JP2537781Y2 - 航空機格納庫 - Google Patents

航空機格納庫

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JP2537781Y2
JP2537781Y2 JP1992047190U JP4719092U JP2537781Y2 JP 2537781 Y2 JP2537781 Y2 JP 2537781Y2 JP 1992047190 U JP1992047190 U JP 1992047190U JP 4719092 U JP4719092 U JP 4719092U JP 2537781 Y2 JP2537781 Y2 JP 2537781Y2
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JP
Japan
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aircraft
opening
shutter
building
edges
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1992047190U
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English (en)
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JPH061687U (ja
Inventor
和之 秋元
孝之 里見
正史 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、航空機格納庫の改善
に関する。
【0002】
【従来の技術】 建屋妻壁部に形成した航空機出入口
に、上辺が建屋に架設したガイドレールに案内され、下
辺が床面に敷設したレール上を走行する複数枚の扉体を
開閉可能に設けるとともに、前記建屋妻壁部の上部中央
に航空機の垂直尾翼が通過する開口を形成し、この開口
に開閉手段を昇降可能に設けた航空機格納庫は知られて
いる。(例えば、実開昭63−46579号公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 航空機の垂直尾翼通
過用開口の下辺に、建屋の出入口を開閉する扉体のガイ
ドレールを設ける必要があり、前記開口の構造が複雑化
される。また、このようにガイドレール,扉体,開閉手
段を設ける場合、出入口の開閉幅長全面を扉体でおおう
ため、水平走行する扉体の数が多くなるか、あるいは、
扉体が大きくなり、更に、格納庫の扉体引き込みスペー
スを多く要するなどの課題がある。
【0004】 このような技術的課題を解決する手段とし
て、実開昭52−90949号公報の第1図に示される
ような格納庫用扉が提案されている。この扉は格納庫の
妻壁部に形成された航空機の垂直尾翼が通過する開口部
に、2連のシャッターを長尺の3本のスラット(a)を
ガイドとして昇降するように構成するとともに、このシ
ャッターを航空機出入口の床面まで延設したもので、3
本のスラット(a)を取外し可能とし、出入口を閉塞す
るとき3本のスラットを所定の部位に据付けてこれにシ
ャッターをガイドさせ、出入口を開くときにシャッター
を上昇させたのちスラット(a)を取り外すようにした
ものである。
【0005】 このような扉体機構において、垂直尾翼が
通過する開口部の床面からの高さは、747(ジャン
ボ)で約22mあり、従って22mの長さをもつ3本の
スラット(a)を航空機の格納時に取外し,装着するに
は、多くの労力,機械力及び時間を要するとともに、3
本のスラット(a)の格納場所も配慮しなければならな
いという課題が残されている。
【0006】 本考案の目的は、開口の構造を簡素化する
とともに、水平走行する扉体の数を削減し、あるいは、
扉体幅を小さくし、加えて、扉体による開閉幅と格納庫
の扉体引き込みスペースを削減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、建屋妻壁
部に形成した航空機出入口に、上辺が建屋に架設したガ
イドレールに案内され、下辺が床面に敷設したレール上
を走行する複数枚の扉体を左右方向に開閉可能に設ける
とともに、前記建屋妻壁部の上部中央に航空機の垂直尾
翼が通過する開口を形成し、この開口にシャッターを昇
降可能に設けるとともに、このシャッターを前記航空機
出入口の中央部床面まで延設した航空機格納庫におい
て、前記航空機出入口を左右に開 閉する最内側の両扉体
端縁が、航空機の垂直尾翼が通過する前記開口の両側垂
直縁と同一垂直面上で停止するよう構成せしめ、前記最
内側の両扉体端縁を構成する両垂直柱材に、前記シャツ
ターの両側縁を嵌入ガイドする案内溝などのガイド手段
を設けたことにより達成される。 上記目的は、請求項1
において、シャッターに代えて、ウインチなどの揚降手
段で昇降する複数枚の吊下げ壁板を段設したことにより
達成される。
【0008】
【作用】 航空機の格納に当っての出入口,開口の開操
作は、先づ、垂直尾翼通過用開口を開き、その後に出入
口開閉用の扉体を開くことによって行う。また、出入
口,開口の閉操作は、先づ、出入口開閉用の扉体を閉状
態の所定の位置に移動させ、その後に垂直尾翼通過用開
口を含め、対向する2枚の扉体を構成する内側の柱材6
aをガイドとしてシャッター又は吊下げ壁板を床面まで
閉じることによって行う。
【0009】
【実施例】 次に、図面について本考案実施例の詳細を
説明する。図1は正面図、図2は要部の拡大正面図、図
3は開口の開閉手段の別実施例を示す要部の拡大正面
図、図4は図3の開閉手段の側面図である。
【0010】 1は航空機格納庫を構成する建屋であっ
て、該建屋1の正面妻壁部1aには広幅の航空機の出入
口2が形成されている。また、前記妻壁部1aの中央上
部には、下辺が前記出入口2に連通する航空機垂直尾翼
通過用の開口3が設けてある。そして本願考案は、図
1,図2に示すように、前記開口3を開閉し、下辺が床
面4の上面まで至り、かつ、建屋1の天井空間スペース
に収容しうるシャッター5を設けたものである。
【0011】 前記出入口2は、前記シャッター5と、こ
れの左右側に配設される複数枚の大扉6によって開閉さ
れるように構成されており、この大扉6は前記出入口2
に対して左右方向に開くようにしてある。また、前記大
扉6の上辺は、妻壁部1aに形成した前記開口3の下辺
左右側に水平に架設したガイドレール(図示略)にそっ
て案内され、大扉6の下辺は床面4に敷設したレール
(図示略)上を自走するように構成されている。また、
中央部の2枚の大扉6の夫々内側端面は、前記開口3の
両側垂直縁と同一垂直で停止するように構成する必
要がある。更に、中央部、詳しくはシャッター5の両側
に突き合わされる最内側の前記大扉6を構成する内側の
相対向する柱材6aの全長には、前記シャッター5の両
縁が嵌入ガイドされる案内溝などのガイド手段(図示
略)を設ける。
【0012】 前記シャッター5は柔構造であることか
ら、強風などによりあおられると大きく振動し騒音を発
するばかりでなく、撓みにより生ずる隙間から建屋1内
に風雨が侵入するという不都合がある。そこで、図3,
図4は、前記開口3の開閉手段である柔構造のシャッタ
ー5に代え、剛性材料よりなる複数枚の吊り下げ壁板7
をウインチ(図示略)などの揚降手段で昇降可能に段設
し、柔構造のシャッター5が有する課題を解消したもの
である。また、吊り下げ壁板7による開閉手段の場合に
は、図4で示すように、上段となる吊り下げ壁板7の下
端を下段の吊り下げ壁板7の上部前面に位置させること
により、雨水の侵入が防止しうるようにする。尚、特に
図示してないが、各吊り下げ壁板7にはウインチにより
巻取り巻戻しされるワイヤーを接続するし、特に、中央
部2枚の大扉6の相対向する前記柱材6aの端面部に
は、複数条の案内溝などの角落し構造のガイド手段(図
示略)を形成する。
【0013】
【考案の効果】 上述のように本考案の構成によれば、
次のような効果が得られる。(a)航空機垂直尾翼通過用の開口幅と略同幅の航空機
出入口が、開口開閉用のシャッターによって開閉される
ため、扉体による出入口の開閉幅長が前記開閉手段の幅
分だけ縮小させることができる。従って、水平走行する
扉体の数が減縮しうるか、あるいは、扉体幅を小さくす
ることができ、加えて、格納庫の扉体引き込みスペース
の削減が図れ、経済的効果は大きいことは勿論のこと、 (b)航空機出入口を左右に開閉する最内側の両扉体端
部が、垂直尾翼が通過する開口の両側垂直縁と同一垂直
面上で停止するよう構成せしめ、最内側の両扉体 端縁を
構成する両垂直柱材に、シャッター又は段設した複数枚
の吊下げ壁板の両側縁を嵌入する案内溝などのガイド手
段を設けたので、従来技術のように、シャッターのスラ
ットをその都度取付け又は取外すための作業と時間を要
することなく、左右の扉体の開成と同時にシャッターの
スライド下降又は吊下げ壁板の角落し手段によって開口
及び出入口の閉塞が連続して行え、又扉体の左右開成と
同時にシャッター,吊下げ壁板の上昇作用による開口及
び出入口の開成が迅速に行え、格納庫に対する航空機の
出庫,入庫が円滑になしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 正面図である。
【図2】 要部の拡大正面図である。
【図3】 開口の開閉手段の別実施例を示す要部の拡大
正面図である。
【図4】 図3の開閉手段の側面図である。
【符号の説明】
1 建屋 1a 妻壁部 2 出入口 3 開口 4 床面 5 シャッター 6 大扉 6a 垂直柱材 7 吊り下げ壁板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−125840(JP,U) 実開 昭52−90949(JP,U) 実開 昭63−46579(JP,U) 実開 昭56−149790(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋妻壁部に形成した航空機出入口に、
    上辺が建屋に架設したガイドレールに案内され、下辺が
    床面に敷設したレール上を走行する複数枚の扉体を左右
    方向に開閉可能に設けるとともに、前記建屋妻壁部の上
    部中央に航空機の垂直尾翼が通過する開口を形成し、こ
    の開口にシャッターを昇降可能に設けるとともに、この
    シャッターを前記航空機出入口の中央部床面まで延設し
    た航空機格納庫において、前記航空機出入口を左右に開
    閉する最内側の両扉体端縁が、航空機の垂直尾翼が通過
    する前記開口の両側垂直縁と同一垂直面上で停止するよ
    う構成せしめ、前記最内側の両扉体端縁を構成する両垂
    直柱材に、前記シャツターの両側縁を嵌入ガイドする案
    内溝などのガイド手段を設けたことを特徴とする航空機
    格納庫。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シャッターに代え
    て、ウインチなどの揚降手段で昇降する複数枚の吊下げ
    壁板を段設したことを特徴とする航空機格納庫。
JP1992047190U 1992-06-12 1992-06-12 航空機格納庫 Expired - Lifetime JP2537781Y2 (ja)

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JPS5522122Y2 (ja) * 1976-03-23 1980-05-27
JPS606545Y2 (ja) * 1980-04-10 1985-03-01 不二サッシ株式会社 一部に高い突出部を有する被格納物の格納庫扉開閉装置
JPH0425516Y2 (ja) * 1986-09-11 1992-06-18

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