JPS6136361B2 - - Google Patents

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JPS6136361B2
JPS6136361B2 JP53087890A JP8789078A JPS6136361B2 JP S6136361 B2 JPS6136361 B2 JP S6136361B2 JP 53087890 A JP53087890 A JP 53087890A JP 8789078 A JP8789078 A JP 8789078A JP S6136361 B2 JPS6136361 B2 JP S6136361B2
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JP
Japan
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coercive force
magnets
magnetic
binder
powder
Prior art date
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Expired
Application number
JP53087890A
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English (en)
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JPS5515226A (en
Inventor
Ichikazu Kasai
Tatsuya Shimoda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suwa Seikosha KK
Original Assignee
Suwa Seikosha KK
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Application filed by Suwa Seikosha KK filed Critical Suwa Seikosha KK
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Publication of JPS5515226A publication Critical patent/JPS5515226A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、R―Co―Mn―Fe系合金にMo,W
のいずれか1種もしくは両方の金属元素を添加し
た永久磁石材料に関する。 希土類金属とコバルトは種々の金属間化合物を
形成する。それらは、RCo13,R2Co17,RCo5
R5Co19,R2Co9,RCo3,RCo2,R2Co3,R4Co3
R24Co17,R1Co4,R3Co等である。これらの金属
間化合物中、現在永久磁石材料として用いられて
いるのは、RCo5とR2Cr17である。特にRCo5系の
磁石はすでに工業的に定着して、需要は年を追つ
て伸びている。RCo5系の磁石の代表格である
SmCo5磁石は従来のアルニコ磁石、フエライト
磁石、あるいは白金コバルト磁石に比べはるかに
大きいエネルギー積を有するものである。R2Co7
はRCo5よりも一般的に飽和磁化M8が高く磁石材
料としては有望であるにもかかわらず、保磁力
Hcの値が低いものしか得られなかつた。それ故
一時は実用材料としての見通しがたたなかつた
が、Cuを適当量加えることにより保磁力を高め
ることができることが発見されてから脚光をあび
ることとなつた。Cu含有R2Co17系磁石は現在、
R対Coが1対7付近で最大の性能、すなわち
30MGOeが得られている。これはFeをCoと置換
してMsを高めた結果得られたものである。 R2Co17をR2Fe17は疑2元系を構成し、R2
(Co1-xFex)7で表わすとSmの場合x=0.6程度ま
でxの増加に伴いMsは増加し、一軸異方性も維
持される。保磁力の目安となる異方性磁場Haは
x=0では65KOe程度で、x=0.2を過ぎると低
くなり始めてx=0.5では20KOe程度になつてし
まう。よつて実用材料としてはFeのCoとの置換
えはx=0.5が限度であろう。これらのことは他
のRについてもだいたい当てはまり、F6置換は
x=0.5が限度と思われる。特許請求の範囲第1
項でu値を0.05<u≦0.5にしたのは以上のよう
な理由からである。 上記したようにR2Co17系の保磁力を得るため
には現在CoのCuを置換してなされているが、Cu
置換はR2Co17系のMsをかなり下げてしまう。実
験によればR2(Co1-xCu x)17と表わした時、
x=0.1のとき12%、x=0.2のとき25%減少して
しまう。Cuよりも保磁力を出す点では劣るが、
Mu置換はMsの低下を少くし、ある程度の保磁力
が得られる点で有望である。本発明は、このよう
なMnの利点を他元素をさらに添加することによ
り、一層顕著にするためになされた。すなわち
R2Co17系にMuを単独に置換したR2(CoMu)17
ではR2(CoCu)17系よりも保磁力が劣つている
が、ある種の遷移金属元素、特にMo,wを加え
るとR2(CoCu)17系に劣らない保磁力が出、しか
もMsの値がR2(CoCu)17よりも高いものが得ら
れたという発見にもとずくものである。よつて
R2(CoMu)17のCoをFeで置換していつた時、Ms
が上昇するのを保磁力を出すため犠性にすること
なくR2(CoCu)17系よりもさらに高いエネルギー
積を有する磁石の製造が可能となつた。 Rの例をSmにとり説明すると、Sm
(Co1-xCux)82では第1図に示すようにx=0.16で
7000Oeと十分高い保磁力が得られる。Sm
(Co1-xMnx)82はこれに反してx=0.2までMnの比
率を高めてもiHc=3700しか得られない。ところ
がMoを加えたSm(Co0.98-xMnxMo0.028.2では、
x=0.06でiHcは4800Oe以上得られx=0.12で
8500OeとSm(Co1-xCux)8.2のiHcをはるかにし
のいでいる。Mo添加することによりxが低い
所、すなわちMn置換によるMsの低下が少い所で
高保磁力が出せ、Mn置換の利点をさらに特徴づ
けている。 次にSm2(CoCu)17,Sm2(CoCu)17,Sm2
(CoMnMo)17系のCoをFe置換していつたときの
磁気性能を調べてみた。すなわちSm
(Co0.84-yCu0.16Fey)8.2,Sm(Co0.88-yMn0.
12Fey)8.2,Sm(Co0.86-yMn0.12Mo0.02Fey)8.2
例にしてyを増加していつたときの保磁力iHcと
残留磁束密度Brを測定した。結果を第2図,第
3図に示す。Cu置換のものはyが1.5を過ぎると
iHcの低下が著しいがMn置換にMoを加えたもの
はy=2.4までiHcの著しい低下は起こらない。一
方Brは第3図で見るようにどの組成のものも直
線的に増加している。このことはMu置換のMo添
加合金は高Feの領域で十分実用的な高エネルギ
ー積の磁石となることを約束している。上記の磁
気特性は焼結法による磁石に最適な熱処理を施し
て得たものである。同じように、Moの代りにW
を添加したり、それら2種を組み合せて添加して
も、さほど変りない結果が得られた。 次に組成をある範囲に限定した理由を述べる。
特許請求の範囲第1項で、o<u0.3としたの
はMn置換が0.3を越すと急激にMsが低下するか
らであり、0.001<w0.20も同様の理由からで
ある。また7.5<z8.5としたのはこの範囲で、
R2T17(Tは遷移金属)の単相が得られやすいか
らである。 実施例 1 第1表で示されるNo.1〜No.6の組成の磁石を作
製した。
【表】 磁石の製法は、アルゴンガス中で高周波加熱炉
で溶解し、鋳型に鋳込んでインゴツトとなす。こ
れを粗粉破後、ポールミルで5μm程度の粒径の
粉にする。その粉を10KOeの磁場中でプレス成
型して、1150〜1230℃の度で焼結し、アルゴン中
で急冷し、冷却後1100℃〜1150℃で1時間熱処理
した後、引き続き700℃〜800℃で1時間400℃〜
500℃で8〜10時間熱処理を施して磁石となし
た。このようにして得られた磁石の性能を第2表
に示す。
【表】 実施例 2 Sm(Co0.86-yMn0.12Mo0.12Fey)8.2で表わされ
る組成で、yを0〜0.31まで0.04刻みに変化させ
てた。結果を第2図,第3図に示す。図から明ら
かなように、iHcはy=2.4付近まで安定して高い
値が得られる。またBγはyの値につれて増加し
ている。このようにして得られた磁石のブロツク
を加工して時計用モーターのローターに使用した
ところモーターを駆動するに必要な電力が従来の
ものと比べ判減した。また更に本合金に微量の
Al,Si,V,Nb,Zγ,Ti,Cu,Mg,Smなど
の元素を加えて保磁力の改善、時効の促進、など
を計ることが可能である。 次に前記焼結法とは異なるバインダータイプに
ついても実験検討を行なつたので若干説明する。 尚本明細書は焼結型型永久磁石を中心に説明を
加えたが該磁性化合物はこれを粉末状にして非磁
性結剤を用いて固形化することもできることは特
に説明をまたない。但し該磁性化合物は粉末を極
端に細かくすると飽和磁束を減少しまた粒径が大
きすぎると結合剤を加えた成形体の強度が低下す
る。その意味において粉末は3〜50μに入ること
が望ましい。しかしながら加工方法等を考慮して
量産性のある90%以上が前記範囲になつているこ
とが望ましい。永久磁石中に占める磁性化合物は
多い程磁気特性が高い。しかし焼結手段を用いな
いで得られる結合剤タイプは結合剤が減少するこ
とによつて強度面の低下はさけられない。 結合剤タイプの永久磁石は一般に他部品などと
アセンプルして用いることが多く強度面の要求も
強い。ここでは結合剤が体積率(以下同じ)で10
%以下では前記使用に耐えるような強度(例えば
抗折力5Kg/mm2)が得られない。また35%を超え
て加えれば磁気特性は著しく低下するばかりでな
くたとえば液状の有機物樹脂などを結合剤として
用いる場合は圧粉成形が不可能である。 ここで1つの実施例を掲げると第1表No.1組成
の磁性化合物インゴツトを1200℃で均熱処理し更
に1100℃から急冷した。更に800℃で1時間の時
効処理を加えた。このインゴツトをボールミルを
用いて粉砕しおよそ5〜25μの粉末を得た。該粉
末に3.3%(容量比)の液状エポキシ樹脂(一液
性)を加えて混練し約10KOeの磁場中で圧粉成
形し150℃で加熱して固化した。 該永久磁石はBγ8.2KG2BHmax16.3MG Oeで
あつた。更に磁石中に占める磁性粉末は体積率で
約69%であつた。また磁石の抗折強度は11.3Kg/
mm2であつた。 ここで結合剤はエポキシ樹脂に限定されること
はなくまた粒状も粉末等の固形も可能である。さ
らにSn,Pb,Cu等の非磁性金属或いは合金を用
いることも可能である。 磁性化合物は粉砕後メツキ、熱処理(窒化,硫
化等も含む)などによつて表面層を磁気的に硬化
することも結合剤使用タイプの永久磁石において
は可能である。 以上のとおり本願発明は高性能な永久磁石を提
供するものでこれを応用して高品質機器の実用化
を可能にしまた工業用以外に装身具などへの適用
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Cu置換合金とMn置換合金、そして
Cu置換Mo添加合金の置換量と、iHcの関係を示
している。第2図、第3図は各々、該3種の合金
のCoにFeを置換していつたときのiHcとBγの変
化を示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 組成が一般式 R(Co1-u-v-wMnuFevTw)z ただし 0<u0.30 0.05<v0.05 0.001<w0.20 7.5z8.5 Rは希土類金属の1種もしくは2種以上の
    混合物、TはMO,Wのいずれか1種もしく
    は両方の混合物 で表わされることを特徴とする永久磁石材料。
JP8789078A 1978-07-18 1978-07-18 Permanent magnet material Granted JPS5515226A (en)

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JP8789078A JPS5515226A (en) 1978-07-18 1978-07-18 Permanent magnet material

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO157647C (no) * 1985-12-06 1988-04-27 Loyd S Industri As Sikkerhetsbeltesystem med fleksibel festeanordning.
US5173206A (en) * 1987-12-14 1992-12-22 The B. F. Goodrich Company Passivated rare earth magnet or magnetic material compositions

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