JPS6140775Y2 - - Google Patents

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JPS6140775Y2
JPS6140775Y2 JP11221083U JP11221083U JPS6140775Y2 JP S6140775 Y2 JPS6140775 Y2 JP S6140775Y2 JP 11221083 U JP11221083 U JP 11221083U JP 11221083 U JP11221083 U JP 11221083U JP S6140775 Y2 JPS6140775 Y2 JP S6140775Y2
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JP
Japan
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ceiling
steel strip
rust
chamber
strip coil
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JP11221083U
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JPS6020564U (ja
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  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋼帯コイル置場での鋼帯コイルの防
錆装置に関するものである。
冷延鋼帯コイルにおいては、その防錆対策は非
常に重要な品質管理項目の1つである。従来のこ
の種の防錆方法としては、第1図に示すように、
鋼帯コイル置場に鋼帯コイル1をスキツド2を介
して床面3上に置き、鋼帯コイル1の幅方向の両
端にキヤツプ4をかぶせ、このキヤツプ4内にゴ
ムホース5によつて防錆エヤーを導入し、これに
より鋼帯コイル1を防錆エヤーによつて保護して
錆が発生しないようにしている。
しかしながら、かかる方法では、キヤツプを入
手によつて鋼帯コイル端に装着する際、特に鋼帯
コイルの直径が大きい場合に、また、使用につれ
て塵埃等によつてキヤツプが汚損するため作業改
善が望まれている。さらに、キヤツプ4に覆われ
ていない部分の錆の発生を防止することができな
いという欠点もあつた。
他の方法として、密閉構造の防錆建屋を設け、
この防錆室内に防錆エヤーを送入して防錆室内に
置いた鋼帯コイルを防錆することが既知である。
この防錆方式では、防錆室への鋼帯の出し入れの
ため、建屋内にクレーンが設けられ、また、建屋
の仕切り部の一部に出入可能な台車等が設けられ
ている。
したがつて、上述の建屋全体を密閉防錆構造と
する方式では、防錆効果および作業改善の面では
優れているが、莫大な設備費と維持費が必要であ
り、さらに、既設の工場等で鋼帯コイル置場面積
が少ない場合または点在している場合では設置が
困難であるという問題がある。
さらに、簡易防錆室として枠体にカバーを被覆
し、その両側に大気遮断幕を装着した伸縮自在構
造の防錆室を床上に設置し、この防錆室内に防錆
エヤーを導入して防錆室内に置かれた鋼帯コイル
防錆装置が提案されている。しかし、かかる防錆
装置では、鋼帯コイルを出し入れするためにいず
れか一方の大気遮断幕を開放し、また、伸縮自在
の枠体を縮小して所望の場所の上方を開放する構
造であるから、鋼帯の出し入れの都度外部から湿
つた空気が大量に防錆室内に流入して防錆効果が
低下されるという問題がある。
本考案は上述した点に鑑みなされたもので、防
錆室の例えば長さ方向のような一方向に移動可能
の天井移動枠と、前記一方向における防錆室の両
上端と天井移動枠の対向端との間にそれぞれ拡縮
可能に連結された拡縮天井と、前記一方向に対し
て直角方向に天井移動枠内に移動可能に設けられ
た出入口開閉用拡縮天井とを具えることによつ
て、防錆室内の任意の鋼帯コイル載置箇所の直上
天井部分にのみ鋼帯コイル出入口を開口できるよ
うにした鋼帯コイルの防錆装置を提供することを
目的としている。
以下、本考案を図面につき説明する。
図面において、10は鋼帯コイル置場の床面3
より掘り下げた防錆室で、11は長さ方向側壁、
12は端壁、13は地下面を示す。両側面11の
上端部にはレール14が設けられ、矩形の天井移
動枠15がレール14上に車輪16によつて走行
可能に支持され、天井移動枠15上に設けられた
駆動モータ17によりスプロケツト18,19お
よびチエーン20を介して車輪16を駆動し得る
よう構成されている。
天井移動枠15上には出入口開閉用拡縮天井2
1が移動可能、すなわち、開閉可能に取付けられ
ており、図示の例では、防錆室10内に2列1組
で置かれた鋼帯コイルのそれぞれに対する出入口
を開口させるため、天井移動枠15上の横行レー
ル22上に車輪23により自走可能の2台の横行
トロリー24,24′を設け、天井移動枠15を
覆うテント25の両端を横行トロリー24,2
4′にそれぞれ連結し、テント25の中間部には
テント長さ方向に適当な間隔で離間した位置で支
持横棒26を取付け、各支持横棒の両端に取付け
た車輪27によつて天井移動枠15上のテントレ
ール28上に移動自在に支持する。
各横行トロリー24上には駆動モータ29がそ
れぞれ取付けられ、スプロケツト30,31およ
びチエーン32を介して車輪23を駆動して天井
移動枠15上に移動し得るよう構成され、両横行
トロリー24のいずれか一方を図示の端位置、す
なわち鋼帯コイル出入口閉止位置から他方の横行
トロリーに向けて移動することによつて鋼帯出入
口を開放し得るよう構成されている。
防錆室10の両端壁12の上端部にシヤツタ巻
取り収納ボツクス33がそれぞれ取付けられ、こ
の収納ボツクス33内に既知の適当な自動巻取り
機構により巻取られる拡縮天井を構成するシヤツ
タ34の一端を天井移動枠15の対向側にそれぞ
れ連結している。
なお、35は防錆室10の地下面13上に設け
られた防錆エヤー供給ノズル、36は床面3と同
一面で防錆室側壁11の上端によつて設けられた
歩廓を示す。
上述の構成になる防錆装置において、鋼帯コイ
ル1aを防錆室10から取出す場合について説明
する。
まず、天井移動枠15の駆動モータ17を始動
して鋼帯コイルの板幅方向Aに天井移動枠15を
移動させ、天井移動枠15を鋼帯コイル1aの直
上位置で駆動モータ17を停止させる。
次に、横行トロリー24の駆動モータ29を駆
動し、横行トロリー24をテント閉止位置から移
動してテント25を縮小させ、第2図および第4
図に示すように鋼帯コイル1aの上方が開口され
る。次に、クレーン等によつて鋼帯コイル1aを
搬出し、コイルを搬出し終る際、横行トロリー2
4を元の位置に戻し、これにより防錆室の天井は
再び全て閉じる。
上述したように、本考案によれば、防錆室の天
井を互に直角をなす方向に移動可能として天井の
任意所望の箇所を局部的に開口させて鋼帯コイル
を防錆室内に出入可能の構成としたから、防錆室
への鋼帯コイルの出入時における天井の開放面積
を必要最小限にとどめることができ、これにより
鋼帯コイルの出入時に外部エヤーの流入を防止ま
たは最小量にすることができるという効果が得ら
れる。
また、防錆室を地下に設置することによつて床
面でクレーンのコイル吊具の位置を確認してコイ
ルのハンドリングが可能であるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鋼帯コイル置場での防錆手段を
示す略線図、第2図は本考案による防錆装置の線
図的平面図、第3図は第2図に示す防錆装置の長
さ方向の線図的縦断面図、第4図は第2図に示す
防錆装置の長さ方向に対して直角方向の線図的縦
断面図、第5図は天井移動枠の部分側面図、第6
図は天井移動枠の部分平面図である。 1……鋼帯コイル、3……床面、10……防錆
室、11……側壁、12……端壁、13……地下
面、14……レール、15……天井移動枠、16
……車輪、17……駆動モータ、21……出入口
開閉用拡縮天井、22……横行レール、23……
車輪、24,24′……横行トロリー、25……
テント、26……支持横棒、27……車輪、28
……テントレール、29……駆動モータ、33…
…シヤツタ巻取り収納ボツクス、34……拡縮天
井を構成するシヤツタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼帯コイル置場に並置された複数個の鋼帯コイ
    ルを囲む固定側壁と鋼帯コイルの出入のため開口
    し得る天井とによつて形成された防錆室を具え、
    この鋼錆室内を防錆ガス雰囲気に保持するよう構
    成された鋼帯コイルの防錆装置において、前記防
    錆室の天井が防錆室の一方向に移動可能の天井移
    動枠と、前記一方向における防錆室の両上端と前
    記天井移動枠の対向端との間にそれぞれ拡縮可能
    に連結された拡縮天井と、前記一方向に対して直
    角方向に前記天井移動枠内に移動可能に設けられ
    た出入口開閉用拡縮天井とを具えることを特徴と
    する鋼帯コイルの防錆装置。
JP11221083U 1983-07-21 1983-07-21 鋼帯コイルの防錆装置 Granted JPS6020564U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11221083U JPS6020564U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 鋼帯コイルの防錆装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11221083U JPS6020564U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 鋼帯コイルの防錆装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6020564U JPS6020564U (ja) 1985-02-13
JPS6140775Y2 true JPS6140775Y2 (ja) 1986-11-20

Family

ID=30260211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11221083U Granted JPS6020564U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 鋼帯コイルの防錆装置

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JPS6020564U (ja) 1985-02-13

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