JPH09158655A - 掘削方法及びその装置 - Google Patents

掘削方法及びその装置

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JPH09158655A
JPH09158655A JP31908695A JP31908695A JPH09158655A JP H09158655 A JPH09158655 A JP H09158655A JP 31908695 A JP31908695 A JP 31908695A JP 31908695 A JP31908695 A JP 31908695A JP H09158655 A JPH09158655 A JP H09158655A
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tube
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型であっても大きな杭孔を掘削可能な掘削装
置を得る。 【解決手段】地面との間に空間58を形成する架台56
に回転押込機構1を載置し、回転押込機構1に小径チュ
ーブ2aを把持させる。そして、先端に掘削ビット72
が取り付けられ回転押込機構1で把持可能な径よりも大
きな大径チューブ2bと、大小径チューブ2a,2bを
着脱可能に接続するアダプタ2cとを空間58に入れア
ダプタ2cを介して大径チューブ2bを小径チューブ2
aに接続する。回転押込機構1により小径チューブ2a
を回転させながら押し込み、大径チューブ2bの長さに
応じて押し込んだ後、アダプタ2cと大径チューブ2b
との接続を解除して、アダプタ2cと大径チューブ2b
との間に延長チューブを介装して接続し、再び大径チュ
ーブ2bを回転させながら押し込んで掘削を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端に掘削ビット
が取り付けられたケーシングチューブを回転させながら
押し込んで杭孔を掘削する掘削方法及びその装置であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、場所打ち杭工法としては、オ
ールケーシング工法、リバース工法、アースドリル工
法、深礎工法等が知られているが、山岳地帯等の交通が
不便な場所での橋梁基礎の築造や送電鉄塔の基礎築造等
では、特に、2mを超える径の大きな杭孔を掘削するよ
うな大型の掘削装置を必要とする場合、掘削装置の搬入
が困難であり、新たに装置搬入のための道路を取り付け
ることは、自然破壊につながるという問題がある。
【0003】そこで、このような問題のある山岳地帯等
では、掘削箇所にやぐら等を組み、ライナープレート等
により孔壁の土留めをしながら人力により掘削をすると
共に、掘削した土砂をやぐらに取り付けたウインチのバ
ケットで外部に排出する深礎工法が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の深礎工法では、有毒ガスの噴出や酸素の欠乏す
るおそれがある地盤等での掘削では安全上の問題があ
り、また、人力に頼らざるを得ないことから、掘削効率
の向上にも限界があるという問題があった。
【0005】本発明の課題は、小型であっても大きな杭
孔を掘削可能な掘削装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の方法を取った。即
ち、先端に掘削ビットが取り付けられたケーシングチュ
ーブを回転押込機構によりその外周を把持して回転させ
ると共に押し込んで掘削する掘削方法において、地面と
の間に空間を形成する架台に前記回転押込機構を載置
し、前記回転押込機構に小径チューブを把持させると共
に、先端に前記掘削ビットが取り付けられ前記回転押込
機構で把持可能な径よりも大きな大径チューブと、前記
大径チューブを着脱可能に接続するアダプタとを前記空
間に入れ前記アダプタを介して前記大径チューブを前記
小径チューブに接続し、前記回転押込機構により前記小
径チューブを回転させながら押し込み、前記大径チュー
ブの長さに応じて押し込んだ後、前記アダプタと前記大
径チューブとの接続を解除して、前記小径チューブと共
に前記アダプタを前記空間の上方に引き上げ、前記アダ
プタと前記大径チューブとの間に延長チューブを介装し
て接続し、再び前記回転押込機構による駆動で前記大径
チューブを回転させながら押し込んで掘削を継続するこ
とを特徴とする掘削方法がそれである。前記延長チュー
ブ及び前記大径チューブ内の土砂を前記小径チューブを
介して挿入した拡大バケットにより排出するようにして
もよい。
【0007】また、かかる課題を達成すべく、本発明は
課題を解決するため次の方法を取った。即ち、先端に掘
削ビットが取り付けられたケーシングチューブの外周を
把持して回転させると共に押し込む回転押込機構を備え
た掘削装置において、前記回転押込機構が載置され、地
面との間に空間を形成する架台と、移動台を前記空間と
前記架台外との間で移動可能に支持した移動機構とを備
えると共に、前記ケーシングチューブは、前記回転押込
機構に把持される小径チューブと、先端に前記掘削ビッ
トが取り付けられ前記回転押込機構で把持可能な径より
も大きな大径チューブと、前記小径チューブと前記大径
チューブとを着脱可能に接続するアダプタと、該アダプ
タと前記大径チューブとの間に介装可能な延長チューブ
とを備え、前記大径チューブと前記延長チューブとは、
前記空間内で前記小径チューブの先端に取り付けた前記
アダプタと前記移動台との間に挿入可能な長さに形成さ
れたことを特徴とする掘削装置がそれである。前記移動
機構は、敷設されたレールに沿って前記移動台を移動可
能に支持してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は回転
押込機構で、回転押込機構1は、図2に示すように、ケ
ーシングチューブ2の外周に、等間隔で配置された複数
の楔部材4を備え、楔部材4は、回転リング6から両端
が軸支されたリンク7を介して吊下げられている。回転
リング6は、上部フレーム8にベアリング10を介して
回転可能に支持されており、上部フレーム8と昇降フレ
ーム12とは複数のチャックシリンダ14により連結さ
れている。
【0009】昇降フレーム12にはケーシングチューブ
2を外周の楔部材4と共に挿入可能な挿入孔16が形成
された回転体18が、ベアリング20を介して回転可能
に支持されている。挿入孔16には、楔部材4の背面に
形成されたテーパ面22と対応したテーパ面24が形成
されている。回転体18の外周には、歯車部28が形成
されており、歯車部28には昇降フレーム12に取り付
けられた油圧モータ36の小歯車(図示せず)が噛合さ
れている。
【0010】また、ケーシングチューブ2と平行に4本
の第1ガイド筒42が昇降フレーム12の4隅に、昇降
フレーム12を貫通して配置されており、第1ガイド筒
42に形成されたフランジ部44が昇降フレーム12の
下面に固定されている。昇降フレーム12の上側に突出
している第1ガイド筒42の外周には、上部フレーム8
の下面に取り付けられた筒状のガイド部材43が摺動可
能に嵌着されて、上部フレーム8と昇降フレーム12と
が相対的に上下動可能に支持されている。
【0011】そして、第1ガイド筒42の内周には、ベ
ースフレーム45に立設された第2ガイド筒46の外周
が摺動可能に嵌入されている。また、第1ガイド筒42
の上端には、シリンダ50のヘッド側が固定されてお
り、第2ガイド筒46には、シリンダ50のロッド52
がピン54を介して連結されている。
【0012】図1に示すように、回転押込機構1は、架
台56上に載置されており、架台56は杭施工箇所に設
置される。架台56は、4本の柱60,61(一部のみ
図示する)とその上に渡された床部材62とを備え、地
面との間に空間58が形成されるように構成されてい
る。
【0013】また、柱60,61と支柱64,66に支
持されて、架台56の外部から空間58内に向かってレ
ール68が配置されており、レール68には移動台70
がレール68に沿って空間58内と架台56の外部との
間で移動できるように配置されている。
【0014】本実施例では、支柱64,66、レール6
8、移動台70により移動機構71が構成されており、
移動台70の移動は図示しないモータやシリンダ等の駆
動源により駆動するようにしてもよく、あるいは手動に
より移動させるようにしてもよい。
【0015】一方、ケーシングチューブ2は、回転押込
機構1に挿入されて把持される小径チューブ2aと、先
端に掘削ビット72が取り付けられ回転押込機構1で把
持可能な径よりも大きな大径チューブ2bとを備えると
共に、アダプタ2cと延長チューブ2d(図4参照)と
を備えている。本実施例では、小径チューブ2aの径は
2mであり、大径チューブ2bの径は3mである。
【0016】アダプタ2cは、小径チューブ2aと大径
チューブ2bとを接続できるように、一端は小径チュー
ブ2aと同じ径にされ、他端は大径チューブ2bと同じ
径にされて、それぞれ小径チューブ2aと大径チューブ
2bとに図示しないボルトにより着脱可能に接続できる
ように構成されている。
【0017】延長チューブ2dは、大径チューブ2bと
同じ径のもので、複数の延長チューブ2dを図示しない
ボルトにより着脱可能に接続できると共に、一端をアダ
プタ2cに、他端を大径チューブ2bに図示しないボル
トにより着脱可能に接続できるように構成されている。
【0018】また、移動台70は大径チューブ2b、ア
ダプタ2c、延長チューブ2dを縦に搭載できる広さで
あり、移動機構71はこれらを搭載した際に高さが高く
ならないように、レール68の位置をできるだけ低い位
置になるように構成されている。
【0019】そして、アダプタ2cの軸方向長さもでき
るだけ小さくなるように、小径チューブ2aと大径チュ
ーブ2bとを接続するのに必要な長さが確保できるだけ
の短い長さに形成されている。そして、図1に示すよう
に、小径チューブ2aにアダプタ2cを接続して空間5
8内の上方に引き上げた状態で、大径チューブ2bを移
動台70上に載置し、移動台70によりアダプタ2cの
真下に大径チューブ2bを移動できるように、大径チュ
ーブ2bの長さが決定されると共に、柱60,61の高
さが決められている。尚、本実施例では、大径チューブ
2bの長さは2mにされている。
【0020】本実施例の回転押込機構1は、まず、ケー
シングチューブ2の小径チューブ2aが回転押込機構1
に挿入され、チャックシリンダ14が駆動されると、第
1ガイド筒42に沿ってガイド部材43が摺動し、上部
フレーム8が引き下げられ、ベアリング10、回転リン
グ6、リンク7を介して、楔部材4が小径チューブ2a
の外周と回転体18のテーパ面24との間に挿入され
る。楔部材4のテーパ面22がテーパ面24に沿って摺
動して、複数の楔部材4が小径チューブ2aの外周を把
持する。
【0021】次に、油圧モータ36が回転駆動されて、
回転体18と共に小径チューブ2aが回転される。ま
た、シリンダ50が縮み側に駆動されて、第1ガイド筒
42が第2ガイド筒46の外周を摺動して、第1ガイド
筒42と共に昇降フレーム12が下降される。これによ
り、小径チューブ2aは、回転しながら押し込まれる。
【0022】シリンダ50の全ストロークが駆動される
と、一旦油圧モータ36の回転が停止され、チャックシ
リンダ14が駆動されて、上部フレーム8、ベアリング
10、回転リング6、リンク7を介して楔部材4が引き
上げられて、小径チューブ2aの把持が開放される。
【0023】そして、シリンダ50が伸び側に駆動され
て、第1ガイド筒42が第2ガイド筒46の外周を摺動
して昇降フレーム12を上昇させる。そして、前述した
動作を繰り返し、小径チューブ2aの外周を把持すると
共に、回転体18を回転させながら、昇降フレーム12
を下降させて、小径チューブ2aを押し込む。
【0024】次に、前述した本実施例の掘削装置の作動
について、掘削工程順と共に図3〜図5によって説明す
る。まず、図3(1)に示すように、杭孔施工箇所に架
台56を設置する。そして、図示しないクレーン等で吊
り上げた回転押込機構1を架台56の床部材62上に載
置する。そして、図3(2)に示すように、図示しない
クレーンで吊り上げた小径チューブ2aを回転押込機構
1に上方から挿入すると共に、移動台70上にクレーン
で吊り上げたアダプタ2cを載置する。
【0025】そして、図3(3)に示すように、移動台
70を空間58内に移動して、小径チューブ2aの真下
にアダプタ2cを移動し、小径チューブ2aを降ろし小
径チューブ2aとアダプタ2cとを図示しないボルト等
により接続する。次に、図3(4)に示すように、小径
チューブ2aとアダプタ2cとを上昇させて、アダプタ
2cを空間58の上方に持ち上げて、アダプタ2cの下
側に空間58を確保し、クレーンで吊り上げた大径チュ
ーブ2bを架台56の外に戻した移動台70上に載置す
る。
【0026】続いて、図3(5)に示すように、移動台
70を空間58内に移動して、アダプタ2cの真下に大
径チューブ2bを移動してから、小径チューブ2aとア
ダプタ2cとを下降させる。そして、アダプタ2cと大
径チューブ2bとを図示しないボルト等により接続す
る。
【0027】次に、図3(6)に示すように、小径チュ
ーブ2aをわずかに引き上げて、大径チューブ2bと移
動台70との間に隙間を形成してから、移動台70を架
台56の外に移動する。尚、これまでの小径チューブ2
aの上昇・下降は、クレーンにより行ってもよく、ま
た、回転押込機構1の上下ストロークが足りれば、回転
押込機構1により上昇・下降させるようにしてもよい。
【0028】そして、図4(7)に示すように、回転押
込機構1によりその外周を把持した小径チューブ2aを
油圧モータ36により回転駆動させると共に、シリンダ
50を駆動して小径チューブ2aを押し込む。これによ
り、大径チューブ2bの先端の掘削ビット72により掘
削が行われ、掘削が進むに従って、大径チューブ2bが
地中に侵入する。大径チューブ2bがほぼ地中に押し込
まれたときには、回転押込機構1による回転・押込を停
止してから、アダプタ2cと大径チューブ2bとの接続
を解除する。
【0029】次に、図4(8)に示すように、小径チュ
ーブ2aを介してアダプタ2cを空間58の上方に引き
上げ、アダプタ2cと大径チューブ2bとの間を空け
る。また、移動台70上にクレーンで吊り上げた延長チ
ューブ2dを載置する。その後、図4(9)に示すよう
に、移動台70を移動してアダプタ2cの真下に延長チ
ューブ2dを移動し、小径チューブ2aを下降させて、
アダプタ2cと延長チューブ2dとを図示しないボルト
により接続する。
【0030】そして、図4(10)に示すように、小径
チューブ2aを介して延長チューブ2dを僅かに持ち上
げてから、移動台70を架台56の外に移動し、延長チ
ューブ2dを下降させて、延長チューブ2dと大径チュ
ーブ2bとを図示しないボルト等により接続する。
【0031】その後、図4(11)に示すように、再
び、回転押込機構1により小径チューブ2aを回転させ
ながら押し込み、大径チューブ2bの掘削ビット72に
より掘削を継続する。そして、掘削が進行して、延長チ
ューブ2dも地中に挿入された後は、再び、前述したと
同様に、アダプタ2cと延長チューブ2dとの接続を解
除してから、小径チューブ2aを介してアダプタ2cを
空間58の上方に引き上げ、アダプタ2cと延長チュー
ブ2dとの間に、移動台70上に載置した新たな延長チ
ューブ2dを移動させて、延長チューブ2dを継ぎ足
す。そして、図4(12)に示すように、回転押込機構
1により小径チューブ2aを介して大径チューブ2bを
回転させながら押し込み、掘削ビット72による掘削を
継続する。
【0032】一方、延長チューブ2d、大径チューブ2
b内には、土砂が残るが、この土砂は、図6に示すよう
に、クレーン90で吊下げたケリーバ92の先端に拡大
バケット94を取り付け、拡大バケット94を小径チュ
ーブ2a内に挿入する。拡大バケット94が延長チュー
ブ2d内に達した後、拡大バケット94の拡大翼96を
広げて、回転駆動機構97によりケリーバ92を回転さ
せ、延長チューブ2d内の土砂を掘削すると共に、掘削
した土砂を拡大バケット94内に取り込む。そして、拡
大翼96を閉じて拡大バケット94を引き上げ、外に土
砂を排出し、これを繰り返して内部の土砂を掘削する。
【0033】また、延長チューブ2dを継ぎ足し、所定
の深さにまで掘削したときには、図5(13)に示すよ
うに、アダプタ2cと延長チューブ2dとの接続を解除
してから、小径チューブ2aを介してアダプタ2cを引
き上げ、移動台70をアダプタ2cの真下に移動して、
アダプタ2cを移動台70上に降ろす。そして、小径チ
ューブ2aとアダプタ2cとの接続を解除し、移動台7
0を架台56の外に移動して、アダプタ2cをクレーン
等により搬出する。
【0034】また、小径チューブ2aもクレーン等によ
り吊上げて、回転押込機構1から外して搬出すると共
に、図5(14)に示すように、回転押込機構1もクレ
ーンにより搬出する。そして、図5(15)に示すよう
に、架台56の床部材62を取り外してから、図5(1
6)に示すように、延長チューブ2d内に鉄筋籠98を
挿入する。
【0035】その後、図5(17)に示すように、延長
チューブ2d内にコンクリートを注入して、架台56を
撤去する。また、図5(18)に示すように、コンクリ
ートが硬化する前に大径チューブ2b、延長チューブ2
dを引き抜き、杭施工を終了する。
【0036】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の掘削方法
は、回転押込機構で把持できるケーシングチューブの直
径よりも大きな杭孔を掘削することができるので、山岳
地帯等の交通が不便なところであっても、小型の回転押
込機構を搬入して、大きな径の杭孔を掘削することがで
きるという効果を奏する。また、拡大バケットを用いる
ことにより、効率よくケーシングチューブ内の土砂を排
出できる。
【0038】一方、掘削装置は、小径チューブと大径チ
ューブとをアダプタにより接続し、延長チューブにより
ケーシングチューブの全長を延長し、回転押込機構によ
り小径チューブを把持して小径チューブより大きな径の
大径チューブに応じた径の杭孔を掘削することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての掘削装置の正面図で
ある。
【図2】本実施例の回転押込機構の要部拡大断面図であ
る。
【図3】本実施例の掘削工程の前半部の説明図である。
【図4】本実施例の掘削工程の中間部の説明図である。
【図5】本実施例の掘削工程の後半部の説明図である。
【図6】本実施例の拡大バケットによる土砂の排出の説
明図である。
【符号の説明】
1…回転押込機構 2…ケーシングチューブ 2a…小径チューブ 2b…大径チューブ 2c…アダプタ 2d…延長チューブ 56…架台 58…空間 68…レール 70…移動台 71…移動機構 72…掘削ビット 94…拡大バケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に掘削ビットが取り付けられたケー
    シングチューブを回転押込機構によりその外周を把持し
    て回転させると共に押し込んで掘削する掘削方法におい
    て、 地面との間に空間を形成する架台に前記回転押込機構を
    載置し、前記回転押込機構に小径チューブを把持させる
    と共に、先端に前記掘削ビットが取り付けられ前記回転
    押込機構で把持可能な径よりも大きな大径チューブと、
    前記大径チューブを着脱可能に接続するアダプタとを前
    記空間に入れ前記アダプタを介して前記大径チューブを
    前記小径チューブに接続し、 前記回転押込機構により前記小径チューブを回転させな
    がら押し込み、 前記大径チューブの長さに応じて押し込んだ後、前記ア
    ダプタと前記大径チューブとの接続を解除して、前記小
    径チューブと共に前記アダプタを前記空間の上方に引き
    上げ、 前記アダプタと前記大径チューブとの間に延長チューブ
    を介装して接続し、 再び前記回転押込機構による駆動で前記大径チューブを
    回転させながら押し込んで掘削を継続することを特徴と
    する掘削方法。
  2. 【請求項2】 前記延長チューブ及び前記大径チューブ
    内の土砂を前記小径チューブを介して挿入した拡大バケ
    ットにより排出することを特徴とする請求項1記載の掘
    削方法。
  3. 【請求項3】 先端に掘削ビットが取り付けられたケー
    シングチューブの外周を把持して回転させると共に押し
    込む回転押込機構を備えた掘削装置において、 前記回転押込機構が載置され、地面との間に空間を形成
    する架台と、 移動台を前記空間と前記架台外との間で移動可能に支持
    した移動機構とを備えると共に、 前記ケーシングチューブは、前記回転押込機構に把持さ
    れる小径チューブと、先端に前記掘削ビットが取り付け
    られ前記回転押込機構で把持可能な径よりも大きな大径
    チューブと、前記小径チューブと前記大径チューブとを
    着脱可能に接続するアダプタと、該アダプタと前記大径
    チューブとの間に介装可能な延長チューブとを備え、 前記大径チューブと前記延長チューブとは、前記空間内
    で前記小径チューブの先端に取り付けた前記アダプタと
    前記移動台との間に挿入可能な長さに形成されたことを
    特徴とする掘削装置。
  4. 【請求項4】 前記移動機構は、敷設されたレールに沿
    って前記移動台を移動可能に支持したことを特徴とする
    請求項3記載の掘削装置。
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