JPS6134098Y2 - - Google Patents
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- JPS6134098Y2 JPS6134098Y2 JP18678681U JP18678681U JPS6134098Y2 JP S6134098 Y2 JPS6134098 Y2 JP S6134098Y2 JP 18678681 U JP18678681 U JP 18678681U JP 18678681 U JP18678681 U JP 18678681U JP S6134098 Y2 JPS6134098 Y2 JP S6134098Y2
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、射出成形機における金型連結装置に
関するものである。
関するものである。
射出成形において、成形サイクルタイムの短縮
のために、一台の射出装置に対して2組以上の金
型を用いて成形を行う方法がある。
のために、一台の射出装置に対して2組以上の金
型を用いて成形を行う方法がある。
しかし、従来では、一つの金型を型締装置によ
り型締した状態で、該金型内に溶融樹脂を射出し
た後、その射出位置で型締状態を保持させたまま
で金型内の樹脂を冷却固化させ、該樹脂が固化し
た後に、型締を解除して金型を成形品取出位置に
移動させていた。そのため、金型を射出位置で、
溶融樹脂の射出から冷却固化まで長時間にわたつ
て型締状態を保持しなければならず、成形サイク
ルタイムを大巾に短縮することは困難であつた。
しかも、金型の型締状態を保持するための型締装
置は、射出時の射出圧力に打ち勝つだけの大きな
型締力をもつたもので、このような型締装置で金
型を長時間保持すれば、それだけエネルギロスも
大きくなるという問題もあつた。
り型締した状態で、該金型内に溶融樹脂を射出し
た後、その射出位置で型締状態を保持させたまま
で金型内の樹脂を冷却固化させ、該樹脂が固化し
た後に、型締を解除して金型を成形品取出位置に
移動させていた。そのため、金型を射出位置で、
溶融樹脂の射出から冷却固化まで長時間にわたつ
て型締状態を保持しなければならず、成形サイク
ルタイムを大巾に短縮することは困難であつた。
しかも、金型の型締状態を保持するための型締装
置は、射出時の射出圧力に打ち勝つだけの大きな
型締力をもつたもので、このような型締装置で金
型を長時間保持すれば、それだけエネルギロスも
大きくなるという問題もあつた。
ところで、本考案者は、種々の実験を行つた結
果、金型内の圧力は射出保持完了後に減少し、そ
のため、金型に対して常に大きな型締力を必要と
しないことが判明した。
果、金型内の圧力は射出保持完了後に減少し、そ
のため、金型に対して常に大きな型締力を必要と
しないことが判明した。
第1図は射出工程中における金型内樹脂圧力を
ポリエチレンを例に測定したものである。第1図
aにおいて、低容量ポリエチレンを射出設定圧
1400Kg/cm2、射出速度1.89m/minで射出した時
の射出圧を線、金型のゲート下の圧力を線、
金型内中間部の圧力を線で示している。また、
第1図bでは、高容量ポリエチレンを射出設定圧
1000Kg/cm2、射出速度6.01m/minで射出した時
の射出圧を線′、金型のゲート下の圧力を線
′、金型内中間部の圧力を線′で示している。
第1図a,bにより、射出成形において、大きな
型締力を必要とするのは射出保持完了までで、保
持完了時(一般にはゲートがシールされた状態)
には必要型締力F0は、 F0=(0〜10Kg/cm2)×(成形品の投影面積) であればよいことがわかる。
ポリエチレンを例に測定したものである。第1図
aにおいて、低容量ポリエチレンを射出設定圧
1400Kg/cm2、射出速度1.89m/minで射出した時
の射出圧を線、金型のゲート下の圧力を線、
金型内中間部の圧力を線で示している。また、
第1図bでは、高容量ポリエチレンを射出設定圧
1000Kg/cm2、射出速度6.01m/minで射出した時
の射出圧を線′、金型のゲート下の圧力を線
′、金型内中間部の圧力を線′で示している。
第1図a,bにより、射出成形において、大きな
型締力を必要とするのは射出保持完了までで、保
持完了時(一般にはゲートがシールされた状態)
には必要型締力F0は、 F0=(0〜10Kg/cm2)×(成形品の投影面積) であればよいことがわかる。
本考案は、このような点に鑑み、射出保持完了
後に、小さな締付力で金型を締め付けて金型同士
を連結固定することにより、金型を直ちに移動で
きるようにして上記従来の問題点を解決できる装
置を提供するものである。
後に、小さな締付力で金型を締め付けて金型同士
を連結固定することにより、金型を直ちに移動で
きるようにして上記従来の問題点を解決できる装
置を提供するものである。
本考案の特徴とするところは、射出成形機の相
対向する固定金型と可動金型のうち、少なくとも
一方の金型に連結ピンを突設し、他方の金型に該
連結ピンを挿入し得る連結孔を設け、かつ、該連
結孔内に圧力流体によつて連結ピンを把持するダ
イヤフラムチヤツクを設けた点にある。
対向する固定金型と可動金型のうち、少なくとも
一方の金型に連結ピンを突設し、他方の金型に該
連結ピンを挿入し得る連結孔を設け、かつ、該連
結孔内に圧力流体によつて連結ピンを把持するダ
イヤフラムチヤツクを設けた点にある。
以下、図面に基づいて説明する。
第2図、第3図は本考案の金型連結装置を量産
タイプの横型射出成形機に用いた場合の使用例を
示すもので、同図において、Aは射出位置、B,
B′は取出位置を示す。
タイプの横型射出成形機に用いた場合の使用例を
示すもので、同図において、Aは射出位置、B,
B′は取出位置を示す。
射出位置Aには、一対の固定盤11,12の間
にタイロツド13を介して可動盤14を前後移動
可能に支持させ、該可動盤14を主型締装置15
により前後移動できるように設けている。16,
17はガイド、18は自動クランプ装置である。
にタイロツド13を介して可動盤14を前後移動
可能に支持させ、該可動盤14を主型締装置15
により前後移動できるように設けている。16,
17はガイド、18は自動クランプ装置である。
2は射出装置で、固定盤11の前面に対向して
移動シリンダ21により前後に往復移動するよう
に設けている。22はホツパー、23はシリンダ
バレル、24は射出ノズル、25は射出用油圧シ
リンダ、26は射出スクリユ駆動用油圧モータを
示す。
移動シリンダ21により前後に往復移動するよう
に設けている。22はホツパー、23はシリンダ
バレル、24は射出ノズル、25は射出用油圧シ
リンダ、26は射出スクリユ駆動用油圧モータを
示す。
取出位置B,B′にはそれぞれ一対の固定盤3
1,32および31′,32′の間にタイロツド3
3および33′を介して可動盤34および34′を
前後移動に支持させ、該可動盤34,34′を金
型開閉用シリンダ35,35′により前後移動で
きるように設けている。36,37および3
6′,37′はガイド、38,39および38′,
39′は自動クランプ装置である。前記可動盤3
4,34′には、エジエクタボツクス41,4
1′、エジエクタシリンダ42,42′、エジエク
タプレート43,43′からなるエジエクタ装置
4,4′を設けている。44,44′は型厚調整シ
リンダである。
1,32および31′,32′の間にタイロツド3
3および33′を介して可動盤34および34′を
前後移動に支持させ、該可動盤34,34′を金
型開閉用シリンダ35,35′により前後移動で
きるように設けている。36,37および3
6′,37′はガイド、38,39および38′,
39′は自動クランプ装置である。前記可動盤3
4,34′には、エジエクタボツクス41,4
1′、エジエクタシリンダ42,42′、エジエク
タプレート43,43′からなるエジエクタ装置
4,4′を設けている。44,44′は型厚調整シ
リンダである。
5は金型移動板で、起立姿勢でガイド16とガ
イド36,36′に係合して、固定盤11と固定
盤31,31′の各内面に沿つて左右に往復動自
在に設けている。該金型移動板5の移動手段とし
て、金型移動板5の上側辺部にラツク51を設
け、これにピニオン52を噛合させ、該ピニオン
52を固定盤11に設けた駆動モータ53により
駆動させるようにしている。金型移動板5は索引
チエーンやトロリーコンベア等にて左右に往復移
動させてもよい。
イド36,36′に係合して、固定盤11と固定
盤31,31′の各内面に沿つて左右に往復動自
在に設けている。該金型移動板5の移動手段とし
て、金型移動板5の上側辺部にラツク51を設
け、これにピニオン52を噛合させ、該ピニオン
52を固定盤11に設けた駆動モータ53により
駆動させるようにしている。金型移動板5は索引
チエーンやトロリーコンベア等にて左右に往復移
動させてもよい。
而して、上記射出成形機を用いるときは二組の
金型6,6′を用い、各金型6,6′の固定金型6
1,61′を金型移動板5の内面に左右に所定間
隔を置いて取付ける。可動金型62,62′はそ
れぞれ可動金型取付板54,44′に取付けた状
態で、次のような連結手段により固定金型61,
61′に開閉自在に連結する。
金型6,6′を用い、各金型6,6′の固定金型6
1,61′を金型移動板5の内面に左右に所定間
隔を置いて取付ける。可動金型62,62′はそ
れぞれ可動金型取付板54,44′に取付けた状
態で、次のような連結手段により固定金型61,
61′に開閉自在に連結する。
すなわち、第4図に示すように、金型6(6′
も同じ)において、可動金型62に複数本たとえ
ば4隅に連結ピン63を突設し、固定金型61に
該連結ピン63を係合し得る連結孔64を設け
る。さらに該連結孔64の開口部付近にガイドブ
ツシユ65を設け、かつ、これら連結孔64のう
ち1乃至数個の連結孔64の奥部にダイヤフラム
チヤツクを設ける。
も同じ)において、可動金型62に複数本たとえ
ば4隅に連結ピン63を突設し、固定金型61に
該連結ピン63を係合し得る連結孔64を設け
る。さらに該連結孔64の開口部付近にガイドブ
ツシユ65を設け、かつ、これら連結孔64のう
ち1乃至数個の連結孔64の奥部にダイヤフラム
チヤツクを設ける。
ダイヤフラムチヤツク7は、一般には第5図に
示すように、ゴムまたは軟質プラスチツク等の対
鋼摩擦係数の大きい弾性体71により内部に環状
の空洞部72を有する中空筒状に形成して、前記
連結孔64の内周面に設けた溝66に嵌め込み、
その内部空洞部72内に油圧源73からの圧油を
切解弁74により供給しあるいはタンク75に排
出して該ダイヤフラムチヤツク7を膨張または収
縮させることにより、連結ピン63を杷持または
解除できるようにする。
示すように、ゴムまたは軟質プラスチツク等の対
鋼摩擦係数の大きい弾性体71により内部に環状
の空洞部72を有する中空筒状に形成して、前記
連結孔64の内周面に設けた溝66に嵌め込み、
その内部空洞部72内に油圧源73からの圧油を
切解弁74により供給しあるいはタンク75に排
出して該ダイヤフラムチヤツク7を膨張または収
縮させることにより、連結ピン63を杷持または
解除できるようにする。
次に作動について説明する。
まず、金型6,6′の固定金型61,61′を金
型移動板5の内面に左右に所定間隔を置いて取付
け、可動金型62,62′を可動金型取付盤5
4,54′に取付けると共に、連結ピン63を連
結孔64に挿入して、金型6,6′を閉じた状態
で、これら金型移動板5と金型6,6′等を上記
射出成形機に搬入し、金型移動板5をガイド1
6,36または36′に係合させると共に、ラツ
ク51をピニオン52に係合させ、可動金型取付
板54,54′をガイド17,37または37′に
係合させる。
型移動板5の内面に左右に所定間隔を置いて取付
け、可動金型62,62′を可動金型取付盤5
4,54′に取付けると共に、連結ピン63を連
結孔64に挿入して、金型6,6′を閉じた状態
で、これら金型移動板5と金型6,6′等を上記
射出成形機に搬入し、金型移動板5をガイド1
6,36または36′に係合させると共に、ラツ
ク51をピニオン52に係合させ、可動金型取付
板54,54′をガイド17,37または37′に
係合させる。
然る後、駆動モータ53を駆動し、ピニオン5
2とラツク51により金型移動板5を左右いずれ
かに移動させ、一方の金型6を取出位置Bに搬入
させ、他方の金型6′を射出位置Aに搬入させる
と、金型移動板5がクランプ装置18,38に係
合するとと共に、可動金型取付盤54がクランプ
装置39に係合し、図外のリミツトスイツチ等の
検出器が作動し、駆動モータ53が停止され、前
記クランプ装置18,38および39が作動さ
れ、金型移動板5と可動金型取付盤54が固定盤
31,11と可動盤34にそれぞれクランプされ
る。
2とラツク51により金型移動板5を左右いずれ
かに移動させ、一方の金型6を取出位置Bに搬入
させ、他方の金型6′を射出位置Aに搬入させる
と、金型移動板5がクランプ装置18,38に係
合するとと共に、可動金型取付盤54がクランプ
装置39に係合し、図外のリミツトスイツチ等の
検出器が作動し、駆動モータ53が停止され、前
記クランプ装置18,38および39が作動さ
れ、金型移動板5と可動金型取付盤54が固定盤
31,11と可動盤34にそれぞれクランプされ
る。
次に、射出位置Aにおいて、主型締装置15が
作動され、可動盤14が前進し、金型6′が型締
された後、射出装置2の射出ノズル24が移動シ
リンダ21により前進して金型6′に接続され、
該金型6′内に溶融樹脂が射出される。この射出
が終了すると、射出ノズル24が後退して金型
6′から離脱され、主型締装置15により可動盤
12が後退して型締が解除される。ただし、この
型締を解除しても、第5図に示す切換弁74を図
面右位置に保持させておくことにより、ダイヤフ
ラムチヤツク7の空洞部72内に圧油が供給さ
れ、同チヤツク7が膨張して連結ピン63を把持
し、金型6′の閉鎖状態を保持している。
作動され、可動盤14が前進し、金型6′が型締
された後、射出装置2の射出ノズル24が移動シ
リンダ21により前進して金型6′に接続され、
該金型6′内に溶融樹脂が射出される。この射出
が終了すると、射出ノズル24が後退して金型
6′から離脱され、主型締装置15により可動盤
12が後退して型締が解除される。ただし、この
型締を解除しても、第5図に示す切換弁74を図
面右位置に保持させておくことにより、ダイヤフ
ラムチヤツク7の空洞部72内に圧油が供給さ
れ、同チヤツク7が膨張して連結ピン63を把持
し、金型6′の閉鎖状態を保持している。
次に、クランプ装置18,38,39による金
型移動板5および可動金型取付盤54のクランプ
が解除された後、駆動モータ53が駆動され、金
型6′が取出位置B′に搬入されると共に、金型6
が射出位置Aに搬入される。
型移動板5および可動金型取付盤54のクランプ
が解除された後、駆動モータ53が駆動され、金
型6′が取出位置B′に搬入されると共に、金型6
が射出位置Aに搬入される。
而して、上記金型6′が取出位置B′に搬入され
ると、前記と同様の作動により金型移動板5と可
動金型取付盤54′がクランプ装置38′,39′
により固定盤31′と可動盤34′にクランプさ
れ、金型開閉シリンダ35′と可動盤34′により
金型6′の閉鎖姿勢がより強固に保持され、この
状態で、該金型6′に冷却水供給手段(図示省
略)が接続されて冷却水が供給され、金型6′内
の樹脂が冷却固化されて所定形状に成形される。
然る後、切換弁74を図面左位置に切換え、ダイ
ヤフラムチヤツク7内の圧油をタンク75に開放
し、同チヤツク7による連結ピン63の把持を解
除し、金型開閉シリンダ53′を後退作動させる
ことにより、可動金型取付盤54′および可動金
型62′が後退され、金型6′が開かれ、次いで、
エジエクタシリンダ42′が前進され、成形品が
取出される。なお、成形品の取出し後は、金型開
閉シリンダ53′が前進作動され、金型6′が閉鎖
され、連結ピン63が連結孔64に挿入され、ダ
イヤフラムチヤツク7により連結ピン63が把持
され、金型6′の閉鎖姿勢が保持される。
ると、前記と同様の作動により金型移動板5と可
動金型取付盤54′がクランプ装置38′,39′
により固定盤31′と可動盤34′にクランプさ
れ、金型開閉シリンダ35′と可動盤34′により
金型6′の閉鎖姿勢がより強固に保持され、この
状態で、該金型6′に冷却水供給手段(図示省
略)が接続されて冷却水が供給され、金型6′内
の樹脂が冷却固化されて所定形状に成形される。
然る後、切換弁74を図面左位置に切換え、ダイ
ヤフラムチヤツク7内の圧油をタンク75に開放
し、同チヤツク7による連結ピン63の把持を解
除し、金型開閉シリンダ53′を後退作動させる
ことにより、可動金型取付盤54′および可動金
型62′が後退され、金型6′が開かれ、次いで、
エジエクタシリンダ42′が前進され、成形品が
取出される。なお、成形品の取出し後は、金型開
閉シリンダ53′が前進作動され、金型6′が閉鎖
され、連結ピン63が連結孔64に挿入され、ダ
イヤフラムチヤツク7により連結ピン63が把持
され、金型6′の閉鎖姿勢が保持される。
一方、上記取出位置B′で金型6′内の樹脂の冷
却および成形品の取出しが行われている間に、射
出位置Aにおいて、金型6に対し、前記と同様の
作用により型締、溶融樹脂の射出、型締解除が行
われる。然る後、再び連結ピン63とダイヤフラ
ムチヤツク7により金型6,6′の閉鎖姿勢を保
持した状態で、駆動モータ53等の作動により、
金型移動板5を図面左方向に移動させることによ
り、金型6を取出位置Bに搬入し、金型6′を射
出位置Aに搬入し、以下、上記の作動を繰返す。
却および成形品の取出しが行われている間に、射
出位置Aにおいて、金型6に対し、前記と同様の
作用により型締、溶融樹脂の射出、型締解除が行
われる。然る後、再び連結ピン63とダイヤフラ
ムチヤツク7により金型6,6′の閉鎖姿勢を保
持した状態で、駆動モータ53等の作動により、
金型移動板5を図面左方向に移動させることによ
り、金型6を取出位置Bに搬入し、金型6′を射
出位置Aに搬入し、以下、上記の作動を繰返す。
こうして金型移動板5を左右に往復移動させ、
一方の金型6を射出位置Aと取出位置Bとに交互
に搬入すると同時に、他方の金型6′を取出位置
B′と射出位置Aとに交互に搬入し、射出位置Aに
おいて、一方の金型6または6′に対して型締、
溶融樹脂の射出、型締解除を行い、この間に取出
位置Bにおいて、他方の金型6′または6内の樹
脂の冷却固化ならびに成形品の取出しを行う。こ
れによつて、作業をラツプさせ、単位時間当りの
生産効率をアツプできる。
一方の金型6を射出位置Aと取出位置Bとに交互
に搬入すると同時に、他方の金型6′を取出位置
B′と射出位置Aとに交互に搬入し、射出位置Aに
おいて、一方の金型6または6′に対して型締、
溶融樹脂の射出、型締解除を行い、この間に取出
位置Bにおいて、他方の金型6′または6内の樹
脂の冷却固化ならびに成形品の取出しを行う。こ
れによつて、作業をラツプさせ、単位時間当りの
生産効率をアツプできる。
この場合、とくに連結ピン63とダイヤフラム
チヤツク7により相対向する固定金型61,6
1′と可動金型62,62′とを互いに連結して金
型6,6′の閉鎖姿勢を保持した状態で金型6,
6′を移動させることにより、射出位置に対して
金型6,6′をスムーズに搬入でき、主型締装置
15のストロークを短かくでき、主型締装置15
を小型化できる。また、射出後、直ちに型締を解
除して金型6,6′を射出位置Aから搬出できる
ので、主型締装置15による長時間の型締保持が
不要となり、型締時間を必要最小限に短縮し得て
エネルギーロスをなくすことができ、かつ、金型
6,6′を射出位置Aから取出位置B,B′に移動
させる際に、金型6,6′内の樹脂が漏洩するこ
となく、スムーズに移動できる。
チヤツク7により相対向する固定金型61,6
1′と可動金型62,62′とを互いに連結して金
型6,6′の閉鎖姿勢を保持した状態で金型6,
6′を移動させることにより、射出位置に対して
金型6,6′をスムーズに搬入でき、主型締装置
15のストロークを短かくでき、主型締装置15
を小型化できる。また、射出後、直ちに型締を解
除して金型6,6′を射出位置Aから搬出できる
ので、主型締装置15による長時間の型締保持が
不要となり、型締時間を必要最小限に短縮し得て
エネルギーロスをなくすことができ、かつ、金型
6,6′を射出位置Aから取出位置B,B′に移動
させる際に、金型6,6′内の樹脂が漏洩するこ
となく、スムーズに移動できる。
ところで、ダイヤフラムチヤツク7は、第4
図、第5図に示す構造に限らず、第6図に示すよ
うに、連結孔64の内周面に設けた溝66の開口
部に弾性体からなるシート71′を張設して空洞
部72′を形成し、この空洞部72′内に前記実施
例と同様の手段で圧油を供給、排出して弾性シー
ト71′を孔中心側に膨張または溝65内方に収
縮させることにより、連結ピン63を把持または
解除できるようにしてもよい。また、固定金型6
1,61′に連結ピン63を設け、可動金型6
2,62′に連結孔64およびダイヤフラムチヤ
ツク7を設けてもよく、ダイヤフラムチヤツク7
を膨張、収縮させるための圧力流体には油圧に限
らず、圧縮空気を用いてもよい。
図、第5図に示す構造に限らず、第6図に示すよ
うに、連結孔64の内周面に設けた溝66の開口
部に弾性体からなるシート71′を張設して空洞
部72′を形成し、この空洞部72′内に前記実施
例と同様の手段で圧油を供給、排出して弾性シー
ト71′を孔中心側に膨張または溝65内方に収
縮させることにより、連結ピン63を把持または
解除できるようにしてもよい。また、固定金型6
1,61′に連結ピン63を設け、可動金型6
2,62′に連結孔64およびダイヤフラムチヤ
ツク7を設けてもよく、ダイヤフラムチヤツク7
を膨張、収縮させるための圧力流体には油圧に限
らず、圧縮空気を用いてもよい。
なお、連結ピン63に溝を設け、ダイヤフラム
チヤツク7が膨張した際に、その溝に係合して連
結ピン63を把持するように構成すれば、ダイヤ
フラムチヤツク7による把持力すなわち金型6,
6′の閉鎖時の保持力を高めることができる。
チヤツク7が膨張した際に、その溝に係合して連
結ピン63を把持するように構成すれば、ダイヤ
フラムチヤツク7による把持力すなわち金型6,
6′の閉鎖時の保持力を高めることができる。
以上説明した如く、本考案によれば、ダイヤフ
ラムチヤツクを膨張、収縮させて連結ピンを把持
または解除することにより、相対向する固定金型
と可動金型を容易に連結、解除でき、金型の閉鎖
姿勢の保持を容易に行うことができる。また、射
出終了後、本考案の装置により金型の閉鎖姿勢を
保持して直ちに移動できるので、この装置を、上
記実施例で述べたような金型を射出位置と取出位
置とに交互に移動させて検出成形を行う射出成形
機に用いることにより、主型締装置のストローク
の短縮、小型化、エネルギーロスの防止、成形サ
イクルタイムの短縮等に寄与でき、その利用価値
を一層高めることができる。
ラムチヤツクを膨張、収縮させて連結ピンを把持
または解除することにより、相対向する固定金型
と可動金型を容易に連結、解除でき、金型の閉鎖
姿勢の保持を容易に行うことができる。また、射
出終了後、本考案の装置により金型の閉鎖姿勢を
保持して直ちに移動できるので、この装置を、上
記実施例で述べたような金型を射出位置と取出位
置とに交互に移動させて検出成形を行う射出成形
機に用いることにより、主型締装置のストローク
の短縮、小型化、エネルギーロスの防止、成形サ
イクルタイムの短縮等に寄与でき、その利用価値
を一層高めることができる。
第1図は射出工程中における金型内樹脂圧力を
示す図、第2図は本考案に係る金型連結装置の使
用例を示す射出成形機全体の平面図、第3図はそ
の射出位置における側面図、第4図は本考案の実
施例を示す平面図、第5図はその要部を拡大した
断面図、第6図は別の実施例を示す第5図相当図
である。 A……射出位置、B,B′……取出位置、11,
12……固定盤、14……可動盤、15……主型
締装置、2……射出装置、31,32……固定
盤、34……可動盤、4,4′……エジエクタ装
置、5……金型移動板、54,54′……可動金
型取付板、6,6′……金型、61,61′……固
定金型、62,62′……可動金型、63……連
結ピン、7……ダイヤフラムチヤツク。
示す図、第2図は本考案に係る金型連結装置の使
用例を示す射出成形機全体の平面図、第3図はそ
の射出位置における側面図、第4図は本考案の実
施例を示す平面図、第5図はその要部を拡大した
断面図、第6図は別の実施例を示す第5図相当図
である。 A……射出位置、B,B′……取出位置、11,
12……固定盤、14……可動盤、15……主型
締装置、2……射出装置、31,32……固定
盤、34……可動盤、4,4′……エジエクタ装
置、5……金型移動板、54,54′……可動金
型取付板、6,6′……金型、61,61′……固
定金型、62,62′……可動金型、63……連
結ピン、7……ダイヤフラムチヤツク。
Claims (1)
- 射出成形機の相対向する固定金型と可動金型の
うち、少なくとも一方の金型に連結ピンを突設
し、他方の金型に該連結ピンを挿入し得る連結孔
を設け、かつ、該連結孔内に圧力流体によつて前
記連結ピンを把持するダイヤフラムチヤツクを設
けたことを特徴とする射出成形機における金型連
結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18678681U JPS5889321U (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 射出成形機における金型連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18678681U JPS5889321U (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 射出成形機における金型連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5889321U JPS5889321U (ja) | 1983-06-17 |
JPS6134098Y2 true JPS6134098Y2 (ja) | 1986-10-04 |
Family
ID=29989036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18678681U Granted JPS5889321U (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 射出成形機における金型連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5889321U (ja) |
-
1981
- 1981-12-14 JP JP18678681U patent/JPS5889321U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5889321U (ja) | 1983-06-17 |
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