JPS61296059A - 安定化されたポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 - Google Patents

安定化されたポリカ−ボネ−ト樹脂組成物

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JPS61296059A
JPS61296059A JP13875285A JP13875285A JPS61296059A JP S61296059 A JPS61296059 A JP S61296059A JP 13875285 A JP13875285 A JP 13875285A JP 13875285 A JP13875285 A JP 13875285A JP S61296059 A JPS61296059 A JP S61296059A
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polycarbonate resin
resin composition
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cyanato
inorganic filler
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Morio Take
杜夫 岳
Hidenori Kanehara
秀憲 金原
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルカリ性無機充填剤、金属、金属酸化物又
は顔料を配合してなるポリカーボネート樹脂組成物の新
規な安定化された組成物に関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
ポリカーボネート樹脂は、アルコール、塩類、弱酸など
には安定であるが、アルカリには弱く、炭酸カルシウム
、水酸化カルシウムなどの無機充填剤、銅、鉄などの金
属及びその酸化物、銅フタロシアニン系、黄鉛、ガドミ
ウムなどの顔料などを加熱溶融混合すると容易に分解す
るものであった。
本発明は、これらの添加剤類を添加した場合にもポリカ
ーボネート樹脂の分解を大幅に防止することが可能な新
規な安定化されたポリカーボネート樹脂組成物を見出し
たものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、シアナト基(−0−CE:N)を有する化合
物のシアナト基のユニークな性質の利用について種々検
討した結果、アルカリ性無機充填剤、金属もしくは金属
酸化物又は顔料を配合してなるポリカーボネート樹脂組
成物類にシアナト基を有する化合物を添加することによ
り、ポリカーボネート樹脂組成物の熱劣化性が大幅に改
良されることを見出し、完成したものである。
すなわち、本発明は、アルカリ性無機充填剤、金属、金
属酸化物又は顔料を配合してなるポリカーボネート樹脂
組成物に、分子中にシアナト基を1個以上含有する単官
能性もしくは多官能性シアン酸エステル化合物を0.1
〜10重量%混合してなる安定化されたポリカーボネー
ト樹脂組成物である。
以下、本発明について説明する。
本発明のポリカーボネート樹脂とは、通常のポリカーボ
ネート樹脂類に次項に説明する種々の添加剤を配合した
ものであり、特にビスフェノールAを原料とする芳香族
ポリカーボネート樹脂、ビスフェノールAとテトラブロ
モビスフェノールAとのコーポリカーボネート樹脂その
他であり、更に、これらのポリカーボネート樹脂に、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレー
トなどの芳香族ポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリイソブチレンなどのポリオレフィン類
、ポリアセタール樹脂、HTPS、AS、AES、MA
SXMBS、、MAR5等で代表される芳香族ビニル系
共重合体類、ポリフェニレンエーテル樹脂およびこれと
芳香族ビニル系共重合体頬を混合してなるもの、ポリス
ルフォン樹脂、ポリテトラクロロエチレン、クマロイン
デン樹脂などを配合した樹脂組成物;およびこれに次項
に説明する添加剤以外の可塑剤、難燃剤、紫外線吸収剤
、安定剤等を添加した組成物である。
本発明の前記のポリカーボネ−1・樹脂に配合する充填
剤であるアルカリ性無機充填剤とは、炭酸カルシウム、
水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カル
シウム、タルク、クレイなどであり、金属とは、銅、鉄
、コバルト、ニッケル、クロム、マンガン、アルミニウ
ム、マンガン又はこれら金属の合金などの粉体、繊維、
薄片などであり、金属酸化物とは、酸化銅、酸化鉄、三
酸化アンチモン、酸化鉛などの粉体、繊維、薄片などで
あり、顔料とは、銅フタロシアニン(=フクロシアニン
ブルー)などの有機金属化合物、黄鉛、ミネラルバイオ
レット、カーボンブラック、べんがら、群青、コバルト
ブルー、コバルトバイオレット、チタン白などで例示さ
れる金属酸化物、金属複合酸化物などである。
これらの添加剤のポリカーボネート樹脂に対する添加量
は、通常の添加量であり、無機充填剤の場合5〜70%
程度、顔料の場合には、0.01〜5%程度の量で使用
される。
尚、本発明のポリカーボネート樹脂組成物は」二記に例
示した充填剤類以外の従来ポリカーボネート樹脂に適宜
添加使用されている充填剤類を併用した組成物も当然に
含むものである。
以上の成分からなるポリカーボネート樹脂組成物に安定
剤として添加する本発明の分子中にシアナト基を1個以
上含有する単官能性もしくは多官能性シアン酸エステル
化合物として好適なものは、下記一般式(1): %式%(1) (式中のmは1以上、通常5以下の整数であり、R2は
芳香族の有機基であって、上記シアナト基は該有機基の
芳香環に結合しているもの) で表される化合物である。具体的に例示すればモノシア
ナトベンゼン、P−tert−ブチルシアナトベンゼン
などのアルキルシアナトベンゼン、モノシアナトナフタ
レン、1,3−又は1,4−ジシアナトベンゼン、R3
,5−1−リシアナトベンゼン、1.3−、R4−。
1.6−、R8−,2,6−又は2,7−ジシアナトナ
フタレン、R3,6−1−リシアナトナフタレン、4,
4゛−ジシアナトビフェニル、ビス(4−ジシアナトフ
ェニル)メタン、2.2−ビス(4−シアナトフェニル
)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−シ
アナトフェニル)プロパン、2.2−ビス(3,5−ジ
ブロモ−4−シアナトフェニル)プロパン、ビス(4−
シアナトフェニル)エーテル、ビス(4−シアナトフェ
ニル)ヂオエーテル、ビス(4−シアナトフェニル)ス
ルホン、トリス(4−シアナトフェニル)ボスファイト
、トリス(4−シアナトフェニル)ホスフェ−1・、お
よびノボラックとハロゲン化シアンとの反応により得ら
れるシアン酸エステルなどである。これらのほかに特公
昭41−1928 、同43−18468、同44−4
791、同45−’11712、同46,41112、
同47−26853および特開昭51−63149など
に記載のシアン酸エステルも用い得る。
また、上述した多官能性シアン酸エステルを鉱酸、ルイ
ス酸、炭酸ナトリウム或いは塩化リチウム等の塩類、ト
リブチルポスフィン等のリン酸エステル類、有機金属塩
類などの存在下に重合させて得られる分子中にシアナト
基を有するプレポリマーとして使用出来るし、さらにア
ミンとのプレポリマーとして使用することも出来る。
以上説明した本発明のシアン酸エステル化合物のポリカ
ーボネート樹脂に対する配合量は、特に限定はないが、
効果の点から0.1〜10重景%の範囲であり、モノマ
ーのほうが単位重量当たりの官能基(−0CN基)数が
多いのでより有効である。
添加量が0.1%未満では、安定化効果が不充分であり
、10重量%を超えて使用した場合、劣化防止に顕著な
効果を示すが、ポリカーボネート樹脂の伸びの低下など
のその他の特性が損なわれるので好ましくない。また前
記に説明した如く、本発明の効果はシアナト基によるも
のであるので、この官能基と反応する添加剤類−例えば
、−011、−COOI+、 −Nl+、、−COOM
 、−5l1等(ト金属原子)を有する化合物を添加す
る必要のある場合には、シアン酸エステル化合物とこれ
らの化合物を予め混合して添加することなどは避けた方
が好ましい。
本発明のポリカーボネ−1・樹脂組成物にシアン酸エス
テル化合物を混合する方法は、シアン酸エステル化合物
が均一に分散する方法であればよく特に制限はなく、通
常の方法、上記成分をブレンダーその他の手段で混合し
、押出機でペレットとする方法、溶液としてポリカーボ
ネート樹脂に混合し乾燥する方法、ニーダ−、ヘンシェ
ルミキサーなどで混合しそのままもしくは押し出しして
ベレットとして使用する方法、及び添加する本発明の無
機充填剤、金属、金属酸化物又は顔料とシアン酸エステ
ル化合物とを予め混合し、これとポリカーボネート樹脂
とを混合し押し出す方法、高濃度のマスターバッチを製
造しそれを混合するマスターバッチ法などの方法も好適
なものであり、混合条件は、押出機の場合はポリカーボ
ネート樹脂の押出条件がそのまま使用できる。その他の
場合、常温もしくは加温下に混合することでよく、混合
時間は温度との関係によるが、200〜260℃程度の
温度においては2〜3時間程度の混合によっても本発明
の効果は充分に保持されるものであるので特に限定され
ないが、シアン酸エステル化合物中のシアナト基の反応
がより少ない方法がより好ましいものであり、均一混合
出来る条件ではより短時間とするのが好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例等によって本発明をさらに具体的に説明す
る。尚、実施例等中の部は特に断らない限り重量基準で
ある。
実施例−1 ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学■製、商品名;ニ
ーピロン52000)に、第1表に記載の充填剤1 及
び2.2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン(以
下、BP八−CNと記す)を第1表に示した量添加し、
温度250℃、5分間ニーダ−で混練した後、この混合
物のメルトインデックスを測定し、安定性を評価した。
結果を第1表に示した。
メルトインデックスの測定は、温度250℃、荷i 2
.16 kg、10分間の条件によるものであり、単位
 8710分で示した。値が小さいもの程、安定性が良
好なことを示す。
外観は、メルトインデックス測定の流出樹脂の外観を目
視判定により下記の符号で示した。
◎:光沢あり良好、○:光沢無し △:やや発泡、  ×:発泡する 第1表 実施例−2 実施例−1と同様のポリカーボネート樹脂に、第1表に
記載の顔料及び1,4−ジシアナトベンゼン(以下、I
+Q−CNと記す)を第2表に示した量添加し、温度2
50℃、5分間ニーグーで混純した後、この混合物につ
いて実施例−1と同様の測定をし安定性を評価した。結
果を第1表に示した。
第1表 〔発明の作用および効果〕 以上、詳細な説明および実施例−1,2等から明らかな
如く、本発明の組成物は、表面光沢などの外観や熱分解
の防止効果、顔料添加組成物に見られる顔料本来の色調
及び熱分解の防止効果など外観および熱劣化の改良が大
幅になされるものであり、実用上極めて優れた組成物で
あることがわかる。
特許出願人  三菱瓦斯化学株式会社 代理人 弁理士(9070)  小堀 貞文手続補正書
(自発) 昭和61年2月17日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  アルカリ性無機充填剤、金属、金属酸化物又は顔料を
    配合してなるポリカーボネート樹脂組成物に、分子中に
    シアナト基を1個以上含有する単官能性もしくは多官能
    性シアン酸エステル化合物を0.1〜10重量%混合し
    てなる安定化されたポリカーボネート樹脂組成物。
JP13875285A 1985-03-12 1985-06-25 安定化されたポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 Granted JPS61296059A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13875285A JPS61296059A (ja) 1985-06-25 1985-06-25 安定化されたポリカ−ボネ−ト樹脂組成物
DE19863608253 DE3608253A1 (de) 1985-03-12 1986-03-12 Stabilisierte thermoplastische harzmasse

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02283760A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Teijin Chem Ltd 熱可塑性樹脂組成物
US5250635A (en) * 1991-02-28 1993-10-05 Miles Inc. Polycarbonate composition with reduced drip rate on burning

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02283760A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Teijin Chem Ltd 熱可塑性樹脂組成物
US5250635A (en) * 1991-02-28 1993-10-05 Miles Inc. Polycarbonate composition with reduced drip rate on burning

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