JPS61293470A - 腹膜透析装置およびそのコネクタ - Google Patents

腹膜透析装置およびそのコネクタ

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JPS61293470A
JPS61293470A JP61084025A JP8402586A JPS61293470A JP S61293470 A JPS61293470 A JP S61293470A JP 61084025 A JP61084025 A JP 61084025A JP 8402586 A JP8402586 A JP 8402586A JP S61293470 A JPS61293470 A JP S61293470A
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coupled
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は腹膜透析装置およびこのコネクタに関するもの
である。
最終段階の腎臓病患者は血液透析あるいは腹膜透析によ
ってのみ生存できることが知られている。
この腹膜透析は連続的に行ないかつ歩行可能な方法が開
発されたため、最近はまた有力な療法挾術となってきた
。このいわゆるCAPD法(連続歩行腹膜透析@)は2
乃至3日の間隔で外部血液循環装置を備えた血液透析装
置による血液透析と異なり、患者の腹膜にカテーテルを
埋め込み、このカテーテルの端部を下腹部から突出させ
る。このカテーテルの端部は所定の間隔でl[m透析を
行なう間に、無菌の透析溶液を内包した容器に結合され
る。
通常は腎臓により分離される尿素等の代謝物質は、腹膜
を介して透析されて透析液内に取り込まれ、したがって
腹膜が半透膜として用いられる。
透析液の容器とカテーテルとの間の結合はコネクタを介
して行ない、雌コネクタ部材はカテーテルに常時結合さ
れて患者側に保持され、この雌コネクタ部材に無菌の状
態で結合される雄コネクタは関連の透析液を充填した容
器の所定の長さの可撓性配管の端部に配設される。
本発明の対象とする透析装置、すなわち導入用開口を設
けた第1コネクタ部材とこの導入用開口内に導入可能な
中央管部を設けた第2コネクタ部材とを有するコネクタ
と、これらの2つのコネクタ部材の一方にあって透析液
を内包した第1容器に結合される第1可撓性配管に結合
する第1結合部と、前記2つのコネクタの他方にあって
腹膜カテーテルに結合可能な第2可撓性配管に結合する
第2結合部と、前記2つのコネクタ部材の1にあって第
3可撓性配管と第2容器とに結合する第3結合部と、第
1および第3可撓性配管をクランプ止めする少なくとも
21個のクランプとを備えた腹躾透析装置による2容器
式システムでは、使用された透析液は腹膜からドレンと
して排出され、この場合雄コネクタ部材と充填容器間に
Yピースが配設され、このYピースの自由結合部に空容
器が結合される。雌コネクタ部材と下腹部人口間、Yピ
ースとlI!膜カテーテル間、およびYピースと空容器
間のいずれにも例えばローラクランプ等の閉鎖部材が設
けられている。これらのローラクランプを開閉すること
により、以下の流体通路が開閉する。
すなわち、コネクタを介する充満容器から腹膜コネクタ
を介する充満容器がら空容器、および腹膜から空容器の
流体通路である。
腹膜透析を行なう場合、細菌の混入による感染を防止す
るため、完全に無菌状態とすることが最も重要かつ基本
的な事項である。可撓性配管を介して充満容器に結合さ
れる雄コネクタ側については、この雄コネクタは充満容
器と共に一体のユニットとして無菌状態で製造されかつ
包装され、一度使用した後は捨てられあるいは可撓性配
管が容器から分離できる場合には2回目の使用前に殺菌
できるため、何等の問題は生じない。しかし、腹膜のカ
テーテルに常時結合されかつ患者が持ち運びすることと
なる雌コネクタ部材については、各透析の前後に充分殺
菌する必要があり、これは例えば雌コネクタとこの雌コ
ネクタ側のYピースとの間の結合部を適宜の消毒剤に浸
しあるいは吹付け、この後に無菌状態で閘じるカバーで
シールする。これらの消毒剤は常に生理的に中性である
とはいえず、したがって透析を行なう前にこの雌コ、 
ネクタを充分にフラッシングする必要がある。このフラ
ッシングは例えばYピースと腹膜カテーテル間の結合部
を閉じて、最初にコネクタとYピースとを介して充満容
器から空容器に新しい透析液を送り、雌コネクタ内の消
毒剤を充満容器を開いたとき(例えば破断用のコーンを
壊したとき)に生じる何等かの残留粒子と共に空容器内
に押し流される。
この場合、腹膜カレーチルに連通するYピースの結合部
内にある程度のデッドスペースを残して透析液が充満容
器から空容器に流れ、このために消毒剤あるいは粒子、
場合によっては細菌がこの部分に残り、フラッシングを
行なうのが極めて困難である。したがって、全システム
を充分にフラッシングするためには比較的長時間かけて
行ない、この透析液を廃棄する必要がある。このため、
透析に要する時間が不必要に長くなり、フラッシングの
ためにのみ使用する透析液の消費量がかなり多くなる。
この形式の装置は欧州特許公報第29526号に記載さ
れている。この装置は何等の保護がなされてない簡単な
コネクタを備え、この2個のコネクタ部材は手で嵌め込
み結合することにより結合するものである。前記のコネ
クタ部材は可撓性配管に結合する結合部材を備え、2個
のコネクタ部材の一方は更に結合部を備え、したがって
主流体通路からY字状に分岐する。この点に間して、こ
の欧州特許公報に記載の装置は上記のものと変らず、し
たがって配管システム内にデッドスペースあるいは消毒
剤が残り、患者に全く危険がないというものではない。
更に、ドイツ実用新案筒7,834.790号および欧
州特許公報第116986号には腹膜透析のコネクタが
記載されている。しかし、このコネクタはそれぞれ1の
結合部のみを有し、結合した状態ではフラッシングある
いは透析液の除去を行なうことができない。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたもので
、結合部を無菌状態とし、全配管のフラッシングを可能
とし、コネクタの汚染の防止を可能とする腹膜透析装置
およびコネクタを提供することを目的とする。
本発明によると、導入開口を設けた第1コネクタ部材と
この導入開口内に導入可能な中央管部を設けた第2コネ
クタ部材とを有するコネクタと、これらの2つのコネク
タ部材の一方にあって透析液を内包した第1容器に結合
される第1可撓性配管に結合する第1結合部と、前記2
つのコネクタの他方にあって腹膜カテーテルに結合可能
な第2可撓性配管に結合する第2結合部と、前記2つの
コネクタ部材の1にあって第3可撓性配管と第2容器と
に結合する第3結合部と、第1および第3可撓性配管を
クランプ止めする少なくとも2個のクランプとを備えた
腹膜透析装置において、前記第2コネクタ部材の中央管
部が大径の外側スリーブで囲まれ、第1コネクタ部材が
その外周部を環状シールで囲まれ、この環状シールが前
記外側スリーブの内面と共にコネクタの内部をシールす
るシール手段を形成し、前記第3結合部が外側スリーブ
から延在する腹膜透析装置が提供され、更に、この腹膜
透析装置の雄結合部材であって、外部スリーブで局部を
覆われかつこの外部スリーブに係合される中央管部を備
え、この中央管部が外部スリーブに配設された第1結合
部に流体結合し、更に、前記外部スリーブ上に第2容器
に結合する結合部が設けられる雄結合部材が提供される
本発明による腹膜透析装置によれば、従来の欠点であっ
たYピースが不要となり、フラッシング液あるいは使用
後の透析液を収容する空容器の第3結合部は、新しい透
析液の結合部とは別に雄コネクタ部材に設けられる。
雌コネクタ部材は閉鎖部材を備え、この閉鎖部材は充満
容器から腹膜への流体通路を常時閉じる。
したがってこの閉鎖手段により、雄および雌コネクタ部
材の結合部の第1段階で閉スペースが形成され、この閉
スペースは供給(充満容器から)、排出(空容器へ)お
よび閉鎖部材の上側の雌コネクタ部材内に配設される8
!lI剤で一部充填される。
この第1段階では雄コネクタの中央管部はまだ閉鎖部材
を開かない。例えば結合管路中における閉じ手段の破壊
用コーンを破壊して充満!器を開くと、この充満容器か
らの新しい透析液が第1結合部を介して閏スペースに入
る。この間スペース内の消毒剤および粒子は雄コネクタ
の第3結合部を介して流入してきた新しい透析液で押し
流され、空容器内に入る。この間スペースは全周部を平
坦面で仕切られているため、多少の時間とも消毒剤ある
いは細菌が残留するデッドスペースは形成されず、した
がって消毒剤の除去およびこのスペースのフラッシング
に要する時間およびフラッシング液を最少とすることが
できる。
コネクタ内にデッドスペースが形成されるのを防止する
ため、雌コネクタ部材の導入開口部、すなわち雄コネク
タ部材内に挿入される部分の開口の極近部にシール部材
を配置し、雌および雄コネクタを互いに嵌合したときに
アンダーカット部を形成しないようにする。
本発明の詳細、特徴および利点は添9付図面を参照して
説明する以下の記載より明らかとなる。
第1図に示すように、腹膜透析装置である2容器システ
ム2は第1コネクタ部材すなわち雌コネクタ部材4と第
2コネクタ部材すなわち雄コネクタ部材6とを有するコ
ネクタを備え、これらのコネクタ部材は第1図では互い
に分離して示しである。雄結合部材すなわち雄コネクタ
部材6は一側でシールされた円筒状部材として形成され
、シール側の端部には配管すなわち供給管路1ρを結合
する第1結合部8を有し、この供給管路10は新しい透
析液を内包した容器12に結合されている。
この容器12の領域における供給管路10内には開放可
能な閉じ部材14が設けられ、この閉じ部材14は容器
12を供給管路10から密封し、例えば破断部を破壊す
ることにより必要なときに開くことができる。
図から明らかなように、第1結合部8は雄コネクタ部材
6の外側から収容部18内まで管部16と同軸状に延設
される。この収容部18は中央管部16と保護スリーブ
19との間に設けられ、このスリーブ19は管部16の
周部に係合しかつこの管部16の回りに配設される。管
部16の前部17は保護スリーブの縁部から充分11隔
して何等の接触をも生じないように配置される。更に、
管部16の前部17の近部には、少なくとも10半径方
向開口23が設けられるのが好ましい。供給管路10は
第1結合部8に対して縮径、接着、ルアー(Iuer 
connectin) 、クランプ結合等適宜の通常の
方法により行なうことができる。
第1図の実施例では、雌コネクタ部材4は中空の円筒状
の導入部20を備え、この導入部20は導入開口22を
備えている。導入部20の外径は、この雌コネクタ部材
4が雄コネクタ部材6の収容部18内に僅かな間隙を介
して導入できるような寸法に形成される。雌コネクタ部
材4と雄コネクタ部材°6との間の液密結合を形成する
ため、雌コネクタ部材4の導入間口22の極近部に環状
のシール部材24が配置され、このシール部材24は例
えば0リングで形成することができる。雌コネクタ部材
4の側には、導入開口部22の反対側に第2結合部26
が設けてあり、この結合部26により、雌コネクタ部材
4は供給管路28を介して図には示してない腹膜カテー
テルに結合することができる。雌コネクタ部材4の導入
用同口22は第1図に示す取り外し可能なキャップ30
で密封され、したがって、この雌コネクタ部材4はほぼ
円形断面を有する中空の円筒状形状を有し、一端に導入
用開口22が形成され、他端はチューブ結合部26に向
けてテーバ状に形成される。
更に半径方向開口23は、中央管部16に前部17から
結合部8に向けて延設された1又は複数の同様な機能を
有するスロットとすることも可能である。
雌コネクタ部材4の導入用関口22と第2結合部26と
の間には閉鎖部材32が配設されており、この閉鎖部材
は適宜の機械的な力の作用により第2結合部26の方向
に開き、導入用開口22から第2結合部26の方向に流
体通路を形成する。この閉鎖部材32は例えばドイツ特
許公報第3.210,148号に記載の星形状スロット
を有する弁板どすることができる。
雄コネクタ部材6は第3結合部34を備え、この第3結
合部34は第1結合部8の領域に設けられるのが好まし
く、この第3結合部34に空容器38への供給管路36
が結合あるいは結合可能とされる。空容1$38は腹腔
からの使用済みの透析液あるいは充満容器12からのフ
ラッシング液を収容する作用をなす。雄コネクタ部材6
の近部において、供給管路1oおよび供給管路36の両
者にそれぞれ遮断部材40.42が配設されている。
これらの遮断部材40.42は例えばローラあるいはピ
ンクランプ状とすることができ、それぞれの管路10.
38を遮断しあるいは開く。
次に、第2図乃至第4図を参照して上記の2容器システ
ムの作用を説明する。
患者に腹膜透析を行なうときは、雌コネクタ部材4から
キャップ30を取り外して雌コネクタ部材4の導入用開
口22を開ける。閉鎖部材32の上側の部分は通常消毒
剤で充満されているかあるいは後から消毒剤を吹き付け
られ、そして新しい透析液を供給する前に充満容器12
がら空容器38にフラッシングされる。このため、雌コ
ネクタ部材4からキャップ30を取り外した後、この雌
コネクタ部材4が雄コネクタ部材6の収容開口部21内
に第2図に示す第1結合段階となるように挿入される。
すなわち、雌コネクタ部材4のOリングが雌コネクタ部
材6の保護スリーブ19の内周壁25に密封係合し、雌
コネクタ部材6、Oリング24および閉鎖部材32とで
閉スペース44を形成する。第2図に示す第1結合段階
とする雌コネクタ部材4の雄コネクタ部材6内への導入
は、例えば図示しないねじ結合等により支えかつ固定す
ることができる。なお、この第1結合段階では、管部1
6の前部17は閉鎖部材32を開かない。
したがって第2図の第1結合段階では、雄コネクタ部材
6は雌コネクタ部材4の導入用開口22内に延設され、
管部16の開口46は閉鎖部材32の上側に配置され、
る。
この第2図に示す第1結合段階はフラッシング位置であ
る。
使用済みの透析液を腹腔から空容器38内に排出する前
、および、充満容器12から新しい透析液を腹腔に供給
する前に、特に閉スペース44がら消毒剤を除くために
フラッシングを行なう。このため、供給管路10.36
における遮断部材すなわち2個のローラクランプ40.
42を開き、充満容器12の閉じ部材14がら空容器3
8への流路を形成する。この後、閉じ部材14の破壊用
コーン部を破いて充満容fi12を開き、充満容器12
から供給管路10および管部16を介して新しい透析液
を流出させる。この透析液は第2図に矢印で示すように
管部16の半径方向開口23および開口46から閉スペ
ース44に流れ、第3結合部34を介して空容器38内
に流れる。
したがって、閉スペース44内の消毒液および閉じ部材
14を開いたときに形成される粒子は充満容器12から
の新しい透析液により、閉スペース44がら空容器38
内に押し流される。このフラッシングを行なう場合、最
初に管部16の開口46を閉鎖部材32の上側に近接さ
せて配置し、閉スペース44をフラッシング液で完全に
充満して消毒剤を第3結合部34から空容6138内に
押し流すことにより、より効果的に行なうことができる
。また、管部16の内径あるいは開口46の径は第3結
合部34の内径よりも大きくし、充満容器12からの新
しい透析液により閏スペース44内にフラッシングによ
る圧力を形成することが好ましい。
雌コネクタ部材4の導入用関口22の近部に接近させて
0リング24を配設したことにより、閉スペース44内
には消毒液の残るデッドスペースおよびアンダーカット
部がほとんど形成されず、したがって閉スペース44を
充分かつ迅速にフラッシングすることができる。
フラッシングを完了した後、使用済みの透析液は患者の
腹腔から排出される。このため、最初に供給管路10の
O−ラフランプ40を作動して充満容器12から閉スペ
ース44への新しい透析液の供給を遮断する。空容器3
8への供給管路36におけるローラクランプ44は開い
たままである。
この後に雌コネクタ部材4は雄コネクタ部材6の収容部
18内に、第3図に示す第2結合段階となるまで更にね
じ込まれあるいは押し込まれる。
第3図に示すように管部16の前部17は閉鎖部材32
を開き、この閉鎖部材32は雌コネクタ部材4の第2結
合部26の方向に押圧される。管部16の半径方向開口
23は前部17から充分に離れて配置され、閉鎖部材か
ら結合部34を介する流路を阻害しない点で有利である
。したがって、チュービングすなわち管路28から、結
合部26、開放した閉鎖部材32、および管部16の開
口46と半径方向開口23を介して管路36&3よび空
容器38、あるいは結合部8への流路を形成する。この
流路に沿って使用済みの透析液が患者の腹腔からコネク
タ2を介して第3図に矢印で示すように空容器38に流
れ、遮断部材40は閉じたままとなる。
この雌コネクタ部材4と雄コネクタ6の第2結合段階は
嵌め込みドレン位置(1nlet drain+)O9
itiOn) t’ある。
使用済みの透析液が患者の腹腔から完全に排出されると
、使用済みの透析液で充満された容器38への供給管路
におけるローラクランプ42が閉じられ、ll!腔と容
器38間が遮断される。
そして第4図に示すように、供給管路10のローラクラ
ンプ40が開かれ、充満容器12から雄コネクタ6およ
び雌コネクタ4を介する患者の腹腔への流体流路が形成
される。雄コネクタ6内における雌コネクタ4の位置は
第3図に示す第2結合段階、すなわち閉鎖部材32が変
形して第2結合部材26の方向に開いた状態とほぼ同じ
であり、管a!116の開口46が管路28と連通する
。したがって、新しい透析液が充満容器12から第4図
に矢印で示すように患者の腹腔内に阻害されずに流れる
ことが可能となる。
充満容器12からこの内容物が患者の腹腔内に流れ込む
と、雄コネクタ6が雌コネクタ4から外され、再度第2
図の第1結合段階となる。このとき閉鎖部材32は弾力
で最初の位置に戻り、したがって患者の腹腔への開口が
閉じられる。この後、雌コネクタ部材4が最終的に雄コ
ネクタ部材6から外される。適宜の消毒剤を閉鎖部材3
2の上側部分に供給あるいは吹付け、導入用開口22を
消毒済みあるいは無菌状態とされたキャブ30で閉じる
充′a容器12、供給管路10、雄コネクタ部材6、供
給管路36および空容器38は1ユニツトとして形成さ
れかつ無菌状態にバック詰めされると、この雄コネクタ
側は無菌状態を保持できる点で有益である。このユニッ
トは欧州特許第50255等に記載されるような無菌の
保護容器である真空保護覆いで囲むことが好ましい。こ
のユニットを使用した後、すなわち透析を終えた後、結
合されていた雄コネクタ部材および容器12.38は廃
棄あるいは破壊する。
更に他の実施例では雄コネクタ6の中央管部16には半
径方向開口23を設けてない。この場合は閉鎖部材32
が開いて流通用の第1結合部を形成し、この結合部は上
記のように中央管部16およびこの管部16を介する第
2結合部を介して閉鎖部材32内に形成されるスロット
等を直接介してスペース44内に導かれる。
上記の2個のコネクタ部材を形成する材質は供給管路と
同様に、例えば生理的に中性のプラスチックあるいは金
属等の適宜のものを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例による2容器システムの各部
材の図式的な断面図、第2図はフラッシング作用を行な
う雌コネクタおよび雄コネクタ部材の第1結合段階を示
す説明図、第3因は腹腔から使用済みの透析液を空容器
に送る雌コネクタと雄コネクタ部材の第2結合段階を示
す説明図、第4図は容器から新しい透析液を腹腔内に送
る状態の第3図と同様な結合段階の説明図である。 2・・・2容器システム、4・・・雌コネクタ部材、6
・・・雄コネクタ部材、8・・・第1結合部、10.2
8゜36・・・管路、12.38・・・容器、14・・
・閉じ部材、16・・・管部、18・・・収容部、20
・・・導入部、22・・・導入用開口゛、23・・・半
径方向開口、24・・・シール部材、26・・・第2結
合部、30・・・キャップ、32・・・閉鎖部材、40
.42・・・遮断部材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導入用開口部を設けた第1コネクタ部材とこの導
    入用開口内に導入可能な中央管部を設けた第2コネクタ
    部材とを有するコネクタと、これらの2つのコネクタ部
    材の一方にあって透析液を内包した第1容器に結合され
    る第1可撓性配管部に結合する第1結合部と、前記2つ
    のコネクタの他方にあって腹膜カテーテルに結合可能な
    第2可撓性配管部に結合する第2結合部と、前記2つの
    コネクタ部材の1にあって第3可撓性配管部と第2容器
    とに結合する第3結合部と、第1および第3可撓性配管
    部をクランプ止めする少なくとも2個のクランプとを備
    えた腹膜透析装置において、前記第2コネクタ部材(6
    )の中央の管部(16)が大径の外側スリーブ(19)
    で囲まれ、第1コネクタ部材(4)がその外周部を環状
    シール(24)で囲まれ、この環状シールが前記外側ス
    リーブ(19)の内面(25)と共にコネクタの内部を
    シールするシール手段を形成し、前記第3結合部(34
    )が外側スリーブ(19)から延在されたことを特徴と
    する腹膜透析装置。
  2. (2)前記第2コネクタ部材が雌コネクタ部材であり、
    この雌コネクタ部材(4)は導入開口(22)と第2結
    合部(26)との間で閉鎖部材(32)を備える特許請
    求の範囲第1項に記載の腹膜透析装置。
  3. (3)前記中央の管部(16)の前部(17)は第3結
    合部(34)よりも第1雄コネクタ部材である雄コネク
    タ部材(6)の収容開口(21)に軸線方向に近接して
    配置される特許請求の範囲第1項に記載の腹膜透析装置
  4. (4)前記中央の管部(16)は少なくとも1の半径方
    向開口(23)を備え、この半径方向開口は2個のコネ
    クタ部材(4、6)が結合されたときに第2結合部と第
    3結合部との間を連通する特許請求の範囲第1項に記載
    の腹膜透析装置。
  5. (5)前記雌コネクタ部材(4)は外周面の導入開口(
    22)の近部に環状シール(24)を備え、この環状シ
    ール(24)は2個のコネクタ部(4、6)を結合した
    ときに液密でかつ細菌の混入を阻止する特許請求の範囲
    第1項に記載の腹膜透析装置。
  6. (6)前記雌コネクタ部材(4)の導入開口(22)は
    取り外し可能なキャップ(30)でシール可能である特
    許請求の範囲第1項に記載の腹膜透析装置。
  7. (7)前記雄コネクタ部材(6)の第1結合部(8)は
    第1ローラクランプ(40)により閉鎖可能な可撓性配
    管(10)を介して新しい透析液を充填した第1容器に
    結合され、前記雄コネクタ部材(6)の第3結合部(3
    4)は第2ローラクランプ(32)により閉鎖可能な第
    2可撓性配管(36)を介して空容器(38)に結合さ
    れ、全体が気密外被内で無菌状態とされる特許請求の範
    囲第1項に記載の腹膜透析装置。
  8. (8)導入開口を設けた第1コネクタ部材とこの導入用
    開口内に導入可能な中央チューブ部を設けた第2コネク
    タ部材とを有するコネクタと、これらの2つのコネクタ
    部材の一方にあって透析液を内包した第1容器に結合さ
    れる第1可撓性配管に結合する第1結合部と、前記2つ
    のコネクタの他方にあって腹膜カテーテルに結合可能な
    第2可撓性配管に結合する第2結合部と、前記2つのコ
    ネクタ部材の1にあって第3可撓性配管と第2容器とに
    結合する第3結合部と、第1および第3可撓性配管をク
    ランプ止めする少なくとも2個のクランプとを備えた2
    容器腹膜透析装置の雄結合部材であって、外部スリーブ
    で周部を覆われかつこの外部スリーブに係合される中央
    管部を備え、この中央管部が外部スリーブに配設された
    第1結合部(8)に流体結合し、更に、前記外部スリー
    ブ(19)上に第2容器(38)に結合する結合部(3
    4)が設けられていることを特徴とする雄結合部材。
  9. (9)前記中央管部(16)は少なくとも1の半径方向
    開口(23)を備える特許請求の範囲第8項に記載の雄
    結合部材。
  10. (10)前記第3結合部(34)は前記中央管部(16
    )の前面(17)よりも更に導入開口(21)から離隔
    して配設される特許請求の範囲第9項に記載の雄結合部
    材。
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