JPS614524A - アニオン系高分子界面活性剤 - Google Patents

アニオン系高分子界面活性剤

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JPS614524A
JPS614524A JP59125351A JP12535184A JPS614524A JP S614524 A JPS614524 A JP S614524A JP 59125351 A JP59125351 A JP 59125351A JP 12535184 A JP12535184 A JP 12535184A JP S614524 A JPS614524 A JP S614524A
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真 浅野
Haruki Tsutsumi
堤 春樹
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 る。
更に詳細には、従来にない優れた界面活性能力を有する
新規なアニオン性水溶性共重合体組成物に関する。
び(c)アクリルアミドアルキルスルホン酸またはスル
ホアルキルアクリレートの少なくとも3種以上のビニル
性モノマーの多元共重合体よりなる従来にない特殊な機
能を有するアニオン性高分子界面活性剤に関する。
界面活性剤は乳化、分散、溶解、消泡などの各種の用途
に、多種多様に応用され、産業上、非常に有用な手段と
して用いられている。
このような界面活性剤としては多くの底置に記載されて
いるように、アニオン系、カチオン系、ノニオン系に大
別され、従来、数多くの化合物または組成物が提案され
ており、単独捷たは混合して用いられている。
これらのなかで、近年、高分子界面活性剤と称せられる
各種のオリゴマーないしはポリマー系の界面活性剤がそ
の特徴ある性能のために注目され、従来の界面活性剤で
は困難とされていた分散、導電性付与などの目的に用い
られるようになった。
このような高分子界面活性剤は、近年捷すます高度化す
る特殊用途への応用が検討されるようになった。
このような特殊な高分子界面活性剤の具体的用途として
は、和−3itu重合法によるアミノアルデヒド樹脂膜
によるマイクロカプセル形成用の系変性剤としての用途
があげられる。
マイクロカプセル化技術の工業的な応用は感圧複写紙分
野にあり、近年マイクロカプセルがこの分野で大量に使
用されている。
感圧複写紙用のマイクロカプセルの製造方法は古くから
、ゼラチンとアラビアゴムまたはカルボキシメチルセル
ロース(cMC)とを用いて、色素前駆体を溶解した高
沸点溶剤のミクロン単位の微小油滴を物理化学的〆被覆
する、いわゆるコンプレックスコアセルベーション法が
用いられている。しかしながら、この方法によれば、(
1)20%を越える濃度を有するマイクロカプセルスラ
リーを得ることができず、感圧複写紙に塗工する場合に
多量の水分を蒸発させなければならないため、作業速度
および、エネルギーコスト面で改善の要求が非常に大き
いこと、(2)マイクロカプセル製造時の容積効率が小
さく、また輸送コストが嵩むとと、(3)カプセル膜材
が天然物であるため、品質面および価格面での変動が大
きいこと、(4)腐敗、凝集の傾向を有するため、長期
保存に耐えられないことなどの基本的な問題点を有する
そのため、近年、和−8itu重合法によるアミノプラ
スト重縮合物膜を用いて疎水性材料を被覆するマイクロ
カプセル化法が用いられはじめた。これらは、特開昭5
1−9079号公報、同じく、5ろ一84881号公報
などで知られるようにアニオン性の高分子界面活性剤の
存在下に、疎水性高沸点溶剤を微小油滴にまで乳化し、
その場で尿素ホルムアルデヒド樹脂またはメラミンアル
デヒド樹脂の重縮合を、行なわせてアミノアルデヒド樹
脂の被膜で、疎水性物質を被覆する方法である。
一 この方法によれば、コンプレソクスコアセルベ    
 ・j−ジョン法に比較して高固型分のマイクロカプセ
ルスラリーが得られ、かつ膜のち密性にすぐれ、かつ腐
敗する傾向がないなど、従来にないすぐれた特徴を有す
る。
このようなIn−8itu重合法マイクロカプセルの製
、 造に用いられる。
アニオン性高分子界面活性剤(以下、系変性剤と称する
)は次の様な性能が要求される。すなわち、(1)疎水
性液体をφで乳化する能力、安定した乳化系を形成でき
、かつこの乳化系が低粘度であること、 (2)酸性条件下で、形成されるアミノアルデヒド樹脂
を選択的に疎水性物質の囲りにのみかつち密に堆積させ
る能力を有すること、 (ロ)アミノアルデヒド樹脂で被覆された疎水性物質を
水中で高濃度かつ低粘度に分散しうろこと、等である。
しかしながら、実際に上記のような性能を完全に満足す
るものは知られていない。
例えば、このようなIn−8itu重合法マイクロカプ
セルの製造における系変性剤として提案されているアニ
オン性高分子としては、例えば、ポリアクリル酸、エチ
レン無水マレイン酸共重合体、酢ビ無水マレイン酸共重
合体、スチレン無水マレイン酸共重合体、ポリスチレン
スルホン酸、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、ス
ルホン酸変性ポリビニルアルコールなどの各種の(水溶
性)アニオン性高分子またはそれらの塩などが知られて
おり、一部が実際に使用されているが、これらを用いて
、50wt係以上の固型分を有する。/ In−f9i
tu重合法マイクロカプセルは未だ工業的に製造されて
いない。
本発明者らは、上記のような問題点をふまえ、アニオン
性高分子界面活性剤について各種検討した結果、下記の
新規な多元共重合体膣共重合体が、特殊な機能をあわせ
そなえ、In−Elitu重合法による、アミノ−アル
デヒド樹脂壁膜による疎水性物質のマイクロカプセル化
用に著しくすぐれた作用を有することを見出し、本発明
に到達した。
すなわち、本発明の新規アニオン性高分子界面活性剤は
(A)アクリル酸および/またはツタ/クリル酸、(B
)アクリロニトリルおよび/捷たはメタtりリロニトリ
ル、(c)アクリルアミドアルキルスルホン酸および/
″!!たけスルホアルキルアクリレートの少なくとも(
A)、(B)、(c)から1種以上で合計6種以上のビ
ニル性モノマーの多元共重合体またはその塩よりなるア
ニオン性高分子界面活性剤である。
本発明の新規な多元共重合体およびその塩は、°前記の
三種の成分から選ばれる6成分以上のビニル性モノマー
を共重合させることによシ製造される。
すなわち、(a)アクリル酸および/捷たけメタクリル
酸、(b)アクリロニトリルおよび/またはメタ/2リ
ロニトリルならびに(c)アクリルアミドアルキルスル
ホン酸および/捷たはスルホアルキルアクリレートの6
種の成分からそれぞれ選ばれた成分からなる多元性共重
合体である。
原料の入手の容易性、共重合性、特殊界面活性剤として
の効果などから、好ましくは(A)アクリル酸、4  
      (B)アクリロニトリル、(c)アクリル
アミドアルキルスルホン酸の三成分を必須モノマー成分
とする多元共重合体である。
上記のアクリルアミドアルキルスルホン酸は一般式(I
) CH2= C!H NH(1) 03H (Rは低級アルキレン基を示す)で表わされる化合物で
あって、具体的には、アクリルアミドメタンスルホン酸
、アクリルアミドエタンスルホン酸、アクリルアミドプ
ロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−ブタンス
ルホン酸などがあけられる。
捷だスルホアルキルアクリレートは一般式(■)CH2
−CH cmo       (II) R−6O3H’# (R′は低級アルキレン基を示す)で表わされる化合物
であって具体的にはスルホメチルアクリレート、スルホ
エチルアクリレート、スルホプロピルアクリレート、ス
ルホブチルアクリレートなどがあげられる。
また、必要に応じて、前記3種の成分の外にアクリル酸
またはメタアクリル酸のヒドロキシエチルエステル、ヒ
ドロキシエチルエステル、低級アルキルエステル、アク
リルアミド、メタアクリルアミド、メチロールアクリル
アミド、N−アルキル置換アクリルアミドなどを加えて
もよい。
前記3種の成分の組成は(A)成分20〜70モル係、
(B)成分5〜60モル係、(c)成分1〜50モル係
が好捷しい。
重合方法としては、イオン重合、ラジカル重合、熱重合
、放射線重合などが挙げられるが、好捷しくはう/カル
共重合であシ、一般的には前述の三種以上のビニル性モ
ノマーを水中に均一溶解させた系でのう/カル重合法が
多用される。
重合用触媒としては、各種の有機過酸化物(例えは過酸
化ヘンジイル)、有機ノ・イド口過酸化物、脂肪族アゾ
ビスニトリル類(例えばアゾビスイノブチロニトリル)
、水溶性過酸塩(例えば過硫酸塩)などのラジカル重合
開始剤が挙げられるが、本発明の高分子界面活性剤は比
較的低分子量(水溶液粘度の低いもの)が好ましいため
、最も好ましく用いられる触媒は水溶性過酸類(過硫酸
アンモニウム、過硫酸カリウム)と水溶性還元剤(例え
ば、亜硫酸塩)との組合せ使用による酸化還元ラジカル
形成触媒である。これらの酸化還元ラジカル形成触媒は
一般的には水溶液として反応系に添加される。触媒の添
加量は水溶性過酸類、水溶性還元剤ともに、モノマー成
分100重量部あたり0.01〜10部添加される。
得られる重合体の分子量制御のために、連鎖移動剤とし
て公知の各種化合物、例えばアルキルメルカプタン類な
どを少量反応系に加えて反応させてもよい。
水溶液中に於けるビニル性モノマーの重合に際しては、
酸性基を有するモノマー類はフリーの酸型でもよく、一
部または全部が塩の形で重合に供せられてもよい。塩型
で使用する場合には、アルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩、低級アミン塩、ヒドロキシアル
キルアミン塩などの形で用いられる。
本発明の高分子界面活性剤を水系ラジカル重合法により
製造するに際しては、触媒類の添加後、急激な重合熱発
生による系の断熱的温度上昇が生起し、比較的短い時間
で重合反応は終了する。一般的には系の沸とうを避ける
ため各々のモノマーの重合熱を考慮して5〜50 wt
%水溶液として重合反応が行なわれる。
本発明の高分子界面活性剤は6種の原料成分の使用比率
を上記範囲内に選定することにより広いpH範囲にわた
り水溶性であるが、20wt%の不揮発分を有する水溶
液の粘度5〜100.000 cps (25℃、pH
4,0の条件下、B型粘度計を用いて測定)のものが一
般的であり、好ましい高分子界面活性剤として10〜1
0,000 cps0ものが使用される。
?        前述のように本発明の高分子界面活
性剤は一般的に、モノマー類の重合の段階から水溶液と
して取扱われるため、高分子界面活性剤として用いられ
る場合に、あらためて水への溶解操作が不要であるため
非常に取扱いやすい。必要に応じて、乾燥粉体として取
扱うことももちろん可能である。
本発明の高分子界面活性剤は、前述の和−5itu重合
法アミノアルデヒド樹脂膜(尿素ホルムアルデヒド樹脂
膜、メラミンホルムアルデヒド樹脂膜)々イクロカプセ
ル製造用の系変性剤として、公知の各種の水溶性アニオ
ン性高分子に比較して、極めてすぐれた機能を示す。具
体的には、(1)疎水性液体を高濃度かつ、低粘度で、
中常型エマルションとすることができる。相通転傾向も
なく、かつ、このようにして得たいエマル7ヨンは、乳
化安定性にきわめてすぐれ、エマルジョン粒子の合一に
よる粒子生長傾向はない。
(2)マイクロカプセルの形成時に、疎水性物質の表面
に、緻密にアミノアルデヒド樹脂膜を形成させることか
できる。
(3)形成されたアミノアルデヒド樹脂膜で被覆され 
     譬け た疎水性材料のマイクロカプセルを、60wt%4−越
える超高度にかつ低粘度で安定に分散させるととができ
る。
(4)出来上ったマイクロカプセルスラリーの粘度のp
H依存性が小さくアルカリ性へ移行しても増粘傾向はな
い。
など、すぐれた超高濃度、低粘度マイクロカプセルスラ
リーを与えることができる。
以下、本発明を実施例および比較例により具体的に説明
する。
実施例−1 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(
日本ルブリゾール社製; [Mps−J )107部(
重量部を示す。以下同じ)をイオン交換水1415部に
溶解したのち10チ苛性ソーダ水溶液でpHを70に調
節した。98%アクリル酸229部およびアクリロニト
リル83部を添加して均一水溶液を得た。
(原料のモル組成は、2−アクリルアミド−2=メチル
プロパンスルホン酸10mot%−、アクリル酸60m
ot%、アクリロニトリルろOmot%)系を40℃迄
加温したのち、ゆっくりした攪拌下に過硫酸アンモニウ
ムの10%水溶液1125部を加え、つづいて亜硫酸水
素ナトリウムの10%水溶液20部を加えたところ発熱
を併なって重合かはじまシ、系は60分で85℃迄上昇
し発熱が停止した。さらにこの温度に60分保持したの
ち冷却し、つづいて、20 % NaOH水溶液を加え
ての粘度(B型粘度計、25℃)を示した。
実施例−2 スルホプロピルアクリレートナトリウム塩50%水溶液
(大阪有機品)648部を純水2847部に溶解させた
。ついで98%アクリル酸2915部およびアクリロニ
トリル1855部を加え攪拌下に均一水溶液とした。系
を60℃にゆっくりした撹拌下に保温しながら、過硫酸
アンモニウムの20係水溶液16部を加え、実に、亜硫
酸水素ナトリウム20%水溶液4部を添加したところ急
激な発熱を伴なって重合かはじまシ、系は15分で72
℃迄昇温し発熱が停止した。さらにこの温度に1時間保
持したのち冷却して淡黄色透明の共重合体20係水溶液
を得た。溶液のpHは19であった。
該水溶液を20 % NaOHを加えてpHを40に調
節したものは25℃で720 cps (B型粘度計使
用)であった。
本例の共重合は、スルホプロピルアクリレート1ジ トリル65モル乃のモノマー組成を有する。
参考例1 実施例−1で得た、アクリル酸−アクリロニトリル−2
−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホン酸の
共重合体の20%水溶液、60部を水で希釈して924
部とした水溶液( PH4.0 )のなかに、芯物質と
してクリスタルバイオレットラクトン28重量係および
ベンゾイルロイコメチレンブルー08重量%を溶解した
フェニルキシリルエJ        クン(日本石油
化学[ハイゾール5AS−296 J )160部を加
え、ホモミキサー(特殊機化製) 9000rpmの条
件で5分間乳化させて平均粒子径68μのφ型の安定な
エマルジョンを得た。つづいて攪拌下に、メチル化メチ
ロールメラミン樹脂([Resimene 714 J
モンサント製・・・・80チの不揮発分を有する)24
4部が加えられ、つづいて系が60℃に加温されて2時
間線合させたのち、冷却し、マイクロカプセル化を終え
た。該マイクロカプセルスラリーは6 5 wt%とい
う高濃度であシながら、460 cpsの低い粘度であ
った。残存ホルムアルデヒド除去のために、28%アン
モニア水を加えてpHを80としたところホルムアルデ
ヒド臭は消失し、凝集の1つたくない粘度210 cp
sの良質のマイクロカプセルスラリーが得られた。
該マイクロカプセルスラリーはpH2−12の広いpH
範囲にわたって粘度変化がほとんどなく、種々の条件下
での塗工に対しても良好な対応性を有する。本例のマイ
クロカプセルは従来者えられなかった高濃度に於いて低
粘度を示すため、高濃度″−7“′グ7ラー0調節が可
能となり・v−7−        。
インクの高速化、グラビア、フレキンなどの印刷方式に
よる塗工に容易に対応できる。
参考例2 実施例−2で得た、アクリル酸−アクリロニトリル−ス
ルホプロビルアクリレート共重合体の20係水溶液25
部を水で希釈して783部( +)H4.0 )とした
のち、不揮発分80チのメチル化メチロールメラミン樹
脂(三井東圧[ニーラミンI)−(S600J )を2
5部加え、混合溶液とした。更に実施例−1と同じIP
100部を加えて乳化した平均粒子径が35μとなった
ところで加温し55℃の温水槽中で3時間攪拌して縮合
を終え、冷却してマイクロカプセル化を終えた。
本例のマイクロカプセルスラリーは、60.O wt%
の固型分を有し、25℃で250 cpsの粘度を有し
ていた。
比較例−1 エチレン無水マレイン酸(モンケン) [EMA−31
J)50部を水450部に加熱溶解して10%水溶液と
した。
該水溶液ioo部および水200を混合し、10%苛性
ノ〜ダ水溶液でpHを40に調節した。
このなかに実施例ろと同じ芯物質200部をホモミキサ
ーで乳化したところ10分後に平均粒子径42μの安定
なo,Ayt型エマルジョンが形成された。
つづいて攪拌下にメチル化メチロールメラミン樹脂( 
Resimene 714 ) 325部が加えられ5
5℃に加温して6時間給合させたのち冷却してマイクロ
カプセル化を終えた。
本例のマイクロカプセル液は、443wt%の固型分濃
度を有するがメラミンホルムアルデヒド初期縮合物の縮
合による壁膜形成が進行するにつれて系の粘度が著しく
上昇し、膜形成後冷却して得たマイクロカプセルスラリ
ーは凝集傾向はないが、6 0 0 0 cps以上の
高い粘度を示し、はとんど流動性を失なった。
比較例−2 出来あがシマイクロカプセルスラリーの固型分を3 5
 wt%に々るように調節した以外は比較例−1と同様
にしてマイクロカプセル化を終えた。本例のマイクロカ
プセルスラリーは、冷却後pH4.8で      1
80 cpsの粘度を示した。残存ホルマリンを除去す
るために28%アンモニア水を加えてpHを8.0に調
節したところホルムアルデヒド臭は完全に消失したが、
カプセルスラリーは増粘して420 cpsの粘度とな
シ、粘度/I)H依存性が大きいことが認められ、コー
ティング作業時のpH管理に充分注意が必要なものであ
った。
比較例−6 スチレンスルホン酸ナトリウム(東洋曹達[スピノマー
EIS18.4部を水1613部に溶解したのち98%
アクリル酸299部およびヒドロキシエチルメタアクリ
レート(Hlj:MA ) 6.5部を加え攪拌して均
一水溶液として40℃に保温した。過硫酸アンモニウム
の10%水溶液129部および亜硫酸水素ナトリウム塩
10チ水溶液40部を加えて、ラジカル重合を開始した
ところ60分で内温か65℃迄昇温した。
更に70℃に60分保温して重合を終え、固型分20%
のアニオン性水溶性高分子水溶液を得た。
このもの粘度は25℃、pH4,0で4800 cps
であった。
このアニオン性水溶性高分子をアクリル酸−アクリ9ニ
トリル−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸共重合体にかえて用いた以外は実施例3と同様に
してマイクロカプセル化を行なった。
ホモミキサーで20分間攪拌乳化して、O/W 型(D
エマルジョンを得た。乳化安定性はやや不足で、そのま
ま放置すると油滴の合一化によシ油滴サイズが大きくな
る傾向を有していたので強いせん断力を継続して与える
必要があった。メラミンホルムアルデヒド初期縮合物(
Resimene 714 )を添加し膜形成を開始し
たところ、10分後に全体が著しく増粘してゲル化して
しまった。
比較例−4 2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホン酸
40部を水160部に攪拌溶解したのち20チ苛性ソー
ダ水溶液でpHを50に調製し、過硫酸カリウムの10
係水溶液67部および101硫     ン酸水素ナト
リウム水溶液08部を加えて断熱条件下で重合させ25
℃に於ける粘度460 cpsのポリ−(2−アクリル
アばビー2−メチルプロパンスルホン酸)のナトリウム
塩の20wt%水溶液(D)を得た。
(4−1)この水溶液(D)を用いてマイクロカプセル
化を60℃の恒温水槽中で実施した。水溶液(D)25
部、水85部を攪拌混合し、酢酸にてpHを40に調整
した。該系に、実施例−3と同じ芯物質100部を加え
ホモミキサーで20分間乳化分散させた。本例のφ型エ
マルションは乳化安定性が悪く、強いせん断力を有する
攪拌を停止するとただちに油滴の合一化がおきるためた
えず強いせん断力を与えておく必要があり、かつ乳化液
滴のサイズコントロールは非常に離しかった。
強攪拌下に、メチル化メチロールメラミン(Res−i
mene 714 ) 25部を加えたところ系が急激
に増粘し5分後に全体が凝集ゲル化してしまった。
(4−2)一方、上記と同一組成であるが強攪拌下にメ
チル化メチロールメラミ7 (Resimene 71
4 )を系のゲル化がおきないように2時間を要して慎
重に滴下したのち、更に2時間55℃で反応を行ない、
マイクロカプセル化を終えた。オイルに対する乳化安定
性が悪いため出来あがったマイクロカプセルには粗大粒
子および凝集粒子が多数認められふるいを通して沢過し
なければ感圧複写紙用には不都合であった。なお平均粒
子径は74μであり、50wt%固型分濃度を有し42
0 cpsの粘度を示した。
実施例−6 2アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸45
2部を水564部に溶解したのち、10%NaOHで、
pHを75とした。該水溶液中に98%アクリル酸76
部およびアクリロニトリル44部を加え、攪拌すると均
一な水溶液となった。該水溶液を45℃に保温したのち
10%過硫酸アンモニウム、468部およびion亜硫
酸水素ナトリウム104部を添加したところ発熱を伴な
って重合反応が生起し、50分で内温か90℃迄上昇し
た。更に10%亜硫酸水素ナトリウム水溶液40部を添
加して、1時間反応させたのち冷却して、重合体水溶液
を得た。本例の共重合体は20 wt%、pH4,0に
於いて240 CpSの粘度を有していた。
参考例3 実施例6の共重合体水溶液を用いて次のようにマイクロ
カプセルを製造した20wt1固型分の共重合体水溶液
20部を水で希釈して80部としたのち、メチル化メチ
ロールメラミン(住友化学 スミレノツレンン$618
.80%の固型分を有スる)20部を加え、混合した。
室温で60分間攪拌したのち、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン5、0 wt
% ’、クリスタルバイオレットラクトン04W1%を
溶解したジイソプルナフタレン(呉羽化学F KMC−
113J ) 100部を加えホモミキサーで5分間乳
化して平均粒子径37μの安定ないエマルジョンを得た
。ゆっくり攪拌を行ないながら系を65℃迄加温し2時
間反応を行なった。更に少量の20係酢酸を添加してp
Hを46としたのち更に1時間65℃に保存して、マイ
クロカプセル化を終えた。
l       該−イク・カプセルスラリーを28チ
アンモーア水でpH8,5としてホルマリンを除去した
。得られたマイクロカプセルは平均粒子径37μの分布
幅の狭い球状のマイクロカプセルであり、固型分60 
wt%に於ける粘度は95’cpsと著しく低粘度であ
った。
このマイクロカプセルスラリーを用いて、下記組成の4
5 wt%水性塗料を作成したところ粘度は35 cp
sであムエアナイフーコーターで50r/、、sの上質
紙上に61%の乾燥塗布量でのコーティングが可能であ
った。
参考例4 実施例−5で得た、共重合水溶液25部を水で希釈して
128.7fとしたのち20チ酢酸水溶液でpHを64
とした。更に尿素5部レゾルシン05部を添加溶解し、
このなかに実施例5で用いた同じ芯物質100部を加え
、ホモミキサーで20分間乳化したところ、4μの平均
粒子径を有する安定なφ型エマルジョンが得られた。つ
づいて攪拌下に37係ホルマリン14部を加えて、55
℃で5時間線合を行ないマイクロカプセル化を終えた。
        髪該マイクロカプセルスラリーは52
wt%の固型分を有し、180 cps (25℃)の
粘度を有し、黒色発色用感圧複写紙用に有用であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)(a)アクリル酸および/またはメタクリル酸20
    〜70モル%、(b)アクリロニトリルおよび/または
    メタクリロニトリル20〜60モル%、ならびに(c)
    アクリルアミドアルキルスルホン酸および/またはスル
    ホアルキルアクリレート1〜60モル%の構造単位およ
    び組成で、かつ20%水溶液のpH4.0、25℃にお
    ける粘度が5〜100,000cpsの多元共重合体ま
    たはその塩からなるアニオン系高分子界面活性剤。
JP59125351A 1984-06-20 1984-06-20 アニオン系高分子界面活性剤 Granted JPS614524A (ja)

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