JP2007165131A - 配線ケーブルおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルなどの配線ケーブルにおいて、押さえ巻きテープを省いても、シースの表面に凹凸が発生しないようにする。
【解決手段】絶縁線心2を紙製内部介在7とともに紙製包装用介在9で個別に包み込んで線心ユニット10を2個作製し、これらの線心ユニット10を撚り合わせる。これにより、押さえ巻きテープが不要となる。そのため、配線ケーブルの端末処理作業時に押さえ巻きテープを除去する必要がなくなり、作業効率の低下を抑制するとともに、廃棄物を削減することができる。包装用介在9は内部介在7と同じ材質(紙)であるため、配線ケーブルのリサイクル時や廃棄時に両者を分別する必要がなくなる。線心ユニット10の表面が平滑になっているため、たとえ絶縁線心2の本数が多くても、絶縁線心2が振れてシース6の表面に凹凸が発生してしまう事態は生じない。
【選択図】図4

Description

本発明は、600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルなどの配線ケーブルに関するものである。
図8は従来の配線ケーブルの一例を示す斜視図、図9は図8に示す配線ケーブルの断面図である。
従来、この種の配線ケーブル1においては、図8および図9に示すように、2本の絶縁線心2を撚(よ)り合わせ、介在3を添設し、押さえ巻きテープ5を施し、シース6で被覆した構造を備えている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、絶縁線心2および介在3に押さえ巻きテープ5が施されているので、配線ケーブル1の端末処理作業時に押さえ巻きテープ5を除去する必要がある。そのため、作業効率が低下し、廃棄物が発生するという不具合があった。
そこで、このような不具合を解消すべく、所定形状に形成された一対の介在3で絶縁線心の全周を覆うことにより、押さえ巻きテープ5を不要とする手法(以下、公知技術1という。)が提案されていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−313152号公報 特開2000−353431号公報
ところが、公知技術1では、とりわけ絶縁線心2の本数が多い場合、製造時に絶縁線心2が振れる場合がある。この場合、一対の介在3で絶縁線心2を均一に覆うことができず、シース6の表面に凹凸が発生してしまうという課題があった。
本発明は、こうした課題を解決することが可能な、配線ケーブルおよびその製造方法を提供することを目的とする。
まず、請求項1に係る配線ケーブルの発明では、複数本の絶縁線心に内部介在が添設されてシースで被覆された配線ケーブルであって、前記各絶縁線心は、前記内部介在とともに包装用介在で個別に包み込まれ、この包装用介在は、前記シースに当接していることを特徴とする。
また、請求項2に係る配線ケーブルの発明では、前記包装用介在は、前記内部介在と同じ材質であることを特徴とする。
また、請求項3に係る配線ケーブルの発明では、前記包装用介在は、紙製であることを特徴とする。
また、請求項4に係る配線ケーブルの発明では、前記内部介在は、テープからなることを特徴とする。
また、請求項5に係る配線ケーブルの製造方法の発明では、複数本の絶縁線心に内部介在が添設されてシースで被覆された配線ケーブルを製造する、配線ケーブルの製造方法であって、前記各絶縁線心を前記内部介在とともに包装用介在で個別に包み込んで線心ユニットを作製し、これらの線心ユニットを合わせることを特徴とする。
また、請求項6に係る配線ケーブルの製造方法の発明では、前記線心ユニットを合わせるときに、当該線心ユニットを撚り合わせることを特徴とする。
また、請求項7に係る配線ケーブルの製造方法の発明では、前記線心ユニットを合わせるとき、略円形状の断面をなすことを特徴とする。
また、請求項8に係る配線ケーブルの製造方法の発明では、テープを棒状に成形して前記内部介在を作ることを特徴とする。
本発明によれば、押さえ巻きテープが不要となる。そのため、配線ケーブルの端末処理作業時に押さえ巻きテープを除去する必要がなくなり、作業効率の低下を抑制するとともに、廃棄物を削減することができる。
また、たとえ絶縁線心の本数が多くても、絶縁線心が振れてシースの表面に凹凸が発生してしまう事態の発生を阻止することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る配線ケーブルの第1の実施形態を示す斜視図、図2は図1の配線ケーブルの断面図、図3は図1の配線ケーブルの製造装置を示す平面図、図4は図1の配線ケーブルの製造工程を示す断面図、図5は本発明に係る配線ケーブルの第2の実施形態を示す断面図、図6は本発明に係る配線ケーブルのその他の実施形態を示す斜視図、図7は本発明に係る配線ケーブルのその他の実施形態を示す断面図である。
<第1の実施形態>
丸型の配線ケーブル1は、図1に示すように、互いに二重螺旋状に撚り合わされた2本の絶縁線心2を有しており、これらの絶縁線心2には、それぞれ紙製の内部介在7が添設されている。さらに、これらの絶縁線心2および内部介在7は、保護層としてのシース6で被覆されている。ここで、各絶縁線心2は、図2に示すように、内部介在7とともに紙製の包装用介在9で個別に包み込まれており、これらの包装用介在9はシース6に当接している。
このように、配線ケーブル1では、従来の押さえ巻きテープ5が不要となる。そのため、配線ケーブル1の端末処理作業時に押さえ巻きテープ5を除去する必要がなくなり、作業効率の低下を抑制するとともに、廃棄物を削減することができる。
また、包装用介在9は内部介在7と同じ材質(紙)であるため、配線ケーブル1のリサイクル時や廃棄時に両者を分別する必要がなくなる。
そして、このような構成を有する配線ケーブル1を製造する際には、次の手順による。
まず、図3に示すように、2組の絶縁線心2およびテープ8を分線盤11の絞りチップに挿通する。すると、図4(a)に示すように、テープ8は棒状に成形されて内部介在7となる。
次に、図3に示すように、2組の絶縁線心2および内部介在7を包装用介在9とともに成形ラッパ12に供給する。すると、図4(b)に示すように、包装用介在9が絶縁線心2および内部介在7を包み込み、2個の線心ユニット10が出来上がる。このとき、内部介在7がくしゃくしゃになって挿入されたとしても、これを包装用介在9で全面を包み込むことで、線心ユニット10は表面が平滑になる。
次いで、図3に示すように、これら2個の線心ユニット10を撚り口金13に挿通する。すると、図4(c)に示すように、これら2個の線心ユニット10が撚り合わされ、略円形状の断面をなす。
最後に、こうして撚り合わされた2個の線心ユニット10をシース6で被覆する。すると、配線ケーブル1が出来上がる。このとき、押さえ巻きテープ5がなくても、絶縁線心2とシース6との間には包装用介在9が介在しているので、絶縁線心2がシース6に貼り付くことを未然に防止することができる。また、2個の線心ユニット10は撚り合わされて略円形状の断面をなしているので、シース6の被覆作業を円滑に行うことができる。
ここで、配線ケーブル1の製造工程が終了する。
こうして製造された配線ケーブル1においては、時間のかかるテーピング作業が不要となるため、配線ケーブル1の製造時間を短縮することができる。
また、上述したとおり、線心ユニット10の表面が平滑になっているため、公知技術1と異なり、たとえ絶縁線心2の本数が多くても、絶縁線心2が振れてシース6の表面に凹凸が発生してしまう事態の発生を阻止することが可能となる。
<第2の実施形態>
上述の実施形態においては、2本の絶縁線心2を撚り合わせた配線ケーブル1について説明したが、図5に示すように、3本の絶縁線心2を撚り合わせた配線ケーブル1に本発明を適用することも無論できる。また、4本以上の絶縁線心2を撚り合わせた配線ケーブル1に本発明を適用することも可能である。
<その他の実施形態>
上述の実施形態においては、複数本の絶縁線心2を撚り合わせる場合について説明したが、これらの絶縁線心2は必ずしも撚り合わせる必要はない。例えば、図6に示すように、2本の絶縁線心2を平行に配線しても構わない。
上述の実施形態においては、丸型の配線ケーブル1について説明したが、図7に示すように、平型の配線ケーブル1に本発明を適用することもできる。
本発明は、自動車、航空機、電車、製造プラント、電化製品、OA機器など各種の産業分野に広く適用することができる。
本発明に係る配線ケーブルの第1の実施形態を示す斜視図である。 図1の配線ケーブルの断面図である。 図1の配線ケーブルの製造装置を示す平面図である。 図1の配線ケーブルの製造工程を示す断面図である。 本発明に係る配線ケーブルの第2の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る配線ケーブルのその他の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る配線ケーブルのその他の実施形態を示す断面図である。 従来の配線ケーブルの一例を示す斜視図である。 図8に示す配線ケーブルの断面図である。
符号の説明
1……配線ケーブル
2……絶縁線心
3……介在
5……押さえ巻きテープ
6……シース
7……内部介在
8……テープ
9……包装用介在
10……線心ユニット
11……分線盤
12……成形ラッパ
13……撚り口金

Claims (8)

  1. 複数本の絶縁線心に内部介在が添設されてシースで被覆された配線ケーブルであって、
    前記各絶縁線心は、前記内部介在とともに包装用介在で個別に包み込まれ、
    この包装用介在は、前記シースに当接していることを特徴とする配線ケーブル。
  2. 前記包装用介在は、前記内部介在と同じ材質であることを特徴とする請求項1に記載の配線ケーブル。
  3. 前記包装用介在は、紙製であることを特徴とする請求項1または2に記載の配線ケーブル。
  4. 前記内部介在は、テープからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配線ケーブル。
  5. 複数本の絶縁線心に内部介在が添設されてシースで被覆された配線ケーブルを製造する、配線ケーブルの製造方法であって、
    前記各絶縁線心を前記内部介在とともに包装用介在で個別に包み込んで線心ユニットを作製し、
    これらの線心ユニットを合わせることを特徴とする、配線ケーブルの製造方法。
  6. 前記線心ユニットを合わせるときに、当該線心ユニットを撚り合わせることを特徴とする、請求項5に記載の配線ケーブルの製造方法。
  7. 前記線心ユニットを合わせるとき、略円形状の断面をなすことを特徴とする、請求項5または6に記載の配線ケーブルの製造方法。
  8. テープを棒状に成形して前記内部介在を作ることを特徴とする、請求項5乃至7のいずれかに記載の配線ケーブルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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