JPS6145723A

JPS6145723A - 無散瞳型眼底カメラ

Info

Publication number: JPS6145723A
Application number: JP59165529A
Authority: JP
Inventors: 陽一井場
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1984-08-07
Filing date: 1984-08-07
Publication date: 1986-03-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】且土ｌ見本発明は、ＴＶモニターを通して眼底観察を行うように
した無１１に瞳型眼底カメラに関するものである。

眉−ｍこの種従来の眼底カメラとしては、例えば特開昭５７−
１３１４２５号公報に記載の如く、対物レンズに関して
被検眼とは反対側の光路中に挿脱自在な補助レンズを設
け、補助レンズを光路中に挿入した場合は被検眼の前眼
部像が撮像管上に結像され又補助レンズを光路中より退
避させた場合は眼底像が撮像管上に結像されるようにし
て成り、アライメントは前眼部像を見ながら瞳孔が視野
中心に明瞭に見えるように被検眼とカメラ本体との相対
的位置関係を調整することにより行い、アライメント後
は補助レンズを光路外へ退避せしめて眼底像を観察・撮
影するようにしたものがある。

ところが、被検眼は静止しているわけではなく、むしろ
常に動いているので眼底観察中にアライメントの許容量
を超えることがあるが、上記の如き構成では眼底観察中
は眼底像しか見えないのでアライメントの許容量を超え
たことに気がつきにくく、ススがついてもいずれの方向
にアライメントが狂っているのか判定し得ないという問
題があった。又、補助レンズ挿脱時に可動部から音が発
生し、この音に被検者が驚いて被検眼が移動し、アライ
メントが狂うこともあった。又、上記の如き構成では、
眼底像のピン）　８１８節要素を含む光学系を通して前
眼部像を観察することになるので、ピント調節要素を所
定の位置にセントしておかないと、前眼部像を明瞭に観
察しえるようにアライメントしても被検眼と眼底カメラ
の距離が正しくアライメントされないという問題があっ
た。

目　　　的本発明は、上記問題点に鑑み、アライメントを正確且つ
容易に行い得ると共に、眼底観察中に７ライメントの狂
いを判定し得且つアライメントの／＋Ｉ正も容易である
無散瞳型眼底カメラを提供せんとするものである。

且−叉本発明による無散瞳型眼底カメラは、赤外光で照明され
た眼底及び前眼部の両反射光が一緒になった光束を二分
割する第一のビームスプリッターと、二分割された光束
の一方により前眼部像を作る前眼部観察光学系と、二分
割された光束の他方により眼底像を作る眼底観察光学系
と、両観察光学系の光束を同一光路に重ねて両像を同一
撮像面に結像せしめる第二のビームスリソクーとを備え
ていることにより、前眼部像と眼底像を重ね合わせて同
時に観察し得ると共に、両像のピント調節を夫々独立し
て行い得るようにしたものである。

ｌｌ■ 以下図示した一実施例に基づき本発明の詳細な説明すれ
ば、１は赤外光を発する発光ダイオード等の観察用光源
、２はコレクターレンズ、３は可視光を発する撮影用光
源、４は輪帯開口を有するリングスリット、５はリレー
レンズ、６は視野絞り、７は遮光黒点を有する黒点板（
対物レンズの表面反射によるフレアーを除去する機能を
有する。

）、８はミラー、９はリレーレンズ、１０は輪帯開口を
有する楔鏡支持板、１１は第一のビームスプリッター、
１２は対物レンズ、１３は被検眼、１４は喫鏡支持板に
より支持された楔鏡、１５は開口絞り、１６はリレーレ
ンズ、１７は跳上げミラー、１８は視野絞り、１９は瞳
リレーレンズ、２０は第二のビームスプリッタ−１２１
，２２は全反射プリズム、２３はリレーレンズ、２４は
赤外撮像管、２５はダハプリズム、２６はフィルム面で
ある。２７は結像レンズ、２８は焦点板、２９は結像レ
ンズ、３０はシャッター、３２は光トラップ、５２は赤
外光を発する発光ダイオード等の補助光源である。そし
て、喫鏡１４．開口絞り１５、リレーレンズ１６．跳上
・げミラー１７．視野絞り１８．瞳リレーレンズ１９等
より眼底観察光学系を構成し、結像レンズ２７．焦点板
２８゜結像レンズ２９３　シャッター３０等により前眼
部観察光学系を構成している。

本発明による無散瞳型眼底カメラは上述の如く構成され
ており、観察用光源１を発した光束（赤外光）はコレク
ターレンズ２により撮影用光源３に一旦集光するので、
両光源１及び３を発した光束はいずれもリングスリット
４を背後から照明する。リングスリット４の輪帯開口を
通過した照明光束は、リレーレンズ、ミラー８．リレー
レンズ９によって喫鏡支持板１０の輪帯開口内にリング
スリット４の輪帯開口像をつくる。この輪帯開口像から
発した照明光束は、更に、ビームスブリック−１１で反
射し、対物レンズ１２によって被検眼１３の水晶体の前
面近傍にリングスリット４の輪帯開口像として再び結像
して眼底を照明する。

照明された眼底の像は被検眼１３の虹彩（瞳）を通り、
対物レンズＩ２によりその後側焦点位置付近に結像する
（光路はビームスリンター１１により曲げられる）。こ
の眼底像は喫鏡１４で反射した後開口絞り１５を通る。

そして、眼底観察時であれば跳上げミラー１７が図示位
置にあるので、眼底像はリレーレンズ１６．跳上げミラ
ー１７によって視野絞り１８の中に再結像せしめられる
。

瞳リレーレンズ１９はリレーレンズ１６の射出瞳をビー
ムスプリッタ−２０，全反射プリズム２１゜２２を介し
てリレーレンズ２３の中にリレーし、リレーレンズ２３
は瞳リレーレンズ１９の近傍にできる眼底像を赤外撮像
管２４の撮像面ヘリレーする。従って、赤外撮像管２４
の出力を図示しない両像処理回路により処理することに
より第２図に示した如＜ＴＶモニター３３上に眼底像３
４が写し出される。また、撮影時には跳上げミ５−１７
が跳上げられるので、眼底像はダハプリズム２５で反射
してフィルム面２６上に結像せしめられる。

一方、被検眼１３の前眼部は、被検眼１３の水晶体前面
に結像するリングスリット４の輪帯開口像と補助光源３
２を発した赤外光により照明される。照明された前眼部
の像は、対物レンズ１２を通りビームスプリッタ−１１
を透過して結像レンズ２７により焦点板２８上に結像せ
しめられ、更にその像は結像レンズ２９によりビームス
プリッタ−２０に関し視野絞り１８　（眼底像が結像す
る）と同焦の位置に結像せしめられる。その結果、第２
図に示した如＜ＴＶモニター３３上において前眼部像３
５が眼底像３４と重なって同時に写し出される。尚、３
６は虹彩像、３７は瞳孔像である。かくして、本発明の
眼底カメラによれば、前眼部像と眼底像とを重ね合わせ
て同時に観察し得るので、アライメントを正確且つ容易
に行うことが出来る。又、眼底観察中にアライメントの
狂いを判定し得且つアライメントの修正も容易である。

又、前眼部観察光学系と眼底像観察光学系が基本的に独
立していて前眼部像と眼底像のピント調節を独立して行
い得るので、ピント調節要素を所定位置にセットしなく
ても両像を明瞭に観察し得るように正しくアライメント
することができる。

又、ＴＶモニター３３に写し出された前眼部像３５が眼
底像３４の観察の邪魔になる場合は、シャック−３０を
閉じて前眼部像を消すことも出来る。又、前眼部像の特
に中央の眼底像と重なる部分に反射部分が存在して眼底
像が見にくい場合は、焦点板２８に第３図に示した如く
該反射部分をかくすようなパターン３８を印刷するのが
良い。このパターン３８は光を完全に遮光するものでも
良いし減光するものでも良い。又、光トラップは、ビー
ムスプリッター１１を貫けた眼底照明光を吸収してしま
うことにより、これらの光がカメラ内部で反射してフレ
アー等の有害光となることを防止している。また、ビー
ムスプリッタ−は、観察時には赤外光に対して半透鏡と
して機能し且つ眼底撮影時には可視光に対して全反射ミ
ラーとして機能するのが望ましいので、第４図に示した
如く波長８００〜９００ｎｍの観察用赤外光にたいして
は半透過性を有し且つ波長４００〜７００ｎｍの眼底撮
影用可視光に対しては高い反則率を有するダイクロイッ
クビームスプリッターとするのが良い。又、ビームスプ
リッター１１は眼底撮影用可視光に対して高い透過性を
存するものにしても良いがその場合は照明光学系、前眼
部観察光学系。

眼底観察光学系の配置変えを行う必要がある。

発明の効果上述の如く、本発明による無散瞳型眼底カメラは、アラ
イメントを正確且つ容易に行い得ると共に、眼底観察中
にアライメントの狂いを判定し得訃つアライメントの修
正も容易であるというこの種装置にとって極めて重要な
利点を存している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による無散瞳型眼底カメラの一実施例の
光学系を示す図、第２図はＴＶモニターにおける表示状
態を示す正面図、第３図は焦点板の正面図、第４図は第
一のビームスプリッターの反射特性を示すグラフである
。１・・・・観察用光源、２・・・・コレクターレンズ、
３・・・・撮影用光源、４・・・・リングスリット、５
・・・・リレーレンズ、６・・・・視野絞り、７・・・
・黒点板、８　、・、ミラー、９・・・・リレーレンズ
、１０・・・・喫鏡支持板、１１・・・・ビームスプリ
ッター、１２・・・・対物レンズ、１３・・・・被検眼
、１４・・・・喫鏡、１５・・・・開口絞り、１６・・
・・リレーレンズ、１７・・・・跳上げミラー、１８・
・・・視野絞り、１９・・・・瞳リレーレンズ、２０・
・・・ビームス′プリ・ツタ−１２１，２’２・・・・
全反射プリズム、２３・・・・す１００．補助光源、３
３・・・・ＴＶモニター、３４・・・・眼底像、３５・
・・・前眼部像。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ＴＶモニターを通して眼底観察を行うようにした
無散瞳型眼底カメラにおいて、赤外光で照明された眼底
及び前眼部の両反射光が一緒になった光束を二分割する
第一のビームスプリッターと、二分割された光束の一方
により前眼部像を作る前眼部観察光学系と、二分割され
た光束の他方により眼底像を作る眼底光束光学系と、両
観察光学系の光束を同一光路に重ねて両像を同一撮像面
に結像せしめる第二のビームスプリッターとを備えてい
ることを特徴とする無散瞳型眼底カメラ。
（２）第二のビームスプリッターが、赤外光に対して半
透過性を有し且つ可視光に対しては高い反射率又は透過
率を有するダイクロイックビームスプリッターであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲（１）に記載の無散瞳型
眼底カメラ。
（３）前眼部観察光学系中にシャッターを配設したこと
を特徴とする特許請求の範囲（１）に記載の無散瞳型眼
底カメラ。
（４）前眼部観察光学系中の結像位置に、中央に遮光部
又は減光部を設けた焦点板を配置したことを特徴とする
特許請求の範囲（１）に記載の無散瞳型眼底カメラ。