JPS6129970Y2 - - Google Patents

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JPS6129970Y2
JPS6129970Y2 JP1977125708U JP12570877U JPS6129970Y2 JP S6129970 Y2 JPS6129970 Y2 JP S6129970Y2 JP 1977125708 U JP1977125708 U JP 1977125708U JP 12570877 U JP12570877 U JP 12570877U JP S6129970 Y2 JPS6129970 Y2 JP S6129970Y2
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JP
Japan
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fuel injection
injection valve
nozzle
nozzle body
sealing material
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Expired
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JP1977125708U
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JPS5452526U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はデイーゼル機関の燃料噴射弁のシール
装置に関する。
従来デイーゼル機関の燃料噴射ノズルは、その
機関の性能に重要な影響を与えるものであるが、
デイーゼル機関は近年ますます高速化、高出力化
される傾向にある。したがつて燃料噴射弁のよう
に燃料室及びシリンダヘツドから高速の熱を受け
る部品は次第に苛酷な条件での作動を要求される
ようになつてきている。
一方舶用として使用される、特に、中・小形デ
イーゼル機関に於ては、海水がその機関の外部に
付着し、さらに侵入してくることはまぬがれない
ことである。その海水が燃料噴射弁のノズル本体
とノズルスリーブの間の隙間に侵入し、その隙間
部分に錆を生じ、そのための機関の点検及び整備
の際、燃料噴射弁の抜き出しが困難になるという
問題がある。
さらに燃料噴射弁のノズル本体とノズルスリー
ブ間の隙間に発生した錆等により、ノズル本体か
らノズルスリーブを経て冷却ジヤケツト内の冷却
水への熱の伝達を阻害し、ノズル本体の冷却が充
分に行なわれないという欠点がある。これによつ
て燃料噴射弁のノズルシート部等の耐久性が悪化
し燃料噴射弁自体の寿命が低下する欠点がある。
更に、弁腕室等から漏出した潤滑油等も前記燃
料噴射弁ノズル本体とノズルスリーブの間の隙間
に侵入し、熱の為にその潤滑油が炭化し、弁本体
の抜き出しを困難にすると共に、海水による錆発
生による障害と同様に、燃料噴射弁のノズル本体
から冷却水への放熱を阻害し、燃料噴射弁のノズ
ルシート部等の耐久性を悪化させるという欠点が
ある。
そこで本考案は前記の従来の欠点を解消するた
め、燃料噴射弁のノズル本体とノズルスリーブ間
の隙間に海水及び潤滑油等の異物が侵入すること
を防止することにより、燃料噴射弁の保守点検を
容易にし、更に燃料噴射弁自体の耐久性を向上す
ることを目的としている。
即ち、本考案はシリンダヘツドに固着し、ノズ
ル本体を内嵌するノズルスリーブの弁腕室側端部
とノズル本体外周部との間隙に、下端部の肉厚が
先細状の合成ゴム製の円筒状シール材の先端部を
当接すると共にこのシール材の他端は燃料噴射弁
のフランジ部の下面により軸方向にノズルスリー
ブの上端に向かつて押圧し、しかもノズル本体の
径方向に撓みを有するようにしてなるデイーゼル
機関の燃料噴射弁のシール装置である。
以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明す
る。第1図は従来のデイーゼル機関の燃料噴射弁
本体要部の一部断面側面図、第2図は本考案の実
施例に於けるデイーゼル機関の燃料噴射弁本体要
部の一部断面側面図である。先ず第1図の従来の
燃料噴射弁1に於ては、そのノズル本体4をシリ
ンダヘツド6にノズルスリーブ5を介して嵌着
し、ノズルスリーブ5とシリンダヘツド6との嵌
着部の上端にはパツキング7を設けて、シリンダ
ヘツド6に設けられているノズル本体4を冷却す
る冷却水通路8内の冷却水をシールしている。そ
こでノズル本体4とノズルスリーブ5の間の隙間
3にその機関外から侵入する海水A、弁腕室2等
から漏出した潤滑油B及び其の他の異物が侵入し
前述したような種種の幣害が発生している。
次に、第2図に示す本考案の実施例の燃料噴射
弁1に於ては、第1図と同じ部品は同じ部品番号
で示しているが、相違点はノズル本体4の外周面
に燃料噴射弁1のフランジ部10とノズルスリー
ブ5側端部の間に下端部の肉厚が先細になつてい
る円筒状の合成ゴム製シール材9を嵌着し、その
上端部においてノズル本体4に圧接させかつ下端
部においてはノズルスリーブ5とノズル本体4と
の隙間3の入口部分に前記シール材9の先細先端
部を当接しながらノズルスリーブ5の側端面に押
圧するようにフランジ部10の取付ボルト及びナ
ツトで締付け、合成ゴムの弾性とあいまつて面圧
をあげている。これにより、隙間3の入口部分に
於てノズル本体4の外周面及びノズルスリーブ5
の側端面を完全にシールしている。
前記のように本考案においては、シール材9と
して合成ゴム製の円筒状のものであつて、一方の
先端部を先細状に形成し、この先細状の部分をノ
ズルスリーブ5側に接触させ、他端を燃料噴射弁
1に形成したフランジ部10の下端面に接触さ
せ、このフランジ部10を利用して前記シール材
9に軸方向に押圧力を作用させた際にはこのシー
ル材9の中央部分が半径方向に拡開してノズル本
体4の表面との間に間隙を開けるように変形する
ように構成した点に特徴がある。
従つて、本考案によれば合成ゴム製のシール材
9にある範囲の応力しか作用することがなく、極
端に大きな圧縮力が作用せず、著しく耐久性があ
る。
本考案の円筒状のシール材9は比較的肉厚が薄
く、半径方向に変形してその長さを変えるので、
変形し易く、その肉厚が多少不揃いである場合や
燃料噴射弁1のフランジ部10とノズルスリーブ
5の間の距離に変化があつても、これを補正する
よう変形する効果がある。
また、シール材9の先端部は先細状であるの
で、この部分がノズル本体4とノズルスリーブ5
との境界部分に押圧されることになり、強力なシ
ール作用を発揮することができる。
前記のように本考案は構成されているのでノズ
ル本体4とノズルスリーブ5との嵌着部の隙間へ
の海水、潤滑油及びその他の異物の侵入を合成ゴ
ム製のシール材9の弾性とその先端の先細形状に
より完全に防止できるので、その間隙部で海水に
よる錆が発生したり、潤滑油が高熱で炭化すると
いう障害を防止することができる。
更に、本考案のシール材9は円筒状のものを使
用しているので、先細の先端部とは反対側を切除
することによつてフランジ部10とノズルスリー
ブ5の上端との距離に対してこのシール材9の寸
法を合わせれることができる。
換言すれば、このシール材9に作用する軸方向
の押圧力を正確に調節することが可能である。
これにより、デイーゼル機関の点検及び整備時
に於ける燃料噴射弁の抜き出しを容易にすること
ができると共に、ノズル本体の冷却水への放熱が
満足に行なわれるので、燃料噴射弁のノズルシー
ト部等の耐久性が向上するという効果がある。
なお、本考案のシール装置は、既に使用されて
いるデイーゼル機関の燃料噴射弁に対しても簡単
に装着できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のデイーゼル機関の燃料噴射弁本
体要部の一部断面側面図、第2図は本考案の実施
例に於けるデイーゼル機関の燃料噴射弁本体要部
の一部断面側面図である。 1……燃料噴射弁、2……弁腕室、3……隙
間、4……ノズル本体、5……ノズルスリーブ、
6……シリンダヘツド、8……冷却水通路、9…
…シール材、10……フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツド6に固着し、ノズル本体4を内
    嵌するノズルスリーブ5の弁腕室側端部とノズル
    本体4外周部との間隙に、下端部の肉厚が先細状
    の合成ゴム製円筒状シール材9の先端部を当接す
    ると共にこのシール材9の他端は燃料噴射弁1の
    フランジ部10の下面により軸方向にノズルスリ
    ーブ5の上端に向かつて押圧し、しかもノズル本
    体4の径方向に撓みを有するようにしてなるデイ
    ーゼル機関の燃料噴射弁のシール装置。
JP1977125708U 1977-09-20 1977-09-20 Expired JPS6129970Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977125708U JPS6129970Y2 (ja) 1977-09-20 1977-09-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977125708U JPS6129970Y2 (ja) 1977-09-20 1977-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5452526U JPS5452526U (ja) 1979-04-11
JPS6129970Y2 true JPS6129970Y2 (ja) 1986-09-03

Family

ID=29086864

Family Applications (1)

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JP1977125708U Expired JPS6129970Y2 (ja) 1977-09-20 1977-09-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52154518U (ja) * 1976-05-19 1977-11-24

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Publication number Publication date
JPS5452526U (ja) 1979-04-11

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