JPS6139314A - 非還元性誘電体磁器組成物 - Google Patents
非還元性誘電体磁器組成物Info
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- JPS6139314A JPS6139314A JP14018284A JP14018284A JPS6139314A JP S6139314 A JPS6139314 A JP S6139314A JP 14018284 A JP14018284 A JP 14018284A JP 14018284 A JP14018284 A JP 14018284A JP S6139314 A JPS6139314 A JP S6139314A
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- Japan
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- dielectric
- mol
- insulation resistance
- nonreduced
- electrode
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G4/00—Fixed capacitors; Processes of their manufacture
- H01G4/002—Details
- H01G4/018—Dielectrics
- H01G4/06—Solid dielectrics
- H01G4/08—Inorganic dielectrics
- H01G4/12—Ceramic dielectrics
- H01G4/1209—Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material
- H01G4/1218—Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material based on titanium oxides or titanates
- H01G4/1227—Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material based on titanium oxides or titanates based on alkaline earth titanates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/01—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
- C04B35/46—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates
- C04B35/462—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates based on titanates
- C04B35/465—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates based on titanates based on alkaline earth metal titanates
- C04B35/468—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates based on titanates based on alkaline earth metal titanates based on barium titanates
- C04B35/4682—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates based on titanates based on alkaline earth metal titanates based on barium titanates based on BaTiO3 perovskite phase
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は非還元性誘電体磁器組成物、すなわ 。
ち還元性雰囲気中で焼成しても高い絶縁抵抗と高い誘電
率を有しかつ小さな誘電損失を有する誘電体磁器組成物
に関する。
率を有しかつ小さな誘電損失を有する誘電体磁器組成物
に関する。
(従来技術)
従来、チタン酸塩を主体とした高誘電率磁器材料を誘電
体とし、白金、金、パラジウム或いはこれらの合金を内
部電極とした磁器積層コンデンサが、小型大容量でかつ
高信頼性を要求する各種民生用、産業用の電子回路に多
用されてきた。
体とし、白金、金、パラジウム或いはこれらの合金を内
部電極とした磁器積層コンデンサが、小型大容量でかつ
高信頼性を要求する各種民生用、産業用の電子回路に多
用されてきた。
磁器積層コンデンサを製造するには、厚みたとえば50
〜100μmの磁器グリーンシートを印刷、ドクタブレ
ード法或いはスプレー法で作成し、この磁器グリーンシ
ートの上に内部電極となる金属粉末のペーストを印刷、
塗布し、これらを複数枚積層して熱圧着し、一体化した
ものを、自然雰囲気中たとえば1250−1400℃で
焼成して焼結体を作り、内部電極と導通する外部引出し
用電極を焼結体の端面に焼付けていた。
〜100μmの磁器グリーンシートを印刷、ドクタブレ
ード法或いはスプレー法で作成し、この磁器グリーンシ
ートの上に内部電極となる金属粉末のペーストを印刷、
塗布し、これらを複数枚積層して熱圧着し、一体化した
ものを、自然雰囲気中たとえば1250−1400℃で
焼成して焼結体を作り、内部電極と導通する外部引出し
用電極を焼結体の端面に焼付けていた。
(発明が解決しようとする問題点)
従来の磁器積層コンデンサにおいては、内部電極の材料
として次のような条件を満足する必要があった。
として次のような条件を満足する必要があった。
(a’)誘電体磁器と内部電極とが同時に焼成されるの
で、誘電体磁器が焼成される温度以上の融点を有するこ
と。
で、誘電体磁器が焼成される温度以上の融点を有するこ
と。
(b)酸化性の高温雰囲気中においても酸化されず、し
かも、誘電体と反応しないこと。
かも、誘電体と反応しないこと。
このような条件を満足する電極材料としては、白金、金
、パラジウム或いはそれらの合金のような貴金属があり
、これまでは、磁器積層コンデンサの内部電極としては
、主としてこれらの貴金属が使用されてきた。
、パラジウム或いはそれらの合金のような貴金属があり
、これまでは、磁器積層コンデンサの内部電極としては
、主としてこれらの貴金属が使用されてきた。
しかしながら、この電極材料は優れた特性を有する反面
、高価であった。そのため、磁器積層コンデンサに占め
る電極材料費の割合は30〜70%にも達し、コストを
上昇させる最大の要因になっていた。
、高価であった。そのため、磁器積層コンデンサに占め
る電極材料費の割合は30〜70%にも達し、コストを
上昇させる最大の要因になっていた。
貴金属以外に高融点をもつものとしてNi、Fe、Co
、W、Moなどの卑金属があるが、これら卑金属は高温
の酸化性雰囲気中では容易に酸化されてしまい、電極と
しての役目をしなくなってしまう。そのため、これらの
卑金属を磁器積層コンデンサの内部電極に使用するため
には、誘電体磁器とともに中性または還元性雰囲気中で
焼成される必要が、ある。しかしながら、従来の誘電体
磁器材料ではこのような還元性雰囲気中で焼成すると著
しく還元されてしまい半導体化してしまうという欠点が
あった。
、W、Moなどの卑金属があるが、これら卑金属は高温
の酸化性雰囲気中では容易に酸化されてしまい、電極と
しての役目をしなくなってしまう。そのため、これらの
卑金属を磁器積層コンデンサの内部電極に使用するため
には、誘電体磁器とともに中性または還元性雰囲気中で
焼成される必要が、ある。しかしながら、従来の誘電体
磁器材料ではこのような還元性雰囲気中で焼成すると著
しく還元されてしまい半導体化してしまうという欠点が
あった。
誘電体磁器を中性または還元雰囲気中で焼成しても還元
されないようにするためには、1963年発行、「ハイ
・パーミティビイティ・セラミック・ジンタートイン・
ハイドロゲンJ−J、Mバーバート著、或いはアメリカ
合衆国特許第3,920.781号に記載されているよ
うに、遷移金属酸化物の添加が有効であることが知られ
ている。
されないようにするためには、1963年発行、「ハイ
・パーミティビイティ・セラミック・ジンタートイン・
ハイドロゲンJ−J、Mバーバート著、或いはアメリカ
合衆国特許第3,920.781号に記載されているよ
うに、遷移金属酸化物の添加が有効であることが知られ
ている。
しかしながら、従来知られている非還元性誘電体磁器組
成物は、たとえば積層コンデンサの誘電体として利用す
るためには、たとえば絶縁抵抗の経時的劣化が大きいな
どの欠点があった。
成物は、たとえば積層コンデンサの誘電体として利用す
るためには、たとえば絶縁抵抗の経時的劣化が大きいな
どの欠点があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、還元性雰囲気中
で焼成してもコンデンサ材料として充分に高くかつ経時
的に変化しない絶縁抵抗を有し、、優れた誘電特性を持
つ非還元性誘電体磁器組成物を提供することである。
で焼成してもコンデンサ材料として充分に高くかつ経時
的に変化しない絶縁抵抗を有し、、優れた誘電特性を持
つ非還元性誘電体磁器組成物を提供することである。
(問題点を解決するための手段)
((Ban −xSrxMgy)O)rr5T、i02
で表される組成式の各X+ 3’、+ mが・それぞ
れ・0.05≦X≦0.30.0.0005≦y≦0.
05.1.002≦m≦1.030を満足し、かつ、上
記主成分100モル%に対して、Mn。
で表される組成式の各X+ 3’、+ mが・それぞ
れ・0.05≦X≦0.30.0.0005≦y≦0.
05.1.002≦m≦1.030を満足し、かつ、上
記主成分100モル%に対して、Mn。
Fe、CrおよびCoの各酸化物MnO2,Fe203
、、 Cr 203およびCooの少なくとも1種以
上が0.02〜2.0モル%添加含有されている、非還
元性誘電体磁器組成物である。
、、 Cr 203およびCooの少なくとも1種以
上が0.02〜2.0モル%添加含有されている、非還
元性誘電体磁器組成物である。
(発明の効果)
この発明によれば、酸素分圧P (O□)がたとえば1
0−8〜10””MPaのような低酸素分圧下において
たとえば1250〜1350’Cで焼成しても、誘電率
が1000以上と高く、誘電正接tanδは3.0%以
下で、しかも常温における容量・絶縁抵抗積C−Rが1
000以上でかつたとえば2000時間の高温負荷ライ
フ試験後においても著しい劣化を生じない、優れた誘電
特性を有する、非還元性誘電体磁器組成物が得られる。
0−8〜10””MPaのような低酸素分圧下において
たとえば1250〜1350’Cで焼成しても、誘電率
が1000以上と高く、誘電正接tanδは3.0%以
下で、しかも常温における容量・絶縁抵抗積C−Rが1
000以上でかつたとえば2000時間の高温負荷ライ
フ試験後においても著しい劣化を生じない、優れた誘電
特性を有する、非還元性誘電体磁器組成物が得られる。
したがって、たとえば積層コンデンサの内部電極として
、従来の貴金属より安価な卑金属を使用することができ
、たとえば積層コンデンサの大幅なコストの低減が期待
できる。
、従来の貴金属より安価な卑金属を使用することができ
、たとえば積層コンデンサの大幅なコストの低減が期待
できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
は以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例)
実施例I
純度99.8%以上の高純度の素原料BaCO3 、
S r C03+ M g C03+ T’10
2 1M n 02 、 Fe2 o3 、
CrO2、Coo、 S i02 。
S r C03+ M g C03+ T’10
2 1M n 02 、 Fe2 o3 、
CrO2、Coo、 S i02 。
ZnOおよびAJ203を、((Ba1− xsrxM
gy)O) m−TiO2の組成式において、表1に示
した各試料の組成比となるように配合した。これらをボ
ールミルで湿式混合、粉砕した後乾燥させ、1100℃
で2時間空気中で仮焼した。
gy)O) m−TiO2の組成式において、表1に示
した各試料の組成比となるように配合した。これらをボ
ールミルで湿式混合、粉砕した後乾燥させ、1100℃
で2時間空気中で仮焼した。
仮焼済み原料に有機バインダ、分散剤、消泡剤よりなる
混合水溶液を15重量%添加し、50重量%の水ととも
にボールミルで再び混合、粉砕してスラリを調製した。
混合水溶液を15重量%添加し、50重量%の水ととも
にボールミルで再び混合、粉砕してスラリを調製した。
このスラリをドクタブレードに流し、平均厚み50μm
のグリーンシートを成形した。得られたグリーンシート
上に粒径1μmのニッケル粉末55%を含むペーストを
印刷し、乾燥後互いに対向電極となるように積み重ね、
熱圧着により一体化した。この積層ブロックから個々の
コンデンサユニットをブレードで切り出した。
のグリーンシートを成形した。得られたグリーンシート
上に粒径1μmのニッケル粉末55%を含むペーストを
印刷し、乾燥後互いに対向電極となるように積み重ね、
熱圧着により一体化した。この積層ブロックから個々の
コンデンサユニットをブレードで切り出した。
このようにして得られた化ユニットを空気中500℃ま
で加熱して有機バインダを燃焼させた後、N2−N2−
空気ガスで酸素分圧が10−8〜10−’MPaにコン
トロールされた還元雰囲気炉に入れ、1250℃〜13
50℃で2時間焼成した。得られた誘電体磁器試料の外
部取出し電極としてその表面に銀ペーストを塗布し、中
性雰囲気中800℃で焼付けし、外部電極を形成した。
で加熱して有機バインダを燃焼させた後、N2−N2−
空気ガスで酸素分圧が10−8〜10−’MPaにコン
トロールされた還元雰囲気炉に入れ、1250℃〜13
50℃で2時間焼成した。得られた誘電体磁器試料の外
部取出し電極としてその表面に銀ペーストを塗布し、中
性雰囲気中800℃で焼付けし、外部電極を形成した。
このようにして評価試料を得た。
この実施例で作成したチップ型積層コンデンサの寸法は
、それぞれ、次のとおりである。
、それぞれ、次のとおりである。
外観寸法二幅−4.8mm、長さ=5. 6mm、厚み
=1.2mm 有効誘電体層厚:t=33μm 有効誘電体層数:N=19 一層当たりの対向電極面積:5=21.5mm2また、
静電容量(c)、;4電正接(tanδ)は自動フ゛リ
ッジで1kHzおよびI V、 (ポルト)で測定した
。絶縁抵抗(R)は、高絶縁計により、50Vを2分間
印加した後の値を測定し、容量と絶縁抵抗との積(C−
、R値)を求めた。誘電率εは静電容量Cをもとに、次
式により求めた。
=1.2mm 有効誘電体層厚:t=33μm 有効誘電体層数:N=19 一層当たりの対向電極面積:5=21.5mm2また、
静電容量(c)、;4電正接(tanδ)は自動フ゛リ
ッジで1kHzおよびI V、 (ポルト)で測定した
。絶縁抵抗(R)は、高絶縁計により、50Vを2分間
印加した後の値を測定し、容量と絶縁抵抗との積(C−
、R値)を求めた。誘電率εは静電容量Cをもとに、次
式により求めた。
ε−(113XCXt)/ (SXN)−8,3Xl
O−” XC 高温負荷加速寿命(ライフ)試験としては、各試料を2
0個ずつ125℃の恒温槽に入れて直流150vを印加
し、2000時間後の絶縁抵抗を測定した。
O−” XC 高温負荷加速寿命(ライフ)試験としては、各試料を2
0個ずつ125℃の恒温槽に入れて直流150vを印加
し、2000時間後の絶縁抵抗を測定した。
以上の結果を表2に示した。
表1および表2において、*印を付したのは、この発明
の範囲外の組成物とその特性である。
の範囲外の組成物とその特性である。
SrOの量すなわち(X)の値が0.05未満では誘電
率εが1000以下と低くまた誘電正接tanδも3.
0%を超える。さらに、その(X)の値が0.30をこ
えると、焼結性が悪くなり、誘電率εの低下、誘電正接
tanδの増加およびC−R値の低下を生じ、特に20
00時間ライフ試験後における絶縁抵抗の劣下が著しい
。
率εが1000以下と低くまた誘電正接tanδも3.
0%を超える。さらに、その(X)の値が0.30をこ
えると、焼結性が悪くなり、誘電率εの低下、誘電正接
tanδの増加およびC−R値の低下を生じ、特に20
00時間ライフ試験後における絶縁抵抗の劣下が著しい
。
MgOの量すなわち(y)の値が0.0005未満では
誘電正接tanδが増加するばかりでなく、20000
時間ライフ試験後における絶縁抵抗の劣下がみられる。
誘電正接tanδが増加するばかりでなく、20000
時間ライフ試験後における絶縁抵抗の劣下がみられる。
また、(y)が0.05をこえると、誘電体ε、C−R
値とも低く、誘電正接tanδが3.0%をこえて大き
くなってしまう。
値とも低く、誘電正接tanδが3.0%をこえて大き
くなってしまう。
TiO2に対する(Bat −y、ysrxMgy)O
のモル比を表す(m)については、m〈1.002では
絶縁抵抗が著しく低下し、また20000時間ライフ試
験後における劣下も大きい。
のモル比を表す(m)については、m〈1.002では
絶縁抵抗が著しく低下し、また20000時間ライフ試
験後における劣下も大きい。
また、m>l、03では焼結性が悪く、誘電率ε、C−
R値ともに低い。
R値ともに低い。
表1において添加物(A)として示した遷移金属酸化物
MnO2、Fe203 、Cr203或いはCooの量
が0.02モル%以下では、高温負荷ライフ試験による
絶縁抵抗の劣化が大きい。一方、これらの添加物(A)
の量が2.0モル%をこえて添加されると、初期的には
高いC−R値を示すにもかかわらず、高温負荷ライフ試
験によるその劣下が著しい。
MnO2、Fe203 、Cr203或いはCooの量
が0.02モル%以下では、高温負荷ライフ試験による
絶縁抵抗の劣化が大きい。一方、これらの添加物(A)
の量が2.0モル%をこえて添加されると、初期的には
高いC−R値を示すにもかかわらず、高温負荷ライフ試
験によるその劣下が著しい。
添加物(B)は従来鉱化剤とよばれているもので、Si
O2またはZnOの量が0.1モル%未満、もしくはA
J203の量が0.05モル%未満では、それぞれ焼結
性が低下し、誘電正接tanδが大きくなる。5i02
またはZnOが2゜0モル%をこえ、もしくはAj22
03が1.0モル%をこえると、絶縁抵抗が低下し、誘
電正接tanδの増加と2000時間ライフ試験による
C・R値の低下を住じる。
O2またはZnOの量が0.1モル%未満、もしくはA
J203の量が0.05モル%未満では、それぞれ焼結
性が低下し、誘電正接tanδが大きくなる。5i02
またはZnOが2゜0モル%をこえ、もしくはAj22
03が1.0モル%をこえると、絶縁抵抗が低下し、誘
電正接tanδの増加と2000時間ライフ試験による
C・R値の低下を住じる。
実施例H
この発明の範囲内の代表的な組成物((Baa、?93
r(1,20Mgo・01)O)1.0l−TiO2+
0.5モル%MnO2+1.0モル%5in2+Q、5
モル%Zn’Oを用い、酸素分圧が1xio−3〜lX
l0−’ MPaの範囲で焼成した内部電極をNiとす
る積層コンデンサの特性を測定した。焼成温度は130
0℃で2時間保持し、冷却後、外部電極としての銀ペー
ストを付与して試料として、静電容量(C)、誘電正接
(tanδ)および絶縁抵抗(R)を測定し、その結果
を表3に示した。なお試料の形状、構造は実施例■に示
したものと同様である。
r(1,20Mgo・01)O)1.0l−TiO2+
0.5モル%MnO2+1.0モル%5in2+Q、5
モル%Zn’Oを用い、酸素分圧が1xio−3〜lX
l0−’ MPaの範囲で焼成した内部電極をNiとす
る積層コンデンサの特性を測定した。焼成温度は130
0℃で2時間保持し、冷却後、外部電極としての銀ペー
ストを付与して試料として、静電容量(C)、誘電正接
(tanδ)および絶縁抵抗(R)を測定し、その結果
を表3に示した。なお試料の形状、構造は実施例■に示
したものと同様である。
酸素分圧p (02)が1.0XI O−’ MPaで
は、内部電極であるNiの酸化が起こり、一部NiOと
して誘電体セラミックス中に拡散するために電極として
の働きが損なわれ充分な容量が得られない。一方、P(
02)がlXl0−8MPa以下では、還元雰囲気が強
すぎるため誘電体の絶縁抵抗の低下が生じ、特に誘電正
接tanδの増加がみられる。この例からこの発明の組
成物からなるNi内部電極の積層コンデンサは、酸素分
圧が1xio−’ MPa<P (02)<lXl0−
8MPaの範囲内で焼成されなければならないことが判
る。
は、内部電極であるNiの酸化が起こり、一部NiOと
して誘電体セラミックス中に拡散するために電極として
の働きが損なわれ充分な容量が得られない。一方、P(
02)がlXl0−8MPa以下では、還元雰囲気が強
すぎるため誘電体の絶縁抵抗の低下が生じ、特に誘電正
接tanδの増加がみられる。この例からこの発明の組
成物からなるNi内部電極の積層コンデンサは、酸素分
圧が1xio−’ MPa<P (02)<lXl0−
8MPaの範囲内で焼成されなければならないことが判
る。
特許出願人 株式会社 村田製作所
代理人 弁理士 岡 1) 全 啓
(ほか1名)
手続補正書印釦
昭和60年09月02日
昭和59年 特許願 第140182号2、 発明の名
称 非還元性誘電体磁器組成物 °3.補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 京都府長岡京市天神二丁目26番10号名 称
(623)株式会社 行田製作所代表者 村 1)
昭 4、代 理 人 の540冨大阪(06) 764−5
443 (代)住 所 大阪市東区谷町5丁目30番地
7、補正の内容 明細書第9頁第19行および第10頁第6〜7行のr2
0000時間」をr2000時間」に補正する。
称 非還元性誘電体磁器組成物 °3.補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 京都府長岡京市天神二丁目26番10号名 称
(623)株式会社 行田製作所代表者 村 1)
昭 4、代 理 人 の540冨大阪(06) 764−5
443 (代)住 所 大阪市東区谷町5丁目30番地
7、補正の内容 明細書第9頁第19行および第10頁第6〜7行のr2
0000時間」をr2000時間」に補正する。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 その主成分がBaO、SrO、MgOおよびTiO
_2からなり、これを次の一般式で表したとき、 {(Ba_1_−_xSr_xMg_y)O}m・Ti
O_2となり、この一般式の各x、y、mが次の関係を
満足し、 0.05≦x≦0.30 0.0005≦y≦0.05 1.002≦m≦1.030 かつ、上記主成分100モル%に対して、Mn、Fe、
Cr、Coの各酸化物をMnO_2、Fe_2O_3、
Cr_2O_3、CoOと表したとき、各酸化物の少な
くとも1種以上が0.02〜2.0モル%添加含有され
ている、非還元性誘電体磁器組成物。 2 さらに、0.1〜2.0モル%のSiO_2または
ZnOおよび0.05〜1.0モル%のAl_2O_3
を少なくとも1種類含む、特許請求の範囲第1項記載の
非還元性誘電体磁器組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59140182A JPH0610931B2 (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 非還元性誘電体磁器組成物 |
DE19853524194 DE3524194A1 (de) | 1984-07-05 | 1985-07-05 | Nicht-reduzierende dielektrische keramikzusammensetzungen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59140182A JPH0610931B2 (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 非還元性誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6139314A true JPS6139314A (ja) | 1986-02-25 |
JPH0610931B2 JPH0610931B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=15262802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59140182A Expired - Lifetime JPH0610931B2 (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 非還元性誘電体磁器組成物 |
Country Status (2)
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