JPS6137133Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6137133Y2
JPS6137133Y2 JP1980097500U JP9750080U JPS6137133Y2 JP S6137133 Y2 JPS6137133 Y2 JP S6137133Y2 JP 1980097500 U JP1980097500 U JP 1980097500U JP 9750080 U JP9750080 U JP 9750080U JP S6137133 Y2 JPS6137133 Y2 JP S6137133Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
string
filament
tape
paper tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980097500U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5720714U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980097500U priority Critical patent/JPS6137133Y2/ja
Publication of JPS5720714U publication Critical patent/JPS5720714U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6137133Y2 publication Critical patent/JPS6137133Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はフイラメント状繊維体に紙テープを
巻き付けて形成した電線用介在紙紐に関するもの
である。
第1図は架橋ポリエチレン電力ケーブル(CV
ケーブル)の構造例を示すもので、ポリエチレン
絶縁が施された3本の導体(心線)1の周囲およ
び間に多数本の紙紐2が介在させられ、その外側
が絶縁テープ3、遮へい金属テープ4、絶縁テー
プ5でそれぞれ順に覆われるとともに、最外側に
ポリエチレンなどのシース6が形成されたもので
ある。前記紙紐2は、たとえばクラフト紙テープ
を口金でしぼつて紐状とするものであり、導体1
に添わせる際に紐状に加工しながら直接挿入する
か、あるいはあらかじめ紐状に加工しておいたも
のを巻芯などに巻きとつておいて繰り出して挿入
するかの方法が採用されている。また、紙紐2に
は導体1により合わされる際に電線の外観を真円
形とするために半径方向に絞り込まれる圧力が加
えられるとともに長さ方向に強く引つ張られる。
しかしながら紙紐2の引張強度は一般に低いた
めに張力によつて部分的に切断(断紙)されて、
紙紐2がなお部分(介在切れ)が生じて、電線の
外観不良や、電線より合わせ機の能率低下の原因
となるおそれがあつた。
この考案は前記事情を解決しようとするもの
で、引張強度にすぐればフイラメント状繊維体
(例えばナイロンフイラメント糸)に紙テープを
縦添えして巻き付けて絞りをかけることによつて
引張強度を向上させた電線用介在紙紐を提供する
ことを目的とするものである。
以下、この考案を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。
第2図はこの考案の紙紐を製造する装置の概略
を示すもので、テープパツド11から導体12を
ローラ13を介してテープホーマ14に送り出
し、このテープホーマ14で紙テープ12を幅方
向にまるめ第3図aの状態とする。
次いで、紙テープ12の内側にフイラメント状
繊維体15を挿入して、第3図bに示すようにフ
イラメント状繊維体15に紙テープ12を縦添え
した状態で巻き付け、これを口金16に送り込ん
で所定の形状、すなわち第3図cに示すように外
形がだ円形状の紙紐17として、これを巻取機1
8で巻きとるようにしたものである。
このように形成された紙紐17の外径形状は、
口金16で絞られるために第3図cに示すように
モデル化して考えると、縦添えされた紙テープ1
2がフイラメント状繊維体15を包んで回り込む
ように巻き付いて、横断面が楕円形状となり、フ
イラメント状繊維体15が、紙紐17のほぼ中心
に位置した箇所に配される。また、紙テープ12
が、フイラメント状繊維体15にラツプされた状
態で口金16で強制的に絞り成形がなされると、
通常は半径方向に不規則に折りたたまれた状態と
なり、また、外周面にしわが発生した状態とな
る。
すなわち、各方向に不規則状に折りたたまれた
紙テープ12は、その外周部分が紙の弾性反発力
によつて、口金16の内径よりも若干大きくなる
が、折りぐせがつけられることによつて、形状が
安定した状態となる。紙テープ12が口金16の
口径まで絞られた後に解放されることにより、紙
テープ12の内面の一部分は、ほぼ中心に挿入さ
れているフイラメント状繊維体15に接触した状
態となり、一方、紙テープ12の内面の他の部分
とフイラメント状繊維体15との間には、第3図
cに示すように、間隙が形成された状態となる。
したがつて、紙紐17の側部に、外力が作用した
際には、紙テープ12が弾発力を持つことになる
とともに、間隙分の弾性変形等を許容することに
なる。
また、フイラメント状繊維体15は、例えばナ
イロンフイラメントを集合させたもので、この部
分も側部がつぶれる等の寸法変化を許容する性質
を持つているため、紙テープ12が口金16でく
せづけされる際に、中心方向への逃げる場所を提
供し、絞り加工時に紙テープ12に必要以上の応
力が加わらないよになつている。さらに、紙紐1
7に張力が作用した際には、紙テープ12のしわ
の部分にずれが生じて長さ方向への変形を容易に
して、張力の大部分はフイラメント状繊維体15
に作用する。前述したように、フイラメント状繊
維体15は紙テープ12に比較して十分な引張強
度を持つていることはもちろんであり、紙紐17
全体の引張強度はフイラメント状繊維体15の強
度で代表されるようになる。
なお、前述の実施例では口金16から紙紐17
の直線状に引き出して巻取機18で巻きとるよう
にしたが、巻きとる際に紙紐17に「より」(ね
じり加工)を与えてもよい。このような加工を施
しておくと紙紐17の中心部、すなわちフイラメ
ント状繊維体15の部分に応力がほぼ集中して、
周囲の紙テープ12の部分には「より」がもどる
分だけ外力を作用させないようにすることも可能
である。
この考案に係る電線用介在紙紐は、フイラメン
ト状繊維体に紙テープを縦添え状態に巻き付けて
なるものであり、紙テープは、くせづけ加工され
て内面の一部分がフイラメント状繊維体に接触す
るとともに、内面の他の部分とフイラメント状繊
維体との間に間隙を形成した状態となつているも
ののであるから、絞りによつてくせづけされた部
分が弾発性を有するとともに、くせづけされた紙
テープの中に形成されている間隙の分の変形も許
容するため、電線に挿入された際の外力により、
多数の電線用介在紙紐の側部が相互に弾性接触状
態になつて、導体の間あるいはその周囲における
むらの少ない介在物となる。また、ケーブル製造
時における紙紐への張力は、フイラメント状繊維
体が負坦して、切断事故等が生じないなどの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は架橋ポリエチレン電力ケーブルの構造
例の説明図、第2図はこの考案の紙紐を製造する
装置の概略図、第3図a,b,cは第2図のA−
A、B−B、C−Cに沿うこの考案の紙紐を製造
過程の順に示す断面図である。 12……紙テープ、15……集合繊維体、17
……紙紐。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブルの心線などの間に介在させられる紙紐
    17において、フイラメント状繊維体15に紙テ
    ープ12を縦添え状態に巻き付けてなり、紙テー
    プ12は、くせづけ加工されて内面の一部分がフ
    イラメント状繊維体15に接触するとともに、内
    面の他の部分とフイラメント状繊維体15との間
    に間隙を形成した状態であることを特徴とする電
    線用介在紙紐。
JP1980097500U 1980-07-10 1980-07-10 Expired JPS6137133Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980097500U JPS6137133Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980097500U JPS6137133Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5720714U JPS5720714U (ja) 1982-02-03
JPS6137133Y2 true JPS6137133Y2 (ja) 1986-10-28

Family

ID=29459274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980097500U Expired JPS6137133Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6137133Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100810128B1 (ko) * 2007-11-07 2008-03-06 대화산업 주식회사 전력 케이블용 종이 충전사(充塡絲)와 이를 이용한 전력케이블

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443343U (ja) * 1977-09-01 1979-03-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443343U (ja) * 1977-09-01 1979-03-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5720714U (ja) 1982-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU98107841A (ru) Способ изготовления стального корда и стальной корд, изготовленный этим способом
JPS6137133Y2 (ja)
JPH0673672A (ja) ゴム補強用スチールコード
CN209747164U (zh) 拖链电线
CN106782809A (zh) 导电线材、数据线及该导电线材的制作方法
JP4947844B2 (ja) シールド付き絶縁電線製造装置
JPS6366959B2 (ja)
JPH0526648Y2 (ja)
JPS6039931Y2 (ja) 複合ケ−ブル
CN219435571U (zh) 一种护套绝缘防褶皱电缆
CN111834039B (zh) 一种智慧能源用超柔大电流电缆及其制备方法
JPH027153B2 (ja)
JPS602702Y2 (ja) 電話機の配線コ−ド固定構造
JP3272894B2 (ja) 紙絶縁海底ケーブルの構造
JPS6354461B2 (ja)
JPH04106815A (ja) 耐火ケーブルの製造方法
JPH02170313A (ja) 圧縮撚線導体の製造方法
JPH03112310A (ja) 電気ケーブルと光ケーブル収納管との管路内同時布設方法
JPH06338226A (ja) 紙ひも介在電線ケーブル
JPH0358124B2 (ja)
SU7482A1 (ru) Поддерживающий сердечник дл пустотелых электрических проводов и приспособление дл его изготовлени
JPH056712A (ja) 架空電線
JPS63196787A (ja) 異形素線の撚線方法
JPH0135572B2 (ja)
JPS6012724B2 (ja) 複合ケ−ブルの製造方法