JPS6140646B2 - - Google Patents
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- JPS6140646B2 JPS6140646B2 JP51126414A JP12641476A JPS6140646B2 JP S6140646 B2 JPS6140646 B2 JP S6140646B2 JP 51126414 A JP51126414 A JP 51126414A JP 12641476 A JP12641476 A JP 12641476A JP S6140646 B2 JPS6140646 B2 JP S6140646B2
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- Japan
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- odor
- leaves
- stems
- temperature
- parsley
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
本発明は特定のセリ科植物の葉および茎を加熱
乾燥して得られる粉末から成る服用および塗布可
能な消臭剤に関するものである。 セリ科植物のうち、セロリ、ニンジン、パセ
リ、セリ、ミツバ、センキユウ、トウキ、等は自
然にも生育し、また栽培もされているが、一般に
これら植物の葉および茎は食用または薬用に供さ
れるものであつて、従来これら植物が消臭効果を
有することは知られていない。例えば、セロリの
茎は生野菜として食用に供されるが、葉は普通捨
てられてしまい、有効に利用されていない。ニン
ジンも同様であつて根を食用にするが、茎や葉は
普通ならば出荷時に切り捨てられてしまう。セン
キユウやトウキなどは漢方薬の成分として古くか
ら用いられているが、それは消臭作用に着目した
からではなく、他の薬効に着目したためである。 本発明者はこれら比較的容易に入手できる特定
のセリ科植物が、従来常用されている用途以外に
利用され得る途はないか、特に未利用のまま捨て
られてしまう部分に有効な用途がないものかを
種々探究した結果、そのすぐれた消臭効果を見出
したものである。この知見に基づいて本発明者は
さらに研究を重ね、上記特定のセリ科植物を特定
条件下で加熱乾燥して粉末化することにより、消
化作用にすぐれ、服用、塗布または散布など適用
性にすぐれた消臭剤が得られることを確認して本
発明を完成するに至つたものである。 本発明の消臭剤は、セロリ、ニンジン、パセ
リ、セリ、ミツバ、センキユウおよびトウキから
成る群から選ばれたセリ科植物の葉および茎をそ
れらの緑黄系統の自然色を破壊しない条件下で加
熱乾燥して粉末化し、またはさらに微分化したも
のを主成分とする。 加熱乾燥に際しては、生の葉および茎の色、す
なわち緑黄系統の自然色を損わないようにするこ
とが肝要である。茶色または褐色等に変色した粉
末は消臭作用も低下し、また風味もきわめてよく
ない。そのため、本発明によれば、後述の製造例
からも認められるように、特定の加熱乾燥条件下
において生体の緑黄系統の自然色を失わないよう
注意深く乾燥する。乾燥した葉は、適宜手段によ
り粉末とするが、好適な乾燥条件は葉がむれて変
色するのを避けるため撹拌を不可欠とするから、
乾燥工程中に撹拌を併用することにより乾燥の進
行に伴ない自然に粉末化を行なうことができる。 乾燥工程の終りに得られた乾燥粉末は、必要に
応じさらに微粉砕し、この微粉をそのまゝ服用す
るようにしてもよく、また好適にはこれに助剤、
たとえば焙焼した小麦粉、蔗糖、その他増量剤、
香味料等々を加えて製品消臭剤とすることが好ま
しい。 本発明に係る消臭剤は、種々の異臭、悪臭を消
す効果があり、たとえば生のニンニク臭やネギの
臭い、口臭、酒酔臭などに対しては少量を服用す
るだけで消臭する効果があり、また体臭、たとえ
ばワキガ臭や水虫などによる足の悪臭に対しても
服用あるいは塗布もしくは散布により消臭効果を
発揮できる。さらに、たとえば魚槽の生ぐさい臭
いに対しても本消臭剤を散布すると効果がある。 説明すると、本発明に係る消臭剤は、セロリ、
ニンジン、パセリ、セリ、ミツバ、センキユウお
よびトウキから成る群から選ばれたセリ科植物の
新鮮な葉および茎を主原料とし、これを温度調節
可能な加熱器または乾燥器内において加熱乾燥す
ることにより生体の葉および茎の緑黄系自然色を
失わないように脱水状態にして粉末化した上、1
種もしく数種の粉末をそのまゝ、または適宜助剤
と混合して消臭用途に供するものである。 原料たる葉および茎は、採取したばかりの新鮮
なものを用いることが必要で、時間の経過したも
のは粉末にしても新鮮味(甘味)がなく、風味が
よくない。また、新鮮な葉および茎であつても、
雨水など外的な水で濡れているものを加熱乾燥す
ると、特に葉の自然色が失われて茶褐色化し、風
味および消臭効果とも低下する。従つて、晴天の
日に採取したばかりの葉および茎を直ちに加熱乾
燥することが好ましい。 加熱乾燥工程は、好適には、葉および茎に含ま
れる水分の大半を追い出すための第1段階の加
熱、すなわち約40〜60℃の温度で約50〜70分間、
と残余水分を脱水するための第2段階の加熱、す
なわち約60〜95℃の温度で60〜80分間、とを実施
するのが好ましい。第1段階の加熱では、葉およ
び茎が生の状態のハリを失つてしなやかな状態に
なるが、自然の色は失わない。第2段階の加熱で
は葉および茎がパリパリの状態に乾き、手でもむ
などの外力を加えると粉末化しうる状態になる。
いずれの加熱工程においても、処理される原料塊
の内部がむれないように、また熱が均一に行きわ
たるように原料塊を適宜撹拌して反転させること
が必要であり、これによつて葉が自然色を保つた
まゝ乾燥し、同時に粉末化される。 粉末化したものは、必要に応じ、ふるいにか
け、またさらに製粉器などで微粉化してもよい。
得られた粉末は、それ自体もしくは水や果汁に溶
かして服用してもよく、また所望により、焙焼し
た小麦粉とか蔗糖などの助剤もしくは増量剤を添
加して服用してもよい。さらには、大根の葉や青
菜に本発明の粉末に混ぜて食用に供してもよい。
乾燥粉末としての消臭剤製品は、湿気を防ぐ状態
にびん詰め、または包装して販売される。 次に、本発明の消臭剤の具体的な製法を例示す
る。 製造例 1 セロリ粉末の製造 畠に生えているセロリーを採取する。雨水等で
濡れていないものを用いることが必要である。新
鮮なセロリー30gを、40℃に加熱してある恒温槽
に入れる。恒温槽は、筒型の容器の底部に電熱線
を配置し、その上に材料を乗せる鉄板を設けてあ
り、サーモスタツトにより槽内温度を調節しうる
ようにしてある。鉄板上に上記セロリー30gを入
れた後、10分間かけて温度を60℃に上げ、材料を
適宜撹拌反転させ、ムラなく乾燥させる。60℃の
温度を65分間維持し、この間第1表のように撹拌
を繰返す。ついで、再び10分間かけて温度を90℃
に上げ、この温度に65分間維持しつつ撹拌を行な
うと、5.5gの緑色乾燥粉末が得られる。この工
程を第1表に要約して示す。
乾燥して得られる粉末から成る服用および塗布可
能な消臭剤に関するものである。 セリ科植物のうち、セロリ、ニンジン、パセ
リ、セリ、ミツバ、センキユウ、トウキ、等は自
然にも生育し、また栽培もされているが、一般に
これら植物の葉および茎は食用または薬用に供さ
れるものであつて、従来これら植物が消臭効果を
有することは知られていない。例えば、セロリの
茎は生野菜として食用に供されるが、葉は普通捨
てられてしまい、有効に利用されていない。ニン
ジンも同様であつて根を食用にするが、茎や葉は
普通ならば出荷時に切り捨てられてしまう。セン
キユウやトウキなどは漢方薬の成分として古くか
ら用いられているが、それは消臭作用に着目した
からではなく、他の薬効に着目したためである。 本発明者はこれら比較的容易に入手できる特定
のセリ科植物が、従来常用されている用途以外に
利用され得る途はないか、特に未利用のまま捨て
られてしまう部分に有効な用途がないものかを
種々探究した結果、そのすぐれた消臭効果を見出
したものである。この知見に基づいて本発明者は
さらに研究を重ね、上記特定のセリ科植物を特定
条件下で加熱乾燥して粉末化することにより、消
化作用にすぐれ、服用、塗布または散布など適用
性にすぐれた消臭剤が得られることを確認して本
発明を完成するに至つたものである。 本発明の消臭剤は、セロリ、ニンジン、パセ
リ、セリ、ミツバ、センキユウおよびトウキから
成る群から選ばれたセリ科植物の葉および茎をそ
れらの緑黄系統の自然色を破壊しない条件下で加
熱乾燥して粉末化し、またはさらに微分化したも
のを主成分とする。 加熱乾燥に際しては、生の葉および茎の色、す
なわち緑黄系統の自然色を損わないようにするこ
とが肝要である。茶色または褐色等に変色した粉
末は消臭作用も低下し、また風味もきわめてよく
ない。そのため、本発明によれば、後述の製造例
からも認められるように、特定の加熱乾燥条件下
において生体の緑黄系統の自然色を失わないよう
注意深く乾燥する。乾燥した葉は、適宜手段によ
り粉末とするが、好適な乾燥条件は葉がむれて変
色するのを避けるため撹拌を不可欠とするから、
乾燥工程中に撹拌を併用することにより乾燥の進
行に伴ない自然に粉末化を行なうことができる。 乾燥工程の終りに得られた乾燥粉末は、必要に
応じさらに微粉砕し、この微粉をそのまゝ服用す
るようにしてもよく、また好適にはこれに助剤、
たとえば焙焼した小麦粉、蔗糖、その他増量剤、
香味料等々を加えて製品消臭剤とすることが好ま
しい。 本発明に係る消臭剤は、種々の異臭、悪臭を消
す効果があり、たとえば生のニンニク臭やネギの
臭い、口臭、酒酔臭などに対しては少量を服用す
るだけで消臭する効果があり、また体臭、たとえ
ばワキガ臭や水虫などによる足の悪臭に対しても
服用あるいは塗布もしくは散布により消臭効果を
発揮できる。さらに、たとえば魚槽の生ぐさい臭
いに対しても本消臭剤を散布すると効果がある。 説明すると、本発明に係る消臭剤は、セロリ、
ニンジン、パセリ、セリ、ミツバ、センキユウお
よびトウキから成る群から選ばれたセリ科植物の
新鮮な葉および茎を主原料とし、これを温度調節
可能な加熱器または乾燥器内において加熱乾燥す
ることにより生体の葉および茎の緑黄系自然色を
失わないように脱水状態にして粉末化した上、1
種もしく数種の粉末をそのまゝ、または適宜助剤
と混合して消臭用途に供するものである。 原料たる葉および茎は、採取したばかりの新鮮
なものを用いることが必要で、時間の経過したも
のは粉末にしても新鮮味(甘味)がなく、風味が
よくない。また、新鮮な葉および茎であつても、
雨水など外的な水で濡れているものを加熱乾燥す
ると、特に葉の自然色が失われて茶褐色化し、風
味および消臭効果とも低下する。従つて、晴天の
日に採取したばかりの葉および茎を直ちに加熱乾
燥することが好ましい。 加熱乾燥工程は、好適には、葉および茎に含ま
れる水分の大半を追い出すための第1段階の加
熱、すなわち約40〜60℃の温度で約50〜70分間、
と残余水分を脱水するための第2段階の加熱、す
なわち約60〜95℃の温度で60〜80分間、とを実施
するのが好ましい。第1段階の加熱では、葉およ
び茎が生の状態のハリを失つてしなやかな状態に
なるが、自然の色は失わない。第2段階の加熱で
は葉および茎がパリパリの状態に乾き、手でもむ
などの外力を加えると粉末化しうる状態になる。
いずれの加熱工程においても、処理される原料塊
の内部がむれないように、また熱が均一に行きわ
たるように原料塊を適宜撹拌して反転させること
が必要であり、これによつて葉が自然色を保つた
まゝ乾燥し、同時に粉末化される。 粉末化したものは、必要に応じ、ふるいにか
け、またさらに製粉器などで微粉化してもよい。
得られた粉末は、それ自体もしくは水や果汁に溶
かして服用してもよく、また所望により、焙焼し
た小麦粉とか蔗糖などの助剤もしくは増量剤を添
加して服用してもよい。さらには、大根の葉や青
菜に本発明の粉末に混ぜて食用に供してもよい。
乾燥粉末としての消臭剤製品は、湿気を防ぐ状態
にびん詰め、または包装して販売される。 次に、本発明の消臭剤の具体的な製法を例示す
る。 製造例 1 セロリ粉末の製造 畠に生えているセロリーを採取する。雨水等で
濡れていないものを用いることが必要である。新
鮮なセロリー30gを、40℃に加熱してある恒温槽
に入れる。恒温槽は、筒型の容器の底部に電熱線
を配置し、その上に材料を乗せる鉄板を設けてあ
り、サーモスタツトにより槽内温度を調節しうる
ようにしてある。鉄板上に上記セロリー30gを入
れた後、10分間かけて温度を60℃に上げ、材料を
適宜撹拌反転させ、ムラなく乾燥させる。60℃の
温度を65分間維持し、この間第1表のように撹拌
を繰返す。ついで、再び10分間かけて温度を90℃
に上げ、この温度に65分間維持しつつ撹拌を行な
うと、5.5gの緑色乾燥粉末が得られる。この工
程を第1表に要約して示す。
【表】
すべて粉末に
150 〃 〃 5.5 〃
なる
第1表から明らかなように、乾燥開始後75分間
(60℃で65分間)で水は約3分の2が蒸発する
が、ここからあとは温度を上げないと乾燥が進ま
ず、葉の変色その他の欠陥の生じることが認めら
れた。そのため、温度を90℃に上げて65分間維持
すると、変色、風味の劣化なしに粗い緑色乾燥粉
末が得られる。 この粗粉末を、市販用製品とするには、製粉器
により微粉砕し、そのまゝ用いるか、または助剤
として焙焼した小麦粉を1%位混ぜて用いると舌
ざわりがよい。製品は、びん詰め、または包剤、
その他適宜の形となしうる。また、粉末に水や湯
を加えて飲料としてもよい。 なお、新鮮な葉を最初からいきなり90℃で乾燥
しようとすると、葉がむれて変色する欠陥が認め
られる。変色したものは、新鮮味(甘味)が失わ
れるだけでなく、消臭効果も低下し(後述第14表
参照)、商品価値(外観)も損われる。 さらに、最初の40℃の温度のまゝで乾燥する
と、60℃の場合と同一乾燥状態に達するのに約2
倍の時間がかかり、能率的でないばかりか、むれ
て変色する欠陥が認められる。 製造例 2 ニンジン葉粉末の製造 採取したばかりの、濡れていない新鮮なニンジ
ンの葉30gを、製造例1と同様な構造で、加熱し
ていない恒温槽に入れ、ヒーターのスイツチを入
れて15分間で60℃の温度に加熱する。葉は適宜撹
拌して反転させ、全体をムラなく乾燥させる。撹
拌を適宜繰返しつつ、60℃の温度を50分間維持す
ると、葉の重量は14gに減少し、外観ではパサパ
サに乾いて見える。20分間かけて温度を80℃に、
さらに30分間かけて90℃に上げた後、15分間この
温度に維持すると、6.5gの濃緑色の乾燥粉末が
得られる。この工程を第2表に要約して示す。
150 〃 〃 5.5 〃
なる
第1表から明らかなように、乾燥開始後75分間
(60℃で65分間)で水は約3分の2が蒸発する
が、ここからあとは温度を上げないと乾燥が進ま
ず、葉の変色その他の欠陥の生じることが認めら
れた。そのため、温度を90℃に上げて65分間維持
すると、変色、風味の劣化なしに粗い緑色乾燥粉
末が得られる。 この粗粉末を、市販用製品とするには、製粉器
により微粉砕し、そのまゝ用いるか、または助剤
として焙焼した小麦粉を1%位混ぜて用いると舌
ざわりがよい。製品は、びん詰め、または包剤、
その他適宜の形となしうる。また、粉末に水や湯
を加えて飲料としてもよい。 なお、新鮮な葉を最初からいきなり90℃で乾燥
しようとすると、葉がむれて変色する欠陥が認め
られる。変色したものは、新鮮味(甘味)が失わ
れるだけでなく、消臭効果も低下し(後述第14表
参照)、商品価値(外観)も損われる。 さらに、最初の40℃の温度のまゝで乾燥する
と、60℃の場合と同一乾燥状態に達するのに約2
倍の時間がかかり、能率的でないばかりか、むれ
て変色する欠陥が認められる。 製造例 2 ニンジン葉粉末の製造 採取したばかりの、濡れていない新鮮なニンジ
ンの葉30gを、製造例1と同様な構造で、加熱し
ていない恒温槽に入れ、ヒーターのスイツチを入
れて15分間で60℃の温度に加熱する。葉は適宜撹
拌して反転させ、全体をムラなく乾燥させる。撹
拌を適宜繰返しつつ、60℃の温度を50分間維持す
ると、葉の重量は14gに減少し、外観ではパサパ
サに乾いて見える。20分間かけて温度を80℃に、
さらに30分間かけて90℃に上げた後、15分間この
温度に維持すると、6.5gの濃緑色の乾燥粉末が
得られる。この工程を第2表に要約して示す。
【表】
すべて粉末に
130 〃 〃 6.5 〃
なる
130 〃 〃 6.5 〃
なる
Claims (1)
- 1 セロリ、ニンジン、パセリ、セリ、ミツバ、
センキユウおよびトウキから成る群から選ばれた
セリ科植物の葉および茎を、それらの緑黄系統の
自然色を破壊しない温度で加熱して水分の大半を
除去し、ついで昇温して残余水分を脱水して乾燥
し粉末化した、自然色を保有する乾燥粉末を主成
分とし、体内から発する口臭、食物臭、タバコ
臭、胃臭、ワキガ臭等体臭に対しては経口服用に
より、足の水虫臭、ワキガ臭その他の外的環境に
発する臭いに対しては直接その個所へ塗布もしく
は散布により、即効性および持続性ある消臭効果
を発揮する服用および塗布可能な消臭剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12641476A JPS5352607A (en) | 1976-10-20 | 1976-10-20 | Deodorant |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12641476A JPS5352607A (en) | 1976-10-20 | 1976-10-20 | Deodorant |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS5352607A JPS5352607A (en) | 1978-05-13 |
JPS6140646B2 true JPS6140646B2 (ja) | 1986-09-10 |
Family
ID=14934565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12641476A Granted JPS5352607A (en) | 1976-10-20 | 1976-10-20 | Deodorant |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5352607A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09192208A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-29 | Itouen:Kk | 消臭剤 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6238101A (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-19 | 吉良 清 | 靴足の防臭・防蒸方法 |
JPH09290014A (ja) * | 1996-12-27 | 1997-11-11 | Sanei Gen F F I Inc | 消臭剤 |
JP4918225B2 (ja) * | 2004-07-15 | 2012-04-18 | ライオン株式会社 | 揮発性ステロイド生成抑制用デオドラント剤、揮発性ステロイド生成抑制用デオドラント製剤、繊維防臭剤、および繊維デオドラント処理方法 |
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-
1976
- 1976-10-20 JP JP12641476A patent/JPS5352607A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09192208A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-29 | Itouen:Kk | 消臭剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5352607A (en) | 1978-05-13 |
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