JPH06338226A - 紙ひも介在電線ケーブル - Google Patents

紙ひも介在電線ケーブル

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Publication number
JPH06338226A
JPH06338226A JP12900993A JP12900993A JPH06338226A JP H06338226 A JPH06338226 A JP H06338226A JP 12900993 A JP12900993 A JP 12900993A JP 12900993 A JP12900993 A JP 12900993A JP H06338226 A JPH06338226 A JP H06338226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
paper
paper string
cable
wire cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12900993A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryunosuke Masui
龍之助 増井
Yuuji Fujikawa
雄示 藤川
Yuichi Miyazaki
雄一 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP12900993A priority Critical patent/JPH06338226A/ja
Publication of JPH06338226A publication Critical patent/JPH06338226A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線ケーブルの心線と心線の撚合せの隙間に
紙ひもの介在物を挿入してケーブルの可撓性を増大す
る。 【構成】 しわ付装置5をテープパッド4から引き出し
た直後に設け、しわ付装置にローレット刻みあるいは横
すじを歯形突起などにより入れてしわ付きのものとし、
これを心線1と1の間に挿入して可撓性の高い電線ケー
ブルを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙ひもを介在物とし
て使用した電線ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】電線ケーブルを製造する際撚線機による
絶縁心線の撚り合わせ工程において、ジュート、ポリエ
チレンひも、紙ひも等の介在物を絶縁心線と共に撚り合
わせて、撚り合わせの時に生じる絶縁心線間に生じる谷
間(くぼみ)を埋め、撚線を全長に亘って断面が円形の
整った形状とする。
【0003】この介在物として使用される紙ひもは、テ
ープ状のままだと張力により断紙してしまう。このため
従来ではテープパッドから繰り出した紙テープを絞りダ
イスで絞って折り目(しわ)をつけ、引張り強度を上げ
て撚線機の撚り合わせダイス口まで導き、絶縁心線と一
緒に撚り合わせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、絞りダイスで
絞られた紙テープの折り目は主としてテープ幅とは直角
方向(テープ縁と同方向)又はテープ進行方向に形成さ
れて、絶縁心線と一緒に撚り合わされる。このため折り
目のついた紙ひもは長手方向の屈曲にはある程度耐えら
れるが、ある限度をすぎると座屈して急に折れ曲がる。
つまり撚り合わせたケーブルの一番大切な可撓性が十分
ではないことになる。
【0005】この発明は、上記の問題点に留意して紙ひ
もを介在物として使用した可撓性のある電線ケーブルを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの発明は、複数の心線を撚合せ、各心線を撚合
せた断面空間内に介在物を挿置しその外周に保護被膜を
被せて電線ケーブルを構成し、上記介在物の1つとして
挿置される紙テープはその全長に亘りテープの全面又は
1部に縦、横、斜め、又はそれらを組合わせたしわを成
形して成る紙ひも介在電線ケーブルとしたのである。
【0007】
【作用】上記の構成としたこの発明の紙ひもを介在物と
した電線ケーブルは、紙テープに縦、横、斜め又はそれ
らの組み合わされたしわがつけられているから、紙ひも
自体の可撓性がよく、従って絶縁心線と紙ひもが撚り合
わされたケーブルは可撓性がよく、座屈現像が生じな
い。
【0008】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(a)は実施例の紙ひも介在電線ケー
ブルの概略断面及びケーブルの紙ひもを介在物として送
り込む状態の図である。図2に電線ケーブルの断面を示
している。
【0009】図示のように、電線ケーブルは複数(図示
のものは3本)の心線1が撚合され、その心線1の撚合
せの隙間に介在物2を挿入して外周に保護被膜3を被覆
したものから成る。
【0010】上記介在物2は、一般にはジュート、ポリ
エチレンひも、紙ひも等が用いられるが、この実施例で
は特に紙ひもとして特別な加工をしたものが用いられて
いる。
【0011】図1(a)に示すように、介在物2の1つ
として撚り込まれる上記紙ひも2aは、撚合される前に
予めしわが施されたものである。上記紙ひも2aは、紙
テープTをテープパッド4状に巻いたものの中心側から
引き出され、引き出された直後にしわ付け装置5により
しわ付けされ、その後締りダイス6でひも状に締った後
ローラ7で方向を変えて導体1が撚合される際にその隙
間へ導かれて隙間に挿入される。
【0012】なお、図1(b)は他の実施例として紙テ
ープTをテープパッドの外側から繰り出す場合を例示し
ている。
【0013】上記しわ付装置5の主要断面図を図3の
(a)に示す。このしわ付装置5は、紙テープTを挟ん
で受ローラ51と押えローラ52を設け、受ローラ51
の表面にはゴム53を張り付け、押えローラ52の表面
にはローレット刻み54を刻設して互いに所定の圧力で
押圧し合うように形成する。
【0014】図3の(b)の例では、受けローラ51’
側は同じであるが、押えローラ52’側の表面は紙テー
プの幅方向に平行な歯形状突起54’が設けられてい
る。上記いずれかのしわ付装置によってしわ付けされて
撚線装置へ紙ひも2aを供給すると、図1に示すような
電線ケーブルが撚られて出来上る。この電線ケーブルで
は予め紙テープにしわが付けられているから、導体を撚
合せたときに導体の隙間に挿入されるが、紙ひもの弾力
性、可撓性が大きいためケーブル布設時にケーブルを容
易に曲げて設けることができ、かつ曲げにより紙ひもが
断紙されることがなくなり、電線ケーブルの品質を高く
保持できる。
【0015】図4にテープの一部がしわ付されたテープ
の平面図を示す。図3の実施例ではテープの幅全面にし
わを入れるとしているが、この実施例はテープの一部に
しわ付けした例である。(a)はローレット状のしわを
縦ストライプ状に複数本設け、(b)では菱形マークを
入れている。勿論このようなしわ付けは、しわ付装置の
押えローラに対応するしわ付け部分を設けて実施する。
【0016】
【効果】以上詳細に説明したように、この発明の電線ケ
ーブルは紙テープの全面又は一部に縦、横、斜め又はこ
れらを組合せたしわを設けた紙ひもを用いて形成され、
導体の隙間にかかる紙ひもが介在物として挿入されてい
るから、ケーブルを布設する際に曲げて設置しようとし
たときでもケーブルは容易に曲げられ、布設位置の状況
に応じて布設できかつ曲げによる紙ひもの断紙が防止さ
れた高品質の電線ケーブルが得られる。
【0017】また、従来折り目のついただけの紙テープ
に比べこの発明の紙テープはしわが多く成形されている
ため、介在物の占積量を少なくする(空気の層を多くす
る)ことができ、その結果ケーブルの重量の軽減及びコ
ストの低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電線ケーブルとこのケーブルに紙ひも
を撚り込む状態を示す斜視図
【図2】実施例の電線ケーブルの断面図
【図3】しわ付装置の主要断面図
【図4】テープの一部にしわ付けしたテープの平面図
【符号の説明】
1 心線 2 介在物 3 保護被覆 4 テープパッド 5 しわ付装置 51 受けローラ 52 押えローラ 53 ゴム 54 ローレット刻み 54’ 歯形状突起 T 紙テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の心線を撚合せ、各心線を撚合せた
    断面空間内に介在物を挿置しその外周に保護被膜を被せ
    て電線ケーブルを構成し、上記介在物の1つとして挿置
    される紙テープはその全長に亘りテープの全面又は1部
    に縦、横、斜め、又はそれらを組合わせたしわを成形し
    て成る紙ひも介在電線ケーブル。
JP12900993A 1993-05-31 1993-05-31 紙ひも介在電線ケーブル Pending JPH06338226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12900993A JPH06338226A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 紙ひも介在電線ケーブル

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JP12900993A JPH06338226A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 紙ひも介在電線ケーブル

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JPH06338226A true JPH06338226A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14998912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12900993A Pending JPH06338226A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 紙ひも介在電線ケーブル

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JP (1) JPH06338226A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007165131A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Yazaki Corp 配線ケーブルおよびその製造方法
CN107039118A (zh) * 2015-12-04 2017-08-11 矢崎能源系统公司 电力电缆及电力电缆的制造方法

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JP2007165131A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Yazaki Corp 配線ケーブルおよびその製造方法
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