JPS6146055Y2 - - Google Patents

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JPS6146055Y2
JPS6146055Y2 JP1981122980U JP12298081U JPS6146055Y2 JP S6146055 Y2 JPS6146055 Y2 JP S6146055Y2 JP 1981122980 U JP1981122980 U JP 1981122980U JP 12298081 U JP12298081 U JP 12298081U JP S6146055 Y2 JPS6146055 Y2 JP S6146055Y2
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JP
Japan
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drag link
seat plate
stopper
spring
spherical
Prior art date
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JP1981122980U
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English (en)
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JPS5829568U (ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用インテグラル型舵取装置のド
ラツグリンクにおける衝撃音防止装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
舵取装置におけるリンク機構は第1図に例示す
るように、車軸2に車輪3を支持するナツクル4
にナツクルアーム5の一端が連結され、このナツ
クルアーム5の他端はハンドルによつて操作され
る舵取歯車機構25のセクターシヤフト26に一
端を連結したドロツプアーム7の他端とをドラツ
グリンク6により連結される。30はナツクル4
に一端が取り付けられたタイロツドアームであ
り、その他端はタイロツド27によつて反対側車
輪のタイロツドアームに連結されている。
ドラツグリンク6は、ドロツプアーム7の揺動
を前後方向の動きに変えてナツクルアーム5に伝
達する役目を果すものである。このため、ドラツ
グリンク6の両端部には球継手を介して接続軸が
支持され、この接続軸とドロツプアーム7または
ナツクルアーム5がナツトで固定される。車輪の
荷重の変動により懸架機構のばねには撓みが生じ
るが、この場合ナツクルアーム5の球継手の中心
は懸架機構のばねの撓みに従つて、円弧状に上下
運動を強制され、ドラツグリンク6もドロツプア
ーム7との球継手を中心として円弧状の上下運動
を強制される。したがつて、ドラツグリンク6は
両方の軌跡の偏位に相当する前後運動を強制さ
れ、これが舵取歯車機構25をを介してハンドル
に伝達されるか、あるいは車輪が振れることにな
る。
このような振れを抑えるために、ドラツグリン
ク6の球継手において、接続軸は単に傾動するだ
けでなくドラツグリンク6の軸方向に僅かに摺動
できるように支持され、また、リンク機構と舵取
歯車機構25との間にシミーダンパが設けられた
りしている。
球継手のドラツグリンク6における摺動はばね
によつて抑えられており、このばね定数は操舵感
覚やシミーとの兼ね合いから決定される。つま
り、球面座板と球部との接触摩擦が大きいと操舵
感覚が悪くなり、また、球部のストロークが大き
いとシミーが生じやすくなり、応答性も悪くな
る。通常はばね定数を小さく、ストロークを小さ
く設定することが好ましいが、このようにする
と、前輪が路面から受ける衝撃力により球継手の
球面座板がストツパに当ると、異音を発生し、運
転者に無用の不安感を与える。
なお、例えば実公昭55−10208号公報に開示さ
れるように、舵取装置における球継手の部分にお
いて一方の座板にゴム緩衝体を結合し、このゴム
緩衝体とハウジングの内端壁との間にばねを介装
したものが知られているが、これはばねの力がゴ
ム緩衝体に常時直接作用するので、長期使用の内
にへたりが生じ、十分な緩衝作用を発揮しなくな
るという欠点がある。
〔考案が解決しようとする問題題点〕
本考案の目的は、上述したような球継手のばね
定数およびストロークを小さく設定しても衝撃音
を抑えられ、しかも耐久性のあるドラツグリンク
における衝撃音防止装置を得ることにある。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の構成はド
ラツグリンクの円筒部の内部に摺動可能に嵌合し
た球面凹部を有する1対の座板の間に、ドロツプ
アームを接続するための接続軸の端部に形成した
球部を挿入し、ドラツグリンクの壁部と一方の座
板との間に介装したばねにより前記1対の座板を
前記球部に押し付け、前記一方の座板と該座板の
運動を制限するストツパとの少なくとも一方に弾
性体を結合したものである。
〔作用〕
路面の凹凸によつて車輪から上下方向の振動お
よび車輪を側方へ傾けようとする外力が作用する
と、この衝撃力はナツクルアーム5を介してドラ
ツグリンク6に伝達される。例えば、ナツクルア
ーム5から接続軸20を左方へ押す衝撃力が作用
すると、座板15がばね22に抗して左方へ移動
し、ストロークsだけ移動したところでストツパ
10に当る。このような衝突に対して、弾性体1
4が設けてあるので、衝撃音の発生が抑えられ
る。
逆に、ナツクルアーム5から接続軸20を右方
へ押す衝撃力が作用すると、ドラツグリンク6が
右方へ移動し、ストツパ10がばね22に抗して
座板15に当る。この場合も弾性体24の緩衝作
用によつて、衝撃音が防止される。
〔考案の実施例〕
本考案を実施例に基づいて説明すると、第2図
に示すように、ドラツグリンク6の両端にはそれ
ぞれ円筒部13を設け、この内部に球面凹部をも
つ1対の座板15,17が摺動可能に支持され、
かつばね22によつて互いに接近する方向に付勢
されている。そして、円筒部13の壁部に設けた
スリツトから接続軸20の端部が円筒部13の内
部へ挿通され、かつ球部16を座板15,17の
間へ係合して球継手8が構成される。
ドラツグリンク6の右端部に構成される球継手
8では、座板17は円筒部13の開口端部に螺合
したねじ栓12に衝合され、座板15は円筒部1
3の内端部との間に介装したばね22よつて球部
16へ押し付けられる。円筒部13の壁部に設け
たスリツトはドラツグリンク6に外挿したゴムな
どの弾性体からなる防塵ブーツ21によつて閉鎖
される。
接続軸20の端部はテーパ状に形成され、これ
にドロツプアーム7(第11図)の端部が外挿さ
れ、かつナツト19を締め付けて固定される。
本考案の重要な構成は、円筒部13の内部に配
置した座板15の摺動を規制するために、円筒部
13の端壁に支持したストツパ10の端部または
座板の一方にに、ゴムまたは合成樹脂などの弾性
体24を結合したことにあり、ストツパ10は座
板15から離れている。
ドラツグリンク6の左端部の球継手8では、座
板17が円筒部13の内端壁に支持され、円筒部
13の開口端部に螺合したねじ栓12と座板15
との間に、ばね22が介装される。ストツパ10
はねじ栓12と一体に構成され、座板15から離
れている。座板15の端部にストツパ10と対向
して弾性体14が結合される。そして、接続軸2
0の端部はテーパ状に形成し、これにナツクルア
ーム5の端部が外挿され、ナツト19によつて固
定される。
以上の構成において、路面の凹凸によつて車輪
から上下方向の振動および車輪を側方へ傾けよう
とする外力が作用すると、この衝撃力はナツクル
アーム5を介してドラツグリンク6に伝達され
る。すなわち、第2図において、ナツクルアーム
5から接続軸20を左方へ押す衝撃力が作用する
と、座板15がばね22に抗して左方へ移動し、
ストロークsだけ移動したところでストツパ10
に当る。このような衝突に対して、弾性体14が
設けてあるので、衝撃音の発生が抑えられる。
逆に、ナツクルアーム5から接続軸20を右方
へ押す衝撃力が作用すると、ドラツグリンク6が
右方へ移動し、ストツパ10がばねね22に抗し
て座板15に当る。この場合も弾性体24の緩衝
作用によつて、衝撃音が防止される。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、ナツクルアームからド
ラツグリンクに加わる衝撃力に対して、球継手の
座板とドラツグリンク側に支持したストツパとの
間の隙間sを小さくすることは、座板15がスト
ツパ10に当る機会が多くなるが、弾性体を座板
またはストツパの一方または両方に設けたことに
よつて衝撃音を抑え、運転者の不快感を取り除く
ことができるとともに、座板15,17が球部1
6に及ぼすばね12の荷重を弱くしても差し支え
なく、このことは球継手における球部16と座板
15,17との接触摩擦力を低減することがで
き、接舵感覚の向上に役立つという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は舵取装置におけるリンク機構について
の斜視図、第2図は本考案に係る衝撃音防止装置
を備えたドラツグリンクについての側面断面図で
ある。 5:ナツクルアーム、6:ドラツグリンク、
7:ドロツプアーム、8:球継手、10:ストツ
パ、14:弾性体、15,17:座板、16:球
部、20:接続部、22:ばね、24:弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドラツグリンクの円筒部の内部に摺動可能に嵌
    合した球面凹部を有する1対の座板の間に、ドロ
    ツプアームを接続するための接続軸の端部に形成
    した球部を挿入し、ドラツグリンクの壁部と一方
    の座板との間に介装したばねにより前記1対の座
    板を前記球部に押し付け、前記一方の座板と該座
    板の運動を制限するストツパとの少なくとも一方
    に弾性体を結合したことを特徴とするドラツグリ
    ンクにおける衝撃音防止装置。
JP12298081U 1981-08-21 1981-08-21 ドラツグリンクにおける衝撃音防止装置 Granted JPS5829568U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12298081U JPS5829568U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 ドラツグリンクにおける衝撃音防止装置

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JP12298081U JPS5829568U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 ドラツグリンクにおける衝撃音防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5829568U JPS5829568U (ja) 1983-02-25
JPS6146055Y2 true JPS6146055Y2 (ja) 1986-12-24

Family

ID=29916887

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JP12298081U Granted JPS5829568U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 ドラツグリンクにおける衝撃音防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461380B1 (ko) * 2002-05-21 2004-12-13 현대자동차주식회사 자동차용 조향장치의 링크기구

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510208U (ja) * 1978-07-06 1980-01-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432437U (ja) * 1977-08-08 1979-03-03

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510208U (ja) * 1978-07-06 1980-01-23

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Publication number Publication date
JPS5829568U (ja) 1983-02-25

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