JPS6135744A - 燻蒸材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は部屋その他限定空間内に於ける衛生害虫例えば
蚊、ハエ、ごきぶり等の防除や殺菌処理更にはまた限定
空間内に賦香する等の用途に適用される燻＠材、特に之
等の処理を短時間に集中して行なう形式の燻蒸材の改良
に関する。

本発明者らは、すでに完成させた上記形式の燻蒸材を船
舶金庫内等の高さのある空間内で使用したところ、高さ
のある空間内では十分に蒸散薬剤が高所に到達せず、せ
いぜい１０ｍ位であり、満足のいくような防除効果が得
られなかった。

本発明は上記欠点を除去することを目的としてなされた
ものであり、すなわち本考案は■　上部の開口された収
容部内に収容された薬剤を加熱して燻蒸させる形式の燻
蒸材を用いて該燻蒸材を複数個連接させてほぼ同時に薬
剤を加熱しうるようにしたことを特徴とする燻蒸材。

■　加熱の熱源として、加水反応により発熱する化合物
が用いられていることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の燻蒸材。

（ζ係る。

本発明は上述のごとき構造を有し、開放容器内に収容さ
れた薬剤は下記するような適宜な加熱手段を適用して加
熱されるもので、個々に燻蒸機能を備えた燻蒸材を複数
個連接させ、かつほぼ同時に加熱しつるようにしたこと
により、加熱蒸散柱が太いので拡散が大となり、２５ｍ
以上の高さを有する倉庫、船舶内等で、使用薬剤の薬効
に応じたきわめて有効な燻蒸効果が得られる点、゛個別
に包装されたものを連接しているので安全性が大きく火
災等の心配がなく使用できる点に特長を有する。

本発明に於て、燻蒸用薬剤としては、従来より害虫駆除
、殺菌、賦香等の目的に使用されている、各種の薬剤を
使用できる。代表的な薬剤として以下のものを例示でき
る。

１、殺虫薬剤 ○アレスリン、フタルスリン、レスメトリン、フラメト
リン、プロパスリン、フェノトリン、ペルメトリン及び
これらの立体及び光学異性体、アレスリンの光学異性体
（商品名ピナミンフォルテ）、アレスリンの立体、光学
異性体く商品名エキスリン）、アレスリンの立体、光学
異性体く商品名バイオアレスリン）、レスメトリンの光
学異性体く商品名クリスロンフォルテ）、フェンバレレ
ートなどのピレスロイド系殺虫剤。

０ＤＤＶＰ、スミチオンなどの有機リン系殺虫剤やカー
バメイト系殺虫剤。

２、殺菌剤 サリチル酸 第４級アンモニウム塩 パラクロロ−メタ−キシレノール ２−（４−チアゾニトリル）−ベンズイミダソール ３、防黴剤 α−プロモーシンナミックアルデヒド Ｎ−ジメチル−Ｎ−フェニル−Ｎ′−（フルオロジクロ
ロメチルチオ）−スルファミド４、忌避剤 Ｎ、Ｎ−ジエチル−メタレートアミド、ジ−ノルマル−
プロピルイソシンコメロネート、ジ−ノルマル−ブチル
サクシネート、２，６−シメチルーオクタジエンー（２
，６）−αＱ（８）０．０−ジエチル５−２−エチルチ
オエチルジチオフォスフェート等 ５、農園芸用殺菌剤 Ｏテトラクロロイソフタロニトリル ０２．４−ジクロロ−６−（０−クロロアニリノ）−１
，３，５−トリアジン ○ｐ、　ｐ’　−ジクロロベンジル酸エチル６、植物成
長調節剤 ０４−クロルフェノキシ酢酸 ０ジベレリン ＯＮ−（ジメチルアミノ）スクシンアミド０α−ナフチ
ルアセトアミド ７、除草剤 ０２−４−Ｄソーダ塩 ０３．４−ジクロルプロピオンアニリド上記燻蒸用薬剤
には通常用いられている効力増強剤、揮散率向上剤、消
臭剤、香料等の各種添加物を任意に添加することができ
る。

上記燻蒸用薬剤には発泡剤を添加してもよい。

発泡剤としては、熱分解して主として窒素ガスを発生す
る各種の発泡剤を使用できる。この発泡剤は好ましくは
３００℃以下の発泡温度を有するものがよい。代表的な
ものとして、アゾジカルボンアミド（発泡温度２００〜
２１０℃）、ヘンゼンスルホニルヒドラジド（発泡温度
１００〜１６０℃）を例示できる。

上記薬剤に対する発泡剤の添加量は広い範囲から選択で
きるが、通常薬剤１００重量部に対し５０〜２０００重
量部、望ましくは１００〜１０００重量部が添加される
。

上記容器内に収容された燻蒸用薬剤の熱源としては、上
記薬剤を蒸散させ得る温度を提供できる各種のものを利
用できる。具体的（は以下のような熱源を有利に使用で
きる。

ａ）　加水反応により発熱する化合物 例えば酸化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミ
ニウム、塩化カルシウム、塩化鉄等水を添加するのみで
発熱反応する物質を例示できる。

ｂ）　通電により発熱する電気的熱源 例えばニクロム線等の電熱線、シート状ヒーター、半導
体を利用するヒーター等を例示できる。

Ｃ）　酸化反応により発熱する金属もしくは金属化合物
と助剤との組合せ 例えば鉄粉と酸化剤（塩素酸アンモニウム等）とを混合
する方式、金属と該金属よりイオン化傾向の小さい金属
酸化物又は酸化剤とを混合する方式、鉄と硫酸カリウム
、硫化鉄、金属塩化物、硫酸鉄等の少なくとも１種との
混合物を水及び酸素と接触させる方式、鉄よりイオン化
傾向大なる金属と鉄よりイオン化傾向小なる金属のハロ
ゲン化物との混合物を水と接触させる方式、金属と重硫
酸塩との混合物を水と接触させる方式、アルミニウムと
アルカリ金属硝酸塩との混合物に水を加える方式等を例
示できる。

ｄ）　金属硫化物の酸化反応を利用するもの例えば硫化
ソーダと炭化鉄との混合物を酸素と接触させる等の方式
を例示できる。

ｅ）　燃焼剤としては例えばニトロセルロース、アンモ
ニウム塩、リシアンジアミド、木粉等を例示できる。

上記熱源のうち、（ａ）による方式のものは水の供給に
より発熱させることができるので、（ｂ）の熱源の場合
のように電源を必要とせず使用場所に制約を受けない利
点がある。特にこのうちでも酸化カルシウムは１５０〜
２５０℃もの高い温度を発熱し且つ発熱時に有害物を生
成しないので、この種熱源として極めて有用である。ま
た（ｂ）の熱源の場合は、熱源を繰返し使用できるので
、燻蒸用薬剤を新しく補給することにより再使用できる
。

上記熱源は燻蒸用薬剤と混合するかあるいは燻蒸用薬剤
の収容された収容部の外部に配置される。

外部に配置する場合は熱源の熱量を有効利用するために
、熱源を密閉容器に収容し、この密閉容器に、前記容器
を底壁及び側壁の少なくともいずれか１方を隔壁として
連設するのがよい。

本発明に於いて、個々に燻蒸機能を有する燻蒸剤の連接
手段は溶接、バンド、ワタの嵌合、容器への収容等使用
に際しバラつかないように１体化されたものであればよ
い。

本発明に於いて、はぼ同時に加熱し得るとは、加水発熱
剤を使用する場合の個々の発熱剤収容部にそれぞれ設け
られた通水孔の様に連接させた燻蒸材を水に付けるだけ
で個々の燻蒸材がほぼ同時に燻蒸を開始しうる機能のこ
とを言い、空気酸化発熱剤の場合は、個々の発熱剤収容
部の通気孔及び該通気孔のシール部を１本のヒモで連結
しておきヒモを引張るだけで同時に個々の該収容部が開
封できるようにするか、１枚の開封シールが全ての収容
部の通気孔をシールする場合等を上げうる。

燃焼剤を用いるもの・で使用に際し着火を要する場合は
、１本の導火線で個々の着火部へ接続するようにしてお
けばよく、もちろん連続的に着火部へライター等で着火
するようにしてもよい。電気的熱源やアルコールランプ
等の熱源の場合は、熱板を１枚（個々の熱板が接触して
おれば複数枚でも可）にして、該熱板の上面に連接した
薬剤収容容器を置き、該熱板の下部に熱源を配し、スイ
ッチを入れるか、火を付ける場合に例示できる。

以下に本発明を図示した実施の１例にもとずき説明する
。

第１図（Ａ）〜（Ｂ）は、本発明実施の１例を示す一部
切り欠き正面図及び底面図であり、く１）は（１ａ−Ｃ
Ｉ）の個々の燻蒸材が連接された燻蒸刊本体であり、（
２）はその連接手段であり、溶接により連接された場合
を示しており、（３）は燻蒸用薬剤であり、（４）はそ
の収容部でおる。

（５）は熱源であり、加水発熱物質を用いており、（６
）はその収容部、（６ａ）は加水発熱物質へ水を供給す
るための通水孔である。使用に際し、第１図に示される
水収容容器（Ａ）の水中（Ｂ）へ本体（１）を浸漬する
ことにより、通水孔（６ａ）から水が、収容部（６）内
の加水発熱物質へ供給されるため、該発熱物質はこの場
合は７つの収容部（６）に分けて収容されているが、予
め７つの収容部（６）にそれぞれ設けられた通水孔（６
ａ）が、はぼ同時に燻蒸用薬剤（３）を熱源（５）によ
って加熱させうる手段を有することになり、該発熱物質
が発熱しこの発熱により、はぼ同時に７゛つの収容部（
４）に収容された燻蒸用薬剤（３）が燻蒸され２５ｍ以
上の高さを有する倉庫内等でも薬剤の種類に応じた所定
の処理がきわめて有効になし得る。

第２図は本発明実施の他の１例を示す一部切欠き正面図
であり、三つの薬剤収容部（４）がバンドによる連接手
段（２）で連接されて本体く１）をなし該本体（１）が
放熱板（７）を介して電熱よりなる熱源（５）が設けら
れ、（５ａ）はプラグであり、該熱源（５）は収容部（
６）に収容された場合を示している。この場合は、放熱
板（７）が、上記加熱の手段を有している。

第３図（Ａ）〜（Ｂ）は本発明実施の更に他の１例を示
す平面図及び正面図であり、連接手段（２）が、本体く
１）を収容しうる容器である場合を示し、かつ上記加熱
の機能を着火芯（５ａ）に接続された導火線（８）が有
している場合を示す。

第４図（Ａ）〜（Ｂ）は本発明実施の更に他の１例を示
す一部切欠き正面図及び平面図であり、直接手段（２）
が本体（１）を形成させるために嵌合枠よりなり、かつ
、上記加熱手段が熱源（５）としての空気酸化発熱剤を
収容させる９つの収容部（６）のそれぞれの通気孔（６
ａ）を密封シールするための一枚のシール部材（９）で
ある場合を示す。なお（１ｊ）は本体（１）゛の脚であ
る。

使用に際しては、該シール部材（９）を剥離することに
より、同時に収容部、（６）の通気孔（６ａ）が開口さ
れるのでほぼ同時に空気酸化発熱剤は外気と接触し、薬
剤（３）を燻蒸しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）〜（Ｂ）は本発明実施の１例を示す一部切
欠き正面図及び底面図、第２図は本発明実施の他の１例
を示す一部切欠き正面図、第３図（Ａ）〜（Ｂ）は本発
明実施の更に他の１例を示す平面図及び正面図、第４図
（Ａ）〜（Ｂ）は本発明実施の更に他の１例を示す一部
切欠き正面図及び平面図である。 図に於いて（１）は本体、（２）は連接手段、（３）ｔ
よ薬剤、（４）は収容部、（５）は熱源、（６）は収容
部、（７）は放熱板、（８）は導火線、（９）はシール
部材である。 （以　上） 第１図（Ａ） 才１図ＣＢ） ｌｒ２図 第４　ｍ　（Ａ） 第４図ＣＢ） 手続ネ甫正書（方式） ％式％ 昭和６０年！ｌぜｆ許願第７７４１０号２　発明の名称 燻　蒸　（・４ ３　補正をり−る召 事件との関係　　特許出願人 ）７−ス製薬株式会社 ４　代理人 大阪市東区平野町２の１０　沢の鶴ピル８０６−２０３
−０９／１１昭和６０年７月３０日 う　補正の苅象 明細出 ７　補正の内容

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）上部の開口された収容部内に収容された薬剤を加
   熱して燻蒸させる形式の燻蒸材を用いて該燻蒸材を複数
   個連接させてほぼ同時に薬剤を加熱しうるようにしたこ
   とを特徴とする燻蒸材。
2. （２）加熱の熱源として、加水反応により発熱する化合
   物が用いられていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の燻蒸材。