JPS6131762B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6131762B2 JPS6131762B2 JP53058428A JP5842878A JPS6131762B2 JP S6131762 B2 JPS6131762 B2 JP S6131762B2 JP 53058428 A JP53058428 A JP 53058428A JP 5842878 A JP5842878 A JP 5842878A JP S6131762 B2 JPS6131762 B2 JP S6131762B2
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- Japan
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- fuel
- porous body
- tar
- combustion
- silica
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
本発明は液体燃料燃焼器に関するものである。
石油等の液体燃料を用いる従来の液体燃料燃焼装
置は、燃料の気化部に蓄積するタール状物質に起
因する多くの欠点を生じていた。 先ず、タール状物質が気化部に蓄積することに
より、毛細管あるいは燃料供給管を少なくとも一
部閉塞して燃料の気化部への供給能力を低下せし
め、そのために異常に燃焼量が低下し、更に燃焼
量の異常低下により空気と燃料の比を崩して燃焼
を悪化せしめ、この結果として燃焼効率が低下
し、悪臭・スス・一酸化炭素等の多量に生じてし
まう。 また、点火位置でのタール蓄積は当該部位の熱
容量を増大して点火時の燃料気化を困難化するこ
とにより点火性能を著るしく低下せしめる欠点を
生じる。さらに、タール状物質の蓄積により機械
動作部の固着を生じて動作不能状態に陥入れるよ
うな欠点も生じていた。 また、これらの欠点のための予防的整備あるい
は修理に手数と費用を要していた。 そこで、本発明は気化部におけるタール状物質
の生成ならびに蓄積を極微に低減するものであ
る。 以下、本発明の一実施例について図面とともに
詳細に説明する。図の１は多孔体、２は多孔体１
の上部に構成される気化部、３は空間よりなる燃
料供給部、４は燃料供給管である。燃料供給管４
は図示されていない燃料タンクに接続しており、
従がつて燃料は先ず燃料タンクから燃料供給管４
を経て燃料供給部３に、次に多孔体１の毛細管に
吸上げられて気化部２で加熱気化される構成とな
つている。 ５は空気供給管、６は空気流量調節弁、７は空
気室、８は一次空気孔、９は二次空気孔、１０は
一次燃焼室、１１は二次燃焼室、１２は熱交換器
の一部である。また、空気供給管５は図示されて
いない送風機に接続しており、送風機によつて供
給される空気は空気供給管５および空気流量調節
弁６を経由して空気室７から一次空気孔８および
二次空気孔９を経て一次燃焼室１０および二次燃
焼室１１に供給される。 そして、これにより一次燃焼室１０では気化部
２から気化した燃料と一次空気孔８から供給され
た空気により一部燃焼が行なわれ、また二次燃焼
室１１では一次燃焼室１０で燃焼されなかつた燃
料が燃焼され、それによる燃焼ガスは熱交換器１
２に導びかれ図示されていない排出部より外部に
排出される。 上記構成において、本実施例では多孔体１の材
質構成が特徴的であるのでその点について詳述す
る。 上記多孔体１はシリカ系またはシリカアルミナ
系またはアルミナ系結晶質の繊維状物質を主体と
して多数の毛細管を有する多孔質により構成され
る。 上記繊維状物質は数10ミクロンから１ミクロン
以下程度の太さのものが好ましく、繊維状物質自
体を焼結して一定の形状とすることもできるが、
適当な結合剤を用いて成型体とすることもでき
る。この場合の結合剤は多孔体１の使用温度に耐
えること、タール状物質の生成を助長せしめるよ
うな結合剤の使用は避けることが必要で、コロイ
ダルシリカ等は適当な結合剤として推奨し得るも
のである。またこのようにして構成された多孔体
１の気孔率は約50％以上であることが好ましい。 以上の構成を備えた本実施例では次の効果があ
る。第１の効果は多孔体１を構成する主体物質自
体がタール状物質の生成を抑制する効果を有する
点にある。この点で従来から実用されているガラ
ス繊維（詳しくは硼珪酸ガラス繊維80％スフ20
％）の場合と本実施例品の場合の比較を下表に示
す。なお、下表に示す生成タール量の数値はガス
クロマトグラム上のピーク面積の全灯油成分のピ
ーク面積に対する百分率で示した値であり、従つ
て生成したタール状物質の重量自体の百分率に代
用し得る数値であると見ることができる。
石油等の液体燃料を用いる従来の液体燃料燃焼装
置は、燃料の気化部に蓄積するタール状物質に起
因する多くの欠点を生じていた。 先ず、タール状物質が気化部に蓄積することに
より、毛細管あるいは燃料供給管を少なくとも一
部閉塞して燃料の気化部への供給能力を低下せし
め、そのために異常に燃焼量が低下し、更に燃焼
量の異常低下により空気と燃料の比を崩して燃焼
を悪化せしめ、この結果として燃焼効率が低下
し、悪臭・スス・一酸化炭素等の多量に生じてし
まう。 また、点火位置でのタール蓄積は当該部位の熱
容量を増大して点火時の燃料気化を困難化するこ
とにより点火性能を著るしく低下せしめる欠点を
生じる。さらに、タール状物質の蓄積により機械
動作部の固着を生じて動作不能状態に陥入れるよ
うな欠点も生じていた。 また、これらの欠点のための予防的整備あるい
は修理に手数と費用を要していた。 そこで、本発明は気化部におけるタール状物質
の生成ならびに蓄積を極微に低減するものであ
る。 以下、本発明の一実施例について図面とともに
詳細に説明する。図の１は多孔体、２は多孔体１
の上部に構成される気化部、３は空間よりなる燃
料供給部、４は燃料供給管である。燃料供給管４
は図示されていない燃料タンクに接続しており、
従がつて燃料は先ず燃料タンクから燃料供給管４
を経て燃料供給部３に、次に多孔体１の毛細管に
吸上げられて気化部２で加熱気化される構成とな
つている。 ５は空気供給管、６は空気流量調節弁、７は空
気室、８は一次空気孔、９は二次空気孔、１０は
一次燃焼室、１１は二次燃焼室、１２は熱交換器
の一部である。また、空気供給管５は図示されて
いない送風機に接続しており、送風機によつて供
給される空気は空気供給管５および空気流量調節
弁６を経由して空気室７から一次空気孔８および
二次空気孔９を経て一次燃焼室１０および二次燃
焼室１１に供給される。 そして、これにより一次燃焼室１０では気化部
２から気化した燃料と一次空気孔８から供給され
た空気により一部燃焼が行なわれ、また二次燃焼
室１１では一次燃焼室１０で燃焼されなかつた燃
料が燃焼され、それによる燃焼ガスは熱交換器１
２に導びかれ図示されていない排出部より外部に
排出される。 上記構成において、本実施例では多孔体１の材
質構成が特徴的であるのでその点について詳述す
る。 上記多孔体１はシリカ系またはシリカアルミナ
系またはアルミナ系結晶質の繊維状物質を主体と
して多数の毛細管を有する多孔質により構成され
る。 上記繊維状物質は数10ミクロンから１ミクロン
以下程度の太さのものが好ましく、繊維状物質自
体を焼結して一定の形状とすることもできるが、
適当な結合剤を用いて成型体とすることもでき
る。この場合の結合剤は多孔体１の使用温度に耐
えること、タール状物質の生成を助長せしめるよ
うな結合剤の使用は避けることが必要で、コロイ
ダルシリカ等は適当な結合剤として推奨し得るも
のである。またこのようにして構成された多孔体
１の気孔率は約50％以上であることが好ましい。 以上の構成を備えた本実施例では次の効果があ
る。第１の効果は多孔体１を構成する主体物質自
体がタール状物質の生成を抑制する効果を有する
点にある。この点で従来から実用されているガラ
ス繊維（詳しくは硼珪酸ガラス繊維80％スフ20
％）の場合と本実施例品の場合の比較を下表に示
す。なお、下表に示す生成タール量の数値はガス
クロマトグラム上のピーク面積の全灯油成分のピ
ーク面積に対する百分率で示した値であり、従つ
て生成したタール状物質の重量自体の百分率に代
用し得る数値であると見ることができる。
【表】
本実施例品の第２の効果は多孔体１を形成する
主体物質が繊維状であるために粒状物質による場
合に比較して燃料の吸上力の大きいものが得られ
る点にある。すなわち、吸上力が小さい場合は燃
料気化面は気化部２の表面からや、内側に構成さ
れ、タール状物質の堆積も毛細管の内部に堆積し
て少量のタール状物質で容易に目づまりを起して
燃料供給を減少せしめるが、吸上力が大なる場合
は燃料気化面は気化部２の表面に構成され、従つ
てタール状物質の堆積によつても毛細管を目づま
りさせにくい効果がある。（同じ材質の粒状物質
を主体とする場合の吸上力0.4ｇ/cm2minに対して
繊維状物質を主体とする場合は1.0ｇ/cm2minの吸
上力を示す。） 本実施例品の第３の効果は多孔体１の強度の点
にあり、取扱上必要な強度を維持するには粒状物
質を主体とする場合は気孔率60％、吸上力0.4ｇ/
cm2ｍｉｎがほぼ限度であるが、本実施例のごとく繊
維状物質を主体とする場合は気孔率90％以上、吸
上力1.5ｇ/cm2min以上も可能である。 上記第１〜第３の効果により本実施例では燃焼
量の低下率は従来の１％以上に改善され、その他
の従来欠点も実用的に問題にならない程度まで
ほゞ完全に解消された。 以上のように本発明によればタール状物質の蓄
積がきわめて少くなるので、燃焼量が低下したり
燃焼状態が悪化したり、動作部の動作不良をおこ
したりすることがなくなつた。
主体物質が繊維状であるために粒状物質による場
合に比較して燃料の吸上力の大きいものが得られ
る点にある。すなわち、吸上力が小さい場合は燃
料気化面は気化部２の表面からや、内側に構成さ
れ、タール状物質の堆積も毛細管の内部に堆積し
て少量のタール状物質で容易に目づまりを起して
燃料供給を減少せしめるが、吸上力が大なる場合
は燃料気化面は気化部２の表面に構成され、従つ
てタール状物質の堆積によつても毛細管を目づま
りさせにくい効果がある。（同じ材質の粒状物質
を主体とする場合の吸上力0.4ｇ/cm2minに対して
繊維状物質を主体とする場合は1.0ｇ/cm2minの吸
上力を示す。） 本実施例品の第３の効果は多孔体１の強度の点
にあり、取扱上必要な強度を維持するには粒状物
質を主体とする場合は気孔率60％、吸上力0.4ｇ/
cm2ｍｉｎがほぼ限度であるが、本実施例のごとく繊
維状物質を主体とする場合は気孔率90％以上、吸
上力1.5ｇ/cm2min以上も可能である。 上記第１〜第３の効果により本実施例では燃焼
量の低下率は従来の１％以上に改善され、その他
の従来欠点も実用的に問題にならない程度まで
ほゞ完全に解消された。 以上のように本発明によればタール状物質の蓄
積がきわめて少くなるので、燃焼量が低下したり
燃焼状態が悪化したり、動作部の動作不良をおこ
したりすることがなくなつた。
図は本発明の一実施例にかかる液体燃料燃焼装
置の要部断面図である。 １……多孔体、２……気化部。
置の要部断面図である。 １……多孔体、２……気化部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 燃料を毛細管作用により吸上げる吸上部と、
この吸上げた燃料を加熱気化せしめる気化部を有
する多孔体を設け、この多孔体の全体または一部
がアルミナ系またはシリカアルミナ系またはシリ
カ系耐火物の繊維状物質よりなることを特徴とす
る液体燃料燃焼装置。 ２ 上記繊維状物質をコロイダルシリカ等の耐熱
性結合剤により結合させたことを特徴とする特許
請求の範囲第１項に記載の液体燃料燃焼装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5842878A JPS54149945A (en) | 1978-05-16 | 1978-05-16 | Liquid fuel combustion device |
| IT48100/79A IT1114993B (it) | 1978-02-27 | 1979-02-23 | Perfezionamento nei bruciatori di combustibili liquidi |
| CH187179A CH642730A5 (en) | 1978-02-27 | 1979-02-26 | Combustion device for liquid fuel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5842878A JPS54149945A (en) | 1978-05-16 | 1978-05-16 | Liquid fuel combustion device |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54149945A JPS54149945A (en) | 1979-11-24 |
| JPS6131762B2 true JPS6131762B2 (ja) | 1986-07-22 |
Family
ID=13084100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5842878A Granted JPS54149945A (en) | 1978-02-27 | 1978-05-16 | Liquid fuel combustion device |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54149945A (ja) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56117009A (en) * | 1980-02-20 | 1981-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion wick |
| JPS56133510A (en) * | 1980-03-19 | 1981-10-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion wick |
| JPS6222728Y2 (ja) * | 1980-03-19 | 1987-06-10 | ||
| JPS56146903A (en) * | 1980-04-15 | 1981-11-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Liquid fuel combustion apparatus |
| JPS572906A (en) * | 1980-06-09 | 1982-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion wick |
| JPS572905A (en) * | 1980-06-09 | 1982-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Wick for kerosene burner |
| JPS5710610U (ja) * | 1980-06-11 | 1982-01-20 | ||
| JPS5735206A (en) * | 1980-08-13 | 1982-02-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion wick |
| JPS5737610A (en) * | 1980-08-18 | 1982-03-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion wick |
| JPS5762310A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Coil combustion wick |
| JPS5780110A (en) * | 1980-11-06 | 1982-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion wick |
| JPS5787508A (en) * | 1980-11-19 | 1982-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion wick |
| JPS5787507A (en) * | 1980-11-19 | 1982-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion wick |
| JPS5878007A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 燃焼芯 |
| JPS5831205A (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 灯芯 |
| JPS5831202A (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 灯芯 |
| JPS60206A (ja) * | 1984-05-18 | 1985-01-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 石油燃焼器具用灯芯 |
-
1978
- 1978-05-16 JP JP5842878A patent/JPS54149945A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54149945A (en) | 1979-11-24 |
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