JPS6134583Y2 - - Google Patents

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JPS6134583Y2
JPS6134583Y2 JP12348478U JP12348478U JPS6134583Y2 JP S6134583 Y2 JPS6134583 Y2 JP S6134583Y2 JP 12348478 U JP12348478 U JP 12348478U JP 12348478 U JP12348478 U JP 12348478U JP S6134583 Y2 JPS6134583 Y2 JP S6134583Y2
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tape
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hub
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【考案の詳細な説明】 本考案は例えばマスターテープとスレイブテー
プを一括して巻取リールに巻取つて磁界を印加す
ることにより磁気転写をおこなう磁気テープ転写
装置に備わるテープ走行制御装置に関し、簡単な
構造にしてテープの走行停止を安定におこなえる
ようにすることを目的とする。
磁気複写がおこなわれるスレイブテープとして
2つのリールに架装されたテープを内蔵して、例
えばVHS方式のVTR用カセツトからリールの一
方に巻取つたテープを引出して磁気テープ転写装
置の巻取リールに巻取ることにより走行状態にあ
るテープをその終端部で走行停止する走行制御装
置として、磁気テープの終端部に透明のトレーラ
テープなど磁気テープとは材質のことなるテープ
を接続して走行中そのテープが現われるのを光検
出し、その検出に基づいて巻取リールの駆動系に
駆動停止の指令を発しテープ走行を停止するよう
にしていた。ところで転写装置の巻取リールにテ
ープを巻取る場合のテープ走行速度は量産性その
他理由により3m/secというような高速度であ
り、このような高速度でテープを走行させた場
合、トレーラテープを検出してからテープ走行を
停止するにはトレーラテープ部分の長さが相当量
必要となる。例えば前記3m/Sでテープを走行
させた場合テープ走行を0.2〜0.5秒と短かい時間
で急停止させたとしても30cm〜75cmのトレーラ部
を必要とする。現在市販されているVHS方式の
VTR用のカセツトの場合にはトレーラ部分がビ
デオヘツドを備えたシリンダーに当ること(とく
にトレーラ部と磁気テープの接続部分が問題とな
る)をさけるため、トレーラテープを短かくして
いる。(例えば、120分用テープの場合は17cmの長
さが規定されている。)このようなテープを前記
走行速度で走行させ、走行を停止させた場合、テ
ープが切断されるか、又は装置機構に損傷を与え
ることが多い。
具体例を説明すると、通常磁気転写装置ではカ
セツトのテープ量に応じて、テープの巻取量の操
作を行うが、例えば30分用のテープ量を有するカ
セツトのテープに転写を行う場合に誤つて120分
巻取を指令する操作を転写装置に行なつた場合、
装置は30分用のカセツトテープの終端のトレーラ
テープのところで停止することになる。このとき
トレーラテープが短かいと、前述のごときテープ
切断が生じるか、又は装置に損傷を与える。その
他例えば、さらには30分用のテープカセツトで30
分巻取の指令の操作を行なつたとしても、実際の
テープ量が30分より少ないことがあると同様の問
題を発生する。
本考案はこのようにトレーラテープが短かい場
合、あるいはトレーラテープを用いない場合、あ
るいは実際のテープ量とカセツトケースに表示さ
れたテープ量が異る場合において、高速走行中の
テープの安定な停止が可能となるように事前にテ
ープ終端部を検知しその情報に基づいてテープ走
行の制御をしようとするもので、以下に図面を用
いその実施例を説明する。
図面は本考案の一実施例を示す。まず第1図を
中心にして説明すると、後述の磁気テープ転写装
置の巻取リールにスレイブテープを供給すべく上
記装置に装填されたVHS方式のVTR用カセツト
のケース1に収納された2つのリールハブ2,3
のうち何れか一方に(この場合リールハブ2に)
テープを巻取る。上記装置には1対のテープ量
(長さ)検知手段8,9が設けられ、その検知手
段8,9には、先端がカセツトケース1に穿設さ
れた穴10を通してリールハブ2,3の中心を向
くようにして検出部材5,6が摺動自在に保持さ
れている。検出部材5,6はまた生端側に向けて
付勢されている。したがつて検出部材5,6はそ
の先端に外圧を受けると検知手段8,9の基端に
向けて摺動される。そしてその時の移動量が検知
手段8,9から電気信号となつて取出されるよう
になつている。19は検知手段8,9に電気的に
接続されたテープ量検知回路である。
さて前述のようにリールハブ2にテープ4を巻
取つた状態にした後、検知手段8,9を矢印Aで
その方向を示すようにケース1に向つて一定距離
進むようにしてやる。すると検出部材5の先端は
リールハブ2に巻きとられたテープ4の外周部
に、また検出部材6はリールハブ3にそれぞれ接
し、かつ矢印Bでその方向を示すようにテープ4
の巻径とリールハブ3それぞれの径に応じた分だ
け検知手段8,9の側に押し込まれる。このとき
の検出部材5,6の移動量に基づいて検知手段
8,9からそれぞれ取出されたテープ4の巻径と
リールハブ3の径に関する電気信号が検知回路1
9に送られて処理されることにより検知回路19
の出力端からテープ4の巻径とリールハブ3の径
との差に基づいてリールハブ2におけるテープ巻
量(長さ)をあらわす電気信号が取出される。通
常用いられるカセツトにおいては、リールハブ2
とリールハブ3の両者の径は同じであり、一方テ
ープ4の厚みは既知であるので、上述のようにし
てリールハブ2に巻かれたテープ4の巻径とリー
ルハブ3の径が分かると、上述のようにしてテー
プ4の巻量(長さ)に関する情報が得られる。
ここで第2図について説明する。第2図は磁気
テープ転写装置の巻取リールに前記カセツトから
テープが引出され巻きとられている状態を示す。
転写装置の巻取リール11にマスターリール12
から供給されるマスターテープ13とカセツトか
らスレイブテープとして供給されるテープ4とが
互いに磁性面を合わすようにして、テープ走行速
度でいうと、例えば3m/Sになるような高速度
で一括し巻取られた後、磁界発生器14に磁界が
印加されて磁気転写がおこなわれるようになつて
いる。なお巻取リール11にテープ4が巻取られ
る時点においては、むろん前述のテープ量検知は
すんでおり、したがつて検出部材5,6とともに
検知手段8,9はケース1から離され元の位置に
保たれている。15は巻取リール11に備わる保
持部で巻取リール11の外周部16に形成された
スリツト17を通されたマスターテープ13とテ
ープ4のそれぞれの始端部が保持されている。1
8はテープ4の走行経路に設けられた検尺ローラ
でその回転数がテープ走行量に換算されるように
なつている。24はテープ終端検出器でテープ4
の終端に接続されたトレーラテープ(図示せず)
がその前を通過するのを光学的に検出する。
さて実施例の説明を第3図に示すブロツク図も
用い、さらに続ける。上述のようにテープ4が巻
取リール11に向けて走行するのにともなつて検
尺ローラ18が回転し、その回転数が第3図に示
すように変換器19によりテープ走行量に対応し
た電気信号に変換された上で走行制御系20に送
られる。一方制御系20にはテープ量検知回路1
9からカセツトにおけるテープ4の巻量に関する
情報が既に送りこまれている。制御系20からは
テープ4の巻量の例えば80%に当るテープ量に、
変換器19から送られてくるテープ走行量が一致
したとき、テープ4の走行を高速から低速に切り
換えるための信号がモータ駆動系21に発せら
れ、それにともなつて巻取リール11を回転駆動
しているモータ22の回転が高速から低速へと切
換わる。モータ駆動系21にはまたテープ終端検
出器23からテープ終端を知らせる信号が入るよ
うになつており、その信号が入るとモータ22の
回転が停止される。
なお各図共通する要素には同一符号を付し、重
復するものについては説明を省略した。
以上のような構成になつていることにより、カ
セツトのテープを走行せしめるに先立つてテープ
の巻量(長さ)を検知し、その検知したテープ巻
量に関する情報に基づきテープ終端の手前適当な
所からテープの走行を高速から低速に切換えるよ
うにしておくことによりテープ終端部ではテープ
走行が低速でなされるので、通常のVTR用カセ
ツトテープにおけるようにテープ終端に接続され
たトレーラテープの長さが短かくてもあるいは仮
にトレーラテープが接続されていなくてもテープ
の走行停止が円滑におこなわれ、その結果、テー
プが切断したり、あるいは装置が損傷を受けると
いつたような事故の発生が防止される。一方上述
のようにテープ終端手前から走行速度を切換える
ようにするのでなく、高速走行中のテープを終端
部で直接停止させようとする場合にも、あらかじ
め検知したテープの実際長さに基づいて走行停止
に必要な長さを終端まで充分残したテープ位置の
所から走行停止の動作に入らしめることができる
ので、上述のような事故の発生はもちろん防止さ
れる。
また、長時間用と短時間用といつたカセツトの
種類を間違つて装置に装填したり、あるいは同一
種類のカセツトにかかわらず実際にはテープ量
(長さ)がまちまちであつた場合にもテープ走行
に先立つて実際のテープ量を検出した上でそのテ
ープ量に応じてテープ走行を制御することができ
るのでやはりテープ走行停止が円滑におこなわれ
る。
なお実施例においてはリールハブ径および巻取
られたテープの径を検出するのに径検出部材をリ
ールハブ、テープの外周にそれぞれ当接させる機
械的方式でおこなつているが、例えば光学的手段
により非接触でそれぞれの径を検出するようにし
てもむろんよく、径の検出方式を問うものでな
い。また同じく実施例において、2つの検出部材
のそれぞれとセツトにして検知手段をそれぞれ設
けているが、それら2つの検出部材に共用させる
ようにして検知手段を1つにし、これで2つの径
の差を検出させることも可能である。
なおまた、現在広く用いられているタイプのカ
セツトのケースにテープ量検出のための小穴を設
けることは容易であり、一方そのような小穴が設
けられることによりカセツト本来の機能が損なわ
れるものでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるテープ走行制
御装置の要部によりカセツトのテープ量を検知し
ている状態を示す斜視図、第2図は同装置を備え
たテープ転写装置において上記カセツトからテー
プが引き出されている状態を示す概略平面図、第
3図は上記テープ走行制御装置のブロツク図であ
る。 1……カセツトのケース、2,3……リールハ
ブ、4……テープ、5,6……径検出部材、8,
9……テープ量検知手段、11……磁気テープ転
写装置の巻取リール、13……マスターテープ、
14……磁界発生器、18……検尺ローラ、19
……テープ量検出回路、20……走行制御系。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 装填せしめたカセツトに内蔵された2つのリ
    ールの何れか一方に巻取られたテープを引きだ
    して走行せしめるとともにそのテープ走行を制
    御するテープ走行制御装置において、カセツト
    の一方のリールに巻取られたテープの巻径と他
    方のリールのハブ径とを検出し、上記巻径と上
    記ハブ径との差から上記テープの量(長さ)を
    検知するテープ量検知手段と、その検知手段に
    より検知されたテープの量に基ずいて、上記テ
    ープの走行を減速または停止状態に切換える時
    期を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    するテープ走行制御装置。 (2) 検知手段が装填せしめたカセツトのケースに
    穿設された1対の穴を通してそれぞれの先端部
    がケースの内側に出入するように設けられ先端
    が一方のリールに巻取られたテープの外周部と
    他方のリールのハブにそれぞれ接することによ
    りテープの巻径とリールのハブ径を検出する径
    検出部材を備え、その径検出部材により検出さ
    れた巻径とハブ径がそれぞれ電気信号としてと
    り出される径検知手段と、その径検知手段から
    とり出された巻径とハブ径のそれぞれに関する
    電気信号を処理してテープの量を検知するテー
    プ量検知回路を有する実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のテープ走行制御装置。
JP12348478U 1978-09-07 1978-09-07 Expired JPS6134583Y2 (ja)

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JP12348478U JPS6134583Y2 (ja) 1978-09-07 1978-09-07

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JPS5539594U JPS5539594U (ja) 1980-03-13
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