JPS6135793A - 微生物によるソホロ−ズの製造法 - Google Patents
微生物によるソホロ−ズの製造法Info
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- JPS6135793A JPS6135793A JP15658084A JP15658084A JPS6135793A JP S6135793 A JPS6135793 A JP S6135793A JP 15658084 A JP15658084 A JP 15658084A JP 15658084 A JP15658084 A JP 15658084A JP S6135793 A JPS6135793 A JP S6135793A
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- sophorose
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- torulopsis
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は微生物によるソホローズの製造法に関する。
微生物VCよるセルラーゼ生産の生理促進物質、化粧品
原料として有用なソホローズは、塊の木(5ophor
a japonica L、 )の実のさや中のカンフ
ェロール配糖体の糖成分として最初に見い出されたが、
自然界では遊離状態の三糖として得られることは稀であ
って、わずかにロイヤルゼリー中に存在することが知ら
れているにすぎない0 また、微生物のソホローズ生産については、Khan
等が細菌アセトバクター(Acetobacter )
属に属する微生物によるオリゴ糖生成研究において少量
のソホローズ生成を認めた以外に知られティなイ[A、
W、 Khan et al、、 Nature、 1
83゜682 (1959)、T、に、Walker
et al、、 Arch、 Bio−Chem、 B
iophys、、 83.161(19’59) ]。
原料として有用なソホローズは、塊の木(5ophor
a japonica L、 )の実のさや中のカンフ
ェロール配糖体の糖成分として最初に見い出されたが、
自然界では遊離状態の三糖として得られることは稀であ
って、わずかにロイヤルゼリー中に存在することが知ら
れているにすぎない0 また、微生物のソホローズ生産については、Khan
等が細菌アセトバクター(Acetobacter )
属に属する微生物によるオリゴ糖生成研究において少量
のソホローズ生成を認めた以外に知られティなイ[A、
W、 Khan et al、、 Nature、 1
83゜682 (1959)、T、に、Walker
et al、、 Arch、 Bio−Chem、 B
iophys、、 83.161(19’59) ]。
斯かる実状において、ソホローズ生産微生物の早急な探
索が望まれていた。
索が望まれていた。
本発明者は、ソホローズ生産能を有する微生物を広く検
索した結果、酵母トルログシス(Torulopsis
) 属に属する微生物中に斯様な能力ヲ有するもの
があることを見い出し、本発明を冗成した。
索した結果、酵母トルログシス(Torulopsis
) 属に属する微生物中に斯様な能力ヲ有するもの
があることを見い出し、本発明を冗成した。
すなわち本発明は、酵母トルロプシス属に属するソホロ
ーズ生産菌全培養し、培地中にソホローズを生成蓄積せ
しめ、これ全採取すること全特徴とする微生物によるソ
ホローズの新規製造方法を提供するものである。
ーズ生産菌全培養し、培地中にソホローズを生成蓄積せ
しめ、これ全採取すること全特徴とする微生物によるソ
ホローズの新規製造方法を提供するものである。
本発明で使用する微生物は、トルロプシス属に属しソホ
ローズ生産能を有するものであって、例エバトルロプシ
ス・ボンピコ−5(Torulopsi sbombi
cola ) KSM−36、同ATCC−22214
、同Pla 123−64、同NRRL・Y−1445
N 等が挙げラレ、就中%にトルロプシス◆ボンビコー
ラKSM−36が好ましい。
ローズ生産能を有するものであって、例エバトルロプシ
ス・ボンピコ−5(Torulopsi sbombi
cola ) KSM−36、同ATCC−22214
、同Pla 123−64、同NRRL・Y−1445
N 等が挙げラレ、就中%にトルロプシス◆ボンビコー
ラKSM−36が好ましい。
トルロプシス働ボンビコーラKSM−3611−1,、
本発明者が東京都武蔵野市のキャベツ畑のキャベツ葉よ
り分離し、微工研菌寄第7586号として工業技術院微
生物工業技術研究所に寄託したもので、以下の菌学的性
質を有する。
本発明者が東京都武蔵野市のキャベツ畑のキャベツ葉よ
り分離し、微工研菌寄第7586号として工業技術院微
生物工業技術研究所に寄託したもので、以下の菌学的性
質を有する。
(al 各培地における生育状態
麦芽汁培地、麦芽汁寒天培地、ポテト−デキストロース
寒天培地及びコーンミール寒天培地上での生育状態は、
いずれも、楕円乃至長楕円酵母で、(0,75〜3.0
)X(1,5〜5.5)μの大きさを有し、多極出芽方
式で、真性菌糸、(bl 子嚢胞子の形成 麦芽抽出液寒天培地を用いて子嚢胞子形成のイ1無を検
討した結果、予盛胞子の形成を認めなかてンた。
寒天培地及びコーンミール寒天培地上での生育状態は、
いずれも、楕円乃至長楕円酵母で、(0,75〜3.0
)X(1,5〜5.5)μの大きさを有し、多極出芽方
式で、真性菌糸、(bl 子嚢胞子の形成 麦芽抽出液寒天培地を用いて子嚢胞子形成のイ1無を検
討した結果、予盛胞子の形成を認めなかてンた。
(C1射出胞子の形成
麦芽汁寒天培地で培養して射出胞子の有無を検討した結
果、射出胞子の形成全認めなかった0 (d) 各生理的性質 ■生育条件 pト1 3〜8(最適5〜6)温度
7〜38C(最適25〜34C)■硝酸塩の同化
− (勺脂肋の分解 十 e)尿素の分解 − ■セラチンの液化 − ■塩化ナナトリウム耐性 6〜8 % (w/v )の
刀ロチノイドの生成 − (8,)カスター培地における有機酸生成 士Q
)デンプン様物質の生成 − [相]ビタミンの要求性−+ (ビオチン、チアミン要求性) tel 同化性、発酵性の有無 同化性 発酵性 ■D−グルコース + +■トレハロ
ース −− ■D−ガラクトース − −■ラクトース
− −■シュクロース
+ 十〇ラフィノース −
+る■D−マンノーヌ −− ■D−キシローヌ − ■α−メチルーD−グルコシド −[株]メリビ
オース −躾D−アラビノーヌ
− ■エスクリン − ■エタノール + ■イノゾ9ト − 暢マルトース −−[相]メレジト
ース 一同化性 発酵性 ■ グ リ −ヒ リ ノ
+[相]セロビオース
−09)イヌリン −■)1)−
マンニット + ■pl蕗性デンプン − @ム)−ソルビット + 以上の蘭学的性状から、本KSM−36株はトルログシ
ス桃に属すると判断される。更に該株は麦芽汁培地、Y
M培地及びグルコース−酵母エキス−ペグトン培地のい
ずれにおいて培養しても皮膜の形成は認められない;Y
M寒天培地での生育に良好で、コロニーの形状は周縁に
おいて金縁で随起して半レンズ状であり、表面は平滑で
、光沢は輝光、性状はバター質、色調はクリーム色であ
る;巨大コロニー培養でのコロニーの型は円型で、その
ほかコロニーの形態、形状はYM寒天培地でのものと同
様である等の%徴を有する。
果、射出胞子の形成全認めなかった0 (d) 各生理的性質 ■生育条件 pト1 3〜8(最適5〜6)温度
7〜38C(最適25〜34C)■硝酸塩の同化
− (勺脂肋の分解 十 e)尿素の分解 − ■セラチンの液化 − ■塩化ナナトリウム耐性 6〜8 % (w/v )の
刀ロチノイドの生成 − (8,)カスター培地における有機酸生成 士Q
)デンプン様物質の生成 − [相]ビタミンの要求性−+ (ビオチン、チアミン要求性) tel 同化性、発酵性の有無 同化性 発酵性 ■D−グルコース + +■トレハロ
ース −− ■D−ガラクトース − −■ラクトース
− −■シュクロース
+ 十〇ラフィノース −
+る■D−マンノーヌ −− ■D−キシローヌ − ■α−メチルーD−グルコシド −[株]メリビ
オース −躾D−アラビノーヌ
− ■エスクリン − ■エタノール + ■イノゾ9ト − 暢マルトース −−[相]メレジト
ース 一同化性 発酵性 ■ グ リ −ヒ リ ノ
+[相]セロビオース
−09)イヌリン −■)1)−
マンニット + ■pl蕗性デンプン − @ム)−ソルビット + 以上の蘭学的性状から、本KSM−36株はトルログシ
ス桃に属すると判断される。更に該株は麦芽汁培地、Y
M培地及びグルコース−酵母エキス−ペグトン培地のい
ずれにおいて培養しても皮膜の形成は認められない;Y
M寒天培地での生育に良好で、コロニーの形状は周縁に
おいて金縁で随起して半レンズ状であり、表面は平滑で
、光沢は輝光、性状はバター質、色調はクリーム色であ
る;巨大コロニー培養でのコロニーの型は円型で、その
ほかコロニーの形態、形状はYM寒天培地でのものと同
様である等の%徴を有する。
かかる菌学的性質を有する菌についてジエイ・ロダー(
J、 L、odder ) (D [f イース)
J(「The Yea、sts J North −H
ol 1and Publ ishingCo、 、
Amsterdam −London 、 1971
)、駒形和男編「微生物の化学分類実験法」 (学会セ
ンター、1982)、飯塚広、後藤昭二著1酵母の分類
同定法」(第2版、東京大学出版会、1977 )に基
いて検索した結果、本菌株と類似の菌株としてはトルロ
プシス・ボンビコーラATCC22214(GBS60
09Jが認められた。しがしながら、本発明のトルロプ
シス書ボンビコーラKSM −36は、n−アルカンを
唯一の炭素源基質とする分離培地によってキャベツの桑
がら分離された菌株であるのに対し、公知のトルロプシ
ス・ボンビコーラ酵母株は高#夏のグルコースを唯一の
炭素源基質とする分離培地によって、野花(例えばカナ
ダのアルバータ地方ののけし)の孔雀から分離された菌
株である。そして、公知のトルロプシス・ボンビコーラ
酵母株とは、これが尿素資化性、すなわちウレアーゼ活
性「+」であるのに対し、本発明のトルク1シスeボン
ビコーラKSM−36はウレアーゼ活性1−」である点
で相違する。更に、最も顕著な相違として、トルロプシ
ス・ボンビコーラKSM−36はンホロース生7)l:
性が公知のトルロプシス畢ボンビコーラ酵刊抹に比べ遥
かに高いことが挙げられる。
J、 L、odder ) (D [f イース)
J(「The Yea、sts J North −H
ol 1and Publ ishingCo、 、
Amsterdam −London 、 1971
)、駒形和男編「微生物の化学分類実験法」 (学会セ
ンター、1982)、飯塚広、後藤昭二著1酵母の分類
同定法」(第2版、東京大学出版会、1977 )に基
いて検索した結果、本菌株と類似の菌株としてはトルロ
プシス・ボンビコーラATCC22214(GBS60
09Jが認められた。しがしながら、本発明のトルロプ
シス書ボンビコーラKSM −36は、n−アルカンを
唯一の炭素源基質とする分離培地によってキャベツの桑
がら分離された菌株であるのに対し、公知のトルロプシ
ス・ボンビコーラ酵母株は高#夏のグルコースを唯一の
炭素源基質とする分離培地によって、野花(例えばカナ
ダのアルバータ地方ののけし)の孔雀から分離された菌
株である。そして、公知のトルロプシス・ボンビコーラ
酵母株とは、これが尿素資化性、すなわちウレアーゼ活
性「+」であるのに対し、本発明のトルク1シスeボン
ビコーラKSM−36はウレアーゼ活性1−」である点
で相違する。更に、最も顕著な相違として、トルロプシ
ス・ボンビコーラKSM−36はンホロース生7)l:
性が公知のトルロプシス畢ボンビコーラ酵刊抹に比べ遥
かに高いことが挙げられる。
そこで1本発明者に1ぐ5M−36株全トルロブジノ属
に属する新酵母と判断し、トルロプシス・ボンビコーラ
(Torulopsis bombicola ) K
8M−36と命名し、前記した如く工業技術院微生物工
業技術研究所に寄託した。
に属する新酵母と判断し、トルロプシス・ボンビコーラ
(Torulopsis bombicola ) K
8M−36と命名し、前記した如く工業技術院微生物工
業技術研究所に寄託した。
このに、5M−36株を分離源であるキャベツの莱から
分離するには、例えば後記参考例1に示す如く、ノルマ
ルパラフィン?唯一の炭素源と[2て含イ1°する培地
を用い常法に従って行えばよいO 本発明に係るソホローズ生産菌の培養に使用する培地の
組成は、使用するソホローズ生産菌が良好に生育し、ソ
ホローズを順調に生産するために必要な炭素源、窒素源
あるいは有機栄養源、無機塩などからなる。
分離するには、例えば後記参考例1に示す如く、ノルマ
ルパラフィン?唯一の炭素源と[2て含イ1°する培地
を用い常法に従って行えばよいO 本発明に係るソホローズ生産菌の培養に使用する培地の
組成は、使用するソホローズ生産菌が良好に生育し、ソ
ホローズを順調に生産するために必要な炭素源、窒素源
あるいは有機栄養源、無機塩などからなる。
炭素源としては、炭水化物(例えば、グルコース、フラ
クトース、シュクロース、ンルビトール等)、有機酸(
例えば、クエン酸、コハク酸等)、炭化水素(例えば、
n−ドデカン、n、−ヘキサデカン等)、油脂及びその
誘導体(例えば、動植物油脂、ジグリセライド、モノグ
リセライド、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アルコー
ル及びそのエステル等)、アルキル(又はアルケニル)
ハライドなど資化されるものならばいずれも使用できる
。また、窒素源あるいは有機栄養源としては、例えば硫
酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム等の無機窒累源化合物類、グルタミン酸等のアミノ酸
類、酵母エキス、肉エキス、ペプトン等の有機窒素源物
質類が挙げられる。また、無機塩としては各種リン酸塩
、硫酸マグネシウムなどが使用できる。更に、微量の重
金属塩類が使用されるが、天然物を含む培地では必ずし
も添加を必要としない。ビタミンとしてチアミンとビオ
チン全要求するが、やはり天然物を含む培地では必ずし
も添加を必要としない。更にまた、栄養安求全必要とす
る変異株を用いる場合には、その栄養要求ヲ満たす物質
を培地に添加しなければならない。
クトース、シュクロース、ンルビトール等)、有機酸(
例えば、クエン酸、コハク酸等)、炭化水素(例えば、
n−ドデカン、n、−ヘキサデカン等)、油脂及びその
誘導体(例えば、動植物油脂、ジグリセライド、モノグ
リセライド、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アルコー
ル及びそのエステル等)、アルキル(又はアルケニル)
ハライドなど資化されるものならばいずれも使用できる
。また、窒素源あるいは有機栄養源としては、例えば硫
酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム等の無機窒累源化合物類、グルタミン酸等のアミノ酸
類、酵母エキス、肉エキス、ペプトン等の有機窒素源物
質類が挙げられる。また、無機塩としては各種リン酸塩
、硫酸マグネシウムなどが使用できる。更に、微量の重
金属塩類が使用されるが、天然物を含む培地では必ずし
も添加を必要としない。ビタミンとしてチアミンとビオ
チン全要求するが、やはり天然物を含む培地では必ずし
も添加を必要としない。更にまた、栄養安求全必要とす
る変異株を用いる場合には、その栄養要求ヲ満たす物質
を培地に添加しなければならない。
培養は培地を加熱等により6h後、賄を接種し、20〜
35Cで3〜5日振盪又は通気攪拌すればよい。pHは
初発pHを5〜65に調整し、その後は培養にまかせれ
ば良い結果が得られる。
35Cで3〜5日振盪又は通気攪拌すればよい。pHは
初発pHを5〜65に調整し、その後は培養にまかせれ
ば良い結果が得られる。
水に難溶性の炭素源等を使用する場合には、ポリオキン
エチレンソルビタノ等の各種界面活性剤k ’74地に
麟加することも可能である。
エチレンソルビタノ等の各種界面活性剤k ’74地に
麟加することも可能である。
;lヌ上のり口くして得られた培養物は、そのまま1’
、I%母諒として用いることができるが、通常の固液分
離手段を用いて培養物から値体を分離(7、侍られる生
菌体又はその処理物(凍結乾燥菌体管ノヲ酵母源とする
こともできる。
、I%母諒として用いることができるが、通常の固液分
離手段を用いて培養物から値体を分離(7、侍られる生
菌体又はその処理物(凍結乾燥菌体管ノヲ酵母源とする
こともできる。
9!に、培養物中からソホローズを単離するには、i&
’gt実施例に示す如く、ソホローズの理化学的性質
を第1」用して、一般の有機化合物の採取および精製の
手段に準じて行うことができる。
’gt実施例に示す如く、ソホローズの理化学的性質
を第1」用して、一般の有機化合物の採取および精製の
手段に準じて行うことができる。
すなわち、例えば培養物を遠心分離、濾過又は分相等に
吋して培養液を分取し、次いでこの培養液から抽出、イ
オン交換等の方法にJ:り不純物を取除いたのち、更に
活性炭カラム等を用いたカラムクロマトグラフィー等の
方法に、l:!l1分別精製する。
吋して培養液を分取し、次いでこの培養液から抽出、イ
オン交換等の方法にJ:り不純物を取除いたのち、更に
活性炭カラム等を用いたカラムクロマトグラフィー等の
方法に、l:!l1分別精製する。
本発明に使用するトルロプシス属に属する菌株は、後記
実施例に示す如くソホローズ生産能を有する。
実施例に示す如くソホローズ生産能を有する。
前述の如く、微生物のソホローズ生産能については、僅
かに1例知られているのみで、しかも少量のソホローズ
生成を認めたというに過ぎない。これに対し、本発明は
トルロプシス属に属する菌株が肩いソホローズ生産能を
有するという新知見に基くもので、微生物によるソホロ
ーズの製造を可能にするものである。
かに1例知られているのみで、しかも少量のソホローズ
生成を認めたというに過ぎない。これに対し、本発明は
トルロプシス属に属する菌株が肩いソホローズ生産能を
有するという新知見に基くもので、微生物によるソホロ
ーズの製造を可能にするものである。
次に蚕考例及び実施例を挙けて本発明を説明する〇
参考例1
(1)東京都武蔵野市郊外のキャベツ畑のキャベツ葉1
oFt”c滅菌水30m1の入ったビーカーに入れ、1
0分間マグネチツクスターラーで1懸濁分散させた。静
置後、その上混液をloml採取し、これ全下記組成の
分離用液体培地100 mlを含有17た500m1容
坂ロフラスコに接種し、311C,120ストロ一ク/
分で7日間振盪培養した。この操作を繰り返し7行い、
4回集積培養を行った。
oFt”c滅菌水30m1の入ったビーカーに入れ、1
0分間マグネチツクスターラーで1懸濁分散させた。静
置後、その上混液をloml採取し、これ全下記組成の
分離用液体培地100 mlを含有17た500m1容
坂ロフラスコに接種し、311C,120ストロ一ク/
分で7日間振盪培養した。この操作を繰り返し7行い、
4回集積培養を行った。
(分醒用il1体培地の組成)
+1−ヘギ゛リーデカ7 100 /l11硝
散アンモニウム 25 z リンr俊二水素カリウム 10r(Mt[マグ
イ・カラム・7水塩 5()z頃化カリウム
50J 醇母エキス 10z 水追水 1’0flOatpH4,5 (11)次いで、各段階の集積培地液から培養液0.5
縦採取し、これ葡下記方法で一調製された分離用寒天培
地の表面にコンラジー棒で均−iC塗布したのち、11
−エキサブカンを含浸させた口紙で覆いセロテープで密
封し、30Cで培養した。
散アンモニウム 25 z リンr俊二水素カリウム 10r(Mt[マグ
イ・カラム・7水塩 5()z頃化カリウム
50J 醇母エキス 10z 水追水 1’0flOatpH4,5 (11)次いで、各段階の集積培地液から培養液0.5
縦採取し、これ葡下記方法で一調製された分離用寒天培
地の表面にコンラジー棒で均−iC塗布したのち、11
−エキサブカンを含浸させた口紙で覆いセロテープで密
封し、30Cで培養した。
(分離用寒天培地の調製)
n−へキサデカンを除いた上記分離用液体培地に寒天を
液体培地に対し外比で2.5重量係添加したのち蒸気滅
菌した。これを保温下で滅菌シャーレに一定量分注し平
板寒天培地とした。
液体培地に対し外比で2.5重量係添加したのち蒸気滅
菌した。これを保温下で滅菌シャーレに一定量分注し平
板寒天培地とした。
(111)次いで、上記培養に、c!ll生育したコロ
ニーの一白金耳を滅鉋水で100倍希釈し、この希釈液
0. i mA f前述の分離用寒天培地と同組成の寒
天培地に再度塗布し、同様に11−ヘキサデカンを含浸
させた口紙で覆ってn−ヘキサデカンを供給しながら3
0Cで3日間培養した。生じた複数のコロニーが相互に
相異しないことを、肉眼的及び顕微鏡的に観察すること
により確認した。更に上記コロニーのうち10個のコロ
ニーをそれぞれ分離用寒天培地と同組成の斜面寒天培地
に接種し、n−ヘキサデカンを含浸させた口紙に、J:
りn−ヘキサデカン全供給しつつ30Cで3日間培養し
た。10本の斜面培地上の菌株が肉眼的及び顕微鏡的に
同一菌株であること’e fQ Uu:認し、また、こ
れらlO菌株の各培地上の性状及び生理学的性質が同一
であることを確認した。上記菌株の各培地上の性状及び
生理学的性質は前述した通りである。
ニーの一白金耳を滅鉋水で100倍希釈し、この希釈液
0. i mA f前述の分離用寒天培地と同組成の寒
天培地に再度塗布し、同様に11−ヘキサデカンを含浸
させた口紙で覆ってn−ヘキサデカンを供給しながら3
0Cで3日間培養した。生じた複数のコロニーが相互に
相異しないことを、肉眼的及び顕微鏡的に観察すること
により確認した。更に上記コロニーのうち10個のコロ
ニーをそれぞれ分離用寒天培地と同組成の斜面寒天培地
に接種し、n−ヘキサデカンを含浸させた口紙に、J:
りn−ヘキサデカン全供給しつつ30Cで3日間培養し
た。10本の斜面培地上の菌株が肉眼的及び顕微鏡的に
同一菌株であること’e fQ Uu:認し、また、こ
れらlO菌株の各培地上の性状及び生理学的性質が同一
であることを確認した。上記菌株の各培地上の性状及び
生理学的性質は前述した通りである。
上記試験の結果、610本の培養菌はすべて自然界より
純粋に分離された単一菌株であることが判る。
純粋に分離された単一菌株であることが判る。
(lv)次いで、上記で純粋培養された斜面培地上の菌
株エフ−白金耳を滅菌した10係グリセリン水溶液(2
mlりの入った凍結保存用)くイアルに懸濁し、−80
Cにて凍結保存する。かくして3ケ月凍結保存後、迅速
に解法して得られる懸濁液の一白金耳全普通寒天培地に
蘇生後前記と同条件下に各培地上での性状及び生理学的
性質を調べた結果、凍結前とは変化が認められなかった
0 また、上記凍結及び解凍を1ケ月毎icS度繰り返した
菌株について同様に、各培地上での性状及び生理学的性
質を調べた結果変化は認められなかった。
株エフ−白金耳を滅菌した10係グリセリン水溶液(2
mlりの入った凍結保存用)くイアルに懸濁し、−80
Cにて凍結保存する。かくして3ケ月凍結保存後、迅速
に解法して得られる懸濁液の一白金耳全普通寒天培地に
蘇生後前記と同条件下に各培地上での性状及び生理学的
性質を調べた結果、凍結前とは変化が認められなかった
0 また、上記凍結及び解凍を1ケ月毎icS度繰り返した
菌株について同様に、各培地上での性状及び生理学的性
質を調べた結果変化は認められなかった。
実施例1
(i)滅菌したグルコース5重量/容量%(以下、w/
/v%テ示す)−コーンヌティーフリッヵー2w/v%
含有スル種培地(pH6,2)500rnlJ、入れた
5詔容培養三角フラスコに、同組成の培地を入れ;75
00m1!容坂ロフラスコ中で30c、48時間培養し
て得たトルロプシス・ボンビコ−ラKSM−36培養液
2somz接種し、30cで48時間振盪培養した。次
いで、この培養液300di、パーム油15w/y %
−グルコースlOw/vチー酵母エキス0.5 w/V
チを含有する本培地(pH5,6) 15−gk入れ7
’(301容のジャーファーメンタ−に接種し、温[:
30C。
/v%テ示す)−コーンヌティーフリッヵー2w/v%
含有スル種培地(pH6,2)500rnlJ、入れた
5詔容培養三角フラスコに、同組成の培地を入れ;75
00m1!容坂ロフラスコ中で30c、48時間培養し
て得たトルロプシス・ボンビコ−ラKSM−36培養液
2somz接種し、30cで48時間振盪培養した。次
いで、この培養液300di、パーム油15w/y %
−グルコースlOw/vチー酵母エキス0.5 w/V
チを含有する本培地(pH5,6) 15−gk入れ7
’(301容のジャーファーメンタ−に接種し、温[:
30C。
通気: 0.5VVM、 内圧: (L 75 kf
/、2 、攪拌:35 (l rpmの条件下で5日間
培養した。
/、2 、攪拌:35 (l rpmの条件下で5日間
培養した。
(11)培養液約154’j(内径1 ’5 crn、
長さ100−の先端部が円錐状の保温ジャケラ)14分
相管に入れ、下部より空気を噴出させて攪拌しながら約
700で30分加温したのち通気を止め、30分間培養
液を放置沈降させた。このとき培養液は4相に分相する
。最下沈降相及びその上の菌体用を下部ノズルから静か
に抜きとった後、その上相(分相時の上から第2相)に
あたる水相を静かに採取した。
長さ100−の先端部が円錐状の保温ジャケラ)14分
相管に入れ、下部より空気を噴出させて攪拌しながら約
700で30分加温したのち通気を止め、30分間培養
液を放置沈降させた。このとき培養液は4相に分相する
。最下沈降相及びその上の菌体用を下部ノズルから静か
に抜きとった後、その上相(分相時の上から第2相)に
あたる水相を静かに採取した。
(+ii ) 次いで、採集水相部1!を採り、必要
に応じて分液ロート中でクロロホルム−メタノール混液
(2:t)5oodで抽出操作を行い、水相中のクロロ
ホルム−メタノール可溶性物質を除去する0そして、こ
の抽出処理水相部を5C135(間rpmで30分間遠
心分離を行い上清液を得り。この上清液をロータリーエ
バポレーターで350温浴上にて混在するメタノール等
を留去するとともに減圧濃縮した。更に、得られた磯縮
液約soyからイオン性物質を除去するために、これに
カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂を添加(,2時間
攪拌したのちイオン交換樹脂全洗浄除去した。
に応じて分液ロート中でクロロホルム−メタノール混液
(2:t)5oodで抽出操作を行い、水相中のクロロ
ホルム−メタノール可溶性物質を除去する0そして、こ
の抽出処理水相部を5C135(間rpmで30分間遠
心分離を行い上清液を得り。この上清液をロータリーエ
バポレーターで350温浴上にて混在するメタノール等
を留去するとともに減圧濃縮した。更に、得られた磯縮
液約soyからイオン性物質を除去するために、これに
カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂を添加(,2時間
攪拌したのちイオン交換樹脂全洗浄除去した。
(lv)この脱イオン処理水相320m1全量を活性炭
カラムに充填した。なお、活性炭カラムは内径25m、
長さ60画のガラヌカラムに180ゴ容量の活性炭〔ク
ロマト用活性炭、和光紬薬(株〕装〕を充填したのち、
4規定−塩酸水溶液’iloOom/流し、次いで蒸留
水4000 ml f流して調製したものを使用した。
カラムに充填した。なお、活性炭カラムは内径25m、
長さ60画のガラヌカラムに180ゴ容量の活性炭〔ク
ロマト用活性炭、和光紬薬(株〕装〕を充填したのち、
4規定−塩酸水溶液’iloOom/流し、次いで蒸留
水4000 ml f流して調製したものを使用した。
この活性炭カラムによる分離操作は、最初溶離液として
蒸留水1000 ml f流し、次に5チエタノール水
溶液’ 250omJ、 1o%エタノール水浴液1
000 mJ、20%エタノール水溶液1ooOdの順
序でステラフワイズ(階段的)溶出を行い、最後に50
チエタノール水溶液1000 mlを流して終了した。
蒸留水1000 ml f流し、次に5チエタノール水
溶液’ 250omJ、 1o%エタノール水浴液1
000 mJ、20%エタノール水溶液1ooOdの順
序でステラフワイズ(階段的)溶出を行い、最後に50
チエタノール水溶液1000 mlを流して終了した。
溶出液は大型フラクションコレクターで1000重量分
画/フラクションで分取した。分離された谷分画部を薄
層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー及びガ
スクロ−マススペクトロメトリー(GC−MS)などで
分析することによ、!2嵐11〜嵐40の両分に分離分
画された物質がソホローズであることが確認された(第
1図)。上記発酵条件で得らfl、たソホローズは発酵
液llあたり約301であった。
画/フラクションで分取した。分離された谷分画部を薄
層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー及びガ
スクロ−マススペクトロメトリー(GC−MS)などで
分析することによ、!2嵐11〜嵐40の両分に分離分
画された物質がソホローズであることが確認された(第
1図)。上記発酵条件で得らfl、たソホローズは発酵
液llあたり約301であった。
実施例2
シード培地(グルコース5 ”/v % −酵母エキス
05W/V%)10mlf入れた試験管に、YMスラン
トに生育した新鮮なトルロブ7スーボンビコーラ類(紀
1表)から各々−白金耳を採り、各々接種したのち、3
’OCで48時間培養した。
05W/V%)10mlf入れた試験管に、YMスラン
トに生育した新鮮なトルロブ7スーボンビコーラ類(紀
1表)から各々−白金耳を採り、各々接種したのち、3
’OCで48時間培養した。
次いで、この培養液1 ml fグルコースi o w
/vチーサフラワー油lOw//%−酵母エキス05X
v//V%含有する本培地50m/i入れた坂ロフラス
コにj妾押し、30U、120ストロ一ク/分で10日
間発酵した。この発酵液5厩を採取し、遠+l>分離−
口過処理し、清澄な発酵液を得たのち、その全量f 2
0 ml容のサンプルビンに入れ、凍結真空乾燥を行い
粉末とし、その重量全測定した。
/vチーサフラワー油lOw//%−酵母エキス05X
v//V%含有する本培地50m/i入れた坂ロフラス
コにj妾押し、30U、120ストロ一ク/分で10日
間発酵した。この発酵液5厩を採取し、遠+l>分離−
口過処理し、清澄な発酵液を得たのち、その全量f 2
0 ml容のサンプルビンに入れ、凍結真空乾燥を行い
粉末とし、その重量全測定した。
次に、この粉末1OIn9′ft正確に5ml容バイヤ
ル器に秤9採り、これにトリフルオロ酸023 myと
ホルムアミド0.5 ml f加え均一に溶解させたの
ち、最後に無水トリフルオロ酢酸金加え、密栓して10
分間室温に放置した。この反応液の一定量全ガスクロマ
トグラフィー分析に供し、ソホローズを定量分析した。
ル器に秤9採り、これにトリフルオロ酸023 myと
ホルムアミド0.5 ml f加え均一に溶解させたの
ち、最後に無水トリフルオロ酢酸金加え、密栓して10
分間室温に放置した。この反応液の一定量全ガスクロマ
トグラフィー分析に供し、ソホローズを定量分析した。
ガスクロマトグラフィー分析に、3%5ilicone
5g−52−Cbrom。
5g−52−Cbrom。
5orb W 80 /lOOメツシュ〔島津製作所(
株)製〕全2 +ll1nρ×4フィートのガラスカラ
ムに充填したものを用いて行った。なお、カラム温度は
最初5分間HiooCに維持し、次いでxotl:’/
分の昇温速度で昇温したのち、230Cで2分間維持し
た。キャリアガスはヘリウムを用い、流量は3 (1m
A 7分とした。検出には水素炎検出器を用いた。
株)製〕全2 +ll1nρ×4フィートのガラスカラ
ムに充填したものを用いて行った。なお、カラム温度は
最初5分間HiooCに維持し、次いでxotl:’/
分の昇温速度で昇温したのち、230Cで2分間維持し
た。キャリアガスはヘリウムを用い、流量は3 (1m
A 7分とした。検出には水素炎検出器を用いた。
谷トルロプシス争ボンビコーラ類のソホローズ生産曾は
第1表に示す通りである。
第1表に示す通りである。
第1表
第1図は実施例1におけるカラムクロマトグラフィーの
結果を示す溶出曲線である。 以 、ヒ
結果を示す溶出曲線である。 以 、ヒ
Claims (1)
- 1、トルロプシス属に属するソホローズ生産菌を培養し
ソホローズを生成蓄積せしめ、これを採取することを特
徴とするソホローズの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15658084A JPS6135793A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 微生物によるソホロ−ズの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15658084A JPS6135793A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 微生物によるソホロ−ズの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6135793A true JPS6135793A (ja) | 1986-02-20 |
JPH0419836B2 JPH0419836B2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=15630867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15658084A Granted JPS6135793A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 微生物によるソホロ−ズの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6135793A (ja) |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15658084A patent/JPS6135793A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419836B2 (ja) | 1992-03-31 |
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