JPS6132734Y2 - - Google Patents

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JPS6132734Y2
JPS6132734Y2 JP1978097707U JP9770778U JPS6132734Y2 JP S6132734 Y2 JPS6132734 Y2 JP S6132734Y2 JP 1978097707 U JP1978097707 U JP 1978097707U JP 9770778 U JP9770778 U JP 9770778U JP S6132734 Y2 JPS6132734 Y2 JP S6132734Y2
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JP
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mold
divided
medium
air
corner
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JP1978097707U
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JPS5515016U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、弾性ジヤバラの製造用成形型の改
良に関するもので、特に、中型側の空気溜りの虞
れのあるエア滞留凹部の空気溜りを容易に排出す
るようにして、不良率を無くするようにした中型
の改良構成を目的とするものである。 従来の弾性ジヤバラの製造においては、上型と
下型の二つに分割された外型と、一体構造の中型
から構成された成形型が使用されている関係上、
中型の凹部に残留エアの生ずる頻度が多く、ベ
ア、ボイド等を生じ、製品の不良率が高く、従つ
て、真空操作を併用されている場合もある状況で
ある。 従来、弾性ジヤバラは、自動車、電車、バス等
の乗物の剛体と剛体の自在継手部にダストカバー
(ダストカバー内にグリース状のものを封入して
いるものを含む)として、継手部を保護する目的
のために用いられているもので、その構成部材の
ゴム状物質に、ベアやボイドが出来ると、著しい
品質低下を招くものであり、特にジヤバラの両端
部は、肉厚を厚くし、その部分に凹凸部を設け、
金属バツド等で固定され、しかも長期に気密を保
持する事が必要である。 従つて、両端部に、ベアやボイド等を生起する
と、品質的にも、気密性においても低下し、長期
の保障が確保出来ない。 因つて、考案者らは、工程中において、真空等
の付帯操作を必要とせず、残留エアを容易に完全
に排出する手段を検討した。その結果、最も簡易
で効果的な構成として、空気溜りの虞れのある残
留エアの溜まりやすい中型のエア滞留凹部におい
て、中型を分割し、さらに、その分割部の全周に
スペーサを挾持させる事によつて、残留エアの分
散面積を増大し且つ容易に分散させるようにする
事によつて、予想以上に不良率をなくし、はみ出
しもほとんどない良好な成形品をうる頭書の目的
を達成しうる事を見いだしたものである。 次に、例示の図面に基づいて、この考案の成形
型の構成について詳述する。 第1図は、従来の成形型における最もエア溜り
の発生頻度の高い部分を示す部分断面図で、〇印
がその発生箇所である。 この従来例において、1は従来の成形型の中型
で、外周部に、ジヤバラ部と両端部の形状に応じ
て削り出した一体構造のものであり、2は外型
で、一般的に使用されている上型と下型との合め
型である。4は中型と外型との組合せによつて形
成された空洞部(キヤビテイ)で、ゴム状物質の
圧入によつて、この空洞部で弾性ジヤバラが形造
られる。 その弾性ジヤバラを形成する成形型において、
最も空気溜りの虞れのある箇所は、端部の気密性
突起部を形造る凹部すなわちエア滞留凹部3であ
る。 このような成形型の場合、一般に中型は分割を
行なわない事を原則としているものであり、ゴム
状物質を射出すると同時に、モールド内部に内蔵
されたエアは、外型の分割部より放出される事を
建て前としているものである。従つて、特殊な中
型部の凹部に内蔵されたエアは完全に外部へ放出
されず、〇印部に滞留し、虫食いのようなベアや
気泡を包含したボイドのような状態の品質の低下
した不整形状のものが、高い頻度で成形される事
になる。このような成形品では充分な気密性と耐
久性が得られない。 特に、中型側の滞留エアの排出は、外型の分割
部の場合のように容易に放出されない傾向を有す
るものである。 特に射出成形においては、探究の結果、排出量
の問題以外に排出箇所が、ベア,ボイドの防止に
重要な要素である事が判明した。 すなわち、凹部においては、配合ゴムの急速且
つ複雑な可塑性流れを生起するため、滞留空気の
巻き込まれる箇所が分散され不定であり、従つ
て、従来のように一箇所の排気量の増大を図つて
も、排気部を分散連係しなければベア、ボイドの
不良発生を防止する事が不可能であつた。 因つて、この考案においては、上記の欠陥を解
消するため、分割部にスペーサを挾持形成する事
によつて、分割部におけるはみ出しをほとんど出
さずに良好な結果に到達しうる事を見いだしたも
のである。 次に、この考案の改良成形型に言及する。 第2図は、この改良成形型の一例の概要断面図
で、図において、5は上型、6は下型で、従来の
成形型の外型2と同様である。7は小径端部側の
分割中型、8は大径端部側の分割中型で、本例
は、小径端部(SE)は、凹部が比較的浅く広い
ため、大径端部(LE)に主として空気溜りを発
生するので、この部分の改良例を示したものであ
る。もち論、小径端部においても、また、その他
の部分においても、空気溜りの虞れのある時は、
同様な対策がとられるものである。 すなわち、分割中型7と分割中型8とを、大径
端部(LE)のエア滞留凹部3の一方のすみ
(角)部にて分割し、この分割部と上記凹部3の
他のすみ(角)部との間に、全周にわたりスペー
サ用の溝を形成し、該溝に、上記凹部3の底面形
状を形成するエア滞留凹部3の幅に対応するスペ
ーサ9を挾んで、それぞれの分割中型を連結固定
して1本の中型を形成し、分割部は、中型中空部
に連繋されているものである。10は分割中型を
連結固定する締付ボルト、11は分割中型7,8
の中型中空部、12はゴム状の弾性高分子物質の
注入口、13はゲートである。 なお、この成形型の中型は、分割中型7と分割
中型8との2つの分割された例であるが、空気溜
りの虞れのあるエア滞留凹部3の数に応じて数分
割されうるものである。このように分割された分
割中型は、スペーサを挾持して連結固定して1本
の中型を形成し、その中型に、上型5と下型6か
らなる外型を組み合わせ、中型と外型間に出来る
空洞部4に、注入口12から、弾性高分子物質か
らなるゴム状物質を射出し、ゲート13を通つて
空洞部4に圧送され、加熱成形されるものである
が、エア滞留凹部3の滞留エアは、スペーサの両
側に広く分散され、中型中空部11へ容易に排出
され、良好な結果を招来したものである。 次に、従来の成形型とこの考案の改良成形型に
よつて弾性ジヤバラを成形したときの不良率の発
生比較表を示す。
【表】 上表の試験結果が示すように、この改良成形型
は、エア滞留凹部の両方の全すみ(角)部に排気
構成を設ける事によつて、エアやボイド等を完全
に防止する事を可能としたものであり、また、型
の分割部は、スペーサ用の溝を設けスペーサを挾
持させたため、締め付けによる沿接性がすぐれ、
ゴム状物質のはみ出しがなく、条痕を認める程度
のため仕上げの必要がなく、従つて、成形後の製
品の離型がきわめて容易である等の特徴をも有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の成形型の部分断面図、第2図
は、この考案の改良成形型の概要断面図である。 3……エア滞留凹部、5……上型、6……下
型、7,8……分割中型、9……スペーサ、11
……中型中空部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型および下型の二つに分割され、注入孔に通
    ずるゲートを有する外型と、中央に中空部を有
    し、上記外型と共同して小径端部と大径端部の両
    端部を形成すると共に、両端部をジヤバラ形状の
    空洞部によつて連通する中型とからなる弾性ジヤ
    バラ製造用成形型において、中型側の端部に形成
    されるエア滞留凹部において、その凹部の一方の
    すみ(角)部にて中型を分割し、この分割部と上
    記凹部の他方のすみ(角)部との間に、全周にわ
    たりスペーサ用の溝を形成し、該溝に、上記凹部
    の底面形状を形成するスペーサを挾持させ、上記
    の分割中型を締付けボルトなどによつて連結固定
    して1本の中型として形成し、前記分割部を中型
    中空部に連係する事を特徴とする弾性ジヤバラ製
    造用改良成形型。
JP1978097707U 1978-07-14 1978-07-14 Expired JPS6132734Y2 (ja)

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JP1978097707U JPS6132734Y2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14

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JP1978097707U JPS6132734Y2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14

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JPS5515016U JPS5515016U (ja) 1980-01-30
JPS6132734Y2 true JPS6132734Y2 (ja) 1986-09-24

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ID=29032795

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882216U (ja) * 1981-11-30 1983-06-03 富士通株式会社 モ−ルド金型
JP4794004B2 (ja) * 2007-09-14 2011-10-12 東洋ゴム工業株式会社 防振ブッシュ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51109086A (ja) * 1975-03-20 1976-09-27 Sumitomo Rubber Ind Taiyakaryuseikeiyokanagata

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