイプを継ぎ足し、しかる後その継ぎ
足したケーシングパイプ上にロータリーテーブル
を含む掘削駆動装置を支持すると共にその掘削駆
動装置と継ぎ足したドリルパイプとを連結し、再
び掘削を行なうという手順を繰り返して所望深度
の孔の掘削を行なうことを特徴とするオールケー
シング式リバースサーキユレーシヨンドリル工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11253978A JPS5545902A (en) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | Method of working hole for cast-in-place concrete pile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11253978A JPS5545902A (en) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | Method of working hole for cast-in-place concrete pile |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5545902A JPS5545902A (en) | 1980-03-31 |
JPS6146608B2 true JPS6146608B2 (ja) | 1986-10-15 |
Family
ID=14589167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11253978A Granted JPS5545902A (en) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | Method of working hole for cast-in-place concrete pile |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5545902A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60238517A (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-27 | Nishi Nippon Tetsudo Kk | 打杭用掘削方法 |
JPS62211421A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-17 | Daiyamondo Kiko:Kk | 場所打ちぐいの掘削工法 |
JP3241235B2 (ja) | 1995-05-01 | 2001-12-25 | 株式会社ヒメノ | 孔掘削工法及び孔掘削装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241410A (en) * | 1975-09-26 | 1977-03-31 | Ouyou Suiken Kk | Method of and apparatus for embedding hollow pile |
-
1978
- 1978-09-13 JP JP11253978A patent/JPS5545902A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241410A (en) * | 1975-09-26 | 1977-03-31 | Ouyou Suiken Kk | Method of and apparatus for embedding hollow pile |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5545902A (en) | 1980-03-31 |
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