JPS6141452A - 人工皮膚 - Google Patents

人工皮膚

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Publication number
JPS6141452A
JPS6141452A JP16159384A JP16159384A JPS6141452A JP S6141452 A JPS6141452 A JP S6141452A JP 16159384 A JP16159384 A JP 16159384A JP 16159384 A JP16159384 A JP 16159384A JP S6141452 A JPS6141452 A JP S6141452A
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JP
Japan
Prior art keywords
collagen
artificial skin
film layer
layer
skin
Prior art date
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Pending
Application number
JP16159384A
Other languages
English (en)
Inventor
小平 和彦
古瀬 正康
宮田 暉夫
実 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS6141452A publication Critical patent/JPS6141452A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)本発明は皮膚及び粘膜に代用し、
正常な皮膚及び粘膜を迅速に再生させることを目的とし
た人工皮膚に関するもので、特に臨床応用が容易で極め
て広範囲な皮膚及び粘膜の症例に適用することを目的と
した人工皮膚に関するものである。
(従来の技術) コラーゲンは生体の結合組織の主要成
分であり、細胞の基質としては最も適しているため近年
コラーゲンを用いた人工皮膚の研究が盛んに行なわれて
いる。しかし、現在までに人工皮膚として実用化されて
いるものは、創傷被覆材としてであり、せいぜい3〜9
日が使用限度で、表皮細胞の残っていない深い創傷面に
適用しても表皮は再生せず、したがって完全な治塗は期
待で外なかった。
一方、近年の細胞培養法の進歩に伴い、細胞紹み込み型
の人工皮膚がE、Be1l(Science21110
52 (1981)参照)および1.V、Ynnnas
ら(Science 215174 (1982)参照
)により考案されており、これらの方式によればはψ無
制限の。
大きさの人工皮膚を作製することが可能であるが細胞培
養には約1ケ月を要17、その間の細胞の形質転換が避
は難く、現在のところ臨床的応用は未だ行なわれていな
い。
(発明が解決しようとする問題点)上述のように現在ま
で臨床的応用が可能で完全に皮膚を再生することができ
る人工皮膚が開発されない理由としては次のような点が
あげられる。
(1)細胞増殖の良い基質になり、しかも抗原性の少な
い材料を得るめが困難である。
(2)真皮層にまで達した傷は治癩後も表皮細胞が再生
されないため、ケロイド状の象痕が残ってしまう。
(3)表皮細胞が周囲から増殖できるような材料を用い
ても創傷部の収縮が起りやすい。
(4)細胞を組み込んだハイブリッド・オーガンを作る
場合、細胞培養法などの高度で特殊な技術を必要とし管
理が容易でないため実用化されにくい。
本発明はこれらの問題点を解決して極めて広範囲な皮膚
及び粘膜の症例に適用できる人工皮膚を提供するもので
ある。
(問題点を解決するための手Vi)すなわち、本発明は
シート状のコラーゲンスポンジ層の片面に稠密な構造を
有するコラーゲンフィルム層を貼り合わせた人工皮膚で
ある。しかして本発明におけるスポンジ層及びフィルム
層のコラーゲンとしてはアテロコラーゲンが最も適当で
゛あつで、これは仔牛真皮からコラゲナーゼを除くタン
パク質加水分解酵素例えばペプシンで抽出したコラーゲ
ンであり、ペプシンにより抗原性のあるテロペプチドが
除かれているので殆んど拒絶反応を示さない。また、特
にフィルム層には皮膚表皮細胞及び粘膜−上皮細胞の良
い基質になる■型コラーデンを用いてもよい。更に、適
応する症例に今わせて、前記のコラーゲンにコンドロイ
チン、コンドロイチン4−硫酸、デル貌タン硫酸、コン
ドロイチン6−硫酸、ヒアルロン酸、フィブロネクチン
、フィブリンを含有せしめたスポンジ層及びフィルム層
よりなる人工皮膚を使用することができる。
しかして、本発明の人工皮膚のコラーゲンスポンジ層の
密度は0.01〜0.1g/Cm3好ましくは0.02
〜0.05g/cIo’であり、その平均孔径は30μ
「n〜300μ+nである。 そして厚さは0.1〜2
.0+n+n程度である。他方、これに貼着するコラー
ゲンフィルム層の厚さは10〜200μI0程度であっ
て、人工皮膚としての厚さは創傷面の深さに合わせた厚
さであればよく、通常は0.2〜2.5+nm程度であ
るが1凹程度が最も好ましい。
(作用)本発明の人工皮膚はコラーゲンよりなるので細
胞基質として適しており、特にアテロコラーゲンにあっ
ては細胞増殖の最も優れた基質になり抗原性も非常に少
ないので前記(1)の問題点は解決で外、また、本発明
の人工皮膚はその表面にフィルム層が存在するため、該
フイ°  ルム層上で表皮及び上皮が増殖するので、表
皮及び上皮が失われた深い傷に対しても適用でき、しか
も収縮が少ないので(2)及び(3)の問題点も解決で
きる。
しかもこのとき、コラーゲンフィルム層は通水性、栄養
分透過性を有するためコラーゲンスポンジ層に吸収され
た水及び栄養分が常tこ表皮及び−上皮に供給され、表
皮及び上皮細胞の増殖を促進させるので(4)の問題点
も解決できる。
以上の様な問題点はコラーゲン111独のスポンジ層及
びフィルム層よりなる人工皮膚によって改善でトるが、
実際の皮膚はコラーゲン以外のムコ多糖なども主要成分
としで含有されているので、理想的な人工皮膚としては
これらの成分を含有させることが′¥!ホしい。したが
って、本発明の人工皮膚の構成成分としてコラーゲンと
共にコンドロイチン、コンドロイチン4−硫酸、デル1
タン硫酸、コンドロイチン6−硫酸、ヒアルロン酸なと
のムコ多糖を添加することにより細胞の活性を向上させ
ることができる。またフィブロネクチンは細胞の付着因
子として重要であり、コラーゲンフィルム層にフィブロ
ネクチンを添加することにより表皮及び上皮細胞の増殖
を容易にすることができる。更に、フィブリンは創傷治
癒に関与しており、これをコラーデンスポン:)層に添
加することにより結合組織をより速く誘導し結合組織の
主要構成細胞である線Xi芽細胞の増殖活性を高める。
したがって、これらのムコ多糖、フィブロネクチン、フ
ィブリンを添加することにより(1)〜(4)に示した
問題点はコラーゲン単独の場合よりも更に改善され、特
に(1)の問題点は飛躍的に改善することができる。ま
た、これらすべてを添加しなくても、症例に介せて添加
し、その量も適宜変更することにより個体差に合った人
工皮膚を得ることができる。
次に本発明を実施例をもって説明する。
実施例 1 濃度的3%のアテロコラーゲン酸性溶液をホモジナイザ
ーで20°C以下に保ちながらよく攪し、これを中和し
てコラーデン線紺を再生させ、更に攪主子し、粘強なり
リーム状の溶液とし、これを−[30’Cで20分間で
凍結し、その後凍結乾燥機で乾燥させることにより密度
0.02g/cm’以上、平均孔径50〜100μmn
のスポンジ層1を得る。
なお、このとトコラーゲンの濃度及び凍結乾燥条件を変
えることによりスポンジ層の密度及び平均孔径を調μと
することができる。また該スポンジ層の吸水性を高め溶
解しにく・するために架橋を導入することが好ましく、
本実施例においでも細胞毒性のほとんどない架キ7剤で
あるンイソシアン酸へキサメチレンにkつ架橋を導入し
た後、1.1n10厚さにスライスする。他方1%濃度
のアテロコラーゲン酸性溶液をフィルム状にキャステ゛
/ゲ1  九風乾して約100μ【n程度の厚さの琶密
なフィルム層2を得る。しかるの鳥、先に得たスポン′
)層に0.00]、N塩酸を吸収させた後、該フィルム
をスポンジ上に載置すると、フィルムは酸性であるため
スポンジ(、二接した部分か部分的に溶解し、スポン′
)層とフィルムとが密着する。その後1%アンモニア水
溶液中に浸漬して中和させ再び凍結乾燥したのち、フィ
ルム層のにから紫外線を照射してフィルム層に架橋を導
入する。
以上により本発明の人工皮膚を行・た。これをラットの
皮膚完全欠損部に、フィルム層を上にしてスポンジ層を
偏部に当てたところ、約1週間でスポンジ層内に結合組
織が形成され血管の新生も観察され、フィルム層上に移
植した上皮小片は増殖し、約1週間で創面を完全に覆い
理想的な治礁を見た。
実施例 2 実施例1におけるコラーゲン単独にかえでコラーゲンに
対し約8%程度のヒアルロン酸を添加したコラーゲンと
ヒアルロン酸との混合物を使用し実施例1と同様の操作
により人工皮膚を得た。
実施例 3 実施例1におけるコラーゲン単独の代りにコラーゲンに
対して約0.01%のフィブロネクチンを添加したコラ
ーゲン−フィブロネクチン混合物を用いて実施例1と同
様の操作により人工皮膚を祷だ。
(効果)本発明に係る人工皮膚はコラーゲンスポンジ層
とコラーゲンフィルム層とが密着した二層構造からなる
ので、生体に適用l−た場合、スポンジ層内には容易に
結合組織が形成され、またフィルム層−1−には表皮及
び上皮が容易に増殖でき、収縮が少なく人工皮膚として
の適性を有し、更にスポンジ層とフィルム層との積層に
当っては、何ら接着剤や有m溶媒を使用することがない
ので、移植後に異物反応などの異常反応が全くおこらな
い等の効果をも奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る人工皮膚の断面図、第2図は人工
皮膚を適用した場合の治倫過程の杜式図を示す。 110.コラーゲンスポンジ層、  2.、、コラーゲ
ンフィルム層、311.正常皮膚結合組織、452.コ
ラーゲンスポンジ層に形成された結合組織、506.コ
ラーゲンフィルム層、600.正常皮膚及び粘膜の表皮
又は−に皮細胞、 7010表皮又は上皮小片、 80
0.コラーゲンフィルム層ヒに増殖した表皮又は上皮細

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シート状のコラーゲンスポンジ層の片面に、表皮及
    び上皮の培養が容易な稠密な構造を有するコラーゲンフ
    ィルム層を貼り合わせた事を特徴とする人工皮膚。 2、コラーゲンスポンジ層及びコラーゲンフィルム層が
    コラーゲン単独よりなる特許請求の範囲第1項記載の人
    工皮膚。 3、コラーゲンスポンジ層及び/又はコラーゲンフィル
    ム層がコラーゲンにコンドロイチン、コンドロイチン4
    −硫酸、デルマタン硫酸、コンドロイチン6−硫酸、ヒ
    アルロン酸、フィブロネクチン及びフィブリンの少くと
    も1種を添加したものよりなる特許請求の範囲第1項記
    載の人工皮膚。
JP16159384A 1984-08-02 1984-08-02 人工皮膚 Pending JPS6141452A (ja)

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