JPS62181837A - 部品供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は筒状の部品ケースに収納された部品を１個ず
つ供給するための部品供給装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

たとえばｔＣなどの電子部品をロボットを用いてプリン
ト基板などに自動で装着する場合、上記ロボットが電子
部品を１個ずつ確実に取出すことができるようにするた
めに部品供給装置が用いられている。このような部品供
給装置には種々のタイプのものがある。その１つとして
上記電子部品を長尺な筒状の部品ケースに列状に収納し
、この部品ケースを装置本体に設けられた保持部に所定
の角度で傾斜した状態で保持する。そして、上記部品ケ
ースの一端部の開口から自由落下する電子備品を取出機
構によって１個ずつ取出して供給するようにしたものが
ある。

ところで、このような構造の部品供給装置によると、部
品ケースを装置本体の保持部に保持する際、この部品ケ
ースを傾斜させながら保持部に保持しなければならない
。すると、この部品ケースの開放端から電子部品が落下
してしまうから、作業者は電子部品の落下を阻止しなが
ら部品ケースを保持部に保持しなければならない。した
がって、作業性が非常に悪いという欠点があった。

〔発明の目的〕

この発明は、部品ケースの装着をこの部品ケースから部
品を落下させることなく容易に行なえるようにした部品
供給装置を提供することを目的とする。

（発明の概要） この発明は、装置本体に保持部を有するホルダを回動自
在に設け、この保持部に内部に多数の部品が列状に収納
された部品ケースの一端部を挿入保持するとともに、こ
の部品ケースの一端部を上記ホルダの保持部に挿入保持
するときこのホルダを駆動機構でその保持部がほぼ水平
な状態になるよう駆動する一方、上記保持部が所定の角
度で傾斜した状態にあるときこの保持部に保持された部
品ケースから取出機構によって部品を１個ずつ取出すよ
うにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図に示す部品供給装置は装置本体１を備えている。

この装置本体１の長手方向中途部には斜面２ａが形成さ
れたほぼ三角形状の取付板２が取付けられている。この
取付板２の上部には後述する取出機構３のベース部材４
がそのガイド面５を所定の角度で傾斜させて設けられて
いる。

上記ベース部材４の上端部にはホルダ６の一端部が支軸
７によって回動自在に取付けられている。

このホルダ６には部品ケース８の一端部が挿入保持され
る保持部９が形成されている。上記部品ケース８はたと
えば透明な合成樹脂などによって細長い角筒状に形成さ
れていて、内部岬こはＩＣなどの多数の電子部品１１が
一列に収納され、両端開口は着脱自在な栓１２によって
閉塞されている。

そして、この部品ケース８はその一方の栓１２を取外し
て一端部が上記ホルダ６の保持部９に後述するごと（挿
入保持されるようになっている。

上記ホルダ６の下面にはリンク１３の一端が支軸１４に
よって枢着されている。このリンク１３の他端はナック
ル１５に枢着されている。このナックル１５は上記装置
本体１の長手方向一端側に軸線を垂直にして配置された
駆動機構としての第１のエアシリンダ１６の可動軸１Ｚ
に取付けられている。そして、この可動軸１７が突出方
向に付勢されると、ホルダ６が第１図に矢印で示す時計
方向に回動してその保持部９が上記ベース部材４のガイ
ド面５と同じ角度で傾斜した状態で保持される。また、
上記可動軸１７が没入方向に付勢されると、上記ホルダ
６が反時計方向に回動してその保持部９がほぼ水平な状
態で保持される。また、上記ホルダ６の上面側には第１
ストッパ部材１８の中途部が支軸１９によって枢着され
ている。このストッパ部材１８の一端には係止部２１が
形成され、他端と上記ホルダ６の上面との間にはばね２
２が設けられ、このばね２２によって第１のストッパ部
材１８は上記係止部２１が上記保持部９の先端に突出す
る状態に付勢されている。さらに、この第１のストッパ
部材１８の一端側の一側にはテーパ面２３が形成された
突体２４が突設されている。この突体２４のテーパ面２
３は、ホルダ６が保持部９を傾斜させる状態に第１のエ
アシリンダ１６で駆動されたときに、上記ベース部材４
の側面に設けられたローラ２５に当接する。この当接に
よって第１のストッパ部材１８はその係止部２１が保持
部９の先端開口から退避する方向へ回動するようになっ
ている。また、上記ホルダ６には、その保持部９に挿入
保持される部品ケース８の一端部を弾性的に保持するた
めの板ばね２６が設けられている。

一方、上記取出機構３はそのベース部材４のガイド面５
の上面側に支軸２７によって中途部が枢支された第２の
ストッパ部材２８を有する。この第２のストッパ部材２
８の上記ガイド面５に沿う一端側にはねじ軸からなる突
出長さの調節自在な前方ストッパ２９が設けられ、他端
側には同じく突出長さの調節自在な後方ストッパ３１が
設けられている。また、この第２のストッパ部材２８の
他端側と上記ベース部材４の上面側との間にばばね３２
が設けられ、このばね３２によって第２のストッパ部材
２８はその前方ストッパ２９がガイド面５に接近する方
向に付勢されている。さらに、上記第２のストッパ部材
２８の一端には下端がテ−バ面３３に形成された突体３
４が上記取付板２の斜面２ａと対応する位置に突設され
ている。

また、上記装置本体１の長手方向一端には第２のエアシ
リンダ３５が軸線を水平にして配置されている。この第
２のエアシリンダ３５の可動軸３６には連結体３７が取
付けられている。この連結体３７の一側には受渡体３８
がその一端部を支軸３９で枢着されて連結されている。

この受渡体３８の上面には周辺が壁４０によって囲まれ
た載置部４１が形成されている。そして、この載置部４
１に上記部品ケース８に収納された電子部品１１が後述
するごとく受渡されるようになっている。さらに、上記
受渡体３８の他端部外側面にはローラ４２が回転自在に
設けられている。このローラ４２は上記第２のエアシリ
ンダ３５の可動軸３６が第２図に示す突出した状態から
没入する方向へ駆動されると、第１図に鎖線で示すよう
に取付板２の斜面２ａに乗り上がるようになっている。

したがって、受渡体３８は支軸３９を支点としてその載
置部４１が上記ガイド面５とほぼ同じ傾斜角度になるよ
う回動する。

つぎに、上記部品供給装置によって電子部品１１を部品
ケース８から受渡体３８に受渡すときの動作について説
明する。まず最初にホルダ６の保持部９に部品ケース８
を挿入保持する。すなわち、第１のエアシリンダ１６を
その可動軸１７が没入する方向へ作動させて上記ホルダ
６を回動させ、その保持部９をほぼ水平な状態にする。

すると、第１のストッパ部材１８の突体２４のテーパ面
２３とベース部材４に設けられたローラ２５との当接が
解除されるから、上記第１のストッパ部材１８がばね２
２の付勢力によって回動し、その係止部２１が保持部９
の先端開口に突出位置する。

この状態で上記保持部９に部品ケース８の栓１２が外さ
れた一端部を上記係止部２１に当接するまで挿入し、板
ばね２６で弾性的に保持する。

このようにして、部品ケース８を保持部９に保持したな
らば、上記第１のシリンダ１６をその可動軸１７が没入
する方向へ作動させ、ホルダ６をその保持部９がベース
部材４のガイド面５とほぼ同じ傾斜角度になるよう回動
させる。すると、上記第１のストッパ部材１８の突体２
４がローラ２５に当接してこの第１のストッパ部材１８
がばね２２の付勢力に抗して回動し、その係止部２１が
保持部９の先端開口から退避する。したがって、部品ケ
ース８内の最先端の電子部品１１が第１図に鎖線で示す
ように第２のストッパ部材２８の前方ストッパ２９に当
接するまで上記部品ケース１１からガイド面５に沿って
自由落下する。このとき第２のストッパ部材２８の後方
ストッパ３１は２番目の電子部品１１に対してわずかに
離間した状態にある。すなわち、一端の栓１２を外して
平にして行なうことができる。したがって、その際に部
品ケース８を傾斜させずにすむから、この部品ケース８
内の電子部品１１が落下する心配がない。

上記第１のエアシリンダ１６が作動したのち、第２のエ
アシリンダ３５が作動してその可動軸３６が没入方向に
駆動される。すると、この可動軸３６の動きに受渡体３
８が連動するから、その側面に設けられたローラ４２が
取付板２の斜面２ａに乗り上げる。したがって、この受
渡体３８の載置部４１が上記ガイド面５とほぼ同じ角度
で傾斜するとともに、上記ローラ４２が第２のストッパ
部材２８の突体３４に当接し、この第２のストッパ部材
２８をばね３２の復元力に抗して前方ストッパ２９が上
昇する方向へ回動させる。前方ストッパ２９が上昇する
と、これと最先端の電子部品１１との係合が外れるから
、その電子部品１１が受渡体３８の載置部４１に滑り落
ちる。また、後方ストッパ３１が下降するから、これに
よって２番目の電子部品１１が保持され、電子部品１１
は１つだけしか排出されない。

電子部品１１が載置部４１に受渡されると、第２のエア
シリンダ３５の可動軸３６が突出方向に駆動され、受渡
体３８が第２図に示すように装置本体１の長手方向他端
側に位置する。この位置で図示せぬロボットによって上
記受渡体３８の載百部４１に載置された電子部品１１が
たとえば真空吸着などの手段で取出されたのち、上述し
た動作が繰返される。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明は、装置本体に保持部を有す
るホルダを回動自在に設け、この保持部に内部に多数の
部品が列状に収納された部品ケースの一端部を挿入保持
するとともに、この部品ケースの一端部を上記ホルダの
保持部に挿入保持するときこのホルダを駆動機構でその
保持部がほぼ水平な状態になるよう駆動する一方、上記
保持部が所定の角度で傾斜した状態にあるときこの保持
部に保持された部品ケースから取出機構によって部品を
１個ずつ取出すようにした。したがって、ホルダの保持
部を水平にすることによって上記部品ケースを傾けるこ
となく上記保持部に挿入保持することができるから、部
品ケースを装着する際にこの部品ケースから部品が落下
するのを阻止しながら行なわずにすみ、作業性の向上が
計れる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は装置全体の
側面図、第２図は同じく平面図、第３図はホルダを水平
に回動させた状態の側面図、第４図はホルダ部分の平面
図、第５図は部品ケースの一部断面した側面図である。 １・・・装置本体、３・・・取出機構、６・・・ホルダ
、０・・・部品ケース、９・・・保持部、１１・・・電
子部品、１６・・・第１のエアシリンダ（駆動薇構）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　装置本体と、この装置本体に回動自在に設けられた保
   持部を有するホルダと、内部に多数の部品が列状に収納
   されていて上記ホルダの保持部に一端部が挿入保持され
   る部品ケースと、この部品ケースの一端部を上記ホルダ
   の保持部に挿入保持するときこのホルダをその保持部が
   ほぼ水平な状態になるよう駆動する駆動機構と、上記保
   持部が所定の角度で傾斜した状態にあるときこのホルダ
   に保持された部品ケースから部品を１個ずつ取出す取出
   機構とを具備したことを特徴とする部品供給装置。