JPS5950477B2 - リ−ドレス部品搬送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、パーツフィーダから送られて来るリードレス
部品をプリント基板の所定の位置まで搬送するリードレ
ス部品搬送装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 抵抗やコンデンサ等のリードレス部品をプリント配線板
上に装着するのに、従来は手挿入で行なうか、治具を用
いて行なつている。

このような手段で行なうと品質にばらつきが生じやすく
、作業性も悪いと云う欠点がある。発明の目的 そこで本発明は、リードレス部品を自動的にプリント基
板上に搬送することができる装置を提供Ｊすることを目
的とするものである。

発明の構成 本発明においては、まず、水平位置と垂直位置をとりう
るように回動自在で、水平位置にあるときにリードレス
部品供給用のフレームの案内孔の・下端と対向しかつ垂
直位置にあるときに下方に向くような凹部からなる部品
保持部を先端に有する回転子を設ける。

そして、この案内孔の下端から部品保持部に落下された
リードレス部品を部品保持部に吸着させるように真空ポ
ンプに結する。ノ 一方、この回転子に対して上向位置
と下向位置をとりうるように回動自在で、上向位置にあ
るときには垂直位置になつた回転子の部品保持部と対向
しかつ下向位置にあるときには下方に存在するプリント
基板の部品取付位置と対向するような凹）部からなる部
品保持部を先端に有した装着子を備える。そして、回転
子の部品保持部から部品保持部に移されたリードレス部
品を装着子の部品保持部に吸着させるように真空ポンプ
に結合するようにしている。フ これにより、フレーム
→回転子→装着子とリードレス部品を自動的に受け渡し
てプリント基板上の所定位置まで次々と搬送することが
できるものである。

実施例の説明 ５ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。

第１図、第２図に示すようにパーツフィーダに結合され
たチユーブ１をフレーム４に設けた案内孔２に結合し、
抵抗等のリードレス部品３を順次送る。

案内孔２の下端は開口しており、ここからリードレス部
品３が出る。このリードレス部品３が不用意に落下しな
いように案内孔２の側部からストツパ５が出て先端のリ
ードレス部品３ａを押えている。このストツパ５はスプ
リング６によつて左方に付勢されており、その後端部５
ａは、フレーム４より外に突出している。フレーム４に
は回転子７が回動自在に取付けられている。この回転子
７には先端に凹部よりなるリードレス部品保持部８が設
けられており、この保持部８に開口した空気孔９が設け
られている。

回転の中心部分１０に空気を抜くためのチユーブ１１が
接続され、その先端は真空ポンプに接続される。回転子
７の中心部分１０と同心円的にカム１２が設けられ、こ
のカム１２にストツパ５の後端部５ａが当接する。カム
１１の一部分に凹部１３が形成されている。この凹部１
３は、回転子７のリードレス部品保持部８が上記案内孔
２の下端に対向したとき、カム１２の凹部１３に後端部
５ａが入り、ストツパ５が後退するよう構成されている
。第２図の１４は回転子７の回転軸、１５は回転を円滑
にするためのベアリング、１６は座金、１７はナツトで
ある。第３図、第４図、第５図に示すように、回転子７
の下方に装着子１８が上向位置と下向位置をとりうるよ
うに回転自在に設けられている。

この装着子１８の具体構成は第６図、第７図に示す通り
である。すなわち、回転体１９に装着子本体２０を固定
する。この装着子本体２０は筒状になつており、内部に
部品ホルダ２１が摺動自在に収納されている。この部品
ホルダ２１も筒状になつており、空気孔２７に真空ポン
プを接続することにより空気を引くよう構成されている
。部品ホルダ２１の先端は凹部よりなる部品保持部２２
となつており、この部分に開口している。部品ホルダ２
１の上端にはピン２３が結合されており、また部品ホル
ダ２１はスプリング２４によつて下方に付勢されるよう
構成されている。そして、ピン２３の上端は本体２０よ
り突出し、上端にナツト２５が取付けられている。２６
は空気がもれるのを防止するリングである。

次に、この装置の動作を説明する。

回転子７を第５図に示す水平位置に設置するとストツパ
５の後端部５ａはカム１３に人り、ストツパ５はスプリ
ング６の力によつて後退する。この結果、先端のリード
レス部品３ａは落下して回転子７の部品保持部８に保持
される。

保持は真空ポンプで空気孔９の空気を引くことによつて
行なわれる。このとき、装着子１８は第５図の位置にあ
る。次に回転子７を回転させて第３図に示すように水平
位置より垂直位置にすると装着子１８はこれと同期して
１８０度回動し、第３図に示すように上向位置になつて
部品保持部８と部品ホルダ２１とが結合される。このと
き、回転子７側の真空ポンプの動作が停止し、装着子１
８側の真空ポンプが動作してリードレス部品３ａを回転
子７より装着子１８の部品保持部２２に移す。次に、第
４図に示すように装着子１８を時計方向に回動させると
ともに回転子７を反時計方向に回動させる。

装着子１８が１８０度回転すると、装着子１８は第５図
に示すように下向位置になり、その部品保持部２２が下
方に位置するプリント基板２８の所定位置にリードレス
部品３を位置せしめる。プリント基板２８にはあらかじ
め所定位置に接着剤が塗布されており、リードレス部品
３はこの接着剤上に押し付けられて接着される。このと
き、真空ポンプは止められる。以後、同じ動作を繰返し
、プリント基板２８を移動させることにより、リードレ
ス部品３を順次取付けることができる。回転子７、装着
子１８の動きはモータによつて制御され、マイクロスイ
ツチのオンオフによつてタイミングが制御される。

真空ポンプの動作も同じようにマイクロスイツチによつ
て制御される。真空ポンプは１つにしてマイクロスイツ
チによつで複数の電磁弁を制御するようにしてもよい。
発明の効果以上のように本発明によればリードレス部品
をフレーム→回転子→装着子と自動的に次に受け渡して
、プリント基板の所定の位置まで確実かつ迅速に導くこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるリードレス部品搬送
装置の一部分を断面にして示す正面図、第２図は同装置
の一部分を断面にて示す側面図、第３図、第４図、第５
図は同装置の動作説明のための装置の正面図、第６図、
第７図は同装置の一部分の正面図および断側面図である
。 １ ・・・・・・チユーブ、２・・・・・・案内孔、３
・・・・・・リードレス部品、５ ・・・・・・スト
ツパ、７ ・・・・・・回転子、８・・・・・・部品保
持部、９ ・・・・・・空気孔、１１・・・・・・チユ
ーブ、１２・・・・・・カム、１３・・・・・・凹部、
１８・・・・・・装着子、２０・・・・・・装着子本体
、２１・・・・・・部品ホルダ、２２・・・・・・部品
保持部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 水平位置と垂直位置をとりうるように回動自在で、
   水平位置にあるときにリードレス部品供給用のフレーム
   の案内孔の下端と対向しかつ垂直位置にあるときに下方
   に向くような凹部からなる部品保持部を先端に有し、前
   記案内孔の下端から前記部品保持部に落下された前記リ
   ードレス部品を前記部品保持部に吸着させるように真空
   ポンプに結合された回転子に対して、上向位置と下向位
   置をとりうるように回動自在で、上向位置にあるときに
   前記垂直位置になつた回転子の前記部品保持部と対向し
   かつ下向位置にあるときに下方に存在するプリント基板
   の部品、取付位置と対向するような凹部からなる部品保
   持部を先端に有し、前記回転子の部品保持部から前記部
   品保持部に移された前記リードレス部品を前記装着子の
   部品保持部に吸着させるように真空ポンプに結合された
   装着子を有するリードレス部品搬送装置。