JPS6129521B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6129521B2
JPS6129521B2 JP53060486A JP6048678A JPS6129521B2 JP S6129521 B2 JPS6129521 B2 JP S6129521B2 JP 53060486 A JP53060486 A JP 53060486A JP 6048678 A JP6048678 A JP 6048678A JP S6129521 B2 JPS6129521 B2 JP S6129521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
winding
spool
terminal
auxiliary winding
Prior art date
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Expired
Application number
JP53060486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54152157A (en
Inventor
Hiroshi Ninomya
Itsukyo Tomohiro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Tateisi Electronics Co
Priority to JP6048678A priority Critical patent/JPS54152157A/ja
Publication of JPS54152157A publication Critical patent/JPS54152157A/ja
Publication of JPS6129521B2 publication Critical patent/JPS6129521B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電磁石用スプールに関するものであ
る。
従来、スプールに巻回されたコイルの巻初め部
および巻終り部は、断線を防止するために数本束
ねて捩り、これをコイル端子に数回巻きつけたの
ちハンダ付けするようになつている。
ところが、上記のごとき方法では、コイルをい
ちいち束ねたり、捩つたりする必要があるため、
作業性が悪く、また、コイルをコイル端子に接続
しようとすればコイルの巻回方向とコイル端子へ
の巻きつけ方向が異なる(たとえば90゜)ためコ
イルを各スプールごとに切離してコイル端子へ巻
きつけた後ハンダ付けしなければならなず、多数
個のスプールにコイルを巻回する場合には極めて
面倒で、しかもスプールに巻回されたコイルに弛
みが生じる心配もある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、
コイルの巻回作業およびコイル端子への接続作業
を正確かつ容易に行なうことができる電磁石用ス
プールを提供することを目的とする。
以下、本発明を一実施例である添付図面にした
がつて説明する。
図面は本発明を密封型有極電磁継電器に適用し
たものである。1は合成樹脂にて一体成形された
第1スプールで、中央部に1/2形状の銅部2と
鍔部3a,3bおよび該鍔部の両外側面に補助巻
回部5a,5bを有し、両端部には大形な壁部6
a,6bを有している。第1スプール1の下部に
は両側方に突出するように端子11,12,1
3,14がインサート成形されており、とくに端
子13,14はその一部が上記補助巻回部5a,
5bの下面と同一面に露出するように埋設されて
いる。また、上記補助巻回部5a,5bの端子1
3,14埋設位置の近傍には断面三角形状の傾斜
突起9a,9bが一体に設けられている(第3
図、第5図参照)。
16は、導電性でかつ磁性を有する金属からな
るリード片で、上記第1スプール1の胴部2に設
けられた溝部4内に上方より挿入され、かつその
基部17が第1スプール1の壁部6aと補助巻回
部5aとの間に挿入されて基部下端の突片18が
上記端子11とスポツト溶接にて接続される。
20は合成樹脂にて一体成形され、上記第1ス
プール1の胴部、鍔部および補助巻回部と上下方
向に合体する1/2形状の第2スプールで、その
胴部21には溝部22が、鍔部23a,23bの
外側面には二本の棒状突起の外周面で構成される
補助巻回部26a,26bが、鍔部23a,23
bの上面には凹部24a,24bとコイル導入部
25aとコイル導出部25bとがそれぞれ設けら
れている。上記第2スプール20はリード片16
を間にして第1スプール1上に載置され、両スプ
ール1,20の胴部2,21にコイル31が巻回
される。
コイル31は、その巻初め部32aが補助巻回
部5a,26aで数回巻回され、コイル導入部2
5aを介して胴部2,21に巻回され、巻終り部
32bはコイル導出部25bを介して補助巻回部
5b,26bで数回巻回される(第3図参照)。
このとき、補助巻回部5a,5bに巻回部された
コイル32a,32bは鍔部3a,3bの下部内
方に設けた傾斜突起9a,9bによつてコイル端
子である端子13,14の中央位置にガイドさ
れ、この状態のまま端子13,14にそれぞれハ
ンダ付けされたのち、他のスプールと連結状態に
巻回されたコイル31は切断分離される。すなわ
ち、コイル巻回時の弛みや過大な張力が上記補助
巻回部5a,5b,26a,26bで吸収される
ため、巻線の乱れや断線を防止することができる
とともに、コイル31の巻初め部32aおよび巻
終り部32bは端子13,14の中央位置に接続
されているため、接続不良や脱落の心配もない。
なお、上記端子13,14への接続方法として
は、上下面が露出した端子13,14の上下面に
溶接電極とヒータ電極とを当て、端子13,14
とヒータ電極との間に挾まれたコイル32a,3
2bの被覆を破つたのちスポツト溶接で接続する
か、あるいは端子13,14の下面に予めハンダ
メツキを施しておき、該端子13,14とヒータ
との間にコイル32a,32bを挾んで上記ハン
ダメツキを溶かすことにより接続してもよい。上
記いずれの場合にも、端子13,14が補助巻回
部5a,5bの外周面と同一面に設けられ、かつ
端子13,14の角部が補助巻回部5a,5bに
より被われているため、上記端子13,14との
摺接にもとづくコイル31の損傷や断線のおそれ
はない。
34,35は電気的絶縁性を有する磁性体、た
とえばフエライト系の永久磁石で、この永久磁石
は上記リード片16の基部17を挾持するように
壁部6aと補助巻回部5a,26aとの間にN
極・S極を同方向に向けて圧入される。
37a,37bは先端38a,38bに銀等の
接点材料を取付けた導電性でかつ磁性を有する継
鉄で、第1スプール1の壁部6a,6b間に圧入
され、その下面は上記壁部6a,6bの段部7
a,7bに当接し、一端部内側面で上記永久磁石
34,35を挾着するとともに、他端部先端38
a,38bで上記リード片16先端16aを間に
対向して接点部42を構成している。なお、継鉄
37bの下面に突設した突起39bは端子12に
スポツト溶接にて接続される。
44,45は第2スプール20の鍔部23a,
23bと壁部6a,6bとの間に充填された一次
密封用の合成樹脂で、充填時において比較的高い
粘度(例えば30ポアズ)を有する。鍔部23aと
壁部6aとの間に充填された樹脂44は永久磁石
34,35の上面および補助巻回部5a,26a
の内側に流れ込み、さらに両スプール1,20の
接合面に設けた連通孔からコイル31の巻回部内
に流れ込んで固化する。一方、鍔部23bと壁部
6bとの間に充填された樹脂45は継鉄37a,
37bの上面および補助巻回部5b,26bの内
側に流れ込み、接点部42の周囲を完全密封する
と共に、上記と同様に両スプール1,20の接合
面に設けた連通孔からコイル31の巻回部内に流
れ込んで固化する(第4図参照)。
47は略コ字形に折曲されたシールド板で、側
方から第1スプール1の壁部6aの外側面の凹部
8に嵌め込まれ、第1スプール1の鍔部3a下面
と第2スプール20の鍔部23a,23b上面の
凹部24a,24bとを上下から挾持するように
なつている。
上記のごとく組立てられた駆動部本体を所定形
状に打ち抜かれたリードフレーム50上に載置
し、第1スプール1にインサートされた端子1
1,12,13,14をそれぞれリード端子5
1,54,55,56に、継鉄37a下面の突起
39aをリード端子53に、かつシールド板47
の突片48をリード端子52にスポツト溶接にて
接続する。この状態のまま、第2図〜第6図中一
点鎖線で示すごとく、本体をエポキシ樹脂により
低圧成形し、本体を完全密封するとともに外形部
59を構成する。このとき、スプール1,20内
部の可動部とくに接点部42は上記充填樹脂4
4,45により一次密封されているので、低圧成
形時のエポキシ樹脂が上記接点部42に侵入する
心配がなく、しかも上記充填樹脂44,45がコ
イル巻回部に流れ込み、両スプール1,20の胴
部2,21の接合部を密封しているので、エポキ
シ樹脂が胴部2,21の接合部からリード片16
を収納した溝部4,22内に侵入する心配もな
い。上記低圧成形の後、リードフレーム50の枠
部57と連接部58と切除して各リード端子51
〜56を分離させ、各リード端子を下方に折曲し
て所望の密封型電磁継電器とする。
上記構成の密封型電磁継電器はラツチングタイ
プとしたもので、常態においてリード片16の先
端16aは永久磁石34あるいは35の磁束によ
り先端38aあるいは38bに接触し、リード片
16と継鉄37aあるいは37bとが導通してい
る。いま、第4図に示すように、永久磁石35の
磁束によつて継鉄37bの先端38bとリード片
16の先端16aとが接触しているとき、コイル
31に永久磁石35の磁束とは反対方向に励磁す
る電流を流すと、リード片16の先端16aは継
鉄37bの先端38bと反発し、永久磁石34の
磁束によつて継鉄37aの先端38aに吸引さ
れ、リード片16の先端16aは継鉄37aの先
端38aに接触してリード片16と継鉄37aと
が導通する。コイル31の励磁を取り去つてもこ
の状態は保持され、元の状態に復帰させるにはコ
イル31を逆方向に励磁ればよい。
なお、リード片16の基部17を挾持して磁気
回路を構成する材料としては、必ずしも永久磁石
34,35に限定するものではなく、いずれか一
方を永久磁石に代えて電気的絶縁性を有する磁性
体とすれば、コイルの消磁とともに復帰するシン
グルステイブルタイプの電磁継電器として使用す
ることもできる。
本発明におけるガイド部としては、実施例のご
とき断面三角形状の傾斜突起9a,9bに限らず
断面半円形状の突起でもよく、あるいはV字溝で
もよい。また、スプールは上下に二分割したもの
に代えて、従来同様上下一体のものでもよい。
以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、鍔部の両外側面に胴部と連通する補助巻回部
を設けたので、コイル巻回時の弛みや過大な張力
が吸収され、本巻線の乱れや断線を防止すること
ができる。しかも、上記補助巻回部の外周面にコ
イル端子を露出するように設け、また、補助巻回
部を構成する鍔部の下部内方にコイルを中央にガ
イドするガイド部を設けたので、コイルを多数個
のスプールに連続的に巻回した状態でコイル端子
に接続できるとともに、補助巻回部に巻回された
コイルは偏ることなく正確にコイル端子に接続さ
れ、断線や脱落の心配はない。したがつて、スプ
ールへのコイル巻回作業を完全自動化することが
でき、作業能率は大巾に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる電磁石用スプールを適
用した密封型有極電磁継電器の分解斜視図、第2
図は正面図、第3図は平面図、第4図は第2図の
―線断面図、第5図は第3図の―線断面
図、第6図は第3図の―線断面図である。 1…第1スプール、2…胴部、3a,3b…鍔
部、4…溝部、6a,6b…壁部、9a,9b…
傾斜突起(ガイド部)、11,12,13,14
…インサート端子、16…リード片、17…基
部、20…第2スプール、21…胴部、22…溝
部、23a,23b…鍔部、25a…コイル導入
部、25b…コイル導出部、31…コイル、32
a…巻初め部、32b…巻終り部、34,35…
永久磁石、37a,37b…継鉄、38a,38
b…先端、42…接点部、44,45…充填樹
脂、50…リードフレーム、51〜56…リード
端子、59…外形部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鍔部の両外側面にコイルの巻初め部および巻
    終り部を巻回するための補助巻回部を設け、上記
    鍔部に補助巻回部と胴部とを連通するコイル導入
    部およびコイル導出部を設けるとともに、上記補
    助巻回部の外周面に上記巻初め部および巻終り部
    が接続されるコイル端子と該端子の近傍に上記巻
    初め部および巻終り部を上記端子の中央方向にガ
    イドするガイド部とを設けたことを特徴とする電
    磁石用スプール。 2 上記ガイド部がスプールに一体に設けられた
    断面三角形状の傾斜突起であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の電磁石用スプール。
JP6048678A 1978-05-20 1978-05-20 Spool for electromagnet Granted JPS54152157A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6048678A JPS54152157A (en) 1978-05-20 1978-05-20 Spool for electromagnet

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JP6048678A JPS54152157A (en) 1978-05-20 1978-05-20 Spool for electromagnet

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Publication Number Publication Date
JPS54152157A JPS54152157A (en) 1979-11-30
JPS6129521B2 true JPS6129521B2 (ja) 1986-07-07

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ID=13143649

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