JPS6135393Y2 - - Google Patents

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JPS6135393Y2
JPS6135393Y2 JP2483281U JP2483281U JPS6135393Y2 JP S6135393 Y2 JPS6135393 Y2 JP S6135393Y2 JP 2483281 U JP2483281 U JP 2483281U JP 2483281 U JP2483281 U JP 2483281U JP S6135393 Y2 JPS6135393 Y2 JP S6135393Y2
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JP
Japan
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cover
movable body
fixed
guide surface
side plate
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JP2483281U
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JPS57140942U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工作機械の案内面を塵埃や切粉、切削
剤等の侵入から保護するための、複数の箱体で構
成される案内面保護カバーの改良に関するもので
ある。カバーは切粉、クーラントおよびクーラン
トの侵入を防止する働きをするものであるが、カ
バーの表面は摺動抵抗を小さくするための油が塗
られている。従つてカバー上面には、油と切粉と
クーラントが混り粘性の高い液体となつている。
従来、この種の保護カバーにおいては、これら
カバーの往復動作の際、切削剤や微細な塵埃や切
屑等がカバー内部に侵入し案内面の傷や摩耗の発
生原因になる為、確実なシール性が要求されてい
た。
これらの解決のため、例えば公知のカバーとし
て特公昭48−9432は、箱体内に侵入した微細な切
屑や水の排出を目的として、箱体の各仕切り部に
外部に向つて傾斜を有した補集溝を設け、その補
集溝に集められた微細な切屑等を水とともに外部
に排出する様に構成された例である。
しかしながら最近の工作機械にあつては、機械
により効率的に稼動させるため機械各部の動作を
高速にする傾向にある。従つて案内面上の移動体
の移動速度の高速化に伴い、これらカバーの仕切
り部同志が従来より高速で衝突し合うためその強
度が要求され、また従来以上にシール性が要求さ
れかつ衝突による衝撃音の発生で、作業環境を害
する等の問題が生じてきた。
本考案は、高速化に伴うこれら保護カバーの問
題点に鑑みなされたもので、保護カバーの各仕切
り部の片側あるいは両側に弾性体を設けることに
より、仕切り部の弾性体とワイパーとが衝接した
とき該弾性体下部に空間が形成され、仕切り部の
シール性を確実にするとともに、仕切りカバー同
志の衝突による衝撃力を緩和させ、衝撃音の発生
を防止し、更にカバー全体を外部に向けて傾斜さ
せることにより、仕切り部を乗り越えてまで侵入
した微細な切粉を水と共に排出し易くしたもので
ある。更に可動カバーと固定カバーの重合するカ
バー側に入り込んだ粘性の高い流れにくい液体
や、カバー内側壁に付着した水滴をも重合する部
分に設けられたワイパーの作用で案内面側に入ら
ないよう防止されている。
以下本考案の実施例を図面により詳述する。
第1図において示されるベツド1の案内面上2
を摺動する移動体3の側面に、カバー5の側板4
が固着されている。また、前記移動体3の移動方
向にあつて前記ベツド1の一側面にカバー5′の
側板4′が固着されている。更に、第2図に示す
様に案内面2の上面及び両側面は重なり合つて構
成される各カバー5,5′,5″で覆われ、該カバ
ー上面は切屑や水の流れを良くするため片側に傾
斜を有している。しかし、前記カバーの傾斜は片
側のみではなく両側に傾斜を有する山形のもので
も良い。
前記各カバー5,5′の間には中間カバー5″が
設けられている。
更に、実施例においては中間カバー5″は1個
であるが案内面の長さに応じて移動体3の移動長
さが長ければ複数個でも良い。また移動長さが短
かい場合は5,5′だけの場合もあり得る。
前記中間カバー5″の移動体側一端には仕切り
板(以下側板6という)が形成され、他端の側壁
にはワイパー7′が固着されている。
即ち、前記中間カバー5″は案内面2上に摺動
可能に支持された側板6と、カバー5′上を摺動
可能に支持されたワイパー7′で支承されてい
る。
この様にして複数のカバーが互に重合して階段
式多段カバーを構成し、夫々カバーの重合部はワ
イパー7,7′でシールされている。更に前記ワ
イパー7の内側には弾性体8がワイパーに添つて
固着されている。前記移動体3が移動し前記側板
6に前記弾性体8が当接しても、該弾性体8とカ
バー5″との間には常に空間Bが確保されるよう
になつている。また、側板6,6′の背面上部に
は弾性体9,9′が固着され、該弾性体は夫々カ
バー5,5″裏面に接触してワイパーを兼ねてい
る。従つてワイパーと弾性体が衝突しても仕切り
側板6上方のワイパーを兼ねた弾性体10を乗り
越えて案内面側のカバー内部に侵入することがな
い。
また、第3図は他の実施例を示すものであり、
側板6上端部に弾性体10が移動体側および固定
側に跨つて設けられている。
本考案によれば移動体3の移動で、もし、微細
な切屑や切削剤がワイパーの微少な隙間から侵入
しても、前述の如く空間Bが確保されているので
ワイパーと弾性体が衝接しても、仕切り側板6上
方の弾性体10を乗り越えて更にカバー内部に侵
入することなく第2図に示す傾斜面に添つて外部
に排出される。
また、移動体3の移動で各カバー5,5′,
5″が夫々伸張すると、各ワイパー7,7′部に、
設けられた弾性体8,8′は側板6,6′に衝接す
る様になつている。
しかし、この衝撃力は弾性体8,8により緩和
されるので衝突による衝撃音の発生は防止され
る。
前記移動体3の移動により、重なり合つた各カ
バーが夫々短縮すると、各カバーの側板4,6,
6′は互に衝接するが、夫々仕切部上部背面に固
着された弾性体9,9′の作用で衝撃力は緩和さ
れ、衝撃音も無くなる。
更に、この弾性体9,9′により各側板6,
6′を乗越えようとする、水や微細な切屑は完全
に遮断される。
また、第3図に示す他の実施例に於ては、前述
した各弾性体8,9を一体化形成し、より簡素化
したものでシール効果及び衝撃緩和に対しては前
述同様の効果を有するものである。
本考案を実施することでカバーを損傷すること
なく、また作業者も異常音に脳まされることなく
能率を上げることが可能となつた。さらにシール
効果を考慮した構成なので、微細な切屑等が案内
面に侵入し、摩耗を助長することはなくなり、従
来に比べ移動体の精度を向上することが可能とな
つた。
従つて、本考案による弾性体をカバー内部に設
けることにより構成は従来公知のカバーに比較
し、シール性を確実ならしめ、更に高速化に伴う
衝撃力を緩和するとともに衝撃音の発生を防止し
た点において一層効果のあるものとなつた。
以上に述べた如く、本考案は実施例に示された
構成に限定されるものではなく、例えば移動体側
カバーと固定側カバーとの入れ替等は相対移動動
作と考えられ同一技術思想に含まれる。このよう
に請求の範囲に記載された本考案の技術思想を逸
脱しない範囲内での変更は予期されるところであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の保護カバーの断面図、第2図
は第1図のA−A断面図であり、第3図は他の実
施例を示す部分断面図である。 図において、1……ベツド、2……案内面、3
……移動体、4,4′……側板、5,5′,5″…
…カバー、6,6′……側板、7,7′……ワイパ
ー、8,8′,9,9′,10……弾性体、11…
…溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 案内面を保護するカバーであつて、案内面上
    を移動する移動体と、該移動体に一端を接続し
    他端に突出した側壁を有する移動体側カバー
    と、該移動体側カバーと重合し固定側に配置さ
    れ可動体側の一端に突出した側板を有する固定
    カバーと、前記移動体側カバーの側壁に設けら
    れ固定側カバーと接触するワイパーと、前記移
    動体側カバーの側壁近傍に設けられ両カバーの
    相対移動で前記固定側カバーの側板に当接した
    時移動側カバーの側壁と固定側カバーの側板と
    の間に空間部を形成する第1の弾性体と、前記
    固定側カバーの側板に取付けられ前記可動体側
    カバーと接触するワイパーを兼ねた第2の弾性
    体とからなり、移動体側カバーと固定側カバー
    の夫々の表面を平行に水平面に対して傾斜させ
    る事を特徴とする案内面保護カバー。 2 前記側板の先端部に前記第1の弾性体と前記
    第2の弾性体とを一体化して設けたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の案
    内面保護カバー。
JP2483281U 1981-02-24 1981-02-24 Expired JPS6135393Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2483281U JPS6135393Y2 (ja) 1981-02-24 1981-02-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2483281U JPS6135393Y2 (ja) 1981-02-24 1981-02-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57140942U JPS57140942U (ja) 1982-09-03
JPS6135393Y2 true JPS6135393Y2 (ja) 1986-10-15

Family

ID=29822545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2483281U Expired JPS6135393Y2 (ja) 1981-02-24 1981-02-24

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JP (1) JPS6135393Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061139U (ja) * 1983-09-29 1985-04-27 寺町 博 摺動部分の防塵装置
JPH0618757Y2 (ja) * 1988-05-25 1994-05-18 榎本工業株式会社 摺動面保護装置
JPH0677893B2 (ja) * 1989-07-28 1994-10-05 株式会社中野板金 スライドカバーのワイパー
US20230228294A1 (en) * 2020-06-16 2023-07-20 Fanuc Corporation Telescopic cover

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Publication number Publication date
JPS57140942U (ja) 1982-09-03

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