JP2533214B2 - 二捲線継電器 - Google Patents

二捲線継電器

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JP2533214B2 JP2052030A JP5203090A JP2533214B2 JP 2533214 B2 JP2533214 B2 JP 2533214B2 JP 2052030 A JP2052030 A JP 2052030A JP 5203090 A JP5203090 A JP 5203090A JP 2533214 B2 JP2533214 B2 JP 2533214B2
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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 双安定形有極継電器の如き二捲線継電器のコイル端子
構造に関し、 構成部品点数の削減と組立作業の容易化によって生産
性の向上を図ることを目的とし、 ボビンに二層に巻回されたコイルを有する二捲線継電
器であって、コイル軸方向片側のコイル引出線側端部か
ら該コイル巻回域を除いて幅方向両側とコイル引出線側
とに膨らむように前記ボビンに形成された2個のブロッ
ク状領域のそれぞれに、前記コイルそれぞれの各両端に
繋がるコイル端子が、その一端が上記コイル引出線に接
続され他端が該ボビン装着面から突出するように対をな
して平行に植設され、該ボビンを位置決めして装着する
ベースに該ボビンを装着したときに、上記コイル端子の
他端が該ベース対応位置に設けられた貫通孔への挿入に
よる先端突出状態で、該ベースに固定し得るように構成
する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は双安定形有極継電器の如き二捲線継電器に係
り、特にコイル端子部分の構成部品点数を削減して組立
作業を容易化し且つ特性の低下を抑制することで生産性
の向上を図った二捲線継電器のコイル端子構造に関す
る。
一般に使用される双安定形有極継電器はボビンに二つ
の捲線を有する二捲線タイプが主流を占めているが、か
かる二捲線継電器では二捲線コイルそれぞれの引出線と
コイル端子との接続処理が複雑で且つ接続作業時のフラ
ックス飛び散りやフラックスが溶け込んだ洗浄液による
洗浄時の汚染等によって特性が低下することがあるため
その解決が望まれている。
〔従来の技術〕
第2図は従来の二捲線有極継電器のコイル端子構造例
を示す図であり、(a)は組立前の状態を示す図,
(b)は組立後を示す図である。
なお図では理解し易くするため、コイル端子構造に関
する主要部を拡大し接点部についてはその構成を概念的
に表わしている。
(a)で、ボビン完成体1は二層に捲線されたコイル
2と該コイル2で形成される図示されない磁気回路部,
ボビン3および該ボビン3の二箇所の所定位置に固定さ
れた中継端子4a,4bとで構成されている。
そして上記コイル2の例えば一層目コイルの引出線2
a,2a′の内の2aは上記中継端子4aに巻き込んだ上で半田
付け処理されまた他方の引出線2a′は自由端となってお
り、また二層目コイルの引出線2b、2b′の内の2bは上記
中継端子4bに捲き込んだ上で半田付け処理され他方の引
出線2b′は自由端となっている。
一方上記ボビン完成体1ひいてはボビン3が嵌合する
有底孔5aを備えたベース完成体5には、上記コイル2の
各引出線2a,2a′,2b,2b′を接続するコイル端子6a,6a′
および6b,6b′がそれぞれ所定位置に配設されている。
なお該ベース完成体5に装着されている可動バネ7は
その一端が該ベース完成体5に固定され他端側に図示さ
れない接点が固定されているものであり、該図示されな
い接点を挟む両側には固定接点8a,8bがそれぞれ独立し
た図示されない外部接続端子を備えて該ベース完成体5
に装着されている。なお7aは該可動バネ7の外部接続端
子を表わしている。
そこでベース完成体5の有底孔5aの部分に上記ボビン
3の所定領域を印aのように嵌合させながら挿入し、
前記中継端子4a,4bを上記コイル端子6a,6bの端部に設け
た凹部Aに嵌め込んだ状態で該部分Aを半田接続すると
共に、他の引出線2a′,2b′の各自由端をコイル端子6
a′,6b′にそれぞれ巻き付けて半田接続すると(b)に
示す状態とすることができる。
ここで上述したコイル2に所定の電気的負荷を付与す
ると、該コイル2で形成される磁気回路で上記可動バネ
7が固定接点8aと8b間を矢印bのように移動するため、
外部接続端子7aと固定接点8a間または外部接続端子7aと
固定接点8bの間が切り換えられることになり、所要の継
電器本体を得ることができる。
しかしかかる端子構造の場合には、片側の引出線2a,2
bを中継端子4a,4bを経由してコイル端子6a,6bに接続す
るため該中継端子4a,4bが必要になると共に、該中継端
子4a,4bとコイル端子6a,6bおよび引出線2a′,2b′とコ
イル端子6a′,6b′間をそれぞれ半田接続する際に飛散
するフラックスが上記の可動バネ7の接点部や固定接点
8a,8b等に付着したり,継電器本体完成後のフレオン等
による洗浄の際に該フラックスが洗浄液に溶け込むため
上記の可動バネ7の接点部や固定接点8a,8b等を汚染す
ることがあり、結果的に特性を低下させることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の二捲線継電器のコイル端子構造では、中継端子
を必要とするため低価格化が阻害されると言う問題があ
り、また半田接続作業時のフラックスの飛散や洗浄時の
洗浄液へのフラックスの溶け込み等によって継電器とし
ての特性が低下する等生産性の向上が期待できないと言
う問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点は、ボビンに二層に巻回されたコイルを有
する二捲線継電器であって、コイル軸方向片側のコイル
引出線側端部から該コイル巻回域を除いて幅方向両側と
コイル引出線側とに膨らむように前記ボビンに形成され
た2個のブロック状領域のそれぞれに、前記コイルそれ
ぞれの各両端に繋がるコイル端子が、その一端が上記コ
イル引出線に接続され他端が該ボビン装着面から突出す
るように対をなして平行に植設され、該ボビンを位置決
めして装着するベースに該ボビンを装着したときに、上
記コイル端子の他端が該ベース対応位置に設けられた貫
通孔への挿入による先端突出状態で、該ベースに固定し
得る二捲線継電器によって解決される。
〔作 用〕
コイル引出線と半田接続されているコイル端子を含む
ボビン完成体を接点部等の駆動機構部が配設されている
ベース完成体に挿入固定するだけで継電器本体を得るこ
とができれば、組立作業時の半田付け作業をなくすこと
ができる。
そこでベース完成体と組み立てる前に予め該ボビン完
成体を洗浄しておくことで、フラックスの接点部や駆動
機構部への飛散をなくすことができると共に継電器本体
洗浄時の接点部や駆動機構部への汚染を抑制することが
できる。
本発明では、二捲線の各引出線に対応する4個のコイ
ル端子が配設されているボビンに二捲線のコイルを図示
されない磁気回路と共に装着し、各引出線と4個のコイ
ル端子を予め半田接続することでボビン完成体を構成し
ている。
この場合には、上記4個のコイル端子に対応する位置
に貫通孔を備えたベース完成体に上記ボビン完成体を挿
入し固定することで継電器本体を完成させることができ
る。
従って中継端子をなくすことができると共に、継電器
本体の組立作業時に半田接続作業がないためフラックス
の接点部や駆動機構部への飛散や継電器本体洗浄時の接
点部や駆動機構部への汚染を抑制することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明になる二捲線継電器のコイル端子構造
例を示す図であり、(A)は組立前の状態を示す図,
(B)は組立後の状態を印c方向から見て示したもの
である。
なお図ではコイル端子構造に関する主要部について表
わしている。
図の(A)で、ボビン完成体11はボビン13と該ボビン
13に第2図同様に二層に捲線されたコイル12および該ボ
ビンに第2図同様に設けられた磁気回路部とで構成され
ている。
そしてこの場合の該ボビン13には、そのコイル軸方向
片側のコイル引出線側端部から該コイル巻回域を除いて
幅方向両側とコイル引出線側とに脹らむ2個のブロック
状領域が形成されており、該各ブロック状領域のそれぞ
れに、一端が上記コイル引出線と接続され外部接続域と
なる他端が該ボビン装着用のベースの方向に突出するよ
うに平行に対をなして植設されている。
そして上記コイル12の例えば一層目コイルの引出線12
a,12a′の内の12aは上記コイル端子14aに巻き込んだ上
で半田付け処理されまた他方の引出線12a′はコイル端
子14a′に巻き込んだ上で半田付け処理されており、ま
た二層目コイルの引出線12b,12b′の内の12bは上記コイ
ル端子14bに同様に半田付け処理されまた他方の引出線1
2b′はコイル端子14b′に同様に半田付け処理されてボ
ビン完成体11が構成されている。
一方上記ボビン完成体11と組み合わさって継電器本体
を構成するベース完成体15は、ベース16と該ベース16に
装着されている接点,接点駆動機構部とで構成されてい
るものであり、特に上記ボビン13の一部が嵌合する形状
の有底孔16aを備えたベース16の該有底孔16aの領域に
は、上記各コイル端子14a,14a′および14b,14b′と対応
する位置に該コイル端子14a,14a′および14b,14b′が例
えば圧入等の手段で挿入して固定できる貫通孔17a,17
a′および17b,17b′が形成されている。
なお該ベース16の図示されない領域には上記ボビン完
成体11の磁気回路で動作する接点と接点駆動機構部が配
設されていることは第2図で説明した通りである。
そこでベース16の有底孔16aの領域に、フレオン等で
予め洗浄された状態にある上記ボビン完成体11の各コイ
ル端子14a,14a′および14b,14b′を貫通孔17a,17a′お
よび17b,17b′と対応させて矢印dのように挿入し、該
各コイル端子14a,14a′および14b,14b′を貫通させて固
定することで所要の継電器本体を得ることができる。
かかる構成になるコイル端子構造の場合では、第2図
で説明した中継端子4a,4bが不要であると共に、継電器
本体として組み立てるときに半田付け作業を行う必要が
ないためフラックスが接点部や駆動機構部等に付着する
ことがなく更に洗浄処理が終了したボビン完成体11をベ
ース完成体15と組み合わせるため組立後の継電器本体洗
浄工程でも洗浄液の汚れによる接点部や駆動機構部等の
汚染が抑制できる生産性のよい端子構造を実現すること
ができる。
なおかかる構成で各コイル端子14a,14a′および14b,1
4b′を同一ボビン13に配設する場合、(A)を印c方
向から見た(B)図に示すように引出線12a,12bを接続
するコイル端子14a,14bの間のピッチp1と引出線12a′,1
2b′を接続するコイル端子14a′,14b′間のピッチp2
は必ずしも等しくすることができず、従ってベース16の
有底孔16aの領域に上記ボビン完成体11のボビン13を挿
入した状態ではコイル端子14a,14bのみは点線dで示す
ようにコイル端子14a′,14b′と異なった位置(図では
内側)に位置することになる。
一方、継電器等電子デバイス分野では一般に外部接続
端子の外部に露出する部分すなわち外部回路と接続する
部分を二列に整列して配置することが望まれている。
そこでかかる場合には、コイル端子14a′,14b′の内
側に位置するコイル端子14a,14bの点線で示す部分を、
矢印eのようにその根本部分で外側に折り曲げて該コイ
ル端子14a,14b間の露出する部分のピッチp1′をコイル
端子14a′,14b′間のピッチp2と合致させることで上述
した要求に対処することができる。
〔発明の効果〕
上述の如く本発明により、コイル端子部分の構成部品
点数を削減して組立作業を容易化し且つ特性の低下を抑
制することで生産性の向上を図った二捲線継電器を提供
することができる。
なお本発明の説明に当たっては内側に位置するコイル
端子を外側に折り曲げて外側に位置するコイル端子の端
子間ピッチに合致させる場合について行っているが、逆
に外側のコイル端子を内側に折り曲げても全く同等の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる二捲線継電器のコイル端子構造例
を示す図、 第2図は従来の二捲線有極継電器のコイル端子構造例を
示す図、 である。 図において、 11はボビン完成体、12はコイル、 12a,12a′,12b,12b′は引出線、 13はボビン、 14a,14a′,14b,14b′はコイル端子、 15はベース完成体、16はベース、 16aは有底孔、 17a,17a′,17b,17b′は貫通孔、 をそれぞれ表わす。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンに二層に巻回されたコイルを有する
    二捲線継電器であって、 コイル軸方向片側のコイル引出線側端部から該コイル巻
    回域を除いて幅方向両側とコイル引出線側とに膨らむよ
    うに前記ボビンに形成された2個のブロック状領域のそ
    れぞれに、前記コイルそれぞれの各両端に繋がるコイル
    端子が、その一端が上記コイル引出線に接続され他端が
    該ボビン装着面から突出するように対をなして平行に植
    設され、 該ボビンを位置決めして装着するベースに該ボビンを装
    着したときに、上記コイル端子の他端が該ベース対応位
    置に設けられた貫通孔への挿入による先端突出状態で、
    該ベースに固定し得るように構成されていることを特徴
    とする二捲線継電器。
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JP6657692B2 (ja) 2015-09-11 2020-03-04 オムロン株式会社 電磁石装置およびこれを用いた電磁継電器

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