JPS6143661B2 - - Google Patents

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JPS6143661B2
JPS6143661B2 JP54117840A JP11784079A JPS6143661B2 JP S6143661 B2 JPS6143661 B2 JP S6143661B2 JP 54117840 A JP54117840 A JP 54117840A JP 11784079 A JP11784079 A JP 11784079A JP S6143661 B2 JPS6143661 B2 JP S6143661B2
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JP
Japan
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oxygen
component
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parts
agent
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Expired
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JP54117840A
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English (en)
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JPS5642138A (en
Inventor
Teizo Yamaji
Hiroyuki Okitsu
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、酸素検知剤に関する。更に詳しくは
メチレンブルーを発色剤とし酸素の存在下と非存
在下において色調を異にすることにより酸素の存
在の有無を、肉眼で判定することが可能な酸素検
知剤に関する。 酸素検知剤は雰囲気中の酸素の有無によりその
色調を異にし、肉眼で酸素の有無を知ることがで
きる点に特徴があるものであつて、例えば生鮮食
品や、加工食品等の保存、香料の保存あるいは、
金属の防錆等に利用されている窒素ガス置換法、
真空包装法あるいは脱酸素剤法等において酸素検
知剤を共存させることにより、雰囲気中の酸素の
有無を容易に確認でき、酸素分析計等の測定機器
を全く必要とせずに窒素ガス置換法、真空包装法
あるいは脱酸素剤法の効果を知ることが可能とな
るものである。 従来、かかる酸素検知剤と同様な作用を有する
ものとして、メチレンブルー、グルコースおよび
水酸化ナトリウムの水溶液が知られており、この
水溶液が、酸素の存在下においては青色を呈し、
一方酸素の非存在下では無色となることは良く知
られた事実である。かかる現象は一般に良く知ら
れたメチレンブルーが水溶液中で還元剤を作用
させることによつて無色のロイコメチレンブルー
となること、ロイコメチレンブルーが、塩素酸
塩、クロム酸塩、バナジウム酸塩、鉄()塩あ
るいは酸素等の酸化剤によつて酸化され復色する
こと、およびグルコースがアルカリ性溶液中で
還元剤として作用し、例えばビスマス、金、銀、
銅の如き各イオンを金属状態にまで還元する力を
有すること、に起因するものである。 しかし乍ら、かかる水溶液は、液体であるが為
に反応が速やかに進行するという利点を有する反
面その取り扱いが面倒であること、更には水の存
在が好ましくない物質が存在する系、例えば乾燥
食品を窒素ガス置換して密封した系等では使用が
困難であること等の為に、その使用方法がきわめ
て著しく限定されるという欠点があつた。 一方、前記水溶液は不安定であり、特に高温で
はその変質が速い為、製造後の長期間の保存が困
難であり商品としての価値は極めて低いものであ
つた。 本発明者らは、かかる欠点を克服し、極めて取
り扱いの容易な固体状の酸素検知剤について鋭意
研究した結果、(a)メチレンブルー、(b)グルコー
ス、(c)ケイ酸ナトリウム及び/又は炭酸水素ナト
リウムよりおよび(d)水より成る組成物が、固体状
態においても酸素濃度の変化により色調が変化
し、例えば空気中では青色〜紫色であるものが、
窒素中では白色〜うすい青色となり明瞭な色調の
相違を呈することを見い出し、本発明に到達し
た。 即ち、本発明は、(a)メチレンブルー、(b)グルコ
ース、(c)ケイ酸ナトリウム及び/又は炭酸水素ナ
トリウムおよび(d)水よりなる固体状酸素検知剤で
ある。 本発明において用いられる(a)成分のメチレンブ
ルーは、一般に市販されているものをそのまま使
用することができ、その使用量は、酸素検知剤中
0.001〜1重量%、好ましくは0.01〜0.1重量%が
適当である。勿論酸素検知剤の色調を濃くしよう
とする場合はメチレンブルーの含有量を多く、逆
に色調を薄くしようとする場合は少なく使用すれ
ばよいのであつて、特に限定されるものではな
い。 (b)成分としてのグルコースについても、一般の
市販品をそのまま使用することが可能でありその
使用量は、(a)成分のメチレンブルーに対し大過剰
に用いることが必要でありメチレンブルー1重量
部に対し好ましくは5重量部以上、更に好ましく
は10重量部以上用いるのが適当である。一方上限
は1000重量部以下、好ましくは500重量部以下、
特に好ましくは100重量部以下が適当である。 本発明において用いられる(c)成分としてのケイ
酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムは種々の
方法で製造したものを用いることが出来るし、ま
た各化合物は結晶水を含有する形で使用すること
も可能である。かかる(c)化合物の使用量はグルコ
ース1重量部に対し、5重量部以上、好ましくは
10重量部以上、更に好ましくは20重量部以上用い
ることが適当である。一方上限は5000重量部以
下、好ましくは1000重量部以下、特に好ましくは
500重量部以下が好適である。 かかる(c)成分の使用は、グルコースが還元剤と
して作用する為の必須の成分であり、水溶液中に
おけるアルカリ性化合物の作用を果すものである
が、アルカリ性化合物であれば何でもよいという
ものではなく、例えば水酸化リチウム、酢酸ナト
リウム、ギ酸ナトリウム、水酸化アルミニウム等
では酸素存在下と、酸素非存在下とで色調の相違
が殆ど無く、およそ酸素検知剤としての作用を全
く果さないのである。 更にアルカリ性化合物の中でも、特に水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等は、潮解性の為にた
とえ固体状の酸素検知剤としても、使用する環境
において雰囲気中の水を吸収し、溶解するので実
質的に使用することは不可能である。 ところが本発明の(c)成分として、ケイ酸ナトリ
ウム、あるいは炭酸水素ナトリウムを用いた場合
に限つてグルコースを還元性物質として含有し、
メチレンブルーを発色剤として含有する酸素検知
物質が酸素存在下と酸素非存在下において明瞭な
色調の変化を呈するのであり、かかる点が水溶液
中の反応と異なり固体状態でグルコースを還元性
物質として用いた場合の酸素検知剤の反応の特異
性であつて従来全く知られていなかつた事実であ
る。 本発明における(d)成分としての水は発色色素で
ある(a)成分のメチレンブルーを均一に組成物全体
に分散させる作用を有するだけではなく(a)成分が
(b)成分のグルコース及び(c)成分のケイ酸ナトリウ
ムあるいは炭酸水素ナトリウムと接触し易くし、
かつ反応を速やかにする効果を有するものであ
る。かゝる(d)成分としての水は、その使用量を多
くすることによつてメチレンブルーの変色反応
を、より速くすることが可能であるが、あまりに
多くすると取扱いがやつかいとなるので、必要以
上に多量に使用することは好ましくない。(d)水は
酸素検知剤中0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15
重量%、更に好ましくは1〜10重量%の割合で使
用するのが有利である。 本発明における酸素検知剤は、(a)メチレンブル
ー、(b)グルコース、(c)ケイ酸ナトリウム及び/又
は炭酸水素ナトリウム及び(d)水を必須の成分とし
て含有するものであるが、これらに更に増量剤と
してシリカ、アルミナ、シリカアルミナ、シリカ
マグネシア、ゼオライト、シリカゲル、石膏ある
いは天然に産出する酸性白土、ケイソウ土、ベン
トナイト、カオリン等を添加してもよいし、また
本発明における各成分と反応せず、かつ酸素の存
在の有無によつて色調の変化しない顔料あるいは
染料を色相調節剤として添加してもよい。 酸素検知剤の製造方法としては(a)成分、(b)成
分、(c)成分および(d)成分を一緒に混合してもよい
し、(a)成分と(c)成分と(d)成分を混合した後、更に
(b)成分を加えて混合してもよいし、あるいは(a)成
分と(d)成分とを先に混合しておき、これに(b)成分
と(c)成分を添加して混合してもよく、その混合の
順序は問わない。 前記増量剤を使用する場合にもかかる増量剤を
添加混合する順序は問わない。 しかし乍ら固体状の酸素検知剤の色の均一性の
点から特に好ましくは(a)成分と(d)成分とを先に混
合し、次いでその他の各成分を添加混合する方法
が用いられる。 本発明の酸素検知剤は各成分を単に混合しただ
けの粉末状のものでもよいし、錠剤成型機等を用
いて、ペレツト状に成型したものでもよい。酸素
検知剤をペレツト状に成型しようとする場合には
前記増量剤を加えると成型が容易となるので好ま
しく、更に成型したペレツトの強度を大きくした
い場合には粘結剤、例えばデンプン、カルボキシ
メチルセルロース、ポリ酢酸ビニル、ポリオレフ
イン、ポリビニルアルコール等を用いると特に有
利である。 以上述べた如く本発明の酸素検知剤は固体状で
あつて、その取り扱いが極めて容易であるばかり
ではなく、酸素の存在下と非存在下とにおいて色
相の変化が極めて著しく肉眼で容易に酸素の存在
の有無を知ることができるので、本発明の酸素検
知剤を使用することによつて初めて、生鮮食品や
加工食品の保存、医薬品の保存あるいは金属の防
錆等に利用されている真空包装法、窒素ガス置換
法あるいは脱酸素剤法における密閉容器中の酸素
の有無を容易に判定でき、窒素ガス置換の不完全
なもの、あるいは密閉不良による酸素の侵入を酸
素分析計等の測定機器を使用することなく、チエ
ツクすることが可能となつたのである。 更に、本発明における酸素検知剤の利点は、酸
素存在下と、酸素非存在下における色の変化が可
逆的であることであり、例えば一旦、酸素非存在
下にさらして白色となつた酸素検知剤を空気下に
放置すると、復色し紫色となるが、この酸素検知
剤を酸素非存在下に放置すると、再び白色となる
のであつて、繰り返して使用することが可能なこ
とである。 以下、本発明を実施例を挙げて更に詳しく説明
する。実施例中特に断らない限り「部」は重量部
を意味する。 実施例 1,2 メチレンブルー0.06部と水3部とを乳鉢に入れ
混合した後、ケイ酸ナトリウム又は炭酸水素ナト
リウム100部を加えて混合した。その後更にグル
コース1部を加えてよく混合し酸素検知剤組成物
とした。 この組成物5部を取り、透明なガスバリヤー性
フイルム(PET−エバール−PE、三層ラミネー
トフイルム)で作つた袋の中に入れ、次いで脱酸
素剤を入れた後、密封し、20時間後の色の変化を
調べ、その時の色を“N2下”の欄に示した(以
下同様)。なお、上記組成物の混合直後の色およ
びそれを空気中に20時間放置しておいた後の色を
第1表の“混合直後”および“空気下”の欄にそ
れぞれ示した(以下同様)。 比較例 1〜5 実施例1において、炭酸水素ナトリウムのかわ
りに、水酸化リチウム、酢酸ナトリウム、ギ酸ナ
トリウム、水酸化リチウムあるいはケイ酸マグネ
シウムを用いた点を除いては全く同様に行なつ
た。結果を第2表に示した。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (a)メチレンブルー(b)グルコース(c)ケイ酸ナト
    リウム及び/又は炭酸水素ナトリウムおよび(d)水
    よりなる固体状酸素検知剤。
JP11784079A 1979-09-17 1979-09-17 Oxygen detecting agent Granted JPS5642138A (en)

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JPS5642138A JPS5642138A (en) 1981-04-20
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JPS53120493A (en) * 1977-03-29 1978-10-20 Mitsubishi Gas Chemical Co Oxygen indicator

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