JPH04163372A

JPH04163372A - 消臭性洗濯糊および消臭性布帛

Info

Publication number: JPH04163372A
Application number: JP2280838A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Shigemitsu; 重光　正弘; Makoto Ariyoshi; 有吉　信
Original assignee: Toyo Ink Mfg Co Ltd
Current assignee: Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority date: 1990-10-19
Filing date: 1990-10-19
Publication date: 1992-06-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、無害であり、不織布または織物等のシート状
物等の布に使用できる消臭性洗濯糊に関する。更に詳し
くは、サイクロデキストリンと有機酸２またはゼオライ
トを含有する消臭用組成物およびそれ使用してなる消臭
性布帛に関する。

（従来の技術）現在、生活環境等の悪化を防止し、快適さを享受するた
め、消臭剤の果たす役割が非常に大きくなりつつある。

生活環境や産業界において、臭いは３重要な問題となり
つつある。

この臭気対策として多くの消臭剤・脱臭剤が作りだ゛さ
れている。しかしながら依然として活性炭が主に使用さ
れている。

悪臭物質としては、悪臭防止法に定められている１２物
質であるが、その中でもアンモニア、メルカプタン類硫
化物、アミン類、アルデヒド類は特に接する機会の多い
物質である。

消臭方法としては２■吸着、■酸化分解、■中和。

■マスキング等が考えられる。即効性に欠ける。すくに
脱臭能力が低下する。有効期間が短い１人体に接する場
合に使用できない２等の欠点があった。

最近これらの欠点を改良する方法として、二価金属塩と
Ｌ−アスコルビン酸化合物とによる方法が提案されてい
る。しかしこのものは、空気中の酸素により酸化変化著
しく、また空気中並びに臭気物より発する湿気を吸着し
１着色著しく、潮解性あり３その上そのもの自身特有の
臭気発生がみられ、用途によっては消臭剤として使用で
きない等の問題を有していた。

特にシーツ等の布帛に施すには１着色１人体に接する点
、などから有効な消臭方法が少ないのが現状であった。

（発明が解決しようとする課題）゛　消臭効果が、即効性および有効期間が長い、という
効果があり３人体に接する場合にも使用できる手段が期
待されている。

本発明者等は、取扱い易く、安全で、安価に加工できる
もの、また種々の用途に用いられるもの等を鋭意検討す
ることにより、消臭性洗濯糊およびそれを使用した消臭
性布帛を得ることができた。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、糊剤および水、さらに必要に応じて染料゛ま
たは顔料を含む洗濯糊に消臭剤を添加してなる消臭性洗
濯糊に関し、また洗濯糊に、アクリル系エマルジョンお
よび消臭剤を含む消臭用組成物を添加してなる消臭性洗
濯糊である。さらには消臭剤が、サイクロデキストリン
と有機酸、ゼオライト、から選ばれる少なくとも１種以
上である消臭性洗濯糊である。また。

・布帛の全面または°１部に上記消臭性洗濯糊を施し、
加熱乾燥してなる消臭性布帛に関する。

消臭剤としては２人体に接する用途もあるため、ナイク
ロデキストリンおよび有機酸、またはゼ′オライド等が
好ましい。なお、さらにサイクロデキストリン。

有機酸およびゼオライトを含むものである。

消臭剤用の有機酸としてはリンゴ酸、アスコルビン酸、
クエン酸、アルギン酸、コハク酸から選ばれた少なくと
も１種以上である。

また、サイクロデキストリン９９〜３０重量％、有機酸
１〜４０重景％重量オライト０〜５０重量％である消臭
剤が好ましい。

洗濯糊としては、従来から知られているものが使用でき
る。洗濯糊は通常、糊剤および水を含み、さらには用途
等に応じて蛍光増白剤等を添加してなるものである。糊
剤としては、α−デキストリン、カルボキシメチルセル
ロース等であり、洗濯糊としてはこれらの糊剤の８重量
％程度の水溶液としている。

洗濯糊への配合をりよくするため、また布帛への固着を
高めるため、洗濯糊に、消臭剤およびアクリル系エマル
ジョンの消臭性組成物を配合することもできる。

アクリル系エマルジョンとしては１例えばオリチック（
東洋インキ製造側製）等の市販の布帛用アクリル系エマ
ルジョンをイ吏用することができる。

本発明の利用並びに用途としては、不織布、織物等の布
帛にスプレー、コーティングまたは印刷して消臭性洗濯
糊を適用する。消臭性洗濯糊を布帛に施した後。

アイロン、その他の加熱手段により加熱乾燥することに
より消臭効果の持続性があり、かつ人体が接する場合に
も適用できる消臭性布帛が得られる。

従って、アイロン等で簡単に布帛に消臭効果を持たせる
ことができ、かつ持続性もある。

本発明の消臭性布帛は、ベット排泄物２食品、腐敗物、
ペット等の死体等の消臭に優れた効果を発揮するもので
ある。しかも２着装色がなく、潮解性なく。

取扱い易く、その上、そのもの自身特有の臭気を発する
ことがなく、また安価に加工が可能である。

（、実施例）以下、実施例により本発明を説明する。例中２部とは重
量部を１％は重量％を、それぞれ表す。

実施例ＩＷＳレジューサ−（東洋インキ製造■製０／Ｗ型アクリ
ル系エマルジョン　　　　　　　　　５０部ゼオライト
（固形分５５％の水性分散体）　６部すイクロデ先スト
リン　　　　　　　　　１５部アスコルビン酸　　　　
　　　　　　　　　４部ＷＳバインダー（東洋インキ製
造■製０／Ｗ型アクリル系エマルジョン）　　　　　　
　　　　１６部からなる消臭用組成物を、α−デキスト
リンの８％水溶液（洗濯糊）に２０％の割合で添加し、
これをポリエチレン製不織布（Ｅ）Ｏｇ／ｍ２）に、消
臭剤としての量が５ｇ／ｍ”　　（乾燥）の割合で塗工
し、１２０°Ｃ２５分の加熱処理を施した。

得られた消臭性布帛を病人用シーツの下に敷いたところ
、尿の臭いが消え、かつ１週間消臭機能が持続した。

実施例２実施例１のゼオライト、サイクロデキストリン、アスコ
ルビン酸の代わりにサイクロデキストリン８０％および
アスコルビン酸２０％を使用し、洗濯糊に添加した。こ
れを木綿に塗工した。他は実施例１と同様にして行った
。

得られた消臭性布帛は実施例１とほぼ同［美な効果が得
られた。

実施例３実施列２のザ１′クロデキストリン、アスコルビン酸の
代わりにサイクロデキストリン８０％およびリンゴ酸２
０％を使用した。他は実施例２と同様にしてポリエチレ
ン製不織布に適用した。

得られた消臭性布帛は実施例１とほぼ同様な効果が得ら
れた。

実施例４サイクロデキストリン８０％およびリンゴ酸２０％から
なる消臭剤を、カルボキシメチルセルロースの８％水溶
液に２５％の割合で添加した消臭性洗濯糊を木綿にスプ
レーＬ、１７０°Ｃ２２０秒の加熱処理を施した。

以上のようにして得られた消臭性布帛を１０ｃ＋ｎ　Ｘ
　１０ｃｍ切り取り試料とし、消臭機能測定を行った。

臭気測定方法は２℃入り三角フラスコに各試料を入れ、
その中にアンモニアアセトン溶液を加え密栓後ウォータ
ハス上で加熱気化させ、その時点でのフラスコ内濃度を
初！ｔＩＩ　濃度とし、経時子フラスコ内濃度を測定し
た。試料片の吸収作用によりフラスコ内濃度が減少する
と仮定した。測定にはガスチックの検知管を用いた。結
果を表に示す。なお、比較のため、空試験についても試
験した。

表　　消臭性布帛によるアンモニア残存濃度（ＰＰｉ４
）（ＮＤは検出されず、を意味する。）［発明の効果］本発明は着変色がなく、取扱い易く、かつ簡単に布帛に
適用できる。つまり、スプレー、コーティングまたは印
刷可能な布帛のすべてに使用できる。

特許出願人　　東洋インキ製造株式会社他１名

Claims

【特許請求の範囲】１、糊剤および水、さらに必要に応じて染料または顔料
を含む洗濯糊に消臭剤を添加してなることを特徴とする
消臭性洗濯糊。２、洗濯糊に、アクリル系エマルジョンおよび消臭剤を
含む消臭用組成物を添加してなることを特徴とする請求
項１記載の消臭性洗濯糊。３、消臭剤が、サイクロデキストリンと有機酸、ゼオラ
イト、から選ばれる少なくとも１種以上である請求項１
または２記載の消臭性洗濯糊。４、布帛の全面または一部に請求項１記載の消臭性洗濯
糊を施し、加熱乾燥してなることを特徴とする消臭性布
帛。