JPS6144938A - 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルム - Google Patents

農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルム

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JPS6144938A
JPS6144938A JP59167125A JP16712584A JPS6144938A JP S6144938 A JPS6144938 A JP S6144938A JP 59167125 A JP59167125 A JP 59167125A JP 16712584 A JP16712584 A JP 16712584A JP S6144938 A JPS6144938 A JP S6144938A
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vinyl chloride
chloride resin
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広光 暢良
Mitsuo Yasui
光雄 安井
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明が属する技術分野」 本発明は、農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに関す
るものである。更に詳しくは、フィルム同士が重なった
際に付着し合うことが少なく(非粘着性に優れ)、かつ
防曇性にも優れた農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
に関するものである。
「従来の技術」 近年、有用植物を栽培している農家は、収益性を高める
ために、有用植物をハウス(温室)又はトンネル内で促
進栽培する方法を、広く採用するようになった。このハ
ウス又はトンネルの被覆資材としては、塩化ビニル系樹
脂フィルム、ポリエチレンフィルム、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム等が使用されている。中でも、軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムは、他の合成樹脂フィルムに比較して、耐
候性、透明性、保温性及び強度において優れているので
、最も使用量が多い。
これら抜機資材は、ノ・ウス又はトンネルの内側表面に
、結露した水分が滴状に付着するのを防止する目的で、
基体合成樹脂材料に界面活性剤を添加してフィルム□化
する方法が採用されている。
また、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、軟らかくて弾
力性があるため、どのような形状のハウス又はトンネル
にも、無理なく展張できるという長所を持っている反面
、フィルム同志が重なった際に付着し合うという性質(
いわゆる粘着性)が、ポリエチレンフィルムやエチレン
−酢酸ビニル共重合体フィルムに較べて大きいという短
所がある。フィルムの粘着性が大であると、ハウス又は
トンネルへの展張作業能率が低下し、フィルム同志を高
周波接着法によって接着する作業能率も低下し、ノ・ウ
ス又はトンネルに展張後は、ハウス又はトンネル内の換
気作業、ハウス又はトンネルの開閉作業が低下するとい
う問題がある。
軟質ポリ塩化ビニルフィルムが付着し合う性質、即ち粘
着性を示す場合としては、次の態様がある。
(1)  低温における粘着性 xi−o℃以下の比較的低い温度で軟質ポリ塩化ビニル
を取シ扱う際に見られる現象。この場合は、融着する現
象は靭1察されない。
(2)高温における粘着性 軟質ポリ塩化ビニルフィルムがハウス又はトンネルの被
榎材として使用される場合、ハウス又はトンネル内を換
気するために、屋外でフィルム同志が重ねられたり、束
にされたりして、直射日光にさらされることが多い。
この場合は、フィルム温度が≠O〜lrθ℃にまで上昇
する。このように高温になると、フィルム同志は付着し
合い、場合によっては融着してしまって、フィルムの温
度が下っても、フィルム同志を剥離させるには、相当の
労力を必要とするに至る。
(3)高温、湿潤状態における粘着性 (2)の場合と同じ現象であるが、重ね合わせたり、束
にされたフィルムが、湿潤状態にあるときに、高温にさ
らされると、フィルム間の水分が蒸発したのち、ひどい
粘着現象を起こす。
このような軟質塩化ビニルフィルムの粘着性を排除して
非粘着性を発揮させる(非粘着性を改良する)技術とし
ては、従来から多数提案され、実用化されているものも
ある。例えば、基体合成樹脂に、メチレンビスラウリル
酸アミド、エチレンビスラウリル酸アミド等のビスアミ
ド系粘着防止剤や、ステアリン酸アξド等のモノアミド
系粘着防止剤を添加する方法が知られている。
基体塩化ビニル系樹脂に種々の粘着防止剤を配合してフ
ィルム化する方法では、低温における非粘着性は改良し
盤いという問題がある。粘着防止剤の配合されたフィル
ムが粘着防止効果を発揮するのは、粘着防止剤がフィル
み表面に噴き出すことによる。粘着防止剤は、一般に、
低温においてはフィルム表面に噴き出し難く、低温にお
いても非粘着性を発揮させるためには、配合量を多くし
なければならない。粘着防止剤を多量配合すると、高温
における粘着防止剤の噴き出しが多くなり、フィルムの
透明性は低下し、ハウス又はトンネルのM’S材として
使用している間に、塵が付着して、更に透明性が低下し
てしまうという欠点がある。
本発明者らの実験によれは、基体塩化ビニル系樹脂に多
量の粘着防止剤を配合してフィルム化した場合は、フィ
ルム表面の防曇性が低下してしまうことが観察された。
「発明が解決しようとした問題点」 本発明者らは、かかる状況にあって、フィルムの低温に
おける非粘着性ばかシでなく、高温下及び高温、湿潤下
における非粘着性も改良され、かつ、フィルム次面の防
や性も同時に改良され、品質の優れた農業用軟質塩化ビ
ニル糸樹脂フィルムを提供することを目的として、鋭意
検討した結果、本発明を完成するに至ったものである。
しかして本発明の要旨とするところは、塩化ビニル系樹
脂100重量部に対し、少なくとも(A)  可塑剤 
       30〜60重量部(B)  非イオン系
界面活性剤 O0j〜j(0)  次の一般式(1)式
で表 o、os〜31わされる化合物 R,−NHCONH−R2−NHOONH−R1・・・
・・・・・・(1)〔(I)式において、R1け炭素数
7〜22個のアルキル基又はアルキレン基、R2はアリ
ーレン基又はアラルキレン基全童味する。〕 存する。
以下、本発明の詳細な説明−する。
本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニル
のほか、塩化ビニルを主成分とする共重合体を含む意味
である。塩化ビニルと共重合させることができる単量体
としては、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、ア
クリロニトリル、酢酸ビニル、マレイン酸、イタコン酸
、アクリル酸、アクリル酸エステル類、メタクリル酸、
メタクリル酸エステル類等があげられる。
塩化ビニル系!M脂は、一種でも二種以上の混合物であ
ってもよい。
塩化ビニル系樹脂は、懸濁重分法、乳化重合法、乳化−
懸濁重合法、溶液重合法、功、状重合法等の従来から知
られている製造法のいずれによって製造されたものでも
よい。塩化ビニル系樹脂の重合度は、にOO〜λjr0
0の範囲内で選ぶことができる。
本発明に係る塩化ビニル糸樹脂フィルムは、上記塩化ビ
ニル系樹脂に、少なくとも(A) 灰分としての可塑剤
、(B)成分としての非イオン系界面活性剤、(0)成
分としての特定構造式をもつ粘着防止剤、の三成分が配
合されている。
(A)成分として塩化ビニル系側脂に配合される可塑剤
は、フィルムに柔軟性を付与する機能を果すものである
本発明において好ましい可塑剤としては、例えばジ−n
−オクチルフタレート、ジ−ノーエチルへキシルフタレ
ート、ジベンジルフタレート、ジインデシルフタレート
、ジドデシルフタレート、ジインデシルフタレート等の
フタル酸誘導体;ジイソオクチルインフタレート等のイ
ソフタル酸誘導体;ジ−n−ブチルアジペート、ジオク
チルアジペート等のアジピン酸誘導体;ジ−n−ブチル
マレート等のマレイン酸誘導体+)’J  ”−ブチル
シトレート等のクエン酸誘導体;モノブチルイタコネー
ト等のイタコン酸誘導体;ブチルオレート等のオレイン
酸誘導体;グリセリ多モノリシル−ト等のり7ノ一ル酸
誘導体;その他トリクレジルホスフェート、エポキシ化
大豆油、エポキシ樹脂系可塑剤等があげられる。
これら可塑剤は、一種でも二種以上を組み合せて配合し
てもよい。これら可塑剤の配合量は、フィルムの柔軟性
、強度を均衡させるために、塩化ビニル系樹脂100重
量部に対し、30〜to重量部の範囲内から選ぶものと
する。
基体塩化ビニル系樹脂に(B)成分として配合される非
イオン系界面活性剤は、フィルムに防曇性を付与する機
能を果すものである。
本発明において使用される非イオン系界面活性剤として
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシフロピレンエーテル等のエーテル型のもの
、多価アルコールと脂肪酸の部分エステル化物のエステ
ル型のもの、グリセリンエステルのポリオキシエチレン
エーテル、ンルピタンエステルのポリオキシエチレンエ
ーテル等のエーテルエステル型のものがあけられる8 以下に、好適な非イオン系界面活性剤を例示する。
マ (イ) ンルビタ/、ンルビトール、子ンニタン、マン
ニトール、グリセリン、ジグリセリン等の多価アルコー
ルと、炭素数7.2〜2.2個の脂肪酸との部分エステ
ル、 (ロ)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイド又は
プロピレンオキサイドで、その付加モル類カ/〜、20
モル、多価アルコールがソルビタン、ソルビトール、マ
ンニタン、マンニトール、グリセリン、ジクリセリンで
、脂肪酸の炭素数が72〜.22個であるポリオキシア
ルキレン多価アルコールの脂肪酸エステル(ハ)(イ)
と(ロ)との混合物。これら混合物は、多価アルコール
のモノエステル、ジエステル、・トリエステルの混合物
として得られる。一般的には、ジエステル成分の含有割
合の高い組成のエステル混合物が好適である。
これら非イオン系界面活性剤の中から好ましいものを選
択するに当っては、配合してフィルム化したフィルムが
優れた防曇性を示す自かに、フィルム化の作業性、フィ
ルム化時の耐熱性、フィルムの透明性等を総合的に勘案
するのがよい。
非イオン系界面活性剤の配合量は、基体塩化ビニル系樹
脂100重量部に対し、O,S −S重量部の範囲内か
ら選ぶものとする。これがO,S重量部未満では、フィ
ルムは防曇性が劣って好ましくなく、5重量部を超える
と逆に防曇性が低下するので好ましくない。
基体塩化ビニル系樹脂に、(0)成分として配合される
前記一般式(1)式で表わされる化合物は、フィルムに
非粘着性を付与する機能を果すものである。
前記一般式(1)式において、R1は炭素数7〜22個
のアルキル基、アルキレン基を意味し、R2Fiアリー
レン基又はアラルキレン基を意味する。R1として好ま
しい基にはオレイル、パルミチル、ステアリル等をあげ
ることができs R1として好ましい基にはトリレンジ
イソシアネート、キクレンジイソシアネート、メチジ/
ビスフェニレンインシアネート等をあげることができる
(0)成分の配合量は、基体塩化ビニル系樹脂100重
量部に対し、OoOS〜3重量部の範囲内から選ぶもの
とする。これが0.07重量部未満では、フィルムは非
粘着性を充分に改良することができず好ましくなく、3
重量部を超えると非粘着性向上効果は漸増せず、逆にフ
ィルムの防曇性が低下するので好ましくない。
本発明に係る農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、
上記(A)成分、(B)成分、(0)成分の三成分のほ
かに、帯電防止剤、紫外線吸収剤、安定剤、酸化防止剤
、安定化助剤、防カビ剤、防藻剤、着色剤等の各種樹脂
添加物を、含んでいてもよい。
帯電防止剤として使用可能な化合物としては、例えばポ
リオキシエチレン・アルキルアミン、ポリグリコール・
エーテル、p−スチレンスルホン酸ナトリウム等をあげ
ることができる。これら帯電防止剤は、単独又は二種以
上を組み合わせて使用することができる。
紫外線吸収剤として使用可能な化合物としては、例えば
次のようなものがあげられる。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤−2−(2′−ヒド
ロキシ−3′、z/−ジーtart−ブチルフェニル)
−j−クロロベンゾトリアゾール、j−(J’−ヒドロ
キシ−3’−tert−ブチル−sl  、メチルフェ
ニル)−よ−クロロベンゾトリアゾール、λ−(2′−
ヒドロキ’/ −3’ −tert−アミル−j′−イ
ソブチルフェニル>−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(,2’−ヒドロキシ−3′−インフチルーj′−
メチルフェニル)−j−クロロベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−3′−インブチル−j′−プロ
ピルフェニル>−5−クロロベンゾトリアゾール、コー
(2′−ヒドロキシ−31,j/−ジーを合rt −ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(+2’−ヒ
ドロキシ−j′−メチルフェニル)ペンツトリアゾール
、コー〔λ′−ヒドロキシーj’−(/、/。
3.3−テトラメチルブチル)フェニル〕ベンゾトリア
ゾール。
ベンゾフェノン系紫外&吸収剤−2,2′−ジヒドロキ
シ−グーメトキシベンゾフェノン、コ、−′−ジヒドロ
キシーク、q′−ジメトキシベンゾフェノン、λ、J’
、4Z、4W’−テトラヒドロキシベンシフエノン、λ
−ヒドロキシー≠−メトキシベア”シフエノン、 、2
.4(−ジヒドロキシベンツフェノン、λ−ヒドロキシ
ーq−オクトキシベンゾフェノン、 サリチル酸系紫外線吸収剤−フェニルサリシレート、パ
ラオクチルフェニルサリシレート紫外線吸収剤は、単独
又は二種以上を組み合わせて使用することができる。上
に例示したものの中では、ベンゾトリアゾール系紫外線
吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤が、特に好まし
い。
安定剤として使用可能な化合物としては、ジブチルスズ
ジラウレート、ジブチルスズマレエートエステル、ジオ
クチルスズメルカプチド、ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸カ
ルシウム、リシノール酸バリウム、オレイン酸カルシウ
ム、オクトイン酸亜鉛等をあげることができる。これら
安定剤は、単独又は二種以上を組み合せて使用すること
ができる。
酸化防止剤として使用可能な化合物としては、2.6−
シーtert−ブチル−μmメチルフェノール、コツ2
′−メチレンビス(6−tθrt−ブチル−≠−エチル
フェノール)、ジラウリルチオジプロピオネート等をあ
げることができる。これら酸化防止剤は、単独又は二種
以上を組み合わせて使用することができる。
安定化助剤として使用可能な化合物としては、トリフェ
ニルホスファイト、ジオクチルフェニルホスファイト、
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、ジフェニルイ
ンデシルポスファイト、トリラウリルトリチオホスファ
イト、ジフェニルアシッドホスファイト、ジオクチルア
シドホスファイト等をあげることができる。これら安定
化助剤は、単独又は二種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
防カビ剤、防礫剤として使用可能な化合物としては1.
2.4’、j、&−テトラクロロインフタロニトリル、
  10,10’−オキシビスフェノキ・/アルシン、
J−(≠−チアゾリル)−ベンズイミダゾール、N(フ
ルオロジクロロメチルチオ)フタルイミド、N−ジメチ
ル−N′−フェニル−(N′−フロロジクロロメチルチ
オ)スルファミド、パラオキシ安息香酸エステル、j−
プロモーj−二トロー/、3−ジオキサン、λ、3.!
、t −テトラクロロ−≠−メチルスルホニルピリジン
、3−メチル−弘−クロロフェノール、N(テトラクロ
ロエチルチオ)フタルイミド、トリブチルスズラウレー
ト等をあげる・ことができる。これら化合物は、単独又
は二種以上を組み合わせ゛て使用することができる。
着色剤として使用可能なものとしては、例えばフタロ7
アニンプルー、7タロシアニングリーン、ハンザイエロ
ー、アリザリンレーキ、酸化チタン、亜鉛華、パーマネ
ントレッド、キナクドリン、カーボンブラック等をあげ
ることができる。これら着色剤も、単独又は二種以上を
組み合わせて使用することができる。
以上の各釉樹脂添加物は他の可塑剤をも含めて、フィル
ムの性質を悪化させない範囲、通常は基体の塩化ビニル
系樹脂700重月・部に対して、5重量部以下の範囲で
選ぶことができる。
基体塩化ビニル系樹脂に前記(A) 5y、分、(B)
成分、(0)成分と、樹脂添加?Iを配合するには、各
々必要量秤量し、リボンフレンダー、バンバリーミキサ
−、スーパーミキサーその他従来から知られている配合
機、混合機を使用すればよい。
このようにして得られた樹脂組成物をフィルム化するK
は、それ自体公知の方法、例えば溶融押出成形法(T−
ダイ法、インフレーション法を含む)、カレンダー成形
法、溶液流延法等の従来から知られている方法によれば
よい。
フィルムの厚さは、余シ薄いと強度が不充分となるので
好ましくなく、逆に余り厚すぎるとフィルム化作業、そ
の後の取シ扱い(切断、接着、展張作業等を含む)等に
不便をきたすので、0.03〜θ、Jmの範囲、好まし
くはo、os=o、x朔の範囲とするのがよい。
本発明に係る農業用軟賀塙化ビニル系樹脂フィルムは 
ハウスC温宕) トン家ル浪の=ル用に使用できるほか
、マルチング用にも使用す1す ることができる。
「発明の効果」 本発明は1以上詳述したとおりであシ、次のような特別
に顕著な効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大
である。
(1)  本発明に係る農業用軟質塩化ビニル系樹脂フ
ィルムは、少なくとも(A)成分、(B)成分及び(0
)成分の三成分が特定の範、囲で組み合わせ配合きれて
いるので、フィルムはブリード・アウトが少なく、フィ
ルムは低温においても、高温下及び高温、湿潤下におい
ても優れた非粘着性を発揮する。
(2)本発明に係る農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィル
ムは、少なくとも(A) g分、(B)成分及び(0)
成分の三成分が特定の範囲で組み合わせ配合されている
ので、フィルムは優れた防曇性を発揮する。
「実施例」 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限シ、以下の例に限定され
るものではない。
実施例/−j、比較例/−J’ ポリ塩化ビニル(P=/弘00)  ・・・・・・・・
・100重量部ジオクチルフタレート ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・jOIトリクレジルフォスフェ
ート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3Nエポ
キシ樹脂(米国シェルケミカル ・・・・・・・・・・
・・l  〃社製、商品名「xp−♂2ざ」) ステアリン酸バリウム ・・・・・・・・・・・・・・
・・・0..2  #ステアリン酸亜鉛 °・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.’I  #
ンルビタンモノパルミテート  ・・・・・・・・・・
・・・・・/、5Nよりなる樹脂組成物を準備し、これ
に、第1表に示した種類及び量の(B)成分及び(0)
成分を配合した。
各配合物を、スーパーミキサーでIO分間攪拌混合後、
its℃に加温したミルロール上で混練し、0./實厚
さのフィルムを調整した。
第1表に、各フィルムの品質評価結果を示した。これら
品質の評価法及び判定法は、次のとあl)とした。
(イ) 防曇性・・・・・・13種類のフィルムを三重
県−志郡の試験圃場に南側に向けて設置した外屋根式ハ
ウスに展張し、フィルムのノ・ウス側表面に付着する水
滴の状況を、肉眼で観察した。
観察結果の表示は、次のとおシとした。
◎・・・フィルム表面(ハウス内側に面した方)に付着
した水滴同士が合体して薄膜状 に広がり、この薄膜状部分の面積がフ ィルム表面(同上)の//′2以上にわたるもの。
○・・・フィルム表面(同上)に付着した水滴同士が合
体して薄膜状に広がった状態 は認められるが、この薄膜状部分の面 積がフィルム表面(同上)のl/2未満の略、の。
△・・・フィルム表面(同上)に付着した水滴同士の合
体は認められるが、薄膜状部 族 分の形ばが認められないもの。
×・・フィルム表面(同上)に付着した水滴同士の合体
が認められないもの。
(ロ)粘着性 30rtrmX100tmr+のフィルムを二枚重ねて
、ゴムロールで挟圧して、フィルムの間の空気をなくし
、両者を密着させた。この密着させたフィルムを所定温
度(グ0℃、ど0℃)に設定したオーブン内に入れ、2
時間この温度に保時した。次いで、オープンからとり出
し、室温にis分間放置した後、引つ張シ試験機で、2
枚のフィルムを剥離し、その際の剥離応力によって粘漸
性を測定した。なお、湿潤状態における剥離性は、二枚
のフィルムを重ね9合わせる踪、フィルムの間に水分を
含ませ、上と同じ手111で蜜漬・させ、上と同じ手l
1l(ただしto℃の場合のみ)で剥離応力を測定した
ものである。
第1表より、次のこと挨明らかとなる。
(1)本発明に係るフィルム(実施例/〜j)は、防曇
性に優れ、かつ、高温下、高温湿潤下における非粘着性
に優れている。
(2)  (B)成分又は(C)成分の添加量が特許請
求の範囲で規定する範囲より少ないとき(比較例/、比
較例弘)又は多いとき(比較例7、比較例2)は、フィ
ルムの防曇性及び/又は粘着性ともに劣ったものとなる
(3)粘着防止剤として、(Cり JiE分に該当しな
い化合物を配合すると、高温湿潤下の非粘着性が悪く、
この配合量を増加すると若干改良されるが、防曇性の低
下を招く(比較例3、比較例6、比較例♂)。
出 願 人   三菱モンサント化成ビニル株式会社代
 理 人  弁理士 長谷用    −(ほか7名) 手  続  補  正  書 昭和60年 7月、、?0日 特許庁長官 志 賀   学 殿 /  事件の表示 昭和に9年特許願第7A7/2汐号
λ 発明の名称 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住  所  東京都港区芝二丁目/番30号名  称 
 三菱モンサント化成ビニル株式会社グ代理人〒100 住  所  東京都千代田区丸の内二丁目j番−号S 
補正命令の日付  自発補正 4  補正によダ増加する発明の数   07 補正の
対象 ざ 補正の内容 (1)明細書の「特許請求の範囲」の欄を、別紙のとお
シ補正する。
(2)明細書の1明の詳細な説明ユの欄■ 第り頁第1
/行目に「アルキレン基」とあるのを、「アルケニル基
」と補正する。
■ 第7頁第1−行目に「アラルキレン基」とあるのを
、「アルキルアリーレン基」と補正する。
■ 第1λ頁第1/行目に゛「アルキレン基」とあるの
を、「アルケニル基」と補正する。
■ 第1コ頁第1コ行目に「アラルキレン基」とあるの
を、「アルキルアリーレン基」と補正する。
以  上 別  紙 特許請求の範囲(特願昭5q−i6qtas)「(1)
塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、少なくとも (A)  可塑剤        3o−60重量部(
’B) 非イオン系界面活性剤O,S〜s  〃(c)
  次の一般式(1)式で表 0.0s〜3〃わされる
化合物 R,−NHCONH−R2−NHOONH−R,−−−
−@ (1)〔(1)式において、R1は炭素数7〜2
2個る。〕 の三成分を配合し、フィノLム化してなることを特徴と
する農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム。」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、少なくと
    も (A)可塑剤30〜60重量部 (B)非イオン系界面活性剤0.5〜5〃 (C)次の一般式( I )式で表わされる化合物0.0
    5〜3〃 R_1−NHCONH−R_2−NHCONH−R_1
    ・・・・・・・・・( I ) 〔( I )式において、R_1は炭素数1〜22個のア
    ルキル基又はアルキレン基、R_2はアリーレン基又は
    アラルキレン基を意味する。〕 の三成分を配合し、フィルム化してなることを特徴とす
    る農業用軟質塩化ビニル系樹脂側フィルム。
JP59167125A 1984-08-09 1984-08-09 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルム Granted JPS6144938A (ja)

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JP59167125A JPS6144938A (ja) 1984-08-09 1984-08-09 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルム

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