JPH0444339Y2 - - Google Patents

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JPH0444339Y2
JPH0444339Y2 JP8739486U JP8739486U JPH0444339Y2 JP H0444339 Y2 JPH0444339 Y2 JP H0444339Y2 JP 8739486 U JP8739486 U JP 8739486U JP 8739486 U JP8739486 U JP 8739486U JP H0444339 Y2 JPH0444339 Y2 JP H0444339Y2
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JP
Japan
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mold
elastic body
window glass
support block
weather strip
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JP8739486U
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JPS62199319U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車用のウインドウエザースト
リツプを、ウインドガラスをインサートとしてこ
れと一体成形するための射出成形金型に関する。
従来の技術 自動車のウインドウエザーストリツプをインサ
ート成形するための金型構造として例えば第3図
に示す構造のものが知られている(実開昭56−
171213号公報参照)。これは第3図から明らかな
ように、固定型1および可動型2の壁面1a,2
aにゴム系のシール弾性体3,4をウインドガラ
スGの全周に沿つてそれぞれボルト7,8により
取り付け、これらシール弾性体3,4によりウイ
ンドガラスGを挾持する一方、前記シール弾性体
3,4と固定型1および可動型2とでウエザース
トリツプ形状に対応する密閉された製品部空間R
を画成形成するようにしたものである。そして、
スプルー部5に射出されるウエザーストリツプ材
料がランナー部6を通つて前記製品部空間Rに充
填され、その結果、ウインドガラスGの周縁部に
ウエザーストリツプWが一体に成形されて固定さ
れることになる。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、第3図の型構造の場合、ウイン
ドガラスGがシール弾性体3、4のみによつて弾
性支持される構造であるから、材料の射出圧によ
つてシール弾性体3,4が変形するとウインドガ
ラスGの位置精度やウエザーストリツプWの外形
寸法精度が悪くなるほか、ウインドガラスGとウ
エザーストリツプWとの間のいわゆる見切り線が
蛇行するなどして仕上がりが悪くなり、特に各々
の型1,2とシール弾性体3,4の間やシール弾
性体3,4とウインドガラスGとの間にばりの発
生を招きやすい。この傾向は、各型面1a,2a
からのシール弾性体3,4の突出量が大きくなる
ほど顕著となる。
また、前記シール弾性体3,4は、双方の型面
1a,2aに形成された保持溝9,10に嵌合さ
せた上でその要所要所を複数のボルト7,8によ
り締付固定した構造であるため、ボルト締めを中
心としたシール弾性体3,4の取付作業が面倒で
あるばかりでなく、前記ボルト7,8によつて拘
束されている部分とそうでない部分とではシール
弾性体3,4の変形度合が異なることから、この
シール弾性体3,4の変形の不均一さあるいは不
安定さを原因として前記ウエザーストリツプWの
見切り線の蛇行やばりの発生を招き、成形品質の
向上が望めない。
問題点を解決するための手段 本考案は以上のような問題点に鑑みてなされた
もので、シール弾性体の取付作業性を改善すると
ともに、シール弾性体の位置精度や弾性変形の安
定化を図り、それによつて成形品質の向上を図つ
た金型構造を提供しようとするものである。
すなわち、本考案は、固定型および可動型のう
ちのいずれか一方の型の型面に、ウエザーストリ
ツプ成形用の製品部空間を画成するシール弾性体
を配置し、このシール弾性体と他方に型の型面と
でウインドガラスを挾持するように構成してな
り、前記シール弾性体は該シール弾性体もしくは
前記一方の型とテーパ接触する断面ウエツジ状の
サポートブロツクとともに前記一方の型に形成さ
れた保持溝に嵌合され、前記サポートブロツクを
一方の型に締付固定することによつて前記シール
弾性体が保持溝の一方の側壁部とサポートブロツ
クとで圧締保持されていることを特徴としてい
る。
作 用 この構造よると、ウインドガラスはシール弾性
体と他方の型の型面とで挾持され、ウインドガラ
スの片面が他方の型の型面に直接圧接することに
なるので、ウインドガラスの両面をシール弾性体
で支持した場合と比べてウインドガラスの支持が
安定化し、ウエザーストリツプ材料の射出圧が作
用してもウインドガラスが位置ずれを起こしにく
くなる。
また、前記シール弾性体は、保持溝の一方の側
壁部とサポートブロツクとの間に所定の圧縮変形
を与えられた状態で圧締されているので、材料の
射出圧が作用した時の過度の変形が抑制されてそ
の射出圧に十分に対抗できるようになつて、ウエ
ザーストリツプの見切り線の蛇行やばりの発生を
未然に防止できるようになる。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示す図で、第3図
と共通する部分には同一符号を付してある。
第1図に示すように、可動型2の型面2aには
ウインドガラスGの全周に沿つて突起部11が形
成されている一方、固定型1の型面1aには前記
突起部11と対向する位置にシール弾性体12が
配設されており、これら突起部11とシール弾性
体12とでウインドガラスGを挾持するようにな
つている。したがつて、前記固定型1、可動型2
およびシール弾性体12の三者によつて、成形す
べきウエザーストリツプWの形状に対応する製品
部空間Rが形成される。
前記シール弾性体12は断面ウエツジ状に形成
されているとともに、前記固定型1に形成された
保持溝13に嵌合されており、前記保持溝13内
のうちシール弾性体12の背面側すなわち前記シ
ール弾性体12の反製品部空間R側には断面ウエ
ツジ状のサポートブロツク14が設けられてい
る。そして、前記シール弾性体12とサポートブ
ロツク14とはそのテーパ面12a,14a同士
がテーパ接触しており、前記サポートブロツク1
4をボルト15により固定型1に締付固定するこ
とによつて、前記シール弾性体12はサポートブ
ロツク14により所定の圧縮変形を与えられなが
らそのサポートブロツク14と保持溝13の一方
の側壁部13aとの間に圧締されるかたちで保持
されているものである。
なお、前記サポートブロツク14はウインドガ
ラスGの全周方向において複数に分割されてい
る。また、前記サポートブロツク14の高さとし
ては、型締め完了状態において前記突起部11と
シール弾性体12との間にウインドガラスGが挾
持された場合に、前記ウインドガラスGとサポー
トブロツク14との間にCなるクリアランスが確
保されるように設定されている。
したがつて、本実施例構造によると、固定型1
上にウインドガラスGとモールMとをインサート
として位置決めした上で前記固定型1と可動型2
とを型締めすると、ウインドガラスGが突起部1
1とシール弾性体12とによりその表裏両面から
挾持され、同時に前記モールMが可動型2とウイ
ンドガラスGとで拘束される。ただし、サポート
ブロツク14はウインドガラスGには接触しな
い。
そして、従来と同様に製品部空間Rに所定の材
料を充填することでウエザーストリツプWが成形
され、同時にウインドガラスGとモールMおよび
ウエザーストリツプWの三者が相互に接着固定さ
れることになる。
この時、前記製品部空間Rに作用した射出圧を
シール弾性体12でも受けることになるが、前記
シール弾性体12は前述したように予め圧締変形
を与えられた状態でサポートブロツク14で圧締
されているので第1図の水平方向には変形しにく
く、その弾性変形が抑制されることで射出圧に十
分に対抗することができる。しかも、ウインドガ
ラスGの片面は可動型2の突起部11に直接接触
しているのでウインドガラスGの位置ずれの発生
がない。
したがつて、ウインドガラスGとウエザースト
リツプWとの相対位置精度やウエザーストリツプ
Wの形状寸法精度が向上するとともに、ウエザー
ストリツプWの見切り線の蛇行やばりの発生を未
然に防止できるようになる。
ここで、第1図に示すシール弾性体12とサポ
ートブロツク14の相対位置関係を逆にしても、
上記第1の実施例と同様の作用効果が得られる。
第2図は本考案の他の実施例を示す図で、この
実施例では、シール弾性体22を断面矩形状に形
成する一方、このシール弾性体22およびサポー
トブロツク24が嵌合される保持溝23の一方の
側壁部23aをテーパ状に形成し、ボルト25に
よつて固定されるサポートブロツク24と前記テ
ーパ状の側壁部23aとのテーパ接触によつて前
記シール弾性体22をサポートブロツク24と側
壁部23bとの間に圧締するようにしたものであ
る。本実施例の場合にも前記第1の実施例と同様
の作用効果が得られることは言うまでもない。
考案の効果 以上のように本考案によれば、一方の型の型面
に設けたシール弾性体と他方の型の型面とでウイ
ンドガラスを挾持するとともに、前記シール弾性
体を、このシール弾性体もしくは一方の型とテー
パ接触するサポートブロツクとともに前記一方の
型に形成された保持溝に嵌合させ、前記サポート
ブロツクを一方の型に締付固定することによつて
前記シール弾性体を保持溝の一方の側壁部とサポ
ートブロツクとで圧締保持するようにしたことに
より、前記シール弾性体に予め圧縮変形が与えら
れていることから、ウエザーストリツプ材料の射
出圧によるシール弾性体の過度の変形が抑制され
てシール弾性体が射出圧に十分に対抗できるため
にウインドガラスの位置精度やウエザーストリツ
プの外形寸法精度が低下することがない。
また、上記のようにシール弾性体の過度の変形
が抑制される結果、ウエザーストリツプのいわゆ
る見切り線が蛇行することがなくなるとともにば
りの発生を未然に防止できるようになつて、ウエ
ザーストリツプの成形品質が向上する。
さらに、前記シール弾性体をサポートブロツク
で圧締保持するようにしたことにより、従来のよ
うにシール弾性体をボルトで直接型面に固定する
構造に比べて、シール弾性体をより強固に固定保
持することができるとともに、シール弾性体の取
付作業性を改善できるほか、シール弾性体の全長
にわたつてその変形度合が均一かつ安定したもの
となるために、これによつてもまたウエザースト
リツプの見切り線の蛇行やばりの発生を未然に防
止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す要部断面
図、第2図は同じく本考案の第2の実施例を示す
要部断面図、第3図は従来の型構造を示す断面図
である。 1……固定型、2……可動型、1a,2a……
型面、12,22……シール弾性体、13,23
……保持溝、13a,23b……側壁部、14,
24……サポートブロツク、15,25……ボル
ト、G……ウインドガラス、R……製品部空間、
W……ウエザーストリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定型と可動型とで構成される金型内にウイン
    ドガラスを配置し、前記金型内の製品部空間に所
    定の材料を充填することにより、前記ウインドガ
    ラスの周縁部にウエザーストリツプを一体成形し
    つつ固定するようにした射出成形金型において、 前記固定型および可動型のうちのいずれか一方
    の型の型面に、ウエザーストリツプ成形用の製品
    部空間を画成するシール弾性体を配置し、このシ
    ール弾性体と他方の型の型面とでウインドガラス
    を挾持するように構成してなり、 前記シール弾性体は該シール弾性体もしくは前
    記一方の型とテーパ接触する断面ウエツジ状のサ
    ポートブロツクとともに前記一方の型に形成され
    た保持溝に嵌合され、前記サポートブロツクを一
    方の型に締付固定することによつて前記シール弾
    性体が保持溝の一方の側壁部とサポートブロツク
    とで圧締保持されていることを特徴とする射出成
    形金型。
JP8739486U 1986-06-09 1986-06-09 Expired JPH0444339Y2 (ja)

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JPS62199319U JPS62199319U (ja) 1987-12-18
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