JPS6141497Y2 - - Google Patents

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JPS6141497Y2
JPS6141497Y2 JP1982160467U JP16046782U JPS6141497Y2 JP S6141497 Y2 JPS6141497 Y2 JP S6141497Y2 JP 1982160467 U JP1982160467 U JP 1982160467U JP 16046782 U JP16046782 U JP 16046782U JP S6141497 Y2 JPS6141497 Y2 JP S6141497Y2
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JP
Japan
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valve
case
heat
wax
cylindrical
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JP1982160467U
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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として自動ミキシングバルブに組
み込み、所望の設定温度により湯入口または水入
口の弁の開度を調節作動さすように用いる自動ミ
キシングバルブにおけるワツクスサーモエレメン
トについての改良に関するものである。
上述のワツクスサーモエレメントは、感熱部の
受熱面積を大きくして応答を早めるためと、その
感熱部が不均一な混合状態の混合水に接触したと
きに温度を平均化して感熱部内のワツクスに伝え
るために、感熱部の外周にひれ状体を設けるよう
にしているが、従前にあつては、実開昭55−
103712号公報にあるよう、感熱部のワツクスを封
入する軸筒状のケース自体の筒壁にひだを形成す
ることで、ひれ状体を具備せしめるようにしてい
ることから、そのケース自体の製作およびそれの
内部に封入したワツクスのシールが面倒な問題が
あり、しかも、筒壁のひだよりなるひれ状が、外
面側しか混合水に接触しないので、応答を早める
効果をそれほど上げられない問題がある。また、
ひれ状体をケースと別体の金属材から切削加工に
より形成して、ケースの外周面に取付ける手段が
あるが、この手段は工作が面倒でコスト高にな
り、また、混合水の流勢を殺ぐようになる問題が
ある。
本考案は、これらの問題を解消するためになさ
れたものであつて、感熱部の周囲を流れる混合水
の流勢を殺すぐことなく、かつ、内外の両面が受
熱面となつて熱伝導の効率の良い状態となるひれ
状体を、感熱部の外面に簡単に装設し得るように
する新たな手段を提供することを目的とする。
そして、本考案においては、この目的を達成す
るための手段として、感熱部6aのワツクス61
を封入せる軸筒状のケース60の外周に、熱伝導
の良い金属板により内径が該ケース60の外径よ
り遥かに大径の筒状で筒壁が周方向に褶曲して内
側にくびれこむ複数のひだ部80…を具備する筒
状体8を、それらひだ部80…の各内端面80a
…だけが該ケース60の外周面に密接する状態に
嵌挿せしめたことを特徴とする自動ミキシングバ
ルブにおけるワツクスサーモエレメントを提起す
るものである。
次に、自動ミキシングバルブの弁箱を混合水栓
の本体に対しカートリツジ状に組込めるようにし
た実施例を図面に従い詳述する。
第1図において、Aは混合水栓の本体、1はカ
ートリツジ状に形成して前記本体Aの胴部内腔に
嵌装せる自動ミキシングバルブの弁箱である。
混合水栓の本体Aは、それの胴部の上方に調整
ダイヤルBが回転自在に螺合し、胴部の一側には
ボイラー等に通ずる給湯配管と接続するための接
続管Cが一体に形設され、他側には水道栓等に通
ずる給水配管と接続するための接続管Dが一体に
形設され、また、それら接続管C・D内には、逆
止弁付きのストレーナEが装備され、また、胴部
には混合水の取出口Fが形設してある。
弁箱1は、軸筒状に形成されて、それの胴周壁
10の外周面の上端部及び中間部ならびに下部の
三個所に、該弁箱1を混合水栓の本体A内にカー
トリツジ状に嵌装したときに、その本体Aの胴部
の内周面に密接するOリング11,12,13が
夫々嵌着してある。そして、該弁箱1の胴周壁1
0の前記上端部のOリング11と中間部のOリン
グ12との間で中間のOリング12に寄せた部位
には、混合水の出口2が周方向に長い鰐口状に開
設してある。また、該弁箱1の前記中間部のOリ
ング12と下部のOリング13との間で下部のO
リング13に寄せた部位には、水入口3が周方向
に長い鰐口状に開設してあり、また、前記下部の
Oリング13と胴周壁10の下端との間でその下
部のOリング13に寄せた部位に、湯入口4が周
方向に長い鰐口状に開設してある。
そして、該弁箱1は、第2図に示している如
く、それの底部が、前記胴周壁10の下端に螺合
せる蓋板14により閉塞され、内腔の底部で前述
の水入口3と湯入口4との間には、内周面から内
方に向けて突出するリング状の隔壁15が装設し
てある。また、胴周壁10の前記水入口3の上方
部は、内側に膨出する肉厚部10aに形成してあ
つて、その肉厚部10aの下面に後述する弁体5
の上端縁51と対向する弁座19が形設してあ
る。前記肉厚部10aは、前述胴周壁10の上部
に形成してある混合水の出口2にまで連続し、こ
れにより、該弁箱1の内で前記水入口3から混合
水の出口2に至る間に、前記肉厚部10aの内径
をもつて該弁箱1の軸方向に連続する軸管状の流
路Wを形成している。また、該弁箱1の上端部
は、中心部に透孔16を具備する天板17で蓋さ
れている。
5は弁箱1内に、前記水入口3及び湯入口4の
開度を調節するよう配設せる弁体で、円筒状に形
成して、前述のリング状の隔壁15の中心穴部
に、該弁箱1の軸方向(第1図で上下方向)に摺
動自在に嵌合してあり、その弁体5の下端縁50
は、前記蓋板14の内面(上面)に形設せる弁座
18と対向し、また、上端縁51は、前述の水入
口3の上方において胴周壁10の内面から内方に
膨出せしめた肉厚部10aの下面に形成せる弁座
19ち対向していて、該弁体5が、第1図におい
て下方に摺動することにより、該弁体5の下端縁
50と前記弁座18との間に形成される実質的な
湯入口4aの開度を狭め、同時に該弁体5の上端
縁51と前記肉厚部10a下面の弁座19との間
に形成される実質的な水入口3aの開度を広げる
ようになり、また、該弁体5が第1図において上
方に摺動することにより、前記実質的な湯入口4
aの開度を広げ、同時に前記実質的な水入口3a
の開度を狭めるよう作用する。
6は前記弁体5を駆動するよう弁箱1内に組込
んだワツクスサーモエレメントで、第3図及び第
4図に示している如く、熱伝導の良い金属材で軸
筒状に形成したケース60内にワツクス61を封
入せめてなる感熱部6aと、、前記ケース60の
開口端側に設けた拡径する保持筒部62に基端部
を組付けたシリンダ63に、前述ケース60内の
ワツクス61の熱膨張によつて押出されるピスト
ン64が嵌装してある作動部6bとで、構成され
る通常の形態のものであり、第2図に示している
如く、感熱部6aが下方に位置する姿勢で、か
つ、作動部6bのシリンダ63の上端側が、弁箱
1の上端部を蓋している天板17の透孔16から
上方に突出する状態として、該弁箱1内に装入し
てあり、これにより感熱部6aが第2図に示して
いる如く、前述の水入口3から混合水の出口2に
至る間に形成した軸管状の流路Wの軸心部に位置
する状態としてある。そして、該ワツクスサーモ
エレメント6は、それの感熱部6aのケース60
の底面を、弁箱1内腔の底部に上下の移動自在に
設けた受け7に支承せしめ、その受け7の下部に
一体に連続するガイドピン70を前述の弁体6の
内腔中心部に設けたボス部52に嵌挿するととも
に該ガイドピン70の下端部を前述した基板14
の中心部に設けたバネ受け用の穴部14a内に嵌
入させ、その状態において、前記バネ受け用の穴
部14aと弁体5のボス部52との間に、押上げ
る方向のバネ71を設けることで、弁体5と一緒
に弁箱1の内腔の上方に向けて押上げられた状態
としてある。
そして、弁箱1が前述の第1図に示している如
く、混合水栓の本体Aにカートリツジ状に組付け
られることで、弁箱1からその上面側に突出して
いるピストン64が、本体Aの上部に組付けられ
た調整ダイヤルBの下面に衝合し、その状態にお
いて、感熱部6aが加温されてピストン64を押
出す作動を行なおことにより、該サーモエレメン
ト6全体が、逆にバネ71に抗して下方に動い
て、前記受け7に係合している弁体5を下方に動
かし、また、感熱部6aが冷却されてピストン6
4が引き込まれることにより、前記バネ71の圧
力で弁体5と一緒に上方に動くようになつてい
る。
8は、前述のワツクスサーモエレメント6の感
熱部6aのケース60の外周面に嵌挿せる筒状体
で、熱伝導の良い薄手の金属板により、内径が前
記軸筒状のケース60の外径より遥かに大径の筒
状に形成され、かつ、それの筒壁が第5図に示し
ている如く周方向に褶曲して、軸方向に沿う多数
のひだ部80が周方向に波状に連続する形状に形
成してあり、かつ、そのひだ部80…の内側にく
びれ込む内端面80aが、第6図に示している如
く、前記軸筒状のケース60の外周面に密接する
状態としてそのケース60の外周にそのケース6
0と一体的に連結するように嵌挿せしめてある。
なお、該筒状体8は、それの外周面となる前述
のひだ部80の外端面80bが、ワツクスサーモ
エレメント6を弁箱1内に組込んだ状態時におい
て、前述の流路Wを形成している胴周壁10の肉
厚部10aの内周面との間に、前記第6図にある
ように僅かの間隔が形成される状態に形成してお
くことが望ましい。
このように構成せる実施例装置は次のように作
用する。
感熱部6aのケース60の外周面に嵌挿した熱
伝導の良い金属板よりなる筒状体8は、それの筒
壁に形成されているひだ部80…の各内端面80
aが、ケース60の外周面に密接していることか
ら、そのケース60に一体的に接続して感熱部6
aの受熱面積を増大するひれ状体となる。そし
て、このひれ状体となるひだ部80…は、軸筒状
に形成した感熱部6aの軸方向に沿い設けられ、
かつ、その軸方向が流路W内を流れる混合水の流
れの方向に沿う状態となることから、その混合水
に流勢を殺ぐことなく、その混合水に対して広い
面積で接触し、混合水の温度むらのある各部の熱
を平均化してケース60内のワツクス61に伝え
るようになる。
そして、かく、作用するひれ状体であるひだ部
80…は、筒状体8を周方向に褶曲せしめて形成
したものであり、その筒状体8をケース60の外
周面に嵌挿することで感熱部6aの外周面に装接
せしめているのだから、取付けがすこぶる簡単に
なる。しかも、かく感熱部6aの外周面に装設し
たひだ部80…は、それの内側と外側の両面が混
合水に接触するようになるので、受熱及び熱の平
均化の効率を良好にする。
以上説明したように本考案による自動ミキシン
グバルブにおけるワツクスサーモエレメントは、
感熱部6aのワツクス61を封入せる軸筒状のケ
ース60の外周に、熱伝導の良い金属板により内
径が該ケース60の外径より遥かに大径の筒状で
筒壁が周方向に褶曲して内側にくびれこむ複数の
ひだ部80…を具備する筒状体8を、それらひだ
部80…の各内端面80a…だけが該ケース60
の外周面に密接する状態に嵌挿せしめて構成して
あるのだから、感熱部6aの外周に受熱面積を増
大させるために設けるひれ状体が、感熱部6aの
外周に嵌挿する熱伝導の良い金属板よりなる筒状
体8の複数のひだ部80…を具備する筒壁により
構成されることになるので、簡単な工作で装設で
きるようになり、かつ、それの内外の両面が受熱
面となるので熱伝導の効率がよくなり、しかも、
筒壁に具備さすひだ部80…が感熱部6aの外周
を流過する混合水の流れの方向に沿うようになる
ので、混合水の水勢を殺ぐこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施せる混合水栓の本体の縦
断側面図、第2図は本考案を実施せる自動ミキシ
ングバルブの弁箱の縦断側面図、第3図は同上の
ワツクスサーモエレメントの側面図、第4図は同
上の縦断側面図、第5図は筒状体の横断平面図、
第6図は第3図の−線断面図である。 図面符号の説明、A……混合水栓の本体、B…
…ダイヤル、C・D……接続管、E……ストレー
ナー、F……混合水の取出口、1……弁箱、10
……胴周壁、10a……肉厚部、11,12,1
3……Oリング、14……蓋板、14a……バネ
受け用の穴部、15……隔壁、16……透孔、1
7……天板、18,19……弁座、2……混合水
の出口、3……水入口、4……湯入口、5……弁
体、50……下端縁、51……上端縁、52……
ボス部、W……流路、3a……実質的な水入口、
4a……実質的な湯入口、6……ワツクスサーモ
エレメント、6a……感熱部、6b……作動部、
60……ケース、61……ワツクス、62……保
持筒部、63……シリンダ、64……ピストン、
7……受け、70……ガイドピン、71……バ
ネ、8……筒状体、80……ひだ部、80a……
内端面、80b……外端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 感熱部6aのワツクス61を封入せる軸筒状の
    ケース60の外周に、熱伝導の良い金属板により
    内径が該ケース60の外径より遥かに大径の筒状
    で筒壁が周方向に褶曲して内側にくびれこむ複数
    のひだ部80…を具備する筒状体8を、それらひ
    だ部80…の各内端面80a…だけが該ケース6
    0の外周面に密接する状態に嵌挿せしめたことを
    特徴とする自動ミキシングバルブにおけるワツク
    スサーモエレメント。
JP16046782U 1982-10-23 1982-10-23 自動ミキシングバルブにおけるワツクスサ−モエレメント Granted JPS5966071U (ja)

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JP16046782U JPS5966071U (ja) 1982-10-23 1982-10-23 自動ミキシングバルブにおけるワツクスサ−モエレメント

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JPS5966071U JPS5966071U (ja) 1984-05-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934762Y2 (ja) * 1979-01-13 1984-09-26 アイシン精機株式会社 自動混合水栓用ワツクス型サ−モスタツトの改良

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JPS5966071U (ja) 1984-05-02

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