JPS6136976Y2 - - Google Patents
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- JPS6136976Y2 JPS6136976Y2 JP11397880U JP11397880U JPS6136976Y2 JP S6136976 Y2 JPS6136976 Y2 JP S6136976Y2 JP 11397880 U JP11397880 U JP 11397880U JP 11397880 U JP11397880 U JP 11397880U JP S6136976 Y2 JPS6136976 Y2 JP S6136976Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は入射光の光路を電気的または機械的に
切換える光スイツチに関し、特に入出射光路がそ
れぞれ2本ある場合にその光路間の切換えを行な
う2×2の光スイツチに関する。
切換える光スイツチに関し、特に入出射光路がそ
れぞれ2本ある場合にその光路間の切換えを行な
う2×2の光スイツチに関する。
光フアイバや半導体レーザーの性能の向上に伴
なつて光伝送装置の実用化が進められている。光
伝送装置は公衆通信ばかりでなく工場内の情報の
伝送や計算機関のデータ伝送にも使われている。
特に後者のような狭い領域内でデータの伝送を行
なる場合にはループ状の伝送路がよく用いられ
る。ループ状の伝送路にはいくつかの端末装置が
接続され、すべての情報の制御を行なうセンター
ステーシヨンから送られる信号の受信およびセン
ターステーシヨンへのデータの送信が上記のルー
プ状伝送路を通して行なわれる。上記のような光
伝送装置においてはすべての情報が個々の端末装
置中を通つて行くので、安全のために、端末装置
が故障した場合その端末装置だけ伝送路中からは
ずすような光スイツチが必要とされる。
なつて光伝送装置の実用化が進められている。光
伝送装置は公衆通信ばかりでなく工場内の情報の
伝送や計算機関のデータ伝送にも使われている。
特に後者のような狭い領域内でデータの伝送を行
なる場合にはループ状の伝送路がよく用いられ
る。ループ状の伝送路にはいくつかの端末装置が
接続され、すべての情報の制御を行なうセンター
ステーシヨンから送られる信号の受信およびセン
ターステーシヨンへのデータの送信が上記のルー
プ状伝送路を通して行なわれる。上記のような光
伝送装置においてはすべての情報が個々の端末装
置中を通つて行くので、安全のために、端末装置
が故障した場合その端末装置だけ伝送路中からは
ずすような光スイツチが必要とされる。
第1図はそのような光スイツチの模式図を示
す。第1図において1,2はループ状光伝送路の
一部を示し、3は光スイツチ、4,5は端末装置
6へ光を導くための伝送路である。光スイツチ3
は通常は実線7で示すような、伝送路1と4およ
び伝送路2と5を接続する状態にセツトされ、端
末装置6が故障した場合や端末装置6を通さない
で情報を伝送したい場合は波線8で示すように伝
送路1と2および伝送路4と5を短絡するように
セツトされる。すなわち、光スイツチ3は2×2
の入出力切換え機能をもつ必要がある。
す。第1図において1,2はループ状光伝送路の
一部を示し、3は光スイツチ、4,5は端末装置
6へ光を導くための伝送路である。光スイツチ3
は通常は実線7で示すような、伝送路1と4およ
び伝送路2と5を接続する状態にセツトされ、端
末装置6が故障した場合や端末装置6を通さない
で情報を伝送したい場合は波線8で示すように伝
送路1と2および伝送路4と5を短絡するように
セツトされる。すなわち、光スイツチ3は2×2
の入出力切換え機能をもつ必要がある。
従来上記のような光スイツチはミラーやレン
ズ、プリズム等を電磁石で移動させて切換えを行
なうものが使用されている。しかし上記のごとく
機械的な移動を利用したものは切換え速度が遅い
ので切換え時に情報が破壊されてしまうという欠
点がある。また、機械的な移動部をもつているた
め長期間の使用に対して信頼性が低いという欠点
がある。
ズ、プリズム等を電磁石で移動させて切換えを行
なうものが使用されている。しかし上記のごとく
機械的な移動を利用したものは切換え速度が遅い
ので切換え時に情報が破壊されてしまうという欠
点がある。また、機械的な移動部をもつているた
め長期間の使用に対して信頼性が低いという欠点
がある。
一方、誘電体、半導体または磁性体基板上に光
導波路を形成し、上記光導波路間で例えば方向性
結合器を合成して2×2の光スイツチを得ようと
いう試みがなされているが、上記のごとき光スイ
ツチは製作が非常に難しく、また、単一モード光
フアイバを使つた伝送路しか適用できないという
欠点がある。
導波路を形成し、上記光導波路間で例えば方向性
結合器を合成して2×2の光スイツチを得ようと
いう試みがなされているが、上記のごとき光スイ
ツチは製作が非常に難しく、また、単一モード光
フアイバを使つた伝送路しか適用できないという
欠点がある。
上記のような欠点を除去するために結晶の電気
光学効果を利用した光スイツチが開発されてい
る。入射光の偏光状態を偏光変換素子で変換し、
複屈折性物質からなるプリズム等で出射光の光路
をその偏光状態によつて空間的に分離して光スイ
ツチを構成する。しかし、上記のように偏光変換
素子を用いる場合には入射光の偏光状態に対して
影響を受けないような構成をとらなければならな
い。上記のごとく入射光の偏光状態の影響を受け
ないように構成された従来の2×2の光スイツチ
は電子通信学会,光,量子エレクトロニクス研究
会資料,OQE79−108に述べられている電圧制御
型光スイツチが開発されているだけである。
光学効果を利用した光スイツチが開発されてい
る。入射光の偏光状態を偏光変換素子で変換し、
複屈折性物質からなるプリズム等で出射光の光路
をその偏光状態によつて空間的に分離して光スイ
ツチを構成する。しかし、上記のように偏光変換
素子を用いる場合には入射光の偏光状態に対して
影響を受けないような構成をとらなければならな
い。上記のごとく入射光の偏光状態の影響を受け
ないように構成された従来の2×2の光スイツチ
は電子通信学会,光,量子エレクトロニクス研究
会資料,OQE79−108に述べられている電圧制御
型光スイツチが開発されているだけである。
上記の電圧制御型光スイツチにおいては、入射
光の偏光状態に対する依存性を除くために、偏光
変換素子の入射側および出射側に第2図に示すよ
うな偏波面合成プリズムを設置している。偏波面
合成プリズムは4つの方解石11,12,13,
14を互いに接着して製作される。方解石11お
よび12はyz面内でz軸に関して互いに対称な
方向を向いた光軸をもつ方解石である。方解石1
3および14はxz面内でz軸に関して互いに対
称な方向を向いた光軸をもつ方解石である。入射
光15のy方向の偏光成分と入射光16のx方向
の偏光成分を合成したものが出射光17であり、
入射光15のx方向の偏光成分と入射光16のy
方向の偏光成分を合成したものが出射光18とな
る。2×2の光スイツチを構成する場合には出射
光17と18が共に偏光変換素子に入射され、偏
光変換素子からの出射光は再び第2図と同様の偏
波面合成プリズムに入射する。第2図の偏波面合
成プリズムにおいて方解石11,12,13,1
4の長さおよび方位は正確に設定値に合わせる必
要がある。特に4つの方解石の相対的な長さ、方
位に差が生じた場合は出射光17,18はそれぞ
れ完全に1本の出射ビームとはならない。また、
入射光15と16の相対的位置を決めるためには
x,yの両方向の調整を必要とする。すなわち、
従来の第2図の偏波面合成プリズムは製作工数が
多くかかり、その使用に際しては入射ビームの2
方向への調整が必要であるという欠点がある。
光の偏光状態に対する依存性を除くために、偏光
変換素子の入射側および出射側に第2図に示すよ
うな偏波面合成プリズムを設置している。偏波面
合成プリズムは4つの方解石11,12,13,
14を互いに接着して製作される。方解石11お
よび12はyz面内でz軸に関して互いに対称な
方向を向いた光軸をもつ方解石である。方解石1
3および14はxz面内でz軸に関して互いに対
称な方向を向いた光軸をもつ方解石である。入射
光15のy方向の偏光成分と入射光16のx方向
の偏光成分を合成したものが出射光17であり、
入射光15のx方向の偏光成分と入射光16のy
方向の偏光成分を合成したものが出射光18とな
る。2×2の光スイツチを構成する場合には出射
光17と18が共に偏光変換素子に入射され、偏
光変換素子からの出射光は再び第2図と同様の偏
波面合成プリズムに入射する。第2図の偏波面合
成プリズムにおいて方解石11,12,13,1
4の長さおよび方位は正確に設定値に合わせる必
要がある。特に4つの方解石の相対的な長さ、方
位に差が生じた場合は出射光17,18はそれぞ
れ完全に1本の出射ビームとはならない。また、
入射光15と16の相対的位置を決めるためには
x,yの両方向の調整を必要とする。すなわち、
従来の第2図の偏波面合成プリズムは製作工数が
多くかかり、その使用に際しては入射ビームの2
方向への調整が必要であるという欠点がある。
本考案の目的は高速に切換えが可能で、かつ入
射光の偏光状態に対する依存性がなく、構造が簡
単で製作、調整が容易な2×2の光スイツチを提
供することにある。
射光の偏光状態に対する依存性がなく、構造が簡
単で製作、調整が容易な2×2の光スイツチを提
供することにある。
本考案では、平行な入射面および出射面をもつ
第1,第2,第3,第4の複屈折性物質例えば方
解石を光透過方向に順次配置し、前記第2および
第3の複屈折性物質の間に透過光の偏光状態を変
換する偏光変換素子例えば電気光学効果を利用
し、印加電圧によつて偏光状態を変換する偏光変
換素子を設置し、前記第1および第2の複屈折性
物質の間および前記第3および第4の複屈折性物
質の間に光路を変換する素子例えばミラーやプリ
ズムを設置することによつて、高速で入射光の偏
光状態に依存しない2×2の光スイツチが得られ
る。
第1,第2,第3,第4の複屈折性物質例えば方
解石を光透過方向に順次配置し、前記第2および
第3の複屈折性物質の間に透過光の偏光状態を変
換する偏光変換素子例えば電気光学効果を利用
し、印加電圧によつて偏光状態を変換する偏光変
換素子を設置し、前記第1および第2の複屈折性
物質の間および前記第3および第4の複屈折性物
質の間に光路を変換する素子例えばミラーやプリ
ズムを設置することによつて、高速で入射光の偏
光状態に依存しない2×2の光スイツチが得られ
る。
第3図は本考案による2×2の光スイツチの一
実施例を示す平面図である。第3図において、光
軸がyz面内のy軸またはz軸と一致しない方向
にあり入出射面がxy面にほぼ平行な複屈折性物
質である方解石21,22,23,24が光透過
方向(Z方向)に順次配置されている。ここで方
解石22と23はZ方向の長さが等しく光軸はz
軸に関して対称である。方解石21および24は
Z方向の長さが方解石22の2倍であり、かつ方
解石21および24の光軸はそれぞれ方解石23
および方解石22の光軸と同じ向きである。方解
石22と23の間には偏光変換素子として電気光
学効果を使つた偏光変換素子25が設置されてい
る。偏光変換素子の材料としてはKDP結晶や
GaAs等の−族化合物結晶、CdTe等の−
族化合物結晶、Bi12SiO20結晶等を用いること
ができる。偏光変換素子25には光透過方向に透
明電極28が設置されているが、光透過方向に垂
直に電極を設置した場合にはLiTaO3結晶,
LiNbO3結晶等を材料として用いることができ
る。方解石21と22の間および方解石23と2
4の間にはそれぞれ光路を変換するための小さな
ミラー26および27が設置されている。以下に
本実施例の動作を説明する。入射光31はミラー
26によつて光路を曲げられ、方解石22に入射
し、異常光であるY方向の偏光成分32と常光で
あるX方向の偏光成分33に分離される。偏光成
分32および33は偏光変換素子25を通過して
方解石23に入射する。偏光変換素子25に接続
された電源29の電圧が0のときは偏光成分32
および33は偏光状態が保存されるので方解石2
3中ではそれぞれ異常光である偏光成分34と常
光である偏光成分35となり再び合成されて出射
し、ミラー27により光路を曲げられて出射光3
6となる。一方、入射光41は方解石21によつ
て常光であるX方向の偏光成分42と異常光であ
るY方向の偏光成分43に分離され、ミラー26
の外側を通過してそれぞれ方解石22,偏光変換
素子25,方解石23を通過する。電源29の電
圧が0のときは偏光成分42および43は偏光状
態が保存されるので、偏光成分42は方解石22
および23中で常光である偏光成分44および4
6となり、偏光成分43は異常光である偏光成分
45および47となる。偏光成分46および47
はミラー27の外側を通過し、方解石24に入射
してそれぞれ常光である偏光成分48,異常光で
ある偏光成分49となつて合成され出射光50と
なる。一方、電源29により偏光変換素子25に
電圧が印加されたときは、偏光成分32および3
3はそれぞれ直交する偏光成分に変換されるので
方解石23に入射したときそれぞれ偏光成分46
および47となり出射光50となる。同様に偏光
成分44および45はそれぞれ直交する偏光成分
に変換されるので方解石23に入射したとき、そ
れぞれ偏光成分34および35となり合成され出
射光36となる。すなわち、電源29の電圧が0
のときは入射光31は出射光36となり、入射光
41は出射光50となるが、電源29により偏光
変換素子に電圧が印加されたときは入射光31は
出射光50となり入射光41は出射光36とな
る。すなわち2×2の光スイツチの動作が得られ
る。本実施例において入射光および出射光の方向
は可逆である。また、本実施例において方解石2
3および24をz軸に対して180゜回転し、ミラ
ー27をy軸方向に移動させても2×2の光スイ
ツチが得られる。上述のように本実施例の光スイ
ツチは入射光の偏光状態に依存しなく、かつ電気
光学効果を使つた偏光変換素子を用いているので
高速であり、かつ単に4つの方解石ブロツクを用
いているので構成が簡単である。入射光および出
射光はyz面に平行な同一面内にあるので調整が
簡単であり、また方解石21,22,23,24
の長さに誤差を生じていてもその方解石をz軸に
対してわずかに回転させて調整することができる
ので方解石の製作精度は低くてよい。
実施例を示す平面図である。第3図において、光
軸がyz面内のy軸またはz軸と一致しない方向
にあり入出射面がxy面にほぼ平行な複屈折性物
質である方解石21,22,23,24が光透過
方向(Z方向)に順次配置されている。ここで方
解石22と23はZ方向の長さが等しく光軸はz
軸に関して対称である。方解石21および24は
Z方向の長さが方解石22の2倍であり、かつ方
解石21および24の光軸はそれぞれ方解石23
および方解石22の光軸と同じ向きである。方解
石22と23の間には偏光変換素子として電気光
学効果を使つた偏光変換素子25が設置されてい
る。偏光変換素子の材料としてはKDP結晶や
GaAs等の−族化合物結晶、CdTe等の−
族化合物結晶、Bi12SiO20結晶等を用いること
ができる。偏光変換素子25には光透過方向に透
明電極28が設置されているが、光透過方向に垂
直に電極を設置した場合にはLiTaO3結晶,
LiNbO3結晶等を材料として用いることができ
る。方解石21と22の間および方解石23と2
4の間にはそれぞれ光路を変換するための小さな
ミラー26および27が設置されている。以下に
本実施例の動作を説明する。入射光31はミラー
26によつて光路を曲げられ、方解石22に入射
し、異常光であるY方向の偏光成分32と常光で
あるX方向の偏光成分33に分離される。偏光成
分32および33は偏光変換素子25を通過して
方解石23に入射する。偏光変換素子25に接続
された電源29の電圧が0のときは偏光成分32
および33は偏光状態が保存されるので方解石2
3中ではそれぞれ異常光である偏光成分34と常
光である偏光成分35となり再び合成されて出射
し、ミラー27により光路を曲げられて出射光3
6となる。一方、入射光41は方解石21によつ
て常光であるX方向の偏光成分42と異常光であ
るY方向の偏光成分43に分離され、ミラー26
の外側を通過してそれぞれ方解石22,偏光変換
素子25,方解石23を通過する。電源29の電
圧が0のときは偏光成分42および43は偏光状
態が保存されるので、偏光成分42は方解石22
および23中で常光である偏光成分44および4
6となり、偏光成分43は異常光である偏光成分
45および47となる。偏光成分46および47
はミラー27の外側を通過し、方解石24に入射
してそれぞれ常光である偏光成分48,異常光で
ある偏光成分49となつて合成され出射光50と
なる。一方、電源29により偏光変換素子25に
電圧が印加されたときは、偏光成分32および3
3はそれぞれ直交する偏光成分に変換されるので
方解石23に入射したときそれぞれ偏光成分46
および47となり出射光50となる。同様に偏光
成分44および45はそれぞれ直交する偏光成分
に変換されるので方解石23に入射したとき、そ
れぞれ偏光成分34および35となり合成され出
射光36となる。すなわち、電源29の電圧が0
のときは入射光31は出射光36となり、入射光
41は出射光50となるが、電源29により偏光
変換素子に電圧が印加されたときは入射光31は
出射光50となり入射光41は出射光36とな
る。すなわち2×2の光スイツチの動作が得られ
る。本実施例において入射光および出射光の方向
は可逆である。また、本実施例において方解石2
3および24をz軸に対して180゜回転し、ミラ
ー27をy軸方向に移動させても2×2の光スイ
ツチが得られる。上述のように本実施例の光スイ
ツチは入射光の偏光状態に依存しなく、かつ電気
光学効果を使つた偏光変換素子を用いているので
高速であり、かつ単に4つの方解石ブロツクを用
いているので構成が簡単である。入射光および出
射光はyz面に平行な同一面内にあるので調整が
簡単であり、また方解石21,22,23,24
の長さに誤差を生じていてもその方解石をz軸に
対してわずかに回転させて調整することができる
ので方解石の製作精度は低くてよい。
なお、偏光変換素子としては光透過方向に周期
的な電界を印加することによつて常光と異常光の
間の位相整合をとりながら偏光変換を行なう素子
を用いることができる。また結晶に電圧を印加し
て偏光変換を行なう素子や、磁気光学効果を使つ
て偏光変換を行なう素子を用いることも可能であ
る。また、複屈折性物質としてはルチル結晶,水
晶等を用いることができる。光路を変換する素子
としてはプリズムや光フアイバ等を用いてもよ
い。
的な電界を印加することによつて常光と異常光の
間の位相整合をとりながら偏光変換を行なう素子
を用いることができる。また結晶に電圧を印加し
て偏光変換を行なう素子や、磁気光学効果を使つ
て偏光変換を行なう素子を用いることも可能であ
る。また、複屈折性物質としてはルチル結晶,水
晶等を用いることができる。光路を変換する素子
としてはプリズムや光フアイバ等を用いてもよ
い。
以上述べたように本考案によれば、高速に切換
えが可能で、かつ入射光の偏光状態に対する依存
性がなく、構造が簡単で、製作、調整が容易な2
×2の光スイツチが得られる。
えが可能で、かつ入射光の偏光状態に対する依存
性がなく、構造が簡単で、製作、調整が容易な2
×2の光スイツチが得られる。
第1図はループ状の伝送路で使われる光スイツ
チの模式図、第2図は従来の光スイツチに使われ
る偏波面合成プリズムを示す図、第3図は本考案
による光スイツチの一実施例を示す平面図であ
る。 図において、21,22,23,24は複屈折
性物質である方解石、25は偏光変換素子、2
6,27はミラーである。
チの模式図、第2図は従来の光スイツチに使われ
る偏波面合成プリズムを示す図、第3図は本考案
による光スイツチの一実施例を示す平面図であ
る。 図において、21,22,23,24は複屈折
性物質である方解石、25は偏光変換素子、2
6,27はミラーである。
Claims (1)
- 互いに平行な入射面と出射面をもつ第1,第
2,第3,第4の複屈折性物質を光透過方向に順
次配置し、前記第2および第3の複屈折性物質の
間に透過光の偏光状態を変換する偏光変換素子を
設置し、前記第1および第2の複屈折性物質の間
および前記第3および第4の複屈折性物質の間に
光路を変換する素子を設置したことを特徴とする
光スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11397880U JPS6136976Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11397880U JPS6136976Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5739026U JPS5739026U (ja) | 1982-03-02 |
JPS6136976Y2 true JPS6136976Y2 (ja) | 1986-10-27 |
Family
ID=29474978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11397880U Expired JPS6136976Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6136976Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4410238A (en) * | 1981-09-03 | 1983-10-18 | Hewlett-Packard Company | Optical switch attenuator |
JPH0327418Y2 (ja) * | 1984-10-31 | 1991-06-13 |
-
1980
- 1980-08-12 JP JP11397880U patent/JPS6136976Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5739026U (ja) | 1982-03-02 |
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