JPH09192208A - 消臭剤 - Google Patents

消臭剤

Info

Publication number
JPH09192208A
JPH09192208A JP8004241A JP424196A JPH09192208A JP H09192208 A JPH09192208 A JP H09192208A JP 8004241 A JP8004241 A JP 8004241A JP 424196 A JP424196 A JP 424196A JP H09192208 A JPH09192208 A JP H09192208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaves
tea
carrot
powder
dried
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8004241A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3097898B2 (ja
Inventor
Takami Tsunoda
隆巳 角田
Ichiro Kato
一郎 加藤
Takanori Takihara
孝宣 瀧原
Iwao Sakane
巌 坂根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ITOUEN KK
Ito En Ltd
Original Assignee
ITOUEN KK
Ito En Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ITOUEN KK, Ito En Ltd filed Critical ITOUEN KK
Priority to JP08004241A priority Critical patent/JP3097898B2/ja
Publication of JPH09192208A publication Critical patent/JPH09192208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3097898B2 publication Critical patent/JP3097898B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 茶葉、ニンジン葉に由来し、食品や飲料の消
臭剤として食感や風味を低下させることなく、又、排
便、生ゴミ、産業廃棄物などの強烈な悪臭に対しても有
効な消臭剤を提供する。 【解決手段】 茶葉を70℃の熱水で2間浸漬して水溶
性成分を溶出させ、得られた茶殻を凍結乾燥し、100
メッシュ程度に微粉砕して得られた茶殻凍結乾燥微粉末
と、ニンジン葉を90℃の熱水に12分間浸漬してブラ
ンチング処理し、凍結乾燥し、100メッシュ程度に微
粉砕して得られたニンジン葉ブランチング処理凍結乾燥
微粉末とを重量割合1:1で配合し、この配合物の極め
て優れた消臭効果すると共に、食品や飲料に添加した場
合には食感及び風味を低下させることがないことを確認
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然成分を主原料
とし、食品、飲料、排便、生ゴミ、産業廃棄物などに対
して幅広く使用することができる消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
Camellia sinensis を起源とする茶葉、セリ科を起源と
するニンジン葉に消臭作用があることは知られていた。
しかし、これら茶葉及びニンジン葉の消臭作用をより有
効に引き出すための加工法となると、有効な開示は見当
たらなかった。
【0003】ところで、茶葉には独特の苦渋味があるた
め、そのまま食品に添加したのでは食品の食感を低下さ
せるおそれがある。そこで、茶葉成分を食品に添加する
にはこの茶葉独特の苦渋味を消失させておくのが望まし
い。また、ニンジン葉にはニンジン葉独特の臭いがある
ため、そのまま食品等に添加したのでは食品等の風味を
低下させるおそれがある。そこで、ニンジン葉成分を食
品等に添加するにはこのニンジン葉独特の臭いを消失さ
せておくのが望ましい。
【0004】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
茶葉、ニンジン葉に由来し、食品や飲料の消臭剤として
も、排便、生ゴミ、産業廃棄物などの強烈な悪臭に対す
る消臭剤としても有効に働き、しかも食品や飲料に使用
する場合にはその食品や飲料の食感及び風味を低下させ
ることのない消臭剤を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決すべ
く、本発明は、茶葉を温水乃至熱水に浸漬して水溶性成
分を溶出させ、得られた茶殻を乾燥し、粉砕して得られ
た茶殻乾燥粉末を有効成分とする消臭剤を提供する。こ
の場合に、茶葉は上級煎茶から下級煎茶、茎茶を使用す
ることができる。また、温水乃至熱水の温度は60〜9
5℃、浸漬処理する時間は2〜5分間、粉砕の程度は6
0〜200メッシュとするのが適当である。
【0006】茶殻の乾燥は、凍結乾燥機による乾燥法、
箱形乾燥機による乾燥法、その他の各種乾燥方法で行う
ことができるが、後述する実験から、凍結乾燥機による
乾燥法が好ましいことが判明した。茶殻をより細かく粉
砕した方が好ましいことも、後述する実験から判明し
た。また、茶殻乾燥粉末の濃度が約3%(mg/ml)
以上となるように含有させるのが好ましいことも判明し
た。
【0007】この消臭剤の消臭効果は、後述する実験よ
り確認されているところであるが、これは、茶葉を温水
乃至熱水に浸漬してタンニン及びカフェイン等の水溶性
成分を溶出させることにより茶葉の独特の苦渋味を消失
させることができ、同時に茶殻に残されたタンパク質及
び脂溶性成分が消臭効果を奏し、更にこれを粉砕するこ
とにより消臭成分との接触面積が増し、一層消臭効果が
高まることによるものと考えられる。
【0008】本発明はまた、ニンジン葉を温水乃至熱水
でブランチング処理し、乾燥し、粉砕して得られたニン
ジン葉ブランチング処理乾燥粉末を有効成分とする消臭
剤をも提供する。この場合に、温水乃至熱水の温度は6
0〜100℃、処理時間は2〜20分間、粉砕の程度は
60〜200メッシュとするのが適当である。
【0009】また、ニンジン葉の乾燥は、凍結乾燥機に
よる乾燥法、箱形乾燥機による乾燥法、マイクロ波乾
燥、その他の各種乾燥方法で行うことができるが、後述
する実験から、凍結乾燥機による乾燥法が好ましいこと
が判明した。より細かく粉砕した方が好ましいことも、
後述する実験から判明した。さらに、ニンジン葉ブラン
チング処理乾燥粉末の濃度が約2%(mg/ml)以上
となるように含有させるのが好ましいことも判明した。
【0010】かかるブランチング処理は、一般的には酵
素失活を目的に行われる処理であるが、本消臭剤におい
ては、この処理によりニンジン葉独特の臭いが消失し、
同時に消臭効果が高まることが、後述の実験より確認さ
れている。
【0011】本発明はさらに、上記茶殻乾燥粉末と、上
記ニンジン葉ブランチング処理乾燥粉末とを略々等量配
合して得られた混合物を有効成分とする消臭剤を提供す
る。上記茶殻乾燥粉末と上記ニンジン葉ブランチング処
理乾燥粉末とを配合すると、それぞれを単独で使用した
場合に比べて消臭効果が顕著に高まり、特に両者を等量
配合すると一層顕著に高まることが、後述する実験より
判明した。
【0012】さらに、上記の消臭剤に、高脂肪粉乳又は
生クリーム、サイクロデキストリンのいずれか、或いは
その両方を添加すれば、消臭効果を顕著に高めることが
できる。この場合に、高脂肪粉乳又は生クリームの濃度
は0.25〜10%(mg/ml)、サイクロデキスト
リンの濃度は0.5〜20%(mg/ml)とするのが
適当であるが、特に高脂肪粉乳又は生クリームとサイク
ロデキストリンの両方をいずれも濃度が1.5%(mg
/ml)以上となるように添加すれば、消臭効果が顕著
に高まることが、後述する実験より判明した。
【0013】
【発明の実施の形態】
(消臭効果試験)先ず、下記実施例1乃至6において行
った消臭効果試験について説明する。
【0014】ニンニク臭に対する消臭効果試験は、ニン
ニク臭の中で最も臭いの強いジアリルジサルファイドを
ガスクロマトグラフィーで検出することにより行った。
既製のすりおろし生ニンニク4gに蒸留水20mlを入
れ、超高速ホモジナイザーですりおろし生ニンニクをよ
り小さく粉砕する。これを2mlずつ22mlのバイア
ル瓶に分注し、一つを対照とする一方、その他のバイア
ル瓶へ各被検物質を添加してよく攪拌し、密栓をする。
そして、バイアル瓶をヘッドスペースオートサンプラー
(パーキンエルマーHS−40)にセットし、ガスクロ
マトグラフィー(パーキンエルマー製オートシステムガ
スクロマトグラフ)で測定記録し、ジアリルジサルファ
イドのピーク面積から臭いの強さ、臭いの残存率((被
験物質添加後の臭いの強さ/対照の臭いの強さ)×10
0)、消臭率(100−臭いの残存率)を算出した。ヘ
ッドスペースオートサンプラーの条件は、サンプル温度
60℃、ニードル温度110℃、トランスファーチュー
ブ温度120℃、サンプル加熱時間10分間、インジェ
クション時間0.05分とし、ガスクロマトグラフの条
件は、He40ml/min、H2 65ml/min、
空気90ml/min、カラム温度90℃、注入温度1
50℃、検出器温度300℃とし、検出器にはFPD
(炎光光度検出器)を使用した。
【0015】口臭に対する消臭効果試験は、口臭の主な
原因であるメチルメルカプタンをガスクロマトグラフィ
ーで検出することにより行った。条件及び手順は上記ニ
ンニク臭に対する消臭効果試験と同様に行った。
【0016】魚臭(肉臭)に対する消臭効果試験は、そ
の主な原因であるトリメチルアミンをガスクロマトグラ
フィーで検出することにより行った。トリメチルアミン
の10ppm水溶液を対照とし、その他の条件及び手順
は上記ニンニク臭に対する消臭効果試験と同様に行っ
た。但し、ヘッドスペースオートサンプラーの条件は、
サンプル温度70℃、ニードル温度80℃、トランスフ
ァーチューブ温度90℃、サンプル加熱時間10分間、
インジェクション時間0.05分間とし、ガスクロマト
グラフの条件は、He40ml/min、H2 40ml
/min、空気75ml/min、カラム温度90℃、
注入温度140℃、検出器温度140℃とし、検出器に
はFID(水素イオン検出器)を使用した。
【0017】また、糞便臭に対する消臭効果試験は、糞
便臭の要因であるスカトール(3-Methylindole) を対照
とし、これについては後述する官能審査により行った。
【0018】(実施例1) 1.茶葉の加工 中級煎茶を70℃の熱水に2分間浸漬し、水溶性成分を
溶出させて茶殻(抽出残渣)の状態とし、これをカッタ
ーで摩砕してピューレ化し茶殻ピューレを得た。得られ
た茶殻ピューレを箱形乾燥機又は凍結乾燥機を用いて乾
燥させて茶殻箱形乾燥物又は茶殻凍結乾燥物とし、さら
にこれを粉砕機で粉砕して60〜200メッシュの茶殻
箱形乾燥粉末又は茶殻凍結乾燥粉末を得た。この結果、
凍結乾燥により、茶殻ピューレ100gに対して茶殻凍
結乾燥物15.0gが得られ、100メッシュの茶殻凍
結乾燥粉末11.7gが得られた。なお、箱形乾燥の場
合の収率もほぼ同じであった。
【0019】2.茶殻乾燥粉末の官能審査 上記加工により得られた100メッシュの茶殻箱形乾燥
粉末及び茶殻凍結乾燥粉末の色、苦渋味及び食感につい
て、市販の抹茶と比較させながら、10人の検査員に判
定させた。結果は下記の通りであった。
【0020】 抹茶 茶殻箱形乾燥粉末 茶殻凍結乾燥粉 色 良好 褐変化 良好 苦渋味 強い 弱い 弱い 総合的食感 まずい 良い 良い
【0021】これより、上記加工によるいずれの茶殻乾
燥粉末も、抹茶に比べて苦渋味が著しく減少し、かつ食
感が非常に良いことが明らかとなった。また、茶殻箱形
乾燥粉末に比べて茶殻凍結乾燥粉の方が色合い、及び食
感が良いことも明らかとなった。
【0022】3.茶殻乾燥粉末のニンニク臭に対する消
臭効果 上記加工により得られた100メッシュの茶殻箱形乾燥
微粉末及び茶殻凍結乾燥微粉末のニンニク臭(ジアリル
ジサルファイド)に対する消臭効果試験を行った。ま
た、上記加工方法の過程で得られた茶殻箱形乾燥物(未
粉砕)に対しても同様の消臭効果試験を行い、これらの
結果を図1にまとめた。この結果、いずれの乾燥微粉末
も乾燥物も高い消臭効果を示したが、特に100メッシ
ュに粉砕した茶殻乾燥微粉末はいずれも未粉砕の茶殻箱
形乾燥物よりも高い消臭効果を示した。又、乾燥方法を
比べると、箱形乾燥よりも凍結乾燥の方がより高い消臭
効果を示した。
【0023】4.粉砕の程度と消臭効果との関係 上記加工の過程で得られた茶殻凍結乾燥物を、各種大き
さの粒子となるように粉砕を行い、粗粉末(40メッシ
ュ以下)、粉末(40〜80メッシュ)、微粉末(80
メッシュ以上)の3種類の茶殻凍結乾燥粉末とし、それ
ぞれについてニンニク臭(ジアリルジサルファイド)に
対する消臭効果試験を行い、結果を図2に示した。ま
た、食感について10人の検査官により官能審査を行っ
た。結果を下記に示した。
【0024】 粉砕程度 粗粉末 粉砕 微粉末(抹茶と同等) 食感 悪い 食べることは可 非常に良い
【0025】図2より、より細かく粉砕した方が高い消
臭効果を示すことが明らかとなった。また、官能審査か
らは、微粉末(80メッシュ以上に粉砕)の食感は、他
の粉末に比べ極めて良いことが明らかになった。
【0026】5.添加量とニンニク臭(ジアリルジサル
ファイド)に対する消臭効果との関係 ジアリルジサルファイドに対する茶殻凍結乾燥微粉末
(100メッシュ)の濃度を0〜5%(mg/ml)の
範囲で変化させて消臭効果試験を行い、各濃度における
臭いの残存率を求め、その結果を図3に示した。これよ
り、茶殻凍結乾燥微粉末を3%(mg/ml)以上添加
すると、臭いの残存率が40%以下、すなわち消臭率が
60%以上となることが明らかになった。
【0027】6.口臭(メチルメルカプタン)に対する
消臭効果 各種濃度に調整したメチルメルカプタン水溶液に対し
て、茶殻凍結乾燥微粉末(100メッシュ)及び既に消
臭効果の知られたマッシュルームエキスについて消臭効
果試験を行った。すなわち、0、15、22.5、3
0、37.5ppmに調整したメチルメルカプタン水溶
液を2mlづつ用意し、各水溶液にサンプル10mgを
添加して、添加直後及び添加90分後にそれぞれ消臭効
果試験を行い、消臭率(臭いの残存率)を算出し比較し
た。結果はそれぞれ図4及び図5に示した。
【0028】これより、マッシュルームエキスの消臭効
果は、メチルメルカプタン濃度が増すに従って低下し、
しかも添加直後よりも添加90分後の方が消臭効果が低
く、37.5ppmにおける添加90分後では約10%
程度の臭いの残存率が見られたのに対し、茶殻凍結乾燥
微粉末の消臭効果は、添加直後よりも添加90分後の方
が顕著に高く、添加90分後ではいずれの濃度において
も臭いの残存率は1%以下であった。つまり、メチルメ
ルカプタンに対してはマッシュルームエキスより茶殻凍
結乾燥微粉末の方が消臭効果が優れており、しかも時間
をおくことによってその消臭効果は更に高まることが明
らかになった。
【0029】(実施例2) 1.ニンジン葉の加工 ニンジン葉を酵素失活させるために90℃の熱水に12
分間浸漬してブランチング処理した後、40℃から20
分間で20℃昇温させて60℃で60分間乾燥させ、そ
の後更に30分間で30℃昇温させて90℃で15分間
乾燥する方法(昇温法)により乾燥を行い、ブランチン
グ処理乾燥物を得た。
【0030】2.ニンジン葉ブランチング処理乾燥物の
消臭効果 上記各種乾燥方法により得られたブランチング処理乾燥
物と、ブランチング処理をせずにニンジン葉を上記昇温
法と同じ条件で昇温させて得られた未ブランチング処理
昇温乾燥物、同じくブランチング処理をせずにニンジン
葉を箱形乾燥機で90℃で90分間乾燥させて得られた
未ブランチング処理定温乾燥物、及び同じく同じくブラ
ンチング処理をせずにニンジン葉を電子レンジ(600
W)で5分間乾燥させて得られた未ブランチング処理電
子レンジ乾燥物についてニンニク臭(ジアリルジサルフ
ァイド)に対する消臭効果試験を行い、臭いの残存率を
求め、その結果を図6に示した。これより、ブランチン
グ処理することによって消臭率が著しく向上することが
明らかとなった。
【0031】3.ブランチング処理時間及びブランチン
グ処理後の乾燥方法と、消臭効果との関係 ニンジン葉を4分間又は12分間ブランチング処理し、
得られた処理物を箱形乾燥機で90℃乾燥、凍結乾燥、
又はマイクロ波乾燥して得られたブランチング処理乾燥
物を100メッシュに粉砕し、得られたブランチング処
理乾燥微粉末についてニンニク臭(ジアリルジサルファ
イド)に対する消臭効果試験を行い、その結果を図7に
示した。
【0032】又、上記各種乾燥法により得られたブラン
チング処理乾燥微粉末、生葉及び未ブランチング処理箱
形乾燥微粉末に対して10人の検査員により官能審査を
行い、ニンジン葉の嫌み臭の有無を判定させた。その結
果は下記の通りであった。
【0033】 生葉 ニンジン葉の臭あり 未ブランチング処理箱形乾燥微粉末 ニンジン葉の嫌み臭あり ブランチング処理4分間後箱形乾燥 ニンジン葉の嫌み臭少し減少 ブランチング処理12分間後箱形乾燥 ニンジン葉の嫌み臭減少 ブランチング処理4分間後マイクロ波乾燥 ニンジン葉の嫌み臭少し減少 ブランチング処理12分間後マイクロ波乾燥 臭いが非常に減少 ブランチング処理4分間後凍結乾燥 ニンジン葉の嫌み臭少し減少 ブランチング処理12分間後凍結乾燥 臭いがほとんど消失
【0034】この結果、図7によれば、箱形乾燥及び凍
結乾燥のいずれにおいてもブランチング処理時間が4分
間のものより12分間のものの方が消臭率が高く、しか
も官能審査の結果からすると、ニンジン葉の嫌み臭の除
去にも良いことが明らかになった。一方、マイクロ波乾
燥については、逆にブランチング処理時間が12分間の
ものより4分間のものの方が消臭効果が高い結果であっ
た。また、箱形乾燥法と凍結乾燥法とを比較すると、凍
結乾燥の方が消臭効果が高く、しかもニンジン葉の嫌み
臭の除去にも良いことが明らかになった。
【0035】4.粉砕の程度と食感との関係 ニンジン葉を12分間ブランチング後処理した後、凍結
乾燥し、得られたブランチング処理乾燥物を、各種大き
さの粒子となるように粉砕を行い、粗粉末(40メッシ
ュ以下)、粉末(40〜80メッシュ)、微粉末(80
メッシュ以上)の3種類のニンジン葉乾燥粉末とし、そ
れぞれについて10人の検査員により官能審査を行い食
感を判定させた。結果は以下のとおりであった。
【0036】 粒子大 粗粉末 粉砕 微粉末 食感 悪い 食べることは可 非常に良い
【0037】これより、粒子サイズの小さいほうが食感
が良く、粉砕の程度を細かくする程食感が高まることが
明らかとなった。
【0038】5.添加量と消臭効果との関係 ニンジン葉を12分間ブランチング処理した後、凍結乾
燥し、さらに100メッシュに粉砕してニンジン葉ブラ
ンチング処理乾燥微粉末を得た。このニンジン葉ブラン
チング処理乾燥微粉末をニンニク臭(ジアリルジサルフ
ァイド)に対して0.5〜5%(mg/ml)の範囲の
種々濃度となるように調整して添加しそれぞれについて
消臭効果試験を行い、各濃度における臭いの残存率を求
め、その結果を図8に示した。これより、ニンジン葉乾
燥微粉末を約2%(mg/ml)以上添加すれば臭いの
残存率は50%以下、すなわち消臭率が50%以上とな
ることが明らかになった。
【0039】(実施例3)茶殻凍結乾燥微粉末、ニンジ
ン葉ブランチング処理凍結乾燥微粉末及び抹茶の糞便臭
(スカトール(3-Methylindole) )に対する消臭効果を
以下の官能審査により試験した。
【0040】スカトールは、エタノールに溶解して70
ppmスカトール水溶液とし、10mlの密栓付き試験
管に100μlづつ分注し、密栓後15分間静置して対
照とした。一方、被検物(茶殻凍結乾燥微粉末、ニンジ
ン葉ブランチング処理凍結乾燥微粉末及び抹茶)は、そ
れぞれ10mlの密栓付き試験管に総重量が60mgと
なるように入れておき、ここに上記スカトール溶液10
μlをそれぞれ分注し、密栓後15分間静置し官能審査
に供した。なお、茶殻凍結乾燥微粉末は実施例1と同様
にして得たもの、ニンジン葉ブランチング処理凍結乾燥
微粉末は実施例2と同様にして得たもの、抹茶は市販品
を使用した。官能審査は、各サンプルの入った試験管内
の臭気を10名の検査官が嗅ぎ、臭いのしないものから
臭いの強いものの順に格付けさせることにより行った。
その結果をまとめると下記のとおりであった。
【0041】 順位1 ニンジン葉ブランチング処理凍結乾燥微粉末と
茶殻凍結乾燥微粉末との混合物(1:1) 順位2 茶殻凍結乾燥微粉末 順位3 ニンジン葉ブランチング処理凍結乾燥微粉末 順位4 抹茶
【0042】この結果、糞便臭の一つとされるスカトー
ル(3-Methylindole) に対する消臭効果は、ニンジン葉
ブランチング処理凍結乾燥微粉末と茶殻凍結乾燥微粉末
との1:1混合物が最も高く、次いで茶殻凍結乾燥微粉
末単独、ニンジン葉ブランチング処理凍結乾燥微粉末単
独、抹茶の順に低下することが明らかになった。
【0043】(実施例4)次に、茶殻凍結乾燥微粉末
と、ニンジン葉ブランチング処理凍結乾燥微粉末とを混
合した場合の消臭効果について検討を行った。
【0044】実施例1と同様に中級煎茶を熱水に浸漬し
た後、凍結乾燥し、100メッシュに粉砕して得られた
茶殻凍結乾燥微粉末と、実施例2と同様にニンジン葉を
12分間ブランチング処理した後、凍結乾燥し、100
メッシュに粉砕して得られたニンジン葉ブランチング処
理凍結乾燥微粉末とを、20:40、30:30、4
0:20の重量割合で混合し、各混合物についてニンニ
ク臭(ジアリルジサルファイド)に対する消臭効果試験
を行い、結果を図9に示した。
【0045】この結果、茶殻凍結乾燥微粉末とニンジン
葉ブランチング処理凍結乾燥微粉末とを混合すれば、同
量の茶殻凍結乾燥微粉末単独又はニンジン葉ブランチン
グ処理凍結乾燥微粉末単独の場合に比べて、消臭率が著
しく高まり、中でも混合割合を1:1とした場合は、他
の混合割合に比べても著しく消臭率が高まることも明ら
かとなった。
【0046】次に、上記各重量割合の混合物について、
魚臭(トリメチルアミン)に対する消臭効果試験を行
い、その結果を図10に示した。これにより、ニンニク
臭に対する消臭効果の場合と同様に、それらを1対1で
組み合わせた場合が最も高い消臭率を示すことが明らか
になった。
【0047】(実施例5)次に、茶殻凍結乾燥微粉末と
ニンジン葉ブランチング処理凍結乾燥微粉末との混合物
に高脂肪粉乳、サイクロデキストリンを添加した場合の
消臭効果について検討を行った。
【0048】1.各種飲料の消臭効果の確認 各種飲料のニンニク臭(ジアリルジサルファイド)に対
する消臭効果を比較するために、生ニンニクすり下ろし
品と各種飲料を1対1の容量比(50%)で混合し、同
一条件でニンニク臭(ジアリルジサルファイド)に対す
る消臭効果試験を行い、その結果を図11に示した。こ
れより、牛乳に最も高い消臭作用が見られた。
【0049】2.牛乳及び牛乳成分の消臭効果 牛乳、及び牛乳成分をホエイ、カゼイン、脱脂粉乳、生
クリームに分けた各分画とについて同一条件でニンニク
臭(ジアリルジサルファイド)に対する消臭効果試験を
行い、結果を図12に示した。これにより、牛乳成分の
うち生クリーム分画に最も強い消臭作用が見られ、高脂
肪分画ほど消臭作用があることが明らかとなった。
【0050】3.生クリームの濃度と消臭効果との関係 市販のすりおろし生ニンニク2gを蒸留水60mlで溶
かした水溶液2mlに蒸留水1mlを加えたものを調整
し、この水溶液に各種濃度で生クリームを添加し、各濃
度において消臭効果試験を行い消臭率(臭いの残存率)
を求め、その結果を図13に示した。これより、生クリ
ームを3%(mg/ml)以上の割合で添加すれば、臭
いの残存率は40%以下、すなわち消臭率が約60%以
上となることが明らかになった。
【0051】4.高脂肪粉乳(乳脂肪含有率60%以
上)の添加量と消臭効果との関係 市販のすりおろし生ニンニク4gを蒸留水20mlで溶
かした水溶液を調整し、この水溶液に各種濃度になるよ
うに高脂肪粉乳を添加し、各濃度においてニンニク臭
(ジアリルジサルファイド)に対する消臭効果試験を行
い、消臭率(臭いの残存率)を求め、その結果を図14
に示した。これより、高脂肪粉乳を0.5%(mg/m
l)以上添加すれば、臭いの残存率は40%以下、すな
わち消臭率が60%以上になることが明らかになった。
【0052】5.サイクロデキストリンの濃度と消臭効
果との関係 市販のすりおろし生ニンニク4gを蒸留水20mlで溶
かした水溶液を調整し、この水溶液に各種濃度になるよ
うサイクロデキストリンを添加し、各濃度において消臭
効果試験を行い消臭率(臭いの残存率)を求め、その結
果を図15に示した。これより、サイクロデキストリン
を0.5%(mg/ml)以上の割合で添加すれば、臭
いの残存率は45%以下、すなわち消臭率が約55%以
上になることが明らかになった。
【0053】6.茶殻乾燥粉末とニンジン葉乾燥粉末と
の混合物に高脂肪粉乳、サイクロデキストリンを添加し
た場合の消臭効果 蒸留水20mlに市販のすりおろし生ニンニク4gを溶
かした水溶液2mlに、実施例1と同様にして得た茶殻
凍結乾燥微粉末と実施例2と同様にして得たニンジン葉
ブランチング処理凍結乾燥微粉末とを重量割合1:1で
混合して得られた混合物60mgを添加し、ここにさら
に高脂肪粉乳、サイクロデキストリンをそれぞれの濃度
が0、0.25、0.5、1.0、1.5%(mg/m
l)となるように種々組合せて添加し、各濃度において
消臭効果試験を行い消臭率(臭いの残存率)を求め、そ
の結果を図16に示した。
【0054】これより、高脂肪粉乳、サイクロデキスト
リンのいずれを添加しても消臭率は高まるが、特に高脂
肪粉乳の濃度を1.5%(mg/ml)にするとサイク
ロデキストリンの濃度の増加に伴って消臭率が顕著に高
まり、さらに高脂肪粉乳及びサイクロデキストリンの各
濃度がともに1.5%(mg/ml)となると一層顕著
に消臭率が高まることが明らかになった。
【0055】(実施例6)本発明により処方した試作品
の消臭効果を、従来の消臭剤及び既に消臭効果の知られ
た物質などと比較して検討した。
【0056】1.ニンニク臭(ジアリルジサルファイ
ド)に対する消臭効果試験 後述する製造例3による試作品(K1試作品1号)及び
既存の消臭剤A、Bのそれぞれについてニンニク臭(ジ
アリルジサルファイド)に対する消臭効果試験を行い、
その結果を図17に示した。既存の消臭剤A、Bはいず
れも、食品添加用の消臭剤として販売されており、少な
くとも茶抽出物(残渣ではない)、ビタミン、粉糖、乳
糖及びアビセルを含有するものである。この結果、本発
明の試作品(K1試作品1号)は、ニンニク臭の中でも
最も強烈な悪臭を放つニンニク臭(ジアリルジサルファ
イド)に対して、従来の消臭剤A,Bに比べて著しく優
れた消臭効果を示した。
【0057】2.口臭の原因の一種であるメチルメルカ
プタンに対する消臭効果試験 メチルメルカプタンの標準品(東京化成工業製)を1
0,000倍に希釈して最終濃度10ppm水溶液に調
整し、この水溶液2mlに、被検物たる本発明の試作品
(K1試作品1号)、上記既存の消臭剤A,B及び高脂
肪粉乳をそれぞれ20mg添加し、それぞれについて消
臭効果試験を行い、消臭率(臭いの残存率)を求め、そ
の結果を図18に示した。この結果、既存の消臭剤A,
Bのうち消臭効果の高い消臭剤Aであっても約40%を
示したにすぎないが、本発明の試作品(K1試作品1
号)は、ほぼ完全な消臭効果を示した。
【0058】(製造例1) 1g錠菓 (1) 茶殻凍結乾燥微粉末茶殻 20.0% 200mg (2) ニンジン葉ブランチング 処理凍結乾燥微粉末 20.0% 200mg (3) オリゴ糖 15.0% 150mg (4) 高脂肪粉乳 5.0% 50mg (5) 賦型剤 25.0% 250mg (6) 甘味料 10.0% 100mg (7) クエン酸 1.0% 20mg (8) デキストリン 2.0% 20mg (9) グリセリン脂肪酸エステル 2.0% 20mg
【0059】(製造例2) 1g錠菓 (1) 茶殻凍結乾燥微粉末茶殻 10.0% 100mg (2) ニンジン葉ブランチング 処理凍結乾燥微粉末 10.0% 100mg (3) オリゴ糖 20.0% 200mg (4) 高脂肪粉乳 25.0% 250mg (5) 賦型剤 20.0% 200mg (6) 甘味料 2.0% 20mg (7) クエン酸 10.0% 100mg (8) 香料 1.0% 10mg (9) コーティング剤 2.0% 20mg
【0060】(製造例3) 1g錠菓 (1) 茶殻凍結乾燥微粉末 10.0% 100mg (2) ニンジン葉ブランチング 処理凍結乾燥微粉末 10.0% 100mg (3) オリゴ糖 20.0% 200mg (4) 高脂肪粉乳 10.0% 100mg (5) 賦型剤 30.0% 300mg (6) 甘味料 15.0% 150mg (7) クエン酸 3.0% 30mg (8) 香料 2.0% 20mg
【0061】
【発明の効果】本発明の消臭剤は、上記の如く、ニンニ
ク、らっきょう又はそれらを含有する食品を食べた後に
口臭として発生するジアリルジサルファイド、メチルメ
ルカプタンなどの硫化物に起因する悪臭に対しても、ま
た魚や肉を食べた後に口臭として発生するトリメチルア
ミンに起因する悪臭に対しても、またスカトールに起因
する排便臭としての悪臭に対しても消臭効果を有効に発
揮し、しかも食品や飲料に使用する場合にはその食品や
飲料の食感及び風味を低下させることがないから、食品
や飲料に添加してこれを経口摂取することにより、口
臭、排便臭などを効果的に抑制することができる。
【0062】又、台所の生ゴミ等からも腐敗臭として発
生する硫化物やアミン系等に起因する悪臭に対しては、
腐敗臭の発生源に本発明の消臭剤を振りかけることによ
って腐敗臭を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種乾燥方法による茶殻乾燥粉末のジアリルジ
サルファイドに対する消臭効果を比較したグラフであ
る。
【図2】各種粉砕程度による茶殻乾燥粉末のジアリルジ
サルファイドに対する消臭効果を比較したグラフであ
る。
【図3】茶殻凍結乾燥微粉末の添加濃度とジアリルジサ
ルファイドに対する消臭率との関係を示したグラフであ
る。
【図4】添加直後におけるメチルメルカプタンに対する
茶殻凍結乾燥微粉末及びマッシュルームエキスの消臭率
とメチルメルカプタン濃度との関係を示したグラフであ
る。
【図5】添加90分後におけるメチルメルカプタンに対
する茶殻凍結乾燥微粉末及びマッシュルームエキスの消
臭率とメチルメルカプタン濃度との関係を示したグラフ
である。
【図6】各種加工法によるニンジン葉粉末のジアリルジ
サルファイドに対する消臭効果を比較したグラフであ
る。
【図7】各種ブランチング処理時間及びその後の乾燥方
法によるニンジン葉微粉末のジアリルジサルファイドに
対する消臭効果を比較したグラフである。
【図8】ニンジン葉ブランチング処理乾燥微粉末の添加
濃度とジアリルジサルファイドに対する消臭率との関係
を示したグラフである。
【図9】茶殻凍結乾燥微粉末とニンジン葉ブランチング
処理乾燥微粉末とを各種割合で配合した場合のジアリル
ジサルファイドに対する消臭効果を比較したグラフであ
る。
【図10】茶殻凍結乾燥微粉末とニンジン葉ブランチング
処理乾燥微粉末とを各種割合で配合した場合のトリメチ
ルアミンに対する消臭効果を比較したグラフである。
【図11】各種飲料のジアリルジサルファイドに対する消
臭効果を比較したグラフである。
【図12】牛乳及びその成分のジアリルジサルファイドに
対する消臭効果を比較したグラフである。
【図13】生クリームの添加濃度とジアリルジサルファイ
ドに対する消臭効果との関係を示したグラフである。
【図14】高脂肪粉乳の添加濃度とジアリルジサルファイ
ドに対する消臭効果との関係を示したグラフである。
【図15】サイクロデキストリンの添加濃度とジアリルジ
サルファイドに対する消臭効果との関係を示したグラフ
である。
【図16】茶殻凍結乾燥微粉末とニンジン葉ブランチング
処理乾燥微粉末と1:1の割合で配合したものに、サイ
クロデキストリン及び高脂肪粉乳を各種濃度で添加した
場合のジアリルジサルファイドに対する消臭効果との関
係を示したグラフである。
【図17】本発明の試作品及び既存の消臭剤のジアリルジ
サルファイドに対する消臭効果を比較したグラフであ
る。
【図18】本発明の試作品及び既存の消臭剤のメチルメル
カプタンに対する消臭効果を比較したグラフである。
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂根 巌 静岡県榛原郡相良町女神21 株式会社伊藤 園中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉を温水乃至熱水に浸漬して水溶性成
    分を溶出させ、得られた茶殻を乾燥し、粉砕して得られ
    た茶殻乾燥粉末と、ニンジン葉を温水乃至熱水でブラン
    チング処理し、乾燥し、粉砕して得られたニンジン葉ブ
    ランチング処理乾燥粉末とを略々等量配合して得られた
    混合物を有効成分とする消臭剤。
  2. 【請求項2】 茶葉を温水乃至熱水に浸漬して水溶性成
    分を溶出させ、得られた茶殻を乾燥し、粉砕して得られ
    た茶殻乾燥粉末を有効成分とする消臭剤。
  3. 【請求項3】 ニンジン葉を温水乃至熱水でブランチン
    グ処理し、乾燥し、粉砕して得られたニンジン葉ブラン
    チング処理乾燥粉末を有効成分とする消臭剤。
  4. 【請求項4】 高脂肪粉乳、生クリーム、サイクロデキ
    ストリンのいずれか一を、或いはこれらを二以上配合し
    て添加することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の消臭剤。
JP08004241A 1996-01-12 1996-01-12 消臭剤 Expired - Fee Related JP3097898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08004241A JP3097898B2 (ja) 1996-01-12 1996-01-12 消臭剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08004241A JP3097898B2 (ja) 1996-01-12 1996-01-12 消臭剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09192208A true JPH09192208A (ja) 1997-07-29
JP3097898B2 JP3097898B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=11579058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08004241A Expired - Fee Related JP3097898B2 (ja) 1996-01-12 1996-01-12 消臭剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3097898B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195185A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Japan Tobacco Inc 口臭低減飲料

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105259A (en) * 1976-02-26 1977-09-03 Shida Hiroyo Production of tare from garlic bulb remeved garlic odor thereof as raw stock
JPS5341440A (en) * 1976-09-24 1978-04-14 Horiuchi Itarou Shiyouten Kk Deodorant
JPS55131358A (en) * 1979-04-02 1980-10-13 Tsurukichi Shibata Method of making raw garlic bulb odor-free
JPS58124452A (ja) * 1982-01-21 1983-07-25 株式会社嶋田環境科学研究所 脱臭剤組成物
JPS6140646B2 (ja) * 1976-10-20 1986-09-10 Wako Enzeru Guriin Jugen
JPH04163372A (ja) * 1990-10-19 1992-06-08 Toyo Ink Mfg Co Ltd 消臭性洗濯糊および消臭性布帛
JPH06269489A (ja) * 1991-01-25 1994-09-27 Itouen:Kk 茶殻消臭剤
JPH07298849A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Pokka Corp 青臭みのない凍結乾燥野菜

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105259A (en) * 1976-02-26 1977-09-03 Shida Hiroyo Production of tare from garlic bulb remeved garlic odor thereof as raw stock
JPS5341440A (en) * 1976-09-24 1978-04-14 Horiuchi Itarou Shiyouten Kk Deodorant
JPS6140646B2 (ja) * 1976-10-20 1986-09-10 Wako Enzeru Guriin Jugen
JPS55131358A (en) * 1979-04-02 1980-10-13 Tsurukichi Shibata Method of making raw garlic bulb odor-free
JPS58124452A (ja) * 1982-01-21 1983-07-25 株式会社嶋田環境科学研究所 脱臭剤組成物
JPH04163372A (ja) * 1990-10-19 1992-06-08 Toyo Ink Mfg Co Ltd 消臭性洗濯糊および消臭性布帛
JPH06269489A (ja) * 1991-01-25 1994-09-27 Itouen:Kk 茶殻消臭剤
JPH07298849A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Pokka Corp 青臭みのない凍結乾燥野菜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195185A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Japan Tobacco Inc 口臭低減飲料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3097898B2 (ja) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2396974T3 (es) Proceso de extracción de fibra cítrica de vesículas cítricas
EP2476317B1 (en) Almond drinks and methods for their production
KR101652638B1 (ko) 고추냉이를 함유하는 음료 및 그 제조방법
US20050217596A1 (en) Novel health food and drink containing marine algae
JP2008086311A (ja) 緑色野菜青汁用粉末及びその製造方法
WO2023213331A1 (zh) 一种改善预蒸调理羊肉饼风味特征和贮藏稳定性的方法
JP6029546B2 (ja) 飲料
US5888571A (en) Process for preparing a ginkgo leaf tea
US6379717B1 (en) Young leaves of a grass plant
JPH09192208A (ja) 消臭剤
JP4444124B2 (ja) 飲食品の風味改善剤
KR100322209B1 (ko) 인스턴트 현미녹차 추출분말의 제조방법
KR101815231B1 (ko) 맨드라미를 이용한 커피 조성물 및 이의 제조방법
KR101815234B1 (ko) 장미를 이용한 커피 조성물 및 이의 제조방법
CN110353143A (zh) 一种黑木耳金针菇固体饮料及其制备方法
JP2002058458A (ja) ゴマ青麦顆粒の製造方法
JP3188238B2 (ja) 葉類加工食品及びその製法
US6660320B1 (en) Process for producing an antioxidant extract from the bearberry plant
JP2004159547A (ja) 緑葉末
JP7463503B2 (ja) 加工シナモン及びその製造方法
JP4038537B1 (ja) タマネギ皮のケルセチンの含量を増加させる方法、タマネギの皮の味を改善する方法、それらにより得られる醗酵タマネギ皮及びそれを含んでなる健康食品
KR102402890B1 (ko) 돈육가공용 염지제의 제조방법 및 이로 제조된 돈육가공용 염지제
JPH08308534A (ja) 水不溶性植物粉末
Rianse et al. Organoleptic properties of functional powdered drink products based on palm sugar
EP1082911A2 (en) Food using gamma-aminobutyric acid-enriched cruciferous plant

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees