JPH0677893B2 - スライドカバーのワイパー - Google Patents

スライドカバーのワイパー

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JPH0677893B2
JPH0677893B2 JP1197707A JP19770789A JPH0677893B2 JP H0677893 B2 JPH0677893 B2 JP H0677893B2 JP 1197707 A JP1197707 A JP 1197707A JP 19770789 A JP19770789 A JP 19770789A JP H0677893 B2 JPH0677893 B2 JP H0677893B2
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JP
Japan
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wiper
cover
slide cover
hanging wall
tip
Prior art date
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JP1197707A
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English (en)
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JPH0360950A (ja
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忠司 杉山
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Nakano Bankin KK
Original Assignee
Nakano Bankin KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は工作機械の適宜箇所を被覆保護するスライドカ
バーの内方及び外方カバー間に設け、工作機械の作動機
構部等に切粉等の侵入を防止するスライドカバーのワイ
パーに関するものである。
従来の技術 従来、工作機械の適宜箇所を被覆保護するスライドカバ
ーaは順次縮小形成した多数のカバーb、b′にて伸縮
自在に構成してなり、かかるスライドカバーaの各カバ
ーb、b′の間隙c内に幅方向に渉ってワイパーdを固
定している。
かかるワイパーdにあっては、第6図及び第7図に示す
様に金属製よりなる支持金具eの基体を外方カバーbの
内周面に固定し、その前部fを外方カバーbの外周面と
面一にして前方に突出形成すると共に、基体底部に蟻溝
gを形成し、該蟻溝gに合成ゴム製よりなるワイパー部
hの基体を嵌合し、ワイパー部hを内方カバーb′の摺
動面iに対し圧接する様になし、スライドカバーaの各
カバーb、b′の間隙cを閉塞し、工作機械への切粉の
侵入を防止しているも、ワイパー部hの先端は支持金具
eの前部fより露出しているため、加熱状態にある切粉
がワイパー部hに直接接触してその先端が熔解された
り、又工作機械の点検等によりスライドカバーa上を点
検者が歩行する時にその自重によってカバーボックス
b、b′が押圧され、支持金具eの前部fによりワイパ
ー部hの先端が切断されたり、切粉がワイパー部hに食
い込んで破損する欠点を有していた。
又、前記したスライドカバーaは最外方のカバーを除い
た全てのカバーb、b′の奥行き寸法の同長となしたも
ので、スライドカバーaの収縮時に各カバーb、b′が
階段状となる所謂ステップ型であるが、第8図に示すス
ライドカバーaはその収縮時に最外方のカバー内にそれ
以外のカバーb、b′が全て収納できる様に各カバー
b、b′の奥行き寸法を異にしたもので所謂ステップレ
ス型であり、かかるステップレス型に前記したワイパー
dを固定するとその収縮時にワイパー部hの先端が内方
カバーb′の摺動面iに対し常に圧接する様になしてい
るため、下方屈曲してしまう不都合があり、ステップレ
ス型にはかかる屈曲のないワイパーjを固定している
も、かかるワイパーjはスライドカバーaの収縮時にワ
イパー部hと内方カバーb′の摺動面iとの間に間隙k
を生じ、そこから切粉が内方へ侵入する欠点を有してい
た。
又、スライドカバーと支持金具との溶接に際し、その支
持金具の溶接部位の周囲が焼付きワイパー部が熱を帯び
て支持金具より離脱する恐れがあるため、ワイパー部の
支持金具の溶接部位に対応する部位に穴を貫設すること
により、ワイパー部の離脱防止及び熱変形防止を図った
ワイパー(図示せず)も見受けられるも、支持金具にワ
イパー部を嵌合した状態で溶着しているため必ずしもそ
の効果が期待出来ず、又その取付作業性が悪い欠点を有
していた。
発明が解決しようとする課題 本発明はステップ型、ステップレス型のスライドカバー
に拘らず、各カバー間隙内にワイパーを簡単に固定して
切粉の侵入を防止し、しかも加熱状態にある切粉が直接
接触しない様にワイパーを保護し、スライドカバー上を
点検者等が歩行しても、ワイパーの先端が切断された
り、破損したりしないスライドカバーのワイパーを提供
せんとするものである。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明はかかる点に鑑み、金属帯板の一側端を折曲して
垂下壁を設けると共に、該垂下壁の裏面に対向して嵌合
凹部を設けて支持金具となし、前記垂下壁が外方カバー
の周縁部端面と面一となる様に外方カバー内周面に支持
金具をスポット溶接し、前記嵌合凹部に合成ゴム製のワ
イパー部基端をカシメ固定し、ワイパー部はその基端よ
り屈曲部を介して断面略楔状の先端部を下方に屈曲形成
すると共に、屈曲部の背を円弧状に切欠し、先端部を内
方カバーに対し圧接させたスライドカバーのワイパーを
提供して上記欠点を解消せんとしたものである。
作 用 本発明は嵌合凹部に固着されたワイパー部の先端が垂下
壁の裏面側に位置するため、垂下壁にて加熱状態にある
切粉からワイパー部を保護し、又ワイパー部の先端が内
方カバーの摺動面を圧接することにより、スライドカバ
ーの各カバーの間隙を閉塞して内方への切粉の侵入を防
止するのである。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1はスライドカバーであり、該スライドカバー1は順次
縮小形成した多数のカバー2、2aにて伸縮自在となして
工作機械(図示せず)の適宜箇所を被覆保護する様に構
成され、各スライドカバー1の外方カバー2及び内方カ
バー2aの間隙に支持金具3とワイパー部4よりなるワイ
パー5を固定している。
支持金具3は金属帯板を基体6とし、該基体6の短手方
向(第1図において左側)の一側短を所定寸法折曲して
垂下壁7を設け、該垂下壁7の裏面に基体6の略中央に
断面鉤状板を垂設してなした嵌合凹部8を対向形成して
いる。
そして、支持金具3を外方カバー2の周縁部端面9と垂
下壁57の表面とを面一にして、且つ垂下壁7の下端と内
方カバー2aの摺動面10間に狭窄部11を設ける様に、外方
カバー2の内周面12に支持金具3の基体6後部上面を種
々の溶接方法、好ましくはスポット溶接により溶着して
いる。
ワイパー部4はポリウレタンゴム等の合成ゴムの様に可
撓性を有する材質にて形成され、支持金具3の長手方向
と同等の長さを有しており、ワイパー部4の基端13を外
方カバー2に溶着した支持金具3の嵌合凹部8に嵌合す
ると共に、嵌合凹部8の底板14をかしめて固着してい
る。
15はワイパー部4の先端部であり、該先端部15は最先端
が丸みを帯びた断面略楔状にして基端13より屈曲部16を
介して下方に屈曲形成してなり、該屈曲部16上方の背を
円弧状に切欠形成することにより、屈曲部16にて先端部
15を屈曲自在となすと共に、先端部15を内方カバー2aの
摺動面10に対し圧接させている。
尚、スライドカバー1には最外方のカバーを除いた全て
のカバー2、2aの奥行き寸法を同長となし、収縮時に各
カバー2、2aが階段状となるステップ型(第4図)と、
収縮時に最外方のカバー内にそれ以外のカバー2、2aが
全て収納出来る様に各カバー2、2aの奥行き寸法を異に
したステップレス型(第5図)の2種あり、特にステッ
プレス型にあっては各カバー2、2aの寸法を若干大きく
することにより、ステップ型に比しカバー枚数を減らす
ことが可能となる。
次に本発明に係るスライドカバーのワイパーの作用につ
いて説明すると、 嵌合凹部8に固着されたワイパー部4の先端部15は垂下
壁7の裏面側に位置するため、垂下壁7にて加熱状態に
ある切粉からワイパー部4を保護すると共に、かかる切
粉を垂下壁7により排除するのである。
又、ワイパー部4の先端部15が内方カバー2aの摺動面10
を圧接状態にて摺動することにより、スライドカバー1
の各カバー2、2aの間隙を閉塞して更に狭窄部11から侵
入する微細なる切粉の侵入を防止するのである。
〔発明の効果〕
要するに本発明は、順次縮小形成した多数のカバー2、
2aにて伸縮自在となした工作機械のスライドカバー1に
おいて、金属帯板の一側端を折曲して垂下壁7を設ける
と共に、該垂下壁7の裏面に対向して嵌合凹部8を設け
て支持金具3となし、前記垂下壁7が外方カバー2の周
縁部端面9と面一となる様に外方カバー2内周面12に支
持金具3をスポット溶接したので、垂下壁7の垂直高さ
は外方カバー2に対する支持金具3の取付け代を考慮す
ることなく、本来のワイパー部4の機能高さだけでよ
く、又後述するワイパー部4のカシメ固定と相俟って、
外方カバーにゴム製ワイパーを直接固定したり、ボルト
固定する従来方法に比して簡単な作業で固定でき、又前
記嵌合凹部8に合成ゴム製のワイパー部4基端13をカシ
メ固定したので、溶接時に支持金具3の周囲が焼付いて
も、支持金具3の溶着後に支持金具3にワイパー部4を
固着するため、ワイパー部4が熱を帯びて支持金具3よ
り離脱する恐れ、及びワイパー部4の熱変形が全くな
く、又ワイパー部4の磨耗による交換時には支持金具3
の嵌合凹部8のカシメ状態を解除すれば一気に取り外し
が出来、ワイパー部4の取付けも簡単にしてその作業性
の向上を図ることが出来る。
又、ワイパー部4はその基端13より屈曲部16を介して断
面略楔状の先端部15を下方に屈曲形成すると共に、屈曲
部16の背を円弧状に切欠し、先端部15を内方カバー2aに
対し圧接させたので、内方カバー2aの摺動面10が一様で
なくとも、多少の凹凸ムラを吸収出来ると共に、継続使
用により先端部15が磨耗した場合には、その度合いと形
状変化に応じて、屈曲角度が変化して内方カバー2aとの
圧接状態を保持し、長期使用が可能となり、その付加価
値を向上させることが出来、又屈曲部16の背を円弧状に
切欠したので、当初取付け時における内方カバー2aへの
圧接状態での取付けは、切欠円弧状部が変形圧縮し、ワ
イパー部4の屈曲部16における屈曲角度が自由自在とな
って如何様にも取付けることが出来る。
したがって本発明によれば、内方カバー2aと外方カバー
2の間隙を閉塞して切粉の内方への侵入を防止出来、し
かもワイパー部4の先端部15は支持金具3の垂下壁7の
裏面側に位置するため、垂下壁7にて加熱状態にある切
粉とワイパー部4とが、直接接触しない様に保護してワ
イパー部4の熔解を防止すると共に、工作機械の点検等
によりスライドカバー1上を点検者が歩行する時にその
自重によってカバー2、2aが押圧されても従来の様にワ
イパー部4の先端が切断されたり、切粉がワイパー部4
に食い込んで破損することが全くない。
又、ワイパー5は外方カバー2の周縁部端面9と面一に
して各カバー2、2aの間隙に固定しており、ワイパー部
4は常に内方カバー2aの摺動面10を圧接しているため、
従来の様にスライドカバー1がステップレス型の場合に
はステップ型と異なったワイパーを固定することもな
く、又ステップレス型の収縮時にワイパー部4と内方カ
バー2aの摺動面10との間に間隙を生じることなく切粉の
侵入を防止出来、しかもステップレス型にあってはその
収縮状態がステップ型と異なり階段状でないため、その
スペースを有効に使用することが出来、更に各カバー
2、2aの寸法を若干大きくすることにて、ステップ型に
比しカバーの枚数を減らすことが可能となり、よってコ
ストも軽減出来る等のその実用的効果甚だ大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すものにして、 第1図は本発明に係るスライドカバーのワイパーの側面
図、第2図は同上ワイパー部の側面図、第3図は同上ス
ライドカバーの斜視図、第4図は同上ステップ型スライ
ドカバーの収縮時の要部断面図、第5図は同上ステップ
レス型スライドカバーの収縮時の要部断面図、第6図は
従来のスライドカバーのワイパーの側面図、第7図は同
上ステップ型スライドカバーの収縮時の要部断面図、第
8図は同上ステップレス型スライドカバーの収縮時の要
部断面図である。 1……スライドカバー、2……外方カバー 3……支持金具、2a……内方カバー、4……ワイパー部 7……垂下壁、8……嵌合凹部、9……端面 12……内周面、13……基端、15……先端部 16……屈曲部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次縮小形成した多数のカバーにて伸縮自
    在となした工作機械のスライドカバーにおいて、金属帯
    板の一側端を折曲して垂下壁を設けると共に、該垂下壁
    の裏面に対向して嵌合凹部を設けて支持金具となし、前
    記垂下壁が外方カバーの周縁部端面と面一となる様に外
    方カバー内周面に支持金具をスポット溶接し、前記嵌合
    凹部に合成ゴム製のワイパー部基端をカシメ固定し、ワ
    イパー部はその基端より屈曲部を介して断面略楔状の先
    端部を下方に屈曲形成すると共に、屈曲部の背を円弧状
    に切欠し、先端部を内方カバーに対し圧接させたことを
    特徴とするスライドカバーのワイパー。
JP1197707A 1989-07-28 1989-07-28 スライドカバーのワイパー Expired - Lifetime JPH0677893B2 (ja)

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