JPS6137356B2 - - Google Patents
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- JPS6137356B2 JPS6137356B2 JP15574276A JP15574276A JPS6137356B2 JP S6137356 B2 JPS6137356 B2 JP S6137356B2 JP 15574276 A JP15574276 A JP 15574276A JP 15574276 A JP15574276 A JP 15574276A JP S6137356 B2 JPS6137356 B2 JP S6137356B2
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- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はステンレス鋼及び含Cr合金を素材と
して形成した腕時計バンドに更に装飾のための金
属メツキを施して成る不錆性腕時計バンドとその
製造方法に関する。
して形成した腕時計バンドに更に装飾のための金
属メツキを施して成る不錆性腕時計バンドとその
製造方法に関する。
従来、この種腕時計バンドを製造するに当つて
は、ステンレス鋼及び含Cr合金等の不錆鋼から
成る腕時計バンドを弗酸系、塩酸系、青酸系等の
酸溶液に浸漬して酸化クロム皮膜を溶解除去し、
前処理としての活性化処理を施した後、金メツキ
等の装飾メツキ処理(電気メツキ)を行つてい
た。しかしながら、腕時計バンドが例えばメツシ
ユバンドである場合、装飾メツキ処理の際に外部
露出面にはメツキが付着するが内部隠匿面にはメ
ツキが付着せず、その結果、内部隠匿面は活性な
金属素地が裸のまゝ露出している状態となり、そ
のため内部隠匿面が空気等に触れて酸化、その他
の化学反応を生じ、金属素地が鉄基合金である場
合には鉄錆を生じ、ニツケル基合金である場合に
は塩化ニツケルを生じ、また銅基合金である場合
には塩化銅や炭酸銅を生じるという欠点があつ
た。鉄錆はもとより、塩化ニツケルや炭酸銅など
は有色反応生成物としてバンド素地を変色させ、
外観を著しく損なうばかりか、バンド素地を損耗
し、商品の品質低下をきたすものである。
は、ステンレス鋼及び含Cr合金等の不錆鋼から
成る腕時計バンドを弗酸系、塩酸系、青酸系等の
酸溶液に浸漬して酸化クロム皮膜を溶解除去し、
前処理としての活性化処理を施した後、金メツキ
等の装飾メツキ処理(電気メツキ)を行つてい
た。しかしながら、腕時計バンドが例えばメツシ
ユバンドである場合、装飾メツキ処理の際に外部
露出面にはメツキが付着するが内部隠匿面にはメ
ツキが付着せず、その結果、内部隠匿面は活性な
金属素地が裸のまゝ露出している状態となり、そ
のため内部隠匿面が空気等に触れて酸化、その他
の化学反応を生じ、金属素地が鉄基合金である場
合には鉄錆を生じ、ニツケル基合金である場合に
は塩化ニツケルを生じ、また銅基合金である場合
には塩化銅や炭酸銅を生じるという欠点があつ
た。鉄錆はもとより、塩化ニツケルや炭酸銅など
は有色反応生成物としてバンド素地を変色させ、
外観を著しく損なうばかりか、バンド素地を損耗
し、商品の品質低下をきたすものである。
本発明は上記の欠点を解消するもので錆の発生
や有色反応生成物の発生のおそれのない不錆性腕
時計バンド及びその製造方法を提供しようとする
ものである。
や有色反応生成物の発生のおそれのない不錆性腕
時計バンド及びその製造方法を提供しようとする
ものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
1は腕時計バンドで、この腕時計バンド1はス
テンレス線材2,2′,2″,……を編んで形成し
たメツシユバンドである。前記ステンレス線材
2,2′,2″,……はその表面に酸化クロム皮膜
(Cr2O3)3,3′,3″,……を有している(第2
図)。
テンレス線材2,2′,2″,……を編んで形成し
たメツシユバンドである。前記ステンレス線材
2,2′,2″,……はその表面に酸化クロム皮膜
(Cr2O3)3,3′,3″,……を有している(第2
図)。
前記腕時計バンド1を薄い酸溶液中に浸漬して
前処理としての電解処理を行ない、腕時計バンド
1の外部露出面(外表面に現われる部分)4a,
4b,4c,5a,5c,6a,6c,……にお
ける酸化クロム皮膜3,3′,3″,……のみを除
去し、酸化クロム皮膜除去面を形成する。しかし
て前記電解処理によつて内部隠匿面(内部の隙間
等に隠れて外表面に現われてこない部分)4d,
5b,5d,6b,6d……においてのみ酸化ク
ロム皮膜3,3′,3″,……が残存し、外部露出
面4a,4b,4c,5a,5c,6a,6c,
……においては酸化クロム皮膜3,3′,3″,…
…が無く、活性な金属素地が裸のまゝ露出してい
る状態となる(第3図)。
前処理としての電解処理を行ない、腕時計バンド
1の外部露出面(外表面に現われる部分)4a,
4b,4c,5a,5c,6a,6c,……にお
ける酸化クロム皮膜3,3′,3″,……のみを除
去し、酸化クロム皮膜除去面を形成する。しかし
て前記電解処理によつて内部隠匿面(内部の隙間
等に隠れて外表面に現われてこない部分)4d,
5b,5d,6b,6d……においてのみ酸化ク
ロム皮膜3,3′,3″,……が残存し、外部露出
面4a,4b,4c,5a,5c,6a,6c,
……においては酸化クロム皮膜3,3′,3″,…
…が無く、活性な金属素地が裸のまゝ露出してい
る状態となる(第3図)。
前記の如き前処理を行なうのは、後述する装飾
メツキを施す場合に不活性な酸化クロム皮膜があ
つたのではメツキの付着が困難だからであり、前
処理としての電解処理を行なつてメツキ付着面を
活性化しようとするものである。
メツキを施す場合に不活性な酸化クロム皮膜があ
つたのではメツキの付着が困難だからであり、前
処理としての電解処理を行なつてメツキ付着面を
活性化しようとするものである。
電解処理終了後、腕時計バンド1をメツキ浴に
浸漬して電気メツキを行ない金メツキ、白金メツ
キ等の装飾メツキを施す。前述の如く外部露出面
4a,4b,4c,5a,5c,6a,6c,…
…は酸化クロム皮膜除去面となつていて表面活性
であるからメツキが良好に付着し、装飾メツキ層
7,7′,7″,……が形成される(第4図)。上
記電気メツキ処理の場合、内部隠匿面4d,5
b,5d,6b,6d,……にはメツキが付着し
ないが、内部隠匿面4d,5b,5d,6b,6
d,……には不活性で安定な酸化クロム皮膜3,
3′,3″,……があるので耐食上何ら問題はな
い。
浸漬して電気メツキを行ない金メツキ、白金メツ
キ等の装飾メツキを施す。前述の如く外部露出面
4a,4b,4c,5a,5c,6a,6c,…
…は酸化クロム皮膜除去面となつていて表面活性
であるからメツキが良好に付着し、装飾メツキ層
7,7′,7″,……が形成される(第4図)。上
記電気メツキ処理の場合、内部隠匿面4d,5
b,5d,6b,6d,……にはメツキが付着し
ないが、内部隠匿面4d,5b,5d,6b,6
d,……には不活性で安定な酸化クロム皮膜3,
3′,3″,……があるので耐食上何ら問題はな
い。
しかして、上記の如き製造方法(第1の製造方
法)により、第4図に示す通り、酸化クロム皮膜
3,3′,3″,……を除去した外部露出面4a,
4b,4c,5a,5c,6a,6c,……に金
メツキ等の装飾メツキ層7,7′,7″,……を形
成し、内部隠匿面4d,5b,6b,6d……は
酸化クロム皮膜3,3′,3″,……を有して成る
不錆性腕時計バンド1が得られる。
法)により、第4図に示す通り、酸化クロム皮膜
3,3′,3″,……を除去した外部露出面4a,
4b,4c,5a,5c,6a,6c,……に金
メツキ等の装飾メツキ層7,7′,7″,……を形
成し、内部隠匿面4d,5b,6b,6d……は
酸化クロム皮膜3,3′,3″,……を有して成る
不錆性腕時計バンド1が得られる。
前記実施例においてはステンレス鋼製の腕時計
バンドの場合について述べたが、本発明は酸化ク
ロム皮膜を有する不錆鋼を素材とする腕時計バン
ドであれば全て該当し、例えばクロム−コバルト
合金を素材とする腕時計バンドについても本発明
を適用することができる。また前記実施例はメツ
シユバンドの場合について述べたが、本発明はメ
ツシユバンドの場合に限られず、コマバンドやそ
の他のバンドについても適用できることはいうま
でもない。
バンドの場合について述べたが、本発明は酸化ク
ロム皮膜を有する不錆鋼を素材とする腕時計バン
ドであれば全て該当し、例えばクロム−コバルト
合金を素材とする腕時計バンドについても本発明
を適用することができる。また前記実施例はメツ
シユバンドの場合について述べたが、本発明はメ
ツシユバンドの場合に限られず、コマバンドやそ
の他のバンドについても適用できることはいうま
でもない。
本発明腕時計バンド1は以下の製造方法(第2
の製造方法)によつても得ることができる。
の製造方法)によつても得ることができる。
第1図に示す腕時計バンド1に蒸着、スパツタ
リング等による乾式メツキ処理を施して、前記腕
時計バンド1の外部露出面4a,4b,4c,5
a,5c,6a,6c,……に下地メツキ面8,
8′,8″,……を形成する(第5図)。このよう
に表面不活性な酸化クロム皮膜3,3′,3″,…
…上に下地メツキ面8,8′,8″,……を形成す
れば、後述する装飾メツキの付着が可能となる。
次いで腕時計バンド1をメツキ浴に浸漬して電気
メツキを行ない、前記下地メツキ面8,8′,
8″,……に金メツキ、白金メツキ等の装飾メツ
キを施す。外部露出面4a,4b,4c,5a,
5c,6a,6c,……は下地メツキ面8,
8′,8″,……を有し、表面活性となつているか
らメツキが良好に付着し、装飾メツキ層7,
7′,7″,……が形成される(第6図)。一方、
内部隠匿面4d,5b,5d,6b,6d,……
にはメツキが付着しないが、不活性な酸化クロム
皮膜3,3′,3″,……によつて耐食性を有す
る。
リング等による乾式メツキ処理を施して、前記腕
時計バンド1の外部露出面4a,4b,4c,5
a,5c,6a,6c,……に下地メツキ面8,
8′,8″,……を形成する(第5図)。このよう
に表面不活性な酸化クロム皮膜3,3′,3″,…
…上に下地メツキ面8,8′,8″,……を形成す
れば、後述する装飾メツキの付着が可能となる。
次いで腕時計バンド1をメツキ浴に浸漬して電気
メツキを行ない、前記下地メツキ面8,8′,
8″,……に金メツキ、白金メツキ等の装飾メツ
キを施す。外部露出面4a,4b,4c,5a,
5c,6a,6c,……は下地メツキ面8,
8′,8″,……を有し、表面活性となつているか
らメツキが良好に付着し、装飾メツキ層7,
7′,7″,……が形成される(第6図)。一方、
内部隠匿面4d,5b,5d,6b,6d,……
にはメツキが付着しないが、不活性な酸化クロム
皮膜3,3′,3″,……によつて耐食性を有す
る。
しかして、上記製造方法により、第6図に示す
通り、外部露出面4a,4b,4c,5a,5
c,6a,6c,……には下地メツキ面8,
8′,8″,……を介して装飾メツキ層7,7′,
7″,……が形成され、内部隠匿面4d,5b,
5d,6b,6d,……は酸化クロム皮膜3,
3′,3″,……を有して成る不錆性腕時計バンド
1が得られる。本発明はステンレス鋼製以外の例
えばクロム−コバルト合金製の腕時計バンドにつ
いても適用でき、またメツシユバンド以外のコマ
バンド、その他のバンドについても適用できる。
通り、外部露出面4a,4b,4c,5a,5
c,6a,6c,……には下地メツキ面8,
8′,8″,……を介して装飾メツキ層7,7′,
7″,……が形成され、内部隠匿面4d,5b,
5d,6b,6d,……は酸化クロム皮膜3,
3′,3″,……を有して成る不錆性腕時計バンド
1が得られる。本発明はステンレス鋼製以外の例
えばクロム−コバルト合金製の腕時計バンドにつ
いても適用でき、またメツシユバンド以外のコマ
バンド、その他のバンドについても適用できる。
更に本発明腕時計バンド1は以下の製造方法
(第3の製造方法)によつても得ることができ
る。
(第3の製造方法)によつても得ることができ
る。
第1図に示す腕時計バンド1を塩酸等の酸溶液
に浸漬して外部露出面4a,4b,4c,5a,
5c,6a,6c,……のみならず、内部隠匿面
4d,5b,5d,6b,6d……においても酸
化クロム皮膜3,3′,3″,……を溶解除去し、
酸化クロム皮膜除去面を形成する(第7図)。上
記の如き活性化処理を行なつた後、前記腕時計バ
ンド1をメツキ浴に浸漬して電気メツキを行ない
金メツキ、白メツキ等の装飾メツキを施す。活性
な金属素地の状態にある外部露出面4a,4b,
4c,5a,5c,6a,6c,……には良好に
メツキが付着し、装飾メツキ層7,7′,7″,…
…が形成される。内部隠匿面4d,5b,5d,
6b,6d,……も活性な金属素地の状態にある
が、内部に隠匿しているためメツキが付着しない
(第8図)。このメツキの付着しない内部隠匿面4
d,5b,5d,6b,6d,……における酸化
クロム皮膜除去面には不働態化処理を行なつて、
酸化クロム皮膜3,3′,3″,……を再び形成さ
せる(第9図)。
に浸漬して外部露出面4a,4b,4c,5a,
5c,6a,6c,……のみならず、内部隠匿面
4d,5b,5d,6b,6d……においても酸
化クロム皮膜3,3′,3″,……を溶解除去し、
酸化クロム皮膜除去面を形成する(第7図)。上
記の如き活性化処理を行なつた後、前記腕時計バ
ンド1をメツキ浴に浸漬して電気メツキを行ない
金メツキ、白メツキ等の装飾メツキを施す。活性
な金属素地の状態にある外部露出面4a,4b,
4c,5a,5c,6a,6c,……には良好に
メツキが付着し、装飾メツキ層7,7′,7″,…
…が形成される。内部隠匿面4d,5b,5d,
6b,6d,……も活性な金属素地の状態にある
が、内部に隠匿しているためメツキが付着しない
(第8図)。このメツキの付着しない内部隠匿面4
d,5b,5d,6b,6d,……における酸化
クロム皮膜除去面には不働態化処理を行なつて、
酸化クロム皮膜3,3′,3″,……を再び形成さ
せる(第9図)。
しかして、上記製造方法により、第9図に示す
通り、外部露出面4a,4b,4c,5a,5
c,6a,6c,……に装飾メツキ層7,7′,
7″,……が形成され、内部隠匿面4d,5b,
5d,6b,6d,……には酸化クロム皮膜3,
3′,3″,……を不働態化処理により再形成して
成る不錆性腕時計バンド1が得られる。本発明は
また前記各発明の場合と同様、ステンレス鋼製以
外の例えばクロム−コバルト合金製の腕時計バン
ドについても適用でき、またメツシユバンド以外
のコマバンド、その他のバンドについても適用で
きる。
通り、外部露出面4a,4b,4c,5a,5
c,6a,6c,……に装飾メツキ層7,7′,
7″,……が形成され、内部隠匿面4d,5b,
5d,6b,6d,……には酸化クロム皮膜3,
3′,3″,……を不働態化処理により再形成して
成る不錆性腕時計バンド1が得られる。本発明は
また前記各発明の場合と同様、ステンレス鋼製以
外の例えばクロム−コバルト合金製の腕時計バン
ドについても適用でき、またメツシユバンド以外
のコマバンド、その他のバンドについても適用で
きる。
以上の如く、第1、第2及び第3の製造方法に
より、外部露出面は金メツキ等の装飾メツキ層を
有し、内部隠匿面は酸化クロム皮膜を有して成る
不錆性腕時計バンドが得られる。
より、外部露出面は金メツキ等の装飾メツキ層を
有し、内部隠匿面は酸化クロム皮膜を有して成る
不錆性腕時計バンドが得られる。
本発明は上記の如く構成したので、メツキ付着
の容易な外部露出面についてだけ装飾メツキを施
せば足り、メツキ付着の困難な内部隠匿面にはメ
ツキを施す必要がないという利点がある。しかし
て本発明によれば外部露出面には金メツキ等の装
飾メツキ層が形成され、内部隠匿面には酸化クロ
ム皮膜が形成されているから、充分な耐食性を有
し、錆の発生や有色反応生成物の発生を防止で
き、腕時計バンドの品質を向上できる効果があ
る。
の容易な外部露出面についてだけ装飾メツキを施
せば足り、メツキ付着の困難な内部隠匿面にはメ
ツキを施す必要がないという利点がある。しかし
て本発明によれば外部露出面には金メツキ等の装
飾メツキ層が形成され、内部隠匿面には酸化クロ
ム皮膜が形成されているから、充分な耐食性を有
し、錆の発生や有色反応生成物の発生を防止で
き、腕時計バンドの品質を向上できる効果があ
る。
第1図は処理前の腕時計バンドの一部欠截平面
図、第2図は第1図のA−A線における拡大縦断
面図、第3図は第1の製造方法における電解処理
後の腕時計バンドの拡大縦断面図、第4図は第3
図の腕時計バンドに装飾メツキを施した状態を示
す拡大縦断面図、第5図は第2の製造方法におけ
る乾式メツキ処理後の腕時計バンドの拡大縦断面
図、第6図は第5図の腕時計バンドに装飾メツキ
を施した状態を示す拡大縦断面図、第7図は第3
の製造方法における活性化処理後の腕時計バンド
の拡大縦断面図、第8図は第7図の腕時計バンド
に装飾メツキを施した状態を示す拡大縦断面図、
第9図は第8図の腕時計バンドに不働態化処理を
行なつた後の状態を示す縦断面図である。 1……不錆性腕時計バンド、2,2′,2″,…
…ステンレス線材、3,3′,3″,……酸化クロ
ム皮膜、4a,4b,4c,5a,5c,6a,
6c,……外部露出面、4d,5b,5d,6
b,6d,……内部隠匿面、7,7′,7″,……
装飾メツキ層、8,8′,8″,……下地メツキ
面。
図、第2図は第1図のA−A線における拡大縦断
面図、第3図は第1の製造方法における電解処理
後の腕時計バンドの拡大縦断面図、第4図は第3
図の腕時計バンドに装飾メツキを施した状態を示
す拡大縦断面図、第5図は第2の製造方法におけ
る乾式メツキ処理後の腕時計バンドの拡大縦断面
図、第6図は第5図の腕時計バンドに装飾メツキ
を施した状態を示す拡大縦断面図、第7図は第3
の製造方法における活性化処理後の腕時計バンド
の拡大縦断面図、第8図は第7図の腕時計バンド
に装飾メツキを施した状態を示す拡大縦断面図、
第9図は第8図の腕時計バンドに不働態化処理を
行なつた後の状態を示す縦断面図である。 1……不錆性腕時計バンド、2,2′,2″,…
…ステンレス線材、3,3′,3″,……酸化クロ
ム皮膜、4a,4b,4c,5a,5c,6a,
6c,……外部露出面、4d,5b,5d,6
b,6d,……内部隠匿面、7,7′,7″,……
装飾メツキ層、8,8′,8″,……下地メツキ
面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ステンレス鋼及び含Cr合金などの酸化クロ
ム皮膜を有する不錆鋼を素材として形成した腕時
計バンドにおいて、外部露出面は金メツキ等の装
飾メツキ層を有し、内部隠匿面は酸化クロム皮膜
を有することを特徴とする不錆性腕時計バンド。 2 ステンレス鋼及び含Cr合金などの酸化クロ
ム皮膜を有する不錆鋼を素材として形成した腕時
計バンドを電解処理して、前記腕時計バンドの外
部露出面における酸化クロム皮膜のみを除去し、
酸化クロム皮膜除去面を形成し、しかる後、金メ
ツキ等の装飾メツキ処理を行なつて、前記酸化ク
ロム皮膜除去面に装飾メツキ層を形成するように
したことを特徴とする不錆性腕時計バンドの製造
方法。 3 ステンレス鋼及び含Cr合金などの酸化クロ
ム皮膜を有する不錆鋼を素材として形成した腕時
計バンドを活性化処理して、外部露出面及び内部
隠匿面の酸化クロム皮膜を除去し、酸化クロム皮
膜除去面を形成し、しかる後、金メツキ等の装飾
メツキ処理を行なつて外部露出面における酸化ク
ロム皮膜除去面に装飾メツキ層を形成し、メツキ
の付着しない内部隠匿面における酸化クロム皮膜
除去面には不働態化処理を行なつて酸化クロム皮
膜を再び形成するようにしたことを特徴とする不
錆性腕時計バンドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15574276A JPS5380261A (en) | 1976-12-24 | 1976-12-24 | Stainless wristwatch band and its production |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15574276A JPS5380261A (en) | 1976-12-24 | 1976-12-24 | Stainless wristwatch band and its production |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5380261A JPS5380261A (en) | 1978-07-15 |
JPS6137356B2 true JPS6137356B2 (ja) | 1986-08-23 |
Family
ID=15612433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15574276A Granted JPS5380261A (en) | 1976-12-24 | 1976-12-24 | Stainless wristwatch band and its production |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5380261A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56112202A (en) * | 1980-02-13 | 1981-09-04 | Seiko Instr & Electronics | Production of mesh band |
JPH061064B2 (ja) * | 1984-03-07 | 1994-01-05 | 日本ピストンリング株式会社 | ピストンリングの製造方法 |
JP5196086B2 (ja) * | 2011-02-09 | 2013-05-15 | 大日本印刷株式会社 | 金めっき層を有するステンレス基板とステンレス基板への部分金めっきパターンの形成方法 |
-
1976
- 1976-12-24 JP JP15574276A patent/JPS5380261A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5380261A (en) | 1978-07-15 |
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