JPS6139430Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は各種施設の場所方向等を案内表示す
べく設置される案内標識に関する。

そして、この目的とする処は、製作が簡単で、
溶接等の手段を一切用いず、単にビス止めだけで
極めて体裁よく且つ確実に組立てることができ、
しかも必要に応じ表示パネルの個数を増減及び交
換することができる実用性大なるものを提供しよ
うとすることにある。

以下この考案の一実施例を図面に従い説明す
る。第１図中１はアルミ等の押出成形材よりなる
表示パネルで、稍々偏平な横長中空角筒状をして
いて、表裏面は文字や矢印等の各種案内表示（図
示せず）を印刷等により設けることができる平滑
な表示面１ａとされている。又その表示パネル１
の上下面各中央部にそれぞれ長手方向に亘り凹段
部１ｂ，１ｃが形成されていると共に、同じく上
下面の凹段部１ｂ，１ｃ内面側部にはビスホール
１ｄ，１ｄが長手方向に亘り形成されている。２
は上記表示パネル１の両端に上下一対のビス３，
３により止め付けられるアルミ等の押出成形材よ
りなるスライド枠体で、上記表示パネル１の端部
を完全に閉塞し得る巾及び長さをもつ稍々縦長平
板状主板２ａと、この主板２ａの外側面にこの上
下に亘り一体に形成されたハツト型部２ｂとから
なる構造で、その主板２ａの上下寄り部にハツト
型部２ｂの両側Ｌ字形屈曲片部分２b′，２b′相互
間中央に位置してビス挿入孔（図示せず）が上記
表示パネル１のビスホール１ｄ，１ｄと合致すべ
く形成されている。４，４は互に所定の間隔を存
して平行に立設される左右一対の支柱で、これも
アルミ等の押出成形材よりなる縦長中空の略半円
形筒状をしていて、左右互に相対向せられる平面
部４ａ側には上記スライド枠体２のハツト型部２
ｂがガタつくことなく端部方から摺嵌できるリツ
プ溝型部４ｂが上下長手方向に亘り形成されてい
ると共に、それぞれの平面部４ａの両側隅部内周
部分には上下長手方向に亘りビスホール４ｃ，４
ｃが形成されている。５は上記支柱４の上端にビ
ス６，６により止め付けられる支柱蓋で、アルミ
等の略半円形筒状をしていて支柱４の上端全域を
完全に閉塞できる大きさとされ、上記支柱４のビ
スホール４ｃ，４ｃと合致する位置にビス挿通孔
５ａ，５ａが形成されている。７は上記支柱４の
リツプ溝型部４ｂ内に端部方から摺嵌できる小片
状のパネルストツパーで、中央肉厚部に上下一対
のビス挿通孔７ａ，７ａを有し、上記支柱４のリ
ツプ溝型部４ｂ内の任意高さの位置にねじ切りを
することでビス８，８により止め付けられるよう
になつている。なお、図中９は表示パネル１を複
数段上下配列する場合にその上下パネル１，１相
互間にその両者の凹段部１ｃ，１ｄと係合するよ
うにし介在できる断面形状のつなぎ材で、上下
表示パネル１，１のずれ防止及び補強を兼ねてい
る。

而して、上記構成の案内標識の組立て方を述べ
ると、まず設置場所、目的に応じ必要個数の表示
パネル１……を備え、それらの各両端にスライド
枠体２を接合させて外側からビス３，３を該パネ
ル１のビスホール１ｄ，１ｄにねじ込むようにし
てそれぞれ止め付ける。こうした状態にしてから
左右支柱４，４のリツプ溝型部４ｂ，４ｂに上記
パネル両端のスライド枠体２，２のハツト型部２
ｂ，２ｂを端部方から摺嵌するようにして、該支
柱４，４相互間に上記複数の表示パネル１……を
一個づつ横架する如く差し込んで行く。この際各
表示パネル１……相互間にはその上下両者の凹段
部１ｃ，１ｃに係合するようにしてつなぎ材９を
介在して行く。しかして必要個数の表示パネル１
……を各々その両端スライド枠体２，２を介して
左右支柱４，４相互間に配列したら、最上段の表
示パネル１の上面が左右支柱４，４の上端面と同
一高さとなるようにして、以下各パネル１……を
つなぎ材９……を介して上下で圧着接合するよう
に位置決めし、その状態で左右支柱４，４の各リ
ツプ溝型部４ｂにその下端方からパネルストツパ
ー７を摺嵌して上記最下段の表示パネル１の下面
に当接させ、その状態でビス挿通孔７ａ，７ａを
介してて適当ねじ切りハッド工具より支柱４，４
の平面部４ａにねじ孔（図示せず）を形成し、そ
のねじ孔に上記ビス挿通孔７ａ，７ａを介してビ
ス８，８をねじ込んだ該パネルストツパー７を固
定して、表示パネル１……の落ち込みを防止す
る。次に左右両支柱４，４の上端に支柱蓋５を接
合してそのビス挿通孔５ａ，５ａからビス６，６
を該支柱４のビスホール４ｃ，４ｃにねじ込んで
止め付ける。

以上で組立てが終了できて、第２図の状態とな
せ、その組立てた状態で所望の場所に立設するこ
とで設置使用できるようになる。こうして組立て
設置した案内標識は左右支柱４，４及び複数段の
表示パネル１……が確実に結合してガタを生じる
よなことがなく、又表示パネル１……相互もつな
ぎ材９により接合して補強され、上下に整列し、
非常に体裁のよいものとなる。

なお、上記設置した後に表示パネル１……の個
数を増減したり、別な表示を附した表示パネルと
交換する場合には支柱蓋５，５を取り外し、又パ
ネルストツパー６の高さを変更して、左右支柱
４，４の上端方から表示パネル１を抜き外したり
或いは追加したり交換したりする。そして最後に
再び支柱蓋５，５を取り付ける。

この考案は以上詳述した如くなしたから、製作
が簡単で、溶接等の手段を一切用いず簡単なビス
止めだけで極めて容易確実にしかも体裁よく組立
てることができ、又必要に応じ表示パネルの個数
の増減及び交換が簡単にできる非常に簡便で実用
性大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１
図は一部省略した分解斜視図、第２図は組立て状
態の斜視図である。 １……表示パネル、１ａ……表示面、１ｂ，１
ｃ……凹段部、１ｄ……ビスホール、２……スラ
イド枠体、２ａ……主板、２ｂ……ハツト型部、
２b′……Ｌ字形屈曲片部分、３……ビス、４……
支柱、４ａ……平面図、４ｂ……リツプ溝型部、
４ｃ……ビスホール、５……支柱蓋、５ａ……ビ
ス挿通孔、６……ビス、７……パネルストツパ
ー、７ａ……ビス挿通孔、８……ビス、９……つ
なぎ材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 各種案内表示を設けることができる平滑な表面
   を有する横長扁平角筒状をなし且つ上下面内側部
   にビスホールを有するアルミ等の成形材よりなる
   表示パネルと、この表示パネルの両端に上記ビス
   ホールに螺合するビスにより止め付けられ且つ外
   側に上下に亘りハツト型部を有するアルミ等の成
   形材よりなる両端スライド枠体と、それぞれ縦長
   筒状をしていて互の相対面側に上記スライド枠体
   のハツト型部が摺嵌できるリツプ溝型部を上下に
   亘り有すると共に内周部にビスホールを有するア
   ルミ等の成形材よりなる一対の左右支柱と、この
   支柱上端に該ビスホールに螺合するビスにより止
   め付けられる支柱蓋と、支柱のリツプ溝型部内に
   摺嵌して任意高さの位置にビス止めされて上記ス
   ライド枠体の落下を防止するパネルストツパーと
   具備してなる案内標識。