JPS6141105B2 - - Google Patents

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JPS6141105B2
JPS6141105B2 JP17282681A JP17282681A JPS6141105B2 JP S6141105 B2 JPS6141105 B2 JP S6141105B2 JP 17282681 A JP17282681 A JP 17282681A JP 17282681 A JP17282681 A JP 17282681A JP S6141105 B2 JPS6141105 B2 JP S6141105B2
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board
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JP17282681A
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Yoshio Harada
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TDK Corp
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コネクタをプリント基板などの基板
の所定の挿入孔に自動的に挿入するコネクタ自動
挿入装置に関するものである。
コネクタはほぼ第1図a,b,cに示す如き形
状の小型の電子部品であり、本体1及び上下に複
数個設けられた脚2,3より成る。脚2,3の本
数は2本ないし10本程度のものが多く用いられ
る。コネクタには、脚2,3の方向に対して上下
の向きの別があるほか、長手方向にも脚の(例え
ば数による)種類の別があり、幅方向のマージン
の大小の別などがある。コネクタの、脚2,3に
直角な面内における向きを略示するために、第1
図cの如き状態を第1図dの如き記号で示すこと
にする。即ち、長手方向は二本の平行の辺で示
し、幅方向の差を長辺と短辺とで示した。なお幅
方向において短辺のある側の向きをコネクタ4の
向き5と称することにする。
プリント基板6上に挿入装着される電子部品は
種々の向きに装着されるが、コネクタも第2図に
示す如くXの向きを有する4X,X′の向きを有
する4X′,Yの向きを有する4Y,Y′の向きを
有する4Y′など種々の向きに装着される。
従来は、プリント基板へのコネクタの挿入は人
手で行なつているが、コネクタの寸法が小さく扱
いが容易でないこと、向きの区別をして挿入する
ことが容易でないこと、などのために作業速度が
遅くまた向きを誤つて挿入するおそれがあり、作
業性及び信頼性が著しく劣る方式が用いられてい
た。又、自動挿入も試みられているが、高速、高
作業性、高信頼性を有するものは見られなかつ
た。
発明者らは、従来の上記の如き問題点を解決す
るために研究を重ね、その折に得られた知見に基
づき本発明がなされたものである。
本発明は、移送部により一定の向きの状態で移
送されたコネクタを、引渡部において選択的に+
90度又は−90度回転せしめた後コネクタの長手方
向に直角方向に挿入部に引き渡し、挿入部におい
ては選択的に−90゜α+90゜なる角度αだけ
回転せしめた後基板に挿入することにより、基板
上のX,X′,Y,Y′の何れの任意の方向にコネ
クタを容易に確実に挿入装着し、高速、高作業性
であり、かつ信頼性が高く、優れた性能を有する
コネクタ自動挿入装置を提供することを目的とす
るものである。
本発明は、コネクタの移送部と、引渡部と挿入
部とを備え、一定の向きに向けられた状態で移送
部により移送されたコネクタを前記引渡部にて、
回転角度として+90度又は−90度の何れかを選択
して回転せしめた後コネクタの長手方向に対して
直角の方向に移送して前記挿入部に引渡し、該挿
入部においては引渡されたコネクタを、回転角度
として−90゜α+90゜なる角度αを選択して
回転せしめた後基板に挿入するようにしたことを
特徴とするコネクタ自動挿入装置である。
本発明を実施例につき図面を用いて説明する。
平面図第3図において7はコネクタ供給部、8
A,8B,8C,8D,8Eはそれぞれ異なる種
類のコネクタを供給ステーシヨン9A,9B,9
C,9D,9Eにおいてそれぞれ一個づつ所定の
一定の向きの状態で供給するフイーダである。概
念の説明のためには簡単にするため、コネクタの
種類の差については一応考えないとする。10は
移送部において複数個(図では24個)設けられて
いるコネクタの保持機構が通る保持機構の移動通
路であり、中心11を中心とする円周であり、矢
印12の向きに、移動通路に沿つて保持機構がそ
のピツチ(図では24分の1円周)ごとに間欠的に
移動するようになつている。
13は回転ステーシヨン、14は引渡ステーシ
ヨン、15は戻し回転ステーシヨンであり、これ
ら三つのステーシヨンを含んで引渡部16が設け
られている。17は挿入部であり、18は挿入位
置である。19はプリント基板であり、図示の
X,X′,Y,Y′の向きに水平面内に任意の向き
に移動できる。
なお、回転の向きについて、説明の便宜上、本
明細書においては時計回りの向きを正、反時計回
りの向きを負として説明するが反時計回りの向き
を正としてもよい。
各供給ステーシヨン9A,9B,9C,9D,
9Eにおいて、プログラム或いは手動操作により
所定の順序に供給される。この時コネクタ4の向
きは、円周方向で矢印12の進行の向きに向いた
状態で供給される。移動通路10に沿つて移動し
たコネクタ4は回転ステーシヨン13にてX軸Y
軸に対して垂直な軸(Z軸と称す)のまわりに+
90度又は−90度回転せしめられる。第3図におい
て回転ステーシヨン13にあるコネクタ4は、−
90度回転せしめられて半径方向外向きになり、引
渡ステーシヨン14にあるコネクタ4は+90度回
転せしめられて半径方向内向き(Y向き)となつ
ている。
引渡ステーシヨン14においてコネクタ4は同
じ向きを保つたまま挿入部17に引渡される。こ
の場合のコネクタ4の挿入の向きはY向きなの
で、挿入部17では回転なしに(回転角0度)そ
のままプリント基板19に挿入する。
戻し回転ステーシヨン15においては、回転ス
テーシヨン13にて回転せしめられたコネクタの
保持爪をもとの向きに戻すように回転する。
他の向きの挿入を必要とする場合について第4
図a,b,c,dにて説明する。
同図aは第3図と同じ過程を示している。同図
bは挿入位置18においてX向きとするために、
回転ステーシヨン13にて+90度、挿入部17に
おいてさらに片側90度として例えば−90度回転せ
しめることを示す。同図cはY′向きとするため
に、回転ステーシヨン13にて−90度、挿入部1
7において0度回転(即ち回転なし)せしめるこ
とを示す。同図dはX′向きとするために、回転
ステーシヨン13にて−90度、挿入部17におい
て−90度回転せしめることを示す。挿入部17に
おける片側90度として+90度となるような構造を
用いてもよい。
このように回転ステーシヨン13において予め
±90度回転せしめることによつて、挿入部17に
おいては回転範囲として最大90度回転すればよい
ことになる。回転の動作を挿入部17のみで行な
うとすれば、向きX,X′,Y,Y′を任意に選ぶ
ためには回転範囲を270度もとらねばならず、複
雑な構造を有する挿入部17でこのような広い範
囲の回転を行なうよう構成することは困難であ
る。それに対し、本発明においては回転動作を二
つに分けたことによつて、挿入部17での回転角
は小となり構造が簡単となり、動作も単純で高速
となり、しかも向きの選択はプログラムからの指
示又は手動操作による指示により確実に行なうこ
とができるので、高速、高作業性かつ高信頼性の
コネクタの自動挿入を行なうことができる。
挿入部17における回転角を−90゜α+90
゜なる角度αを選べば、すべての向きの挿入がで
きる。この場合一つの回転で行なうと360度回転
せねばならないが、本発明によれば180度で済
む。
本発明を実施例につきさらに詳細に図面を用い
て説明する。
第5図、第6図、第7図、第8図において、全
体を説明すればベース部20、柱部21、アーム
部22にて枠部を構成し、移送部23、引渡部1
6、挿入部17、テーブル部24を支承してい
る。8A,8B,8C,8D,8Eは、それぞれ
種類の異なる(例えば脚の数など)コネクタを貯
留し、一個づつ所定の向きで供給するフイーダで
あり、バイブレーテイングフイーダなどが用いら
れる。
移送部23は、コネクタを保持する保持機構2
5を、同一円周(移動通路10と一致)上に等間
隔(図においては24分の1円周)に配備した回転
テーブル26と、この回転テーブル26を保持機
構25のビツチ(24分の1円周)ごとに間欠的に
回転せしめる間欠回転機構27を備えている。
保持機構25は、コネクタを挾持する一対の挾
持爪28を備え、挾持爪28はZ軸を中心に+90
度及び−90度に回転可能、かつZ軸方向に昇降可
能に支承されている。供給ステーシヨン9A,9
B,9C,9D,9Eの上にはシリンダ29A,
29B,29C,29D,29Eが備えられ、ロ
ツドを押し出すこととにより挾持爪28を下降せ
しめ、フイーダ8A,8B,8C,8D,8Eか
ら供給されるコネクタを挾持するようになつてい
る。
引渡部16には、回転ステーシヨン13に対し
て回転機構としてシリンダ30,31が備えら
れ、例えば、ピニオンの両側に設けられた2本の
ラツクの一方を押してピニオンを回転せしめるこ
とにより挾持爪28をZ軸のまわりに+90度又は
−90度回転せしめるようになつている。引渡ステ
ーシヨン14の上方にはシリンダ32が備えら
れ、ロツドを押し出すことによつて挾持爪28を
下げて、コネクタを引渡機構33に挾持せしめる
ようにする。引渡機構33はコネクタを挾持して
Y′向きに移動し、コネクタを挿入部17の保持
爪34に引渡す。
挿入部17においてはフレームに対して昇降可
能、かつZ軸のまわりに回転可能に支承された回
転部35が備えられ、その下端には相互間隔が開
閉可能に支承されたコネクタの保持爪34と、コ
ネクタの上面のほぼ中央部を押す押し棒36が備
えられている。
テーブル部24は、プリント基板19を保持
し、かつプリント基板19の所定の挿入孔を挿入
部17の直下の挿入位置18に位置せしめるテー
ブル移動機構37と、挿入されたコネクタの所定
の脚を、プリント基板19の裏面から折り曲げる
曲げ加工を行なう曲げ機構38が備えられてい
る。
全体としての作用を説明すれば、フイーダ8A
などから供給されたコネクタは、シリンダ29A
などにより押し下げられた挾持爪28に挾持さ
れ、回転テーブル26の回転により移動通路10
に沿つて移送され、回転ステーシヨン13におい
てシリンダ30又は31の作用により+90度又は
−90度回転せしめられ、引渡しステーシヨン14
において、シリンダ32により押し下げられて引
渡機構33に改めて挾持され、さらに挿入部17
の保持爪34の間に位置せしめられる。その後保
持爪34が閉じてコネクタを保持し、同時に引渡
機構33の挾持が解除されて引渡が終了し、しか
る後、コネクタはZ軸のまわりに0度又は片側90
度回転せしめられかつ下降せしめられて、プリン
ト基板19の所定の挿入孔に所定の向きに挿入さ
れる。
しかる後、曲げ機構38によりプリント基板1
9の裏側に突出した脚の所定のものを折り曲げて
コネクタをプリント基板19に固定する。
各フイーダ8Aなどから保持機構25にコネク
タを供給する順序の選択、回転ステーシヨン13
における回転角度の+90度又は−90度の選択、挿
入部17における回転角度0度又は片側90度の選
択、テーブル移動機構37によるプリント基板1
9の位置の選択は、プログラムに従つて或いは必
要に応じて手動にて、予め定められた順序に対応
して行なわれるようになつている。
供給ステーシヨン(例として9C)及び保持機
構25につき第9図a,b,c,dにて説明す
る。
39Cはフイーダ8Cの先端の樋部であり、コ
ネクタ4は一定の向きにそろえられて供給ステー
シヨン9Cの真下に位置する。保持機構25に
は、一対の挾持爪28A,28Bを有するスピン
ドル40がスリーブ41の中に、Z軸方向には昇
降可能に、回転方向には相対回転がないように支
承され、バネ42により常に上方に向く力を受け
ている。挾持爪28A,28Bの間にはバネ43
が装着されセンタリングピン99により中心を保
ちながら常に閉じる力を支えている。スリーブ4
1はブツシユ44に回転可能に支承され、一体に
形成されたピニオン45を、両脇にカバー46中
に設けられたラツク47,48の何れか一方を滑
動せしめれば回転するようになつている。ストツ
パ49、バネ50、ボール51により90度づつの
クリツクストツプを行なう。例えば同図cにおい
てラツク48をロツド52により押し込めばピニ
オン45は回転し、挾持爪28Aを+90度回転せ
しめる。このとき、他のラツク47は47′まで
突出する。
供給ステーシヨン9Cの真上に保持機構25が
来たとき、コネクタ4を受け入れる必要があれ
ば、プログラムなどによる信号によりシリンダ2
9Cがスピンドル40を押し下げ、挾持爪28
A,28Bを押し下げ、コネクタ4の上側の脚2
を挾みこみ、シリンダ29Cを縮めればバネ42
の力により引き上げられる。脚2が滑らかに入る
ように挾持爪28A,28Bの先端内側にはテー
パーをつけるとよい。
第10図は引渡部16の平面図を示し、回転ス
テーシヨン13においては、指示によりシリンダ
31が作動してラツク47を押しコネクタを−90
度回転せしめた状態を示す。引渡ステーシヨン1
4においては、−90度回転せしめられたままの保
持機構25が示され、戻し回転ステーシヨン15
では、バー53を有するシリンダ54が作動して
ラツク47及び48を中立位置に復せしめて挾持
爪28A,28Bの向きを元に戻す。
第11図は引渡部の正面図であり、シリンダ3
2を押し出すことにより、スピンドル40を押し
下げ挾持爪28A,28Bに挾持されたコネクタ
4を降下せしめる。
33は引渡機構であり、固定されたアーム55
に対してY軸方向にシリンダ(図示せず)などに
より往復滑動するように支承された滑動体56を
備えている。滑動体56には、その先端にピスト
ン57により往復動する往復爪58と、ピン59
のまわりに揺動する揺動爪60が設けられてい
る。揺動爪60の他端はアーム61となり、先端
のローラ62はガイド63にガイドされている。
ガイド63はシリンダ64により昇降せしめられ
る。
作動に当つては、シリンダ32に押されて挾持
爪28A,28Bが下降し、コネクタ4の下方の
脚3が往復爪58と揺動爪60との間に入つた後
往復爪58を前進させ脚3を強固に挾持する。そ
の後シリンダ32を縮めてバネ42の力により挾
持爪28A,28Bを上昇せしめても、コネクタ
4は往復爪58と揺動爪60との間に挾持された
まま残る。次に滑動体56を前進せしめ、コネク
タ4を、挿入部17の保持爪34の間に位置せし
め(第12図参照)、保持爪34を閉じてコネク
タ4を保持する。しかる後シリンダ64を作動せ
しめてガイド63を上昇せしめれば、揺動爪60
は反時計方向に揺動して外れ、同時に往復爪58
も後退せしめてコネクタ4の挾持を解除する。
このようにして、コネクタ4は、引渡ステーシ
ヨン14における向き(Y向き又はY′向き)の
まま、挿入部17の保持爪34に引渡される。
この引渡しは、保持爪34の開閉方向(X軸方
向)に対して長手方向を平行に保つたコネクタ4
を、保持爪34の開閉方向(X軸方向)に対して
直角な方向(Y軸方向)に沿つて移動せしめて保
持爪34の間に位置せしめることにより、異なる
寸法(特に長さ)のコネクタの引渡を容易に円滑
に行なうことができる。
挿入部17につき第12図、第13図、a,b
第14図により説明する。
65はフレームでありアーム部22(第5図)
に固定されている。66は昇降フレームであり、
フレーム65のガイドレール67に沿つて昇降可
能に支えられている。一方、フレーム65には主
軸68が回転可能に支えられ、ベルト69からの
駆動によりカム70、ベルクランク71を経てロ
ツド72を操作して昇降フレーム66が昇降する
ようになつている。また昇降フレーム66はバネ
73により、常に上方に引き上げる力を受けてい
る。
昇降フレーム66にはブツシユ74,75を介
してスリーブ76が回転可能に支承されている。
スリーブ76の下端は保持爪34を開閉する保持
爪開閉機構77が取り付けられ、スリーブ76と
共に回転部を形成している。スリーブ76にはピ
ニオン78が固定され、カバー79の中を水平方
向に往復滑動するラツク80と噛み合つている。
ラツク80はバネ81により常に第12図にて左
方へ向かう力を受けている。ラツク80の一端は
L字型に曲がつたアーム82を形成している。
83はフレーム65に固定されたピン84のま
わりに揺動可能に支えられたアームであり、主軸
68に設けられたカム85により揺動するように
なつている。86はカムローラ87をを常にカム
85に押付ける力を与えるバネである。アーム8
3は先端にベルクランク88を回動可能に設けた
アーム89と一体に形成されている。ベルクラン
ク88は、一端にアーム82を押すローラ90を
備え、シリンダ91により回動するようになつて
いる。
92,93はスリーブ76の回転角を制限する
位置決め切欠円板であり、第13図a,bに示す
如くストツパ94,95にて調節する。
36は、コネクタの上面のほぼ中央部を押す押
し棒で、保持爪開閉機構77の中を昇降可能に支
えられ、バネ96にて常に上方に向く力を受けて
いる。97はスリーブ76の中を昇降可能に支持
されたロツドで、シリンダ98により押し下げら
れ、押し棒36をバネ96に逆らつて押し下げる
ようになつている。
100は、押し棒36の先端がコネクタ4の本
体1に当たるよう、脚2を逃げる逃げ溝である。
また溝を浅くして脚2の先端に当て、本体1に当
てないようにしてもよい。この場合は脚2の倒れ
止めを溝中に設けるとよい。
作用につき説明すれば、引渡機構33より移送
されたコネクタ4を保持爪34にて、脚2におい
て保持し、引渡しを受けた後主軸を回転せしめて
カム70の作用により昇降フレーム66を下降せ
しめコネクタ4をプリント基板19に接近せしめ
る。この場合、カム85の作用でアーム89も回
動するが、コネクタ4の向きを変える必要のない
場合はシリンダ91を締めておけばローラ90は
退いた状態にありアーム82に触れずラツク80
を動かさないので、スリーブ76は回転せず、コ
ネクタ4の向きは変らない。
保持爪34によりコネクタ4の脚3をプリント
基板19の所定の挿入孔に挿入すると共に押し棒
36の下端で、コネクタ4の上面のほぼ中央を抑
え、次にプリント基板19の裏面より曲げ機構3
8を作動せしめて脚3のうち所定のものを折り曲
げて抜け止めとして、コネクタ4をプリント基板
19に固定し、次に昇降フレーム66を上昇せし
めて当初の状態に復帰する。コネクタ4の脚2の
数が奇数の場合に対するために押し棒36の先端
には逃げの孔が設けられている。
コネクタ4を回転せしめる必要がある場合は、
シリンダ91を伸した状態に保持すれば、カム8
5の作用によりアーム89が揺動したときにロー
ラ90がアーム82を押しラツク80を動かして
スリーブ76が回転しコネクタ4の向きを90度変
えることができる。本実施例では−90度の例が示
されているが−90゜α+90゜なる角度αを選
択するよにすることもできる。
供給部としては、バイブレーテイングフイーダ
の代りにコンベヤ、シユート、移送ロボツトなど
を用いてもよい。移送部としては円運動に限ら
ず、チエーンコンベヤなどによる円以外の移動通
路を有するものでも差支えない。コネクタ保持機
構のコネクタ回転はラツク・ピニオン式に限ら
ず、カム・リンク式、レバー・ストライカ式など
を用いてもよい。
以上の説明ではZ軸は垂直方向として説明して
あるが、他の方向の場合でもよい。
以上の説明ではコネクタを例として説明してあ
るが、本発明は、一般にコネクタやトリマなどの
如く形状的に方向性のある電子部品、或いは電解
コンデンサ、IC、トランジスタなどの如く極性
的に方向性のある電子部品を挿入する場合に適用
でき、このような場合も本発明に属する。
なお、挿入部において−90度α+90度なる
角度を選定して回転するようにすれば、いかなる
向きでも挿入することができる。
本発明は以上の実施例に示された態様に限られ
るものではなく、同様な思想に基づく種々な態様
にも及ぶものである。
本発明はコネクタの移送部と、引渡部と挿入部
とを備え、一定の向きに向けられた状態で移送部
により移送されたコネクタを前記引渡部にて、回
転角度として+90度又は−90度の何れかを選択し
て回転せしめた後コネクタの長手方向に対して直
角の方向に移送して前記挿入部に引渡し、該挿入
部においては引渡されたコネクタを、回転角度と
して−90゜α+90゜なる角度αを選択して回
転せしめた後基板に挿入するようにしたことによ
り、プリント基板上に種々な向きにコネクタを挿
入するに当たり、円滑に容易に作業を行なうこと
ができ、構造が簡略化され、高速、高作業性でし
かも高信頼性のコネクタ自動挿入装置を提供する
ことができ、実用上極めて大なる効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に関するものであり、第
1図a,b,cはコネクタの正面図、側面図、平
面図、同図dは、コネクタの平面図における略記
号、第2図はプリント基板上におけるコネクタの
向きを示す平面図、第3図はコネクタの向きの変
化を示す平面説明図、第4図a,b,c,dは、
コネクタの向きの選択を示す平面説明図、第5図
は自動挿入装置の側面図で第7図のA―A線断面
図、(但し保持機構一部省略)、第6図は第5図の
B―B線断面平面図、第7図は正面図、第8図は
第5図のC―C線断面平面図、第9図aは供給ス
テーシヨンの縦断面図、同図bは同図aのD―D
線断面図、同図c及びdは同図aのE―E線及び
F―F線断面図、第10図は引渡し部の平面図、
第11図は引渡ステーシヨンの縦断面図、第12
図は挿入部の正面図、(カバーを除く)、第13図
a,bは位置決め切欠円板の平面図、第14図は
第12図のG―G線断面側面図である。 1…本体、2…脚、3…脚、4,4X,4
X′,4Y,4Y′…コネクタ、5…コネクタの向
き、6…プリント基板、7…コネクタ供給部、8
A,8B,8C,8D,8E…フイーダ、9A,
9B,9C,9D,9E…供給ステーシヨン、1
0…移動通路、11…中心、12…矢印、13…
回転ステーシヨン、14…引渡ステーシヨン、1
5…戻し回転ステーシヨン、16…引渡部、17
…挿入部、18…挿入位置、19…プリント基
板、20…ベース部、21…柱部、22…アーム
部、23…移送部、24…テーブル部、25…保
持機構、26…回転テーブル、27…間欠回転機
構、28,28A,28B…挾持爪、29A,2
9B,29C,29D,29E…シリンダ、30
…シリンダ、31…シリンダ、32…シリンダ、
33…引渡機構、34…保持爪、35…回転部、
36…押し棒、37…テーブル移動機構、38…
曲げ機構、39C…樋部、40…スピンドル、4
1…スリーブ、42…バネ、43…バネ、44…
ブツシユ、45…ピニオン、46…カバー、4
7,47′…ラツク、48…ラツク、49…スト
ツパ、50…バネ、51…ボール、52…ロツ
ド、53…バー、54…シリンダ、55…アー
ム、56…滑動体、57…ピストン、58…往復
爪、59…ピン、60…揺動爪、61…アーム、
62…ローラ、63…ガイド、64…シリンダ、
65…フレーム、66…昇降フレーム、67…ガ
イドレール、68…主軸、69…ベルト、70…
カム、71…ベルクランク、72…ロツド、73
…バネ、74…ブツシユ、75…ブツシユ、76
…スリーブ、77…保持爪開閉機構、78…ピニ
オン、79…カバー、80…ラツク、81…バ
ネ、82…アーム、83…アーム、84…ピン、
85…カム、86…バネ、87…カムローラ、8
8…ベルクランク、89…アーム、90…ロー
ラ、91…シリンダ、92…位置決め切欠円板、
93…位置決め切欠円板、94…ストツパ、95
…ストツパ、96…バネ、97…ロツド、98…
シリンダ、99…センタリングピン、100…逃
げ溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コネクタの移送部と、引渡部と挿入部とを備
    え、一定の向きに向けられた状態で移送部により
    移送されたコネクタを前記引渡し部にて、回転角
    度として+90度又は−90度の何れかを選択して回
    転せしめた後、コネクタの長手方向に対して直角
    の方向に移送して前記挿入部に引渡し、該挿入部
    においては引渡されたコネクタを、回転角度とし
    て−90゜α+90゜なる角度αを選択して回転
    せしめた後基板に挿入するようにしたことを特徴
    とするコネクタ自動挿入装置。 2 コネクタを基板に自動挿入するコネクタ自動
    挿入装置において、移送部、引渡部、挿入部、テ
    ーブル部及びこれら各部を支承する枠部並びにコ
    ネクタ供給部とを備え、 前記コネクタ供給部は、コネクタを一個づつか
    つ一定の向きにそろえて前記移送部に供給する供
    給機構を備え、 前記移送部は、前記コネクタ供給部より供給さ
    れたコネクタを保持して前記引渡部にまで移送す
    る移送機構を備え、 前記引渡部は、前記移送部により移送されて来
    たコネクタの向きを、指示に応じて回転角度とし
    て+90度又は−90度の何れかを選択して回転せし
    めた後、コネクタの長手方向に対して直角の方向
    に移送して前記挿入部に引渡す、回転引渡機構を
    備え、 前記挿入部は、前記引渡部より引渡されたコネ
    クタの向きを、指示に応じて回転角度として−90
    ゜α+90゜なる角度αを選択して回転せし
    め、かつ下降せしめて、前記コネクタの脚部を前
    記基板に挿入する回転挿入機構を備え、 前記テーブル部は、前記基板を保持し、かつ指
    示に応じて該基板の所定の挿入孔を、前記挿入部
    の直下に位置せしめるテーブル移動機構と、挿入
    されたコネクタの所定の脚を基板裏面より曲げ加
    工する曲げ機構とを備えていることを特徴とする
    コネクタ自動挿入装置。
JP17282681A 1981-10-30 1981-10-30 コネクタ自動挿入装置 Granted JPS5875788A (ja)

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JP17282681A JPS5875788A (ja) 1981-10-30 1981-10-30 コネクタ自動挿入装置

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JPS5875788A JPS5875788A (ja) 1983-05-07
JPS6141105B2 true JPS6141105B2 (ja) 1986-09-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05213406A (ja) * 1992-02-05 1993-08-24 Nkk Corp ごみ収集車のごみピットへの転落防止構造

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JPS6337584A (ja) * 1986-07-31 1988-02-18 新明和工業株式会社 Icパツケ−ジのコネクタ組付装置

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JPS5875788A (ja) 1983-05-07

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