JPS6139904Y2 - - Google Patents

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JPS6139904Y2
JPS6139904Y2 JP1981028764U JP2876481U JPS6139904Y2 JP S6139904 Y2 JPS6139904 Y2 JP S6139904Y2 JP 1981028764 U JP1981028764 U JP 1981028764U JP 2876481 U JP2876481 U JP 2876481U JP S6139904 Y2 JPS6139904 Y2 JP S6139904Y2
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JP
Japan
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case
wax
heat
temperature
fluid
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JP1981028764U
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JPS57141269U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はワツクス型サーモスタツト式混合栓等
に用いるワツクス型サーモスタツトに関するもの
である。
従来、この種の混合栓は設定温度を変更した
り、供給される流体の圧力、温度が変動したりし
た時、出てくる混合流体が設定の温度に安定する
のに時間を要する。また、前記変更、変動直後に
短時間ではあるが、設定温度と異なつた温度の混
合流体が流出することがあり、特に高温水がでる
と混合水使用者が火傷をしたりする危検があつ
た。
これらの原因の多くは、混合栓に用いているワ
ツクス型サーモスタツトの温度に対する応答性が
悪いことにある。これらの対応として、ケース径
を小さくして熱伝達を良くする試みもなされてい
るが、反面でケースが長くなつたりワツクス封入
が困難という欠点がある。
本考案は内部ワツクスへの熱伝達(放熱)を向
上させて応答性向上を計り、上記欠点を解消する
ことを目的とするものである。
以下図面に示す実施例に基いてこの考案を説明
する。
第1図はワツクス型サーモスタツトを用いた混
合栓の一例である。
ボデー5は低温流体通路15と高温流体通路1
6を有し、更にそれぞれの流出口19,18をワ
ツクス型サーモスタツト本体10の伸縮方向に連
動して開閉制御する可動ピストン12を内部に設
置している。前記可動ピストン12の外周にはゴ
ム等の弾性体Oリング13が装着されており、低
温流体と高温流体のピストン外周面での連通を防
止している。可動ピストン12は常にワツクス型
サーモスタツト本体10の方向にスプリング14
で押されている。ワツクス型サーモスタツト本体
10は、ボデー5の内部に摺動可能に挿入設置さ
れているとともに、その一方を可動ピストン12
のスプリング14との反対側に接するホルダー1
1に保持されている。また、前記ワツクス型サー
モスタツト本体10はホルダー11の反対側にピ
ストン20を有している。21は調整部材で、そ
の外周がねじ21aによりボデー5の内周に螺合
されており、この調整部材21の回転により、こ
れが軸方向に進退移動するようになつている。該
調整部材21には軸2が固設され、その先端はボ
デー5外に突出し、その先端につまみ1が固着さ
れている。該軸2とボデー5間はOリング3,
4、キヤツプ6にて閉塞されている。更に調整部
材21内には、スプリング7が、その一端を調整
部材21の内面に他端を摺動可能なプレート8に
接するようにして収納されている。
そして該プレート8の外面には前記ピストン2
0の先端が接触している。また調整部材21には
プレート8の外脱を阻止するCリング9が設けら
れており、プレート8は調整部材21内において
のみ摺動するようになつている。尚、スプリング
7の付勢力は、スプリング14の付勢力より大き
く設定されている。流出口18からの高温流体は
通路18aを通り、流出口19からの低温流体と
混合室200で混合され、ワツクス型サーモスタ
ツト本体10のケース外面を通つて混合流体通路
17より流出する。
以上のような混合栓において、従来使用されて
いるワツクス型サーモスタツトは第2図及び第3
図に示すようなものである。すなわち、第2図の
従来例にあつては銅などの熱伝達の良い材料で作
られているケース117に所定の温度で膨張収縮
するワツクス111を収納している。ボデー11
3には摺動可能なピストン20、プレート11
5、ゴム等で作られたラバーピストン114が直
列的に配置されており、ケース117とボデー1
13はダイヤフラム112を挾持して密封カシメ
組付けされている。尚、前記ダイヤフラム112
と前記ラバーピストン114の空間は流動体11
6によつて充填されている。ケース117の形状
は、第2図及び第4図に示すように円筒ををな
し、内部には単にワツクス111が充填されてい
るのみである。
第3図の場合は、前記第2図の場合のダイヤフ
ラム112のかわりにOリング118によつて密
封が確実に行なわれている。また流動体116は
用いられていない。
次に第5図乃至第11図に示す本考案の実施例
について説明する。第5図はケース117に、銅
等の熱伝導の良い板材料で作られた放熱体119
をケースの軸心方向に挿入してケース117の内
壁面と接触固定させたもので、その放熱体119
の形状は第6図乃至第10図に示すような断面形
状を有している。この放熱体119の大きさ、厚
さ、形状、枚数等は特に限定するものではない。
しかし、ダイヤフラム112やラバーピストン1
14等を破損する程、それらの近くに設置するこ
とは避ける。尚、第8図の場合は放熱体119が
バネ性を有するものであり、ケース内部に装着す
ることによりバネ反力ケース117に接触固定さ
れる。第9図の放熱体は筒体の内部にフイン12
2を一体成形したものであり、第10図の場合は
第11図の斜視図の如く、プレス製作等により凸
フイン122を内側にバーリングように突出させ
たものである。これらいずれの実施例にあつても
放熱体は、ケース117に対し、軸心方向に全長
に亘つて挿入されケース内壁面に接触することが
必要であり、それによりケース117と放熱体1
19間の熱伝達をすみやかに行うことができる。
次に作動について説明する。
第1図において、つまみ1によつて軸2を回し
て所定の温度設定をする。これにより、スプリン
グ14よりもスプリング7の方が荷重が大きいの
で、軸2とプレート8は一体的に作動し、ワツク
ス型サーモスタツト本体10もプレート8に接し
て作動する。ホルダー11もワツクス型サーモス
タツト本体10と連動して作動し、可動ピストン
12を最終的に作動させる。この時、スプリング
14は常に可動ピストン12をホルダー11側に
押しており、ホルダー11と連動する。
温度設定することにより、可動ピストン12が
所望に移動し、低温流体の流出口19と高温流体
の流出口18の流出面積は設定される。それに応
じて各流出量が決定されるので混合室200で混
合された混合水温度が決まる。この混合水がワツ
クス型サーモスタツト本体10をかこんで流れる
ので、その温度にまでワツクス111が熱膨張又
は熱収縮するからピストン20がそれに応じて伸
縮する。それにより所定の設定開度に流出口1
8,19を可動ピストン12が連動制御する。
これにより設定温度の混合水が得られることに
なる。しかし、混合水温度に対するワツクス型サ
ーモスタツト本体10の応答性が遅い場合は設定
温度の混合水が得られるまでの時間が長くかかつ
たり、設定温度とかけはなれた温度の混合水が流
出する。これらは主にワツクス型サーモスタツト
の温度応答性が悪いことに原因する場合が多い。
第2図、第3図の従来構造のワツクス型サーモ
スタツトの場合、流体温度はケース117を通つ
てケース内表面のみからワツクス111へ伝えら
れる。これによりワツクスが溶けたりして体積変
化することによりダイヤフラム112を介して流
動体116を移動させる。この時、ピストン20
には外部から所定の荷重がかけられているので、
前記流動体116の移動に伴なつてラバーピスト
ン114、プレート115、ピストン20も連動
して移動する。ダイヤフラム112又はOリング
118はボデー113とケース117の密封性に
役立ち、ワツクスの流出を防止するのにも役立つ
ている。またラバーピストン114,114′は
流動体116、ワツクス111の流出を防止する
のに必要である。さて、この従来構造の場合ワツ
クス111への熱伝達がケース117の内面のみ
なので、ワツクス111全体に熱伝達をして完全
に体積変化を完了するのに時間がかかる。
これに対し、本考案のものにあつては、ケース
117から内部放熱体119に熱伝達が積極的に
行なわれる結果、放熱体119の表面からワツク
ス111に積極的に熱放出(あるいは熱吸収)さ
れる。
これにより、ワツクス111全体の体積変化を
完了するのに時間が短縮される。すまり熱応答性
が非常に良くなる。
尚、放熱体119の装着はワツクス111を溶
解流体状にしておいて行なつても良いし、溶解流
体以外の状態で行なつても良い。また装着した後
に、前記状態のワツクス111を充填しても良
い。
以上のように本考案にあつては、ワツクスを収
納するケース内に、該ケースとは別体で単体構造
からなる放熱部材をケースと接触してケースの軸
心方向に添つて挿入したから、単体構造の放熱部
材を単にケース内に外端面がケース内壁に接する
ようにしてケースの端口から挿入するのみで、放
熱部材のケースに対する組付けが行なえる許りで
なく熱伝達速度の変更調節に際しても、同一容器
を使用でき、別体の熱伝達部材の厚さ、長さ、形
状等の変更のみで、任意に行なえて作製コストの
低減が可能となる。しかもケースに伝達された混
合水等の熱は、ケースより放熱体の放熱部材を介
して中心部のワツクスに迅やかに伝導される。し
たがつて、ケースよりの伝熱と相まつて熱はワツ
クス全体に対して、その内外より作用し、ワツク
スの熱に対する応答性が極めて良好になり、混合
水の温度を調整変化させた場合、短時間に設定温
度に達し、かつ供給される流体の圧力、温度が変
動した場合でも、迅やかに設定温度に自動調整さ
れ、その結果、使用者が一時的温度変化による不
快な感じや火傷することを防止することができる
特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワツクス型サーモスタツトを
適用する混合栓の断面図、第2図乃至第3図は従
来のワツクス型サーモスタツトを示す断面図、第
4図は第2図におけるA−A線断面図、第5図乃
至第10図は放熱体の実施例を示す各断面図で、
第11図は第10図の放熱体の斜視図である。 10……ワツクス型サーモスタツト本体、11
……ホルダー、12……可動ピストン、15……
低温流体通路、16……高温流体通路、17……
混合流体通路、111……ワツクス、117……
ケース、119……放熱部材である放熱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱感応ワツクスを収納する熱伝導性材料よりな
    るケース17と、平板状、曲板状ないしは筒状の
    単体構造からなる熱伝導性材料の放熱部材19を
    上記ケースと別体に設け、前記ケース17内に前
    記放熱部材をその外端面がケース内壁面に接する
    ようにしてケースの軸心方向に添つて装着したこ
    とを特徴とするワツクス型サーモスタツト。
JP1981028764U 1981-03-02 1981-03-02 Expired JPS6139904Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981028764U JPS6139904Y2 (ja) 1981-03-02 1981-03-02

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JP1981028764U JPS6139904Y2 (ja) 1981-03-02 1981-03-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57141269U JPS57141269U (ja) 1982-09-04
JPS6139904Y2 true JPS6139904Y2 (ja) 1986-11-14

Family

ID=29826397

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JP1981028764U Expired JPS6139904Y2 (ja) 1981-03-02 1981-03-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS548130B2 (ja) * 1976-03-29 1979-04-12

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS548130U (ja) * 1977-06-09 1979-01-19
JPS55109179U (ja) * 1979-01-26 1980-07-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS548130B2 (ja) * 1976-03-29 1979-04-12

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JPS57141269U (ja) 1982-09-04

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