JPS6141684Y2 - - Google Patents

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JPS6141684Y2
JPS6141684Y2 JP14605781U JP14605781U JPS6141684Y2 JP S6141684 Y2 JPS6141684 Y2 JP S6141684Y2 JP 14605781 U JP14605781 U JP 14605781U JP 14605781 U JP14605781 U JP 14605781U JP S6141684 Y2 JPS6141684 Y2 JP S6141684Y2
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frame
lifting device
chain
truck
trolley
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、板材や板状の半製品などのごとき素
材を載置する台車を複数段に収納自在かつ各台車
を収納部(棚)から搬出自在なストツカーに係
り、さらに詳細には、台車を収納する複数の収納
部(棚)と、台車上の板材を1枚毎に分離して搬
出する装置とを上下に段状に備えてなるストツカ
ーに関する。
従来、例えば板材や板状の半製品などのごとき
素材を複数段に収納する装置として、立体倉庫等
が有るが、立体倉庫は大掛りなものであるので、
例えば、板材の加工の加工ライン化において、素
材を収納しておく装置としては利用因難なもので
あつた。
本考案は、上記のごとき問題に鑑みて考案した
もので、以下図面を用いてその実施例について詳
細に説明する。
第1図、第2図および第3図を参照するに、本
実施例におけるストツカー1は、直方体状の枠体
3および枠体3前側に上下動自在に設けられた昇
降装置9等より構成してある。
上記枠体3は、例えば溝形鋼よりなる支柱を前
後左右の4箇所に立設し、各支柱を複数の梁部材
で適宜に連結補強した直方体状の枠体構造をなし
ている。上記枠体3における上部側には、複数の
収納部(棚)を上下方向に段状に備えたストツカ
ー部5が構成してあり、ストツカー部5の下方部
には、素材の搬出を行なう素材搬出部7が構成さ
れている。
より詳細には、前記枠体3における上部側の内
側には、前後方向(第1図、第2図においては左
右方向)に延伸したガイドレール部材15が、第
3図に示されるように左右に対向して上下方向に
複数段に設けられている。上記ガイドレール部材
15は断面形状がL字形状の形鋼よりなるもので
あつて、後述する台車11を支持するものであ
る。既に理解されるように、左右のガイドレール
部材15が対向した領域が台車11を収納する収
納部(棚)を構成するものであり、台車11はガ
イドレール部材15に沿つて前後方向に移動する
ことにより、収納部に対して搬入、搬出されるも
のである。
前記台車11は、第5図、第6図より明らかな
ように、溝形鋼等のごとき鋼材を適宜に組合わせ
て、左右方向に長い長方形状に形成されている。
上記台車11における左右両側部の前後部側に
は、第7図示されるように、前記ガイドレール部
材15の水平部および垂直部に案内されるローラ
13,17が回転自在に備えられている。したが
つて、台車11はガイドレール部材15に案内さ
れて前後方向に容易に移動し得るものである。
第5図より理解されるように、上記台車11の
左右方向の中央部付近には、前後方向(第5図に
おいては上下方向)に延伸した中央桟19が設け
られている。この中央桟19の後端部(第5図に
おいては下端部)に対応した位置にはフツク21
が設けられている。
より詳細には、第12図、第13図に示される
ように、上記フツク21は、台車11の後部(第
12図、第13図において右側部)に適宜のブラ
ケツトおよびヒンジピン69を介して上下方向に
回転自在に支承されている。フツク21は、第1
3図より明らかなように、水平状のレバー部と垂
直状のレバー部とを備えたベルクランク状に形成
しており、水平状のレバー部の先端部に形成され
た鉤部は、前記枠体3に設けられた係止棒のごと
き係止部75に係脱自在である。
上記構成より明らかなように、フツク21の鉤
部が係止部75に係止した状態にあるときには、
枠体3の収納部(棚)か前方へ台車11を引出す
ことは因難であり、第13図に示されるように、
フツク21における鉤部の係止部75に対する係
止が解除されることにより、台車11を引出し可
能となるものである。
したがつて、フツク21を操作するために、台
車11における前記中央桟19には、前後方向
(第12図、第13図においては左右方向)に延
伸した作動杆67が設けられている。この作動杆
67は、台車11の前後部にそれぞれ設けられた
支持ブロツクに前後方向に移動自在に支承されて
おり、作動杆67の後端部(第13図においては
右端部)には、前記フツク21の垂直状のレバー
部と係合したレバー作動部が形成されている。ま
た、作動杆67の前端部には、後述する作動装置
の作動を受ける板状の受動部材71が設けられて
おり、この受動部材71と支持ブロツクとの間に
は作動杆67を前方向(第12図、第13図にお
いては左方向)へ付勢するコイルスプリングが弾
装されている。
したがつて、台車11が枠体3の収納部に収容
された状態においては、スプリングの作用によつ
て作動杆67が前方向へ付勢され、作動杆67の
後端部に形成されたレバー作動部との係合によつ
てフツク21は鉤部を係止部75に係止した状態
にある。
なお、枠体3の収容部に対して台車11の搬出
入を行なうとき、後述する作動装置のクランプ部
材が把持自在な把持部73が台車11に設けられ
ている。第12図および第13図より明らかなよ
うに、上記把持部73は、前記受動部材71の前
方において台車11に設けられており、その左右
方向(第12図においては上下方向)の幅は、受
動部材71の左右方向の幅より小さく形成されて
いる。
また、前記枠体3には、第12図に示されるよ
うに、収容部へ台車11が搬入されたときの衝撃
を吸収するために、コイルスプリング等よりなる
衝撃吸収部材70が設けられている。
第1図、第2図を再び参照するに、枠体3の前
側に設けられた前記昇降装置9を上下動するため
に、枠体3における前側(第1図においては右
側)の支柱の上部および下部にはそれぞれチエン
スプロケツト25,27が回転自在に設けられて
いる。上下のチエンスプロケツト25,27に掛
回したチエン29の一端部は、前記昇降装置9の
基部側の上部連結部31に連結してあり、他端部
は下部連結部33に連結してある。上部のチエン
スプロケツト25を回転駆動するために、枠体3
の上面には正逆回転可能なモータ35が装着して
あり、このモータ33の出力軸は、例えばウオー
ム減速機のごとき減速機37と連結してある。上
記減速機37の出力軸に取付けたスプロケツト
と、上部のチエンスプロケツト25と同軸に設け
たスプロケツトに動力伝達用のチエンが掛回して
ある。
上記構成により、モータ35を適宜に正逆回転
することにより、減速機37を介して上部のチエ
ンスプロケツト25が正逆回転される。したがつ
て上下のチエンスプロケツト25,27に掛回し
たチエン29が上下方向に走行駆動されることと
なり、このチエン29に連結された前記昇降装置
9が上下動され得ることが理解できよう。
上記昇降装置9の上下動を案内するために、枠
体3における前側の支柱の側部には、断面形状が
矩形状のガイドレール23が垂直に設けられてい
る。一方、昇降装置9の基部には、第1図および
第10図に示されるように、上記ガイドレール2
3を前後方向(第1図、第10図においては左右
方向)から挾持するように複数のローラ24が回
転自在に設けられている。
したがつて、前述のごとく、モータ35の駆動
によつて昇降装置9の上下動が行なわれるとき、
昇降装置9は、ガイドレール3に沿つて垂直に上
下動するものである。
上記昇降装置9は、前記枠体3における各収納
部に対して前記台車11の搬出入を行なうもので
あり、詳細な構成についての説明は省略するが、
昇降装置9は適宜鋼材を適宜に組合わせて、長方
形状に形成されている。上記昇降装置9には、台
車11を支持するために、第2図に示されるよう
に、前記枠体3の各収納部におけるガイドレール
部材15と対応するレール部材39が前後方向
(第2図において左右方向)に延伸して設けられ
ている。
また、昇降装置9には、枠体3の各収納部に対
して台車11の搬入、搬出を行なうための搬出入
装置(引出し押し入れ装置)41が設けられてい
る。より詳細には、第2図に示されるように、昇
降装置9の左右方向(第2図においては上下方
向)の中央部付近には、前後方向(第2図におい
ては左右方向)に延伸した一対のガイド部材45
が設けられており、このガイド部材45に前記搬
出入装置41が前後方向へ移動自在に支承されて
いるものである。
第2図、第12図および第14図に詳細に示さ
れるように、前記搬出入装置41における板状の
移動台47は前記ガイド部材45の間に位置して
おり、この移動台47の複数個所には、ガイド部
材45を上下方向から挾持する態様のローラ49
とガイド部材45の内側面に当接した複数のロー
ラ51とが回転自在に取付けてある。換言すれ
ば、移動台47は複数のローラ49,51を介し
てガイド部材45移動自在に支承されているもの
である。なお、詳細な図示は省略するけれども、
上記移動台47の一部は、ガイド部材45と平行
に設けられた前後方向のエンドレスチエン(図示
省略)に連結されているものである。このエンド
レスチエンは、昇降装置9に装着した正逆回転可
能なモータ43(第2図参照)を回転駆動するこ
とにより走行駆動されるものである。
上記構成により、搬出入装置41は、モータ4
3を適宜に回転駆動することにより、ガイド部材
45に沿つて前後方向に移動することが理解され
よう。
第12図より明らかなように、搬出入装置41
における移動台47上には、エアーシリンダのご
とき作動装置53が装着されており、この作動装
置53に前後方向(第12図においては左右方
向)へ往復動自在に備えられたピストンロツド5
5の先端部には、摺動子57が連結されている。
上記摺動子57は、移動台47の後部側(第12
図においては右部側)に設けられた前後方向の溝
内に摺動自在に係合してあり、この摺動子57に
形成された係合溝内には、移動台47に水平に回
動自在に枢支されたベルクランク状の一対のクラ
ンプ部材59の一端部が係合してある。上記一対
のクランプ部材59の他端部は後方向(第12図
においては右方向)に延伸しており、その後端部
は互に接近する方向へ屈曲してあり、かつ端部に
はそれぞれローラ61が取付けてある。
上記クランプ部材59は、前記枠体3の収納部
に対して台車11を搬入、搬出するときに、台車
11に備えられた前記受動部材71に当接自在で
あると共に、把持部73を把持自在なものであ
り、把持部73を把持したり解放する作動は、前
記作動装置53によつて行なわれるものである。
すなわち、作動装置53におけるピストンロツド
55を、第12図において右方向へ移動すると、
クランプ部材59は開いた状態となり、把持部7
3の把持を解放し、逆に左方向へ移動すると、第
12図に示されるように、クランプ部材59は閉
じた状態となり、把持部材73を把持する態様と
なるものである。
上記構成より既に理解されるように、クランプ
部材59を開いた状態に保持して、移動台47を
ガイド部材45に沿つて後方向(第2図において
は左方向、第12図においては左方向)へ移動す
ると、ガイド部材45の後端部付近において、台
車11における受動部材71にクランプ部材の後
端部が当接し、作動杆67を第12図において右
方向へ移動せしめる。したがつて、前述したよう
にフツク21の鉤部が係止部75から離脱する。
その後、前記クランプ部材59を閉じて、クラン
プ部材59の後端部を把持部73と受動部材71
との間に進入せしめ、受動部材71を後方向(第
12図において右方向)へ押進した状態に維持し
て、クランプ部材59が台車11の把持部73を
把持した後に、前記移動台47を前方向(第12
図において左方向)へ移動せしめることにより、
枠体3の収納部から台車11が昇降装置9上に搬
出されることとなる。逆に昇降装置9上に台車1
1が乗つているときに、前述のごとく移動台47
を後方向に移動すると、昇降装置9上の台車11
はクランプ部材59等に押進されて、枠体3の収
納部内へ搬入されることとなる。
なお、前述のごとく枠体3の収納部から台車1
1を引出すべく、移動台47が後方向へ移動して
台車11に近接したときに、台車11に対する移
動台47の近接を検知するための検出杆65が移
動台47に摺動可能に取付けられると共に、上記
検出杆67の検知作動によつて移動台47の後方
向への移動を停止せしめるべく作動されるリミツ
トスイツチが設けられている。また移動台47に
は、台車11と適宜の間隔を保持するためのスト
ツパ63が設けられている。
既に理解されるように、枠体3における各収納
部内の台車11は昇降装置9上に搬出され得るも
のである。上記昇降装置9上に搬出された台車1
1上の板状の素材を次工程へ搬出するために、前
記枠体3の下部側には前記素材搬出部7が設けら
れている。
より詳細には、第1図、第3図に示されるよう
に、枠体3の下部側には、昇降装置9上の台車1
1を受入れるために、前記ガイドレール部材15
と同一のガイドレール部材がレール部材39と対
応する位置に設けられている。また、素材搬出部
7には、昇降装置9から受入れた台車11上の板
状の素材を1枚毎に吸着して持上げるためのバキ
ユームカツプ(吸着装置)77を複数備えた吸着
分離装置が上下動自在に設けられている。
上記バキユームカツプ7は、枠体3内の下部側
に上下動自在に設けられた長方形状の上下動フレ
ーム79に垂設されている。第3図、第4図に示
されるように、上記上下動フレーム79左右両側
部付近には前動方向(第3図においては紙面に直
交する方向、第4図においては上下方向)に延伸
した回転軸97,99が回転自在に支承されてお
り、一方の回転軸97の前端部にはハンドル91
が取付けてある。上記両回転軸97,99にはそ
れぞれチエンスプロケツト93(一方のみが図示
してある)が取付けてあり、かつチエンスプロケ
ツト93にはエンドレス状のチエン95が掛回し
てあり、このチエン95と上下動フレーム79に
左右方向へ移動可能に支承された一方の前記バキ
ユームカツプ77とが連結してある。したがつ
て、ハンドル91を操作することにより、左右の
バキユームカツプ77の間隔を素材の大きさに合
わせて調節できるものである。
また、前記上下動フレーム79には、素材の上
面を検知して上下動フレーム79の下降を停止せ
しめるべく作用する検知バー105が上下動自在
に支承されていると共に、検知バー105によつ
て作動されるリミツトスイツチが設けられてい
る。
第1図、第3図に示されるように、前記上下動
フレーム79を上下動するため、枠体3における
前後左右の各角部の支柱にはそれぞれ上下に離隔
してチエンスプロケツト83が回転自在に支承さ
れており、各支柱に設けられた上下の各チエンス
プロケツト83間にはエンドレス状の上下動用チ
エン81が掛回してある。上記チエンスプロケツ
ト83のうち、下部側のチエンスプロケツト83
は、枠体3の下部側の左右両側部に前後方向に延
伸して設けられた回転軸89の前後端部に設けら
れており、左右の回転軸89はチエン87を介し
て連動するように連結してある。さらに適宜一方
の回転軸89は、ワンウエイクラツチ装置107
(第4図、第9図参照)における従動スプロケツ
ト115と、枠体3に装着された上下動用モータ
85の出力軸に備えられた駆動スプロケツト84
とに掛回したチエンを介して上下動用モータ85
に連結してある。そして、前記各上下動用チエン
81に前記上下動フレーム79が適宜に連結して
ある。
したがつて、上下動用モータ85を適宜に回転
駆動すると、ワンウエイクラツチ装置107を介
して一方の回転軸89が回転され、左右の両回転
軸89はチエン87を介して連動される。両回転
軸89の回転により、各上下動チエン81が回転
されることとなり、上下動用チエン81に連結さ
れた上下動フレーム79は上下動することとな
る。
上記のごとく、上下動用モータ85の適宜駆動
によつて上下動フレーム79が下降され、バキユ
ームカツプ77が台車11上の最上部の素材に当
接し吸着すると共に、検知バー105が素材に当
接してリミツトスイツチを作動すると、上下動用
モータ85の駆動が停止され、その後、上下動用
モータ85が逆回転して上下動フレーム79が上
昇される。上下動フレーム79が最上昇位置に達
すると、上下動フレーム79に備えたドグが枠体
3に設けられた上限リミツトスイツチ101が作
動され、上下動フレーム79の上昇が停止され
る。上下動フレーム79の上昇停止後、バキユー
ムカツプ77に吸着されていた素材は後述する搬
出装置133へ受け渡され、素材の搬出が行なわ
れる。
上述のごとく、上下動フレーム79の上下動が
繰り返されて、台車11上の素材が次々に搬出さ
れ、台車11上に素材が無くなると、上下動フレ
ーム79が最下降した状態となつて、枠体3に設
けられた下限リミツトスイツチ103を作動す
る。下限リミツトスイツチ103の作動により上
下動フレーム79の下降が停止され、その後、上
下動フレーム79は上昇される。
前記ワンウエイクラツチ装置107は、前述の
ごとく上下動フレーム79を下降するとき、前記
検知バー105や下限リミツトスイツチ103等
に故障を生じたときに安全を図るためのものであ
る。より詳細には、第8図A,Bおよび第9図に
示されるように、ワンウエイクラツチ装置107
は、前記回転軸89に固定したリング状の固定部
材と、この固定部材に対向して回転軸89に回転
自在に支承された前記従動スプロケツト115等
より構成してある。
ワンウエイクラツチ装置107において、リン
グ状の固定部材が従動スプロケツト115に対向
した面には、第8図Aに示されるように放射方向
の溝113が形成されており、この溝113は、
第8図Bに示されるように、固定部材の回転方向
に対し適宜に傾斜してある。前記従動スプロケツ
ト115の適数個所には、先端部が前記固定部材
の溝113に対して係脱自在であるように固定部
材側へ突出したクラツチピン111が軸方向へ摺
動自在に内装されており、上記クラツチピン11
1は内装したスプリング109によつて固定部材
側へ常に付勢されている。
したがつて、前記上下動用モータ85の駆動に
よつてワンウエイクラツチ装置107を介して回
転軸89を回転せしめ、前述のごとく上下動フレ
ーム79を下降せしめているときに、例えば、負
荷が大きくなつて回転軸89の回転が停止する
と、固定部材における溝113の傾斜面の作用に
より、クラツチピン111がスプリング109に
抗して押し込まれる態様となる。すなわち、回転
軸89に対して従動スプロケツト115が空転す
ることとなり、安全が図れるものである。
前記上下動フレーム79備えたバキユームカツ
プ77によつて吸着されて台車11から持上げら
れた素材を次工程へ搬出するために、前記枠体3
の素材搬出部7には搬出装置133が設けられて
いる。より詳細には、第1図、第3図より理解さ
れるように、枠体3における前後左右の各支柱が
素材搬出部7に対応した部分には、上下に離隔し
てチエンスプロケツト121が回転自在に支承さ
れている。各チエンスプロケツト121のうち、
下部側の各チエンスプロケツト121は、前後方
向に延伸して枠体3に回転自在に支承された左右
の回転軸123(第1図参照)の前後端部に取付
けられている。適宜一方の回転軸123の後端部
(第1図においては左端部)には従動スプロケツ
ト119が取付けてあり、この従動スプロケツト
119には、枠体3に装着した搬出用モータ11
7(第3図参照)の駆動スプロケツトに掛回した
チエンが掛回してある。
枠体3における前側(第1図においては右側)
の支柱に支承されたチエンスプロケツト121お
よび後側(第1図においては左側)の支柱に支承
されたチエンスプロケツト121には、第3図に
おいて左右方向に走行する前後の搬送チエン12
5が掛回してある。前後の搬送チエン125は、
第11図に示されるように(第11図には一方の
みを図示し、他方は省略してある)、前後方向
(第11図においては左右方向)に延伸した複数
の角パイプ状の支持杆(受桟)129の両端部と
ブラケツト127を介して連結してある。上記各
支持杆129は素材を支持するためのもので、支
持面には、ゴム板131が取付けてある。
複数の上記支持杆129は、前記上下動フレー
ム9に備えられたバキユームカツプ77によつて
吸着され、持上げられた素材を受けるに充分な領
域に亘つて設けられており、受桟領域を構成して
いる。複数の上記支持杆129は、第3図より明
らかなように、素材搬出部7に搬入された台車1
1の下方位置と、台車11の上方部と上昇した状
態の上下動フレーム79との間を移動自在なもの
である。
前記受桟領域が台車11と上下動フレーム73
との間に位置して、素材を受けることができる状
態にあること、および受桟領域が台車11の上方
から退避して、上下動フレーム73が台車11上
の素材を吸着すべく下降可能な状態であること、
を検出するために、枠体3の適宜位置にそれぞれ
リミツトスイツチ139,141が取付けてあ
り、前記搬送チエン125あるいは支持杆129
の1部には、上記リミツトスイツチ139,14
1を作動するためのドグ135,137が取付け
てある。
上記構成において、搬送用モータ117の駆動
によりチエンスプロケツト121が回転され、搬
送チエン125が第3図において時計回り方向に
回転走行されると、支持杆129を配設した受桟
領域が台車11と上下動フレーム79との間に進
入する。そして、一方のドグ135がリミツトス
イツチ139を作動すると、搬送用モータ117
の駆動が停止される。その後、上下動フレーム7
9に備えられたバキユームカツプ77に吸着され
た状態にある素材の吸着を解除すると、素材は受
桟領域の支持杆129上に落下される。
支持杆129上に素材を支承した後、前記搬出
用モータ117を逆回転駆動して、搬送チエン
を、第3図において反時計回り方向に回転走行せ
しめると、支持杆129上の素材は、第3図にお
いて左方向へ送りだされることとなる。素材の送
り出しが進行し、総ての支持杆129が台車11
と上下動フレーム79との間から退避した状態に
なると、他方のドグ137がリミツトスイツチ1
41を作動し、搬送用モータ117の駆動が再び
停止される。その後に、上下動用モータ85が駆
動され、前述したように上下動フレーム79の下
降が行なわれて、台車111上の素材がバキユー
ムカツプ77に吸着されることとなる。そして、
上下動フレーム79の上昇が行なわれた後に、前
記支持杆129等を上下動フレーム79の下方位
置に再度位置決めし、素材を落下して素材の受渡
しが行なわれ、前述した動作を繰り返すことによ
り素材は次々と次工程へ送り出されるものであ
る。
以上のごとき説明より理解されるように、枠体
3の前側に設けた昇降装置9を上下動して、スト
ツカー部5の各収納部に対して位置決めることに
より、各収納部に対して台車11の搬入、搬出を
行なうことができると共に、枠体3の下部に設け
た素材搬出部7に対して台車11の搬出入を行な
うことぎできるものである。そして、素材搬出部
7に搬入された台車11上の作動は1枚毎に吸着
して持上げられ、搬出装置133によつて次工程
に次々と送り出されるものである。
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に要するに本考案の要旨は実用新案登録請求の範
囲に記載のとおりであるから、その記載より明ら
かなように本考案に係るストツカーは、概略的に
は、台車を収納するための複数の棚と、台車上に
積載された板材を1枚毎に分離して搬出する搬出
装置と、複数の棚および搬出装置に対して台車の
引出し押し入れを行なうための引出し押し入れ装
置を装着してなる上下動自在の昇降装置とを備え
てなるものであり、複数の棚と搬出装置は上下方
向に段状に備えられているものである。したがつ
て、複数の棚と搬出装置の工場内等の占有面積は
共通となり、狭い工場内を有効に使用し得るもの
である。また、搬出装置において、吸着装置によ
つて台車上から持上げられた板材を受けるための
受桟を備えてなるチエンは、吸着装置と台車との
間および台車の下方に亘つて走行するものである
から、狭い範囲において簡単な構成でもつて板材
の分離、搬出を行なうことができ、全体的構成を
コンパクト化できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る装置の側面
図、第2図は、同装置のほぼ半分の平面図、第3
図は、昇降装置を取除いた状態で示した正面図、
第4図は、第3図の−断面矢視図で1部分を
示してある。第5図は、板材積載台車の平面図、
第6図は、同上側面図、第7図は、第5図の−
断面矢視の拡大図、第8図Aは、第9図のA
−A断面矢視図、第8図Bは、第8図のB−
B断面矢視図、第9図は、ワンウエイクラツチ
の中央断面図、第10図は、昇降装置の昇降案内
部の説明図、第11図は、支持杆部の説明図、第
12図は、板材積載台車を押し込み引出しする装
置部の平面図、第13図は、第12図の作動杆と
フツク部の説明図、第14図は、第12図のX
−X断面縮小矢視図である。 図面の主要部分を表わす符号の説明、3……枠
体、9……昇降装置、11……台車、41……搬
出入装置(引出し押し入れ装置)、77……吸着
装置、125……チエン、129……支持杆(受
桟)、133……搬出装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台車11を収容するための複数の棚と台車11
    に積載された板材を1枚毎に分離して搬出する搬
    送装置とを上下方向に段状に備えてなる枠体3の
    前側に昇降装置9を上下動自在に設け、複数の棚
    および前記搬出装置から昇降装置9上への台車1
    1の引出し及び昇降装置9上から複数の棚および
    搬出装置への台車11の押し入れを行なうための
    引出し押し入れ装置41を前記昇降装置9に装着
    して成り、前記搬出装置は、昇降装置9から押し
    入れられた台車11上の板材を吸着して持ち上げ
    自在な吸着装置を上下動自在に備えると共に、台
    車11と吸着装置との間および昇降装置9から押
    し入れられた台車11の下方に亘つて走行自在に
    設けられたエンドレス状のチエン125を備え、
    かつ前記吸着装置から落下される板材を受けるた
    めの複数の受桟を前記チエン125の適宜範囲に
    亘つて設けてなることを特徴とする板材搬出装置
    を備えたストツカー。
JP14605781U 1981-10-02 1981-10-02 板材搬出装置を備えたストツカ− Granted JPS5853706U (ja)

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