JPS6133834B2 - - Google Patents

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JPS6133834B2
JPS6133834B2 JP1647674A JP1647674A JPS6133834B2 JP S6133834 B2 JPS6133834 B2 JP S6133834B2 JP 1647674 A JP1647674 A JP 1647674A JP 1647674 A JP1647674 A JP 1647674A JP S6133834 B2 JPS6133834 B2 JP S6133834B2
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JP
Japan
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methyl
mmol
methoxybenzyl
reaction
carboxylate
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JP1647674A
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Tatsuo Tomioka
Yasuo Hoshiide
Hiroshi Ogawa
Kenichi Suzuki
Takeji Seki
Naryuki Tasaka
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Nikken Chemicals Co Ltd
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Nikken Chemicals Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアジドセフアロスポリン系化合物の製
造方法に関し、更に詳細には式() (式中R1はアシルアミノ基を示し、R2はアルキル
基又は置換アルキル基を示し、R3は水素原子又
はアセトキシを示す。)で示される2−セフエム
化合物を不活性溶媒中ハロゲン化アジドと又はハ
ロゲン化アジドを発生せしめる条件下で反応させ
る事よりなる2−アジド−3−ハロゲノセフアロ
スポリン系化合物又は2・3−ジアジドセフアロ
スポリン系化合物の製造方法に関する。
2−アジド−3−ハロゲノセフアロスポリン系
化合物および2・3−ジアジドセフアロスポリン
系化合物は他のセフアロスポリン系化合物の合成
用中間体として有用である。
セフアロスポリン系抗生物質の多くはグラム陽
性菌、陰性菌に対して有効である上、酸及びペニ
シリナーゼに対して安定で且つペニシリンに対し
て過敏な体質の患者にも投与しうるという利点が
あるので各方面から注目され、今日迄にセフロチ
ン、セフアロリジン等のすぐれた抗生物質が開発
されている。しかしながら、これらの抗生物質に
ついてもいずれ耐性菌の出現がさけられないとこ
ろから、これらの領域に於て更に新しい抗生物質
の開発が要請されている。一方、いまゝでに数多
く開発されているセフアロスポリン系抗生物質は
そのほとんどが7位、又は3位へ種々の置換基を
導入したもであり、2位に置換基を導入したもの
はほとんど知られていない。
即ち、セフアロスポリン系化合物の2位への置
換基の導入はR・D・G Cooper等が2・2・
2−トリクロロエチル−3−メチル−7−フエノ
キシアセトアミド−3−セフエム−4−カルボキ
シレート−1−オキサイドに四酢酸鉛を作用させ
て2位にアセトキシ基を導入した例〔J.Chem.
Soc.C340(1970)〕およびI.G.Wright等がセフア
ロスポリンスルホキシドエステルをマンニツヒ反
応の条条下で2位にメチレン基を導入し、2−メ
チレンスルホキシドエステルを合成した例〔J.
Med.Chem.14、420、(1971)〕の他にはほとんど
みるべきものがない。したがつて2位に種々の置
換基を導入する効果的な方法を開発することは、
多数の新規抗生物質の合成を可能とし、前記の如
き要請にも合致することから極めて意義のあるこ
とである。
本発明者等は種々研究の結果、2−セフエム化
合物にハロゲン化アジドを作用させるときは、2
位にアジド基が、また3位にはハロゲン原子或い
はアジド基が導入されるという新知見を得本発明
を完成した。
本発明に於ては原料として種々の2−セフエム
化合物が用いられるが、本発明の方法は2−セフ
エム化合物の2位及び3位に於ける反応に関する
ものであり、これらの化合物の3位、4位、7位
に結合している側鎖の基は本発明の反応に直接に
関与しない。したがつて、一般的にはこれらの2
−セフエム化合物は本発明に於ける反応条件、即
ち、ハロゲン化アジドの存在下或いはハロゲン化
アジドを発生せしめる環境下に於て、実質的に不
都合な副反応を生起しない限り如何なるものも使
用することが可能である。このような2−セフエ
ム化合物の好ましい例としては、たとえば式
()で示される化合物が挙げられる。式()
中R1で示される基の具体例としては、たとえば
フエニルアセトアミド、アミノ基が保護されたα
−アミノ−α−フエニルアセトアミド、カルボキ
シ基が保護されたα−カルボキシ−α−フエニル
アセトアミド、フエノキシアセトアミド、フエニ
ルチオアセトアミド、アミノ基が保護されたα−
アミノ−α−アリールアルキルアセトアミド、ア
ミノ基が保護されたα−アミノ−α−アルキルア
セトアミド、α−フエニル−α−アシルオキシア
セトアミド、スルホ基が保護されたα−スルホ−
α−フエニルアセトアミド、α−アルキルオキシ
−α−フエニルアセトアミド、スルホ基が保護さ
れたα−スルホ−α−アルキルアセトアミド等の
アシルアミノ基系のものを挙げることができ、
R2で示される基の具体例としては、ベンジル、
p−メトキシベンジル、p−ニトロベンジル、メ
チル、エチル、t−ブチル、2・2・2−トリク
ロロエチル、ベンズヒドリル、トリチル、フエナ
シル、エトキシメチル等のアルキル基又は置換ア
ルキル基を挙げることができ、そしてR3で示さ
れる基の具体例としては、水素原子又はアセトキ
シを挙げることができる。
本発明に於て原料として使用される2−セフエ
ム化合物は、例えば対応する3−セフエム化合物
をピリジン水の中で、等モルのNaOHで緩和に加
水分解する事により生成する2−セフエム−4カ
ルボン酸をN・N−ジメチルホルムアミドジネオ
ペンチルアセタールを用いp−メトキシベンジル
アルコール等のアルコールと反応さす事により、
或いは3−セフエム−4−カルボン酸を酸クロラ
イドとなし、第3級塩基及び所望のアルコールと
反応さす事により得られる。
不活性溶媒としては酢酸エチル等のエステル
類、1・4−ジオキサン、エーテル等のエーテル
類、トルエン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素類、ジクロロホルム、クロ
ロホルム、四塩化炭素等の含塩素類、アセトニト
リル等のニトリル類、ニトロメタン等の含ニトロ
基類等が用いられる。このうち、アセトニトリ
ル、ジクロロメタン、ジオキサン、酢酸エチル等
の溶媒は2位にアジド基、3位にハロゲン原子を
導入する反応に用いるのが好ましくニトロメタ
ン、四塩化炭素等の溶媒は2位及び3位へ同時に
アジド基を導入する反応に用いるのが好ましい。
ハロゲン化アジドとしては沃化アジド、臭化ア
ジド及び塩化アジドを挙げることができる。これ
らのハロゲン化アジドは予め調製されたものを用
いてもよいが、例えば沃化アジドに於ては、反応
時に不活性溶媒中に於てNaN3とIClから調製した
ものを溶媒と共にそのまゝ用いてもよく、ハロゲ
ン化アジドの性質を考慮すれば後者の方が安全で
あり好ましい。この場合、使用するNaN3とIClと
の量は、用いられる溶媒、および目的とする生成
物の種類によつて著しく異り、ニトロメタン、四
塩化炭素等の溶媒を用いて2位及び3位に同時に
アジド基を導入する場合にはIClに対してモル比
で2倍以上のNaN3が用いられ、2位にアジド
基、3位にハロゲン原子を導入する場合には、等
モル乃至や過剰モルのNaN3が使用される。また
アセトニトリル、ジクロロメタン、ジオキサン、
酢酸エチル等の溶媒を用いて2位にアジド基、3
位にハロゲン原子を導入する場合には、IClに対
して等モル乃至過剰モルのNaN3が使用される。
反応は−80〜80℃に於て実施することができる
が、通常は−60〜50℃に於て行うことが望まし
く、反応時間は2−セフエム化合物、ハロゲン化
アジド、不活性溶媒、反応温度等の条件に応じて
最高の収率の得られるまで行えばよく、5〜48時
間、多くの場合30分〜12時間行うことにより目的
を達成することができる。
反応終了後、反応混合物より目的物質を分離精
製するには何等格別の方法を用いる必要はなく、
かゝる目的のために通常用いられる周知の手段、
例えば溶媒抽出、洗浄、結晶化、或いは場合によ
りカラムクロマトグラフイー等により容易に目的
を達成することができる。
以下に本発明の実施例及び参考例を示し、本発
明を更に詳細かつ具体的に説明するが、これは本
発明の範囲を限定するものではない。
参考例 1 (a) 7−フエニルアセトアミド−3−メチル−2
−セフエム−4−カルボン酸 p−メトキシベンジル−7−フエニルアセト
アミド−3−メチル−3−セフエム−4−カル
ボキシレート250g(552.4ミリモル)をピリジ
ン6.4にとかし氷冷撹拌下水6.5及びN/
10NaOH液5.524を加えた後、氷室に45時間
放置する。反応終了後溶媒を減圧留去して得た
残査を水に溶かし、酢酸エチルで洗い、水相を
氷冷下希塩酸で中和し析出する結晶を取水洗
し、次いで酢酸エチルで洗い乾燥すると白色結
晶110g(m.p.190〜193℃)を得る。液と結
晶洗浄液より更に白色結晶30gを得る。収率
76.3%。
IRνKBr naxcm-1:3280(NH)、1760(β−
lactam)、1740(CO2H)、1650(NHCO) (b) p−メトキシベンジル−7−フエニルアセト
アミド−3−メチル−2−セフエム−4−カル
ボキシレート 7−フエニルアセトアミド−3−メチル−2
−セフエム−4−カルボン酸14g(42.1ミリモ
ル)を乾燥ジクロロメタンに懸濁し、アニスア
ルコール6.4g(46.3ミリモル)を加える。氷
冷下撹拌しながらN・N−ジメチルホルムアミ
ドジネオペンチルアセタール10.75g(46.5ミ
リモル)の乾燥ジクロロメタン溶液、を滴下
し、室温にて一液撹拌する。反応液を希
NaHCO3液で洗浄し、次いで水先乾燥後溶媒を
減圧留去し得た残査をメタノールより再結晶す
ると白色結晶11.0g(収率57.5%、m.p165.5〜
166℃)を得る。
IRνKBr naxcm-1:3280(NH)、1770(β−
lactam)、1730(CO2R)、1650(NHCO) 参考例 2 (a) 7−(α−t−ブトキシカルボニルアミノ−
α−フエニルアセトアミド)−3−メチル−2
−セフエム−4−カルボン酸 p−メトキシベンジル−7−(α−t−ブト
キシカルボニアアミノ−α−フエニルアセトア
ミド)−3−メチル−3−セフエム−4−カル
ボキシレート2.97g(5.2ミリモル)をピリジ
ン160mlと水100mlの混液にとかし、氷冷撹拌下
N/10NaOH液52.0mlを加え4時間撹拌を続け
る。反応終了後溶媒を減圧留去して得た残査を
水に溶かし、酢酸エチルで洗い、水相を氷冷下
希塩酸にて中和し、酢酸エチルで抽出し、酢酸
エチル相を水洗乾燥し、溶媒を減圧濃縮し析出
した結晶を酢酸エチルで洗うと白色結晶1.27g
(54.2%)m.p.197〜198℃(分解)を得る。
IRνKBr naxcm-1:3320、3280(NH)、1760(β

lactam)、1740、1725(CO2H)、1690(−
OCONH−)、1660(CONH) (b) p−メトキシベンジル−7−(α−t−ブト
キシカルボニルアミノ−α−フエニルアセトア
ミド)−3−メチル−2−セフエム−4−カル
ボキシレート 7−(α−t−ブトキシカルボニルアミノ−
α−フエニルアセトアミド)−3−メチル−2
−セフエム−4−カルボン酸1.15g(2.57ミリ
モル)を乾燥ジクロロメタンに懸濁しアニスア
ルコール536.8mg(3.89ミリモル)を加える。
氷冷下撹拌しながらN・N−ジメチルホルムア
ミドジネオペンチルアセタール2.375g(10.26
ミリモル)の乾燥ジクロロメタン溶液を滴下
し、室温にて20分撹拌する。反応液を氷水中に
注入しクロロホルムを加え、抽出液を希
NaHCO3液で、次いで洗浄乾燥後、溶媒を減圧
留去して得た残査をエーテルで洗うと白色結晶
758mg(51.9%)m.p.137〜140℃を得る。
IRνKBr naxcm-1:3320(NH)、1785(β−
lactam)、1745(CO2R)、1700(−OCONH
−)、1670(NHCO) 実施例 1 p−メトキシベンジル−7−フエニルアセトア
ミド−2−アジド−3−ヨード−3−メチル−
セフアム−4−カルボキシレート NaN33.30g(50.8ミリモル)を乾燥アセトニト
リルに懸濁し−5℃〜−10℃に保ちながら撹拌下
IC13.82g(23.5ミリモル)を乾燥アセトニトリ
ルに溶かした液を10分間で滴下する。暫時撹拌後
−40℃に冷却しp−メトキシベンジル−7−フエ
ニルアセトアミド−3−メチル−2−セフエム−
4−カルボキシレート2.30g(5.08ミリモル)を
少量ずつ加える。−35℃〜−30℃に30分間保つた
後、徐々に室温にもどしながら2時間撹拌を続け
る。反応終了後、反応液を減圧留去し、残査を酢
酸エチルに溶かし水洗し希チオ硫酸ソーダ溶液で
洗い水洗乾燥後、溶媒を減圧留去すると3.18gの
粘稠性物質を得る。これをシリカゲル(60〜100
メツシユ)440gのカラムを用いベンゼンと酢酸
エチルの混液(容積比4:1)を溶出液としてカ
ラムクロマトグラフイーを行うと、第1のフラク
シヨンよりp−メトキシベンジル−7−フエニル
アセトアミド−2−アジド−3−ヨード−3−メ
チル−セフアム−4−カルボキシレートの1つ(A)
を654mg(20.7%)の得量で得る。
IRνKBr naxcm-1:3250(NH)、2110(N3)、1775
(β
−lactam)、1730(CO2R)、1655(CONH) NMR τ(CDCl3、60MNz) 8.27(3H、s)、6.41(2H、s)、6.21(3H、
s)、5.31(1H、s)、4.88(2H、s)、4.64
(1H、d)、4.54(1H、q)、4.40(1H、s)、
3.49(1H、d、broad)、2.92(4H、q)、2.73
(5H、s) 第2のフラクシヨンよりp−メトキシベンジル
−7−フエニルアセトアミド−2−アジド−3−
ヨード−3−メチル−セフアム−4−カルボキシ
レートの1つ(B)を1.09g(34.5%)の得量で得
る。
IRνKBr naxcm-1:3250(NH)、2110(N3)、1775
(β
−lactam)、1740(CO2R)、1655(CONH) NMR τ(CDCl3、60MHz) 8.28(3H、s)、6.43(2H、s)、6.21(3H、
s)、5.55(1H、s)、4.85(2H、s)、4.85
(1H、d)、4.85(1H、s)、4.43(1H、q)、
2.90(4H、q)、2.75(5H、s)、2.75附近
(1H、d、broad) 実施例 2 p−メトキシベンジル−7−フエニルアセトア
ミド−3−メチル−2・3−ジアジド−セフア
ム−4−カルボキシレート NaN32.60g(40ミリモル)を乾燥ニトロメタ
ンに懸濁し−5℃〜−10℃に保ちながら撹拌下
ICl 2.98g(18.4ミリモル)を乾燥ニトロメタン
に溶かした液を10分間で適下する。暫時撹拌後−
30℃に冷却し、p−メトキシベンジル−7−フエ
ニルアセトアミド−3−メチル−2−セフエム−
4−カルボキシレート1.81g(4.0ミリモル)を
少量ずつ加える。−30℃に10分間保つた後、徐々
に室温にもどしながら2時間10分撹拌を続ける。
反応終了後、反応液を減圧留去し残査を酢酸エチ
ルに溶かし水洗し、希チオ硫酸ソーダ溶液で洗い
水洗乾燥後、溶媒を減圧留去すると、p−メトキ
シベンジル−7−フエニルアセトアミド−3−メ
チル−2・3−ジアジド−セフアム−4−カルボ
キシレートを2.117g(98.5%)の得量で得る。
IRνKBr naxcm-1:3280(NH)、2110(N3)、1775
(β
−lactam)、1740(CO2R)、1660(CONH) NMR τ(CDCl3、60MHz) 8.41(3H、s)、6.39(2H、s)、6.21(3H、
s)、5.66(1H、s)、4.46(1H、s)、4.86
(2H、s)、4.71(1H、d)、4.59(1H、q)、
3.32(1H、d)、2.91(4H、q)、2.72(5H、
s)、 元素分析値 C24H24N8O5S1として計算値C=
53.72%、H=4.50%、N=20.88% 実測値C=
53.41%、H=4.60%、N=20.26% 実施例 3 p−メトキシベンジル−7−(α−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−α−フエニルアセトアミ
ド)−2−アジド−3−ヨード−3−メチル−
セフアム−4−カルボキシレート NaN3497mg(7.64ミリモル)、ICl 561mg(3.45
ミリモル)、p−メトキシベンジル−7−(α−t
−ブトキシカルボニルアミノ−α−フエニルアセ
トアミド)−3−メチル−2−セフエム−4−カ
ルボキシレート350mg(0.62ミリモル)を用い実
施例1と同様に行うと、p−メトキシベンジル−
7−(α−t−ブトキシカルボニルアミノ−α−
フエニルアセトアミド)−2−アジド−3−ヨー
ド−3−メチル−セフアム−4−カルボキシレー
トを383mg(84.5%)の収率で得る。
IRνKBr naxcm-1:3320(NH)、2110(N3)、1780
(β
−lactam)、1740(CO2R)、1685(−OCONH
−) NMR τ(CDCl3、60MHz) 8.60(9H、s)、8.20(3H、s)、6.21(3H、
s)、5.54(1H、s)、4.93(1H、s)、4.84
(2H、s)、4.84(1H、d)、4.78(1H、d)、
4.33(1H、q)、2.91(4H、q)、2.68(5H、
s) 実施例 4 p−メトキシベンジル−7−(α−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−α−フエニルアセトアミ
ド)−3−メチル−2・3−ジアジド−セフア
ム−4−カルボキシレート ニトロメタンを溶媒とし実施例3と同様に行う
と、粗p−メトキシベンジル−7−(α−t−ブ
トキシカルボニルアミノ−α−フエニルアセトア
ミド)−3−メチル−2・3−ジアジド−セフア
ム−4−カルボキシレートを397mg(98.8%)の
収率で得る。これはほぼ純粋であるが、シリカゲ
ルのカラムを用いベンゼンと酢酸エチルの混液
(容積比4:1)を溶出液としてカラムクロマト
グラフイーを行うと純粋になる。
IRνKBr naxcm-1:3320(NH)、2120(N3)、1780
(β
−lactam)、1740(CO2R)、1685(−O−
CONH−) NMR τ(CDCl3、60MHz) 8.60(9H、s)、8.43(3H、s)、6.21(3H、
s)、5.56(1H、s)、5.55(1H、s)、4.88
(2H、s)、4.6〜4.9(1H、broad)、4.76
(1H、d)、4.33(1H、q)、2.91(4H、q)、
2.63(5H、s) 実施例 5 NaN3115mg(1.77ミリモル)、ICl 130mg(0.805
ミリモル)、p−メトキシベンジル−7−フエニ
ルアセトアミド−3−メチル−2−セフエム−4
−カルボキシレート80mg(0.177ミリモル)及び
溶媒として酢酸エチルを用い、実施例1と同様に
反応を行う。反応終了後、反応液を水洗し希チオ
硫酸ソーダ液で洗い水洗乾燥後、溶媒を留去する
と91.6mgの物質を得る。これはIR及びNMRによ
り分析すると、p−メトキシベンジル−7−フエ
ニルアセトアミド−2−アジド−3−ヨード−3
−メチル−セフアム−4−カルボキシレートの1
つ(A)と(B)を2:5の割合で含有する。
実施例 6 NaN3115mg(1.77ミリモル)、ICl 130mg(0.805
ミリモル)及び溶媒として四塩化炭素を用い、実
施例1と同様に行つた後、−20℃に冷却しp−メ
トキシベンジル−7−フエニルアセトアミド−3
−メチル−2−セフエム−4−カルボキシレート
80mg(0.177ミリモル)を少量ずつ加える。以後
実施例1と同様に行うと82.9mgの物質を得る。IR
及びNMRによりこれを分析すると、p−メトキ
シベンジル−7−フエニルアセトアミド−3−メ
チル−2・3−ジアジド−セフアム−4−カルボ
キシレートを含有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式() (式中R1はアシルアミノ基を示し、R2はアルキル
    基又は置換アルキル基を示し、R3は水素原子又
    はアセトキシを示す。)で示される2−セフエム
    化合物を不活性溶媒中ハロゲン化アジドと又はハ
    ロゲン化アジドを発生せしめる条件下で反応させ
    る事を特徴とする2−アジド−3−ハロゲノセフ
    アロスポリン系化合物又は2・3−ジアジドセフ
    アロスポリン系化合物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63254197A (ja) * 1987-04-10 1988-10-20 日研化学株式会社 安定な香気成分の製造方法
JPH0246900U (ja) * 1988-09-26 1990-03-30

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JPS63254197A (ja) * 1987-04-10 1988-10-20 日研化学株式会社 安定な香気成分の製造方法
JPH0246900U (ja) * 1988-09-26 1990-03-30

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